SSブログ

「僕たちは社会関係奉仕部」第12話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「地区長を・・・・やっつけろ!」1

由香ちゃんママが沐浴を終え・・・・白い着物で昇殿して・・・・・一生懸命・・頭を下げながら祈る女性の姿。僕は誠意一杯・・・・神に願文を捧げ・・・・その加護を祈願した。
着替え終わって・・社務所に戻ってきた由香ちゃんママは・・・由香ちゃんの手を引きながら・・・僕が手渡したお札とお神酒を大事そうに抱え帰っていった。
さて・・・・つぎは・・・・あの地区長をやっつけねば・・・・由香ちゃんママが可哀想・・だ。

「ねえ・・・このまま・・・地区長・・・・放って置いたら・・・・由香ちゃんやママ・・可哀想よね・・・」
「ああ・・・・」
「そうね・・・・ちょっと・・・・お灸が必要だわね?」
「うん・・・由香ちゃんママは・・・・温浴だったけど・・・・冷水・・にするか・・・・」
「それだけじゃ・・・ねえ・・・・」
「じゃあ・・・・この間文献で・・知識仕入れたけど・・・・陰陽師式・・・・」
「なに・・・・それ・・・・」
「ああ・・・これ以上・・・ストレスやプレッシャー与えたら・・・・お家滅亡とか・・・怨念に狂うとか・・・」
「うん・・・まあ・・・そのくらい・・必要よね・・・・あの地区長・・・・」
「じゃあ・・・・ついでに・・・大幅改心させるか・・・・兄さんに口を利いてもらった恩はあるけど・・・」
「じゃあ・・・・」
「ああ・・・・由香ちゃんのため・・・・俺の仲間の彼女とその母親のために・・・・やっつけちゃう・・・」
「まあ・・・なにかあれば・・・元ナースもここにいますし・・・・」
「うん・・でも・・・・まあ・・・ほどほどが肝心だけど・・・・ね」

そのとき・・・・家の電話が鳴り響き・・・・優子が走っていった。

「さて・・と・・・地区長・・何時だっけ・・・・・」
「えっと・・・・1時で・・・・・・」
「じゃあ・・・今日は・・それで・・終わり・・・・ちょっと疲れたモン・・・・」

優子がブツブツ文句を言いながら・・・戻ってきた。

「どうしたの?」
「それがさ・・・・・病院から・・・・」
「それで・・・?」
「あのね・・・・夜勤の娘が・・カゼだとかで・・・休み・・・・それも二人も・・・それで・・・・」

結局・・・準夜勤予定の洋子とカオリさんが・・・通し勤務となり・・・・奈々子さんが日勤から準夜勤まで働き・・・・契約の優子に準夜勤の勤務をお願いしたいと・・・・「総婦長」から電話がかかって来たらしい
優子は断りきれず・・・・夜9時までなら・・・という条件付で受けたというより・・・・受けざるを得なかったらしい。なにせ・・・総婦長は・・・カオリさんの母親であり・・・優子がナースになるきっかけを作った大恩人なのだから・・・・

「じゃあ・・・しょうがないじゃん・・・・」
「う~ん行きたくない・・・・・でも・・しょうがない・・か・・・・夜10時には帰ってくるから・・・・」
「ああ・・・しょうがないもんね・・・・」
「ミサ・・・・頼めるかしら?」
「は・・はい。」
「じゃあ・・・・行って来る・・・・」
「うん・・・・気をつけて!・・・・」

優子の運転する車が出て行き・・・・・まだ・・・・・11時ちょっと・・前・・・・・でも・・・お腹が・・・・
「ぐう~っ!」と鳴き・・・・・ミサが笑いながら・・・・・

「何・・食べる?」
「そうねえ・・・・簡単で・・・・お腹が一杯になって・・・・どうせ・・・・あとは地区長だし・・・・五穀じゃ・・・」
「うん・・あたしも・・・2食・・・お粥じゃ・・・・」
「ねえ・・・チャーハンか何か出来る?」
「うん・・・たしか・・・・冷ごはんはあるから・・・・じゃあ・・・あと・・・・サラダと・・・・卵スープでいい?」
「うん。・・・・とにかく・・・・腹減っちゃって・・・・・・腹が減っては・・・・」
「戦は出来ない・・でしょ・・・」
「ううん・・・違う・・・・悪戯は出来ない・・・・だって・・・・今・・戦争ないし・・・」
「へえぇ~・・・じゃあ・・・・すぐ作ってくる・・・・」
「うん・・・・俺・・・・神殿・・・・掃除してくるから・・・」

腹ごしらえを終え・・・・地区長を社務所で待ち構える・・・・準備は万端・・仕上げは見てのお楽しみ。
1時きっかり・・・・時報が鳴り止むのと同時に・・・・・地区長が自慢の愛車・・・・以前・・・僕がお祓いをした車で・・・まだ・・・事故は起きていない・・・・・結構・・・効力があるのかな・・・・僕のお祓い・・・・

「おお・・・代行いたか・・・・・」
「そりゃ・・いますよ・・・・由香ちゃんの頼みだもん・・・・」
「で・・・・・俺の厄払い・・・やってくれ・・・・」
「それがですね・・・・・まあ・・・ここじゃあれですから・・・・・社務所へ行きましょうか?」
「うん・・・あれ・・・今日・・・優子ちゃんは?」
「あの・・僕の妻なんで・・・・ちゃん付けは・・・・・」
「おお・・・そうだった・・・奥さんは?」
「ええ・・・・ちょっと出かけてますよ・・・・」
「じゃあ・・・今日は・・・巫女さん・・・」
「必要ないですね・・・・」
「必要ない?どういうことだ・・・・・」
「まあ・・・今・・ミサさんにお茶を運ばせますので・・・」
「まあ・・・忙しいけど・・・・いいか」

僕は奥へ怒鳴った「ミサさ~ん。地区長お見えだから・・・・お茶下さい!」

ミサはお茶を運ぶと・・・さっさと奥へ消えてゆく・・・・まるで・・・何かあるように・・・・・・・
社務所では訝る地区長と・・・・・どう料理するか考える・・・・僕の一騎打ちが始まろうとしている。

「僕たちは社会関係奉仕部」第13話へ続く・・・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1