オストド&メストド1号 「エーゲ海クルーズ再び・・・・」 [2014 エーゲ海クルーズ]
―第6章 ミコノス島散策 ―
クルーズと船旅は忙しさが違う。確かにクルーズは短時間に効率よく見どころを廻る。
そして、寄港地でエクスカッションなるオプショナルツアーを売り、その近辺に存在する
観光地へとバス等を走らせ、いくばくかの利益を得る。
例えば、ミコノス島。観光地巡りのバスこそないが、入港するのはそれなりに隔てられた
埠頭に到着する。確かに、ここから出航するときは、もうユーロ圏からの出国スタンプが、
預けてある(取り上げられているが正しい気がするが・・・・)パスポートに、出国印が押される。
だから、柵で区切られセキュリティーが、一応居る場所へ入港する。
ここで上陸して、街に行くにはどうするのか?
選択肢は勝手に行動する(但し・・・保証はない)か、予め購入しておいたバスチケットで、
グループ毎に観光バスに押し込められ、町はずれのバス亭まで行き、そこからは自由を選ぶか?
そんなところだろう。バス代は、8ユーロ(往復/人)だが、高いか安いかは人それぞれだと思う。
アテネ・ピレウス港を出航して様々な義務を果たし、荷物を片づけ。バルコニーでノンアルコールの
カクテルを飲んでいたら、もうミコノス島への入港が迫ってきた頃になる。
何やら、前の船の出航が遅れているらしく、入港待ちになっている。
オストド&メストド1号の船室は、左舷最前方。ブリッジ(操舵室)の真上だから、その様子は見える。
「さてと・・・そろそろラウンジに行かなきゃ・・・な!」
「そうねえ~」
もう、バスのチケットは買ってある。お財布とカメラを詰め込んだショルダーバックを掛け、ボーディング
パスをそれぞれ確認して部屋を出る。
因みにクリスタル号のときは、先着順だったと記憶しているけど、今回はグループ行動になる。
オストド&メストド1号の属するグループは、「イングリッシュ・・・・」である。
グループ毎に下船が案内され、バスへと詰め込まれる。
バスを降りたら、灰皿のある場所の記憶を引っ張り出す。
「確か・・・あっ!あった!」
ニコチンを供給してミコノス・タウンを歩くのだが、狭い道にレストランのテーブルやイスが並ぶ
ちょっとした雑踏になってしまっているので、野生の感で抜け、上の道へ出る。
アキウ通りだ。
「こっちで・・・いいと思うけど・・・・」
目指すは、風車が並んでいる場所。カト・ミリの風車へ出たい。
「おっかしいなあ~」
「ま・さ・か・・・とは、思うけど。道・・・」
「間違えるわけないでしょ・・あっ!多分、こっち・・・」
オストドの野生の感は、持っているガイドブックには載っていない道を選ばせた。
「結構・・・眺めがいいな!嵐じゃなくてよかった・・・」
「そうねえ~」
何しろ、海沿いの逃げ場がない小道を歩いている。多分、波にさらわれたら・・・・
オストドは海の藻屑になるか?その辺に打ち上げられることになる。
ミコノスへ到着前に、サントリーニ島ノボルケーノツアーに申し込んである。
市販されておるガイドブックには、セーリングと火山島観光と書かれているやつだ。
「出発は保証できないけど・・・」
そう、レセプションで言われたツアー。そして、その日メストド1号はお誕生日を迎える。
バースデープレゼントは、先渡しで出航前に免税店で、ネックレスを2つプレゼントしてある。
音楽が好きなメストド1号が選んだのは、音符の形をしたものと、ハートがふたつくっついている
そんな代物だ。クルーズ中何かの記念日には、ケーキがプレゼントされる。
それが、美味しいのかそうでないのか?まあ、あまり期待はさせないほうが、賢明かもしれない。
「あ・・・あった。」
カト・ミリの風車の裏側からのアプローチ。写真だけ手早く撮影すると、さっさと船を目指す。
「持つ・・・かな?」
「どーでしょ?」
オストドは急な腹痛じゃなくて・・便意が来ている。
たらふくと、オリーブオイルにバターを飲んでいる?いや、食べたせいなのだろう。
ミトロポレオス教会や、ローマ・カトリック教会を眺めながら進む。
「う~ん!この腹痛が収まるのなら、どんな神にもすがるけど・・・無理だな・・・あてて」
「食べ過ぎるから・・・・ペリカン居るかしら?」
リトルヴェニスを抜け、パラボルティア教会を過ぎる。この辺になると、ますます・・・なのだ。
ペリカンんは、今回会えなかったけど、必死に歩き。バスターミナルへ行く。
帰りには、バスのところにチケット回収係が居る。係員にチケットを2枚渡し、船へと戻る。
もう限界寸前になりかけているオストドを各階にご丁寧に止まってくれたエレベーターと、
「レディーファースト!」とメストド1号が先にバスルームへ消えた。
部屋の中にはのたうちまう・・・オストドが確かにグランド・スイートの船室に居たのだ。
第7章 ディナーは偶然の産物に続く。
クルーズと船旅は忙しさが違う。確かにクルーズは短時間に効率よく見どころを廻る。
そして、寄港地でエクスカッションなるオプショナルツアーを売り、その近辺に存在する
観光地へとバス等を走らせ、いくばくかの利益を得る。
例えば、ミコノス島。観光地巡りのバスこそないが、入港するのはそれなりに隔てられた
埠頭に到着する。確かに、ここから出航するときは、もうユーロ圏からの出国スタンプが、
預けてある(取り上げられているが正しい気がするが・・・・)パスポートに、出国印が押される。
だから、柵で区切られセキュリティーが、一応居る場所へ入港する。
ここで上陸して、街に行くにはどうするのか?
選択肢は勝手に行動する(但し・・・保証はない)か、予め購入しておいたバスチケットで、
グループ毎に観光バスに押し込められ、町はずれのバス亭まで行き、そこからは自由を選ぶか?
そんなところだろう。バス代は、8ユーロ(往復/人)だが、高いか安いかは人それぞれだと思う。
アテネ・ピレウス港を出航して様々な義務を果たし、荷物を片づけ。バルコニーでノンアルコールの
カクテルを飲んでいたら、もうミコノス島への入港が迫ってきた頃になる。
何やら、前の船の出航が遅れているらしく、入港待ちになっている。
オストド&メストド1号の船室は、左舷最前方。ブリッジ(操舵室)の真上だから、その様子は見える。
「さてと・・・そろそろラウンジに行かなきゃ・・・な!」
「そうねえ~」
もう、バスのチケットは買ってある。お財布とカメラを詰め込んだショルダーバックを掛け、ボーディング
パスをそれぞれ確認して部屋を出る。
因みにクリスタル号のときは、先着順だったと記憶しているけど、今回はグループ行動になる。
オストド&メストド1号の属するグループは、「イングリッシュ・・・・」である。
グループ毎に下船が案内され、バスへと詰め込まれる。
バスを降りたら、灰皿のある場所の記憶を引っ張り出す。
「確か・・・あっ!あった!」
ニコチンを供給してミコノス・タウンを歩くのだが、狭い道にレストランのテーブルやイスが並ぶ
ちょっとした雑踏になってしまっているので、野生の感で抜け、上の道へ出る。
アキウ通りだ。
「こっちで・・・いいと思うけど・・・・」
目指すは、風車が並んでいる場所。カト・ミリの風車へ出たい。
「おっかしいなあ~」
「ま・さ・か・・・とは、思うけど。道・・・」
「間違えるわけないでしょ・・あっ!多分、こっち・・・」
オストドの野生の感は、持っているガイドブックには載っていない道を選ばせた。
「結構・・・眺めがいいな!嵐じゃなくてよかった・・・」
「そうねえ~」
何しろ、海沿いの逃げ場がない小道を歩いている。多分、波にさらわれたら・・・・
オストドは海の藻屑になるか?その辺に打ち上げられることになる。
ミコノスへ到着前に、サントリーニ島ノボルケーノツアーに申し込んである。
市販されておるガイドブックには、セーリングと火山島観光と書かれているやつだ。
「出発は保証できないけど・・・」
そう、レセプションで言われたツアー。そして、その日メストド1号はお誕生日を迎える。
バースデープレゼントは、先渡しで出航前に免税店で、ネックレスを2つプレゼントしてある。
音楽が好きなメストド1号が選んだのは、音符の形をしたものと、ハートがふたつくっついている
そんな代物だ。クルーズ中何かの記念日には、ケーキがプレゼントされる。
それが、美味しいのかそうでないのか?まあ、あまり期待はさせないほうが、賢明かもしれない。
「あ・・・あった。」
カト・ミリの風車の裏側からのアプローチ。写真だけ手早く撮影すると、さっさと船を目指す。
「持つ・・・かな?」
「どーでしょ?」
オストドは急な腹痛じゃなくて・・便意が来ている。
たらふくと、オリーブオイルにバターを飲んでいる?いや、食べたせいなのだろう。
ミトロポレオス教会や、ローマ・カトリック教会を眺めながら進む。
「う~ん!この腹痛が収まるのなら、どんな神にもすがるけど・・・無理だな・・・あてて」
「食べ過ぎるから・・・・ペリカン居るかしら?」
リトルヴェニスを抜け、パラボルティア教会を過ぎる。この辺になると、ますます・・・なのだ。
ペリカンんは、今回会えなかったけど、必死に歩き。バスターミナルへ行く。
帰りには、バスのところにチケット回収係が居る。係員にチケットを2枚渡し、船へと戻る。
もう限界寸前になりかけているオストドを各階にご丁寧に止まってくれたエレベーターと、
「レディーファースト!」とメストド1号が先にバスルームへ消えた。
部屋の中にはのたうちまう・・・オストドが確かにグランド・スイートの船室に居たのだ。
第7章 ディナーは偶然の産物に続く。
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