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「僕たちの・・・トルコ行進曲」 第12話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

元服ってなんだ? ⑫

「あらぁ~みんないらっしゃい。今日は委員長クンもいるのね?」
「居ちゃ悪いですか?なんなら・・・帰りますけど・・・」
「あらあら・・・ご機嫌斜めね・・・」
「まあ・・・色々ありましてね・・・そうだ・・・静香さん・・・こいつ宥めてくれませんか?」
「いいわよぉ~そうだ・・・ピアノのレッスンもしてもらってないし・・・」
「レッスン?お前・・・教えてるの?」
「少しな・・・」
「じゃあ・・・こいつのレッスン料で飲み食いさせてくれますか?静香さぁ~ん。」
「いいわよぉ~」
「なんで・・・俺が奢るわけ?」
「いいからいいから・・・」
「そう!お前一人いい思いしてるんだから・・・奢るの当然!」
「で・・・鬼クマどうする?」
「クビにならなきゃ・・・顔を見るたびにヤキ入れ・・・」
「ああ・・・バイクにロープつけて強制的に50キロほどマラソンしてもらうのは?」
「甘いよ・・・100キロは走ってもらわねえとな・・・」
「ついでに・・・体育館に吊るすか?」
「あん?」
「副委員長に聞いたんだけど・・・ロープ登りなんざ時代遅れじゃん。」
「ああ・・・」
「渡辺・・・1メートルも登れないで落ちたって・・・」
「それで・・・あのシゴキか?」
「らしいぜ・・・だったら・・・鬼クマに見本みせてもらって・・・・1日ぶら下がってもらおうじゃんか・・・」
「どうやって?」
「ああ・・・輪っか作って鬼クマの足縛ってさ・・・体育館に吊るすわけ・・・」
「いいねえ~でも・・滑車持つかな?」
「部長!お前物理得意だろ・・・重力計算とか任せるわ・・・」
「ああ・・・しょうがねえ・・・やるか・・・ええとぉ~鬼クマの体重何キロだ?」
「多分・・90キロくらいじゃねえか?」
「そうすると・・・重力が・・・mghだから・・・それを・・・ええとぉ~・・・・」

キッチンをせわしなく動き廻り・・・・次々と・・・パワーランチ。別名・・・何が当たるか解らないランチが出来上がってゆく・・・まあ・・・所謂・・・パワーランチというのは・・・余り物のごった乗せと言ったほうが解りやすい。

「スペシャルパワーランチが出来たわよぉ~みんな取りに来てぇ~」
「は~い!」

僕たちはぞろぞろとスペシャルパワーランチと名を借りた・・・特大ハンバーグにエビフライ。それにとんかつにカキフライ。豚のショウガ焼き・・優に一人前はあるんじゃないかと思われるナポリタン。それに・・ライスは2人前はたっぷりと盛りつけられているもの各自・・・大皿にもらう。

「みんなぁ~飲み物はコーヒーでいいわよねぇ~それ以外は別料金にするけど・・・」
「それでいいっす!」

僕は計算をしていたので・・・最後に貰いに行く。まあ・・・僕たちの指定席は絶対にバレない席。
つまり・・・仮に先生たちが来てもバレない。イコール僕たちの席からは店内は見えない位置。

「委員長・・ちょっと待って[揺れるハート]
「何すか?」
「何すか?じゃないでしょう・・・今日・・これからレッスンね[揺れるハート]
「無理っす。レッスンするような状況じゃ・・・あっ!ダ・ダメですよ・・・触っちゃ!」
「じゃあ・・レッスンするわよね[揺れるハート]?」
「俺・・・バイトがあって・・・4時までなら・・・」「いいわ!それで[揺れるハート]

そう・・答えなきゃ・・・きっと握りつぶされてました・・・僕の僕自身。男じゃなくなったら・・・困ります。
それに・・・バックの中にはまだ・・・神泉がまだ残っていたはず・・・ですから・・・・

「はい[揺れるハート]みんなぁ~さっさと食べて・・・・・」
「言われなくても食べてますけどぉ~」
「で・・・どんな状況なわけ?」

僕たちと言うより・・・佐々木クンがかいつまんで話すと・・・・

「でも・・・キミたちも処分されるんでしょう?」
「そういや・・・でも・・・俺たちは・・・あっ!やったか・・・・」

クラスメートにボコボコにされた鬼クマにとどめを刺したのは・・・僕。顔を思い切り蹴りとばし・・・腹の上を踏んで病院へ走って行ったわけで・・・・

「まあ・・・それを食べたら大人しく帰ったほうがいいわね。委員長クンは・・・あとで・・・通達されるんでしょう?」
「ええ・・・まあ・・・たぶん・・・」
「うん・・美希先生か・・・お兄様からだろ・・・」
「うるせえ~」
「あっ!そうだった・・・処分の電話がかかってくる前に家に帰らねえと・・・・」 佐々木くんが思い出したように言う。
「ああ・・・それで・・3日間停学延ばされた馬鹿がいたっけ・・・」
「馬鹿で悪かったな!俺だそれ・・・・」 
「あれ?佐々木だっけ?委員長もそうじゃなかったか?」
「ああ・・・帰り着く1分前に電話かかってきてな・・・・」
「こうしちゃいられねえぞ・・・さっさと喰っちまって帰らねえと・・・・」

全員・・・喰うというより丸のみ状態で腹に納め・・・喰い終わった奴から・・・

「じゃあな・・・明日かな・・まあ・・いいや・・・今度会えたときに・・・」 そう言い残して次から次へと帰ってゆく。
勿論・・誰もお金を払って帰らない。つまり・・・僕が身体で払うのだ。レッスン料として・・・・

「じゃあ・・・行こうか[揺れるハート]
「後片付けは?」
「いいの・・・そんなもの・・・後でやれば・・・それより時間がないんでしょ[揺れるハート]
「言っておきますけど・・・レッスンですからね・・・ピアノのレッスン・・・」
「はいはい・・解ってるって[揺れるハート]・・・」
「と・・ところで・・・マスターは?」
「ああ・・・写真撮りにどこかへ行っちゃった・・・どこだけかな・・・今頃・・・どこかの空港で乗り換えているんじゃない?」

僕は静香に捕獲されて・・・捕獲じゃなければ拉致?されて・・・お店の近くのマンションへ・・・そこにピアノが運ばれているわけで・・・否応なしにそこでレッスンしなければならない。

「あれ?階違いませんか?」
「よく覚えてるわね・・・・ここは私専用のお部屋なわけ・・・」
「じゃあ・・・マスターとかは?」
「うん・・・・あの人は・・・別居状態ね。郊外に家を買ったから・・・」
「はぁ?」
「だって・・・私はお店があるでしょう。だから・・・上の広いところは人に貸して・・・私はここに住んでるの!」
「そうなんですか・・・・」
「はい[揺れるハート]どうぞ・・・引越し屋さん以外だと・・・初めての男性のお客様ね[fax to]
「ねえ[揺れるハート]わたし・・シャワー浴びていいかしら…日課だから・・・」
「いいですけど・・・レッスンですからね・・・ピアノの・・・」
「ウフッ[揺れるハート]解ってるわ・・・何か弾いていてくださらない?」
「リクエストは?」
「そうねえ~お店で弾いているものを・・・お願い[揺れるハート]

僕はリビングルームにおいてあるグランドピアノの前に・・・・

「あれ?ピアノ代えました?」
「解るぅ~[揺れるハート]?」
「これ・・・あの・・・スタインウェイじゃないですか・・・・」
「知っているの?ちょっと宝くじが当たったから買い換えたの・・・」
「宝くじぃ~?」
そう・・・この間・・あなたに抱かれた後に買った奴が・・・ね[揺れるハート]当たっちゃって・・・」
「そ・・そうですか・・・それは・・・良かったけど・・・いいんですか?こんないい・・・ピアノ弾いて・・・」
「うん[揺れるハート]あなたに弾いてもらうために買ったんだから・・・・」

僕は・・・逸る気持ちを抑えながら・・・そっと鍵盤に指を置き・・・・いつもの曲。ミスターロンリーを弾きだしたのだ。


「僕たちの・・・トルコ行進曲」 第13話へ・・・続く・・・・ 




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