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「真夏の夜の夢」第12話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

こほっ!

委員長こと僕こと俺・・です。(何言いたいんだよ~さっさと始めろこの・・ボケナス!)
一見・・・尻軽じゃなかった・・女癖の悪い(まだ~治ってないぞ!)
こんな僕・・・・だってしょうがないですよね。・・・・・サカリ・・つまり畜生以下だったんです。
男性陣なら・・きっと解ってもらえる・・はずですよね。(解りたくねえぇ~ぞォ!)
ここで・・一言!「だって・・・・下半身にも人格があるんだから!」そうです。
僕こと委員長の下半身は・・・別の人格が備わっています。つまり・・・・だめだ。と頭が命令しても・・・今はやりの「そんなの関係ねぇ~」と言う人格です。
こいつにはほどほど・・手を焼かされます。
上半身を司る人格は「睡眠」を要求しますが・・・・下半身の人格は勝手に行動する場合もありました。
たぶん・・・・こいつ・・・・・僕の身体を流れている・・血のなせる業なのでしょう。
よく・・「赤い玉が出たら・・打ち止め!」と言われますが・・・・見たことのある人はいるのでしょうか?
出来れば・・この別人格の終焉を見てみたい気もする・・今日この頃です。

では・・・・皆様をいよいよ第2幕へご案内いたします。
更に・・ヒートアップする場合もありますので・・・・ハイ!そこの方!ティッシュの準備宜しいでしょうか
では・・・・・昭和50年代にタイム・・・スリップ・・・・・。

「ままごとみたいな・・・」

「ガタン・ゴトン・・・・・」
「あ~あ。行っちゃった。」
「そうだね。」
「何・・赤くなってんのさ・・・・」
「この~ムードも作れない・・・デリカシーもない・・・・」
「単細胞・・か。」

そのちょっと前・・ホームでの出来事です。優子は何か買いに行ってしまいました。
「委員長・・・がんばれよ!」「ああ」「二世期待してるぞ!」「二世?」「ああ・・・でもな女の子にしろ!男でお前みたいだったら・・・悪党が増えるだけだ。女の子で奥さん似なら・・・美人になる。しかし武道はダメだぞ・・・・」「あのな・・・・」「いいから・・がんばれ・・・夜這いでもなんでもして・・・隙みて押し倒して・・」 「そうだ・・・無理やりでいいから・・やっちまえ!」「ああ・・・一回やったらこちのもんだからよ」 「ついでに・・俺たち3人のだけでいいから・・写真取り返せ!」「とにかく・・・がんばれ」「ああ・・お前等も」「おう!骨は拾いにきてやるから・・・・」「そうだ。玉砕覚悟の大和魂みせろ!」「ああ・・」 「げっ・・優子さん」・・影に隠れて全て聞かれたみたいです。
そんなやりとりのあと・・・・Y・S・白○の3バカは東京へ帰っていきました。優子が買ってきた冷凍みかんを持って・・・・・

前編を読んだ方なんで・・・・脱走は?と思われた方もいるでしょう。実は大花火大会中に迎えの車が予定より一日早く・・・・来たので・・・・彼等の計画は水の泡となり・・・・拉致されたのでした。

駅から車へ戻る途中・・・・・

「俺も・・一緒に東京に帰ったほうは良かった?」
「か・・・帰りたければ・・帰ればいいでしょ・・・・・ばかぁ!」
「いや・・・まだ帰らない!だって・・優子と一緒に居たいし・・・・・」
「えっ・・・・う・・・ん。」
「それに・・・・」
「うん。」
「まだ・・・・」
「うん。」
「君・・・・」
「うん。」
「や・・てない。」
ばちぃ~ん!
優子・・の平手打ちが僕の左頬を直撃しました。・・少々図に乗りすぎた・・ようです。
ついでに・・・腕を締め上げられました・・・・・・

「ほほぅ~・・じゃぁ・・聞くけど・・君・・あたしにふさわしい男になった?」
「ま・・まだです。・・・ご・め・ん。」
「でしょ・・・・・頑張ってね!・・あたしのナイトさん!」
「は・・い」

まだまだ・・・・手のひらの上で踊らされるみたいです。・・・・この僕。

「ねえ・・お買い物して帰りましょう。」
「う・・ん。」
「ね。行きましょ」

優子は僕の腕にしがみつき・・・・まるで子供のようです。でも・・腕に伝わるプニプニ感が堪りません。
食料品も大量に買い込みます。・・野菜は家庭菜園で作っているし、ご近所からのおすそ分けも頂きます。でも・・・主食の米も頂くのですが・・・・小麦粉だのパン・・なんか買わなければいけませんし・・・調味料も必要・・・・卵は・・・にわとりを飼っているのでいりませんが・・・・

「いっぱい買ったね。」
「うん・・駅まで結構かかるから・・・」
「そうだね。で・・帰る?」
「あたし・・・・買いたいものあるんだけど・・・・」
「付き合おうか?」
「・・いい・・・だって下着とか・・・」
「そうか・・そうだよね。」
「うん。」
「でも・・・俺の選んだ・・・」
「はい?また叩かれたいの?」
「じゃあさ・・・俺・車に積んで・・・・そうだ。花の種・・見てくる・・・あそこの喫茶店で待ち合わせしようか?」
「うん。じゃあ・・お願いね」

優子が買い物に駆けていったのを確認して・・・・宝飾品の店で・・・小さい・・石のついた指輪をひとつ買いました。そんな高価なものじゃなくて・・確か2万円くらいのものしか買えなかったけど・・・・

「お待たせ~ぇ。」

「ねえ。・・・今晩もみんな来るのかな?」

「なんで・・・・」

「いや・・その」

「あたしの寝込み襲う気?」

「そうじゃなくてさ・・・その・・・・なかなか二人になれないじゃん」

「わかんない・・・・でも・・・君だけなら・・・・」

「えっ?」
「あたし・・1人でも・・充分だし・・・・。まあ・・・君も番犬くらいには・・なるかな・・・」

「・・・・・」
「あはっ!怒ったの・・・・」

「ああ・・・」
「拗ねないの・・・」

「もういいよ!」

「ばかぁ[黒ハート]・・・今晩は来ないわよ」

「えっ!」

「あの娘たち・・あたしが危ないってくるの・・・いつもね。でも・・今晩は・・・・・」

「えっ!」
「だからって・・・襲ったら・・投げ飛ばすからね!」

「は・・い。」

も・・もしかして・・・・今晩チャンス・・なんだろうか?でも・・・・・また・・・・だめ。・・・かな
でも・・ここで・・・・・あっ!・・ムードとデリカシー・・・だったなさて・・どうすればいいんだろう・・・・。

「何・・考えてるのかな?」

「べ・別に・・・・」

「また・・いやらしいこと考えてたでしょ?」

図・・図星です。・・まあどうせ・・僕は・・・単細胞ですから・・・・・

「帰ろう!」

「うん」

「帰ったら・・・・野菜畑の草取り・・・・お願いね!」

「了解・・・っす。」

「真夏の夜の夢」第13話へ続きます。
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「真夏の夜の夢」第13話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「ままごとみたいな・・」

「ぷちっ、ぷちっ・・・・・」

夏の太陽の降り注ぐ中・・・・野菜畑で黙々と草取りをする・・・・どこからどう見ても・・農家のオッサン!
大きい麦わら帽子を被り・・・・ランニングシャツに作業ズボン・・・長靴を履いて・・首には白・・じゃなかった花柄のタオルを巻いて・・・・薬缶に入れた塩入りの麦茶を飲む姿。
思わず・・・「こんな~あたし~に、だ・れ・がした~」と歌いたくなる気分。
時折・・畑を吹き抜ける風が心地よい。

「あなた~!お疲れさ~ま。」

優子がやってくる。手に抱えたかごには一杯の卵。やはり・・白い長靴に割ぽう着に姉さん風の麦藁帽子。

「ああ~喉渇いた・・あたしにも頂戴!」
「あ・・それ」

飲みかけの・・塩入麦茶をおいしそうに飲み干す。

「ああ・・おいしかった!」
「あのさ・・・・それ俺の飲みかけ・・・・」
「だから・・なあに?別に・・・毒はいてるわけじゃないし・・いいじゃん。」
「まあ・・そうだけど」
「ねえ・・あとどれくらい。」
「ああ・・ほとんど終った。」
「そう・・・トマトとキュウリ・・それから・・・」
「ああ・・俺が取るよ。」
「ありがと・・・・」

トマトとキュウリを収穫して渡す。そして・・・二人で手をつないで・・・家に戻る。

「ねえ。・・顔洗ったらさ・・・・」
「うん。」
「ちょっと手伝ってもらいたいんだけど・・・」
「いいよ。どうせ・・・もうやることないしね」

「あのね・・・ちょと押さえていてもらいたいんだけど」
「俺が・・取ろうか?」
「だって・・どれだか解らないでしょ・・・」
「そりゃ・・そうだ」

踏み台を上がる・・優子・・って・・どこかでもこんなこと・・なかったけ?

「こらっ!覗くな!」
「覗くなって・・・普通・・スカートに履き替えるか?それもミニ・・・・」
「いいから・・・・上見ちゃダメだからね。・・・・」
「ああ・・解ったよ・・・・」

そう答えながら・・・スカートから出る生足を見つめる・・・・・単細胞

「コラ!覗くなって・・・・あっ!」

そうです・・また優子・・が落下してきました。幸い物置じゃなかったんで・・・・今度は格好よく受け止めました。・・でも・・わざと落ちたフシ・・もあるのですが・・・・

「どう!今度は格好良かったでしょ?」
「うん。」
「それで・・・?」
「ねえ・降ろしてよ」
「だめ・・・お礼がまだでしょ?」
「もう・・自分から・・お礼要求する?」
「うん。するさ・・・」

二人の唇が・・ふれあいました。今日は二人きり・・でも・・・・・・僕は許しが出るまで・・待つことにしたのです。

「ねえ・・・・ごはん・・もうすぐなんだけど・・・・ごはん先でいいよね」
「お風呂は?」
「まだ・・用意してないの・・・・・・」
「じゃあ・・・美味しいご飯が先。それで・・お風呂・・そんで寝る!」
「何か・・いやらしく・・聴こえるんだけど・・・気のせいかな?」「そうそう、気のせい・・・俺・・ナイト見習いだもんね」
「ばかぁ[黒ハート]
「なんか・・言った?」
「ううん。ごはんにしよ!」

沈黙が流れる中・・のごはん。やはり・・二人きりだからでしょうか・・・・
僕は学生だった・・・ので「課題」を仕上げることにしました・・・って写すだけですけど・・・・

「ねえ。お風呂用意できたけど・・・・」
「うん・・・優子・・先でいいよ」
「あたし・・やることあるから・・・・先に入って!」
「ああ・・・」

いよいよ・・佳境に入ります。長くなったのでここで切りたいところではございますが・・・・
まだまだ続きます。

ポツ・ポツ・ポツ

水滴が落ちてきます・・・・・広い浴室も1人では勿体無い・・・・たぶん優子さんはもうひとつのユニットバスを使うのでしょうか・・・・
昨日のことが脳裏を過ぎります・・・・自分の行い・・なんて馬鹿なんでしょう・・・・
湯船に潜って反省しなければなりません・・・・そこへ
「カラカラッ」と脱衣所の開く音。優子がバスタオルと着替えを持ってきてくれたのでしょう・・・・・
また「カラ・カラッ」と言う音。

「ねえ。一緒に入っていい?」
「うん。いいよ」

どうせ・・また水着を着ているはず・・だったんですが

「えっ!」

僕は・・息を飲み込みました。そこには白いスリップ姿の優子・・が立っていました。

「ねえ・・上がって・・・」
「うん」
「こんな・・わたし・・でも・・愛してくれる?」

そう言いながら・・・・近づいてきたのです。
「ねえ・・脱がして」
小さい声ですが・・・確かに聞こえました。
「ごくっ!」
唾を飲み込む音が響きわたり・・・・・
静かに・・そして力強く・・抱き寄せると・・・・最後の牙城・・スリップの肩ひもを・・外していったのです。

では・・この続きはまた今度!


「真夏の夜の夢」第14話 に続きます。



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「真夏の夜の夢」第14話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

こほっん!

びっくりしました?そりゃそうでうよね。
一番いいところで・・・終わるなんて・・・・誰が聞いても許されません。
書いている僕だって・・気になって眠れません。
まあ・・原因は・・・・止まらない咳のせいなんですけど・・・・
いやぁ・・・気になりますよね・・・・・・それとも気になりませんか?
よく・・作り話のオストド・・って言われるんですけど・・・・
事実は否定できないし・・・・・また事実は小説より奇なり・・て言いますから・・・・
「えっ?能書きは・・もうたくさん」そうですね。でも・・・皆さんにひとつだけお願いがあります。
感想を聞かせてほしいなぁと思います。
出来れば・・・メールがいいんですけど・・・・・もちろん時間は掛かることもあると思いますが、
お返事はきちんと差し上げます。

ちなみに・・・悪たれ連のみんなは・・戦々恐々としています。どんなことをばらされるのか・・・・解りません。
特に・・・某地裁の判事になった白○君は・・・・お願いだから・・俺のこと書かないでくれ。と泣きついてきました。
変態産婦人科の黒岩君(旧姓大岩君)は悪事をばらされたら・・信用失墜になると言ってます。
変態小児科医の佐伯君は・・・子供の症状より・・お連れになるお母様方の服の中身が気になるなんて書かないでくれ・・と言いました。
でも・・僕こと委員長は書き続けます。彼らは僕の性格を理解していません。何せ・・僕は千倍にしてやり返すことが好きなんですから

では・・・いよいよ・・若い二人の・・お風呂のシーンに戻りたいと思います。
では・・・・タイム・・・スリップ・・・・・・・。

ままごと・・みたいな・・二人の生活1

「やめた!」

「えっ!・・・・」
「君を・・・辱めるわけにはいかない」
「えっ・・誰かに聞いたの・・・傷あとのこと・・・」
「違う!」
「僕は・・君を抱きたい。今・・すぐこの場で・・・」
「は・・・い。」
蚊の鳴くような小さな声
「でも・・僕は本当に君に愛されていいのか・・わからない」
「えっ!」
「僕は・・君に話しておかないといけない・・過去がある」
「ミ・ミサ・・のことね」
「それだけじゃない・・・・・もし・・君が本当に・・愛してくれているのなら・・・君には知る必要がある」
「はい。」
「それでも・・もし・・君が・・それでいい・・と言ってくれるのなら・・・・」
「はい。」
「僕を・・愛してくれるのなら・・・・」
「はい。」
「僕は全身全霊を込めて・・・・・」
「はい。」
「君を愛する」
「はい。」
「だから・・・・・君の心の傷は・・・」
「はい。」
「僕が全て・・・治して・・そして心の隙間をお・・・埋めてあげる」
「はい。」

優子は少し震えています。今にも泣き出しそうでした。きっと・・彼女は心の傷を背負って・・一人で懸命に生きてきたのです。
僕は自分の愚かさがいやになりました。今思っても・・恥ずかしい気持ちです。僕は・・彼女を・・ただ・・やりたいだけ・・の対象とは
見れなくなってしまいました。こんな。。さびしい鎮守の森にただ・・一人。そう・・・僕は・・・僕は・・・大人へのステップを上がる時期が来たのだと・・・・思いました。
僕は今夜・・優子に僕の全てを伝えなければなりません。もし・・・・それで彼女の愛がなくなるのなら・・・・それでいいと思ったのです。
そのときは・・・・僕は一人・・行き先のない旅に出る・・つもりだったのです。

「もう・・身体も洗ったし・・・・俺・・先に出るから・・優子・・君はゆっくり入っておいで・・・」
「ま・・・まさか・・どこにも行かないわよね?」
「ああ・・・君に全てを伝えるまでは・・・・・・」
「えっ!」
「いや・・・先に上がって・・縁側にでもいるよ」
「うん。・・本当に・・どこにも・・行かないでね。」
「あたりまえだろ・・・・じゃあ」

僕は・・・先に上がりました。本当はそのまま・・どこかに行きたい。そんな思いでした。でも・・彼女は・・こんな馬鹿で・・身勝手な・・どうしようもない・・・男に・・愛してるといってくれました。僕はその・・謝った魔法を解いていかなければならない・・それが僕が優子に・・今出来ることなのです。

僕がでて・・しばらくすると・・・・優子が上がってきました。髪はぬれたまま・・・・そして・・彼女は・・裸に近い格好のままでした。

「ばかだなぁ・・・・風邪ひくだろ・・・・髪の毛を乾かして・・・・・洋服を着ておいで・・・・」
「やだ。」
「やだ・・ってそのままじゃ・・・」
「どこか・・行っちゃう気でしょ?」
「いや・・行かないよ」
「うそ。・・・・」
「うそじゃないよ・・・・早く・・・乾かさないと・・・」
「じゃあ・・一緒にきて!」
「え・・っ」

優子は僕の手を取り・・・彼女の部屋に引っ張っていきましt。

「さあ・・早く髪の毛乾かして・・・・」
「や・・だ」
「ね・・ここにいるから」
「だめ。」
「いいから・・早くしないと・・・・俺・・お父さんとお母さんに怒られちまう」
「えっ!」
「うん。さっき・・誓ってきた。どんなことがあっても・・・・・守るって・・・だから・・お願いだから・・・服を着て。」

本当の気持ちを書かなければいけません。・・・僕はこのとき・・優子を自分のものにしたい!という衝動に駆られていました。
でも・・目の前にいる。。優子は神々しい雰囲気を醸し出しています・・・・僕は・・その姿に天女の姿を重ねあわせたのです。

「み・・・・見て!こんな・・・傷のある女でも・・あなた・・愛してくださるの?」
優子はバスタオルを落としました・・・・彼女の胸の下には・・そう彼女が子供時代に負ったヤケドの傷跡があったのです。
「あ・・愛してくれなくても・・いいけど。き・・・嫌いにならないで・・・」

僕は・・その傷跡を目の前にして・・涙があふれて・・止まりませんでした。この・・傷が彼女をこんなに苦しめていたなんて・・・彼女の心の傷の深さに比べたら・・僕の心の傷なんて・・ちっぽけなものに思えたのです。

「ゆ・・優子」
「は・・はい」

僕は・・優子の前にひざまずき・・・・求愛しました。そして・・・・その傷をいとおしむよう・・・唇を押し当てました。
僕は・・僕は・・・・優子になんてことをさせたのでしょう・・・・優子は僕に精一杯の求愛をしてくれました・・・・今度は僕の番です。
でも・僕の愛撫は・・・やむことが出来ません。・・でも・・・・僕は・・彼女に受け入れてもらわねば・これ以上彼女を苦しませることは出来ません。

「真夏の夜の夢」第15話へつづく



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「真夏の夜の夢」第15話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ままごとみたいな二人の生活2

僕は・・・・彼女の心の傷を知ってしまいました。
僕が・・ただ「遊びの対象」としか見ていなかったら・・・このお話は終ってしまいます。
それまでの・・ただ・・ヤリテーと喚いていたサカリのついた畜生以下のまま・・・成長を止めていれば
僕・・・の目は違う・・ターゲットを探し続けていたことでしょう。

僕は静かに優子を抱き起こしました。僕の鼓動は・・これ以上早くならないだろう・・というくらいに脈をうち・・・・僕自身は天に向かって聳え立っていたのです・・・
このとき・・・・多分彼女は最後まで・・受け入れてくれたかもしれません。
でも・・自分の中にある・・ほんのちっぽけな・・・心が・・僕を思いとどまらせたのです。

「ゆ・優子・・・ごめん。・・早く服を着て・・髪の毛を乾かして・・おいで。俺・・待ってるから・・・」
部屋を出て行こうとすると・・・僕の前に立ちふさがる・・・優子
「や・やだ。・・・こ・・・ここにいて・・・言う事聞くから・・・・」

ベッドに腰を下ろした僕を逃がさないように・・・していたのか解りませんが・・・・優子は目の前で髪を乾かし・・下着をつけ・・・浴衣を羽織ったのです。

「ねぇ・・・話して・・・」
「ああ・・だけど・・ここじゃ・・・俺・・また・・我慢できなくなったら」
「くすっ!・・そうねえ・・・君が・・また豹変したら・・・困るわね!」

縁側に腰を掛ける・優子。僕は・・1人庭先で・・・・・・すべてを話しました。
自分の生い立ち・・・・・誰からも歓迎されない・・・・誕生。そう・・すべてはここから始まったのでしょう。

僕は昭和39年・・・そう東京オリンピックのときこの世に誕生しました。僕の生まれた日は・・・東海道新幹線の開通・・と東京オリンピック開会式の間・・生まれたときから中途ハンパでした。
僕の本当の父親は・・・・母が僕を身ごもったときには・・・・他に女がいました。
母は・・母でそのとき・・・別の男性と・・いい仲になっていました。ですから・・・僕は生まれたときから・・・誰からも歓迎されなかった・・・子供でした。あの時・・いっそ殺してくれれば・それか・・・どこかに捨ててくれれば・・もう少し楽だったかもしれません。
本当の父は・・・・僕に戸籍だけ与え・・・去っていきました。生みの母は・・・僕を子供のいない姉夫婦に渡すと・・・その男性とどこかに行ってしまいました。
僕は生後・・まもなく・・二人の大人に捨てられたのです。

「そう・・・」
ここまで話したとき・・・一言だけ・・つぶやきました。
「まだ・・・全部話してない。」

僕の育った環境は・・・他の子供よりは恵まれていたのでしょう・・・
近所でも天使の子・・と言われていました。丁度、僕が生まれる頃・・義理の母は流産していました。
その子は義理の父の子ではなかった・・何故なら・・義理の父は子供の頃の病気で・・・・種がなかったのです。それでも・・義理の父は義母を愛していたのでしょうか?僕には真相はわかりません。
歩けるようになると・・・すぐ義母と姉弟弟子の関係になりました。義母は日本舞踊の師匠をしており、
僕は義母の師匠に踊りを習いましたので、義母とは姉弟弟子になるのです。
週2日の師匠の元でのお稽古・それから・・・自宅の舞台での稽古・・もちろん礼儀作法は人一倍うるさく・・・・お稽古のときの義母は鬼のようでした。僕の初舞台は3歳のときです・・・・藤娘を演じました。
それから・・・小学校4年生まで・・・・人一倍厳しい義母の操り人形のような生活を送りました。
今・・思えば大人の女性と一緒の更衣室での着替えは・・・その光景がなくなったのは心残りですが・・
そのような生活も・・突然ピリオドが打たれました。義母が幼馴染の男性と駆け落ちしてしまったからです。その後・・僕の性格を・・・180度狂わす事件が起きました。
僕は・・・自分が義父の本当の子だと信じて・・・10歳まで生きてきました。そんなある日のこと・・・・

「もう・・いいよ」
「いや・・全部話しておきたい。」

僕は自分の出生の秘密を・・僕を何故だか嫌っていた・・義父の末妹によりむりやり聞かされました。
その後・・僕は押入れに籠もり・・・泣いていました。・・その涙が涸れるころ・・僕は悪魔に幼心を完全に支配されてしまったのです。
僕は・・ある日・・入水自殺を図ったことがあります。友達と遊ぶこともなくなり・・・一人河原にいたときのことです。水面を眺めていたら・・・・「おいで!こっちに・・楽になるから・・・・」との声が聞こえてきました
その声に導かれるように・・・・川に足を踏み入れたのです。人は笑うかもしれませんが・・・僕は不思議な光に包まれました・・・・・そして・・・偶然通りかかった大人に助けられたのです。
その後も悪魔は僕を支配・・し続けました。
僕は・・心から笑う事の出来ない・・・・・冷たい表情の少年になってしまったのです。
更に・・悪魔は僕に天使の皮を与えました。僕はその皮を自ら被り・・悪魔の僕になったのです。

「ね・・・お願いだから・・やめて」
「いや・・すべて知ってもらいたい」

中学生になると・・・僕は天使の顔と悪魔の心を使い分けられるようになっていました。
僕は・・・誰でも良かった・・・僕に係ろうとする人すべて・・・・傷を・・それも心に負わせたくなっていました。そばに来るもの・・すべて・・たとえそれが・・・女性でも・・例外ではありません。
僕は多くの人々に・・傷を負わせることで満足する・・最低な野郎・・に成り下がっていました。
何せ・・・勉強は出来ましたので・・・誰一人・・大人は気がつかなかったのです。

高校に入学しても・・僕の生活態度は改まることはありません・・・僕が委員長に選ばれたのは理由があります。ただ・・・早く学校から出て・・・・悪さをするために・・自ら立候補をしたのです。
入学式の翌日・・・馬鹿な男が話しかけてきました。そいつがYです。
Yは僕に一緒にバンドやらないか?と誘ってきたのです。
「バンド?」
「ああ・・・」
「何を?」
「アリスのコピー」
「アリス・・知らねえよ」
「ああ・・・コレ聞いてみろよ」

そのYが寄越した1本のテープ・・その中の1曲にであったことで・・・僕の胸の霧は少し晴れたのです。

「そうなんだ・・・・」
「ああ・・・」

しばらく・・・・・沈黙という名の川が二人の間を流れてゆきます・・・・・
僕は・・・星をみつめていました。何故だか・・心の・・奥底にあったモヤモヤ・・とした霧が晴れていました。僕は・・・旅にでよう・・と思いました。彼女が寝静まったら・・・・・そっとでかけよう・・と考えていると。

「真夏の夜の夢」第16話へ続く・・・

「真夏の夜の夢」第16話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「ままごとみたいな二人の生活」3

僕は・・夜空に煌く星を見つめていました。頬を一筋の涙が流れた・・瞬間、星は僕に・・・・・そのとき

「・・・聴かせて」
「えっ!」
「その・・歌・・歌って」
「ああ・・・音痴だけど・・・いいか?」

僕は歌いだしました。

[るんるん]悩み続けた日々が~
まるで・・・・嘘のように・・・・
忘れられる・・時が・・来るまで
心を閉じたまま
暮らして行こう。
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で

俺を見捨てたひとを
恨んで生きるより
幼い心に秘めたむなしい
涙の捨て場所
さがしてみたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で

せめて一夜の夢と
泣いて泣き明かして
自分の言葉に嘘はつくまい
ひとを裏切るまい
生きて行きたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で   [るんるん]

歌い終わって・・また静寂が訪れました。
そうだ・・・逃げないで・・自分の居場所・・探しに行こう・・と思ったとき・・・・

「・・ねえ・・・あたしじゃ・・だめ?・・その・・涙の捨て場所・・・あたし・・じゃ・・だめ?」

優子は僕に抱きついて・・・・くれました。

「ゆ・・優子・・本当に・・こんな・・馬鹿で・・・・」
「うん。単細胞を愛しちゃったんだから・・・・」
「ゆ・・優子・・ありがとう・・・・」

その時・・抱きしめようとした瞬間。僕は空中を飛んでいました。

「あっ!」
「バッシャ~ン!」

僕は・・池に投げ込まれてしまったのです。・・・・忘れてました・・優子は武道の達人でした
投げ飛ばされた僕も驚きましたが・・・・もっと驚いたのは池の魚たち・・それと・・・・蛙。
この蛙こともあろうに・・・僕の頭の上で・・・・「ゲェッコ!」と鳴いています。

「もう・・・ばかぁ!・・・いなくなるんじゃないかって・・・・どうしようって・・・もうこのばかぁ!」

よく見ると・・涙をこぼしながら・・・

「ご・・ごめん・・・」
「いつまで・・そんなとこに入ってんのよ!それとも朝までそこにいる?さっさと・・もう1回・・お風呂・・」

好き好んで入ったんじゃありません。あなたが・・・投げ込んだのです・池に!

「わ・・わかった・・すぐ・・ここ出るよ・・魚も可哀想だし・・・」

僕は・・また・・・お風呂も・・それも連行されて・・いきました。


まだまだ・・しつこいようですが・・・・続きます。

僕は・・どんどん脱がされました・・・というより・・・剥かれていったといったほうが正しいのでしょう。
僕を風呂場に閉じ込めると・・・頭から・・・・また・・井戸水を掛けられました。

「いい?あたしが・・いいと言うまで・・・あったまるのよ!・・カゼひいたら・・困るから!」
(あの~追い討ちに水・・それも冷たい井戸水を・・ぶっ掛けたのは・・・あなたなんですけど・・・・)

「あら・・・・何か言ったかしら・・ウフッ[揺れるハート]
(ヤ・・ヤバイ・・またウフッ[揺れるハート]!だ・・逆らったら・・今度こそ・・・・)

「な・・・何も言ってません!・・優子・・さん!」

「さん・・じゃないわよね・・委員長・・じゃなかった・・あ・な・た!」

「は・・はい!」

僕の絶叫はきっと森に響き渡った事でしょう。

「真夏の夜の夢」第17話へつづく・・・・

「真夏の夜の夢」第17話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ままごとみたいな二人の生活4

「ふぅ~っ!

僕・・早まったんでしょうか?たぶん・・・そうでしょう。
世の中には一杯・・いい女・・じゃなかった女性がいると言うのに・・・・・
よりによって・・・・・合気道に柔道・・それに空手の有段者・・・・・・
僕は・・生傷が絶えることはないのでしょうか・・・・。
でも・・・あの・・おっぱいの感触・・・・・思い出してにやにや・・しておりました。
でも・・そろそろ・・・・僕・・茹で上がります。・・・・もしかしたら・・・・現代版釜茹での刑?なんでしょうか
カラカラ・・脱衣所が開く音がします。
そうか~優子さん・・着替え取りにいってくれたんだ・・・・・あっでも・・・・もう着る物ないな・・・・
明日・・・洗濯・・って自分でするんだろうな・・・・
そういや・・・あいつら・・・・信州の山の中で・・・・ウラ本で・・・マスでも掻いてるのかな?と考えておりました。
「カラ・・カラ・・・」浴室の戸が開きました・・・

「ねえ・・・いい?」
優子です・・でも・・さっき・・お風呂入ったはず・・ですが・・

「あ・・ああ」
どうせ・・・水着か・・スリップ・・それかバスタオル姿でしょう・・と振り返ると
「えっ!」
そこには・・一糸纏わぬ・・・・ゆ・・ゆう・・・優子。もちろん小さなタオルで一生懸命隠しておりますが・・
「あ・あの~バ・バスタオル・・・とかじゃないの?」
「えっ・・・」少し赤くなって舌を向いてしまいました。
「だ・・だって・・お風呂に入るのに・・じゃ・・じゃまでしょ」
「ゴ・・ゴック~ゥ!」僕の唾を飲み込む音。

「は・・はずかしいから・・・見ないの!」
「恥ずかしいなら・・入ってこなきゃ・・・それに・・なんで・・また入るの?」
「どっかの・オバカさんのせい・・で汚れたの!」

くるり・・と背を向けるとかけ湯をして・・湯船に入る・・・優子。ほんのり淡いピンクになっています

「ふ~ん。でもさ・・・汚れたのは・・・・・」
「あ・・あたしのせい・・ウフッ[揺れるハート]!」
(ヤ・・ヤバイ・・・またやられる)
その瞬間・・僕自身・・つまり・・アレ・・はしっかり握られており・・・・・
「ふ~ん。コレ・・握りつぶされたいのね?」と力を込めます。
「ふ・・ふんぎゃぁ~っ。」

「ご・ごめん・・い・・痛かった?」(当たり前だのクラッカー)
「ふん!」(ちょっと・・すねてみましょう)
「ねえ・・ごめん。」 (謝ってすめば・・警察いらない・・はず・・では)
「ふ・・・・・っ」
「ねえ・・・」
「もういいよ!」(ちょっと・・怒ってみました)

僕は・・湯船を飛び出ると・・外へ出て行く・・フリをしました。優子は慌てて・・追いかけてきて
抱きついてきました。

「ねえ・・もう・・しないから・・・・」
「本当に?」
「う・・・ん。」

これは・・・うそでした。何度・・やられたか・・数え切れません・・・・

「じゃぁ・・お詫びは?」
「えっ!」
「えっ・・じゃないの・・・お詫び!」
僕は力強く・・抱きしめ・・・何か言いかけた・・優子の口を塞ぎました。

「んっは[黒ハート]!・・もう・・・・・」

僕たちは生まれたままの姿で抱き合っていたのですが・・・

「ね・・え。」
「う・・うん?」
「あの・・ね。」
「う・・ん?」
「あ・・あたってるの[黒ハート]・・・・その~」
「なにが・・?」
「し・・知らない・・・ばかぁ・・・・」
「言わなきゃ・・放さないよ!」

「あのね・・・・また・・掴まれたい?ウフッ[揺れるハート]!」
「えっ!もう・・掴まないっていったでしょ!」
「そうだっけ・・・・・」
「そうです。」

「ねえ・・背中・・流してくれる?」
「いいの?襲っちゃうかもよ?」
「ばかぁ・・でも・・・・お願い」
「う・・うん。」

石鹸をゆっくり・・泡立てながら・・視線はそうです。目の前には・・美味しそう・・じゃなかった優子の一糸纏わぬ姿・・・・見るな!ってのが・・・無理です。僕・・健全ですから・・・

「ね・・え。・・はやく・・・」
「あっ・・ああ・・・」

(ゆっくり円を描くように・・そして少しだけ爪を立てて・・マッサージするように・・・)

「な・・なんかくすぐったい・・・男の人に洗ってもらう・・なんてお父さん以来だもの・・・」
「そ・・う。じゃあ・・・・スペシャル・・・・」
「あっは[黒ハート]・・なんか・・不思議な気分に・・・・・」
(そうですか・・・・じゃあ・・こんなのいかがでしょう?)

「あん[黒ハート]!・・えっ・・背中っていったじゃない・・・あっ[黒ハート]!」
「そうだっけ・・・・俺・・洗ってしか・・聞いてないよ!」

(図にのるのは・・毎度のことです・・・・ついでに・・しっかりポイントをインプットします。)

「あ・・ひぃ・・・あっ[黒ハート]こら・・・・がく・・んぐっ[黒ハート]!」
「学生・・のくせにでしょ!・・俺・・本でちゃんとお勉強したもんね。」

更に・・図にのって・・・・(後の仕返し考えてませんでした)僕の指は滑らかな・・きぬのような素肌をすべり・・・神秘の森そして・・神秘の泉の探索に・・・・

「あ・・・ああっ[黒ハート]!・・おかしく・・・なっちゃう[黒ハート]

僕の指が到達・・して・・愛撫始めようか・・の矢先
「あああああああ・・・」

突然・・・崩れ落ちてしまった・・・優子・・大丈夫なのでしょうか?

「だ・大丈夫?」
「ば・・ばかぁ・・・・おかしくなるかと・・・・・」
「ああ・・可愛かったよ」
「この・・・・・ばかぁ!」
「えっへへ・・・・将来楽しみ・・でしょ?」
「ば・・・・ばか言ってんじゃないの!」
「はぁ~い。」
「…代・・・・・」
「はぁ?」
「こ・交代・・って言ったの」
「交代?って」
「あのね・・・・いつまでもお風呂出れないでしょ!」
「ああ・・そうだった・・・・」
「もう・・・早く・・座って・・・・」
「はぁ~い」

その後・・・・僕は・・・・星になる寸前だった。僕は・・やはり馬鹿だった・・・・
そして・・・・僕らは・・・・・・

「真夏の夜の夢」第18話へ続く・・・
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「真夏の夜の夢」第18話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ままごとみたいな二人の生活5

「あ~あぢぃ~!」

「まったく・・・君は・・すぐ・・・がっつくんだから・・・・もうちょっと・・ムード・・・・」
「りょ・・了解っす。」
「本当に・・大丈夫・・かな?」
「が・・がんばります」

ここへ来るまでに・・ひと悶着・・あった。悶・・って言うくらいだから・・・解るだろうか?
さんざん・・・・咬みつかれ・・・・舐められ・・・握られ・・・・もう・・・・星になるんじゃないか?と思ったんだけど・・・折見て(隙みて・・でしょ)押し倒したんだけど・・・・あと・・ちょっとだったんだけど・・・・・
「・・・ばかぁ・・・・ここじゃ・・・嫌!」の一言・・・・・・

彼女に・・・優しく・・・って未だ・・肌がヒリヒリするくらい・・・身体を拭いてもらい・・・・
用意されて・・浴衣を着せてもらって・・ここにいるわけです。

えっ・・ちょっと待って・・・前は「今は・・だめ」だったよな・・・・・さっき・・は「ここ・・・・」
と考えている・・・単細胞・・思わず・・・

「あっ!」
つい・・・大きい声が出てしまいました。
「ば・・ばかぁ・・何・・1人で騒いでんの?[黒ハート]
「ううん・・別に。」
「こっちに来て!」
「ああ・・・」
「どうぞ・・冷たいうちに・・・」
(えっ・・いいんですかね。み・・未成年にそんなもの・・飲まして・・・)
「い・・いいの・・・・?」
(冷たく・・冷やされたグラスに・・キンキンに冷えたビールが注がれます)
「どうせ・・・ねえ。コレ・・に比べたら・・・・」
(ウィスキーのボトルを振ってみせる・・優子。見つかってしまいました。)

「ねえ・・・・・」
「う・・・ん」
「何か・・・・聴かせて」
「う・・・ん・・じゃ・・・・オフコースでいいかな。」
「うん。」
「じゃぁ・・・」
僕は・・いくつもの星の下でを歌いだしました。

[るんるん]今夜はありがとう。ここまでついてきてくれて
話したい・・・ことがあるから・・・もう少しいてよ
あなたの前だけは・・・僕は素直でいたい
信じてほしいから・・せつない思い・・・打ち明ける
いつも・・・ひとり・・・悔し涙流してきた 男のことを
あなたに・・聞かせたい・・僕のすべて・・教えたい
そばに来て・・・

長い夜が・・・開ける頃・・・星がいくつも消えてゆく
ただひとつ輝いて・・残るのは・・ああ・・・・
僕のこと・・・わかるだろう・・・うまくは言えないけど
それでも・・・それでいいなら・・・一言で答えて・・・
いつも・・ひとり・・・悔し涙流してきた 男のことを
あなたに・・・聞かせたい・・僕のすべて教えたい
そばにいて・・・・[るんるん]

「うん。・・そばにおいてください。」
「えっ!今・・なんて」
「ばかぁ・・・」
「ご・ごめん。・・・そば・・にいて」
「は・・はい。」

鎮守の森の静寂が二人を包み・・・・・窓の外ではコオロギのオス「も」頑張って求愛しています。
田んぼや畑を一筋の風が吹き渡っています。
そっと抱き寄せ・・長いキスを・・・・もう・・二人の垣根はそこにはありません。

「そ・そろそろ・・寝ようか」
「う・・・うん」
「それで・・俺どこで寝ればいいんだろう?」
「えっ!」
「だって・・ここに来てから・・布団で寝てないけど・・・」
「あっ・・・・。」
「ねっ。・・・・・・君の部屋のベッドかな?」
「ち・違うわよ・・こっちに・・来て!」

ちょっと恥ずかしげに・・僕の腕を引っ張る・・優子。ある部屋の前に来ると・・

「こ・・・ここ・・・・・中に入って待ってて。・・」

部屋の中は・・暗くて・・ほとんど見えません。眼が慣れてくると・・・・部屋の真ん中にぽつん」と一組の
布団が用意されていました。ほんのり・・灯る枕元ランプ・・よく見ると・・二つの枕が仲良さそうに並んでいます。布団も通常より・・大きい。つまり・・・この布団ダブルサイズはあります。
僕は・・布団の上に座り込んでしまいました。・・待ちに待ったときが・・もうすぐ訪れるのです。

小1時間も待ったでしょうか?優子はなかなか現れません。僕は・・・またヘビの生殺し?と考えていたそのときです。
静かに廊下を歩く・・足音が聞こえ・・・部屋の前で停まりました。何かをコトッと置く音がします。

「し・・失礼します。」
「う・・うん。」

なかなか・・入ってきません。僕は思わず・・布団の上に正座をしたのです。

「どうぞ・・」
「は・・はい。」

すぅっ・・障子が開き・・・そっと中にはいってきました。
優子は・・お盆に載せた・・水差しを傍らに置き、三つ指をつきました。

「ふつつか者ではございますが・・・・・末永くよろしくお願いします。」
そう言うと頭を下げたままです。僕も・・なにか言わなければいけません。
「こ・こちらこそ・・・・」
優子はその白い肌を淡い桃色にして・・・薄すら寝化粧までしています。その淡い香りを嗅いだ途端
僕の頭はクラクラしてきました。そして・・・
「貴方のお好みだとお伺いしたものですから・・・・」
やはり・・淡い桃色のネグリジェを着ていました。

「ああ・・良く似合うよ・・・」
彼女を抱き上げると静かに布団の上に座らせ・・・・
「優子・・・目を閉じて・・・・」
「は・・い」

僕は彼女の薬指に買っておいた指輪をはめました。

「僕はこの指輪・・・で・・・君への愛を誓う。」
は・はい。」

僕は静かに彼女を横たわらせ・・・・・熱い・・抱擁を交わしました・・・・・

障子越しに月の灯りが・・・・二人を包み込みます。

「真夏の夜の夢」第19話へ続く


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「真夏の夜の夢」第19話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ままごとみたいな二人の生活6

「こらぁ~!何・・にやついて・・・そんなものみてんのよ~!」
「いいじゃん・・べつに」
「なんで・・こんな単細胞・・とやっちゃたのかな!・・あたし・・・・ばかみたいじゃん!」

別に・・・ウラ本とか・・・ハウツー本を読んでいるんじゃありません。それに・・・優子の下着を見て・・でもありません。
僕が見ていたのは・・洗い立てのシーツを恥ずかしそうに・・干す・・・そう・・優子を見ていただけです。
昨夜・・僕と優子は一つになりました。その・・後始末を優子がしているのです。

ちょっとお恥ずかしいので・・・・障子に穴を開けて・・・・覗いてみてください。

「ねえ。あなた・・今だれと・・しゃべってたの・・・・」
「ここには・・・優子と俺しかいないけど・・・・」
「そうよね・・・・あなた・偶に・・壁に向かってぶつぶつ・・言うからさ」
「気のせいだよ・・気のせい」

-では・・・ちょっとだけ-

「お・・お願い・・・・灯り・・消して!」
「やだ・・・・君が見えなくなる」
「お・・お願い・・・・はずかしい[黒ハート]!」
「う・・うん。」

僕は優子にキスをしながら・・・優子の淡いピンクのネグリジェのボタンをひとつずつ・的確に・・そっと外していた。
首筋から・・その白く光沢のあるブラの上からやさしくそっと・・咬む。
天女を包む羽衣を一枚ずつ・・・・やさしく・・・・脱がせてゆく。
全身をくまなく・・愛撫し・・僕は今宵・・世界最高のピアニストのように・・その白い裸体を鍵盤代わりに弾き出した。
優子が思い悩んでいた。ヤケドの傷を丹念に舐めあげた・・・・・
彼女はシーツの端を握り締め・・・・襲い来る不安と・・・心地よいリズミカルな営みの振動を・・必死になって耐えていた。
僕の指と舌先が這いまわるたびに・・・・小さく吐息を吐く。
僕の舌が・・彼女の神秘の森をつきぬけ・・・・神秘の泉に触れたとき・・・・・・彼女はその美しいそして神々しい裸体を仰け反らせた。
僕のそう僕自身の緊張は我が目を疑いたくなるくらい隆々と・・・そのときを待っていた。

「優子・・・・いくよ」
「は・・・はい。い・・痛くしないで・・・・[黒ハート]

僕自身のこわばり・・が彼女自身に入り始めたとき・・・・・
「あっ[黒ハート]!」
小さな声をあげた。

僕はすこしずつ・・前後運動を始めた。

彼女の白い肌はますます赤く色づき・・・・僕たちは二つの鼓動が一つになったのを感じたのだ。

「あっああああ[黒ハート]

彼女のくぐもった声を聞きながら・・僕は彼女の胎内に・・僕の全てを注ぎ込んだ。その瞬間、僕の背中に回した彼女の手は・・小刻みに震え・・・・背中にその傷あとを残した。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ」
「はぁ[揺れるハート]はぁ[揺れるハート]はぁ[揺れるハート]

優子と僕の呼吸はひとつになり・・・・・お互いの体温と鼓動を感じあっていた。

「ね・・え。[黒ハート]
「う・・ん?」
「はぁ[揺れるハート]はぁ[揺れるハート]・・お・お洗濯しなきゃ・・」
「えっ?」

彼女のほんのりピンク色になった・・・ふとももに一筋の赤い血と・・・僕が放った・・白い液が流れていた。

「明日でいい・・だろ」
「で・・でも・・・恥ずかしい[黒ハート]

ぼくは再び・・・彼女に挑みかかっていたのだ。
その夜・・僕と彼女は・・・3度・・ひとつになった。
僕と優子がお互いの鼓動を感じながら・・・・眠りについたのは・・・・もう夜が白々と明ける頃だった。

「ねえ・・あなた・・・お食事の用意できました。・・起きて[黒ハート]

「やだ。」

「起きて・・ください[黒ハート]

「絶対・・やだ!」

僕は・・確かめたかった。あれは・・・夢ではなかったのか?彼女の残り香も楽しみたかった。

「ねえ[黒ハート]お食事・・冷めちゃうから・・・」

「いいよ!優子の作る物はさめても美味しい・・し・・・・起きてほしい?」

「は・・い」
(少し・・顔を赤らめている・・・そりゃそうだ。・・・僕なにも着ていない・・・それに・・・)

「じゃあ・・・おはようのキスしてくれたら・・起きる」

「は・・い」

そっと顔を近づける・・優子。僕はいきなり彼女を、抱き寄せ・・・・また服の上から・・愛撫を始めた。

「あっ[黒ハート]

僕らは・・また2度・・ひとつになった。

「はぁ・・はぁ・・はあ・・・・もう[黒ハート]・・・・」

「だって・・・優子が・・・魅力的なんだから・・しょうがない・・じゃん」

「で・・でも起きてくださらないと・・・・お洗濯が」


こうして・・僕らはままごとみたいな・・生活を始めた。

「えっと・・・1.2.3.・・」

「何を数えていらっしゃるのかしら・・・ウフッ[揺れるハート]!」

「い・・いや・・べつに」

「そう・・・」

優子はごく・・当たり前のように・・僕の下着を干し始めた。
その姿がとてもいとおしくて・・・・後ろから抱きしめた。

その頃・・・遠く離れた・・信州では・・事件が勃発していたのを・・僕はまだ・・知らなかった。

「真夏の夜の夢」第20話に続く
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「真夏の夜の夢」第20話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

脱走・・・・1

僕が・・・優子と結ばれた・・その夜。
信州の山に中では・・・・とんでもないことが・・・・いえ・・・あの当時、自由が欲しかった・・馬鹿がいたのです。

ナースやら・・OL・・保母さんの浴衣美女軍団・・・そう言えば「綺麗な花にはトゲがある」と言いますが
元スケ番グループの面々。旅立つ・・7頭のオオカミ・・習い(まあ・・・全員・・抜かれたので)を見送るため・・・・吸血鬼に捕獲された1頭のオオカミ・・・(犬!)。糾弾も終わり・・・バーベキューで・・・・美女に食べさせてもらう!という・・・光栄!に預かり・・・・
少しのビールとチューハイに・・・・過酷な労働から解放された・・(はず)のオオカミ・・習いの群れ。
大量に残る・・花火を楽しんでいました。

余談ですけど・・・僕こと吸血鬼に捕らわれの身となったオオカミ・・習いは・・・・その吸血鬼軍団の主である・・・・優子の監視下・・・・
とても・・・・近くにある「手折れば落ちる・・花」に・・手を出したくても出せる状況下にはありませんでした。
そのとき・・・庭の片隅では・・・・・・

「きゃっ!」という声・・・・
吸血鬼軍団・・・の下っ端・・・つまり一番若い・・・奈々子さんの声です。

僕たち・・・ええオオカミ習いの赤沼君が無理やり・・手を引いて連れて行ったのです。
そういえば・・・・奈々子さんは赤沼君の「係り」だったので・・・・多分・・

「なあ・・まずいんじゃないか?委員長!」
「何がだ・・・佐伯」
「あいつ・・・目血走ってたからさ・・・・」
「うん?」
「もしかしたら・・・襲っちまうかもしんね-」
「ほっとけ・・・・他人の恋路の邪魔する奴は・・馬に蹴られて死んじまえ!っていうだろ・・・」
「でもよ・・・・・」
「しょうがないじゃん・・・まあ・・助けを求められれば・・別だけど・・・」
「ああ・・そういうもんかな?」
「それに・・・・オネエ様軍団・・動かないだろ・・・」
「そうか・・・・」
「ああ・・お前も・・・・誰かいい人いねえのか?・・・・経験させてもらえ」
「あのさ・・・・お・俺・・・・よ・・洋子さんが・・・」
「ふ~ん。おまえ・・・・おっぱいの大きいのが・・いいのか。おっ・・・ほら・・今洋子さん・・1人じゃん・・・」
「う・・ん。」
「口説いてこいよ」
「でも・・さ・・・・どう言えば・・・いいんだ?」
「押さえ込んで・・・・押し倒して・・・・」
「ば・・ばか・・・そんなことしたら・・・」
「ああ・・・みんなに殺される・・」
「何て・・言えばいいんだか・・わかんねぇ~よ。お前・・・優子さんになんて言ったんだ」
「ああ・・・俺・・・押し倒しちまって・・・その・・・・・」
「はぁ?・・・・本当にやったわけ」
「う・・・・うん。でさ・・・・つい・・・・ポロッ!」
「ポロッ・・ねえ。」
「そ・・それより・・お前だろ!」
「ああ・・・どうしよう!」
「いいか!・・・・・う~ん。・・・・好きだとか・・・・愛してる・・とか・・・・・じゃない?」

「あ・・ら[黒ハート]何・・ワル企みなさってるのかしら・・・・あ・な・た!」「な・・なんでもないよ・・・・なあ・・佐伯!」
「ああ・・俺・・言ってくる」
走り去る・・佐伯・・だが途中で止まり・・振り返りながら・・・・
「優子さ~ん!委員長が・・・・・世界中で一番愛してる・・て・言ってたぞォ~!」

「ホ・・・ホント?」
少し顔を赤らめるながら・・・・・・
「ああ・・・・」
(あのやろ~)
「う・・うれしい。」
(佐伯・・・・この怨・・じゃなかった恩・・借りとくぞ~ォ。あとで・・・千倍にして返すから・・・・)

「ねえ・・・優子・・さん」
「さん・・じゃないわよね?」
「で・・でも・・みんなの前だし・・・」
「そうねぇ~・・で・・な~に?」
「あのさ・・・・奈々子さん・・・大丈夫・・かな」
「ああ・・さっき見てきたんだけど・・・・キ・・キスしてた
「えっ・・そう・・・よかった・・赤沼・・・思いが通じて・・・・・」
「くすっ[黒ハート]!」
「それとさ・・・・」
「う・・ん。」
「佐伯の奴・・・・洋子さん・・らしいんだけど」
「そうねえ~・・洋子ねえ・・・・彼氏・・・・あっ・・別れたんだっけ・・・・」
「う・・・上手く・・いくかな?」
「さあ・・・・・それより・・・・・あたしは・・どうなるのかな?」
「えっ・・」
「あっち行こ!」

そのときの優子は・・・甘いいい香りがしていました。

すると・・・・1台のマイクロバス・・という名の護送車が庭に入ってきました。

「げっ!おやじ・・・・それにおじさん」(青○の顔が曇ります)
「おう!迎えに来たぞ・・・・」

そう・・・青○たちの計画は・・感づかれたのでしょうか?
こうして4人は・・・・信州の山の中へ旅立っていったのです。もちろん・・・ウラ本を抱えて・・・・・・

「真夏の夜の夢」第21話へ続く・・・
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「真夏の夜の夢」第21話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

脱走・・・・2

「し・・・・・死ぬゥ~!」
「俺・・もう死んだ!」
「あの・・ハゲおやじ!」
「坊主・・・だからな!」

「こらっ~!くそがき共・・・・さっさと寝ろ!」
和尚こと・・ハゲ坊主=青○のおじさんが叫びました。
ここで・・あえて・・・・おじさんと言いましたが・・・・血縁ではありません。このくそ・・じゃなかった坊主のおっさんこそ・・・・ゆくゆく・・・・青○の義理のお父さんになります。

本堂に布団を並べ・・寝そべる・・・オオカミ習い・・いや・・坊主見習いの4人。寝苦しそうです。

「ちくしょ~。委員長の奴・・今頃・・・・・」
「ああ・・・・優子・・押し倒して・・・・」
「そうそう・・・で・・優子が・・ばかぁ[揺れるハート]とか・・言っちゃって・・・・」
「うんうん。そんで・・・あの馬鹿とやっちまう・・・・・」
「ああ・・・あいつ・・・何回できんだろうな?」
「たぶん・・・今晩って言うか・・明日の朝までやりまくってるんじゃねえか・・・・」
「ああ・・・・そんで・・・・カマキリのオスみたいによ-」
「食い殺される・・てか?」
「だってよーあの・・・・優子さんだぜ」
「うん。あの優子さんだもんな」
「あいつ・・・・・やっぱ・・馬鹿だったな」
「ああ・・・・こんなに早く逝っちまうなんてよ」
「でもよ・・・・」
「めし・・・旨かったよな」
「ああ・・・・優子さんの・・旨いメシ」
「あのやろ・・・・やっぱり許せねぇ~」
「ああ・・・娑婆に戻ったらよ・・・・」
「ボコボコにしねえと・・気は済まねぇ~」

まったく・・・酷い奴等です。こんな奴等・・・・・でも、僕の仲間です。
「なあ・・・・・」
「あん?」
「逃げねぇ~か?」
「ああ・・・・」
「俺ら・・ここに居たら・・・・」
「坊主にされるか・・・・殺されるかだぞ。」
「しかしよ・・・・この辺・・電車ねえもんな」
「ああ・・・俺・さっき・・・地図・・借りておいた」
「ち・・・地図?」
「ああ・・・社会の勉強に使う・・って言ったら・・・貸してくれた」
「お前のおじさん・・・ボケてねえか?」
「ああ・・・きっとそうだ。」
「で・・・・どこに逃げる?」
「お・・俺・・死ぬ前に・・・よ・・洋子と・・・してぇ~。」
「お・・俺も・・・奈々・・に・・・い・・入れてぇ~」
「俺・・・だれでも・・いいから・・してぇ~。」
「・・・・・」
「どうしたんだよ・・・・青○・・お前・・やりたくねえか?」
「やりて~けどよ。近くの駅じゃ・・追っ手にすぐ捕まるぞ・・・・」
「じゃあ・・・・・」
地図を覗き込む・・・・・オオカミ習い4名。
「この山越えてよ・・・・こうすりゃ・・・20キロ位だしよ・・・・それに」
「それに・・・・?」
「ああ・・命かけて戻ってきましたって言ったら・・・・」
「うんうん。」
「やらしてくれるかもしんねぇ~」
やっぱり・・こいつら・・馬鹿の集まりです。・・そりゃ・・平地なら・・20キロくらいは行けるでしょうけど

「でさ・・・・・荷物」
「おう。まず・・金。そんで・・・タバコとライター」
「なんで・・タバコなんだよ・・・」
「動物・・てタバコ嫌いだろ」
「なんか・・喰いモン持っていかないと・・・・」
「ああ・・・じゃあ・・・トマトとか・・・パクって行くか?」
「懐中電灯か・・何かあれば・・・いいんだけどな」
「ああ・・・ろうそくなら・・・そこに一杯あんじゃん」
「それによ・・・・・ウラ本とウィスキー・・・・」
「ああ・・・じゃあ・・・決行は・・・・坊主が寝てから・・・・」
「おう!」

全く・・・こいつら・・・大バカです・・・・・そして事件が起こったのです。

「ちゅん・・ちゅん・・ちゅん」・・・すずめの声とともに
「こらっ~!いつまで寝てるんじゃぃ~朝のお勤めの時間だ!」
「ガラッ!」と障子を開け放つ和尚・・・・
部屋の片隅には布団がちゃんと折りたたまれております。
「なんじゃ・・あいつら・・・・もう・・働いておるのか?・・感心・・感心・・・・」
実は・・彼等、決行する前に「明日は本堂の屋根の修理を朝早くからする」とわざわざ・・和尚に言いに行ったのだそうです。それで・・和尚も
「まあ・・・朝飯くらい・・喰わんでも死なないだろ・・・・あとで・・たっぷり食わせてやればええ。」と思ったそうです。
その頃・・彼等はお寺から・・・相当奥に入った山奥にある・・川の源流を越えていたのでした。

「おう。追手が来ないよう・・・・川渡るからな!」
「なんで・・そんな面倒な事するんだ・・・・」
「バカだな~犬連れてこられたら・・・・匂いで解るだろ・・・・」
彼等は知らなかったのです。・・・その年・・・多くのクマがそこで目撃されていたことを・・・・・

そんなことが行われているのを知らない・・まあ・・知っていてもどうしようもないのですが・・・
優子と・・結ばれ・・・・二人のままごとみたいな生活にのめり込んでいたのです。

まあ・・ここは僕と優子のことは・・あまり関係ありません。

和尚が気付いたのは・・・・・奴等が脱走してから・・・14時間ほど経った翌日の昼頃だったのです。
本堂の屋根に梯子を立てかけ・・・・彼等は偽装をしたらしいのです。
朝飯にも来ない・・・・昼近くになっても誰一人降りてこない・・・・不思議に思った和尚は・・声を掛けたのですが・・・誰一人返事がありません。
そこで・・・・・・
「大変だぁ~ガキどもが逃げ出した~ぁ」
村人総出の捜索が始まったのです。

「真夏の夜の夢」第22話へ続く
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「真夏の夜の夢」第22話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

暑い日ざしの中で・・・

四馬鹿・・・の騒動が村を騒がせていたころ・・・・・・
僕は・・・・朝の一線を終え・・食卓についていた。
いつものように・・ドンブリのメシかな?と思っていたのだが・・・・優子は揃いの茶碗を用意していた。
昨日・・・買い物・・そうその時に買っていたものだった。
太陽の光が差し込み・・・テーブルには野に咲く、名前も知らない花が飾られ・・・・
白いエプロン姿・・・で少し恥ずかしそうに・・はにかんだ優子。
差し込んだ光が・・彼女の手をキラキラ輝かせている。

「うれしい[黒ハート]・・・宝物・・・・にしよう」
「安物だよ・・それ」
「いいの・・・あなたが呉れた・・初めての・・ものなんだから・・・」
「そ・・そのうち・・一杯稼いでさ・・・いいの買うからさ・・・・人にみせんなよ!」

うれしそうに微笑む優子と少し・・・照れ隠しをしている僕。
多分・・他の人から見れば・・・・新婚夫婦に見えたかもしれない。

「ねえ・・・熱いお茶くれる?」
「うん。」
「湯のみ・・も買ったの?」
「えへっ・・・・」
「じゃぁ・・あの時・・その気だったんだ?」
「ば・・ばかぁ・・知らない[黒ハート]
「ねえ・・このあと・・何する?」
「何する・・ねえ・・・じゃぁ・・・・」
「じゃぁ・・?」
「うん・・・食後の・・・・」

台所にに立って・・食後のデザートに・・冷たく冷やしたスイカを切り出す・・・・・姿。
僕は・・我慢がならなかった。

「ゆ・優子!」
後ろから・・抱きつき・・・首筋にキスをする

「あんっ[揺れるハート]あ・・・危ないでしょ!・・・」
「う・・うん」

更に・・首筋に舌を這わせる・・・・僕

「こらぁ・・刺すぞ~ぉっ![黒ハート]
「いいよ・・刺しても・・・・優子に刺されるなら・・それでいい」
「えっ・・・」

優子の抵抗は止みました。彼女のスカートのすそをたくし上げ、淡いピンクのパンティー」を剥ぎ取ると・・・・一気に貫いたのです。
腰の動きにあわせ・・・・彼女のあえぎ声はリズミカルにそして高くなってゆく・・・

「あっあああっあああああっ[黒ハート]!」

その高らかな嬌声と共に・・僕自身はおのれの緊張を解き放ちました。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・もう・・この~ォ[揺れるハート]
「単細胞・・でしょ・・・だから・・回復はやくて・・・・それとも・・・・もう1回・・かな」
「は・・は・・はっ・・は・・・はひぃ・・・・こ・・こわれ・・こわれちゃう・・・」
「そ・・う・・そいつは・・残念。」
「お・・お洗濯・・しなくちゃ・・・・」

お風呂場で・・・優子は・・昨夜のシーツを洗濯・・・ついでにシャワータイムのようです。
僕も・・風呂場に飛び込んでいきました。

「えっ!」
「僕も・・シャワー・・・・誰かさんのせいで・・・汗掻いたから・・・・・僕も・・ついでに・・洗ってくれる?」
「えっ・・は・・い[黒ハート]

優子は少し恥ずかしそうに・・・・まあ・・お互い・・裸ですから・・・僕を洗ってくれました。
「ゆ・う・こ!・・・どこか・・忘れてない!」
「そう・・ね・・・忘れてました・・・・あ・な・た・・・ウフッ[揺れるハート]
(図に乗った僕・・・忘れてました・・・このウフッ[揺れるハート]!は・・危険を知らせることを)

彼女の唇が・・・僕自身を咥え込み・・・・・舐め上げました。僕自身はまた天井に向かい聳えたちました。
「ねえ・・あ・な・た・・・・・ウフッ[揺れるハート]・・・・ねえ・・・・・ここで・・・・」
「ごくっ!」

後ろに廻った彼女は・・・僕に胸を・・こすりつけ・・・・・白魚のような手が・・・僕自身を掴んだ・・・
「えっ・・掴んだ・・と言うことは・・・・」と考えたときのことです。
「ぎ・・ぎゃぁ~っ!
僕の発した悲鳴は鎮守の森の静けさを打ち破りました。

「おわかりかしら・・・あ・な・た[黒ハート]!」

彼女の白魚の手はまだ・・掴んだまま・・・・・
僕は・・コクコク・・とうなずくしかありませんでした。
僕自身を優しくさすりあげ・・・・・

「かわいそうにねぇ・・・・[黒ハート]
(可哀想・・なのは僕です。一体誰が・・・やったんですか・・・・)
「もう[黒ハート]夜まで・・待てないの?・・・・ばかぁ・・・」

彼女は・・風呂場から・・洗濯したシーツ類を持って・・・・・行きました。

窓から差し込む日差しはまだ・・・夏真っ盛り・・のようです。

「真夏の夜の夢」第23話へ続く・・・・

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「真夏の夜の夢」第23話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

暑い日差しの中で2

「えっ~!カオリさんたち・・来るの!」
「うん。言ってなかったっけ・・・・カオリたち休暇でね」
「うん。」
「遊びに来るって・・・・」
「そりゃ・・・いけどさ」
「う・・ん?」
「ま・さ・か・・・・また・・泊るの?」
「そう・・だけど・・・ォ・・・・ウフッ[揺れるハート]!・・出来ないね・・・・」
「えっ~エ~ン!・・さっきぃ~やっとけば良かったぁ~」
「ば・・・ばかぁ・・少しはがまんする気になんないの・・・・」
「ぜんぜん・・あ~ん!」
「もう・・・・ばかぁ・・・・」
「いいもん」
「えっ・・・まさか・・浮気する気・・じゃ」
「ぜんぜん・・だから・・あ~ん!」
「よしよし・・・って何する気?」
「や・やつらの仕返し・・してやる・・・・・わ~ん!」
「返り討ちにあう・・・気・・する・・けど・・・」
「俺・・うらぎるの・・・・・・わ~ん!」
「裏切らない・・けど・・・・味方もできないわよ・・・・」
「いいよ・・・・ぐすん!・・俺・・やるからね」

さて・・と。どう仕返し・・しようかな。と考えているところへ・・・・・・
ご近所の・・と言ってもどう見ても・・・500メートルは離れている。関戸さんのおばちゃん。
「優子ちゃん!」
「あっ!関戸のおばちゃん」
「お野菜・・持ってきた。」
「わぁ・・ありがとう・・・・」
「おんや・・・そちらさんは・・・」
「う・・ん。ばれちゃった・・・・あのね。おばちゃん。あたしの・・・・しゅ・主人・・かな」
(ペコッとお辞儀をする僕に対してお辞儀を返すおばちゃん・・・)
「おお・・・・あのやんちゃな・・優子ちゃんが・・・・旦那もらった・・・・」
「ね・・ねえ・・おばちゃん・・・お茶でも・・飲んで行かない?」
「ん・・にゃ・・・こうとなれば・・・・皆に知らさないと・・。」
足早に去る・・・おばちゃん。の後姿を見送りながら・・・・
「一番・・ばれたらまずい人にバレちゃった。」とペロッと舌を出す。
「えっ!」
「あのね・・あの・・おばちゃん。ご町内のスピーカーなの・・・・1時間で・・町内に知れちゃう・・・。」
「いいじゃん。知れたって!・・いずれ・・バレるし・・・・」
「いいの?」
「あたりまえじゃん。俺・・・そうか・・主人ねえ・・・・」
「でもさ・・・・カオリたち来なくても・・来客ラッシュ・・・・間違いないわ。」
「ね・・ねえ・・・来客ラッシュってなに?」
「あなたをみんな見に来るの!」
「んじゃ・・・拝観料とろうか・・・・」
「ばかぁ・・・でも・・悪くないわよね」
「でしょ・・・・・」
「そうだ・・・・カオリにビールとか買ってきてもらわないと・・・・・」
「と・・言う事は・・?」
「そう・・あなた・・大量に飲まされるからね」
「・・・・・・」
「ねえ・・・・飲めるの?」
「ああ・・・・晴れ舞台だもん。飲むさ・・・というより・・・・・浸かりたい気分」
「そうね・・・・酔っぱらったほうが・・勝ちかもね」
「あ・・・・それより・・・・今晩・・だめかな?」
「ばかぁ・・・・もう・・昨日のムードどこにやったのよ!それより・・・・大変!」
「えっ!」
「お料理・・・一杯作らないと・・・・でも・・・おばちゃんたち・・・持って来てくれる・・かな」
「えっ!」
「なに・・・ぐずぐずしてんのよ~」
「へっ?」
「お野菜・・・収穫しないと・・・・・沢山いるから・・・・」
「ああ・・・・」
僕は作業ズボンに着替えるために・・・走った。

今夜は眠れるのかな・・・・・・と思いながら・・・・・・

「真夏の夜の夢」第24話へ続く・・・・
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「真夏の夜の夢」第24話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「嵐は突然やってくるのだ・・・」1

「ねぇ~お腹空いたんですけど~ォ」 訴える・・僕  お昼ごはんも食べていない・・・・

「ユミ・・・それあのお皿に盛っておいて・・・・」「ああ・・カオリ・・・・・」 「姉さん・・これ・・どうします。」「優子先輩・・・これでいいですか」「あっ・・洋子・・おビール冷やしてくれた」「・・・・・それ・・はコレと一緒に・・・・」「・・・・・・・・・でいいですかね」「そうね・・・・・トマト・・・・」

「あの~・・お腹・・空いたんですけど・・・・」
誰も聴こえてないみたい。
では・・・・「お腹空いたんですけど・・・・・・ォ」
「うっうるさいわね~ぇ。男なんだから・・我慢しなさい!」
こうなったら・・・つまみ食いするしか・・・道はない。
「こらぁ~つまみ食いするなぁ~」

(僕はやっぱり・・・早まったのかもしれない・・・・・なんか食べさせてくれないと・・・・知らないからな!)

「で・・・でも姉さん。こ・・いや委員長に何か食べさせておかないと・・・・大変なことになったら・・・」
(さすが・・・・・カオリさん・・・・仕返し・・しかけてなくて良かった。)
「そ・・そうねぇ~でも・・・・」キョロキョロ見回す・・優子。
「ほら・・・委員長!パン買ってきたから・・コレ食べときな」

言葉遣いは悪いカオリさん・・だが優しい一面もある・・・・のかな。

「姉さん・・・そろそろ・・着替えないと・・・・」
「そうねえ~あなたたちも・・・・着替えないといけないし・・・・」
「ねえ・・カオリ・・・・見張っといてくれる?つまみ食い・・しないように!」
「は・はい。」
「優子さん・・汗だくですよ・・・・お風呂入らないと・・・・それに・・お化粧もしないと・・・・・」
「そうねえ~じゃあ・・みんなで入ろうか?」
足早に風呂場に向かう・・面々。
「あ~うまかった。カオリさん・・ご馳走様」
「ああ」
「カオリさんって・・・おっかない人だと思ったんですけど・・・・優しいんですね。」
「ば・馬鹿・・コレ・・気配りって言うんだ・・覚えとけ」
「はぁ~い。」(そうだ・・・仕返し・・・・しないと)
「あ~あ・・・俺・・カオリさんにしとけばよかったかな・・・・」
「何・・言っているんだ・・・・」(少し・・赤くなったぞ)
「だって・・カオリさんって・・・美人だし・・・やさしい・・し・・・おっぱい大きいし・・・」
「お・・お前・・姉さん聞いたら怒るぞ!」
「だって・・・カオリさん言いつけないでしょ・・やさしいし・・・ああ・・いい香りだ・・・・」
「ば・馬鹿やろう・・・・殴るぞ」
「いいよ・・でも・・本当・・美人だよな・・・おっぱいも・・やわらかそうだし・・・・」
「お前・・・・」
「ねっ・・いいでしょ・・・・・」
「バカ・・・・・」

カオリさん・・行っちゃいました。これで・・・・やつらの仕返しは・・出来たかな?

「ほら・・・・あなたもお風呂・・入んなきゃ・・・・」
「ああ・・・」
お風呂に入りながら・・考えました。・・・やりすぎかな?とも思いましたが・・・・あんな写真よりましでしょう。

「別に・・畏まんなくても・・・・」

僕は・・優子が用意してくれた・・・浴衣に袖を通しました。お父さんの形見だそうです。

客間に鎮座させられると・・・それを合図にしたかのように・・・訪問客の山・山・山・・・・・
元スケ番グループのお姉さま方も・・・今日は別人のようにお酌をして廻っています。
ご祝儀やお祝いの品もうず高く積まれてゆきます。これ・・・拝観料なのでしょうか?
優子も・・オバ様方に捕まっているようです。
ところどころ・・・・「お若いわね・・・」とか「えっ。学生さん・・・」など聴こえてきます。
僕は僕で・・・・地区長さんをはじめ・・・・皆様に「子供の作り方」とか「俺が生きているうちに・・・子供をみせろ」とか・・「うまいことやったな」だとか・・・散々言われっぱなし・・飲まされっぱなしです。

「・・・やだぁ・・おばさま・・たら・・・・・・」
「もう・・お床いれ・・済んだ?」などやられています・・・・・

そこに・・地区長さんが・・・・羽織袴に着替えてきました。
二人・・・客間の上座に並ばされると・・・・・・地区長の音頭とりで・・・・三々九度がが行わされました。
僕は・・エエイと飲み干し・・・でも普通・・あんなに入れませんよね。優に1合以上・・・・・カオリさんの返りうちでした。
優子は少し・・・・・恥ずかしそうにうつむきながら・・・杯に口をつけて・・・・

鎮守の森に煌々と灯る明かりは・・・・・それから・・お開きまで・・・・2時間以上つづきました。

「ねえ・・お疲れになった?」
「いや・・・・君のほうが・・・大変だったろ」
「う・・ん。でも・・・・皆さんにおいでいただいて・・・・」
「ああ・・・でも・・明日からがんばらないと」
「そうね・・・・これから・・大変よ・・あなた・・・」
「うん。・・でも君がいるから・・・・・」
「でも・・・・このお祝いのお品・・・・・」
「うん・・・・・一杯あるよな。」
「お返し・・も考えないと・・・・・」
「そうだな・・・・」
「で・・・・カオリさんたちは?」
「ええ・・・・休んでもらいました」
「そう・・・・君・・ここにいて・・いいのかな」
「ええ・・・」
「そう・・・・でも・・・・・」
「えっ?・・・・」
「せん・・いや・・・君のお兄さん・・・つまり・・学年主任!・・絶対バレるよな」
「そ・・そうね。」
「バレるより・・自分であいさつしないと・・・・」
「いいの?」
「当たり前じゃん。・・でも・・・君のお兄さん・・・・・君(に似て)・・・・恐いけどね」
「今・・・間合いがあった気がする・・けど」
「そんなことないさ・・・」

やがて・・・・二つの影は・・一つとなり・・・・・その世界が甘い香りに満たされていきました。

その・・数時間後・・・一本の電話が・・鳴り響くまで

「真夏の夜の夢」第25話に続く・・・・・
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「真夏の夜の夢」第25話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

嵐は突然やってくるのだ2

僕と彼女が幸せの渦に飲み込まれていた頃・・・・
4馬鹿・・つまり・・赤沼・大岩・佐伯・青○は・・・・・その頃・・・・

「なあ・・・道間違えてねえか?」「ああ・・・」「何か・・俺たち間違えて・・・・」「だから・・道だろう」「いや・・・・お前等・・優子さんとこの電話・・知ってるか?」「いや・・・知らない」「だろ・・・・仮にだ・・・・・近くまでたどりついても・・・・」「ああ・・・行けないかもな・・・」 「それによ・・・・今頃・・・大騒ぎしてるんじゃねえか?」「ああ・・・地図では20キロくらいなんだけどな」 「そういや・・・・山だぜ・・・ここ」「ああ・・・登り下り・・あわせると・・・」「俺ら・・ここで・・・」 「うん・・ドーテーのまま・・・死ぬのかな?」「ちくしょー腹減った」「ああ・・・腹減った・・・そういや」 「うん・・・」「委員長のやつ・・・俺ら心配してるかな?」「俺は・・・洋子が心配してくれてれば・・・うれしい」「俺は・・・奈々子」・・・・・・

(元々・・こいつらには・・・綿密な・・という言葉は・・・持ち合わせていません。・・そう遭難したんです。)
その頃・・僕は・・・・
夢の中で・・この馬鹿共と・・・・・丁度・・その頃・・一本の電話が・・静まり帰った・・家の中に鳴り渡りました。
電話に小走りに走る・・・彼女。・・・その電話は学年主任からの電話だったのです。

その数時間後・・・・中央高速の・・談合坂SAで・・頭を下げている・・僕と彼女の姿がそこにありました。

「せ・・先生!」
「おう!着いたか・・・・」
「じゃあ・・・行くか?」
(先生の後ろには・・残りの馬鹿・・Y・白○・Sがにやにや・・と僕と・・彼女を見ました。・・そう二人・・手をつないだ・・ままでした。)

「せ・・先生!」 「に・・兄さん」
「そ・・その前・・に・・・は・話があるんですが・・・・」
「話・・・・あいつ等より・・・大事なことか?」
「は・・はい。僕たち・・・ふ・ふたり・・・・のことです。」
(蹴散らされない・・様・・僕らはしっかり・・手をつないだままです。)
「そ・・そうか・・・・。あっ・・こいつらは・・いないほうが・・いいか?」
「は・・はい。」
「ん。・・・・」
先生は後ろに向くと・・・・
「おう・・・・そうだな・・・・1時間くらい・・・・お前等その辺ウロウロして・・・・メシでも喰っとけ!」
「は~い」と連中・・・・・売店のほうへいくのか・・・・と思ったら・・・・・僕に小声で耳打ち・・・・・
「あとで・・・聞かせろよ」「修羅場・・かな」「この・・やったのか?」
口笛を吹きながら・・去ってゆきます。しかも・・結婚行進曲・・・・これは後でお礼はします。きっと。

「せ・・せんせい!」
「ああ・・ここじゃなんだろ・・・・コーヒーでも飲むか・・お前等メシ・・喰ったのか?」
「い・・いえ・・・今は・・・」(メシ・・なんて・・喉通るわけ・・ないじゃないですか・・・・)
「そうか・・・・」
運ばれてきたコーヒー・・3つ。
「あの・・・・」
「ま・さ・か・・とは思ったが・・・・・あいつらの・・たわごとだと思っていたが・・・・・う~ん。」
「せ・・せんせい・・・」
「なあ・・・優子・・お前・・・本気なのか?」
「は・・はい。」
「そ・・・そうか」
「す・すいません・・・・せ・・せんせい」僕は頭を下げました。
「まったく・・・・お前・・・俺の妻だったら・・・どうする気だったんだ・・・・だから・・・防御策張ったのに・・・」
「す・・・すいません。」
「あのなぁ・・・委員長」
「はい。」
「お前・・・・本気なんだな!」
「は・・い。」
「で・・・どうする気だ・・・・」
「が・学校・・辞めて・・・は・働こうかと・・・・」
「バ・バカヤロー。・・・が・・・・学校くらい・・でておけ!」
「え・・でも」
「バカヤロー・・おれの将来・・の弟が・・・高校中退・・じゃ・・困るんだ・・・」
「に・・兄さん・・・・あ・・ありがとう・・・」
「バ・・バカヤロウ、まったく・・・・・お前ガキのくせに・・・・でも・・・」
「で・・でも・・?」
「ああ・・地区長が・・・若くても・・男だ!・・ってよ。だから・・許してやれと!」
「あ・・ありがとう・・ございます」
「委員長・・・・少し二人で歩くか?」
「は・・はい」(僕は1・2発・・殴られる覚悟・・はあった)
「優子・・お前・・あいつ等・・探して・・メシ食わしといてくれ・・・そうしないと・・あいつ等」
「うん・・そうしておいて・・・・でないと・・・・売店襲いかねないから・・・」
「で・・でも・・ま・まさか・・兄さん!そのときは・・・あたしが・・承知しないから!」
「俺が・・可愛い生徒・・しかも・・弟になる奴・・殴るわけねえだろ・・・・・俺優しいよな!委員長!」
「は・・はい。」
「じゃあ・・・・行くか?」

「真夏の夜の夢」第26話へ続く・・・・

「真夏の夜の夢」第26話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「嵐は突然くるのだ」3

「あはは・・・あいつ等・・今頃・・死んでるかも!」

「えっ!」
「ああ・・・あの前の車に乗ってる・・・哀れな・・・・子羊ちゃん・・たち。」

前を蛇行に近い運転をする・・・学年主任・・じゃなかった・・お兄様!。
その車の無理やり乗せられた・・・・腹を満たしすぎた・・子羊・・・

「ねぇ・・・・そんなに・・笑っちゃって・・・可哀想・・じゃない?」
「いいの・・あいつら・・・3馬鹿なんだから・・・・・」
「だって・・あなた・・お友達でしょ?」
「友達じゃないよ・・・クサレ縁!・・しかし・・・・しゅ・・じゃなかったお兄様・・運転下手だわ・・・・」
「・・・・・そうかも・・・」
「ああ・・でも・・しょうがないよ・・・・・俺らのせいも・・・90%はあるな!」
「えっ・・・・そう言えば・・・・兄さんに殴られなかった?」
「殴られたら・・・・その場で・・・・・泣き叫ぶ!そうすれば・・・・助けにきたでしょ!見てたの知っていた。」
「バレてたの・・・」
「ああ・・・お兄様は知らなかったけど・・・・」

先生・・じゃないお兄様と僕は・・・・建物の裏手に・・・・その途中 「なあ・・・・お前・・俺・・喰われるな!と言ったろ」「はぁ」「で・・喰われちゃったのか・・・」「違います」「・・・お前・・まさか」「はい。・・すみません。」「で・・その・・・おまえ・・・あの」「傷のことですか?」「知っているのか」「はい。・・全部知っています。」「知っていて・・お前」「はい。俺・・・男っす。」「そうか・・・・」 タバコを取り出し咥え・・・火をつける・・先生。 「いいな・・・・」 「ああ・・お前も一服するか」 「いただきます。」 「なあ・・・弟」 「はい・・に・・兄さん」 僕に土下座して・・・ 「ゆ・優子を頼む・・幸せにしてやってくれ!・・この通りだ」 「せ・・・・兄さん!やめてください。俺・・必ず・・・・・」

「あ~あ・・・・コレで・・本当に・・後戻りできなくなった・・・・わ」
「そう?俺・・いつでも・・・戻れるけど?」
「えっ・・・・そう・・・やっぱり・・遊ばれて・・・・・でもいいよ・・・そうしたら・・・・」
急にハンドルを切る優子
「あ・・危ねぇ~」
「そうしたら・・あなた・・道連れにして・・・・・」
「わ・・分かったってば・・・・・じょ・・冗談。」
「本当?」
「ああ・・・・ちょとした・・仕返し!・・今までの・・・・」
「ば・・ばかぁ・・・・」
「ご・・めん。」
「もし・・・・」
「えっ!」
「もし・・そのときは・・・・ころして・・・・・あなたの手で・・殺して・・・」
「ああ・・・」

沈黙の中・・・・・蜃気楼逃げるアスファルト・・・・・

「で・・でも・・・・あの運転・・下手よね。」
「な・・・きっと・・蛙・・大会」
「何・・その蛙・・って」
「ゲ・・ロゲロ」
「あっ・・・き・・汚い!」
「聞かなきゃ・・よかったのに・・・」
「あのね・・・・やっぱり・・・君・・ムードもデリカシーもないのね」
「う・・ん。あっち・・は自信ついたけど・・・」
「え・・っ!・・・・・・ば・・ばかぁ・・・この・・・・」
「単細胞・・だもんね」

目的の地はもうすぐ・・・・・・のはずだけど・・・・あいつら・・・・大丈夫かな?

「真夏の夜の夢」第27話へ続く

「真夏の夜の夢」第27話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「俺は男だ!」「あたしは女よ!」

ほーげん(方言)で書いてたら・・・・読めませんそこで・・・編集してみました。

「なあ・・・兄ちゃんたち・・やめときなさい。」
「いや・・あいつら・・・仲間ですから・・・・」
「いや・・・・やめといたほうがいい。今まで・・・弾・・当たった事ないぞ!」
「えっ・・・・いや・・・」
「ねえ・・あなた・・お任せして・・・」
「いや・・優子の頼みでも聞けない。俺は行く。」
「じゃぁ・・あたしも一緒に・・・・」
「だめだ。残れ!」
「だって・・・・あなた・・なしじゃ・・あたし・・・・・心配だから・・・・一緒に」
「だめだ。俺は男だ!・・・・お前は残れ!」
「あたしだって・・・女よ!愛する男心配しちゃいけないの!」

「あ~あ・・・いいなあ!若いって!うちのかあちゃんに聞かせてぇ~」
「ああ。こんな・・別嬪さん!うらやましいな・・兄ちゃん」

猟友会のおじさんたちは笑って・・行ってしまいました。

「わかった。一緒に行っても・・・いい。ただし・・・」
「ただし・・?」
「ああ・・・もし熊に襲われたら・・・・俺・・命がけで優子守るから・・・・走って逃げろ!いいな。」
「えっ・・・・でも・・・」
「でも・・じゃない。お前は俺の・・・大切なひとだ。だから・・・この命で守る!いいな。」
「は・・はい。」

そこへパチパチ・・・と拍手・・
「へっ?」
「いやア・・兄ちゃん格好よかった!」
「兄ちゃん・・・若そうだが・・・この別嬪さん・・・奥さんかい。」
「はい。」
「いやぁ・・・うちの父ちゃんもなあ」
「うん。そうしたら・・・もう1品・・付けるけどね~」
「ねえ。・・別嬪さん。」
「はい。」
「家を守るのも・・女の仕事よ!・・男が安心して・・働けるように」
「は・・はい。」
「だったら・・・兄ちゃん行かせてやんなさい。」
「は・・はい。・・あなた・・・・必ず・・帰ってきて・・・・」
「ああ。当たり前だ!じゃあ・・行ってくる!」

「じゃあ・・せ・・・・兄さん行きますか」
「ば・・馬鹿・・お前・・残れ!」
「いや・・あいつら・・・俺の仲間です。」
「でも・・お前・・・・」セ・・じゃないお兄様が何か言おうとしたところへ・・・・・・
ズド-ン!・ズドーン!と言う鉄砲の音。その後・・・・・花火の音がド~ン!と響きました。

4馬鹿・・は救出されました。外傷も衰弱も・・なく・・・・岩場で・・寝込んでいました。
学年主任と青○の将来の義理の父になる・・ハゲ坊主は・・みんなに謝罪しています。
僕は・・意気込んでいたモンですから・・腰砕けになり・・・・彼女・・優子も抑えていたものが外れ・・・座り込んで泣き出してしまいました。

しばらくして・・・・・・・
4馬鹿が・・・・・捕らわれて帰ってきました。もちろん・・・・たっぷりお説教が待ってます。
山に夕陽が落ちる頃・・・・・・僕は・・・・・袋叩きにあっていました。
そのお話は次回にします。

「真夏の夜の夢」第28話へ続く・・・・

「真夏の夜の夢」第28話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

コホン!

委員長こと僕です。
見世物のような・・・ついでに祝言もどきまで済んで・・・・これから一生懸命頑張らねばと・・初夜・・えっそうです。昨日はプレ・・・・つまりリハーサルみたいなモンで・・・・三々九度までしたんだから・・・・ね?
頑張っていたのに・・・・・ぐすん。あと・・・・もうちょっとだったんですよ・・・・・・
それを・・・・4馬鹿のせいで・・・・・うわ~ん!。
まあ・・・・やり返します・・けどねえ・・・・・・もちろん利息はた~っぷりと付けて・・・・・。

では・・お待たせいたしました。・・・・・・オールキャスト・・準備がよろしいようです。
第28話をお楽しみください。・・・・・・皆さん・・・・あの・・・女性もいるんですか・・まあいいでしょ・・では。

山肌を・・夕陽が赤く染める頃・・・・お説教と・・・・健康診断を終え・・・・4馬鹿が開放されました。
せ・・・学年主任と和尚は・・・・・村の人と酒盛りが始まろうとしています。
僕は優子と手をつなぎ・・・・優子は沈み行く夕陽を・・・・僕は夕陽に映える・・優子をみつめ・・・・
そっと・・・・・抱きしめ・・唇と唇が・・あと少し・・というところだっだのですが・・・・・

「ワッ!」
いきなり・・拉致される僕。優子は唖然と見ています。
「なぁなぁ・・委員長やっちゃったの・・・・」「う・・うるせー馬鹿!」「そういや・・お前!さっき・・俺らの車指差して笑ってたよな?」 「だってよー運転下手だったじゃん」「ああ・・あんときな」「ああ・・・・俺ら主任イジメしてたんだわ。」 「はぁ?」「ああ・・・お前等知ってたのか?って聞かれたからよ」「俺らがくっつけました・・って」 「そんで・・・・あの女たらしに大丈夫ですかね・・とかな」「お前等」「そうしたら・・・なんであんな奴にって主任」「ああ・・泣きそうだったんで・・・お前が無理やり手篭めにした・・と」「そうしたら・・・あのやろーって怒りだしてさ・・・・」「それで・・あの運転」「ば・・馬鹿!お前ら・・モシカシテ・・・」「なんだ・・声へんじゃねえか?」「そんで・・・」「ああ・・・全部しゃべっておいた・・おまけのほうが多いけど」「ああ・・主任許さなきゃ良かったって・・・別れさせるってよ」「えっ・・・・」「うそ・・冗談。」「それより・・・」

「優子さ~ん!若奥様!タンナ・・いやダンナさまがお呼びですけど・・・・・ォ」
「はぁ~い。」
(小走りに走ってくる優子・・く・・くるんじゃない」
二人して・・被告席ならぬ・縁側に座らされる。
「では・・・只今より・・・証人優子さん及び被告・・極悪人こと委員長の・・・・・・」(ば・馬鹿白○・・やめろ!)
「お・・お前ら・・・・」
「被告は発言を許されてません・・・・」
「証人にお尋ねします。・・・・この極悪人とは・・・やっちゃったのですか?」
「えっ?・・し・・・知らないわよ!か・・関係ないでしょ・・・・」
「お・・お前ら・・やめろ・・・」
「法廷侮辱罪により・・・やれ!」と・・袋だたきにされる僕。
「さて・・証人・・・ちゃんと証言しないと・・・ご主人が大変なことになりますが・・・・」
「し・・知らない!」
「お・・お兄様が・・・あいつ等・・祝言とか言ってましたが?祝言・・ってなんですか?」
「あ・・あれは・・・ご近所が・・勝手に・・・」
「え~っと・・と言うことは・・・ご主人・・次・・・なさそうですが・・・・?」
「わ・・わかったわよ!」「やっちゃった!って言えばいいんでしょう!」
「オオッ-。委員長!良かったな・・男になって」・・ボコッ!
「コノヤロー・・俺よりさきに」・・・ボカッ!
「おめでとう」・・・ボカッ!

そこへ・・救いの女神に見えた・・・元スケ番連合のみなさん・・・・僕・・助かったんでしょうか?

「姉さん・・・・何・・言ってるんですか!聴こえてますよ!」(カオリさん・・コイツら・・助けて・・・)
「まあ・・こいつがフクロになるのは・・・いいとして・・・・・」
「そ・・そうですよね。カオリさん。で・・・・祝言ってまさか・・・・・」
「ああ・・・・姉さんと・・そこに転がってるバカ・・・・」
「カオリ!あたしの・・主人なんだけど!」
「そうでした。優子さんと・・そこに転がってる果報者のご主人・・昨日祝言挙げた・・ばっかり・・・」
「え・・・・じゃあ・・優子さんたち・・その・・・・」
「悪かったわねーあんたたちのせいで・・・・折角の初夜が・・・・・あっ!」
(声・・大きいって・・・・)
「どうしたんだい・・」「初夜がどうのとか聴こえたんだがね・・・」とご近所のおばちゃんたち。

山あいに笑い声が響きわたり・・・・夕陽の色を切り取った優子の顔がそこにあった。

「真夏の夜の夢」第29話へ続く・・・

「真夏の夜の夢」第29話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「静寂の中で・・・なんてあるわけない。」1

静寂に包まれた・・山間の一軒宿。
ただ・・・・眼下を流れる川の音と・・・・虫たちのオーケストラしか聴こえない。
煌く・・オリオン。そして・・名前も知らぬ・・星達の輝き・・・・
部屋の灯りは・・枕元にある・・・ほのかなランプ・・ただひとつだけ・・・・淡い光を放っている。
当たり前のように2組の布団と・・・・ガラス切子の水差しを照らしているだけ・・・・・・
月の灯りが・・・ほんのり頬を少し・・染めた・・彼女を照らしている。

「本当・・に・・静かよね。」
「ああ・・・・」僕は言葉にならなかった。
「あのね・・・・さっき・・うれしくて・・・・・
「えっ?」
「あなたが・・命かけて・・守るって・・言ってくれたこと」
「ああ・・・・」
「本当に・・・・守ってくれる?」
「ああ・・・・」

(さきほどから・・・何か変な・・気がする・・・・)
「ゆ・・・優子」
静かに抱きしめ・・・・耳元で囁く。
「なあ・・・さっきから・・覗かれてるような・・気がするんだけど」
「あなた[黒ハート]」(「私も・・そんな気がするんだけど」

(よし・・・では・・もうちょっと・・・演技するか?)

「優子・・そろそろ・・・・寝ようか?」(眼で合図を送る・・・僕)
「はい[黒ハート]・・あ・な・た」

僕は彼女を布団に横たわらせ・・・・静かに唇を重ねる。

「あっ[揺れるハート]!・・・お・・お願い・・灯り・・消してください。」
「ああ・・・・」枕元の灯りに手を延ばす・・・そして・・部屋には・・月明かがほんのり・・・・・・

「優子・・・愛してる」
「あ・・あたしも・・・・あなたを・・・・・愛しています。」

そのとき・・僕らは・・・・優子は押入れの前に・・・・僕は部屋の襖戸に手を掛ける・・・・
そして二人・・同時に開け放つ・・・・・・

「ウワッ!・・見つかった。」
押入れから・・・飛び出してくる・・・・・オオカミ習い・・7頭。
「キャァ・・・見つかっちゃった。」
と部屋に崩れ落ちる・・・・元スケ・・じゃなかったお姉さま方と・・・・
「えっ・・セ・・じゃない・・兄さん。」
頭を掻きながら・・・照れくさそうに入ってくる・・・学年主任こと・・兄さん。

「お・・・・お前ら・・・・」僕は少し照れながら・・・仲間を見下ろしていた。
「あ・・あんたたちは・・・・兄さんまで!」
「い・・いや・・その・・だな!・・また馬鹿たちが・・・そのなんだ。お前らのところへ・・行ったと聞いたもので・・その迎えに・・そう迎えにきたんだ。」
「で・・・・カオリ・・・・それに・・あなた達は?・・・一体何の御用かしら・・・・」
(さすが・・元・・・いや・・・・ちょっと迫力ある・・よね)
「い・いえ・・・あ~の・・・・姉さんが・・心配で」
「心配・・ねえ。まあ・・いいわ。」
「まあ・・・その・・なんだ。この馬鹿たち・・引き取って帰るから・・・・」
「き・・汚ねぇ~。セ・・先生が・・邪魔しにいくぞ・・って・・なあ!」(違うだろ・・・大岩)
「ああ・・・大人って・・信用ならねえ・・・」(佐伯・・・・お前)
「先生・・に裏切られて・・・・俺。もう・・・・何も・・・」(赤沼・・・この馬鹿!まあ・・演技賞はムリ!)
「に・・兄さん・・とにかく・・悪たれ連、連れて帰って!」
「ああ・・悪たれ連集合!帰るぞ!」
(ぞろぞろ・・部屋を出る・・僕も釣られて・・でるところ・・・)
「なぁ・・・何で・・お前まで?」
「へっ?悪たれ連集合・・って言ったじゃないか!」
「ば・馬鹿・・・嫁さん・・睨んでるぞ!」
「おッ!・・俺・・・・部屋・・帰るわ。」
「ああ・・・明日な!」
「明日・・・聞かせろよ・・この」「ああ・・・たっぷり聞かせてやるよ」「お前・・・・カマキリ・・になるなよ」「カ・カマキリ・・・・ああ・・・喰われちゃうって奴か」「ああ・・」「じ・・じゃあ・・明日」「おお!」

こうして・・・・悪たれ連とその首領・・じゃなかった。せ・・兄さんは帰っていった。
帰り際・・・僕に・・・今度産む!を1箱握らせて・・・・・

その数時間前・・・・
カオリさんは・・・洋子さんと奈々子さん・・・・その他・・スケ番オールスターズを連れて到着していたのだ。僕と優子の着替えも持って・・・・(さすが・・・・気がきく・・・・)

「おい!赤・・・・佐伯!」
「なんだよ・・・・・」
「あ・・あれ!見ろってば・・・」
「あん?」
そこには・・・涙で眼を晴らし・・ハンカチを握り締め・・立っている。洋子さんと奈々子さんの姿があった。

「お前ら・・・良かったな!」
「でも・・・怒ってるよな?」「ああ・・・俺ら・・・振られるかもな」
「早く・・いけよ!そんでな・・・・」と彼等の耳もと「ごにょごにょと話す・・僕。
「いいか?気合と根性で・・・・行ってこい!」
走り去る・・・赤沼・・と佐伯。その後姿を見送っていると・・・いつの間に来たのだろう
「男の友情・・ね」
「ああ・・・優子!」
「で・・・・彼等に入れ知恵してたでしょ!」
「ああ・・・ムードとゴーインが決め手!てね。」
「えっ・・・・ばかぁ・・・でも・・・・上手くいけば・・・いいけど」
「ああ・・・・押し倒せ!って言っておいた。」
「それを・・お節介って言うのよ」
「ああ・・・知ってる。・・でも・・・俺ら・・・」
「単細胞だから?」
「うん・・」

その後の二人の美女と二人・・じゃなかった2頭の野獣編は・・次回
縛り上げ・・・・ムチで殴り・・・・羽根でくすぐり・・・・電気アンマ(知ってます?)で吐かせた内容を公開します。

うんうん。トーゼンの報い・・です。

「真夏の夜の夢」第30話へ続く・・・・・

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「真夏の夜の夢」第30話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「静寂なんてあるわけない」2

山間の宿にも遅い朝の訪れがやってきた。
僕と優子はうまれたままの姿のまま一つの布団の中にいた。
僕らは・・・・初夜のやり直し?というより・・お互いの愛を確かめた。
そういえば・・お兄様が僕に握らした・・あの箱は使わなかった。
僕は・・・・使い方も知らないし・・・・・優子も知らない。それに・・・愛にそんなものは要らないとさえ思った。

宿の女将さんのご好意で・・・僕と彼女は・・朝もや煙る中・・・・一つの湯船に並んで入浴していた。
その後・・・・宿の心づくし溢れる・・(って・・あれ・・ちょっと余計なお世話・・・・)
「精がつくから・・・たんとお上がり・・・・」と”精力増進ご膳”と銘をうちたくなるほど・・・・。
僕と少し赤くなった彼女は食事を終えた。
「あ・・そうだ!」
「えっ・・・まさか・・また・・その[黒ハート]
「うん。それも・・いいけど・・・・あいつ等・・赤沼と佐伯・・・・」
「えっ?」
「昨日の首尾聞かないとな・・・・」
「ばかぁ。言うわけ・・・ないでしょ。たぶん・・・」
「だから・・・聞くの・・・まあ・・・口を割らせる方法・・あるからねぇ・・・・」
「あなた・・・やっぱり・・悪党ねえ」
「今頃・・気付いた?俺・・・君落とすのにはちょっと手こずったけど・・・」
「ま・・まさか・・全て・・・お見通しで?」
「ああ・・・でも計算狂ったな・・・・こんなに早く・・・」
「えっ・・じゃぁ・・あたし・・・騙されたの?」
「最初はね・・・でも・・途中から・・俺・・その・・本気になっちゃって・・・」
「えっ?」
「だって・・愛は盲目って言うだろ・・・・」
「う・・うん。」
「ま・・そこが・・・勢い・・」
「い・・勢い?」
「じゃ・・なかった。本当に誰にも渡したくなかったんだ。」
「あ・・あな・た」
「うん・・ねえ・・・」
「なあに・・・?」
「また・・疼いてきちゃった。」
「ば・・ばかぁ[黒ハート]
また・・・・僕らはひとつになった。・・朝の光を浴びながら・・・・・

「やれっ!」
僕ことオオカミ委員長の号令で・・・・・退屈しきっていたオオカミたちは・・・・哀れな獲物に飛びかかり
その着衣を全て・・剥ぎ取り・・・手荒に押し倒すと・・・・その両手・・両足を縛り上げる。
そのオオカミたちの眼はギラギラと獲物の悲鳴を楽しむように・・・・・・それぞれ手にした責め道具を使い・・・・獲物に恥辱と少しの快感と・・そして深い絶望感・・それに永遠に続くのでは?という恐怖感を与えた。
獲物たちの悲鳴は・・・しばらくすると・・・・歓喜の声にかわってゆく・・・・・
廻りの分別ある大人たちは・・・・獲物たちの悲鳴に気がつくどころか・・・昨夜の酒により目を覚まさない。オオカミの中には・・・自分のズボンベルトを外し・・そして・・・・・そのベルトを手に取ると獲物を追い込んでゆくのだ・・・・・。
その・・獲物・・とは洋子と奈々子・・彼女たちの・・・・・悲鳴が響き渡った。
僕はその光景に満足し・・・・手近にあったロウソクに火をつけると・・・・・獲物たちにじりじり歩みよったのだ。

「シ・・静かにしろ・・・・」
「まあ・・・叫んでも・・誰もこないしな・・・」
「おう・・・た~っぷり可愛がってやるから・・・・」
「ああ・・・・抵抗したら・・・・川にそのまま・・流してやるからよ」
「まあ・・・下流で発見されたら・・・・ぐへっへ・・・・」
「ああ・・・死んでも・・辱め・・・・」
「なあ・・・これ以上・・抵抗するとよ・・・・・」
「ああ・・・・気持ちよすぎて・・死んじまうかも・・・」
「なあ・・・ココ・・寺だしよ・・・・」
「ああ・・たっぷり楽しんで・・埋めちまっても・・・・」
「ああ・・・成仏できるかもな!毎日・・お経聞けるし・・・」
「恨むんじゃねえぞ・・・・お前らのせいだか・・・なぁ」
「ああ・・・・まあ・・タップリ・・楽しませてくれたら・・・・放してやるからよ」

「た・・助けて・・・」
「聞こえねぇな!」
「おう・・順番決めなきゃな・・・二人しかいねえし」
「ああ・・・委員長・・お前からでいいぜ」
「おう!まあ・・祝いの品だって・・思ってよ」
「いいのか?」
「ああ・・・ふたりともやっちまって・・構わないぞ・・・」
「おう!そのあと・・・・俺ら・・たっぷりやらしてもらうから・・・・・」
「じゃァ・・・悪いな!・・お言葉に甘えて・・・・」
「あっ!・・・ああああああああ!」
「ふぅ・・・・」
「じゃぁ・・・次は・・こいつだ。」
「なぁ・・こいつ・・・やっちまっていいか?」
「おう・・でも1人ずつ・・やれよな・・」
僕は・・洋子の・・・・・・悲鳴を聞きながら・・・・
「ああああ・・・・かんべん・・・・・・・・」
「だめだ・・・・・えっへっへ!」
「抵抗すると・・・・埋めちまうぞ」
「あ・・・ああああああああ!」

しばらくして・・・オオカミたちの宴が終わり・・・・
「しくしく・・・・」
「うるせぇーぞ」
「だ・・だって・・・・・」
「もう一度やられてぇーのか?」
「それよりもよ・・・・・埋めちまう?」
「いや・・それよりよ」
「このまま・・・・ぶら下げるか?」
「ああ・・・・タップリ・・・見世物として・・辱めてやるか?」
「ああ・・・」
「でもよ!・・・その前に」
「ああ・・・もう一度やらしてもらうか」
オオカミたちは・・また・・洋子の・・・・・そして・・奈々子の・・・・に襲いかかった。

えっ!事件は急展開?オオkミたち・・まさか・・・・・ええ・・やってしまいました。
次号では・・もっとくわしく

「真夏の夜の夢」第31話へ続く・・・・・
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「真夏の夜の夢」第31話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「静寂なんてあるわけない」3

コッホン!

委員長こと僕です。
とうとう・・やってしまいました。奈々子・・・・・と洋子・・・・・。
まあ・・・オオカミ達・・気が立っていたし・・・ちょおと欲求不満も手伝って・・・・・
それに・・・・幸せそうな顔見てたら・・・・・やっちまえ!となったわけです。
まあ・・たっぷりとやらしていただきました。
獲物ちゃんたち・・・・すっかり腰が抜けてしまったようです。
まあ・・・あれだけ・・・・歓喜の声を上げてましたんで・・・・・・
それでは・・・・・・その場面覗いてみますか?でも・・・一応・・R18指定で・・・・・
それに・・・・女性の方は・・・せめて目をつぶって・・・まあ・・薄目程度で・・・・
それでは・・・・哀れな獲物・・・洋子の・・・・・・・・と奈々子の・・・・・・・・・絶叫場面に戻りましょう。
いいですか?・・準備出来ました?心臓の悪い方は・・・・・救急車の手配しましたか?
では・・ご一緒に・・お楽しみください。(でも・・ちょっとやり過ぎですかね?・・ぐへっへっ・・・・・)

「あっ・・あああああああああ」
「ぎゃっああああああああああ」
洋子の・・・・・・・・奈々子・・・・・・・・・の最後の断末魔にせ・・じゃなかった兄さんが飛んでくる。

「あっ・・お前ら・・・・・とうとう・・・・この・・・・」
「あ・・先生!俺ら・・たっぷり楽しんだので・・・・・どうです?・・・・いいっすよ・・先生もやっても」
「そ・・そうか・・・・俺・・こんな機会」
「うんうん。滅多にありませんぜ・・・・」
「いいのか・・・・」
「ええ・・・・タップリ・・教育してやってください。」

その数時間後・・・・・
放心状態になっている赤沼・・・の首に縋りつき・・泣く奈々子。
そして・・・・・・言葉を失った佐伯には・・・洋子。
それを見下ろす・・・・僕たち残りのオオカミ軍団と先・・じゃないお兄様・・・・お姉さま方。
お姉さま方も言葉を失っています・・・・・それはそれは・・・・・大変な有様なのですから・・・・・

「ちっ・・・本当に手こずらせやがってよ」
「まあ・・たっぷり可愛がってやったからな」
「ああ・・・大体・・お前らが・・抵抗するから・・・・」
「まあ・・悪く思うなよ・・・・・気持ちよかったろ!」
「ああ・・・・喜びの声・・聞こえたもんな」
「へっへっへ・・洋子・・・それに奈々子・・・・悪く思うなよな!」
(僕たちを涙を浮かべ・・・睨みつける・・洋子と奈々子)
「あ・・あんたたち・・この二人に何したのよ!」
優子が飛んできました。
「ああ・・コイツら・・抵抗するもんでよ・・なあ」
「まあ・・・俺ら欲求不満堪ってたもんな」
「まあ・・・減るもんじゃないしよ・・・・」
「ああ・・・・でも・・増えちゃったんじゃない?」
「そうかも・・・・・」

「お・・お前ら」赤沼と佐伯が叫びます。
「なんだよ・・・・」
「こ・・こんなことしやがって・・・」
「ウルセー」
「なあ・・まだやられたりないってよ」
「じゃあ・・俺・・・洋子の」
「ああ・・・・俺ら・・・奈々子の」
また・・襲い掛かるオオカミたち・・・・周りはボーゼンとしています。
僕は・・赤沼の首に縋りつく・・奈々子を引き離し・・・・そして再び挑みかかりました。
残りのオオカミたちは・・やはり・・・・・佐伯に縋りつく・・・・・洋子を引き剥がすと・・・・・・
そう・・・・・また・・オオカミたちの饗宴・・・・ではなく・・・狂宴が始まったのです。

「嫌ぁ~っ!」奈々子が叫びました。
「や・・やめてぇ~っ洋子も叫びます。

ますます・・・オオコミたち・・ヒートアップします。
「まあ・・・観念するんだな・・・・また・・たっぷり可愛がってやるから・・・・」
「うん・・・・ギャラリーが多いと興奮するよな」
「まあ・・・・・気がおかしくなったら・・・・・」
「ああ・・・・・なるかもな・・・・こいつら」

周りの目も興奮しているようです。

「あっああああああああああああ」洋子の叫び声
「きゃあああああああああああああ」奈々子の叫び声

そのうち・・・・お寺の本堂には・・・悦びの声が響きました。
外は・・・・暑い日ざしが照り付けてます・・・・・一体いつ・・この狂宴終るのでしょうか・・・・・

「真夏の夜の夢」第32話へ続く・・・・
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「真夏の夜の夢」第32話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「静寂なんてあるわけない」4

「て・・てめぇら・・・・・はぁはぁはぁ・・・・」
興奮している・・佐伯くん。・・やっぱりこいつ・・変態です。

「はっはっはっ・・・・こんなこと・・しやがって・・・・・」
やはり・・興奮している・・赤沼くん。

やはり・・こいつらも・・・・・

「は・放してください」  洋子が哀願します。
「お・・お願いします。」 奈々子の声は・・完全に涙声です。

「まあ・・・こんのとこかな」
「ああ・・・面白かった。」
「なあ・・・お二人さん・・・・」
「お前らが・・悪いんだからな・・・」

オオカミたち・・すっかり満足しました。

「しょうがねぇ・・・縄解いてやるか?」
「ああ・・・でもこのまま・・縛っといても・・・」
「そりゃ・・そうかも」

僕たちは縛り上げられてる二人のロープを解きました。洋子と奈々子はやはり赤沼と佐伯に駆け寄ると首筋にしがみついて・・・・・・泣く・・・えっ・・笑ってます。

実は・・・・・
そう・・僕たち・・赤沼と佐伯を縛り上げて・・・おもちゃにしていたのです。

僕たちの手には・・・・ズボンから外したベルト・・・・まあ・・・・威嚇ですね。
それに・・・・養鶏場で貰った・・鶏の羽根・・松の葉・・・・ろうそく・・・ココお寺ですからね。
これで・・あちらこちら・・・・くすぐったり・・・叩いたり・・・・電気アンマをしたり・・・・
ついでに・・脅したり・・・まあ・・・・一杯やらかしたわけです。
お兄様は・・・・説教してました。説教。何せ・・逃げ足だけはいつも速い二人ですから・・・・・ここぞとばかり・・・まあ・・・鶏の羽根出・・くすぐりましたけど・・・・・
まあ・・パンツだけは・・穿かせておきましたけど・・・・武士の情けです。
何せ・・・二人・・口を割るのに時間をかけさせたものですから・・・一瞬Mかな?とも思いましたが・・・
でも・・この狂宴が終って・・・・二人の美女と二頭の野獣の距離は小さくなったのは事実です。


「あ・・・・あぢぃ~!ひ・・干上がる。・・・・お天道様が黄色く見える~ゥ」
「う・・うるせーぞ馬鹿!」 「そうだ・・・委員長!おめえ・・の口車に乗ったらよ」 「ああ・・・俺ら被害者だぜ・・・・なんで・・俺らまで」 「それによ・・・太陽が黄色く・・てお前・・昨日やりすぎたんじゃ・ねえのか?」 「大体・・なんで俺ら・・本堂の屋根登ってんだよ・・・・」 「それはだな!大岩!おめえらが・・・・屋根修繕しますって言ったからだろ!この馬鹿!」

「あんたたち~うるさいわよ~!それから・・・あ・な・た~[黒ハート]!」
「なんだ~?」
「兄が呼んでる。二人で・・来いって・・・それから・・・皆さんにお茶入りましたって・・・お伝えして!」
「ああ・・・」
「なあ・・・優子がお茶入ったってよ!」
「あん?気にくわねぇ。」
「ああ・・・・こいつだけ・・・昨日やっちまって・・・」
「お・・お前ら・・ココ・・屋根だから・・・」
「し・・知るもんか!やっちまえ~」

でもこいつら・・やっぱ・・大馬鹿です。僕はロープ外してましたけど・・おいつら・・・繫がったまま・・・
みんな転んで・・・まあ・・落ちなかったけど・・・・また瓦が割れました・・・・・

僕たちは大笑いしながら・・・梯子を降りました。

「真夏の夜の夢」第33話へ・・続く・・・
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「真夏の夜の夢」第33話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

え~っと!
そんなに怒んないでください。
期待していた・・・・皆さん。
すいません。
僕たちが無理やり・・・・女性を手篭めになんかするわけ・・・ないです。
そんなんだったら・・・・もうとっくに・・やってます!えっへん!
あの・・・・石投げないでください。
読んで・・損した・・そんな話も聞こえてくるようですが・・・・・・
タダです。タダ・・・・購読料も頂いていません。
まあ・・・電気代とかかかってますけど・・・・・
しばらく・・・・ええ・・・・夏休みが終るまでに・・何人いや何頭・・・・大人になれるのでしょうか?
それでは・・・・・女性は・・お母さんにでもなったつもりで・・・・・男性は・・・・お父さんもしくは・・お兄さんにでもなったつもりで・・・・今後共・・・宜しくお願いします。
では・・・・・本編に戻ります。

「午後の・・日差しの中で」1

「兄さん・・・・二人で・・・・来ました。」
優子は少し・・・・いや・・顔・・真っ赤です。
「ああ・・・お入り!」(普段の学年主任の声ではありません。・・や・・優しすぎます)
「し・・失礼しま~す。」(つい・・・生活指導室・・思い出してしまう・・雰囲気です。)
上座に座る・・学年主任・・じゃなかった・・兄さん。その前に座布団が二組・・用意されてます。

「二人とも・・そこに座りなさい」
「はい。」
「なあ・・・優子・・もう一度聞くが・・・・本当に・・こんなのでいいんだな・・・・・」
「せ・・・・じゃなかった・・兄さん。こんなのって酷いっす。俺・・・可愛い教え子・・・・・」
「ば・バカヤロウ・・・・どこの世界に教え子が・・教師の妹に・・・・」
「は・・はい。」
「もう一度・・聞く。・・いいんだな・・優子!」
「は・・はい。」
「委員・・・・弟!」
「はい。」
「優子・・幸せにしてくれるんだな・・・・」
「は・・はい。じ・・・・自信あんまりないですけど・・・・俺・・・命かけて守ります。」
「そうか・・・・・二人とも・・・・覚悟はいいな?」
「か・・覚悟・・・って」
「いいな!」
「は・・はい。」二人して返事しました・・・・・。

「み・・皆さん。お聴きの通りです。・・宜しくお願いします。」

閉まっていた襖が開けられました。そこには・・・・・村の主だった方が集まっていました。
「さぁ・・・・優子さん・・・こっちにいらしゃい。」
「はい。」
「さて・・・・・新郎・・」
僕は廻りを見回しましたが・・・・・・・キョロキョロ見渡す僕。
「お前だ・・」
「そ・・・そういえば・・俺っすね」

慌てて・・呼ばれたほうへ・・・・・
僕は・・・白い着物に着替えさせられ・・・・・無理やり・・・村はずれの小さな祠のある・・やはり小さな滝に連れてこられました。
村の長老曰く・・・・「お前の覚悟は本物か・・・・・竜神様が見抜いてくれる」とだけ言うと・・・僕を滝に押しやります。
「竜神様・・ですか・・・」
「ああ・・・もし・・・いい加減な気持ちジャと・・お前の命はない。」
滝つぼにある石の上にたち・・・・滝に打たれました。もちろん竜神様には殺されませんでした。
その後・・・・羽織・袴にすっかり着替えさせられ・・・・兄と一緒に近くの公民館へ・・・・・

その日の夜・・・・
僕と優子は二度目?の・・祝言を挙げていました。
鬼の目に涙とこのようなことを言うのでしょうか・・・・・鬼・・いやお兄様の目には涙が一杯溢れていました。
もちろん・・・・悪たれ連も元スケ・・じゃなかったお姉さま方も神妙に参列してくれました。
しかし・・・・コレだけで済むわけもなく・・・・・・

村にある一軒宿で・・・・宴会が始まり・・・・・僕は解放してもらえません。
彼女は・・・・夜の儀式のため・・・・そう・・・部屋に用意された・・・新婚用の夜具のそばに・・・行灯の灯り
の下・・・・白い着物に着替えさせられ・・・うっすら寝化粧を施し・・・・・僕の到着を待っていました。
僕は・・・・仲間たちに担がれ・・・・その部屋に投げ込まれました。

その日・・・ぼくは行灯の灯りを消すことなく・・・・優子と一夜を過ごしました。

僕らは籍こそ・・入れれませんが・・・・夫婦になったのでした。

「真夏の夜の夢」第34話へつづく・・・・

「真夏の夜の夢」第34話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「午後の暑い日ざしの中で」2

静寂・・・・この言葉はこの山間の小さな村のためにあるような言葉です。
そんな・・静けさの中・

「なあ・・・」
「は・・い。」
「何か・・恩返し考えないと・・・帰れないな」
「はい。」
「それから・・・・・兄さんにお礼参り・・じゃなかったお礼に行かないと」
「そうねぇ~でも・・お礼参りしたい気分でしょ?」
「まあ・・ね。何せ・・入学時から・・相当やられてるからね・・・・」
「そう・・・・」優子の顔が少し曇ります。
「でも・・・最大の敵討ちしたからねぇ・・・・君を奪い取った!」
「えっ・・・・・」
「これ以上の敵討ちはない・・だろ。」
「あ・・はい。」
「でも・・俺ら未だ・・・戦い挑むけど・・・・」
「無茶はしないわよね・・・・・」
「ああ・・・僕の大事な人の兄さんだから・・・」
「ありがとう[黒ハート]
「そろそろ・・起きようか!」
「は・・はい。」

「兄さん!お早うございます。・・よろしいですか?」
「ああ・・・入りなさい。」
「失礼します。」
「昨日は・・二人のためにありがとうございました。」
「ああ・・・二人とも・・いい顔してるぞ・・・・」
優子も僕も顔が真っ赤になりました。
「それよりな・・・弟!」
「はい。俺・・・東京に2~3日帰ってくる」
「はあ?」
「ああ・・・今回の騒動もあるし・・・・やつらの補習もある。」
「奴等・・帰るんですか?」(奴等とは(Y・白○・Sのことだ)
「いや・・・ここでも人手がいるからな」
「はい。それでだ。お前。。まだ委員長だからな!あいつらのカントクしろ」
「お・・俺がですか・・・どっちかと言うと・・・」
「ああ・・解ってる。ただし・・・無茶はするな」
「は・・い」
「それから・・優子」
「カオリ・・さんには頼んどいたから・・彼女たちと・・コイツら・・監視しろ!」
「は・・はい。」
「亭主に無茶させんな・・」
「は・・い。」
「それから・・・みなさんに・・挨拶にいけ!」
「はい。」
「紅白のもち頼んである。風習だそうだ。」
「はい。」
「せ・・お兄さん!」
「な・なんだ・・・」
「ありがとうございます。」
「でな・・・・もうひとつ・・・・」
「はぁ・・・・」
「ちゃんと・・アレ・・使ったか?」
「ああ・・アレっすか・・・・要りません。」
「ど・・・・そうする気だ・・その・・・・」
「子供ですか?」
「ああ。・・・・そうだ」
「や・・やだ・・兄さん」
「ま・・まあ・・・・とにかく・・・・・行ってくるからな」
「はい。」

足早に・・・東京に向かったせ・・じゃない兄さん。でも・・なんか・・・・慣れません。
でも・・・優子のために・・・慣れなければいけません。

兄さんが用意してくれた・・紅白のもちを持って挨拶に廻りました。なんでも・・この村で10数年ぶりの式だったそうです。

「しかし・・・・・あぢぃ~!」
「なあ・・・・委員長!お前嫁さん貰ったんだから・・・・あぢぃ~ばかり言うな!」
「そうだ・・・・それに・・・俺たち・・あのあと・・・・先公・・じゃない・・お前のお前の義理のお兄様に飲まされすぎて・・・・頭いてぇ」
「そうだ・・それなのに・・・お前は・・すっきりした・・顔しやがってよ・・・」
「それは・・・しょうがないね・・・・・何せ・・昨晩・・・グフフ・・・・」
「て・・てめえ・・何発やった!」
「そうね・・・・・え~と・・・・・プロポーズしてから・・・だと・・・・」と指を折るばか!
まあ・・決まって・・こんな話をしていると・・・・・・・

「こらぁ~聴こえてるわよ!一体何教えてんのよ~ばかぁ[黒ハート]!」

「な・・・・やっぱり・・・」
「あん?なんだ・・そのやっぱりって・・・」
「ああ・・・お前の嫁さん・・地獄耳の優子!って」
「う~ん・そういえば・・・・・俺一回・・」
「うん。」
「鬼ババ・・って」
「ほう?」
「んで・・・バレそうになった・・・そもそもあの一件なんだよな・・・・墓穴掘ったの」
「やば・・・優子さん来たぞ・・・・」
「に・・逃げろ!」

「あ・な・た!ちょっとお待ちになって・・・・知りませんよ!ウフッ[揺れるハート]!」
「ハ・ハイ!」
「あら・・・・素直ですこと・・・・」
(そりゃ・・・ね。・・ウフッ[揺れるハート]には・・・勝てません)
「ハ・ハイ!」
「ねえ・・・あ・な・た・・・・・全員で・・・お風呂掃除・・お願いね。・・・・・知らないわよ・・ウフッ[揺れるハート]。」
(僕は・・後ずさりした・・・・でも・・しっかり・・・腕を掴まれ・・・・・)
「ぎ・ぎゃぁ~っ!

僕の悲鳴は山々を響き渡っていった・・・・・・・。
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「真夏の夜の夢」第35話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

美女たちと野獣軍団1

「つ・・つめてぇ-こ・・このバカ!」
「うるせーこのやろー。バカ委員長!」
「はぁ?女1人落とせない奴に・・・バカって言われたくねえな!」
「うるせーこのやろー・・もうちょっとなんだよ!」
「しかしーだらしねえよな・・・・このバカ委員長だって・・・やれたのによー」
「お・・・大きなお世話だ・・このバカ!」
「お・・俺らだって・・・・もうちょっとで・・・・やれそうなんだけどよーきっかけが~」
「あん?ちっ・・しょうがねえなぁ~よし・まとめて面倒見るか!」
「さ・・さすが委員長・・やっぱり俺らの仲間だ・・・・・」
「おう!」
こんなときだけ・・・・・頼りにされる僕って・・・・・悲しすぎますが・・・。

「よし・・・・いいか良く聞け!」
「俺ら・・初日にやられたこと・・思い出せ!」
「おう!」
「それでだ・・・・」

彼等に作戦を指示します。作戦名は「ニイタカヤマノボレ」です。
まず・・・・オネエ様軍団を分割しなければなりません。3名・・兄さんと帰っていったので・・・残りは優子を入れて8名・・数は合います。
そこで・・・・・組み分けをします。
まあ・・・赤沼と奈々子・佐伯・洋子・・そして僕と優子は決まっています。
壮絶なバトルの結果。Yがミサ(何の因果でしょう・・ごめんY。芽はないぞ!)大岩がカオリ。Sがミキ。
白○がサナエ。青○は順子です。
先ず・・今夜・・・・・赤沼・奈々子そして佐伯・洋子をくっつけ・・熱気ムンムンにし・・・・・その熱気に当てられた・・・・女性陣を残りのオオカミが一斉に口説く作戦です。
僕は・・・妻・・コッホン!優子を味方に引き入れなければなりません。
先ず・・僕の先陣から・・・・オオカミ君たちの今後がかかります。

「なあ・・・優子!」 
「はい。ちょっと待ってくださる・・・・もう少しですから・・・・」
「ああ。」
「お待たせして・・・・」
「なあ・・・ちょっと・・部屋に来れないか?」
「えっ[黒ハート]もう・・・ばかぁ・・・・」(何か勘違いしているみたいです。)
「ち・・違うよ!あのさ・・・・俺ら男組み・・くっついてると・・バカばっかし・・・・」
「そうねェ~」(少しは否定して欲しいんですけど・・・僕・・一応ご主人です)
「それでね・・・・男女のペアに分けたほうが・・・・働くと思うんだけど・・・力仕事はもうないし・・・」
「それもそうね・・・・ニンジンと馬かしら・・・・」(ゲッ!見抜かれてる)
「そこでだ・・・・組み合わせなんだけど・・・・」
「ふ~ん。そうね・洋子と奈々子も・・・ねえ・・なんとかしてあげないと・・・・」
「そこでさ・・・・今晩・・・」
「面白そうね。・・今晩奈々子と赤沼君・・そして洋子と・・・・佐伯君をくっつけようと」
「さすが・・・僕の嫁さん」
「おだてたって・・何もでないけど・・・・・」
「そうでもないさ・・・・なあ・・・部屋行かない?」
「もう・・ばかぁ[黒ハート]!」
さて・・あとは・・・・・・きも試しのルート設定だけです。
ね・・そうでしょ・・・・・でも・・この後・・・僕ら・・・震撼させられたんです。

「真夏の夜の夢」第36話へ続く

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「真夏の夜の夢」第36話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「美女達と野獣軍団」2

「ミ~ン・ミ~ン・ミ~ン!」

「いいよな・・・・セミは・・・・・地上にでてすぐ・・やれて・・・」
「ああ・・・・俺ら・・・もう16年も出てるけど・・・・」
「なあ・・・・でもよ・・・俺らなんで・・・・墓地掃除してんだ?」
「しょうがねえだろ・・・・和尚が・・・掃除したらいい。っていったんだからよ!」
「うん・・それに・・・・やっぱ・・・化けて出てこられたくねえし・・・・」
「そういや・・・和尚・・妙なこと言ってたぞ」
「幽霊出てきたら・・・どうする?」
「女だったら・・土下座して・・やらしてもらう!」
「でもよ・・・・あの世に連れてかれたら・・どーすんだ?」
「なあ・・・Y。科学的に言わせて貰えば・・・・目の錯覚で・・そんなものいるわけね-だろ」
「それ・・・・どこが科学的なんだよ!」
「ルートは・・・この地図どおりでいいな!」
「ああ・・・・ペアで進むぞ・・・・・いいか?赤沼、佐伯・・おまえらのための企画なんだからな・・・」
「ああ・・・・いいか?肝試しプラスオリエンテーリング&ナイトウォーク・・作戦名はニイタカヤマノボレ!・・だ。」

「なあ・・・こんなもんだろ・・・」
「ああ・・・夕方の墓場も・・・結構寒気がするよな」
「なあ・・・前のほうに若い女の子いねえか?」
「普通・・・こんな時間に・・こんなとこには・・いねえよな。」
「一応・・あいさつしとく?」

僕たちは・・・・チャンスのためなら・・・・努力は惜しみません。・・もう少し・・勉強に使えば良かった。
でも・・・・勉強と・・女の子天秤に・・・・って・・・・それは無理です。
勉強に対する・・意欲は空気より軽く・・・・・・女の子への興味は・・・・地球より重たかったのですから

「こんにちは・・・・!」僕らは声をそろえた。
「・・ありがとう」

僕たちは・・・・きょとん!としてしまいました・・・・・だって・・ありがとう・・はおかしいでしょ。

「なあ・・・・今のあいさつ・・おかしくねえ・・・」
「ああ・・・ふつう・・こんにちは・・だよな」
「でも・・ありがとう・・って・・・・まさか・・・・」

そっと振り返る・・僕たち・・・・・確か・・白っぽいワンピースで・・長い髪・・・・・の娘・・振り返ると

「い・・いない!」
「で・・でた-」

僕たちは走って逃げた。転びそうになりながら・・・・走って逃げたんだ。

「お・・和尚・・・・で・・でた!」

「え~い。うるさいガキどもじゃの~」

「で・・でた。」

「ど・・どのへんじゃ?」
「うんと・・・あそこ曲がって・・・そんで・・・まっすぐ」
「そんなんでは・・わからん!よし!一緒に行ってやる・・・何・・わしがいれば大丈夫じゃ!」
「で・・でも・・・・」
「あら・・皆さん・・どうかしら・・この格好~」
和尚の・・う・・うしろ・・・・に女性の幽霊・・・・
「で・・でた・・・・・悪霊退散!・・南無阿弥陀仏・・・・・・」(大岩が叫び・・・・)
「成仏・・して・・・・」(Sは・・腰抜かしました。)
「あ・・な・・た・・・・わたし・・・おわすれ・・なの・・・・・・・うらめしや~」
「な・・南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・・・」(なんで・・・・俺のとこ・・に)
「そ・・そんな・・こと・・・・いわないで・・・・・・・・・・いっしょに・・・・・・あの世・・・いきましょう・・・・・・あ・な・た~」
「お・俺・・・幽霊に知り合いなんか・・・・・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・・・・・」
「あ・な・た~・・・・あたし・・・・・・・あなた・・・・と・・・あいしあったのに・・・・・・・・ひどいわ!」
「へっ?」
「まったく・・・・妻の顔忘れるなんて・・・・・あたし・・愛されてない・・・・・」
「ゆ・・優子?」
「あ~ん!愛されてない・・・・・・」
「ばか・・愛してるに決まってる・・あっ!」

つい・・仲間の前で・・・・言ってしまいました。これで・・・・しばらくは・・・

「えへっ[黒ハート]どーお?」
「いやぁ・・・・じゃぁ・・さっきのは・・一体だれ?」
「知らないけど・・・あたし・・和尚さんにお願いにきただけだから・・・」

「なあ・・・やめる?」
「ああ・・・そうしたほうが」
「それでいいの!赤沼君・佐伯君。洋子も奈々子も・・楽しみにしてるんだから・・・・それにみんなも・・・・」
「おお・・そうじゃ・・・・仏様にもお願いしてしまったしの・・・・もし・・やらんかったら・・・・・今晩・・あたり・・出てくるじゃろ・・・・」

「や・・やるしか・・ないよな」
「ああ・・・俺たち・・一応・・男だしな」
「あっ・・それからね。旅館のおばさん・・・あんたらにも・・部屋用意してくれたって!掃除のお礼だって・・・」

哀れな・・・・オオカミ習い7頭は唾を・・・飲み込みました・・・・
「ごくっ!」

「いいか・これはチャンスだ。・・・いいとこみせて・・・・川原で・・キスして・・・」
「うん。もしかしたら・・・ヤレルかも!」
「が・・がんばろう!」
「おう!」(つい・・・僕も手を上げてしまった・・・・あっ・・やば・・・こっち見てた。)
「あなた~・・ひどいわ・・・・・わたしを・・すてる気・・・なのね・・・・・のろってやる・・・・・・たたってやる・・・・・・・」
「そ・・そんなことない・・って。」
「じゃあ・・・・キスして!」
「え・・・ここで・・・・・・・それも・・みんなの前で・・・・それは・・・ちょっと・・・・」
「や・・・っぱり・・・たしを・・・・・・・おわすれ・・・・・・・・のろってやる・・・・・・・・」
「わ・・わかった。するよ・・すれば・・いいんだろう」
「ひ・・ひどい・・・・あたし・・・のはじめて・・・・ごーいんに・・うばって・・・・・飽きたのね・・・・・ここで・・死んでやる」「ご・ごめん。愛してるに決まってるだろう。」
「え~優子さん・・はじめて・・だったんすか」
「じゃあ・・・しょじょ・・じゃなかった・・処女」
「委員長・・って・・ドテーだったんすか?」
「なぁ・・処女とドテーってうまくいくのか~」
「って・・ことは・・・・どっちか・・・初物じゃなかった・・てこと?」
「あ・・あたしじゃないわよ。」
「って・ことは・・・・・・委員長てめー騙したな!」
「き・・君たち・・ば・・馬鹿・・言ってはいけないな・・・・・な・・仲間を・・・し・・・信じたまえ」
「優子さ~ん。信じる?」
「そうねぇ~って・・・ばか・・・・言える訳ないじゃない・・・!」
「なあ・・・それより・・・・腹減んない?」
(一生懸命・・話題を・・・・そう・・代えなければ・・・・また・・・フクロ・・・・冗談じゃありません。)
「おう!・・・・そういや・・そうだな。」
「でさ・・・・今晩も精進料理・・?」
「バカねえ~。今晩は・・・私たち・・夫婦からのお礼でバーベキュー用意しましたから・・・・ウフッ[揺れるハート]
「あ・・あの・・・優子・・・もしかして・・・・」(その・・・ウフッ[揺れるハート]はウラが・・ありそう・・・)
「ほら・・・あ・な・た!・・お手伝い・・してくださらないと・・・・・皆さんは・・・・7時にいらしてくださる?」
「は~い。」

飢えた・・7頭の・・未熟者オオカミ習いは・・・・子羊ちゃんの子羊ちゃんによる・・・のワナに落ちたのでした。

山間の里には静かに夜の帳が下りようとしています。・・・・
そういえば・・・・吸血鬼・・じゃなかった・・オネエ様方のお仕置き・・まだだたような・・・気もするのですが・・・

「真夏の夜の夢」第37話に続く・・・・・

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「真夏の夜の夢」第37話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「美女達と野獣軍団」3

「ふうふう・・して・・あげる[黒ハート]

今夜の美女軍団・・・気が狂ったとしか思えません・・・・彼女たちの口から「ふうふう・・して・・あげる」なんて言葉が出ると思いません。特に・・洋子さんと奈々子さんは・・・・いつもより・・きれいに見えるのは・・・・気のせいなんでしょうか・・・・勿論・・僕にも・・・優子が・・・・

「はい・・・それでは・・・みなさ~ん!・・・あ~ん!」
「あ・・・・・・ん」

そろいも揃って・・・・・口を開ける・・バカ!まるで・・・巣で揃って口を開ける・・雛鳥のようです。

僕の口のお肉は・・・・セーフでした。Yも白○もSも・・・・・それはそれは至福の顔をしていたのですが・・・
やはり・・・ただ済むわけないのが・・・この軍団です。
満面の笑みを浮かべ・・口に運ばれたお肉を噛みしめた・・・・・佐伯君・・・苦渋の顔色になりました。
洋子さんは・・・・ごめんなさい。あたし・・お料理・・へた・・で・・・・・なんて耳元で囁いています。
ココで・・吐き出したら・・男じゃありません。たとえ・・・・ジャムとカラシとワサビが・・・たっ~っぷり挟まれているお肉・・でも・・です。
「お・・美味しいよ!」(やった・・・・佐伯・・君は男だ!)
「ほ・・ほんとう・・・うれしい・・」
赤沼くんも・・・・完食・・したみたいです。勿論・・大岩・・・青○君も・・・・
(お前ら・・・・男だな!・・よくがんばったぞ・・・・・僕はエールを送りました。なぜ・・・僕が中身を知っているのでしょう・・・・それは・・・・・僕のアレンジしたものなんですから・・・・)
バツゲームも終わり・・・・和気藹々とバーベキューは進行していきます。

「ねえ・・・あなた・・・」
「なあ・・・このまま・・みんな・・カップルになれれば・・・いいね」
「そう・・ね。」
「うん。・・・みんな・・一緒にさ・・・」
「そうしたら・・・・いつかは・・・・子供の姿もいるかも・・・・」
「うん。そうだね・・・・・そうしたら・・楽しいじゃん。」
「うん。」
「それより・・・・・・罰・・あれだけで・・良かったかな?」
「あのね・・・・・洋子と奈々子が・・・・・許してやってくださいって・・・・」
「そう・・・じゃあ・・・・今晩・・進展・・・」
「まだ・・・・無理かもね・・・・あの娘たち・・・・弟とカレシの中間みたいなもの・・・っていってたから・・・」
「ふ~うん。俺・・・・なんとかしてやりたいんだけど・・な」
「あたしも・・・応援したいんだけど・・・・」
「やつら・・・ムード・・作れそうもないから~」
「ええ・・・あのときのあなた・・みたいに」
「ひとつ・・・聞きたいのだけど」
「な~に?」
「俺のこと・・いつ好きになったの・・・・」
「えっ・・・あのね・・・・私を・・押し倒そうと・・したでしょ」
「ああ・・・」
「でも・・あなた・・やめて・・くれたでしょ」
「ああ・・・」
「あなた・・・キレイって言ってくれたし・・可愛いって・・・・」
「そういえば・・・・」
「でね・・・・そのときのあなたの眼が潤んでいて・・・・・スイッチ・・がはいったみたい。」
「う~ん・・じゃあ・・あのとき・・・無理やり・・でも・・やれたのかな?」
「ばかぁ・・・そんなことしたら・・そうねえ・・・・あなた・・・死んでいたかもね。」
「でも・・さ・・・・好きは・・解ったけど・・・・愛してくれたのは・・・」
「あの・・ね・・・・あなた・・・・手足縛られていたくせに・・・・あたしのベッドまで這ってきたでしょ・・」
「ああ・・・あったあった。」
「そのとき・・・・この人・・あたしの事で・・・・一生懸命だな・・って思っちゃって・・・・・」
「だったら・・あの時・・縄ほどいてくれれば・・・」
「そうね・・・でも・・心の・・・準備が欲しかった・・・・」
「えっ?」
「だって・・・・・・・あたし・・・・やけど・・」
「ごめん。」
「いいの・・で・・あなたは?」
「さあねえ~いつだったかな?」
「いいなさいよ!そうでないと・・・・・ウフッ[揺れるハート]
「い・・・言うよ・・・確か・・・・君が踏み台落ちて・・・抱きしめたときだな・・・・」
「えっ・・・なんで・・・・」
「ああ・・・俺・・気失ってたふり・・してたでしょ」
「ふり・・・・だったの?」
「それでね・・・・あたしのこと・・抱きしめて・・って言ってくれたでしょ・・・・多分あのとき・・・・だな」
「もう・・・・ばかぁ[揺れるハート]

みつめあう・・・瞳と瞳・・・そっと・・・重なる唇・・でも・・・やけに静かな・・・・
僕たちは廻りのことを忘れてたんだけど・・・・しっかり・・・・記念写真まで・・・撮られて・・・・・

「委員長!委員長!」
「あ・・・・」
「奥様と熱々のチューしてるとこ悪いんですけど・・・そろそろ・・・・始めますか?」
「ああ・・・片付けは・・明日で・・いいから・・・・・って・・おばさん。」

真っ赤になった優子が咳払いをひとつ・・・・・・

「じゃあ・・・・女性は・・・浴衣に着替えましょうか?」

「なぁ・・浴衣だって・・浴衣」「うん・・手入れんの楽だよな・・」 「ああ・・・チャンスだ。」「ああ・・・洋子のおっぱい・・・」「奈々子のおっぱいも・・・」

やはり・・こいつら・・・あほです。性欲しか・・ありません。しかし・・このあと・・とんでもない事が・・・

「真夏の夜の夢」第38話へ続く・・・・
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「真夏の夜の夢」第38話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「和尚VS悪たれ連」1

「ふ・・・ふんぎゃあ~っ!」「で・・でた・・・・・・・ぁ」

ここ静かな山々に囲まれ・・・・・村のはずれを清流が流れる音・・・・だけが・・・・流れる静かな村・・のハズ・・・・そこへ・・この悲鳴・・・・・もちろん叫ぶのは・・・・・僕たち・・悪たれ連しかいません。

僕たち・・そう俄かナイトに変身した(はず)のオオカミ習い・・7頭。そして吸血鬼軍団・・じゃなかった・・・・相当無理・・いえ・・・・ぶりっ子・・コレも違う・・まあ浴衣に着替えた美女7名。
そして・・立派???にナイトとなり・・・・姫を救出(強奪・・・う~ん・・どうなんでしょう)し・・・・・
まあ・・・傍からみれば・・・若夫婦・・しかも新婚さんって感じ・・・のご主人こと僕。
吸血鬼軍団の首領で・・元スケ・・ごほん!え・・っと・・・僕の横にいる・・・・・優子・・・で・・・僕の妻。
まあ・・ほっといても・・・・廻りの気温を相当暑くしているみたいです。
ちょっっと・・(一杯・・・)見せつけながら・・彼等を悶々とさせながら・・・・お寺へ・・・・・・・

お寺へ到着すると・・・・・・読経のテープが流れています。そして・・・・・・墓地には・・・・蝋燭の灯りが揺れ動き・・・

「おお・・・待っておった!よいかの・・・・ココでは・・懐中電灯は使ってはいかん。」
「な・・なんでですか・・・・・」
「仏様・・・ナム。その灯りをお嫌いなのじゃ・・・・もし・・・・使ったら・・・おぬし等・・・・祟られるかもしれん・・・それにの・・・・そのような・・もんでは・・・・おぬし等を守れん。」

僕らは息を飲み込みました・・・・・

「良いかの・・・・・わしは・・読経のテープを流しておる。」
「は・・はい。」
「そして・・ここに・・・・・わしが・・おぬし等のために・・蝋燭一本一本・・・・有難いお経を書いておいた。」
「は・・はい。」
「さあ・・・順番に・・これを持ってゆくがよい・・・・・」
「あの・・・蝋燭の灯りは・・・・・・?」
「ああ・・・・おぬし等を守る為のものじゃ・・・・決して消してはならぬ・・・・おぬし等のためじゃ・・・・」
「は・・はい。」
「今夜は・・仏様も・・・うれしいじゃろ・・・・・・ここで・・・・そう・・・ここで」
「あ・・あの・・なんです・・・」
「ああ・・・皆が行く前に言わねばならんことがある・・・・決して村の外で言ってはならぬ・・・・」
「は・・・はい」
このわし・・でも・・押さえ切れん・・・・・怨霊もおる。」
「は・・はい」
「むかし・・・そう・・・・・戦後間もない頃だったそうだ。この村には綺麗な・・・別嬪さんがおった」
「今・・もいるんですか?」
「ああ・・・・成仏しきれておらん・・・・・その別嬪さんが・・・・東京からきた・・・・馬鹿共に襲われた。」
「か・・かわいそう・・・」
「その・・別嬪さんは・・・・あの・・・・そうじゃ・・・・委員長・・お前知っておるだろう・・・竜神様じゃ・・・」
「は・・はい。」
「あの滝・・のそばで・・・・自害した・・・・・・」
「で・・・・・どうなったんですか・・・・その馬鹿」
「ああ・・・・村人に・・撃ち殺されて・・・・ほれ・・・・あそこにあるじゃろう・・・・ただのような石が4つ」
「は・・はい。」
「カラス共に食い荒らされておったんじゃが・・・・・先の住職が供養した・・・・のじゃ」
「だから・・・・ここでは・・・不埒な・・・人間は・・・・・・祟られるのじゃ・・・・よいな・・・・」
「ど・・どうすれば・・・」
「お主ら・・・・男たちは・・・決して・・オナゴの手を離してはならん。よいか・・かならずじゃ・・・・」
「もし・・・離したら・・・・」
「ああ・・・・そのときは・・・・・オナゴは霊界に連れて行かれ・・・・お主らは・・・・竜神様に殺されるかもしれん」
「あの・・今やめる・・・わけには?」
「おぬし等は・・もう・・・霊界の入口を踏みしめておる・・・もう・・むりじゃ・・・・」
「い・・いくしかねえな」
「それと・・・もうひとつ・・・・・」
「も・・もうひとつ?」
「ああ・・・だが・・・行くがええ・・・・」
「・・・・・・」

僕らは・・冷や汗で・・びっしょりになりました・・・・・・でも・・・・女の子の手は離しません。
そう・・・・僕ら・・男です。

「どうじゃ・・・少し・・は恐かったかな?」
「はぁ?」
「いや・・・臨場感を盛り上げてやろうと思っての・・・・」
「ほら・・・・順番に・・蝋燭持って行っておいで・・・・」
「はぁ~い。」

僕たちは肝だめしを・・終えました。まあ・・途中・・・・Y・・白○・S・・大岩・・・青○は手を離してしまうアクシデントがありましたが・・・・・・おかげで・・こいつら・・・・

でも・・・・佐伯君と赤沼君は男です。とくに・・・・転びそうになった洋子を抱きかかえる佐伯君。
泣き出しそうな・・奈々子の肩を抱きしめる・・赤沼君。とても・・いい・・・・ムードなのですが・・・

河原で・・・・・いい・・・ムードの二組。でも・・このままでは押しが足りません。
物陰に隠れ・・・・・二組を見守る・・・・デバガメご一行様・・・・
「良し・・そこで・・押し倒せ」「ばか・・・何やってんだ・・・」
オオカミ君たち・・5頭は一生懸命・・覗き・・・・いや応援。
僕は・・・ちょっと一服と・・タバコを取り出し・・火をつけようと・・したところ・・・・・・

「こんばんわ~・・さっきは・・・ありがとう・・・」

挨拶し・・通り過ぎてゆく女の子・・・・アレ・・・優子のさっきの格好ににてたけど・・・・・
その姿はすぐみえなくなり・・・・・

「ゆ・優子!」
「はぁ~い。」
「い・・今の・・・・女の子・・・き・・君じゃないよね・・・・」
「バカねえ・・・あたしたち・・・おトイレ・・行ってきたんだけど・・・・」

た・・確かに・・・・残りのお姉さま方は・・数あってます・・・というと・・・・・

一生懸命・・覗いている・・じゃない応援している・・・・オオカミ君5頭のうしろ・・・・・

「こんばんわ~・・・さっきは・・ありがとう・・・・あたし・・・・・うれしくて・・・・・・・お礼にでてきた・・・・」

そうです・その声に振り向いた・・オオカミ君たちは・・・悲鳴を上げながら・・・・・赤沼君と佐伯君たちを巻き込んで・・・・・ニイタカヤマノボレ・・・は失敗してしまったのです。

そうとなれば・・・・次は・・どうしましょう・・・・・

「真夏の夜の夢」第39話へ続く・・・・
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「真夏の夜の夢」第39話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「悪たれ連VS和尚」2

「では~かんぱい~!
僕たち5頭のオオカミと首領は目の前にある・・ごちそう・・・つまりビールの山を喜んだ。
もう・・2頭のオオカミのなれの果て・・つまり・・・ナイトにはなれたけど・・・・姫を救い出せなかった
赤沼君と佐伯君は・・・・・しょぼんとしている。

「まあまあ・・飲め!」
「ああ・・・」(ぐいっと空ける・・・・・赤沼)
「おお!飲みっぷりいいな!ほら・・・・」

僕たちは・・・こんなに頭を使った事が・・今までの中で・・一回でもあったのだろうか?
まあ・・あるわけがない。あったら・・・・こんな・・・ことになっているわけはない。

「まあまあ・・・君たち・・・ミッションはこれからである。いいか・・・・」
僕はすっかり・・悪玉の首領・・ドン・・まあ・・・・悪知恵だけはあるらしい・・・・・
「いいか・・・・ニイタカヤマノボレ・・実はあの作戦は・・・・・・・・」
「なるほど・・・・そういうわけか!」
「ああ・・・・だから・・・・きっと・・」

悪巧み会議をしていると・・・・・・いきなり・・部屋の電気が消えてしまう。
真っ暗闇では・・・何も見えない。
「なあ・・・・何かねえか・・・・」
「ああ・・ライター・・それと・・さっきの蝋燭・・・・・の残り」
「いいよ・・・それ貸せよ」
「でも・・あぶねぇーぞ」
「ばか・・・こうやればいいんだよ!」
「お・・さすが・・委員長!」
灰皿の真ん中に・・蝋燭のろうを垂らします。そこへ・・蝋燭を・・くっつけて・・・・・と
「ば・・ばか・・・こ・・これ・・・さっきの・・・・お経の蝋燭!」
「だって・・それしかねえもん」
「な・・・・なんか・・・こう・・・・薄気味悪くねえか・・・・」
「そーいや・・・・大岩。お前・・・女の幽霊だったら土下座してやらしてもらう・・て言ってたろ」
「ああ・・・・じゃあ・・もし・・ものときは・・・・」
「大岩くんに・・・・幽霊くどいてもらって・・・・・」
「俺らは・・逃げる」

そこへ・・・・スーッと襖が開いて・・・・・・・
1人の女性・・・・・・がそこに・・・・・・

「な・なんだ・・・優子だろ・・驚かすなよ」
「い・い・え~」
「えっ・・じゃあ・・だれ?」
「も・・もしかして・・・・・さ・・・・さっきの」
「はい。・・・・・うれしくて・・・・・・・・お礼と・・・・・・お迎えに・・・・・・」
「こ・こいつ・・・・・大岩・・・・・連れてってください。ぼ・・・僕らは・・・・・・かんべんしてください。」
「だ・・め。・・・・・・・みんな・・・じゃなきゃ・・・・・・・・・」
「な・南無阿弥陀仏・・な・南無阿弥陀仏・・・・・」
「さあ・・・・・いっしょに・・・・・・・祟られたいの~ォ」
「ふ・・ふんぎゃああ・・・・・」

部屋の明かりが・・つきました・・・・・。その瞬間・・和尚と吸血鬼軍団が・・笑いながら・・入ってきました。

「エイちゃん・・ひどい・・・・あたしの顔忘れたの?」
「えっ・・エー。ゆ・・由香?」
青○君の名前は・・・栄一・・つまりエイちゃんなのですが・・・・・この由香ちゃん。エイちゃんの未来の奥さんです。
「お前な~びっくりさせんなよ!」
「へへへ・・ごめんね。」
「そういや・・由香いなかったな・・・・」
「ウン・・上の姉さんとこ・・街の・・・」
(この地区には・・学校・つまり高校はありません。ですから・・・街に下宿するしかないのです。)
「しかし・・・・本当の幽霊みたいだよな・・・・」
「あたし・・演劇部だからね」
「じゃあ・・青○差し出すって言えば・・良かったな」
「うん。そうしたら・・・・いいよ。って・・あっ!」
「コレで・・委員長に続き・・青○か・・・・いいなあ!」
「どうじゃ・・・・わしの仕返しの腕前は・・・・まだまだ・・お前らには負けん!」
「は~い。」

またしても・・・・完敗です。
僕らは・・・・部屋から飛び出し・・・・・河原へ駆けていきました。
そう・・僕らは・・・オオカミです。・・・いくら・・習いとは言え・・・オオカミです。飼いならされた犬ではありません。つまり・・野生の血が叫びます。
「ウォー!」
僕らは川へ飛び込み・・・お互いに水をかけあい・・・取っ組み合いをし・・・・叫びまわり・・・・そして・・・
川の中に座り込み・・・・月を見ていました。そして・・僕らは・・・復讐心を心に抱いたのです。

僕らは川の中・・・夏とは言え・・水温は冷たい・・冷たいといえば・・暖かい風呂・・・・・・・
風呂・風呂・・・・そう・・だ。俺らが不甲斐ないのは・・・風呂・・風呂のせいだ。

クソ・・坊主は娘を連れて帰って行ったみたいだ・・・・さっきあった車がない。
玄関前には・・優子とミサ・・・が心配そうに立っています・・でも今は復讐あるのみ・・です。
僕らは足音を忍ばせ・・・建物の裏手に廻りました。
「青○・・・お前・・・ここで見張っとけ」
「な・・なんでだよ・・・」
「バカ・・お前まで・・と捕まっちまったら・・由香ちゃん・・悲しむ。」
「ああ・・」
「いいか・・・実行部隊は赤沼・佐伯2名。お前ら服ぬいでおけ。」
「ああ・・・」
「いいか・・Y・白○・S・大岩」
「おう!」
「お前ら・・いいか・・・・こいつらが万一突入して捕まった場合、お前ら第2陣で突っ込め!」
「おう!」
「いいか・・・・写真・・取り戻すのが先決だ!」
「おう!」
「写真さえ・・・奪い返せば・・・・・いい」
「おう!」
「そのあと・・・・・脱出する。」
「青!お前・・おじさんの車のカギの場所知ってるか?」
「ああ・・・」
「俺らが突入して・・・・上手くいったら・・とってこい。」
「ああ・・・」
「もし・・・心残りがあるなら・・・・由香も強奪してこい。」
「いいのか」
「ああ・・・そうしたら・・・・お前等途中で降ろす。」
「それで・・・お前らどうする気だ」
「それから・・考える」
「とにかく・・・復讐するのは・・我だ。」
「いくぞ・・・・」
「青・・・・・捕まるなよ」
「ああ・・・・」

こうして・・・僕たちの復讐は・・・・実行に移された・・・・・でも・・・・・・星は知っていた。空も・・・そして月も
僕らは・・・無謀な賭けにでることにした。そう・・・・・・オオカミのプライドを取り戻すために・・・・・

「真夏の夜の夢」第40話へ続く・・・・

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「真夏の夜の夢」第40話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

コホン!
え~委員長こと僕です。
とうとう・・・・第40話になります。
でもこのお話はすべて・・・・続き物。
まず・・・最初の書き出しは・・僕の20数年後のおっさん・・まあ・・僕は僕ですが・・・
出頭命令書を受け取ったことから始まります。
僕は昔から・・やられたら・・・1000倍にして返すのをモットーとしてきました。
ですから・・・僕をつるし上げた・・・悪たれ連のことを書き出しました。
本当は・・コレ・・旅行関連のブログだったはずなんですけど・・・・・
まあ・・深くは気にしないで下さい。
第一部は「悪魔のように黒く地獄のように熱く・・砂糖のように甘い」です。
http://soratobu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-25
第ニ部は「災難は忘れた頃にやってくる」
http://soratobu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-27
この第一部・第二部作からスタートしています。
その後・・タイムスリップして僕たちが・・高校1年の夏からお話はスタートします。
「悪たれ連・誕生」「悪たれ連・今日も反省なし・・・」「悪たれ連VA元スケ番」そして・・この「真夏の夜の夢」です。
なぜ・・真夏の夜の夢というタイトルがついたのか・・僕にもわかりません。
因みに99.99%の実話と0.1%のうそ(登場人物の名前など・・・)です。
まだまだ・・・お話は続きます。
それでは・・おや?・・そろそろ・・開演のようです。

「復讐の牙」

「きゃっ・・洋子・・たら~」「んもう・・奈々子・・・・も」
い・・います。(ごくっ!)入っています・・どうやら・・・予想的中・・・復讐のターゲットはお風呂の中。
それも・・・メインターゲットの洋子・奈々子が入浴中・・・・・・
否応なしに股間・・いや・・・・胸が高まります。
最悪・・・洋子・奈々子を人質に取れば・・ネガは返ってくるはずです。
赤沼・佐伯両名今日・・男になります。つまり・・特攻隊です。
まさか・・・2名に対して・・最初から複数攻撃は出来ません。ドッグファイトは最低限守らねばなりません。
偵察係・・の僕が忍び寄ります。やはり・・どうやら二人だけのようです。でも・・・湯煙が邪魔して・・その姿・・位置は確認できません。声から言えば・・・2名のはず・・・・
僕は2名に出撃準備の合図を送ります。勿論・・出撃は・・タオル1枚ずつ・・・・物資の余裕はありません。我が特攻オオカミ部隊派・・正に壊滅寸前状態で・・最後の決戦に挑みます。
準備OKの合図です。僕は出撃のサインを送りました。
廻りは暗い闇・・・・二人は足音を忍ばせ・・・・特攻していきます。
万一の事態に備え・・・・残り4機じゃなかった・・・・4頭のオオカミに準備のサインを送ります。
すでに準備していたので・・すぐ出撃態勢は整いました。
そのときです・・・・・・・
「き・・きゃああああああああっ~」

悲鳴が聞こえました・・洋子と奈々子の声でしょう・・・・赤沼・佐伯がんばれよ!と思っていたのですが・・・「は・・はなせ・・・」「ち・・ちくしょう」と声がしました。
どうやら・・・第一陣は捕らえられてしまったようです。ココで・・人質を取られると大変なので・・すぐ2陣を突入させたのですが・・・・・あえなく・・・・・・そう、捕まってしまい。

ソロソロ・・・・退却しようとしたところ・・・・・・

「あら~あなた・・・・ここで何をなさっているのかしら?ウフッ[揺れるハート]
「い・・いや・・・お風呂に入ろうと思ってね。お・・俺ら川の中にいたんで・・冷えちまって」
「どうして・・玄関から・・お入りにならないのかしら・・・・・・」
「俺らびしょぬれだろ・・・だから・・・・こっちから入ろうと思ってね。」
「そう・・・で・・・あなたはお風呂に入るのに・・お洋服着たままなのかしら・・・・」
「ああ・・・あ・・あいつらの服持っていかないと・・・」
「まあ・・おやさしい・・・あたしが・・お持ちしますから・・・あなたも・・お入りになったらいかがかしら」
「そ・・そうするか」
「ほらぁ・・はやく脱いでくださらないと・・・」
「で・・でも・・・」

しょうがないので・・服を脱いでいく。

「まあ・・・さぞかし・・冷たかったでしょ[揺れるハート]

そ・・そんなにさわっちゃだめ・・・・って・・・・えっ
「ふ・ふぎゃあああああっ!」
ぼくの絶叫が山間を木霊する。僕の腕をねじったまま・・・・

「カオリ・・ミサ・・うちの・・旦那様・・お願いねぇ~」と突き飛ばされた僕。
バランスを崩し・・・風呂の床に寝そべっているYにつまずき・・・

「どぼ~ん!」
風呂に頭から落ちた僕。
おぼれる者わらをも掴むとの言葉があるが・・・・正しくそのときの僕がそうだった。
慌てて僕を助けようとやってきた・・カオリさんのタオルを毟り取ってしまったのだから・・・・・
僕の目に飛び込んできた・・大きなおっぱい・・・・まさか・・そのおっぱいで・・窒息するとは・・・・・

気がつくと僕ら全員縛り上げられていた。そういえば・・・青○がいない。
「ねえ・・・・ミ・ミサさん!」
「何?」ちょと怒ったよう・・・・・
「あの~青・・は?」
「由香ちゃんを送ってお寺に行ったわ。おじさんが用があるって言うし・・由香ちゃん・・さっきまで・・やりすぎた・・て泣いてたから・・・・」

でも・・僕ら・・このあと・・どうなるんだろうな?

「真夏の夜の夢」第41話へ続きます。
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「真夏の夜の夢」第41話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

復讐の牙2

「カオリ~うちの・・・バカ亭主貰ってゆくけど・・いい?」
「いいっすよ・・・・姉さん!」
「さあ・・・あなた・・こっちにいらして・・・・・またなんでそんな格好なのかしら・・・ウフッ[揺れるハート]

僕は無言のまま・・自分達の部屋へ引き立てられて・・・ゆく。
僕は心の中で・・・・「青・・・お前戻ってくるんじゃないぞ~ォ!に・逃げろ・・俺らに構わず逃げろ!」とつぶやいた

「あなた~兄から・・・頼まれたのに・・なんで・・・あんなことしたのかしら?」
「言わない!」
「今・・何かおっしゃいました?」
「ああ・・言わない!って言ったんだ。」
「そう・・じゃ・・お仕置き・・長くなりますけどォ~」
「勝手にしろ!俺は・・言わない!オオカミは仲間を裏切らない!」
「そうねえ~身体に聞いてもいいんですけどォ~」
「勝手にしろ!もう・・疲れた。」
「えっ?」
「俺は・・お前と別れる。もう・・たくさんだ。明日。あいつらとここを出てゆく。」
「えっ?そんなことしたら・・・・学校・・辞めさせられる・・けど」
「構わない!俺ら・・犬じゃない。オオカミだ。飼い犬なんか・・クソ喰らえだ。」
「あたし・・と別れる・・・・・・」
「ああ・・・もううんざりだ・・・・あいつらと・・・・面白おかしくやっていたほうがいい。」
「キ・・・キライになったの?・・あたし・・傷あるから・・・・」
「そうじゃない。身体の火傷の傷も・・・・心の傷も受け入れた。全てを愛した。でも・・きみは違う」
「えっ?」
「ああ・・・俺は君より年下・・つまり君にとって・・・・おもちゃみたいなものだ。」
「そ・・そんなこと・・ない」
「いや・・違わない。俺は心から赤沼と奈々子。佐伯と洋子が上手くいけばいいと願った。だけど・・君はそんなやつらの心を踏みにじった。君の仲間も・・俺の大事な仲間の心を・・・」
「ご・・ごめんなさい・・・・・今すぐ外しますから・・・・」
「あいつ等だって・・未だ・・縛られている。それに今回の首謀者は・・俺だ。奴等は・・俺についてきただけだ。だから。。あいつ等を裏切れないから・・外す必要はない。」
「い・・いま・・みなさんのも外します・・だから・・・・」
「必要ない・・・・俺等は縛られることをやった・・それだけだ。君たちがしたければ・・・警察につきだせばいい。」
「えっ・・・・そこまで・・・・しなくても・・・・」
「僕たちは・・ただ・・やりたい盛りのガキ・・・・人の心なんて・・持ってない」
「あの・・・・・あたし・・・・・悪いんだったら・・あやまります・・・ですから・・・・」
「もう・・・話したくない。悪いと思ってくれるなら・・・・・あいつ等だけ助けてやってくれ・・・・俺は別に構わないから・・・」
「えっ?なんで・・あなた・・・」
「君に話したことがあるだろう。俺は人の好意を受け入れられないクズだったと・・でもあいつ等は・・そんな俺でも受け入れて・・仲間にしてくれた・・・・だから・・裏切れない。」
「お・・お願い。もう・・しません・・・・あなたの・・お友達・・・」
「違う・・あいつらは・・・・友達じゃない・・クサレ縁・・仲間だ。」
「・・・・・・」
「さあ・・もう・・いいだろう・・・・これ以上・・・・・苦しめないでくれ・・・・もう・・・充分だ。」
「えっ?」
「1人にしてくれ・・・・」
「あなた・・・・・」
「・・・・・・・」
「わ・解りました・・・・・でも・・あなた・・わたし・・別れません。」
「・・・・・・・」
「あなた・・のお仲間に・・謝って・・許してもらってきます・・・そうしたら・・・・また・・・・許してもらえますか?」
「・・・・・・・」

正直・・もうどうでもいい。と思いました。僕は人に裏切られることは慣れていました。
ココで・・愛する人を失っても・・・・僕は自分の心にうそはつきたくなかった。
多分・・あいつらと馬鹿をやることにより・・・・暗闇から救われてきた自分がいます。
勿論・・彼女のことは愛してました。でも・・・・仲間をこれ以上・・・おもちゃにはされたくない。
幸い・・・・まだ子供はいません。僕は・・・・野生の世界に戻ろう。と決めました。
彼女には仲間で・・といいましたが、彼等を道連れにする気はありません。彼等には戻るべき場所があります。僕は今・・自分の手で壊してしまいました。
きっと・・・・僕は風のようなに・・そして・・・自由に吹き渡りたかったのです。
僕は・・・・そのときまで・・あたたかい家庭は知りませんでした。ただ・・彼女と過ごした数日間は・・・・
あたたかい光に満ち溢れていて・・・・居心地が良かったのも事実ですし、失いたくなかたのも事実です。
でも・・・・僕は風のように・・・自由に生きるオオカミです。
ああ・・・・窓からそよぐ風の匂い・・・木々の香り・・・・でも・・・・・・・
でも・・・・僕は本当に正しい選択をしたのでしょうか・・・・
少し・・眠たくなりました・・・・・・僕は・・・そのまま・・目覚めなくても構わない・・と神に祈り・・目を閉じました。

夜空には星達が煌いています・・木立を抜ける一陣の風・・・・僕は星にはなる資格はないでしょう・・・・
僕には・・・・そのへんの・・・・ただ・・・ほこりを巻き上げている・・小さな風になるのが・・精一杯です。

「真夏の夜の夢」第42話へ続きます・・・・
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