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僕たちのクリスマスパーティー大作戦! 第10話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

-はじめのご挨拶-
このお話は連載シリーズになっております。
はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

-少年よ!大志を抱け ⑦-

「はっ!・・・ヤバイ様な気がする。逃げ出した方が・・・・」

居間に向かい駆けだしていた僕だが、急ブレーキを掛けたのだけど、間に合わなかった。
いや、正確に言えば、“慣性の法則”という厄介な代物と、せっせとワックス掛けを施している廊下。
ついでに、優子が買ってきたスリッパらしきもの。これが滑るわ滑る。

「こらぁ~廊下を走るな!って何回言ったら解るの!」

優子の言葉が思いだされた。自分だって走るくせに、魔女の巣窟である鎮守の森では、“公務”以外、
僕は半分以上諦めの境地に達していた。奥さんである優子だってそうだし、カオリ、洋子、奈々子、ミサにミミ。
ついでに、当たり前の様にやってくる様になったリリーズの面々。全てが、僕より年上。しかも、女性なんだから、仮に腕力に訴えても、ここに巣くう魔女たちは、泣く子も黙るし、ヤクザでさえビビる。ついでに、何故か解らないけど、警察関係者の奥さんに収まっているのまで、T女のスケ番グループのOGたちだ。
多分、彼女たちに一斉に襲いかかられたら、ライオンを相手に素手で戦っている様なものだろうし、僕は女性を殴る拳は持っていない。だから、朝のトイレ争奪戦もレディーファーストにしているわけだし、間に合いそうもなければ、畑に直行して、小用なら済ませれば済む。

「これで、あなたをはじめ、みんな走れなくなるわね!」

その言葉を思い出した途端・・・

「あっ!」

僕の身体は、滑る廊下と滑るスリッパらしきもの。つまり、摩擦係数が少ないものと、厄介な法則に従い、
ドタン!と大きな音がした瞬間。僕の目から火花が飛び散ったのだ。

「痛ぇ~」 

でも、僕の身体は既に、方向転換を試み、ソロリソロリと逃げだそうとしていた。気づかれなければ逃げ出すのに限る。僕の本能が身体に命じていたのだ。幸い、楊ママは気が付かなかったはずだ。ミミがキャアキャア言いながら喜んでいる。それ!今のうち・・・・逃げだそうとしたその瞬間。

「Q!逃げる気じゃないわよね!」

久しぶりに楊ママの迫力のある声が響いた。そして、その瞬間、閉められていた襖が開いたのだ。

「に・・逃げる?そ・・そんな事・・・」
「しようとしてたでしょ?こっちへ入りなさい!」

こうなっては、逃げるどころの話ではない。魔女たちのボス挌になっているわけだし、僕の横浜のママでもあり、産みの母親の先輩でもあり、育ての母親の同級生でもあって、僕の初恋の人だったミーチャンのお母さんでもある。

「ったく・・俺って世界一不幸かも・・・」
「Q太郎!聴こえてるよ!馬鹿言ってないで早く来なさい!」
「はいはい・・おまけにはい!」

ぼ奥が部屋に入ってゆくとそこには、うず高く積まれた衣装ケースや、ダンボールがあった。

「あん?」

外を見ると、トラックが一台。鎮守の森から出て行こうとしていた。

「あちゃぁ~ママぁ~これは?」
「みんなへのクリスマスプレゼント!文句は言わせないわよ!」
「別に・・言うつもりも、ヘチマもなんにも出てこないけどね・・・はああああ・・・・」
「ミミ!着替え終わったら出てきなさい!」
「はぁ~い!」
「えっ?」
「いいから・・・ここに座りなさい。落ち着きがないんだから、昔のまんま!」

楊ママが指さす所へ大人しく座ると、またいつもの様に抱きしめられる。僕。

「ママ!」
「あはは・・引っ掛かった!」
「あのね!」

そこへ襖が開き、ミミがちょっと恥ずかしそうに入ってきた。まあ、ここの森に巣くう魔女たちは、ママの娘みたいなもの。後で聴いた話なんだけど、僕が居ない時にもちょくちょくやってきては、どうやって処理するのか?と言うくらいの大量の中華菓子を手土産に来ているらしい。

「どお?ミミ?」
「ちょ・・ちょっと・・胸が苦しいかも・・です。」
「おかしいわねぇ~あなた!またおっぱい大きくなったの?」
「は・・はい。多分・・・」
「あはは・・・そー言えばそうかも!努力の甲斐があったかな?」

僕はお腹を抱えて笑いだし、ついでにタタミの海を笑い転げ、半分、お尻の痛さに転がり廻っていた。
何故かと言うと、楊ママに思い切りお尻を抓られたからだ。

「なるほどねえ~ねえ!ミミ!」
「はい!なんでしょう・・・」
「こんなののどこが良かったわけ?」
「どこがと言われても・・・」
「酷いや!ママ!失礼しちゃうな・・まったく・・・」
「失礼なのは、Q!あなたの方でしょ!ミミに声かけられないの?」
「何て?」
「綺麗だとか可愛いとかいろいろあるでしょ?」
「あのね!ママ・・みんな美人だし可愛いでしょ?」

僕は楊ママに一矢報いることにした。ミミは顔を真っ赤にしながら立ちつくしたままだ。

「まあね・・・そう言われればそうだけど・・・」
「でしょ?ただひとつだけ・・・欠点があるけどね・・・」
「へえ~聴かせて貰いたいわね?ミミもそう思うわよね?」

ミミも真っ赤な顔をしながら、コクンと頷き、ママが僕の腕をしっかり握った。

「さあ!聴かせてもらおうかな?Q!」
「あのね!一人一人の時はいいんだけどね。時々ね!ゴラ゛ァッ~って追いかけてくるんだよね!」
「それはあなたが何か悪さした時じゃないの?」
「ええとぉ~鬼ババって言うと・・・」
「でしょ!女の子にそんな事言ってはいけません!いいわね?」
「はぁ~い!」
「いい?ミミ!これからもこの子頼むわね!悪い口使ったら・・・」
「どうすればいいんですか?」「そうねえ~木にぶら下げるか・・好きにしていいからね!」
「はい!」

どうやら僕は、突かなくていい藪を引っ掻き廻し、蛇。それも、大蛇を出してしまったらしい。

「あちゃぁ~ママ!そんな事許したら・・本気でやるよ!ここの・・元・・・」
「元何かな?Q!私もそうだけど?」
「でした・・・」
「ほら!あなたのの持って来たんだから、来て見せて頂戴っ!ミミ・・手伝って上げて・・・」
「はい!」
「げっ!」
「わたしは言ったわ!みんなのってね!」
「いこっ!」

ミミは僕の腕を楊ママから受け取るとその鎮守の森一番の大きいおっぱいの上に抱きしめると、僕を隣の部屋へ連れて行った。
さっきから僕は深いスリットから出た美味しそうなミミの脚線美が気になって仕方が無かったのだ。
隣の部屋へ移動して、僕はミミを抱きしめた。

「ねえ!ミミ・・俺やりたくなっちゃった」

ミミの耳元で囁くと、ミミは真っ赤な顔をしながら、僕の耳元で囁き返した

「あたしも・・でも・・ねっ[揺れるハート]
「だよね・・」

僕はミミを抱きしめ二つのシルエットが一つになり、そして僕はミミに、身ぐるみを剥がされはじめた。


僕たちのクリスマスパーティー大作戦! 第11話へ続く




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コメント 3

satomi

satomiのブログにnice!をありがとうございました
by satomi (2010-06-08 17:22) 

yuuri37

あ~おもしろかった。。。^^V
by yuuri37 (2010-06-08 19:39) 

空飛ぶ食欲魔人

satomi様
いらっしゃいませぇ~こちらこそありがとうございます。(^^♪

yuuri37様
いらっしゃいませぇ~(^^♪
by 空飛ぶ食欲魔人 (2010-06-11 14:49) 

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