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「僕たちの・・・トルコ行進曲」 第1話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)

こっほん!

改めまして・・・僕です。某私立学園高等部1年で先日16歳になりました。
僕には・・・いくつかの肩書があります。委員長(最近・・・委員長の仕事してないけど)、社会関係奉仕部部長。
悪たれ連・・リーダー(怒られ役とも言う)、それから・・・はずみ?でエセ神主。(地域の皆さんは神主と呼んでくれるようになりました・・・本当は代行!資格を持っていませんから・・・)エセ陰陽師(素質があるのかなぁ~)
エセピアニスト(ネコふんっじゃったレベルだと思うけど・・・)、エセエレクトーン奏者(ピアノと同じくらいかも・・)
それから・・・ヤクザ屋さん。等々・・・・」
あれから・・・ヤクザ屋さんご一行がどうなったのか知りませんし、知りたくもありません。
僕は・・・借用書を取り返し・・・ついでに・・・慰めモノのなっていた女性達を救出しただけ・・・。
そのあとは・・・本家本元のヤクザ屋さんの金バッチであるSさんが後始末してくれたので・・・良く解りません。
まあ・・・聞いても教えてくれないだろうし・・・・聞く気もないです。
ミサに付きまとっていた馬鹿は・・・T女の皆さんに嬲者にされ・・・ついでに・・・僕に"金ゲリ”を喰らったし・・・
他のオオカミたちにも・・ボコボコに・・・・されました。
最後に・・・・・「俺の女に手を出すな!」と僕に一喝されましたけどね・・・・
それから・・・・悪徳金融の金主は、この馬鹿の親父で国会議員でした。帳簿の類はコピーして山口がお父さんの秘書に渡しましたので・・・この一族は終焉を迎えることになるでしょう。
だって・・・・後援会からは見捨てられ・・・顧問になっていた企業からは相次いで顧問契約を切られ・・・・
ついでに・・・九尾の女狐に力を借りたら・・・家に次々に不幸が襲っちゃいましたから・・・・・
まあ・・・いい気味です。それから・・・ミサはせっかく自由になったのに・・・まだ巫女がいいそうです。
僕・・良く解らないけど・・・・居たければいればあ~の世界です。
そうだ・・・一つ大事な事忘れてました。
T女と合同作戦を取ったので・・・・オオカミたちにも繁殖の時期が来たようで・・・・全員に彼女ができました。
「青〇ぅ~。それから白〇ぅ~。由香ちゃん’sに言いつけるからなぁ~」
それでは・・・・僕たちの一番輝いていた時代。第3幕。開演の準備が整ったようです。
皆様には最前列の席をご用意いたしました。それでは・・・ご一緒にタ~イム・・・・スリップ・・・・

元服ってなんだ?①

「さ・・・さみぃ~・・・・」 と言うのは・・・僕。
何しろ・・・一応、おぼっちゃま育ちなもんで・・・・
「うるせえ~馬鹿!」 大岩が吠える。
「大体・・・・部長がイモ堀り忘れてたからこういうことになってるんだろうがぁ~」 突っ込み担当は白○くんだ。
「ほほう・・・そもそもだ。大岩の馬鹿があのホステス予備軍のおっぱいのおおきいだけが取り柄女を押し倒したのがそもそもの始まりだろうが!それに・・・いいのかなぁ~白○くん・・・由香ちゃん2号にばらしても・・・・」
「うっ!」 
「で・・でもよ・・・・処女とドーテーってうまくいくのかな?佐々木ぃ~」
「知るわけねえだろ!俺は・・・・」
「そうだった・・・こいつ・・それで淋ちゃんになったんだもんな・・・・」
「じゃあ・・部長!」
「あん?なんか言ったか?寒いんだからよぉ~」 僕は聞こえないフリをしたのだけど・・・・
「なあ・・・部長。処女とドーテー上手くいくと思う?」 しつこく尋ねる・・・白○。
「う~ん。どうだろう。俺も最初のときは処女じゃなかったもんな・・・・何せ人妻だろ・・・」
「そうだよなぁ~・・・あいつら処女かな?」
「どうでもいいじゃん・・・・まだやれるかどうか解んないじゃん・・・・」

僕は・・・多分・・こいつらじゃ・・・無理と踏んではいるんだけど・・・・

「まあ・・そうだけどさ・・・・どこがいいかな・・・・最初・・・・」
「佐々木んちでいいじゃん・・・お袋さんに学割効かせてもらえ・・・なあ。佐々木」
「ば・・・馬鹿か部長!お・・お袋に頼むのか?俺・・・冗談じゃねえぞ」
「割引券・・・くれねえかな?」
「解った!とりあえず・・・聞いてみるけどよ・・・・」
「よろしく頼むわ!迷える・・・子羊じゃなかった・・・オオカミ見習い諸君のために・・・」
「ところでよ・・部長!」
「あん?」
「このいもづるどうするんだ?」
「ああ・・・後で・・・燃やして・・・・畑の肥料に撒くんだけど・・・・」
「じゃあ・・・焼き芋出来るよな!」
「ああ・・・・どうする気だ?」
「病院のガキ共におやつに届けてやらないか?」
「そうだな・・・聞いてみるか・・・」

そこへ・・・明るくなった(まあ・・・元々だったけど・・・もっと明るくなった)ミサがまるで・・・地上にあしがついているのか?と言いたくなるくらい・・スキップで飛んでくる。

「みんなぁ~おやつですよぉ[揺れるハート]~」

その声に・・・畑の隅っこに寝ていた・・・いや・・無理やり寝かせておいたが正しい。兄さんまでもが反応した。
寒くないようにと・・・先生思いの僕たちは酔っぱらって畑に現れた兄さん(学年主任だけど・・・)に後ろからケリを入れ(佐々木くんが飛び降りたときに下を歩いていたから・・当たっちゃった事にしておくけど)ついでに・・・猿轡を嵌め(だって・・・「酒持ってこい!って煩いんだよな・・・・)、畑の隅っこに転がしておいたんだけど・・・
風邪を引いては可哀そうだと・・・上に大量のイモづるとか藁(鶏小屋の使用品)をたっぷりかけておいた。
その兄さんが・・どうやら気がついたらしい・・・・

「きゃあ!」
「どうしたの?ミサ・・・・」
「あ・・あそこ・・・あの藁とかの山が動いている・・・・あれ・・・一体・・・・」
「心配いらない・・・あれ・・・兄さんだもん。もうちょっとで・・焼き芋と一緒に焼いたけど・・・」
「もう!びっくりしたぁ[揺れるハート]

どうやら・・・自力では脱出できないみたいだ・・・何せ2メートルは盛ってあるモンな・・・あの山。

「しょうがない!気づいちゃったから・・・出してやるか!」

僕の声に反応して・・・山を崩すオオカミたち。そして・・・中から引っ張り出されるというより・・・蹴りだされる兄さん。

「お・・・お前ら・・・・俺を殺す気か?」
「違いますよ・・・兄さん。」
「どう違うんだ・・言ってみろ!弟!」
「あのですね・・・殺す気だったら・・・畑に穴を掘って・・・そこに生きたまま埋めるか・・・それとも・・・その山に火をつけていたか・・どっちかですね。そもそも・・・酒臭い息をしながら・・・畑に来たのは兄さんで・・・・」
「そ・・そうだったか?」
「そうです。そこに寝ちゃったもんだから・・・俺ら風邪ひいちゃあ~看病してくれる人のいない兄さんが気の毒だということで・・・・布団代わりに落ち葉とか・・・かけただけで・・・・」
「そ・・そうか?」
「そうですよ・・・そうじゃなきゃ・・・今頃・・・凍死してたか・・・・焼き殺されてたか・・・・」
「あん?」
「ああ・・・兄さん埋めてたの忘れて焼き芋作ろうかと・・・・」
「そ・・そんな大事なこと忘れるんじゃない!いいな!」
「はい!」

僕たちは声を揃えて・・返事をする。

「祭りも終わった・・・イモも掘った・・・・後・・なんか忘れてないか?部長・・・」 赤沼が僕に尋ねる。
「そうだな・・・なんかあったっけ?そうだ・・・クリスマスパーティーとかくらいじゃん・・・・」

そこへ・・・いつの間にか現れた・・・美希がポツリと・・・・

「ねえ~キミタチ。期末試験忘れてなぁ~い?」
「あっ!そういえば・・・・に・・兄さん。いつからでしたっけ?」
「アホッ!来週金曜日からだろうが・・・・」
「ゲッ!や・・・やばくない?」
「う・・・うん。やばっ!ぜんぜん・・・勉強してねえもんな・・・・」
「そういや・・・明日だったな・・・予想問題の配布。」
「き・・・聞いてませんけど・・・・俺ら・・・・兄さん!」
「言ってないもんな・・・・教師を足蹴にするような奴らに・・・・」
「そ・・そんなあ~お兄様!」
「気持ち悪い!佐々木!よし・・・お前ら今夜中に帰って・・明日は普段通り登校しろ!」

みんな・・・あの時・・ひと思いに・・・という顔で・・・・

「あ・・・あのですね・・・兄さん。僕たち・・・連休じゃなくて・・・代休もらえないんですかね?」
「そうだ・・俺ら・・・休みなしで働いているんですけど・・・・」
「部活だろ!大岩・・・」 どうして・・・ここでチャチャを入れるんだ・・・Y!
「と・・とにかく・・・・明日は登校しなきゃならねえということは・・・・帰らなきゃ!」 

佐々木クン。さすが僕たちより一年多く生きているだけはあって・・・・

「お・・・俺は・・・・・」
「解っているって・・・お前は明日の朝来ればいいじゃん。ねえ・・・ミサさん!ついでに・・・美希センセーも・・・」
「あたしは・・・休みだけど!何か?」
「うっ・・・・」
「じゃあ[fax to]・・・おやつどうする?持っていく?」
「おやつって・・・」
「ビックマックとフィレオフィッシュが一個ずつ・・・・ポテトもあるけど[揺れるハート]・・・」
「わ~い!」 

飛びあがる・・・僕たち。みんな・・・マック症候群・・・・・

マックの袋を抱え・・ダッシュして地区長の家に戻る。オオカミたちと兄さん。
兄さんは村のマイクロバスを借りに走る。どうやら・・・バスでT市まで送るみたいだ。
多分・・・それから・・・夜、マンションと名のつく・・・ボロアパートへ帰ってゆく。

「そういえば・・・紗江子。怒っているよな・・・きっと・・・・」
「そ・・・そういえばそうよね。電話してみようか?」
「うん・・・上手く宥めておいて・・・・ちゃんと明日からバイトに行きますって・・・」
「解ったわ・・・・」

電話を終えた美希はミサとT市までお買い物に行くと出て行った。
因みに・・・カオリ・洋子・奈々子は本日は通し勤務だそうだ・・・・そりゃあ・・・あんだけ休めばしわ寄せは来る。
優子は・・・病棟の人手が足りないということで・・・準夜勤勤務・・・・
ミミと二人だけ・・・でこの鎮守の森に取り残されている・・・僕は一体どうなるんだろう。
ちなみに・・・・ミミは・・・今日は珍しく学校らしい・・・もうすぐ帰ってくるんだけど・・・・・

鎮守の森を風邪が音を立てながら過ぎてゆく。木の葉のあらかた落ちた木々は冬の到来を告げているようだ。


「僕たちの・・・トルコ行進曲」 第2話へ・・・続く。
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