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オストド&メストド1号。「親孝行???な旅・・・」 第1章 「旅立ち・・・」 [2009・GW 北海道の旅]

第1章 「旅立ち」

オストドの自宅はお引っ越しをしたので、京成線沿線のとある駅。
幼少のみぎりには・・・毎年、潮干狩りに来ていた所に住んでいる。
オストドの棲んでいる団地は、元は遊園地だったところと言えば・・・「はは~ん!」と思われる方もいるはず。
何せ16時11分発の電車に乗り、途中駅で特急電車に乗り換えれば46分で成田空港駅に着く。
片道720円。羽田空港なら1000円でたどり着く事が出来る。

「あのさぁ~あたし・・買いたいものがあるのよね」
「はぁ~(今頃言うか!)」(心の中でつぶやいた部分・・・)

“薬の福太郎”で歯間ブラシなるものを購入するメストド1号。オストドは、これでもか!と言うくらい詰め込まれたキャリーバックにデジカメのフルセットを詰め込んだリュックにメストド1号の“化けて装う道具”を詰め込み、更には甥っこや姪っこたちへのお土産で20Kgは下らないリュックを背負わされている。
駅に入るには“国道越え”がある。まあ・・・歩道橋で超えられるしエレベーターもエスカレーターもあるのだけど、
それに比べてメストド1号は小さなリュックサックを1個だけの身軽な格好をしている。
券売機で一人720円の切符を購入し、改札口を入ったところで、“キップの回収”を受ける。まあ・・オストドはお薬の影響もあり、ときどきではあるが、“今・・自分が何をしたのか?”忘れるフシがあるのだ。
無事、予定通りの電車に乗り、特急電車に乗り継ぐ

「ねえ~この中で国内線だけに乗るのにわざわざ成田へ行く居るのかな?」 メストド1号に聞かれる。
「さあねえ~モノ好きか・・羽田発が取れなかったか・・・くらいで・・ほとんど皆無じゃない・・・・」
「じゃあ・・ウチは・・・」
「モノ好きだから・・・」 

改札口を抜け、“手荷物検査場”通称“関所”へ並ぶ。オストドとメストド1号はパスポートを持ってくるべきか免許証にするか悩んだが、Eチケットも持っているし、免許証を選択していた。
係員は「また・・・モノ好きが来たか!」と言う顔をしながら・・・さっさと通してくれた。
勿論・・・向かうのは国内線カウンターだから一階。関所を出たら左に曲がり通路を進んでいけばよい。
最近・・・“ボケ”が進んだかのように見えるオストドだが、空港へ着くと人が変わる。
まあ、“昔取った杵柄”と言うものらしいのだが、明らかに顔つきも変わるらしい。
エスカレーターを登ったところで・・待ちに待ったあるもの・・いやある場所を発見。

「いいもん見つけた!」

カウンターへ向かわず、スモーキングルームに駆け込むオストド。メストドは仕方ないか!と言う顔つきで後に従うしかない。ニコチンが切れた途端、オストドは凶暴になるから仕方ないのだが・・・
オストドもメストド1号もSFCの本会員。つまり・・・二人とも“飛行機オタク族”とでも言うのだろう。
専用のカウンターでチェックイン。カードを2枚カウンター嬢に手渡して、キャリーの預入れをして身軽?に・・・
横にあるラウンジへ闖入。


ここに・・・一度来てみたかったから・・・国内線なのに成田発にしたのかも・・・・


う~ん!いつも・・同じパターン・・・・・進歩がない。

「ねえ!晩ご飯どうする?」
「私は・・食べなくてもいいけど・・・アンタはねえ~」
「うん。飛行機の中で暴れるかも・・・・それもそうだけど・・お父さんとか叔母さん方のお土産は?」
「忘れてたわね。どうしよう・・・」
「それじゃあ・・・中央までいくか?」
「その前にトイレに行っておく!」
「うん。カウンターにいるからさ・・・」

メストド1号がトイレに行った隙にオストドには、“やる事”があった。

「ねえ!確認していい?」
「はい・・・何でしょうか?」
「機内は“禁煙”なのは知っているけど・・電子タバコはどうなんだろ?」
「で・・電子タバコって・・・・何ですか?」

どうやら”マイナーな質問”だったらしい。そこでリュックサックから取り出し実物を見せる。

「これって・・・火を付けるんですよね?」
「火は使わないし・・・ただ・・ちょっと煙は出るけどね。一応ノータール。ノーニコチンの水蒸気だけだけど・・・」
「確認しましょうか?」
「今回は短いフライトだからいいや!これからこんな馬鹿増えると思うから・・調べておいてね!」
「あなた!みなさんお忙しいんだから!」

振り返るとメストド1号の頭に角が1本生えかけていた。別に・・・口説いていたわけではない。確認していただけなんだけど・・・
電子タバコはメストド1号に没収され、リュックの奥に仕舞いこまれてしまったので、機内で取り出すこともできなかった。
中央ビルの5階のローソンでオストドは“のり弁”メストド1号はミニ3色そぼろ弁当みたいなものを購入。
飛行機の離発着を見ながら簡単な食事。飛びあがってゆく飛行機には・・・・「トラブっても帰ってくるなよぉ~!邪魔だし、迷惑だから・・・」と見送り、出発階(4階)の土産物屋を覗く。

「あんまり・・荷物は増やしたくないけどね」と言いながら、抹茶ロールを3本購入して、1階の国内線出発へ戻る。第一ターミナルの国内線の発着は1階南ウイングの端・・・第5サテライト。途中、ニコチンを再度補給して、いざゆかん・・北海道!エスカレーターで一旦、3階に上がりセキュリティーチェックを受け、階下へ下る。
18時45分。ボーディング。ゲートはH。予想に反してバス出発ではなく、2階へよじ登り、“誘導路”に導かれ機内に入る。結局ゲート56番より搭乗だった。
18時55分。ドアクローズ。ほぼ満席(それでも・・・30席以上余っているみたいだったが・・・)
19時05分。プッシュバック開始。トドが2頭乗っているせいか・・・出足はとろい。
19時13分。やっとタキシング開始。目の前の滑走路にちょこっと割りこませて飛ばしてくれればよさそうなんだけど、やっぱり・・予想通り・・第2ターミナルの方へ機体は延々遠回りして進む。一眠りをしてもちょこっと走っては止まる。
19時40分ランウェイ16Lよりテイクオフ。キャビンアナウンスによれば・・・離陸後1時間10分って言ってたけど
定刻は20時35分だよね到着予定時間。因みにこの後、レンタカーを借りだして真駒内まで走る事になっている。本来のレンタカー屋の営業終了時刻は20時ちょうど。でも、ANAのWebから予約しておいたから、大丈夫なんだろうけど・・・・
操縦席のドアを睨むように念を送るオストド。「飛行機がぶっ壊れる寸前まで飛ばせぇ~!」
その脅迫めいた念が効いたのか?それともキャビンにいるお客全員の心の叫びが通じたのか?それとも・・風の影響もあったのか、早々とシートベルトサインが点灯される。風向きが良ければもっと早くランディングできたのかも知れないけど、札幌上空で左旋回をしてランウェイ19Rに着陸したのは、定刻より11分遅れの20時46分。ゲート5へ横づけされた機体を飛び出し、レンタカーオフィスへ向かうが、“無人状態”。
まあ・・・預け入れていた荷物を受け取っていたり、トイレに行っていたりしたのもあるので、21時を廻っている。
予約してあったのはトヨタレンタカー。ここ千歳空港へ着いてみないと”すずらん店”なのか”ポプラ店”なのか解らない。無人のカウンターに名前が貼り出されており、自分の名前を確認する。
どうやら・・・今回はすずらん店らしい。早速、内線電話で到着を告げるとお迎えのバスがやってくるとのこと。
その間を利用して・・・一服タイムは“当たり前だのクラッカー”(古い・・・)

オストド&メストド1号。「親孝行???な旅・・・」 第2章 「まだまだ・・先は長い!」へ・・続く・・・










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