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光輝く島とドーハの悲劇!?⑪ 「ちょっと驚かされたんですけど」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~「うそ!のような本当の話!」~

これから書くことは紛れもない事実。こんなことが通るなら・・・・自爆テロだって・・・・
ありえない事でも・・・ない・・・・かも・・・しれない。
「お1人様ライターの持込は1個です。お荷物の中にはお預け入れできません。」
飛行機に乗る際、よく言われるフレーズ。
だが、今回「珍事」が発生したのである。
メストド1号は「妻」なのだから、性別は「メス」。つまり、化粧品の類を「これは、機内持ち込み用」「こっちは、預けてもいいか!」とオストドから見ればいかにも「大量」の「化ける道具」(化粧品とも言うらしいが)を持参する。オストドにしてみれば、なるべく荷物は少なくしたいのだが、そんなことを「うっかり」口走ろうものなら、オストドの洋服から、真っ先に削られる・・・・。(実践?済み)
今回その「化ける道具」を収納する袋(「ポーチ」と言うのらしいが)の中に、「招かざる客?」が混入していたのである。
このポーチが機内持ち込み用であれば、「え-っ!うそ!」とはならなかったのだが、
成田からシンガポール経由コロンボ。コロンボからドーハ経由関空間において、何処でも「発見」されなかったもの。
それは・・・・「ライター」しかも、ガス注入式。
これが、「紛れ込んでいたもの」の正体である。
この物体の発見は、関空のANA国内線カウンター前にあるセキュリティーでの出来事である。
「すいません。お荷物の中にライターが1個入っているようなんですが?」
「荷物ってもしかしてスーツケース?」
「ええ。」
「そんな訳ないでしょ。今ドーハから到着して荷物開けてないよ」とセキュリティーシールを見せる。
「開錠はされてないみたいなのですが、確かに映っていますので・・・・」
・・・・開錠して引っかき廻す。そこでポーチの底から出てきたのが・・・・件の「ライター」
二人して顔を見合わせる。「今までのセキュリティー・・・・なんだったんだろう?」
因みにこのライター。タバコ屋で貰ったものだが手放すのが惜しくなったので、手持ちの使いかけ・・・これも気がつけばガス注入式。
この使いかけ(干支仕様)は、喫煙所に置いてきたが・・・・
国際線より国内線の方が厳しい・・とは恐るべし「関空セキュリティ-」である。

~「旅の終わりは国際線仕様の機体!」~
セキュリティーでの「珍事」も終わり、☆Gのカウンターへ進む。
「お席ですが・・15列目をご指定いただいておりますが・・・・」
このとき、なにやら「予感」が走ったオストド。いつもなら、「ええ。」で済んでしまうのだが、ここは「関空」だ。「もしや」もあるかもしれない。
「前方席空いてますか?」
「少々お待ちください。8列目窓側から2席お取できますが・・・」
「じゃあ、それで!」
この一言は今年の「運勢」を決定付ける一言だったに違いない。
この後、メストド2号の土産を探しに行く。彼女からのリクエストは、「航空会社関係のグッズ」である。CAを目指している彼女の希望は「ANA」である。だから、オストドにも「お願いだから・・・・ANAにクレームつけないでね」と言って来る始末。
別にオストドはクレーマーではない。クレームを付けなければならない「不始末」をやらかすのは、CAやカウンターの人間。ただ、許せる「許容範囲」が狭いのかもしれないが・・・・。
結局、ANAのキーホルダーやその他目に付くもの「全て」を購入。
その後、「晩飯はいらない」と宣言するメストド1号。の「まだ食べるの?」と言う冷たい視線&言葉を無視?して、ひれかつ弁当を購入。シグネットへ急ぐ。
シグネットで「弁当」を平らげ、新聞を読み漁り、タバコを立て続けに火を点ける。
シグネットに「搭乗アナウンス」が流れてきたので、16番搭乗ゲートへ向かう。
ANA148便に「優先搭乗」で乗り込む。
オストドの「予感」は的中!国際線仕様の機体のためビジネスクラスシートである。
メストド1号も満足しているみたいである。19:35出発。関空で4時間45分のトランジット。
余談になるのだが、ドーハ/関空間のファーストクラスでご一緒だった「カップル」も同じ便。但し、こちらは後方席。何もオストドを睨み付けなくても良さそうなのだが・・・
羽田での荷物の受取は一番最初であったのだが、一服してから、到着口を出る。
リムジンバスも接続よく21:05発。一之江よりタクシーで自宅へ戻る。

~あとがきに代えて~
今から数年前、メストド2号の「成人のお祝い」と称して、ANAの機内で当時18万円の「ブルガリのダイヤ入り時計」を購入プレゼントした。
本当は、「自分で払うから買ってきて!」と言われていたのだが、「ウルトラ親馬鹿」
のオストドとその妻のメストド1号。「まあ、今回留守番だし・・・・旅費も貰った旅行券で払ったし・・・・」とプレゼントした時計。
それから、数ヵ月後、その頃「ダンスに夢中」になっていたメストド2号は、その時計をレッスンにしていき、「盗難紛失」。
まあ、保険をかけておいた(火災保険・・家財盗難特約)ので、保険金は親の懐へ
本人は悔やみつづけ・・・・・
今回の出発の前に「もうしばらくANAの国際線乗らないけど・・・」と言うオストドの問いに「どうしようかな~。買いたいんだけど・・・今お金ないし・・・」と語尾を濁す娘。
可哀想になったので、メストド1号に「相談」。「まあ、合格祝いでいいんじゃない」とまた、同じものを成田でANAに乗り込んだ際、CAにオーダーし手に入れてあったのだ。
帰宅すると、愛娘曰く。「お父さん。あれ売ってた?」
「うん。あったけど?」
「そう。頼めばよかった」
「もう、しばらくはANAの国際線乗る予定ないしね。」
「ええ-っ。なんで・・・」
「だって、今度の夏はQR・TG・UAだし・・・」
「お正月は?」
「うん。UAの予定」
「え-っ!じゃあもう無理かもしれないね・・・・・」
「そうだね。」(噴出すのを堪える夫婦!)
少し落ち込んで部屋に籠もる娘。可哀想なので妻であるメストド1号に「保証書がどうの」「電池のもんだいもあるし・・」とその気にさせる交渉を始めるオストド。
「しょうがないね。合格の前渡しにするか」と頷くメストド1号。
一旦、隠した時計の包みを懐に隠し、娘を呼ぶメストド1号。
「ちょっと来なさい!」
「な・なんでしょう!」と少し身構える娘。
「いいから、そこに座りなさい」
「あのォ~。お父さんのお弁当用の冷凍食品食べちゃって・・・」と娘。
「そんなことじゃないの。あんた本当にCAになるの?」
「うん。なりたいんだけど・・・・」
「なりたいかどうかじゃなく、・・・・・・なる?ならない?」
「なる。に決まってんじゃん。一杯お金掛かってるんだから・・・」と絶叫する娘。
「そう。じゃ、これ合格祝いの前渡しだからね」と包みを渡す。
「なにこれ・・・・どこかでみたような・・箱が・・・・・」と包みを開けるメストド2号
「ブ・ブルガリだぁ~!」と再び絶叫。
「今度、なくしたら知らないからね・・・・」
「うん。実は友達に・・あんたの親って超~親馬鹿だよね・・・」
「これで、超~じゃなくて、世界最大級になってしまったかもしれないけど・・・」
後日談:やはりオストド&メストド1号は稀に見る「親ばか」しかも、「トップクラス」になってしまったらしい。でも、「子供を可愛がって何が悪い!」と開き直るオストドの姿がそこにあったのは言うまでもないことである。      ~Fin~


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