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オストドの旅後始末「プラハの魔法?」 [2019年プラハの旅]

プラハは不思議な場所だ。

数十年前に芸術等一切合切から、手を引いたオストド。

数えてみれば、その間、仕方が無しに一回だけミュージカルに

出かけたくらいで、クラッシクを聴こうものなら、即座に眠れる。

とこらが、昨年のメストド1号のお誕生日にプラハへ行ったので、

「お祝い」と称して、白鳥の湖を観に行った。

まあ、奮発してそれなりの席を買ったのだが、

「短縮バージョン」だったけど、意外に楽しめた。

今年は「もう白鳥はいいかな・・・」とぼかしておいたが、

昨年から、街に流れる音楽が妙に心地よい。

今年は、「音楽でも聴くかぁ~」と自ら言い放ったけど、

それと同時にちょっとだけ、自分自身が気が狂ったのではないか?

そう思ったのも事実だった。

いきなり、「ハードル」を上げ過ぎると、自分の首を絞めたくなる

そんな衝動に駆られそうだったので、1時間から1時間半くらいで終わる

そんなものを探していると、弦楽器4重奏のミニコンサートがあった。

お値段もお手頃だし、幸いオストドの脳裏の奥深くにまだ、そのメロディーが

残る「四季」だったので、これも幸いだったのだろう。

今回の旅も少々ハードで、ブリュッセルに1泊とプラハ3泊そして、機中1泊

前回の旅で、頭に入っている地図を引っ張り出し、でも、最悪を想定して

カバンには、地図を放り込み、オストドのリハビリの旅第2弾が、厳かで

どこか滑稽で、時には、無口になり、ニコチン切れでイライラが募るのは

いつものことで、「三本目の足」を道連れにまたもや、歩き旅なのだから、

「丁度良い休憩時間」と自分に言い聞かせることにした。

そういえば、オストドとメストド1号の旅では、碌なものを食べない。

伝統料理なんざ、糞くらえ主義だし、ましてやそれでなくとも、「食」は

いつも喧嘩になりかける。

まあ、メストド1号の好きなものは、「ハードロックカフェのスペアーリブ」

1回くらい食べればよい。朝はホテルのラウンジでビュッフェを食べ過ぎるので

昼は殆ど軽食で終わる。昨夜のブリュッセルでの夕食は、お菓子と空港内の

スーパーで買ったサンドイッチで済ませてしまったし、今夜は、ピザで終わり。

現地ラウンド(現地旅行社)に強制的に連れていかれないと、伝統料理は

ほぼ口にしない。

オストドに言わせれば、「マック」があればそれで良い。

お土産は適当に市場やスーパーで済ませるし、旅のランニングコストで言えば、

飛行機代がトップでぶっちぎり。何しろ、二人分で50~70は使う。

ホテルは大体、「安全は金を払って買え!」がモットーなので、大方、4~5星の

ホテルに泊まる。ヒルトンがあれば、間違いなく選択する。

まあ、非日常の世界を日常にいる様にブラブラしているだけで、

傍から見ればつまらないだろうけど、街にそれだけ溶け込んでいる。

イスタンブールは、地図もいらないし、ガイドもいらない。

勝手にフェリーでアジア側とヨーロッパ側を行ったり来たりしているし、

バザールの中でも迷いようがない。最近では、公園で野良猫と遊ぶ。

プラハに来れば、オールドタウンのヒルトンから、火薬塔の下を抜け、

ちょっと行って左に曲がって少し行けば、常設の市場がある。

ぐるりと一回りそしてふた回りもすれば、土産の調達は、ほぼ完了。

後は、時計塔前のオープンエアーのカフェに行き、ゆっくりとタバコに

火を点けて、コーヒーブレイクをし、ついでに、そのままプラハ城まで

プラプラと歩き、あまけに一回りしてくれば、大体2万歩くらいになる。

何故だか、最近はよく歩かされる「旅」に出ている。

以前だったら、リゾート三昧だったのが、年2回も渡欧するとは、

オストドもそれなりに「年齢を重ねてきた」らしい。

歩く様になっただけでも、不可思議なのだが、プラハの街には、

魔法がかかっているのだ。

「どうだった?退屈は・・」

「してたら、眠ってたけど・・眠る暇なかったかな・・・」

本音を漏らせば、もう少し温かい場所で、フカフカのソファーなら、

多分、オストドの意識は遠のいていたに違いないけど、

固い木の椅子では、オストドのお尻は、あまりにも負荷が掛かりすぎ、

意識を遠のかせてくれなかったのが、正解だと思う。

まあ、魔法にかかっていても悪くはない。

プラハはそんな街なのかもしれない。

-帰路編に続く-
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