オストド&メストド1号「弾丸トラベル&究極のリゾート?な旅」 第9章 [2009・9月・シンガポール&バリの旅]
第9章・・カヤジャム探しとチャンギ空港で遊ぶ 2
18,sep pm1:00 (JPT pm2:00)
「ねえ~お腹空かない?」
これは、オストドから出た言葉ではない。メストド1号から出た言葉だ。普段は「食欲が・・・」とか言うくせに、
海外に出ると俄然と食べだすメストド1号。
「そうだなぁ~バーガーキングでいいよね?それとも・・・シーフード?」
「バーガーキングがいいわ!時間もあるでしょう?」
「うん。チェックアウトの時間もあるしね・・・・」
荷造りを終え、何しろこの次に乗るのは、エコノミークラス。それもスターアライアンスではない。従って、
重量計算もしなければならないし、この際キャリーバックも預け入れる事にしている。
バスルームにあった体重計で“荷物の重量測定”何故か解らないけど、オストドも“重量測定”される。
このときは、後から起きる”災難”を予想していなかったオストド。極楽とんぼの様に、体重計に上がってしまったのだ。
「いいえあ!お昼に行きましょう・・・・」
「うん。」
部屋を出るとハウスキーピング。つまり、ルームメークのスタッフの女の子に逢う。
「サー。こんにちわ。そろそろお部屋のお掃除宜しいですか?」
「やあ!もうすぐチェックアウトするからね。その時でいいよ・・・」
「はい。」
可愛い女の子だ。着飾って街を闊歩する女の子も可愛いけど、どっちかと言うとこういう女の子の方が、オストドには、可愛く思えてならない。あとで・・ちょっとチップを弾んでおこうかな?と考える。
どうも・・・オストドは女の子や女性には弱いのが、欠点のようだ。
ホテルを出て数十歩でバーガーキングへ到着。
「さあ・・・何を食べようかな?」
「駄目!」
「えっ!エサ・・抜き?」
「わたしが選んだもの以外駄目!」
道理で・・・ホテルの部屋を出る前に、一切合財のサイフを奪われているので、手も足も出ない。
「S・O・B!」
「あら?今何か仰いました?」
「な・・何にも・・・・」
「そうよねえ~スラムイングリッシュを使われませんわよねぇ~」
「うん・・・」
こうして・・・与えられたエサは・・・これ!
フィッシュバーガーセットのみ・・・唖然とするオストド。まあ・・今朝2食分は軽く詰め込んでおいたから、夜までは持つだろうけど・・・
あっという間に完食。ついでにメストド1号のポテトの大半を食べつくし、メストド1号のフィッシュバーガーを半分“強奪”(哀願の視線を送っていた・・・)したので、ヨシ!としておく。
ホテルの部屋に戻り、メストド1号から、お財布2個とカードホルダーを奪い返す。何しろチップは弾まなければならないし、チェックアウトもしなければならない。
テーブルの上の受話器を持ちあげ、バゲージダウンを頼む。どうせ、自分達で階下へ降ろしても、フロント近くで奪われ、チップを差し上げる運命になる。
枕元に簡単なメッセージカードとチップを5ドル置く。せめてもの感謝の印である。
何せ・・・29時間も滞在させてもらったのだから・・・
ベルボーイ氏が部屋へ荷物を取りに来る。一緒に部屋を出てフロントでチェックアウトの手続きを行う。オストド。
「サー!フライトは何時ですか?」
「大丈夫!タクシーを呼んでくれるかな?」
「畏まりました!」
何しろ別のホテルへ移動なんて言えやしない!程なくして手続きを終え、外へ出るとタクシーがスタンバイ済み。ベルボーイ氏に2ドル紙幣を2枚小さく折り込んで、さりげなく握手しながら渡す。
「サンキューサー。ハブアハッピーフライト!」
「ありがとう。」
タクシーに乗り込むオストド&メストド1号。乗り込むとタクシードライバーが行き先を尋ねてくる。
「サー。航空会社名は?」
「クラウンプラザホテル・・チャンギ・エアポート。知っているよね?」
「はい。」
居眠り運転だけはしないで!それと、国際電話
18,sep pm3:30 (JPT pm4:30) タクシーはちゃんとエアーポートにあるクラウンプラザへ向かって走っている。混みあう市内から郊外へのフリーウェイを走るタクシー。
「今頃・・みんあちゃんと仕事してるんだろうな!・・・・」
そう言いかけた時、オストドの会社から支給されている携帯電話から着信を知らせるサーカスの“ミスターサマータイム”が流れる。
「何かあったかな?」
慌ててズボンのポケットから携帯を引っ張りだし、相手を確認する。オストドの会社の取引先で、北海道に本社を置く、S社のM氏からだった。
「ったくぅ~しょうがねえなぁ!出るしかないよな!」
「あら・・休暇中よねえ~確か・・・」
「そうだけど・・現場で何かあったかもしれないし・・・・」
しばらく思案したのだが、一向に鳴り止まない。こうなればしょうがない出るしかない。
「もしもし・・・いつもお世話になりまして・・・」
「いやぁ~こっちこそ!あのさぁ~明日、現場に来られない?」
「来られないって・・・今、俺。シンガポールなんですけど・・・」
「えっ!もしかして俺、国際電話掛けてるの?」
「そうなんですけど・・・今、シンガポールのタクシー・・・」
「料金高そうだなぁ~」
「ご心配なく。国内分はそちら払い。国際分はうちの会社でお支払いですから・・・」
「それならいいや・・実は・・・・」
延々電話打ち合わせだけで、15分の時間が流れる。電話をしているオストドをメストド1号がお腹の肉を突っつく。どうやら・・この辺で電話を切らねばならない。
「じゃあ・・Mさん。その辺はうちのFと打ち合わせしていただいて・・・」
「ああ・・長々と悪かったね。じゃあ・・いい休暇を・・・」
「ありがとうございます!」
やっと電話を切る事が出来たので、つでに電源をオフにしておく。しきりにオストドの腹を指で突くメストド1号。
「あん?どうした?」
「あのさ・・・このドライバーさん眠そうなんだけど・・・」
「えっ!」
確かにコックリコックリ始めては、ハッと目を覚ましているではないか・・・
「おい!大丈夫かい?」
「は・・はい・・・」
「急がなくていいからね・・・ゆっくり・・注意して行ってくれ!」
「はい・・・・」
寿命が確かに縮む思いをする。この運転手クラウンプラザホテルを知らなかったのか、ぐるぐる廻ってやっとホテルへ到着。29ドルの表示だったので、30ドルしか渡さない。
ベルボーイに荷物を託し、フロントで受け付け。このホテルは1階と2階がチャンギ・国際空港の第3ターミナルと繋がっている。
第10章・・カヤジャム探しとチャンギ空港で遊ぶ 3へ続く・・・
18,sep pm1:00 (JPT pm2:00)
「ねえ~お腹空かない?」
これは、オストドから出た言葉ではない。メストド1号から出た言葉だ。普段は「食欲が・・・」とか言うくせに、
海外に出ると俄然と食べだすメストド1号。
「そうだなぁ~バーガーキングでいいよね?それとも・・・シーフード?」
「バーガーキングがいいわ!時間もあるでしょう?」
「うん。チェックアウトの時間もあるしね・・・・」
荷造りを終え、何しろこの次に乗るのは、エコノミークラス。それもスターアライアンスではない。従って、
重量計算もしなければならないし、この際キャリーバックも預け入れる事にしている。
バスルームにあった体重計で“荷物の重量測定”何故か解らないけど、オストドも“重量測定”される。
このときは、後から起きる”災難”を予想していなかったオストド。極楽とんぼの様に、体重計に上がってしまったのだ。
「いいえあ!お昼に行きましょう・・・・」
「うん。」
部屋を出るとハウスキーピング。つまり、ルームメークのスタッフの女の子に逢う。
「サー。こんにちわ。そろそろお部屋のお掃除宜しいですか?」
「やあ!もうすぐチェックアウトするからね。その時でいいよ・・・」
「はい。」
可愛い女の子だ。着飾って街を闊歩する女の子も可愛いけど、どっちかと言うとこういう女の子の方が、オストドには、可愛く思えてならない。あとで・・ちょっとチップを弾んでおこうかな?と考える。
どうも・・・オストドは女の子や女性には弱いのが、欠点のようだ。
ホテルを出て数十歩でバーガーキングへ到着。
「さあ・・・何を食べようかな?」
「駄目!」
「えっ!エサ・・抜き?」
「わたしが選んだもの以外駄目!」
道理で・・・ホテルの部屋を出る前に、一切合財のサイフを奪われているので、手も足も出ない。
「S・O・B!」
「あら?今何か仰いました?」
「な・・何にも・・・・」
「そうよねえ~スラムイングリッシュを使われませんわよねぇ~」
「うん・・・」
こうして・・・与えられたエサは・・・これ!
フィッシュバーガーセットのみ・・・唖然とするオストド。まあ・・今朝2食分は軽く詰め込んでおいたから、夜までは持つだろうけど・・・
あっという間に完食。ついでにメストド1号のポテトの大半を食べつくし、メストド1号のフィッシュバーガーを半分“強奪”(哀願の視線を送っていた・・・)したので、ヨシ!としておく。
ホテルの部屋に戻り、メストド1号から、お財布2個とカードホルダーを奪い返す。何しろチップは弾まなければならないし、チェックアウトもしなければならない。
テーブルの上の受話器を持ちあげ、バゲージダウンを頼む。どうせ、自分達で階下へ降ろしても、フロント近くで奪われ、チップを差し上げる運命になる。
枕元に簡単なメッセージカードとチップを5ドル置く。せめてもの感謝の印である。
何せ・・・29時間も滞在させてもらったのだから・・・
ベルボーイ氏が部屋へ荷物を取りに来る。一緒に部屋を出てフロントでチェックアウトの手続きを行う。オストド。
「サー!フライトは何時ですか?」
「大丈夫!タクシーを呼んでくれるかな?」
「畏まりました!」
何しろ別のホテルへ移動なんて言えやしない!程なくして手続きを終え、外へ出るとタクシーがスタンバイ済み。ベルボーイ氏に2ドル紙幣を2枚小さく折り込んで、さりげなく握手しながら渡す。
「サンキューサー。ハブアハッピーフライト!」
「ありがとう。」
タクシーに乗り込むオストド&メストド1号。乗り込むとタクシードライバーが行き先を尋ねてくる。
「サー。航空会社名は?」
「クラウンプラザホテル・・チャンギ・エアポート。知っているよね?」
「はい。」
居眠り運転だけはしないで!それと、国際電話
18,sep pm3:30 (JPT pm4:30) タクシーはちゃんとエアーポートにあるクラウンプラザへ向かって走っている。混みあう市内から郊外へのフリーウェイを走るタクシー。
「今頃・・みんあちゃんと仕事してるんだろうな!・・・・」
そう言いかけた時、オストドの会社から支給されている携帯電話から着信を知らせるサーカスの“ミスターサマータイム”が流れる。
「何かあったかな?」
慌ててズボンのポケットから携帯を引っ張りだし、相手を確認する。オストドの会社の取引先で、北海道に本社を置く、S社のM氏からだった。
「ったくぅ~しょうがねえなぁ!出るしかないよな!」
「あら・・休暇中よねえ~確か・・・」
「そうだけど・・現場で何かあったかもしれないし・・・・」
しばらく思案したのだが、一向に鳴り止まない。こうなればしょうがない出るしかない。
「もしもし・・・いつもお世話になりまして・・・」
「いやぁ~こっちこそ!あのさぁ~明日、現場に来られない?」
「来られないって・・・今、俺。シンガポールなんですけど・・・」
「えっ!もしかして俺、国際電話掛けてるの?」
「そうなんですけど・・・今、シンガポールのタクシー・・・」
「料金高そうだなぁ~」
「ご心配なく。国内分はそちら払い。国際分はうちの会社でお支払いですから・・・」
「それならいいや・・実は・・・・」
延々電話打ち合わせだけで、15分の時間が流れる。電話をしているオストドをメストド1号がお腹の肉を突っつく。どうやら・・この辺で電話を切らねばならない。
「じゃあ・・Mさん。その辺はうちのFと打ち合わせしていただいて・・・」
「ああ・・長々と悪かったね。じゃあ・・いい休暇を・・・」
「ありがとうございます!」
やっと電話を切る事が出来たので、つでに電源をオフにしておく。しきりにオストドの腹を指で突くメストド1号。
「あん?どうした?」
「あのさ・・・このドライバーさん眠そうなんだけど・・・」
「えっ!」
確かにコックリコックリ始めては、ハッと目を覚ましているではないか・・・
「おい!大丈夫かい?」
「は・・はい・・・」
「急がなくていいからね・・・ゆっくり・・注意して行ってくれ!」
「はい・・・・」
寿命が確かに縮む思いをする。この運転手クラウンプラザホテルを知らなかったのか、ぐるぐる廻ってやっとホテルへ到着。29ドルの表示だったので、30ドルしか渡さない。
ベルボーイに荷物を託し、フロントで受け付け。このホテルは1階と2階がチャンギ・国際空港の第3ターミナルと繋がっている。
第10章・・カヤジャム探しとチャンギ空港で遊ぶ 3へ続く・・・
ドキドキハラハラ・・・・・
by ★まっと★ (2009-10-09 16:15)
miopapa様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
トメサン様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
★まっと★様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
まったく・・・生きた心地がしなかったです!あの・・ドライバー氏。無事帰れたかな?と思いますが・・・・・
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-09 17:51)
ほりけん様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-09 18:12)
ドラマを見ているような楽しいブログですね。
by ku−san (2009-10-10 09:15)
ponchi様
いつもご訪問&Nice!ありがとうございます!
shin様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
ku-san様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
実は・・書いてなかった話があります。
ドライバー氏の口に“強烈ミント”を大量に含ませたこととか・・・
他の車と接触しそうになった事とか・・・
ついでに・・・ドライバー氏を小突いた事とか・・・・
汚い日本語で罵った事とか・・・・
下手すれば・・・病院送りか棺桶に入って帰国になっていたかもしれなかったんですから・・・(*^^)v
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-10 09:23)