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オストド&メストド1号の旅「プラハ・・・そしてブッ飛ばされてイスタンブール」VOL5 [2018 旅日記]

ー ブリュッセルの空港を彷徨う -

「寝れんっ・・・というか、今眠ると後が・・・・」オストドはぼそっと呟く。

何しろ、ここで眠剤を飲んで寝てしまうとプラハのホテルで眠る自信がない。

「御飲み物はいかがされますか?」CAさんの一言で、我に返る。

出発前はドタバタと仕事を片付け、自分は本当に旅に出たのか?半信半疑だった。

「コーラをください。アイスとレモンで・・・・」

つい、外国系のエアラインのつもりで言ってしまう。

これまで幾度となく「ウィズアイスアンドレモン」を言い忘れて、ぬるいコーラを飲んで

「しまったぁ~」と嘆いてきたのだ。

でも、日系ならその心配は皆無だ。何故なら、「氷は入れますか?」と聞いてくれるし、

カートにはレモンが用意されている。

一回目の機内食を腹に詰め込みながら、果たして今日は何回食べるのか?と計算する。

食べさせられるのではなく、食べられる。オストドの計算では、最低5食の予定だ。

エコノミーの食事は、エサとしか認識していないが、ビジネスの楽しみは空飛ぶレストラン。

まあ、高級レストランとはお世辞にも言えないが、ここが地上からウン千メートルの空の上、

しかも、一度乗ってしまえば、9469kmの距離を11時間程度で飛んでくれるので、

贅沢を言ってはキリがない。まして、今回はマイル発券の身。

食事と一緒に貰った梅酒の水割りを飲み干すと、少し眠気が襲ってkるので、仮眠。

「どうせ・・1~2時間だろうけど・・・・」そうつぶやき、眠る。

周りが静まり返ったころ・・・起きだすオストド。ドクターヘリのサードシーズンを一気に見る。

途中、コーラのお代わりを2回に、あられときつねうどんを食す。

うどんを啜っていると・・・メストド1号にバレてしまった。現行犯である。

着陸前に軽食として、和食を頂く。おかげで、ブリュッセル空港到着時には、オストドの胃袋は

少々、悲鳴を上げている。

ブリュッセル空港で、EUへの入国審査を受け、そのままEU方面へのフライトが出発する

ターミナルへ移動する。

「ない・・・ない・・・・」鼻をクンクン鳴らし、何かを探し回るオストド。

探しているのは、乗り継ぎの搭乗券でもE-チケットでも、パスポートでもサイフでもない。

探しているのは、「喫煙所」。ヘビースモーカーノオストドは、喫煙所を探している。

このあと、フランクフルトそしてプラハへ飛ぶには、やはり・・・煙を伴うアレがなければ、

理性が保てるかどうかは保証がない。

「おかしいよなぁ~このターミナル確かアメリカ便が出るはず・・・・」

清掃スタッフに訪ねると・・・「あっちだ・・・・」

つまり、EUへのフライトが出るターミナルの奥。アメリカ便の時は、ゲート名称が変わるであろう

無人状態の出国ゲートをすり抜けていくと、小部屋がちゃんと用意されていた。

「た・・・助かった」本音を漏らす。立て続けに数本吸い終わり、一旦、ラウンジへいき、水分補給。

そしてまた・・・延々と歩き、またスモーキングタイム。

いつの間にか、到着時は悲鳴を上げるほどだったお腹は、次の機内食を受け入れる用意が

出来上がっていたのだった。

VOL6「フランクフルトでまた彷徨いそして、プラハへ」続く。
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