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オストドの旅後始末「2019年プラハの旅」 [2019年プラハの旅]

-バースデーは意外と悪くないVOL4-

部屋に戻ると、「意外な光景」が目に飛び込んだ。

リビングスペースのテーブルの上には、フルトボトルサイズの

シャンパンが、ワインクーラーに入れられ、鎮座していた。

グラスが二つ。ヒルトンのシールが貼られた瓶には、おつまみ。

ついでに言えば、チョコレートとフルーツまでが添えられている。

確かに、ヒルトンに宿泊すると、ウエルカムフルーツにチョコレート

ついでに、ウエルカムお寿司まであったことはあるけれど、

シャンパンのフルボトルは、正直、オストドは困惑せざるを得ない。

暫し、ボトルを眺めること1時間あまり。

「ど・・・どうしよう!」

わが娘メストド2号なら、さしずめ持って帰るところである。

某航空会社で飛んでいた娘は、同じ航空会社で飛んでいて、

今では、カンガルーマークの航空会社で飛んでいる義理の息子と

住んでいるシドニーから、里帰りしてくることもあり、その際、

クルーから貰ってきたシャンパンのフルボトルは、まだ、我が家の

冷蔵庫で「その出番」を待っている。

「う~ん・・・一杯だけいただくか・・・」

「悪酔いしないように・・・」とメストド1号。

未だに、スリランカ・コロンボヒルトンでの、ガラ・ディナーを

忘れてないらしい。

「せ・・・せっかくだしね。好意は無にしては・・・」

「ポンッ」という音と共に栓が開く、シャンパングラスに注意深く

注ぐ。

「もう!お腹いっぱい。いい・・バースデーだった・・・」

「まだ、終わってないけどね。今日」

一杯ずつ飲んでも、まだ消費されてないボトルを眺めて、一言。

「残りどうしよう・・・・」

「バスタブがあれば、シャンパン風呂でもいいけど・・・あっ!」

「あん?」

「シャンパンで洗顔しよう!」

「どうぞどうぞ・・・」

ほぼフルボトルに近い、シャンパンは、メストド1号の洗顔剤に変わった。

洗い終えたメストド1号は、もちもち肌にすっかりご機嫌が良い。

まあ、どんなに安く見積もっても、ウン千円。ワインリストによれば、

同等品は1万円を軽く超えている。

それだけ「高価な洗顔剤」は、お気に召したらしいが、毎日なら破産する。

ラウンジでプラハでお気に入りの「ジンジャーエール」を飲み、再び街に

飛び出る。

「ノープラン」で、足の向くまま、気の向くまま街を散策する。

すっかり、最近ではこの旅のスタイルが定着している。

夕暮れがせまる街の中を彷徨い、夕食を採り、ホテルへ戻る。

-プラハの魔法?へ続く-


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