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オストド&メストドのお騒がせ珍騒動の旅・・・ホアヒン編 ⑤ ロストバッゲージの危機!? 3 [タイ・ホアヒンの旅]

ロストバッゲージの危機!? 3

騒動勃発??

「おかしな・・・日本人が乗っている・・それも馬鹿なのか?会社の手違いなのか?聞いてこい!」

まあ・・・馬鹿だと思われても当然といえば・・当然。ある程度は予測していた。
日本でなら「オタク」で通るのだろうが・・・CAたちにしてみれば当然騒ぎになる。
まあ・・・ANAのCAみたいに・・・「お帰りもご一緒させていただきます。」と羽田を離陸前にわざわざご挨拶されたこともある。だって・・一日に2往復も羽田/那覇間を行ったりきたりする馬鹿・・・まあ・・スーパーフライヤーになるために、「修行」をしたのだけど・・・・それは国内線の話。
今回は、わざわざ・・・今、バンコクにいるのにコロンボまで飛び、そのままバンコクに戻るというのだから、大騒ぎになっても仕方が無い。
それは・・30,Dec,2008 PM21:25に再度CX703に乗り込んだ時点で始まった。
ウエルカムドリンクを飲んでいると、スリランカの入国書類を男性客室乗務員が配ってきた。

「ノーサンキュー!コロンボで入国しないからいらない。」
「そうか?トランスファーなんだねどこへ行くんだい?」
「一緒にバンコクに戻るから・・・・」
「???」

そのまま放っておいてくれれば良かったのだけど・・・ちゃんとコロンボ/バンコク間のボーディングパスも、ラウンジのインビも既に持っているのだが・・・

「WHY?ここがバンコクだぜ・・降りなよ・・・」
「いや・・・チケットの関係だからしょうがないんだよね・・・」
「アンビリーバブル!」

「アンビリーバブル?冗談じゃない!ちゃんとチケットも買っているし、東京の予約にも確認したのに・・・」と怒鳴りたい気分だったけど・・しょうがないので、E-チケットを出して見せる。
多分・・彼はオストドとメストド1号が会社に騙されたのだと思ったのだろう。
すぐ・・・チーパーは飛んでくる。インフライトマネジャーは飛んでくるわで大騒ぎ・・・しまいには・・・エコノミークラスの担当の石〇さんまで呼ばれてやってくる。

「あのぉ~オストド様。私、石〇と申しますが、最終目的地はどちらなんでしょうか?他のCA達が絶対におかしいから聞いて来いと言っておりまして・・・・」
「バンコクだけど・・・」
「あのぉ~どうして・・そういう・・ことに・・・」
「ああ・・話は簡単なんだよね。チケットがコロンボ発券だから・・・一度戻らなきゃいけないしね・・・」

オストドのチケットを確認した石〇さんがインフライトマネージャーに事情を説明に行き・・・また・・・戻ってくる。

「あのぉ~よろしければ・・・降機されますか?」
「いや・・ご一緒させてもらいますよ・・・うちら・・飛行機に乗るために旅しているもので・・・マイルを貯めているんでね」
「ちょと納得できないんですけど・・・本当によろしいのですか?今なら降りられますけど・・・」
「いいんです・・・キャセイに乗るのが好きなんで・・・」
「そうですか・・・それはありがとうございます。」
「帰りもご一緒ですよね?」
「よく・・ご存知ですわね・・・」
「まあ・・ね。」
「バンコクに戻られてからはどうなさるのですか?」
「ホアヒンの近くにあるヴィラを予約してあるので・・・」
「ご帰国は?」
「1月4日ですよ・・・もちろんキャセイで香港経由成田行き・・・・」

このとき・・・キャセイが「乗ったことにしてあげる。ホテルも用意してくれる」と言ったら・・・多分、躊躇なく降機したかもしれないけど・・・夜、遅くにホテル探しは面倒。しかも・・・オストドひとりならその辺でごろ寝もありだけど・・・メストド1号も一緒。このまま・・・予定通りいくしかない。しかし・・誰も預け入れた荷物がターンテーブルを廻っているとは・・・オストド&メストド1号も、クルーも知らなかった。ただ・・・旅の神様だけが知っていただけだろう・・・

「本当にいいんですね?」

そう確認すると・・・石〇CAはそう報告に行き、それと同時に1本だけ繋がれていたボーディングブリッジが外され、
ドアがクローズされた。PM22:00(JPT24:00)。
PM22:05 テイクオフ。多分・・・もっと早く出発できたに違いないけど・・・定刻よりは早い。

「オストド・・機内食はどうする?野菜カレーないわよ・・・」
「チキンは食えないし・・・胃袋は悲鳴を上げそうだもの・・・寝るわ!」
「あっそう・・・私も寝る」

パーソナルTVをひっぱりだす暇もなく・・・惰眠を貪る。眠ったと思ったら・・・「最終着陸態勢にはいりましたので・・・」
と起こされる。わずか2時間20分で懐かしいコロンボの街の灯が眼下に見える。
心なしか・・以前に比べると・・・灯りの数が増えているように思える。

PM23:55(JPTAM3:25+1)お騒がせ夫婦。オストド&メストド1号を乗せたB777-300は滑らかにコロンボ国際空港にランディング。
ゲートまでタキシングが5分。どこかの空港とは違う・・・A7ゲートに静かに横付けされたのは、丁度AM0:00だった。

「またあとでね!」とすっかり仲良くなった?と言うより運命共同体になりつつあるCAに送り出され・・・とりあえず機外へ出る。メストド1号も・・・「また後で・・・」なんていって降りるくらいだから・・・オストド並に病気は進行している。

「ねえ・・・」
「はいはい・・安堵の一服でしょ。ラウンジに行く?」
「何か・・嫌な予感がする・・・」
「じゃあ・・・スモーキングルームに行きましょう!」

ちょっとした免税店(売っているのはお酒・タバコ・化粧品の類とチョコレート)の横の通路を進み、突き当たりのドアを開けると・・・・独特的な香りに包まれる。

「ねえ・・・紅茶買っていく?ティーパックの・・・」
「まあ・・・ね」

一応、スリランカまで来た記念?に紅茶のティーパック50袋入りを一箱購入。良く解らないけど・・手持ちのルピーで払ったら損な気分がした。

「さてと・・買うもの買ったし・・・ラウンジへ・・・・」
「何か食べるの?」
「多分・・・喰いたくないな・・・飲み物くらい」

オストドの胃袋には、機内食2食。ラウンジ3食。ホテルの朝食の計6食が詰まっている。さすがの・・・オストドの胃袋も食い物より・・・胃薬を欲しがっている。
ラウンジはアラリヤラウンジ。嫌な予感は的中した。スモーキングエリアが撤去されている。
一番・・このラウンジで混み合っていた場所が無くなっているのだ。

「あ~あ。ここにまで・・・嫌煙権が浸透したか・・・」
「そうねえ。もう止め時みたいね・・たばこ・・・・」
「何飲む?」
「そうねえ~コーヒーがいいな!」
「了解!」

ここには・・・レギュラーコーヒーはない。インスタントコーヒーがあるだけ。紅茶の国なのに・・・紅茶までティーパック。
メストド1号にインスタントコーヒーをいれる、自分用は・・やっぱりコーラ。飲み物=コーラが植えつけられてしまっているみたい。
さっさと・・ラウンジを後にして、またもやスモーキングルームに籠もる。1服・・2服して通路にあるフライトインフォメーションを見ると、「ファイナルコール」の文字が浮かぶ。

「まだ・・ボーディングの時間じゃないわよね?」
「そうだけど・・・ちょっと急ぐか・・・置いていかれたら嫌だし・・・」
「荷物大丈夫かなぁ~」
「多分・・・そればかりは・・・解らないけどね・・・」

31,Dec,2008 今年最後の飛行機に乗り込むオストド&メストド1号。普通なら「ウエルカムオンボード」なんだろうけど・・「ウエルカムバック!」と迎えられる。

「しかし・・今年も一杯飛行機に乗ったわよね」
「うん。コロンボ/ドーハが、カタールのビジネスでしょ。ドーハ/関西がカタールのファーストクラス。まあ一番運がよかったのは、特別の計らいで関西/ドバイのエミレーツ航空のファーストクラス・・・・」
「うん!アレが一番良かった!」
「JALのマイルも貯まったわよね?」
「うん・・・この旅が終わったら・・たぶん24000は行くんじゃないかな・・・」
そこへ・・ウエルカムドリンクが運ばれてくる・・・
「ミスターオストド&ミセスメストド1号・・お飲み物は?」
「オレンジジュース。プリーズ!」声を揃える二人であった・・・・

追記・・・メストド1号の旅行記

出発はバンコク時間の22:05.ということは・・・日本時間では24:05。早々にG2ゲートへ引き返すことにしまして・・・
定刻にドアクローズ・・・まだ・・・出発に時間があるみたい。
キャビンクルーがスリランカの入国カードを配り始めるけど・・・私もオストドも必要がない。だから・・・「入りません!」と言ったら・・・
男性のクルーの顔が???「WHY?」。そりゃそうでしょうね・・・「又、ここバンコクへ戻ってくるから・・・」
「あの~BKK スワナープはここですよ。」 「うん。知っているけど・・・」
どうやら・・・不審人物が乗っているとキャビンクルーの間に流れたみたい。次々とクルーが集まってくる。ついに・・・エコノミークラスにいた・・・日本人CAがやってくる。
たぶん、「事情を聞いて来い!」と言われたらしい。そこで・・・オストドがスリランカ発券でルートどおりに搭乗しないとならない旨を説明。
彼女が同僚に・・・「コロンボイシュー・・」とか説明。まあ・・彼女のおかげで皆さん納得はしてくれたみたい。
ドアは閉まっていたのに・・・なかなか離れなかったボーディングブリッジは私たちのためなのかしら・・・
キャビンクルーの皆さんには・・・「物好きなお客がいてさあ~」と語り草になっているかもしれませんけど・・・・
クルー達も諸事情によの関係で往復乗務して戻ってくるそう・・・オストドは知っていたけど・・・・一体、仕事ちゃんとやっているのかな?
多分・・私達のために5分は余計に時間が掛かったと思うけど・・・定刻より早くテイクオフしたから・・・まあ・・いいでしょうその他の乗客の皆様。
機内食のミールメニューが配られるけど・・・オストドの食べたかった・・・野菜カレーと豆カレーのあい掛けはない。
どこかの本で読んだけど「食べない選択肢もございます。」を選択。オストドも・・・眠っちゃったし・・・ひたすら・・・眠ることにしましょう。
確か・・メニューはサパーメニューとなっていたけど・・・
いつの間にか・・・眠っちゃたらしく・・・・「最終着陸態勢だから」とオストドに起こされて・・・・しょうがなく・・・・起きることに。
出来れば・・・飛行機を降りないで済ませたいんだけど・・・降りなくちゃいけないみたい。
まあ・・・折角のコロンボ。私にとっては、3ヶ月ぶり・・・オストドは4ヶ月ぶり・・・・日本の地方空港よりも勝手知ったるナントヤラで・・・
オストドのニコチン補給にお付き合い。その後・・スリランカにもいくらかお金を落とさないと・・・というオストド。まあ・・・たしかにスリランカのお金は持っているんだけど・・・米ドル表示は何故なのかしら・・・損した気分だけど・・・さすがは紅茶の国スリランカ。ティーパックだって日本のものより数段美味しいので・・・ヨシ!としましょう。
ラウウンジでコーヒーを飲んで・・・また・・・オストドに一服させ・・・(そうでないと・・・暴れるかもしれませんし・・・)。
インフォメーションボードにファイナルコールと表示されたので・・・早々に機内に戻ることに・・・
出発前に・・少々日本人CAとおしゃべりタイム。彼女は明日(1/1)の便で香港へ戻ったら翌日はベトナムへ行かれるとのこと。
「私もお休みが欲しい」と申されておりましたけど・・・大変なお仕事なんですねぇ~
また・・どこかの旅の空の下でお目にかかる日がくるかもしれませんね。
やはり・・・コロンボ/バンコク間でもオストドの期待のカレーはなし。オストド&メストド1号は揃って・・・・「食べない選択」を行使してお休みモ-ドへ・・・


オストド&メストドのお騒がせ珍騒動の旅・・・ホアヒン編 ⑥ ロストバッゲージの危機!? 4へ続く・・・

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