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「オストド&メストド1号 温泉に行きた~い 強羅編 VOL2」  [温泉]

開店前のひとときはTULLY’Sでコーヒータイム

開店前・・・ウインドーショッピングも飽きてくる。オストド&メストド1号。
別に買い物に御殿場までわざわざ・・来たわけではない。
夏の旅行に備えて・・・「お手ごろな価格で・・・いいのがあれば・・・リュック買おうかな」くらいの購買意欲しかない。
なにせ・・・ブランド嫌いのメストド1号。買えないのではなく・・買わない。メストド1号に言わせれば、「ネコも杓子も・・・」は嫌いだと言う。だから・・・ヴィトンもフェラガモもその他大勢のブランド物には興味がない。
だから・・・プレゼントに困るオストドが存在するのだ。
さて・・・開店前にやるべきことがある。それは・・・ニコチンの供給(つまり・・・一服)とコーヒータイム。
コーヒータイムと言っても・・・お子ちゃま的な味覚とメストド1号は言うが、「紅茶こそ男の飲み物!」と開拓時代のアメリカ男そっくりの感性の持ち主であるオストドは・・・ティーを嗜む。メストド1号は季節に関係なく・・・・ホットコーヒー。
それも・・・ブラック。
オストドが飲むコーヒーは、ほとんど・・・色付お湯と化した・・・超アメリカンのコーヒー。それも・・・会社で出されるのでしょうがなく飲むくらい。
オストドとメストド1号は本当に・・仲良しである。唯一争い(夫婦ケンカ)の種は全て・・・娘にその原因がある。
従って、二人で旅行中はめったやたらにケンカはしない。傍から見れば・・・ちょっと年配の新婚カップルみたいなもの。
TULLY’sでニコチンの補充と小休止終えると、館内?放送が開店を告げる。
ストリートに戻り・・あちらの店。こちらの店と渡り歩いて・・・リュックを探す。
行く手にダンヒルのショップ。
「ちょっと・・見るだけぇ~」と中に入る。
オストドは・・・隠れダンヒル派。普段通勤に使っているバックは、ダンヒルのレポーターバックだし、財布もダンヒル。
昔使っていたセカンドバックもダンヒルだし・・・生まれて初めて買ったちょっとお高いライターもダンヒル。
定期入れや小銭入れも一時ダンヒルだったし・・・名刺入れもそうだ。
タバコだって・・・ダンヒルを吸っていたし・・・家にはダンヒルのデカンター入りブランデーまである。
オストドは・・・・本当に見るだけのつもりだったのだけど・・・・長財布をショーケスのガラス越しに眺めていた。

「そういや・・長財布も要るわよねぇ~」とメストド1号が思い出したように言う。
そこへ・・・スラックスに半そでポロシャツ・・・素足にサンダル履きのオストド。どう見ても買う客には見えないのだが、
さすが・・・ダンヒルのショップ店員。さりげなく近づき・・・・・
「よろしかったら・・・お手にとってご覧ください」と白い手袋をはめ・・・ケースにはいかにも・・・
「お高いのよ!」と言わんばかりに・・・・お高そうな布を敷き・・・出して見せてくれる。
でも・・・オストドの薄いお給料で買える値段ではない。財布に3万以上出したら・・・中身がなくなってしまう。

「欲しいけど・・・諦めよう!」と考えたオストド。そこに・・・普段の働きぶりの賜物か・・・晩酌もせず付き合いもほとんどせず・・・伝書鳩いや・・・働きハチの生活を哀れんだ神様の救いの手がそうさせたのだろうか・・・・

「お誕生日のプレゼントに買ってあげる!」

晴天の霹靂とはこのことかも知れない。メストド1号は自分名義のクレジットカードを差し出すと・・・5分後には、オストドの手の中に・・・ダンヒルの紙袋が握られていたのである。

腹が減っては・・・・・

結局・・メストド1号のお目にかなうものは・・・何もなかった。
11時30分:駐車場への入場を延々と待つ反対車線を尻目に、元来た道を御殿場インター方面へ走る。
本来なら、左折して箱根の山めざして駆け上がっていくのだが、チェックインは3時だし・・・観光地の物価は高い。
従って・・・「腹が減っては戦は出来ぬ」とばかりに・・・信号を右折して・・・東名高速を潜り抜ける。
目指すは・・・ファミレスのジョナサン。ここのドリンクバーの静岡深むし茶が美味しい。通販では100g1260円。
ちょっとお高いお茶をこころゆくまで味わうためだ。オストドは、ハンバーグ&エビフライとライス大盛。メストド1号はシーフードドリアを優雅に召し上がっている・・・・オストドの場合は・・・召し上がると言うより・・・流し込むだが・・・

箱根の山を駆け上がれ!

他人の迷惑顧みず・・・1時間40分ほどたっぷり・・・4人がけを占拠して・・・・「そろそろ行くか?」と立ち上がる。
昔なら・・・待っている人に悪いからと・・・さっさと席を明け渡したものだが・・・最近は「早く来ない奴が悪い」とばかりに
居座る癖がついてしまった・・・・・ちょっとだけ反省!
愛車のアクセルを吹かし・・・再び東名高速を潜りぬけ・・・山へ向かう。
こまめに・・シフトチェンジを行い(オートマ車なのだが・・・ノロノロの山道には有効なのだ)ぐんぐん山を登ってゆく。
毎度のことながら・・・途中、仙石原の信号は混む。いつもの富士見苑なら・・・信号を右折して仙石原を横目に見ながら芦ノ湖へ抜ける道を進んでゆくのだが、今回は直進あるのみ。
本来は富士見苑を取りたかった。13時にはチェックイン出来るし、チェックアウトも11時でいいのだから・・・しかし、
行動の遅かったオストド。それでなくとも結構人気の高いところなので・・・取れるわけがなかったけど。
仙石原の信号を宮城野方面へ走りぬける。途中の深緑の木々が疲れ果てている心を癒してくれる。
宮城野を過ぎ・・・道路標識に沿って強羅方面へ鋭角ターンを行い・・さらに急な山道を登ってゆく。
途中T字路右が強羅と書いてあるので、そちらに進む。本来宿には左に行ったほうが行きやすいのだが。
前を行く車の後を必死に・・セカンドで登り追いかけてゆく。箱根登山鉄道強羅駅すぐの踏み切りをエイヤ!と渡る。
とにかく・・信号もなにもない無法地帯。ひるんだら・・・負け!
そのまま・・・公園方面と書かれた直進道路(狭い・・・通行人多すぎ)を・・・「轢くぞコノヤロ!」とばかりに登ってゆく。
一度、止まってしまえば・・・・落ちる危険性があるからだ。

ありゃ・・・目の前公園じゃん!

一瞬・・・「シマッタ!道間違えたか?」と思った。なにせ・・・オストドの愛車にはカーナビなんぞついていない。
隣で地図を広げているはずのメストド1号の手元にも地図はない。
オストドは必死に宿のWebから見た地図を思い出す。
「ええい!多分・・こっち!」と、どんづまりを左折・・・細い道を進むと・・・ヤマザキディリー・・・。
そうだ・・・この先の十字路右に曲がれば・・あるはず。・・・・
右に曲がったオストドの目に飛び込んできたのは・・・急坂!
「ここ・・登れってかぁ~」
シフトをローギヤーに入れ・・・アクセルを力強く踏む。
「ワッショイ!ソレワッショイ!」と掛け声を掛けたくなる心を抑えながら・・・・ぐんぐん坂を上ると・・・・
目の前に・・・強羅温泉「竹の葉」の看板が飛び込んでくる。
「多分・・・ここが駐車場なんだろうなぁ~」と玄関より下側の建物下部の敷地に車を乗り入れる。
到着は14時20分だった・・・・・・

「オストド&メストド1号 温泉に行きた~い 強羅編 VOL3」へ続く・・・
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