SSブログ

オストドの旅後始末「三本目の足で・・・」VOL2 [2019年リスボンの旅]

ーVOL2-

夕食は、ルームサービスでも良かったけど、朝食で行った。

ホテル内のカフェテリアへゆく。

ちょんとした?コース料理のレストランもあるけど、

元々、そんな所へ向かうには、まともな洋服はもちろん、

靴も排除してきている。

つまり、最初から「高級レストラン」に行く計画はない。

カフェテリアに入り、周りの邪魔にならない場所を選択。

何しろ、オストドは、三本目の足があるので、

酔っ払いの近くにはいたくない。

メストド1号は、ボロネーゼを頼み、オストドはステーキを

チョイス。

ステーキなら、まず、飽きることはない。

「やっぱり・・デザートは頼まないとね・・・」

ステーキに大量の葉っぱサラダを平らげ、そう尋ねるオストド。

半分近くの凝ったボロネーゼを片付けて貰えるので、

メストド1号も賛同する。

「少しは学習したみたい・・・」

「まあねえ~」

お酒を嗜むことを忘れたオストドとメストド1号。

テーブルには、コーラが残ったグラスが残る。

メストド1号は、コーヒーとチョコレートムースに

塩の粒が入ったキャラメルソース掛けのアイスを

チョイスし、オストドは、チョコレートケーキに

バナナアイスクリーム添えとブラックティーを

チョイス。

「甘い・・・いや甘すぎ・・・」

メストド1号は、チョコレートムースと格闘している。

オストドは、まさか、翌日に「その物」を食べさせられるとは

思っていなかった。

伝票を受け取り、サインをして、チップを添えて差し出す。

「さてと・・・」

「はいはい」

恒例の一服タイム。オストドを見ると、ドアマンが、黙って

さっとドアを開けてくれる様になった。勿論、部屋へ戻るときにも

開けてくれる。

オストドは、リフトへ向かい、メストド1号は階段をよじ登る。

メストド2号に言わせると、「妖怪磨き中」なので、

健康オタクになってきたらしいが、オストドは、三本目の足が必要。

わずか、一階上に上がるだけでも、負担を避けねばならない。

いや、避けれるときにだけ、避ける。

もう一度、転倒したりすれば、骨がずれてしまい手術が必要になる。

部屋に戻ると、発見のモニュメントがライトアップされ、その後方には

「4月25日橋」が、取り付けられたラウトで浮かびあがる。

明日は泣いても笑っても実質の最終日。明後日には、昼にチェックアウト

そして迎えの車に乗り込み、延々24時間ほどをかけて、帰宅の途につく。

明日はせめて一か所くらいは、博物館でも入ろうと決め、就寝。

翌日。オストドの朝は早い。テラスでのんびりタバコを吸う。

目の前をリスボン港へ入港する客船がゆく。

朝、入港し、夕方には出港していく船を眺めるのが、楽しい。

ついでに、橋の上に目をやれば、リスボン空港へファイナルアプローチに

入った飛行機が下りてくる。

オストドの勝てないものは、いっぱいあるけど、特にすきっ腹と泣いた

XXX(検閲削除!)には、勝てない。

勝てなければ、起こすしかない。

身支度を整えるにも時間が係るオストド。三本目の足を使わない着替えは

リスクが増すから、慎重にしなければならない。

靴下の上に左足には、バンテリンの左足用の予防用サポーターを付け、

右足には、サポーターと名を借りた固定具を巻かねばばらない。

朝食にカフェテリアに下りてゆく。

相変わらずの食欲だけは旺盛で、ベーコン(山盛り)スクランブルエッグ

ベイクドビーンズ。そしてサラダにチーズ。ストロベリーヨーグルトには、

ブルーベリージャムを添えて、ついでにクロワッサン2種とライ麦パン。

タップリと注がれたオレンジジュースにブラックティー。

そういえば、昔読んだ。ローラ・インガルス・ワイルダー著作に出てくる

ローラのお父さんは、「紅茶こそ男の飲み物にふさわしい」と書いてあった。

それから、オストドの朝の飲み物は、日本なら緑茶。旅に出れば紅茶。

まあ、今回は、メストド1号が、抹茶入り玄米茶の粉末を持参してくれている

ホットでもよし、水に溶かして飲んでも良し。日本が原産のオストドには、

紅茶より玄米茶の方が性に合うけど、人前では、紅茶を嗜む。

朝食を終え、外出の準備に戻り、部屋を出発。

地下道をまた降り、そしてよじ登る。昨日よりマシになっている。

公園を横切り、大聖堂の長蛇の列を眺め、早々に入場をあきらめる。

諦めるのだが、世界遺産の建物。少しでも中に入りたい。

そこで、オストドがチョイスしたのは、海洋博物館。6.5ユーロ/人

大航海時代から、現代にいたるまでの航海の歴史を眺める。

エンリケ航海王子の像に出迎えられ、大航海時代の地図を眺め

歴史に浸る。

「日本なら・・・1000円は下らない。いや・・・2000円くらい?」

復元された船などを眺めると、2時間ほどかかる。

途中、新館に渡る通路で喫煙できる場所を発見し、一服タイム。

新館へ渡ると、復元された上陸用ボートや蒸気自動車。

そして、水上飛行艇や船のエンジンが展示してあった。

メストド1号は通路を登り、上から眺め。オストドは、下から

昔の航海の様子を思い浮かべる。

ランチにホホテルへ戻ることにして、散策再開。

途中、追加のお土産を追加調達しながら、ホテルへ戻る。

昨日と同じ「38°40’」のバーへ行く。暑いけど、タバコの吸いたい

そんなオストドが選択したのは、庇の下。

コーラ2本とスモークサーモンのサンドイッチ1皿をオーダー。

「やはり・・これ美味い」

絶妙な塩加減とマヨネーズが食欲を生む。

お会計はチップ込み25ユーロ。

一旦、部屋へ戻りオストドは昼寝。少し足を休ませねばならない。

ちょっと熱を帯びているので、日本から持参した塗り薬を塗り、

2時間ほどお昼寝。

VOL3へ続く。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

旅の後始末「三本目の・・」VOL3 [2019年リスボンの旅]

-VOL3-

ちょっと休んだオストドは、元気が回復。

オストドの足は、まだ大丈夫みたい。

ホテルに隣接するこじんまりとしたヨットハーバーの横をすり抜け、

リスボン港に入港する貨物船や客船の水先案内人がいる

パイロットステーションの横を三本目の足を頼りに歩く。

いつもは、マイペースに歩くメストド1号を所々置き去りにして

歩いているけど、今回は、メストド1号のペースより遅い。

遅い分、わき目もふらず歩くオストドと、多少?心配そうな顔をして

歩くメストド1号。

何しろ、1万歩を大幅に上回る歩数を既に歩いているけど、

ホテルを出発前に消炎剤を塗り込み、万一に備え、メストド1号は水を

常に持っていてくれているし、オストドが背負っている肩掛け・・・

いや、レポーターバックには、痛み止めは常に常備している。

「リハビリ・リハビリ」とのたまい歩くオストドに、周りの人々は優しい。

まるで、腫物に触るかの様にオストドの周りには、オストドが方向転換を

しないで済む様にスペースが常に確保されているので、「三本目の足」は、

凶器化することは一度もない。

ベレンの塔は、相変わらず人気の様で(一度に120名しか中に滞在出来ない)

延々と続く長蛇の列に、オストドは並ぶ気はない。

いや、出来れば中に入りたいけど、兵れば狭い階段などで周囲に迷惑をかける。

「入ってくれば?そこに座って待っているし!」と言っても、メストド1号は

オストドの魂胆を感じ取ったのか?そもそも並ぶのも嫌いだから、入らないのか?

その辺は、定かではないけど、「いい!」と言っているので、良いのだろう。

時々、カバンからカメラを取り出し、パチリと撮る。

「まだまだいけそう!あっち経由で帰るか・・・」

「荷造りもあるしね」

戦争博物館や戦争で亡くなった尊い命のモニュメントを眺めながら、歩く。

途中、休憩でベンチに座っていると、芝生に水を撒く散水器の水しぶきが

心地よい。

「疲れないの?」

「平気かな・・・痛みもないし。でも、帰りもあるしね。ホテルに戻るか・・」

ホテルに戻り、一服。いや、途中でも灰皿があれば一服しているので、

多分、朝から数えれば、20服は超えている。

「晩御飯どうする?ハードロックカフェでもいいけど・・・」

「いいの!いらない。この景色だけで充分。まあ、晩御飯は食べるけど・・・」

「だよね・・・じゃあ、もう一度、発見のモニュメントまで行って・・・」

「途中で、トレーニングして・・・」

「げっ・・・それから、カフェテリアで食べる?昨日のステーキ美味かった」

「それにしようかな・・・デザートはチェンジね!」

「チェンジ?」

「そう・・・」

発見のモニュメントまで歩き、帰りに無料のマシーントレーニング。

オストドは、1種類だけ。昨日より調子は良い。

いや、最近、腕の力で階段をよじ登り、降りているので、腕力は、

いつの間にか復活しているみたいだ。
nice!(3)  コメント(0) 

オストドのためいき。「だから・・・言ったでしょ!」の話 [ひとりごと]

空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。

本日もポンポコ腹親父の拙いブログへようこそ!

ご訪問賜っている皆様の諸願成就をご祈願させていただき

スタートなのでございます。

さて、オストドに「見えない力」が与えられたのは、

もう数十年も昔。それもやんちゃ坊主の頃。

しばらく、封印しておりましたが、封印が解けたときには

数十年の時の流れ。

早いものでございます。

すっかりポンポコ腹になったオストド同様。

飽きもせず、オストドのそばにいたとあるものは、

すっかりトオストドに似て、ポンポコ状態。

しかも、数が増えているのでございます。

まあ、お蔭かどうかはさておき、色々な事に

巻き込まれる日々なのでございます。

先日も、一昨年ぐらいから、機会があるごとに

背中に背負っている黒いものをせっせと追い払いましたが

先日、事故を起こしたのでございます。

彼には、事故の前に「安全装置テンコ盛りの車に乗れ!」と

散々、忠告していたのでございますが、

危惧していたことが起こりました。

「だから・・・言ったでしょ!」と言うしかありません。

彼は幸い無事ですが、事故の被害者の方は、意識不明。

まあ、ご高齢の方だったので、ちょっとした事故でも、

被害は大きくなるのでございます。

「交差点安全通行義務違反(傷害)」で、彼は公安委員会から

免停90日(優良で45日)の処分の他、これから「裁判」の日々

真面目で正直者でオストドの気に入っている青年ですが、

相手が悪い。和解交渉も出来なくて、裁判に臨む彼は、

多分、実刑もしくは罰金刑かと思います。

皆様もどうか車を運転されるときには、「だろう運転」はしないで

「かもしれない運転」を心がけてください。

彼は、きっと会社には居られなくなるかもしれませんが、

オストドは見捨てることが出来ません。

彼が再び、自らの人生をやり直せる様に手助けをします。

これが、オストドに与えられた。神様からの使命です。

皆様が交通事故で被害者にも加害者にもならないことを

お祈りさせていただき、本日はここまでとさせていただきます。

またの、お越しお待ちしております。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車