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オストド&メストド1号「弾丸トラベル&究極のリゾート?な旅」 第8章       [2009・9月・シンガポール&バリの旅]

第8章・・カヤジャム探しとチャンギ空港で遊ぶ

18,sep am 7:00 (JPT am8:00)

本来なら・・・予約した時のスケジュールであれば、コロンボのヒルトンホテルで目覚めているはずだった。
それが、SQのフライトキャンセルに遭遇した事により、キャセイパシフィックに迷惑を掛け、旅程が1日前倒しになり、挙句にスリランカのコロンボヒルトンより、倍近い金額を払わされ、シンガポールヒルトンの16階。
つまり、「この階だけタバコ吸ってもいいぞ!」と言うフロアーに宿泊しているとは・・・・
因みに、コロンボヒルトンだったら、最高のステータスでのお迎えだったのだろう。何せ、最上階のエグゼクティブフロアー(ここがスモーキングフロアー)で、眼下にインド洋やプールを眺め、内戦が終った事を共に喜びあうスタッフが居て、格安な値段でマッサージを受けていたのだ。
そうなれば・・・このブログのタイトルも弾丸トラベル云々なんて書かなかったに違いない。
まあ・・これも神様の思し召しだから仕方が無い。まあ・・今日1日何も予定なんてしていない。
本来なら、もう一泊ヒルトンに泊まれば良かったのだが、エアーポートホテルである“クラウンプラザ”に宿泊予約は入れてあり、お金も払ってしまってある。

「まあ・・・トラブルじゃないけど・・・これもこれでいいか!夕べは美味しいモノを食べれたし・・・・」

そういいながら・・・ペットボトルの水をドボドボと放り込んで、お湯を沸かす。
丁度、お湯が沸き、メストド1号にはコーヒーを用意して、自分には緑茶を用意する。
まるで・・犬のような嗅覚を持っているメストド1号はコーヒーの匂いに起きてくる。

「お早う!」
「うん。お早う!コーヒー入っているけど・・・」
「ありがと・・・」

コーヒーを啜りながらメストド1号が聴いてくる。

「ねえ~今日の予定は?」
「カヤジャム買わなきゃ・・やっぱり・・ヤークンのじゃなきゃな・・・それから・・・バック見ていい?」
「そうねえ~ボロボロになってきたしね・・・それ!」
「うん・・気に行っているんだけどね・・・同じデザインがあればいいんだけど・・・・」
「そうねえ~アナタ収納ヘタだもんね!」
「うん。なんでも放りこめるヤツがいいんだよね・・・・出来れば・・・」
「ダンヒルなんでしょ?」
「うん・・なければ他でもいいけどね!それより朝食に行こうか?」
「じゃあ・・・着替えてちょっと・・メークなんぞ!」
「うん。」

朝食は22階のエグゼクティブラウンジでいただきます。もちろん・・・タダ!
何しろ、前述してますけど・・・オストドはヒルトン・オーナーズの一応なんちゃってGOLDVIP。
エグゼクティブラウンジへのアクセス権がある=朝ごはん代がいらない!

「サー&マーム。おはようございます。」
「おはよう!」

マネージャー氏が出迎えてくれる。サイン台帳に部屋番号・名前・人数。そして、サインをする。

「お二人のためにお席をリザーブしておきました。」
「ありがとう!」

マネージャー氏に連れられ、やはり長めの良い窓際ノシートへ案内される。

「サーはティーで宜しかったのでしょうか?」
「そう・・良く覚えているね!イングリッシュ・ブレックファーストティーを・・・」
「畏まりました。マームは・・・今朝もコーヒーで宜しいのですか?」
「ええ。お願いします!」

マネージャー氏が席を離れ、ウエイター氏に指示を出す。

「あ!そうだ・・ちょっと確認してくるから・・先に食べてていいよ!」
「解った!カヤジャムでしょ?」
「そう・・・」

何故かカメラをひっ掴み席を立ちあがるオストド。実はもう一つ魂胆があったのだ。
それは・・いかに、メストド1号がどれだけ食べるのか?写真をアップしようと企んでいたのだ。
(まあ・・・撮影は下のだけど、やはり・・当局(メストド1号)の“検閲”に引っ掛かり・消去されたけど・・・)

「ちょっと確認したいんだが・・・いいかな?」
「なんでございましょう!」
「カヤジャム知ってるよね。シンガポーリアンのポピュラーな朝食の・・・」
「勿論でございます。生憎ご用意はしてませんが・・・・」
「それをちょっと買いに行きたいんだけど・・・ヤークン・カヤ・トーストのお店調べてくれない?」
「畏まりました」

カタカタとキーボードを入力するマネージャー氏。

「サー。お待たせいたしました。近くですと・・・ファーイストプラザにそれから・・・」
「もういいよ!ファーイストプラザね!」
「どの様に行かれますか?」
「大丈夫!あそこに見えるし、DFSの真向かいだったはずだよね・・・」
「そうです。歩いて行かれますか?それとも・・・」
「健康のために歩いて行くからいいよ!ありがとう!」

オストドも山盛りのベーコンやサラダ、スモークサーモンにその他ありとあらゆるものを皿に盛り付ける。
何せ一番大きい皿に乗り切れなかった。すかさず・・ウエイター氏が席に運んでくれたが・・・・

「呆れた・・朝から食欲旺盛だこと・・・・」
「俺の事言えないよなぁ~」
「それより・・・場所解ったの?」
「勿論!あっちこっちにあるらしいわ!」
「それで・・・どこへ?」
「うん。まず・・伊勢丹かなそれでDFS覗いて・・・ファーイストでしょ。それから・・・高島屋。」
「あのね。ちゃっかりバック買う気?」
「うん。もう・・ボロボロだもんな!」

部屋には、「起こさないでください!」の札をぶらさげたまま。所謂、「プライバシープリーズ!」の意味。
何せ、カヤジャムを大量に仕入れて荷造りし直さなければならない。
勝手知ったるオーチャードロード。もう何回歩いているか解らない。伊勢丹で「まあ・・これでもいいか!」と言うのを見つけたのだが、お値段の割には今一つ気が乗らない。
何故なら・・・「買ったら・・そのボロ捨てていけばいいじゃない・・・」とメストド1号は言うからだ。
毎日の様に愛用しているショルダー型のレポーターバック(ダンヒル)は、まるで「私を捨てないで!」とオストドに訴えているかのように、いつもは肩から滑り落ちるくせに今日は、滑り落ちようともしない。
次にDFSへ駆け込む。
ちょっと雨が落ちてきたからだ。早速、カバンを探し歩く。何せオストドが気に居ればメストド1号は今ひとつと言うし、メストド1号が、「これは?」と聴いてくると・・「使い勝手が悪い」とのたまうオストド。
ダンヒルの店でこれならと思うモノがあったし、お値段も手ごろ(それでも・・数万円)

「どうしようかな・・・これでもいいかな・・う~ん。待てよ!高島屋もあるしな・・・」

何しろ、オストドの方から下げているボロボロ状態になったダンヒルノバックが、「あたしを捨てないで!」と訴えているのでそれが妙に気に係るのだ。

「まあ・・高島屋も見て・・それより、本題のカヤジャム・・・・」
「そうねえ~」

出口を出てみると、生憎スコールの真っ最中。ちょっと雨宿りしているうちに小雨になったので、慌てて歩道橋
のエスカレーターに駆けて上がる。

「ねえ・・どこにあるか聞いた?」
「うん。一階らしいけど・・」

歩道橋はそのままファーイーストプラザへ濡れずに入れる様になっている。その中を目的目指して進んでゆく。

「ねえ・・・まだちょっと時間が早かったのかしら?シャッターが降りているお店多いわねぇ~」
「えっ!ああ・・・貸店舗って書いてあるよ!ほら!・・・きっとリーマンショックがシンガポールにも影響しているんだろ!でも・・ないなぁ・・・・」
「何が?」
「ヤークン・カヤトーストの店」
「何のためにメガネしてるの?目の前にあるじゃない・・・」
「あっ!あった・・・“灯台下暗しだな”」
「違うでしょ・・さっきから視線は可愛い女の子を持て居たようだけど?」
「うっ!そ・・それより・・置いてあるかな!」
「あるんじゃない・・・」

全くの図星である。Tシャツにミニスカートの若い可愛い女の子がしゃがんだり、屈んで掃除をしている所を、「見るな!」と言われても見てしまうのは、オスの哀しい習性なのだ。(もしかして・・・オストドだけ?)
まあ・・カメラはしっかりバックに仕舞いこんでおいてうおかった。そうじゃなきゃ・・・また“検閲”に引っ掛かるか、悪くすれば留置場へ入れられるかもしれない。

「何本買うんだっけ?」
「ええとぉ~あたしの方は3本・・・あなたは?」
「ええとぉ~自宅用でしょ。あとお土産に一本。」
「それだけでいいの?」
「持たされる身にもなってよ・・・一本400gだけど・・ガラス瓶入りでしょ・・・5本で3kgはあるもん!」

その後、雨が止んだので、灰皿のある屋外で一服・・二服。高島屋へ向かう。勿論、ダンヒルショップも入っていたが、同じものでもDFSの方が安い。今イチ気分が乗らない。何せ、必死にオストドにしがみつくバックが愛おしくさえ感じる。

「それで・・買うの?」
「いや・・シンガポールでは止めておく。まだ・・持ちそうだからね・・・今回はパス!」
「じゃあ・・どうする?」
「そうだな・・コイツの荷造りもしなきゃ・・・一旦、ホテルに戻ろう!」


(オストド一押しのシンガポール土産!お値段お手頃・・免税店のチョコより美味!)


第9章・・カヤジャム探しとチャンギ空港で遊ぶ 2へ続く・・・

おまけ・・・

シンガポールへ行かなくても日本でも味わえるそうだ。東京の豊洲のららぽーとにお店が出来た。
まだ・・行った事はないけど・・・本場の味と同じものかな?今度・・・行ってみよう!



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空飛ぶ食欲魔人

livly-cu様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-09 07:47) 

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