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オストドのひとりごと。「心よりご冥福を申し上げます。」 [ひとりごと]

空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。

本日はいつもの皆様の諸願成就のご祈願ではなく、

日航123便の事故で亡くなられた皆様の御霊が安らかなる様に

そして、大切な人を亡くされたご遺族の皆様のために、

ご祈願をさせていただき、スタートなのでございます。

時が経つのは早いものでございます。

あれから、35年の月日が流れました。

当時、オストドはとある大手旅行会社の子会社で、「主任」の肩書で、

チーム員と外注(添乗員派遣会社)から、出向してきていた

スタッフを抱えていたのでございます。

その当時。某博覧会へお客様をお連れする特命チームの仕事と

偶にいる「ズッコケ組」(体調不良等を理由とした緊急降板)の後始末で、

「明日からどこへ飛べ」とか・・・・

それ以外にも、親会社との調整ですとか打合せとか・・・・

胃に穴が開いたのは、この頃でございました。

本来でしたら、その日。大阪へ日航123便での出張でございました。

ところが、その数日前に墜落した機体で、北海道ツアーへ急遽飛びました。

羽田から千歳へ飛び、事故が発生した日には、網走湖近くの天都山のホテルで

翌日に帰京するツアーでございました。

夕食を終え、フロント近くを通った時、お客様から「乗ってきた飛行機が落ちた!」と

聞かされました。

オストドも「オタク」でしたので、飛行機の機番は常にメモを取っており、

慌ててそのメモを見ると、確かに羽田ー千歳で乗ってきた機体でございます。

そして、本来、「ズッコケ組」が居なければ、出張で乗っていたフライトでございます。

因みに、オストドの代わりに「出張」へ行った者は、新幹線で向かったとか・・・

その翌朝は大変だったのを覚えています。

何しろ、その日の夜には、日航で帰京だったわけでございまして、

お客様からは、「帰り・・・ジャンボじゃないよね?」とか

別の航空会社を手配しろとか・・・列車が良いとか・・・・

実は、予定では「ジャンボ」でした。幸いと言いますか、緊急総点検に入り、

DC10にチェンジ。でも、帰京便は満席だったはずが、ガラガラ状態でございました。

お客様には、「無理やり機体変更させました」とか、「僕が乗る機体は絶対に堕ちません」

なんて・・・ヒドイ添乗員でございました。

あるお土産物屋さんから、大量に貰った木彫りの熊が付いているキーホルダー。

「コレ!飛行機が堕ちないお守りです。」なんて言いながら、配ったり・・・

トンデモナイ添乗員でございましたが、今だからこっそりとお話しますけど、

帰りの機内で食べたお弁当。「もしかしたら、最後かなぁ~」と思ったり、

着陸して、ボーディングタラップを降りて、歩き出した途端。

腰が抜けたのは、オストドだったのでございます。

実はこの堕ちた機体と当時のボイスレコーダー音声。そして、遺品の数々が

展示されている場所を訪問したことがあります。

「CAになりたい」と言うメストド2号を連れていったのでございます。

お名前は忘れてしまいましたが、今でいうCAさんの一人のメモを拝見した際、

「緊急脱出」の手順が書かれていました。

その前で、「事故があれば・・・」と切り出し、「それでも・・・」と

頑固者はやはり、頑固者の娘。「判った。その時には悲しいけど、最後の瞬間まで」と

言って許したことも思い出しました。

そんな頑固者の娘。今年ママになりました。

昨日は、娘のウン回目の誕生日。鼻をヒクヒクさせながら、口を動かしている。

まだ、ミルクしか飲めない孫トトロを抱っこして、「早いものだな・・・」と

最後に、事故で犠牲になられた乗客の皆様。最後の最後まであきらめなかった

乗員の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げると共に、今もなお心に傷を負った

ご遺族の皆様に哀悼を申し上げます。

またのお越しお待ちしております。


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