カナディアン・ロッキードライブ 第十一章 バンフ~カルガリー国際空港 [カナディアンロッキー旅行記]
- トランス・カナダハイウェイをカルガリーへ -
PM1:30(JPT8/16AM6:30) とうとうロッキーを去るときが来てしまったようだ。
カーナビの目的地をキャンモアのインフォメーションセンターにセットして、車をスタートさせる。
次々に車窓を走り去るカナディアン・ロッキー。メストド1号も少し黙りこくっている。
感傷に浸っているみたいだ。
PM2:00 キャンモアのインフォメーションに到着。駐車場は3時間まで停めてOK!
(もちろん無料)散策しようと思ったのだが、車外に出て最後?のマイナスイオンを全身で吸収し、タバコを1本だけ吸う。(しつこいようですが、携帯灰皿持ってます。)
キャンモアの街で一服中に・・・・
PM2:30 なごり惜しいのだが、そろそろ日常生活に戻る準備をせねばならないのだろう。次の目的地カルガリーのオリンピックパークへ向け、車を走らせる。
カルガリー市内が近づくにつれ、交通量が増えてくるので、自然とスピードを控えめにしなければならない。
PM3:10 カルガリーオリンピック公園の駐車場に到着。ここも駐車料金は無料。
日本なら・・・・・と考えると無性に腹が立ってくる。
ジャンプ台などを真近に拝見し、センター内のギフトショップへ行く。
だが、やはり買うものは無かった。我が家の場合、記念に残るものはあまり買わない。土産だって敢えて「消耗材」つまりお菓子とかしか買わない。
旅の思い出の品を、他の人に押しつけても(俗にお土産と言うらしいが・・)、迷惑になるからであるし、旅に出た者だけがその光景を心に焼き付けておけばいいだろう。
レンタカーの返却はPM4:30。フライトはPM7:20発の予定なのだが、嫌な予感が走るので、メストド1号を車に急き立て、PM3:30 オリンピックパークを出発。
オリンピックパークにて
参加国の国旗。勿論日の丸もありましたよ。
ジャンプ台。あのようなところから飛べば、鳥になれるのでしょうか?
聖火ランナーの銅像。
1号線から、2号線へ入る。「このまま走ればエドモントンだし、もう一周したいな」とつぶやく。「また、来ればいいじゃない。今度はゆっくりと・・・」とメストド1号。
いよいよカルガリー空港への出口が見えてきた。空港を半周し、レンタカー返却場へ向かう。事前にAVISレンタカーのカルガリー空港返却の仕方の映像を見ていたので、(一応学習はするんです。)スムースに返却場所へ車を乗り入れる。
係員が見当たらないので駐車場を一周したけど・・・・・・
「カーリターン」と書いてある看板の下の車列に車を停める。燃料計はほぼゼロに近い。CDも忘れず取り出し手荷物に押し込む。トランクルームからスーツケースを引っ張り出す。係員の男性がポータブル端末を持ってやってくる。
ほぼ燃料計がゼロに近い計器を見ながら、ニヤリと笑い、「やったね。OKだよ。よい飛行を・・・」とレシートを渡しながら言ってくれる。「ありがとう」と答え駐車場の外へ行く。灰皿を見つけたので立て続けに2本タバコをふかす。
アメリカ線のカウンターへ行き、エグゼクティブカウンターでチェックイン。
ボーディングパスは、1D/F。「割れ物だから注意して」と頼み、「取り扱い注意」のダッグ、クレームタッグ。プライオリティータッグをつけてもらう。
荷物をガラガラ引きずりながら、アメリカの入国審査を受ける。
I-94はそのままパスポートに綴じこまれているので、税関申告書のみ提出。
「旅は楽しかったかい?」等と聞かれ、無罪放免。
荷物を係員に引渡し、手荷物検査へ進む。
このとき何気にボーディングパスを見ていたメストド1号が「あのさ、ボーディング時間5時25分になってるんだけど、確か7時20分発だよね。」「あん?そんな馬鹿な・・・」とボーディング時間を確認するとやはりPM5:25になっている。
「ちょ、ちょっと待ってな!」とおもむろにANAで発券されたチケットの控えを確認する
「う~ん。確かにチケットの時間は7時20分だけど・・・・カウンターで聞いてみるよ」
メストド1号とカウンターへ行くと、なんとPM6:00発になっているではないか・・・・
出発前の成田のカウンターでチェックしたときも問題なかったし、PLTディスクからも連絡が来ていない。他のエアーカナダのカウンターでも指摘されていないし・・・・・
危うく積み残される運命だったのだが、やはり「ついている」のであろう。
出発までメープルリーフラウンジと探したが、見つからなかった。
少々腹も空いているし、多分機内食もまた「エサ」なのだろう。
ハンバーガースタンドへ行く。メストドはホットドックが食べたいと言っていたが、品切れ。オストド1号はダブルチーズベーコンのミールを頼む。
トッピングはオニオンとレタスを選択。
メストドは朝食の残りのクロワッサンを取り出し、ポテトと一緒に頬張っている。
待合室のイスにぼ~っと座り込んでいたら、空港警察官?が目の前に座り込む。
一瞬「何かカナダでしたかな~?」と考え込んでいると、一緒にきた日本人(臭いし、寝袋を持っている)と、なにやらしゃべっている。
この日本人男性(20歳後半ぐらいだろうか・・・)は、出発前に警察官?らしき人間にボーディングパス・パスポートを取られ、一般搭乗が始まる前に機内に消えた。
所謂ところの「入国拒否」ってやつかもしれない。
この警察官?らしき人間は、オストド達が搭乗する際ボーディングブリッジに座っていたので、逃げ出さない様に見張っていたのだろう。
PM5:25 C29よりE190へ搭乗。
「カナディアン・ロッキードライブ 第十二章 楽しい旅の思い出は消え去った」へ続く。
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