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「僕たちは社会関係奉仕部」第5話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

迎えの車の中で

予定より相当早く・・・本当は1時の予定が・・・9時半・・・・。
優子は快調に車を飛ばす・・・・

「ねえ・・・・恥ずかしかったよね・・・」
「あのさ・・・・優子が抱きついてきたんだからね・・・・」
「キスしてきたのは・・あなた・・・・」
「うん・・・でも舌・・いれてきたのは・・・・優子だ・・・」
「だって・・・」
「でも・・・迎えの・・・変えようか?」
「うん・・・・」
「俺・・・木曜の夜に帰るよ・・・・電車で・・・」
「えっ・・でも・・あたし・・・夜中まで仕事・・あるし・・・」
「うん。知ってる。でも・・俺・・・帰って待ってたら・・・・4晩・・泊まれる」
「じゃあ・・・・誰かに・・・駅に迎え頼んどく・・・」
「うん。」

もうすぐ・・・・T市の町・・・・もうすぐ鎮守の森に着く。
「ねえ・・・今日・・・お祓いあるの?」
「ううん。明日は2件ある。・・・・安産と・・・・厄払い・・・」
「そう・・・じゃあ・・・・帰ったら・・・菜園の大根の間引きと・・・・鶏の世話と・・・・・」
「ねえ・・・・その前に・・・・あたしの世話はどうなるの?」
「そうでした・・・・ねえ・・・俺・・限界なんだけど・・・・どっか寄ってく?」
「そうねえ・・・・・」
「嫌なら・・・俺・・我慢するけど・・・」
「ばかぁ・・・嫌なわけないじゃない・・・[黒ハート]
「でも・・・・お風呂・・入りたいし・・・・・神泉も浴びたいから・・・・・安全運転で・・・・急いで!」
「うん。だけど・・・・お風呂入ってないの?」
「うん。・・・・月曜日に兄さんと銭湯にいった・・だけ・・・」
「き・・汚い・・・・・」
「だって・・・・しょうがないじゃん。入るヒマなかったんだから・・・・」
「じゃあ・・・・帰ったらお風呂ね。ミサに頼んであるから・・・・」
「さすが・・・僕の奥さん!」

車は高速道路を駆け下り・・・国道を懐かしい村に向かって・・・・
窓を開け放つと・・・・・懐かしい風の匂いが飛び込んでくる。
あと・・・・少しで鎮守の森・・・・そう・・・・・あと少し・・・・

車は鎮守の森に飛び込む。車を飛び降りると僕は・・・・鎮守の森全体に響くように・・・・・
「ただいま~!」と大声をあげた。

巫女姿で掃除していたミサさんが・・・境内から走ってくる。

「ねえ・・・ミサ・・・お風呂・・・沸いてる?」
「ええ・・・沸かしておきました」
「うん・・・・・汚いのよ・・・・お風呂・・一回しか入ってないんだって・・信じられる?」
「信じられな~い。」
「でしょ・・・・さあ・・・・あなた・・・お風呂場に・・直行して・・・・・」
「うん・・・・」
「その間に・・・着替え・・用意して・・・・どうせ・・・昨日寝てないでしょ・・・・目の下・・クマ・・・」
「えっ・・ああ・・・昨日・・・夜遅くまで・・・・鑑賞会だったから・・・」
「まあ・・・あなたたちの鑑賞会は・・・想像つくけど・・・ほら・・・・早く・・・お布団も用意するから・・・あたしも寝不足だし」
「ああ・・・じゃあ・・・お風呂入ってくる」
「ええ・・・あとで・・・行きますから・・・・」

僕は風呂場に飛び込み・・・・井戸水の蛇口を捻り・・・・・神泉を浴びる。身体中に力が蘇ってくる気がする。
窓からみる鎮守の森の空には・・・・青空が広がっている。
脱衣所の引き戸が開けられ・・・そして閉まる。多分僕の着ていた服を洗濯するために持っていったに違いない。
しばらくすると・・・・裏手から洗濯機を廻す音がする。僕は・・・・湯船に浸かりながら・・・・・ウトウトしてしまっていたらしい。
どのくらいの時間がたったのだろうか?・・・・カラカラッと音がして・・・僕は目を覚ました。優子が掛け湯をして湯船に入ってきた。
少し空けた窓から・・・・木々を吹き渡った風が優しく・・・風呂場に吹き込んできた。


「僕たちは社会関係奉仕部」第6話へ続く・・・・


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