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光輝く島とドーハの悲劇!? ③ シンガポールは今日も雨だった! [スリランカ&ドーハ珍道中]

~「空飛ぶ食欲魔人復活!?~
出国審査を「ふつ~う」に終え、「さあ!ラウンジでメシ喰うぞォ~」と鼻息荒いオストドにメストド1号が「待った!」をかける。
彼女は「EDYにチャージしたい」と言う。ANAフェスタで2万円をチャージする。
その後、スリランカ・コロンボの旅行社への手土産を買い漁る。結局「軽くて、量の多いもの!」と言うオストドの主張どおり「あられと雷おこし」を選択。その後、5サテのANAラウンジへ向かう。
「き・きつねそば!それ、きつねそば!」と意気込んでいたのだが、「メ・メニューが増えてる!」と暫し考え込むオストド。
「お粥もあるけど・・・・お粥嫌いだしなぁ。おや、きつねに山菜・天ぷらかぁ~」と選択に迷う。「まぁいいや。食べた後でもう一回お替りしよう!」と決め、天ぷらそばを選択。「天ぷらそば」を座席に運び、「あとは・・・・・お稲荷さんとサンド!と決めていたのだが・・・・「がび~ん!」と衝撃が走る。「な、ない。!」廻りに大勢の人がいなければ・・・・大声で喚きたいところだったのだが、そこは「多少」理性の残る大人(こっほん!)しょうがないので、クロワッサンを3個抱え席に戻り、数分でコーと共に胃袋へ流し込む。出掛けに直径20cmほどのバームクーヘンを詰め込んでいたのだが、「あれは、お食事前の軽いお・や・つ」と自分に言い訳をする。
「もう一杯食べよう!」と今度はきつねそばを戴くことにして、席に持ち帰る。
「あ、トマトジュース飲まなきゃ・・・」と冷蔵庫へ「いそいそと向かうオストド」にメストドの冷たい視線&お言葉。「ところで、ダイエットはどうしたの?」「はぁ?ダイエット?何、それ!」と言い放つオストド。有言実行はホンの数時間で破られたのである。
冷蔵庫からトマトジュースのピッチャ-を取り出し、グラスへ注ぐ。その視線の先には・・・。「あ、稲荷ずし・・・・サンドもある!」とグラスを抱え、皿に猛然と盛り出すオストド。
結局、起きてからまだ3時間半ほどで、バームクーヘン(特大サイズ1個)、そば2杯、稲荷ずし3個、サンドイッチ3個、コーラ2杯・缶コーヒー1本、トマトジュース1杯その他、痛み止めの薬1錠・お茶2杯・水・・約1リッターがオストドの胃袋に納まったのである。
ここで賢明な読者の方は「はっ!」と気付かれるハズである。
「痛み止め」とは一体どうしたのであろうか?
出発前に「ぎっくり腰」をしたせい?それともオストドの体重増加?まあいずれであろうが、右足の膝がオストドの体重に耐え切れなくなってきたのだ。
いずれ、医者に診て貰うつもりだが、今はそんな暇がない。(強制ダイエットはイヤだ)10:00にアナウンスが流れたので、眠り込んでいるメストドをたたき起こし、57番ゲートへ向かう。優先搭乗で飛行機に乗り込んだ瞬間、床が落ち込んだのは気のせいだろうか?エコノミーのHクラス航空券しか持たないオストド&メストド1号だったのだが、「見事」アップグレードポイントを使いきり、ビジネスクラスの5A・Cに収まる。
普段より「相当重くなった」B767-300ERは定刻にゲートを離れ、ヨタヨタとRunway16Rへ進んでゆく。隣ではメストド1号はもう夢の中。オストドも満腹中枢が満たされたためか、年末のハードスケジュールの疲れからか、離陸前に寝てしまったので、離陸時間は知らないのだが、食べる事には誰よりも執着心を持つオストド。
しっかり、ウエルカムドリンクを貰う。メストドも起きだす。ウエルカムドリンクは「まろ茶」を飲み干す。
ウエルカムドリンクを飲んでいると、チーフパーサよりご挨拶を受ける。
「オストド&メストドさま。いつもご搭乗いただき・・・・・」「ええ。宜しく」と挨拶を返す。
食前のドリンクサービスが始まる。オストドは梅酒の水割り。メストドは梅酒のオンザロック。おつまみを食べ終えてしまったオストドはメストドのおつまみを狙い出す。
それを見ていたのか、CAが「お替りお持ちしましょうか?」と尋ねてくる。
お言葉に甘えて、梅酒の水割りのお替りとおつまみを戴く。


さ~て!何を戴きましょうか?

機内食はメストドが和食。オストドは洋食。ノルウェー産サーモンと鯛のグラタン。
すっかり酔いが廻ったのか、和気藹々とお食事タイム。メストドにグラタンを一口分け、お返しに数の子やら数点を奪取する。
CAが微笑みながらパンのお替りをお皿に入れてくれる。
コーラとレモンティ-を戴きながら、また眠りの世界に誘われてしまったのは、自然の習性なのかもしれない。

~「シンガポールは今日も雨だった!」~
オストドが眠りから醒めたのは、尿意を催したからでも、到着を告げるアナウンスからでもない。CAのかすかな動きを「察知」してむっくり起きだす。
トイレで身だしなみを整え、と言っても歯をみがき、「大分薄くなった」髪の毛に櫛を入れ、少々コロンを振り掛ければ出来上がり。髪の毛と大格闘していた学生時代が懐かしくなる。そういえば髪の毛の量と女の子にもてる時代は比例するみたいで、最近は荷物が持てるくらいである。
座席に戻るとメストド1号が、ハーゲンダッツのカップアイスを食べている。食べているくせに「バニラじゃなくて、抹茶かチョコレートが良かった・・・」とブツクサ言っている。「文句があるなら喰うな!」と腹の中でつぶやく。
CAにコーラとアイスを貰い食す。相当喉が渇いていたみたい。アイスを食べ終わると丁度、ANA111便は、最後の力を振り絞ってシンガポール・チャンギ国際空港目指して、マレー半島を横切り、静かにその高度を下げてゆく。
「当機は只今最終着陸態勢に・・・・現地シンガポールの天候は曇り・・・・・お座席を元の位置に・・・・・・シートベルトをしっかり・・・」のお決まりのアナウンス。
窓の外を見やれば約8ヶ月振りのシンガポールの街並みが眼下に拡がってくる。
一応、シンガポールに入国(トランジット)するつもりで、書類を二人分書き上げてあるのだが、どうなることやら・・・・・・。
滑走路に接地する僅かな衝撃を感じ、我が搭乗機は、急速にそのスピードを落としてゆく。それと同時に機体を雨つぶが叩きだす。どうやら、シンガポールへの入国はやめたほうが良さそうである。
空をかける駿馬はその姿を赤子みたいに変え、ノロノロと第1ターミナルD35スポットに横付けされた。
着いてしまえば飛行機に用はない。さっさとCAの挨拶を受け、勝手知ったるターミナルをトランスファーディスクに向けて歩み出すころには、土砂降り状態。
チャイナタウンでの飲茶は諦めたほうが利巧みたいである。
メストドも同意見らしい。トランスファーカウンターに立ち寄り、エミレーツ航空のチェックを行う。成田で既に搭乗券は受け取っているので、荷物のスルー確認のみ。ゲートはまだ決まっちゃいないだろうとのことで、言い出さなかったが、やはり「まだ、解らない」とのこと。そうとなれば、ここには用はない。乗継まで約7時間同過ごそうか考えれば良いことだ。

光輝く島とドーハの悲劇!?④ 「本当にエミレーツって5つ星!?」に続く。


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