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準備は・・・・・万端??? [エッセイ]

~「本当に出発出来るのかしら・・・???」~
オストドのメインのお仕事は・・・・・覆面いや、暴露したから「ただの調査員」に格下げ。
生活の糧を稼いでいる「副業」は、某中小企業の「取締役・営業部長」(こっほん!)
本来なら、「この時期」は乱雑化した「ディスク周り」を「保存しなければいけない書類や資料」もその他のゴミと一緒に処分し、お客様廻りをしなければいけない時期。
しかし、今年初頭から追っかけていた「お仕事」。入札がこの時期になろうとは・・・・。
オストドは昔から「器用貧乏」と言われるほど、「チームワークが嫌い」つまり、自分で1~10まで全てこなさなければ気が済まない。特にここ数年で『その病』はピークに達している。しかし、オストドは「肉体労働」は大嫌いなので、「美味しい部分」だけつまみ食いする厄介な生き物。偶に「気が向けば」現場に出掛け、「作業監督もどき」を行うのだが、「乗り物」が絡まなければ行く気にすらならない。
まあ、「二代目のバカ息子」を自他共に認めているので、廻り(従業員)も「また、気まぐれが始まったのか・・・・」と半ば諦め顔。
とある空港の作業所に顔を出した。と思ったら、「モグラ生活」(地下鉄)しかも、夜這い(夜業)を行い、地上に顔を出したら「新交通」の高架の上を歩いている。と言った具合。「今回のお仕事」も受注準備・受注・各調整と「こまねずみ」のごとく、動き回る。特に今回の『お仕事』は1作業で会社の約半年分の売り上げを最短で行うのだから、「目の前にニンジンをぶら下げられた馬」のごとく、休暇も取らず朝から晩まで動きまわる日々。
妻であるメストド1号も変わった生き物である。まあ、「割れ鍋に綴じ蓋」と言う言葉があるように、似たもの夫婦。メストド1号に言わせると「アンタの稼ぎが悪いから・・・」
「アンタに感化された」とかブツブツ言いながら、「お仕事」(某銀行)で働いている。
最近では、「ねえ。本当に出発出来るのかしら・・・・」と聞く。
オストドに聞かれても解らない。もしかしたら、「過労」で明日にも死ぬかもしれないし、交通事故とか・・・・・まあ、ないと思うが核戦争も想定できる。まさしく、「神のみぞ知る」の境地である。

~「星に願いを・・・・」~
空に浮かぶ「真っ白な雲」を見上げて、「夢」見た少年時代。
「鳥のように自由に空を羽ばたいてみたい。」少年なら誰しも夢みたことだろう。
そして、その「夢」が破れそれぞれの世界へ散ってゆく。
私もその一員であるに違いないのだが、始末に負えないほど「重傷」なので、「ライセンス取っていい?」と妻に聞く始末。
「そうねぇ。75キロまで体重落としたらいいよ。」
「ライセンス取ったら乗るかい?」
「死にたくないから・・・・・遠慮しとく。」
「・・・・・・」
「その時は生命保険。5億くらい入っておいてね。それだったら、月でも火星でも何処にでも行っていいからさ」
「・・・・・・」
月なんぞ行きたくもない。まして火星になんか・・・・いや、待てよ「スペースシャトル」を操縦させてもらえるなら・・・・それも悪くない。
「今に見てろ~ォ!あとで、ほえ面かかせてやるから・・・」と、言葉にならない言葉を胸に溜め込み、真っ白な雲に「夢」を預け、煌く星たちに「男の願い」を祈り、人ごみの雑踏の中を走り回る。

~「空を飛んだ男の子」のはなし。~
私は「幸か不幸」か定かではないのだが、「両親の離婚」と言う「ドロ沼」を見ずに済んだ。本当の両親の時は、生まれてすぐの頃だったので、記憶にもない。
また、養父母の時には小学校高学年(いつ、正式な離婚したのかは知らないし、知りたくもない)の多感期の頃。幸い養父は会社経営者で多少の余裕があったので、
私を「少年・少女キャンプ」に参加させ、その間に「話し合い」をしていたみたいだ。
まあ、そのお陰で30年以上も前に「海外旅行」も経験出来た。
その頃は、今と違い「お餞別」も貰った時代。羽田空港からチャーター便のパンナム航空のB707に乗り、グァムへ出かけたのである。
そのとき、飛行中にも係らず「コックピット」に迎え入れられ、機長席に座り「操縦桿」を握らして貰ったことがある。ほんの「僅かな時間」だが、旅客機を「操縦」したのである。(今では、コックピットすら入れない時代なのだが・・・・)
セスナも操縦したことがある。と、言ってもほんの10分ほど・・・。
アメリカに住む友人(ライセンス所持・教官ライセンスも所持)と共に、大空に舞い上がり、(離陸~巡航・着陸は辞退した)友人の指示で右にバンクを切ったり、左に旋回したりと楽しませてもらった。
それまでは、ただの「食欲魔人」だったオストドが、「空飛ぶ食欲魔人」になった瞬間でもあるのだ。

~「お墓について考える」~
私は常日頃から、妻に頼んでいることがある。
「もし、父より先に死んだら、骨は絶対に父の墓にはいれないで欲しい。」
親より先立つ不幸は許されない。しかし、それは誰にも解らないこと。
「あの世」でも説教されるのはゴメンである。
先日のことなのだが、「従兄弟の奥さん」が亡くなり、その納骨の際に父の後妻(母と呼ぶ気にはなれない。)が、私にこう言った「オストド。アンタもここにお墓買えば?」
本人は何気ない一言だったつもりらしいが、そのウワサは親戚中を駆け巡り、従兄弟連中からは、「ウチの墓に一緒に入ればいいよ」と言われる始末。
でも、心配はご無用である。妻には、「実家の菩提寺のロッカー(お墓)買おうか?せめてもの、罪滅ぼし・・・」と言ってあるし、娘には骨の一部を太平洋に散骨を頼んである。
その灰は空を永遠に飛び続け、骨の一部は海の底に眠る。そして、残りの骨は愛する妻と共に妻の出身地で眠るのも悪くないだろう。
ある時、娘が「お父さん。お母さん。もし、生まれ変わったらまた一緒になる?」と聞いたことがある。
妻は「今度は私が男。オストドは女」と言う。しかし、私はもう人間はいいと思っている。もし、輪廻の世界が存在するなら、誰からも愛される「愛玩動物」が望みである。
それが叶わないのなら、永遠に自由に「空」を駆け巡っていたいと思う。
それを聞いた娘は「困ったな。私どこに生まれればいいんだろう」と言う。
まあ、もう一度「家族」になれるなら人間も悪くないだろう。でも、男はオストド。やはり妻はメストドは譲れない路線なのだが・・・・・・。



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