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オストドの「初心者の為の個人手配海外旅行」 第5章 [初心者の為の個人手配旅行]

- ようこそ!オタクの世界へ -

オストドやメストド1号もそうなのだが、知人等に『海外発券』の話をすると、半分は羨望の眼差しで、半分は「オタク」扱いされることがある。でも、決してひるんではいけない。彼らには実行力が備わっていないだけである。人は誰しも「少しでも安く。良い物を・・・・」という願望はあるだろう。例えば家電製品や自家用車を購入するにしても「定価で買う馬鹿」は、まず皆無と言っていいほど居ないはずだ。会社の出張ともなれば、金券ショップで安売りの新幹線チケットや航空券などを買いに並ぶ人間だってゴマンといる。そんな人間でさえ我々を「オタク」と呼ぶ。最近、「オタク」と呼ばれると、「ありがとう」「感謝します」と答えることにしている。所詮、彼らは『実行力のない悲しい人間』なのだから、ムキになるだけ損な話だ。誰だって同じ費用で「ビジネスクラスとエコノミークラスどちらでも乗れます。」と言われて、「エコノミークラス」を選ぶ馬鹿はいないだろうし、航空会社にとっても「空気を運ぶより」1円でも貰ったほうがいいだろう。全世界どこで買っても「同じ費用」にでもならない限り「オタク」の世界は終わらないだろう。

- 航空運賃の自由化。バンザイ!-

航空会社の運賃は、国際線の場合には出発国と到着国。所謂2国間協定により定められるのが通例。しかし、先進国と発展途上国の間の物価の差は歴然としている。例えば日本で1個200円のりんごが某国では10個100円もしないで売られている。勿論得られる収入も何十倍と開きがあるのだから、やむを得ない。ここで航空会社の運賃を定めるに当たって、「NUC」と呼ばれるものが存在する。仮にNUCレートが10000と仮定して計算すると「A国」は経済大国なので、公称レート100。「B国」は発展途上国なので、公称レートは10.とすると、同じNUCレートながら、航空券の値段は、A国発が1000000。B国発が、100000。と10倍の開きになる。つまり、同じフライト。同じクラス。同じサービスを享受しても10倍高い運賃を払っているのが、A国の国民になるわけだ。

- 発展途上国の経済を潤すオタク族 -

別に大げさに言っているわけではない。オタク族の一員である「あなた」が仮にB国で発券すると仮定すると、それはB国に収益をもたらすことになるのだ。

  • 航空券発券代理店の雇用を促進させる。
  • 航空会社オフィスの雇用を促進させる。
  • ホテルやレストランの雇用を促進させる。
  • etc

つまり、我々「オタク族」はそれらの国々の経済活動になくてはならない「民間外交員」と言っても過言ではないだろう。何故なら、それらの国々に落とす『税金の額』はその国々に暮らす人々が年間に納める税金の何十倍いやン百倍も払うことになるのだから・・・・。

- オタク族は世界を救う!? -

物価の安い国を度々訪問することになる「オタク族」。ただし気を付けたい点がある。それは・・・・・

  • 人類の命の尊さ、尊厳さは同じである。 ということ。対等の立場で相手と接することが一番大事なこと。
  • 郷に入らずんば郷に従え。 日本人の悲しき島国根性を持ち込んではいけない。訪問先のルールを守ること。それが世界平和につながる。オストドがツアコンをしていた時のことの話であるが、パキスタンを訪れた際、オストドの注意にも拘らず、ブラックマーケットで入手したウィスキーの瓶を飛行機に持ち込もうとして、捕まった『飲食関係のおばちゃん』が居た。わずか10ドルほどの酒を寝酒用に買っていたのだが、「残った酒がもったいない」と持ち込んで、監禁寸前まで・・・・。まあ、オストドが鼻薬(ワイロ)を掴ませたので旅行を続けられたが、(本人への請求は200ドル。実際の支払いは・・・。残りは手数料)ルールを破ればペナルティーはつきものである。

さて、ここまで読んでいただいた聡明な方は立派な「オタク族」の一員である。オタク族として『民間外交員』として、世界中を一緒に飛びまわれる日々はもうすぐそこである。 最後に一言。

「ボン・ボヤージュ(良い旅を・・・)」

-FIN-


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