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カナディアン・ロッキードライブ 第二章 ロサンゼルスへ [カナディアンロッキー旅行記]

-Cruising (巡航)-
地上ではヨタヨタ進む、まるで赤子のハイハイのような感じだったB777-300ERは、Runway16Rに正対するや否や、まるで「鋼鉄の駿馬」のごとく空を駆け上がってゆく。
ベルト着用のサインが消えたので、NewStyle Club ANAの座席をリラックスモードに切り替える。煩わしい靴と靴下を脱ぎ去り、スリッパに履き替え、羽毛布団を拡げれば、10時間あまりの「空の旅」も快適である。オストド&メストドのシートは3A・C。
窓が3つ分で、前に席は無く、壁があるのみ。
CAより挨拶を受ける。「○○様、本日のご搭乗有難うございます。私・・・・・」やはり、PLTの威力は絶大だ。ダイヤだったら、もとすごいのかもしれない。
機内食1回目は、オストドが洋食・メストド1号は和食。
オストドはシーフードサラダやステーキを美味しく頂いたが、メストド1号は「あまり美味しくない」と言う。(罰が当たっても知らない。と言うより、あとで後悔することになる)2回目の機内食もオストドは洋食を美味しく頂く。眠り込んでいたメストド1号は、起きるのが遅れ、「洋食が品切れで、和食だけなんですが・・・・」の声に、無念のリタイヤ。(罰1回目)
もうまもなく、ロサンゼルス国際空港への到着である。

-Landing (着陸)-
8/12 AM11:35 (日本時間 8/13 AM3:35) 以後日本時間はJPTと表記。
定刻より25分遅れで、B777-300ERは、太平洋を渡り疲れ果てた翼を拡げ、ロサンゼルス国際空港へ無事着陸する。
延々ターミナルへ向け誘導路をヨタヨタ進む。
AM12:00 (JPT 8/13 AM4:00)降機。「お疲れ様!」
入国審査を受けるべく、お世辞にもキレイとは言えない改修中のトム・ブラッドレイ国際線ターミナルをひたすら歩く。入国に要した待ち時間はゼロ。いつもなら(去年なら)笑ってごまかしていたのだが、今回は「観光か?」とか「いつアメリカに戻ってくるんだ?」とか、「行き先はどこだ?」とか相次いで質問を受ける。
ここで、オストド痛恨のミス発生。税関申告書に同行家族をTWOと書かなければ、ならなかったのだが、記入漏れの為、入国審査官が「ONE」と記入してしまったのである。バゲージを受け取り、税関職員のところを抜けようとしたら、「一寸待て!彼のところへ行け!」と言われる。よく見れば、荷物検査官が「こっちへ来い」と呼んでいる。大人しくそこへ行くと、「荷物検査はしないから・・・」と言いながら、「ONE」を「TWO」に書き換え、コンピューターの記録を修正してくれたのである。
税関氏に「Thank’s」と言った所、「WellCame USA!」だって・・・・・
オストド達は乗り換え(トランジット)なので、出口を右側にスロープを登る。
スロープをでたところ左手より、バゲージを流す。(荷物は勝手に乗継の航空機に積み込まれる)出口を出て10時間ちょっとぶりに1服。目が廻る・・・・・・・。
シャトルバスで通常なら移動するのだが、逆廻りだし、歩いても数分なので、歩いてターミナル2へ向かう。ターミナル2の前でまたもや1服・2服。エスカレーターを上がり、出発フロアーへ。本来ならエアーカナダのカウンターになんぞ寄らなくてもいいのだが(LAX→YVRのボーディングパスは持ってるし・・・)、とりあえず、貯托荷物の件もあるので、エアーカナダのカウンターによる。このカウンターにいた男性は、ど素人らしく、ペーパーチケットの取り扱いははじめてだったらしい。
近くを通ったマネジャーを呼び、チェックインの仕方を習っている。マネージャー氏は
「今日、バンクバー経由でカルガリーへ行くんだね?」と確認すると、オストドの分の発券を終え、「後は解るな?」と行ってしまう。残された彼は理解できなかったらしく、
オストドのボーディングパスにはエアーチケットをステップルで留めたものを、メストド1号の分には新たに打ち出したボーディングパスに、ご丁寧にも成田で発券されたボーディングパスをステップルで留めて、「これでいいだろう。」とばかりに差出し、後は「バンクーバーでチェックインしてくれ」と言い放ったのである。
彼の仕草を一部始終見ていたオストドは、茶目っ気たっぷりに「この違い解らないかな?」とチケットを差し出したのである。彼は「間違えるはずないだろう」と言っていたので、「隣のLadyに確認したら?」と言うと、彼は間違いを指摘されたのである。
「ご愁傷様!」その後、マネージャーに呼ばれた彼が戻ってくることはなかった・・・・
オストド&メストド1号は、さっさと手荷物検査(靴も脱がされる)を受け、ゲート24を確認し、上階のメープルリーフラウンジへ。呼び鈴を押し、鍵を開けてもらい中へ入る。ミネラルウォーター・コーヒー・コーラ・トマトジュースと大量のポテチを摂取する。
PM14:25(JPT 8/13 AM6:25)ボーディング開始なので、10分前にゲートへ行くと、
Delay(遅れ)の表示。ラウンジに戻らずゲート付近のイスに腰掛る。カウンターで確認すると、カルガリー行きが遅れているので、ゲート変更とのことで、24aに変更と言われる。大人しく待つ。しばらくしてまた確認に行ったら、今度はゲート24に再変更と言われる。「ふ~ん。」とばかりに待っていたら、アナウンスが入り、「AC555は、ゲート22に変更」とのことで、またもや眠り込んでいるメストド1号をたたき起し、22ゲートへ行く。
PM14:50に出発予定が、結局1時間半遅れで出発とのこと。乗継に3時間以上空けておいて正解だったと思った瞬間であった。
PM15:40(JPT 8/13 AM7:40)ボーデイング開始。機体はEMBRAER 190である。
3D/F席(エグゼクティブクラスは9席のみ)
ウェルカムドリンクもなければ、ブランケットもない。コーラとミネラルウォーターを貰う。たかだか2時間40分のフライトなので、機内食はベジタリアンかコールドビーフのみ。両方を目の前に突き出され、「どっちがいい?」と聞かれる始末。
メストドはコールドビーフ。オストドはベジタリアンにライスが付いていたので、ベジタリアンフード。因みにコールドビーフの方は、牛肉(味付けなし)と下に半生のじゃがいもソテーが敷かれ生人参とコーン・いんげんの和え物?と焼きナス・トマトスライスなどに、オートミール&すごく弾力性に富んだパンとデザートチョコ。
ベジタリアンは、生人参・キューカンバ・生赤ピーマンのスティックに、カレー色をした五穀を混ぜたようなライスに柔らかめのパン。オートミール・弾力性のパン・チョコレートであった。(決して美味しいものではない。まさに「エサ」である)
メストド1号への罰がオストドにも落ちたらしい。

カナディアン・ロッキードライブ 第三章 バンクーバー経由カルガリーへ続く


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