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「悪魔のように黒く・・・・地獄のように熱く・・・・砂糖のように甘い」④ [悪魔のように黒く・・・・・]

「自白強要」

「オストド・・いや、タラちゃん。これ覚えてる?」赤沼がヒラヒラと振ってみせる注文伝票。

「んなもん知らん!」と心の動揺を抑えつつ。シラを切る。

「ふ~ん。じゃぁこれ・・奥さんに送ろうかな?」

「そ・・・・それだけは・・・・・武士の情けで」

「武士の情けねえ・・・まあいいか。正直にしゃべるよな?」

「は・はい。」

「まあ・・・そう硬くならずに・・・コーヒでも飲むか?」

「コーヒーねぇ。頂きます。」

「出前で運ばれてきたコ-ヒ-にいつものように大量の砂糖を入れ、かき混ぜた後、少量のクリームを流し込む。

「やっぱりね。こいつCAFEのまんまだわ。」と黒岩。

「CAFE?COFFEEの間違いだろ・・・・」

「んにゃ、こいつ、コーヒーのことCAFEって書いたんだわ。高校の英語のテスト・・・」

「あ~。そういえばお前。俺のテスト丸写しにしてバレたっけ。イースターラビットに。」

「まったく、お前のせいで・・・俺・・・停学寸前だったんだからなぁ」

「停学寸前・・・てお前が問題児だったからで・・・・俺、一発殴られただけだったけど。」

「ああ、お前は優等生・・で委員長だったからな。俺は10発は喰らった。」

「タバコも見つかったしな?」

「ああ、お前が俺のカバンに入れたタバコ・でな」

「そうだっけ・・・・」

「ああ。お前をかばってたの・・・・キーのヤロウ知ってたんじゃないか?これ俺のだよな?って持っていったから」

「キー・・・・ああ担任のキーか。あいつハイライト派だったけど・・・JPS吸ってたな。」

「ああ、お前の買ってきたやつ。」

「どおりで、キーにお前卒業までずーっと俺のクラス。って言われた・・・・・おかげで理系理系。」

「でさ、CAFE事件に戻るけどまだあんだよ」

「まだ、何かあったか?」

「まだあったか?」「懲りねえヤロウだ」と袋だたきにあう・・・・・なんでだ?

「お前も俺らもスケベだったよな?」

「まあ・・・・男子校だもんな。そういや・・あの教育実習の女子大・・・・あっ!」

「そうだ。俺たちのマドンナ・・・・・。」

「そういや・・・・最後の日に金出し合って・・・真っ赤なバラの花束贈ってさ・・・・」

「そうだ。それを・・・・・」

「先生。感激して・・・・喫茶店に連れてってくれたっけ・・・・」

「そうだ。そてをこのヤロウ・・・・・」

「みんなしてさ、大人ぶって先生の真似して・・・・あっ!」

「思い出したかコノヤロウ!」(また袋叩きにあう・・オストド)

「そうだよ。お前だけ砂糖たんまりいれてさ、かき混ぜてミルク少々・・・」とスケベで変態・・じゃなかった変人1号のS。

「うん。みんなブラックだったけど・・・俺だけ・・・・。そういやお前等、おこちゃまって笑ったよな?」

「ああ、先生も笑ったけど・・・・そこで、お前さ・・・」と変態医師・佐伯。

「ああ・・・・コノヤロウ。先生にさ。」と生臭坊主青○。

「フランスでは・・・悪魔のように黒く、地獄のように熱く、砂糖のように甘い。って」

「な・なんだよ・・・・それだけだろ!」

「いや、先生トロ~ンとした眼つきでお前のこと見てさ・・・」と白○。

「だから、それだけだろ。俺その頃ジャニ・・・・・」また殴られるオストド。

「ネタはあがってんだよ。お前・・・先生のこと・・喰っちゃっただろ?」

「喰っちゃったって人喰い人種じゃ・・・あっ!」

「コノヤロ。先生と歩いているところ見た奴がいてさ、」

「そうそう。後をつけてったら・・コイツ朝帰り・・・」

「もう、昔のことじゃん。そんくらいで・・・・」

「こりゃ、徹底的に絞らなきゃなんないみたいだな。」

「げっ・・・・」
「悪魔のように黒く・・・・地獄のように熱く・・・・砂糖のように甘い」⑤「調書1」に続く。

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