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「災難は忘れた頃やってくる」② [災難は忘れた頃・・・エッチな話]

「涙と笑いの結婚式①」

「で・・・いつだっけ?」

「4月1日」

「エイプリル・フール・・・・いや待てよ。3月31日までは高校生。つまり教え子だから・・・・」

「ああ。だから・・・4月1日」

「ふ~ん。皆。参加出来るか?」

「おう。行くともさ。」

「じゃあ・・宜しくな。俺・・飛行機の時間があるんで・・・・」
Sをからかいながら、全員で羽田まで送っていく。

「じゃあな!結婚式・・楽しみにしてるぞ」

「ああ。それと・・・オストドお前・・スピーチ頼むわ。」

「お・俺?」

「ああ。こいつらにしゃべらせたら・・・・・」

「確かにそうだな。引き受けたよ。」
送迎デッキでSを乗せた飛行機を全員で見送る。

「さあ。作戦会議・・と行くか?」

「なあ・・・その前に風呂・・行かねえか?」生臭坊主の悪魔のささやき・・・・

「またかよ。」 「しょうがねえな」 「じゃあ付き合うか?」と京浜急行に乗り込み、川崎で途中下車。

2時間後、すっかり「ゆでダコ」状態の生臭坊主とその一味で作戦会議・・・・・。

3月30日・・・・福岡行き最終便に乗り込む面々の姿。全員の顔つきは「悪たれ連」の頃に戻っている。
可哀想な・・・・S。

「なあ・・・連絡ついた?」

「おう。連絡ついたし・・・・・ついでにバスも借りたし・・・・」

「はぁ?バス・・・って?」

「ああ。クラス全員参加らしいぞ。ガキどもに金使わせたくねえしな・・・・」

「なるほど・・・送迎バスね。」

「ああ・・・・こりゃ見ものだな。」

「でよ。明日・・ガキ・・じゃなかったお嬢様と打合せするから・・・」

「はん?打合せ・・って。ああなるほどね。ダンドリね。ダンドリ。」

「おい。オストド・・・喰っちゃうなよ!まだ一応・・高校生だかんな。」

「明日まではね。・・・・」

「明日までってお前喰っちゃう気?」

「いや・・・据え膳喰わぬは・・・・」

「そうそう。男の恥・・て奴。」

「まあ・・・Sの立場もあるし・・・・・」

「そうだな・・・・・俺ら・・友、いやクサレ縁だかんな」

「でさ。今晩どうすんだ?」

「中洲でも行くか?」

「いいねえ。」

「明日は?」

「おう。嬉野に宿取ったぞ・・・・」

「そう・・こなくっちゃ」

「オストド・・・隔離しねえとな。」

「はぁ?お前等じゃねえの?」

「お前が一番危ない!」

「でさ、お前・・スピーチ考えてきた?」

「おう。俺・・予言者になるわ。」

「予言者?お前・・そんなの出来たっけ?」

「まあ・・そのときになればわかるよ。」

我々、大悪党・・・じゃなかった「悪たれ連」を乗せた飛行機は、まるで何事もなかったように・・・・
生臭坊主がCAのおしりを触ったくらいで・・・・・(おい!あれは事故じゃないぞ!)
静かに街の煌きの中、着陸したのであった。

「いやあ・・・すいませんね。この生臭。」とCAに詫びをいれる。

「いえ。わざとじゃないですから・・・・」(いいえ。ワザとです。こいつ。)

「お世話さまでした・・・」と口々に挨拶をして街に消える悪たれ連。

「災難は忘れた頃やってくる」③「涙と笑いの結婚式2」へ続く。
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空飛ぶ食欲魔人

yann様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!(●^o^●)
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-29 07:33) 

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