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「旅は道連れ・・・世は・・どうなるんだろう」 第二日目 「嗚呼・・カオシュンよカムバック!」 [男達だけの・・・台湾旅行記]

「嗚呼・・・カオシュンよカムバック!」

予め・・・言っておきたいことがある。別に改まって言うことではないけれど。
台北で車で拉致されて到着したマッサージ店。その名は「ウインザー」。台湾JTBの契約店らしく・・・日本人客でごった返している。別に・・・ここの店のマッサージがどうのとか言うわけではない。日本にある台湾式マッサージに比べたら
技術は格段にいいし、マネージャーも・・・美人だし・・・言うことは無いのだけれど・・・・・
店に入るなり・・・嫌な予感が漂う。今回の同行者はO社のO氏(一番若い)。S社のS氏。共に・・・社員を抱える会社の社長様。一番年齢を喰っていて、ペイペイのオストドの3人で・・・ここに拉致されてきたのだ。
特にO社のO氏とは昨夜・・・高雄のマッサージに嵌り・・・中毒症状。つまりそれだけ・・・気持ちが良かった。
今回は半分嫌がるS氏を強引に連れ出し・・・(拉致したわけではない。腕を離さなかっただけ・・・)やってきたのだ。
今日のコースも120分2000NTドル。ただ嫌な予感がしたので・・・全てのオプションを断る。
三人一緒の部屋に通される「台湾マッサージ中毒」のオストドとO氏。そして・・・可哀想なS氏。
そのときの三人の胸中は・・・・「きっと・・ミニスカのお姉ちゃんに違いない!」が99.9%占めていたはず。
それが・・・現れたのは・・・「げっ!台湾のかしまし娘!」・・・つまり3人の太った妙齢のお姉さま方・・・・
オストド・・・死刑囚の気分になったのは言うまでもない。

つい・・・「ああ!懐かしきカオシュンよ!出来ることなら戻りたい!」と喚く。
「そうですね・・・」 とO氏も不満げ。一番若いのが付いたのに・・・・
「まあ・・リラックスして受けれるからヨシとしましょうか?」 語らずも全てを悟ったのだろうS氏の言葉。
2時間の・・・・拷問じゃなくて・・・マッサージがスタートしてゆく。
まあ・・・O氏とオストドをジャンキー状態から現世に引き戻すべく・・・神様がお遣わしになったのだろう。
O氏とS氏はすっかり・・夢の中。ただ・・・オストドはかしまし娘三人衆と中国語と日本語の相互レッスンとなる。

すっかりお酒と毒気を抜かれた・・・3人はそのあと・・・・林森北路(リンシンペイルー)に消えていったのだ。
だが・・・残念なことに・・・悪いお酒でも飲んだのだろうか?記憶が途切れ途切れになっている。
ただ・・・3人で街を徘徊し・・・ニセモノ屋のおっさんに声を掛けられたり・・・
「見るだけでもOKよ!カワイイコいる!」とポン引きのおばさんに声を掛けられたことだけは・・・記憶の片隅に・・・
一体・・いつの間にか部屋に戻っていたのだから・・・・たぶん・・・???だけど。

「ウフフ[揺れるハート]コースの結末

男の結束は固いのでどこの誰だかは申し上げることが出来ない。オストドかもしれないし、そうでないかもしれない。
本場のマグロを試食した人もいる。中には・・・折角、お餅になったのに・・・ナイトマーケットの案内だけに終わったと言う
ご仁もいるらしい。テポドン1号に舞い戻った(目的地に到着する前に落下してしまった)ご仁もいる。

「いやあ~〇〇ちゃんの言うとおりでさ・・・飲み代にお餅代でしょ・・なんだかんだで45超えちゃったよ・・・」
「だから・・・言ったでしょ!冷凍モノで我慢したらって・・で・・・どうだったんです?」

男は元来スケベな生き物らしい。超堅物の良識ある人だって・・・部屋でAV鑑賞しているくらいだから・・・

「それがさ・・・サン〇のデパガだったんだけどね・・・」
「ふむふむ・・・どこの売り場?」
「婦人服・・・」
「それで・・・どうだったんですか?本場のお味は・・・」
「それが・・・テポドンでさ・・・・」
「あちゃぁ~また・・・ですか?理由は?」
「うん!ちょっと・・・」

女性は地上に降りた天使だと誰かが言っていた。ただ・・・運良く足から降りた人。そして・・顔から着地した人に分けられるのだけど・・・・どうやら・・・後者だったらしい。

「なんで・・・お餅に?」
「うん・・・話盛り上がっちゃってさ・・・もっとカワイイ娘いたけどね・・・・いざ・・お餅になるときに・・・」
「アイ・キャン・アンダースタンド!それで・・・テポドン・・・・はあ・・・・ついてないですね」
「でしょ・・・だから・・モミジ会の旅行なんだけど・・・」
「まさか・・・リベンジ台北と言う気じゃ・・」
「いいじゃん!」
「はあ・・・それより・・・明日はどうします?」
「うん・・・出撃しようかな・・・一緒にどう?」
「え・・・遠慮しときますよ・・・夜市で漁でもしたほうが・・・マシでしょ?」
「そうしようか・・・」
「あれ・・・明日じゃないですよね・・・もう・・今日ですね」

また・・・寝不足で朝を迎えることになるのだ・・・きっと・・・・

ポン引きにはご注意!

台湾に出発する前々日のこと。オストドは・・・大先輩から台北での危険情報を入手していた。

「〇〇ちゃん・・台北ではポンスケには注意しなきゃだめだよ・・・・」
「はあ・・・・まさか・・Tさん。マグロ喰ったんすか?」
「ああ・・・安いのをね・・・」
「それで・・・どんな風になりましたか?」
「それがさ・・・シャワー浴びている間は気をつけていたんだけどね・・・やっている最中にカーテン越しにサイフから金抜かれて・・・・」
「あはは・・・で・・・いくら抜かれたんです?」
「それがさ・・・大2枚。」
「まあ・・・相手にも良心があったんですかね・・・・」
「そうなんだよ・・・こっちも・・・違法だしさ・・」
「勉強料ですね・・・参考にして・・・清く正しく美しくで頑張ります」

一体・・何を「清く正しく美しく」頑張るのか?と突っ込まれても困るけど・・・早速・・ウラコン情報として・・・メンバーに流す。まあ・・・ご高齢の方には用がない?と思われるので・・・流す先はモミジ会の面々。
早速・・・確認電話が鳴り出したのは言うまでもないけど・・・・

そのサイフ・・・ちょっと待ったぁ~

大体・・・日本人が出入りする免税品店やみやげ物店の周辺には、ナイトマーケットで100NTドルで売っているモノと同じモノを・・・・「1個1000円安いよ」と言うへんな行商のおっさんやおばさんがいる。

「あなた・・日本人ね。私・・日本人好き。これ・・ひとつ特別に千円で売ってあげる」
「高いね・・・いらない」
「じゃあ・・・2個1000円ならどう?」
「い・ら・な・い・・・」
「じゃあ・・・5個2000円」
「しつこいなあ~要らないっていっているでしょ・・・」

オストドに売りつけるのを諦めたおっさん・・・次々と出てくる同行者へ同じアプローチをかける。

「ねえ・・・X△さん・・・それ・・・ナイトマーケットで1個100NTドルだよ・・・」
「そう・・・じゃあ・・・いらない。」

ことごとく・・・商売の邪魔をするオストド。そこへM社のM氏がやってくる。

「ねえ・・Mさん。やめといたほうがいいよ・・・パッチモンだしさ・・・まあ・・・ニセモノにもならないけど・・・」
「〇〇ちゃん・・・10個1000NTドルで売ると思う?」
「さあ・・・どうでしょ・・・交渉してみたらどうです?そのときは・・1個なら引き受けますよ・・・300円で・・・」
「10個1000NTドルなら買う!」
「8個1000・・・」
「じゃあ・・・いらない・・・」
「OK!10個1000でいいよ・・・」

10個抱えて帰ってくるMさん。

「〇〇ちゃん・・・やったぜ・・・勝った!」
「じゃあ・・・1個・・・そうだな・・コレ引き取ります。コレなら・・・パッチものにもならないオリジナルだし・・・」
「あ・・あと・・・どうやって・・・持って帰ろうかな?」
「そうですねえ~洋モク1箱多く買って課税に並べばいいんじゃないんですか・・・・」
「隠せないかな?」
「みんなで分散するか・・・ああ・・大丈夫ですよ・・・コレらコピーじゃないわ・・・オリジナルですもん。」


「旅は道連れ・・・世は・・どうなるんだろう」 第三日目 台北観光もラクじゃない。・・・に続く




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