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オストド&メストド1号 「2008・夏 ちょっと贅沢?な旅」 Vol 13 [2008・夏 旅行記]

「お帰りなさい!ミスター&ミセス・・・」

13,AUG,2008 18:00PM (JPT 21:30PM)

自宅を出発したのが、昨日の 12:00PMすぎ・・・・自宅→成田空港→羽田空港→関空→ドバイ国際空港→ドーハ国際空港→コロンボ国際空港→コロンボ市内へとやってきた。33時間30分も掛ったわけだ。確かに「病気」と言われれば・・・病気と言われても仕方のない行程だった。
わざわざ・・スリランカを通り越し中東経由。しかも、中東を2カ国、それもトランスファーだけなんだから「完全な病気」。ここに来るまで飛行機を4機。航空会社を3社。実飛行距離7473マイル。
スリランカ航空を利用すれば、モルディブ経由でも成田から12時間30分。直行便なら9時間ほど。
とにかく・・・7473マイル。12026Km。片道だけで・・・東京-サンフランシスコを往復したことになる。

「ウエルカム・サー&マーム!」と迎え入れられ・・・空港から24Km。オストド&メストド1号は懐かしいヒルトン・コロンボに舞い戻ったのである。
ホテルカーのドライバー氏に小さく折りたたんだチップを手の平に隠し、握手を求める。
ただ・・あんまりチップを弾んでも、他の旅行者の迷惑になるので・・・100RP。

「100RP・・・100円ちょっとじゃん!せこ~い!」

「せこい」はずありません。オストドは一応・・・遠慮しときますけど、屋台でお腹一杯食べても・・・90RPで食べれますし・・・バスナラ・・7RPほど。列車だって3駅乗って・・2.5RP。
まあ・・・ケンタッキーやマックは食べれませんけど・・・・
ホテルメイドのパンも一個なら買えます。ホテル内のショップで売っている紅茶・・・50g袋入りでも110RP。ちっともせこくありません。それに比べたら・・ホテルカーの高い事ったら・・・でも24kmを送り・迎えで・・・・・2往復。計96Km。日本のタクシーより、とってもリーズナブル。
それに比べたら・・・ホテル代はちょっとお高め。正確には1泊しかしませんけど・・・出発まで部屋を確定させたいので・・・二人で350USドル。税金を入れて・・・448USドル。
我が家の掟。旅の宿泊代は一人一泊・・1万円(税別)。どこの国に行っても一緒。だから・・・リッチなホテルに宿泊するには・・・・東南アジアとか南アジアしかない。

フロントに行き、チェックインをしようとするけど、オストドは、ヒルトン・オーナーズ会員。下っ端のブルー会員だけど・・・専用チェックインカウンターを使える。今まではフロント前にディスクがあったり、フロントに専用のカウンターがあったのだけど・・・今回は18階のエレベーターホールにある専用ディスクだそうだ。フロント氏に連れられ・・・18階へ行く。勿論・・フロントからも連絡されている。

「ブルー・ブルー・ブルー・・・・・」 鼻歌交じりのフロント氏。なにがそんなに嬉しいのだろうか?
エレベーターを降りると、ディスク嬢に迎え入れられる。

「ミスター&マーム!お帰りなさい。本当に戻ってこられたんですね?」
「この前、戻るって言ったでしょ?」
「ええ・・・・」

この女性には、この前の滞在で大変世話になっていたのだ。
ディスクの前のイスに腰掛け、パスポートを出す。

「スモーキングルームで宜しかったんですよね?」
「そう・・・高層階希望しているんだけど・・・・」
「はい。そのように用意してあります。」

あっという間にチェックインが終る。と言うより・・・何も書いていないけど・・・手続は終っている。

「お部屋にご案内いたします・・・」

エグゼクティブラウンジ内にある階段を上がる。19階の宿泊者の特権。
今回はコーナースィートにアップグレードはなかったし、シティービューだったけど、部屋には・・ちょっとサプライズが用意されていた。



ウエルカムフルーツは当たり前。チョコは前回が4個。今回は6個。それに・・・・ウエルカム・お寿司まで・・・・・

「わ~い。早速食べようかな・・・・」
「ちょ・・ちょっと待て!証拠写真・・・・」

リュックサックから、カメラを取り出し・・・・パチリ。
撮影を終ると・・待ちかねていたようね・・・お寿司・チョコレートを全部胃袋に収めるメストド1号。

「あなたは・・・食べすぎだから・・・フルーツで我慢しなさい」

確かに・・喰いすぎかもしれない。34時間の間に機内食4食。ラウンジで貪り喰うこと羽田・関空・ドバイ・ドーハ。さらに・・・松屋の牛メシ大盛り。花ごよみのさぬきうどんとミニ天丼。
しょうがないので・・・・バナナ・ブドウ・リンゴを貪り喰うオストド。

「おっ!そろそろ・・・カクテルタイムじゃん。ラウンジ行こう!」
「そうねえ~・・・・・・くっくっく・・・」
「ちょっと待って!お酒飲んでも・・・晩ご飯は食べるからね!」
「はいはい・・・・」

まるで・・・・餓鬼のようなオストド。ふたつの腹時計が交互に時間を刻むのだから仕方がない。
首からカメラをぶら下げ・・・一応、メストド1号をエスコートして(そうでないと・・階段から突き落とされる可能性があるし・・・メストド1号が自爆するケースもある。)
ラウンジへ行くと・・・最初必ず・・・サインを求められる。これは利用資格のない人を排除するためだ。

「サーこちらの伝票にサインください。」

サインを求められたのはこの1回だけ・・・・だけど。
席に案内され、飲み物を訊ねられる。

「シンハビールプリーズ!彼女もね!」

この一言がオストドからレストランで食事をすると言う機会を奪うことになる。
運ばれて来たのは・・・シンハ・・・こっちでは「ライオンビール」それも・・・大ビン2本。
それぞれの蓋が開けられ・・・キンキンに冷えたグラスに注がれている。
さらに・・・乾き物を入れたトレーとお皿に盛り付けられた・・おつまみが運ばれてくる。



これ・・・すべて宿泊料金に含まれているんです。もちろんこのほかにもおつまみがビュッフェですから・・・

「ビュッフェ」悪魔の囁きにも等しいこの言葉。食べ放題・飲み放題の・・・・オストドにとっては天国の状態。「ちゃんと晩ご飯食べるんだから・・・」この言葉をすっかり忘れ去ったオストド。
メストド1号も「してやったり!」という心を隠しきれないのか、ヒョイ・・パク!ゴクゴク・・・・オストドの暴挙を止めようとしない。
すっかり・・いい気分に酔っ払い満腹中枢を満たされたはずのオストドだったのだが、脳裏に「晩ご飯」の文字は浮かぶ。

「さて・・・晩ご飯!」
「はぁ?まだ・・食べるの?あたしは・・・・いらないけど・・・」
「炭水化物摂らないと・・夜中に騒ぐぞ!」
「ふっ・・・・」

しょうがないと諦め顔のメストド1号を無理やりエレベーターに押し込め、ロビー階に下りてゆく。

「ねえ・・・パンぐらいにしておいたほうがいいんじゃない?」

最後の最後まで抵抗するメストド1号。その一言が、ここヒルトン・コロンボのパンの美味しさを思い出させる。

「そうするかな・・・その代わり・・パン3個ね。」

ロビー奥のパン売り場でパンを4個買う。ここにはケーキやチョコレートを売っているんだけど・・・
ケーキはホール売り、チョコレートは一粒100RP以上もする。

部屋に戻り・・・湯沸しポットに無料のミネラルウォーター(何故か・・・冷蔵庫に2本・その他に3本。一本が750ml)を注ぎこみお湯を沸かす。
お茶を入れるのはオストドの役目。オストドにはアールグレイ。メストド1号には、インスタントコーヒーを淹れる。
NHKの海外放送を見ながら普通のパン2個とドーナッツ1個を完食。メストド1号もドーナツ1個をコーヒーで流し込む。

柔らかいベッドが「おいで!おいで!」と手招きする。その誘惑と戦っていたのだけど、オストドがトイレに行っている隙に・・誘惑に堪えきれなくなったメストド1号はベッドの中・・・・。
オストドがトイレから戻ってみると既に・・・夢の中。
そんな姿を見ていたら・・・オストドも誘惑に堪えきれなくなり・・・・まだ・・20時すぎだけど・・・メストド1号の横に滑り込み・・・・いつの間にか夢の中へ誘われていった。


オストド&メストド1号 「2008・夏 ちょっと贅沢?な旅」 Vol 14へ続く・・・・

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