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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第3話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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「成狼式の帰りに」 3

[るんるん]カラ~ンカラ~ン[るんるん]

「いらっしゃいませぇ~開店はまだなんですけ・・・なんだ・・美希か・・・」
「何だはないでしょう・・・私で悪かったのかな[揺れるハート]?」
「そ・・そんなことないけどね・・・」
「まあ・・いいわ。そんなことより・・・紗江子は?」
「ただいま・・・ノックダウン・・KOしちゃったから」
「何それ・・・ま・・まさかとは思うけど・・・本当にノックダウンしちゃったの[揺れるハート]
うん。おかげさまで・・・」
「おかげさまって・・・あなたねえ~ちょっと見てくる[揺れるハート]
「うん・・あわれもない姿だけどね・・・あはっ!」

それは・・・今から30分ほど前になる。“寸止めの舌撃・手撃”で、何度も絶頂には達したくても達せなかった
つまり、“ヘビの生殺し作戦”でちょっと欲求不満気味だった紗江子は、僕の僕自身を紗江子の神秘の泉に差し込んだ途端に1回・・そして・・・2回・・3回と・・・逝きまくり・・・最後の2度目の発射!の時に・・・

「きゅぅ~ん[揺れるハート]

と声を上げて壊れてしまった。まあ、連続して何回も逝っちゃったわけなので、壊れちゃったのかもしれないけど・・・僕は2回しか・・逝ってない。何か・・ずるいような気もする。
まあ・・・壊れちゃったものは壊れちゃったわけで・・・粗大ゴミにするのも生ゴミにするのもなんだし、とりあえず
毛布と布団を掛けておいたけど・・・だ・・・大丈夫なんだろうか?
そんなわけで・・・壊れちゃった紗江子の代わりに開店準備をしていたら・・美希がやってきた!と言うわけ。
階段をトントンと上がってゆく美希を見送りながら、僕は“神泉”をゴクリと飲み込む。多分・・・・「きゃあ・・紗江子ぉ~どうしたの?」とかなんとか聞こえてくるんじゃないかと思っていたんだけど・・・

「あれ?おかしいなぁ~きゃあとか聞こえてこない・・・けど・・・」

僕は開店の準備をすっかり整えた。お店の掃除は僕が来る前に紗江子がしておいたので、する必要がなかったからだけど・・・

「あのぉ~開店の準備は終わったよぉ~。ついでにお腹空いたぁ~」
「今行くわぁ~出前を頼んだからぁ[揺れるハート]~」
「出前?出前って・・・何頼んだのかな・・・俺・・何食べさせてもらえるんだろう・・・」 

僕はぽつりとつぶやいた。だって・・僕食べたいものを聞かれていない。
ドレスアップした紗江子が2階から降りてきた。
どうやら・・僕が開店準備をしている間に、紗江子はシャワーを浴び、着替えをしていたらしい。

「おっ!紗江子ぉ~腰つきが色っぽぉ~い」
「誰かのおかげで・・・後でた~っぷり仕返ししてあげるからね[揺れるハート]
「そ・・そんなぁ~」
「うふふ・・・わたしから離れられなくしてあげるわ[揺れるハート]
「神社に帰らないといけないから・・残念でしたぁ~」
「まあ・・いいわ。美希が二階で待っているわ。お勉強しなくちゃいけないんでしょ?き・ま・つ・し・け・ん[揺れるハート]
「げっ!またかぁ~」
「ほらぁ~さっさとやってくるの[揺れるハート]・・・ごはんは運んであげるから・・・・」
「うん・・・・」
「ほらぁ早く行かないと・・・知らないわよぉ[揺れるハート]~助けにいかないからね・・・」
「ったく・・・鬼だね・・鬼・・・まだ・・安達が原のほうがマシだったかな・・・」
「何か言ったかしら[揺れるハート]?・・安達とか・・・」
「何も・・空耳でしょ・・・お勉強してきま~す。」

僕は2階で待ち受けている美希の元へ向かうことに・・まあ・・1学期の僕の成績はまあまあ・・・だった。
まあ・・100点しか認めない父親に言わせると・・・真剣味は足らんっていうんだけど・・・どうも・・勉強って奴とは性に合わないんだよなぁ~

「お待たせ~」
「遅いんじゃないかしら[揺れるハート]?」
「まあ・・開店準備してたからね・・・」
「いいわ。とにかく・・・今学期はほとんどあなたたち学校に行ってないじゃない?」
「うん。行っても授業はほとんどなかったし・・・部活も忙しかったもん。」
「とにかく・・・みんなにはいい成績収めて貰わないとね・・・」
「なんで?」
「文武両道・・・これ・・・忘れちゃったわけ?」
「そういや・・・生徒手帳に書いてあったっけ・・・」
「そう。その生徒手帳はどこにあるのかしら?」
「ええとぉ~先生たちからの指導項目が多すぎて・・書ききれなくなって・・・どこか・・・」
「もう!田中先生が保管してくださっていたの!」
「キーセンセーがね・・やっぱり犯人はあそこか・・・」
「犯人じゃないでしょう・・・まったく・・あなたたちの生徒手帳見たら呆れちゃったわ・・・・」
「でしょうねえ~厳重注意に停学処分に・・ええとぉ~勧告もあって・・・」
「もう!明日・・抜き打ち検査があるの。知ってるわけないわよね」
「うん。知らない。」
「優子のお兄さんは帰って来なかったし・・・」
「青○のところで・・・潰れたというか・・潰したというのか・・・」
「やっぱりね・・・でも・・ちゃんとしておいて下さったから・・・」

そういいながら・・美希は僕たち全員分の生徒手帳を寄越した。僕は自分の手帳の処分歴を開けてみたら真っ白になっていた。

「ねえ・・これ・・真っ白になっているんだけど・・」
「当たり前でしょう!警察から表彰された生徒の手帳が真っ黒じゃ困るじゃない・・学校としては・・・」
「つ・・つまり・・・・」
「うん。まあ・・学校としては表彰状を得た生徒が・・本当は退学寸前だった・・なんてバレたら・・・」
「だよねえ~学校が恥をかくって構図だよね・・・」
「まあ・・・そういうわけで・・・処分歴は消されたわけ・・・」

僕は・・永久に書きこまれることはないだろうなぁ~と思っていた表彰歴のページを開けた・・・

「うわぁ~何これ・・・」
「あなたたちが稼いだ表彰状に感謝状の記録[揺れるハート]。」
「こんなに・・・稼いだっけ?」
「うん[揺れるハート]
「じゃあ・・・俺たち模範生徒になっちゃったわけ?」
「記録上はねえ~そうなるわね。」
「それで・・文武両道ってわけか・・・・」
「そうなの。一部の反対意見もあったらしいけど・・・」
「もしかして・・・鬼クマじゃない?」
「う・・うん・・そうみたいね。」
「やっぱりねえ~悪いけど・・コレ返すわ。」
「なんで・・・」
「だって・・・俺ら鬼クマに復讐するもん!」
「渡辺クンのこと?」
「それもあるけどね・・・」

僕たちのクラスは特に目をつけられていたのだ。まあ・・腐ったリンゴと腐りかけたリンゴを一緒くたにしたクラスだったからだが・・・・
僕たちが入学式以来、味わった様々な仕打ちを美希に打ち明けた。

「止めても無駄ね・・・」
「うん。無駄・・・それに元服したしね。もう・・ヒツジの皮が無くても生きていけるもの・・・・」
「そ・・そういえば・・・あなた紗江子に何かした?」
「まあねえ~挑発されればねえ~こっちも頑張るしかないわけで・・・・」
「道理で・・・紗江子。完全に参っちゃったみたいね[揺れるハート]
「そう?美希は?」
「わたしは・・最初からに決まっているでしょう[揺れるハート]
「どう?今・・・試してみる?」
「そうお願いしたいところだけど・・・・お勉強から逃げ出そうと言う魂胆でしょう[揺れるハート]?」
「バレバレか・・・・」
「うん。それから・・これ[揺れるハート]!」

美希は大事そうに幾重にも封された封筒を取り出した。

「も・・もしかして?あれ?」
「そう・・・苦労したんだからね・・・・英語がリーダーと文法でしょ・・・国語が古文と現国、物理に生物、歴史に地理。数学2分野と・・・」
「また・・マーク式だよね?」
「うん。その代わり・・・各科目50問の出題。」
「ぎゃあ~」
「間違っても・・・一般生徒に流しちゃだめよ・・・」
「判っているよ。でも・・・1科目100分で50問はキツイよな・・・」
「ううん。120分になったの・・・」
「それでも・・・キツイじゃん。」
「そうね・・・」
「適当に塗る奴もでてくるんだろうなぁ~」
「そうなるかもね。でも・・・物理とかは・・・途中の計算式を一歩間違えたらアウトになるから、最初の答えが間違えていたら・・・全部残りはXになるわ。」
「ワァ~ォ!そうかぁ~じゃあ・・・数学もそうなるわけだ・・・」
「そうなるわね、じゃあ・・・始めましょうか?」
「仲間に連絡してからでいいかな?」
「明日・・みんなにも配るから・・・・」
「そう?じゃあ・・・俺も明日みんなと一緒に貰う。」
「いいの?」
「仲間を裏切れないもの・・・」
「そう言うと思ったぁ~じゃあ・・これは仕舞っておくわね。」
「うん。そうして・・・」

僕は学校から配られた予想問題集に向かい合った。美希が家からわざわざ・・持ってきたのだ。
持って来られたらやらなければ・・・男が廃るそう思いながら問題集に取りかかっていった。
しばらくして紗江子が出前で運ばれてきたうな重とカツ丼に天ぷらそばを運んで上がってきた。

「どぉ[揺れるハート]あたしのレンちゃんはちゃんとお勉強しているかしら?」
「紗江子ぉ~。あたしのじゃなくて・・・あたしたちのでしょ・・・取っちゃ駄目ぇ[揺れるハート]
「バレたか・・・・で・・・ちゃんとしているのかな?」
「うん。昨日より・・ハイペースだわ。」
「じゃあ・・美希が食べさせてあげて・・わたしは・・そろそろ・・開店の支度をするから・・・」
「うん[揺れるハート]もうちょっとで・・今日の分は終るわ・・そうしたら・・・すぐ手伝いに行くから・・・」
「大丈夫。それより・・・ちゃんと覚えさせてね・・・」
「うん。私の本業だもの・・それ[揺れるハート]

僕はまるで小さな子供のように口元に食べ物を運んでもらいながら、黙々と問題に取りかかっていった。
何せ・・・元服をした以上、自分の行動には責任を取らねばならないし、応援には精いっぱいの誠意を返さねばならないのだから・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第4話へ・・・続く・・・・ 






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