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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第5話   [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 1

元服という・・まあ・・成人じゃなくて僕たちは「成狼式」を祝ってもらった翌日。
僕は・・・二人の可憐なバンパイアにタ~ップリと血液ではなく精力を吸い取られ、ヨタヨタと駅の改札口を抜け、
朝も早くから営業している。いつものいきつけの・・・薬局にまるで・・足に重い鉛玉をぶら下げているかのように、
ノロノロ進んで行った。

「お・・・おばちゃん。・・いつもの・・・・2セットはいるかなぁ~」
「おや?兄ちゃんどうしたんだい。勉強のやりすぎか?身体に良くないよ・・・」
「べ・・・勉強はそこそこ・・だったんだけどね・・・」
「じゃあ・・・遊びすぎたのかな?」
「まあ・・・そんなとこ・・・・」
「それより・・どうだった?あの薬は・・元気出るだろう?」
「まあね・・・」
「じゃあ・・・今日も・・いいや・・兄ちゃんお得意様だから・・一瓶あげるから・・・これ・・・」
「ありがと・・おばちゃん。」
「そういやぁ~さっきも・・・コノセット買って行った・・軍団がきたけど・・・流行っているのかい?」
「そうじゃない・・きっと・・・」

僕はお金を払い薬局を後にして・・学校への道をヨロヨロと歩いて行った。
こういう時に限って・・・逢いたくない人に逢うのが・・・僕の運命らしい。

「おう!部長どうした・・・めずらしく早いじゃないか・・・」
「キ・・じゃなかった田中先生。お早う・・・ございます。」
「うん。お早う!それより・・・朝からやつれてないか?」
「はあ・・・勉強しすぎましたかね・・・・」
「お・・お前がか?雪が降るんじゃないか?アハハ・・・」

高笑いを残し・・・ついでに僕の背中を思い切り叩いて・・・キーセンセイは学校へ早足で歩いてゆく。
その頃・・・学校の正門では抜き打ち持ち物検査が実施されていた。
まあ・・・ウォークマンを没収されたり(これは、始末書で返してもらえる)。エロ本(これは・・・永久に帰ってこない)タバコ(これは・・・始末書提出の上、厳重注意。但し、喫煙が見つかれば停学)といったところだ。
生徒手帳の検査もある。まあ・・日頃携帯していなければならないモノ。もし・・持っていなければ、即刻出場停止じゃなくて・・・停学3日を喰らうことになる。

「くそぉ~よりによって・・今日やるかよ・・・」
「佐々木ぃ~俺らの生徒手帳どこにあるんだっけ?」
「ええとぉ~確か・・・あれ・どこだっけ・・・誰か返してもらった奴いるかぁ~」

社会関係奉仕部の連中はブンブンと首を横に振っていたらしい・・・

「しょうがねえなぁ~どうするか・・・・」
「部長に聞くにしても・・・・あいつ・・・遅刻ギリだもんな・・・」

そのとき・・僕がいつも歩いてくる道を見ていたYが叫んだらしい。

「なあ・・あそこ!ヨタヨタ来るの・・・あれ部長だよな?」
「そんな馬鹿な・・・まだ・・・あっ!部長だ・・・またあいつ・・ユンケルと赤まむし飲んでる」
「また・・・リリーズに精力吸い取られたんじゃねえのか?」
「「うん・・後でコレ全部飲ませておくか・・・・」

全員の手には僕に飲ませる“赤まむしとユンケル”のセットが握られていたのだ。

「なあ・・・これ・・全部飲ませても大丈夫かな?」
「ああ・・大丈夫だろ・・・今日・・・嫁さんのところに帰るんだから・・・元気に帰ってもらわないと・・・」
「そうだな。しかし・・・あの優子さんと部長の間にどんなのが生まれると思う?」
「そうさなぁ・・・・ゴジラ級じゃないか?それより・・・部長の奴またコケるぞ・・・・」
「ああ・・・あいつ・・・本当に学ばないからな・・・あっ!やっぱりコケた・・・・」
「しょうがない!行くぞ!」
「おう!」

僕は連日のように抱えあげられると・・正門ではなく、学校のまえにある公園に連れ込まれた。

「なあ~部長。今日・・・抜き打ち検査やっているんだよ・・知っていたか?」
「ああ・・・お前らヤバイものもっていないよな?」
「当たり前だろ・・・・」
「じゃあ・・・いいkじゃん!」
「馬鹿!生徒手帳がねえんだよ・・・・全員。お前持っているか?」
「ああ・・・持っているけど・・・ついでに・・・お前らのもな!」
「さすがぁ~部長。」
「じゃあ・・配るぞ・・・Y。S。赤沼。面倒だな・・・自分の勝手にとれ!」
「おう!」
「中を確認しろよ・・・特に指導項目。」
「ん?なんだ・・・真っ白になっている・・・」
「俺のも・・・・」
「俺のもだ・・・・」
「ついでに・・・表彰のページも見ろ!」
「うわぁ~・・・これ!どんな魔法使ったんだ?」
「兄さん・・じゃなくて学年主任と・・美希・・センセーの・・」
「美希だろ?」
「まあ・・それは置いておいて・・・とにかく・・・お前ら全員模範生徒になっちゃったわけだ・・俺もだけど・・兄さんとかに後でお礼言っておけよ・・・」
「おう!」
「まあ・・そのお礼と言っちゃなんだが・・・ほれ!」
「やっぱり・・・お前らか・・・薬局のおばちゃんが言ってたぞ・・・流行っているのかって・・・」
「違いない・・・まあ・・全部飲んで・・早いとこ・・・ガキの顔見せろよ!」
「が・・がんばるけど・・・お前ら変わったな・・・」
「何が?」
「余裕が出てきたというか・・・・やっぱ・・・アレか?」
「そりゃそうだろ・・・やべ~そろそろ・・・タイムアップだぜ・・・」

僕はまた・・ひょいと担ぎあげられ・・・仲間たちと共に正門を抜けた途端・・・・
ガラガラガラ・・・・ガシャ~ン!と門を閉められたのだ。
「お早うございます先生方ぁ~」

僕たちは一応礼儀だけは煩い学校故、あいさつだけは忘れない。そして・・僕はやっと地面に降ろされたのだ。

「ふうっ・・・駆けこみセーフ。」
「それはどうかな?お前らカバンの中身出せや!」

鬼クマが仁王立ちに立っている。腕には“風記指導”の腕章が巻かれ、いつもの竹刀ではなく木刀を持って立っている。

「人権蹂躙だぁ~」 叫ぶ僕たち。
「お前らなんかに人権があるわけねえだろう~」
「まず・・・お前!確か・・・社会関係奉仕部の部長だったな・・・」

僕の胸元を木刀で小突く鬼クマ。僕も一瞬、睨み返すけど・・・

「はいそうです。熊田先生お早うございます。」
「うむ。お早う!それより・・・何を持っているんだ?」
「薬ですけど・・・勉強をがんばるために・・・・」
「よし!全員・・生徒手帳をだせ!」

鬼クマは僕たちが差し出す生徒手帳をくまなく点検して、ほざいた。

「お前ら~社会関係奉仕部の連中か・・・いい気になるなよ・・・まあ・・その皮を大事にしとけ!」
「はん?いい気になっているのはどこのボケだ・・・」
「な・・何か言ったか?佐々木~」
「い・・いえ・・・言いません。」
「そうか・・・お前は後がないんだからな・・・隅っこで大人しくしてろよ・・・いいな・・・あはは・・・」

僕たちは今にも殴りかかろうとする佐々木クンを必死に抱きとめた。そして・・同じく風記指導の腕章をしている兄さんが、僕たちのところへ走ってきた。

「お・・お前ら・・部室にすぐ集合しろ・・・いいな!佐々木ぃ~それから・・部長。全員を纏めて部室に行け!」
「はい。学年主任先生。」

僕たちは今にも体育教官室へ殴り込みに乗りこんで行こうとする佐々木クンをがっしりと押さえこみ、まあ、僕たちだって・・本当のところは殴り込みに行きたいところなんだけど・・・・

「佐々木ぃ~いいから・・・あとで・・復讐するから・・部室に行こう!」

僕たちは佐々木クンを引き摺るように・・・4階の教職員室の前にある“元生活指導室”であった部室へ向かった。

「あのやろう・・・タダじゃ済まさない・・・」
「解っているって・・佐々木ぃ~。この借りは千倍いや・・一万倍にして返してやる。学校中の笑い物にして永遠にその名を刻んでやる~」
「いつやる?」
「そうだな・・・期末の前は拙い・・・3学期でいいだろう。どうせ・・・三学期の成績は1学期と2学期の平均に多少加味されるだけだし・・・・」
「例えば・どう言う風に?」
「THE’サバイバル・・・放したら負けよとか・・・」
「なんだそれ?」
「宙づりにしてやるのはどうだ?俺らの体育の時間じゃなくて・・・他のクラスのときに・・・」
「そうか・・・それも面白そうだよな・・・」
「ああ・・俺らもやらされるじゃん・・・そのお見本をみせてもらわないとな・・・・」
「後は?」
「各自考えておこうぜ・・・いいな・・」
「おう!」

そのとき・・部室のドアが開き、美希が顔を出した。タ~ップリと僕から精力を吸いつくした美希の顔は輝いて見えた。

「みんなぁ~お早う!」「お早うございます。佐山先生!」
「何か・・悪だくみしている顔をしているけどなあ~みんな・・・」
「そ・・そうですか?気・・気のせいですよ・・・・」
「いいわ。おやりなさい。気の済むまで・・どうせ・・・今日の事でしょう。さっき・・・見ていたもの・・・」
「いいんですか?」
「止めても無駄でしょう?キミタチの場合。」
「はい。」

そこへ・・兄さんが部室のドアを開けて入ってきた。

「みんな~戦いの用意はいいか?」
「はぁ~い。」
「お前らは・・今日から一人前の男だ。やられたら・・やり返せ~」
「はい!」
「せ・・先生。そんなに煽って・・よろしいんですか?」
「ああ・・佐山先生。いいんですよ・・・こいつら・・・今は必死にヒツジの皮を被ろうとはしていますが、りっぱな狼軍団ですから・・・」
「まあ・・私も止める気はありませんが・・・」
「でしょう!・・・いいか!渡辺の無念も晴らしてやれ!いいな!」
「はい!」

僕たちはそれぞれの中に流れているオオカミの血が騒ぎ出した。あとは・・獲物である鬼クマをどう料理するか考えればいいことだけだが・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第6話へ・・・続く・・・・


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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第6話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 2

僕たちは“正式のお墨付き”を得た。まあ・・・僕たちの今までの怨もあるし・・・渡辺の無念も晴らさねばならない。しかし、相手は理事長の甥。つまり・・学校から追い出すことは出来ない。
そうなれば・・・学校中の笑い物にして“振りまわしている権威を失墜”させて、棘の道を歩ませればいいだけだ。
後は、本人が学校に辞職願を提出させる方向に持って行ければ最高なんだが・・・・

「おい!部長!人の話聞いているのか?」
「す・・すみません。ちょ・・ちょっと“お勉強のしすぎ”なのか、“昨夜の疲れが抜けきれなくて”」

僕の横に立っている美希は、一瞬顔を赤らめたが、さすがは男子校に勤める教師。動揺を巧みに隠しながらも、僕の腕を思い切り抓った。

「い・・痛ぇ~」
「どうした?部長?お前・・・大丈夫か?」
「は・・はあ・・・多分・・・“知恵熱”ですかね・・・しばらくぶりに“色々・・お勉強したもので・・・”」
「うむ。そういや・・そうだな。お前らここのところ・・忙しくて勉強もしていなかったし・・・」
「はあ・・・どっちかと言うと・・・肉体労働ばっかりで・・・俺らいい職人になれるんじゃないかと・・・」
「佐伯っ!お前の親が知ったら悲しむぞ・・・確かお前の家は医者だろうが、医者の息子が職人か?」
「はい。そうですけど・・・僕の頭では・・・無理かな?と思いまして・・・・」

頷く・・・僕たち。だって・・・Y・S・白○の3馬鹿は赤点組だったんだけど・・佐伯も赤点スレスレだったのだから・・・

「無理と諦めるな・・これから一生懸命やれば大丈夫だ・・多分だが。」
「聞いたか?佐伯・・・多分だって・・・まあ・・100%無理じゃなくて良かったけどな・・・い・・痛ぇ~」

僕はまた・・横に立っている美希に腕を抓られたのだ・・・僕は自分の腕をさすらずにはいられなかった。

「どうした?部長。腕なんか挿すって・・・そうだ・・・佐山先生。アレ配りました?」
「まだですけど・・・何か言うことがあるんではないんですかね?この子たち・・・」

美希は僕の腕を突いた。「まだ・・生徒手帳のお礼言ってないでしょう!」との合図だ。

「あっ!忘れてましたぁ~。このたびは・・・そのぉ~生徒手帳のウニャウニャを消していただきまして・・・」
「ありがとうございましたぁ~」

僕たちは声を揃え、深々とお辞儀をした。兄さんはちょっとテレていたけど・・・

「うん。まあ・・学校としての面子があったのでな・・・いいか?お前ら・・・」
「はい。」 僕たちはまた声を揃えた。
「昨日も言ったが、お前らは今日から一人前として扱う。いいか?自分の行動に責任をとれる男になれ!」
「はい。」

「じゃあ・・・佐山先生。私・・・試合場へ行かねばなりませんので、後はお願い出来ますか?」
「はい。解りました。後はお任せください。」

部室を出て行こうとした兄さん。でも、くるりと向きを変えて・・・

「そうだ・・部長・・お前は神社へ帰るんだったな?」
「はい。」
「残りのメンバーは来週水曜日まで家庭学習。いいな!」
「はい!」
「じゃあ・・・来週木曜日。朝、部室に集合!」
「はい!」
「じゃあ・・・佐山先生お願いします。」
「解りました。それより・・いいんですか?・・試合・・・」
「いけない・・では・・・」
「ご指導ありがとうございました・・・」
「ありがとうございましたぁ~」

挨拶をする僕たちに軽く頷くと、部室からあわただしく兄さんは出て行き・・・僕たちと美希が部室に取り残された。

「さてと・・・じゃあ・・みんなにアレ配るわね」
「アレって・・・あっちか?」 たっぱり空気の読めないYクン。
「あのねえ~Yクン。これ・・いらないのかな?」
「あっ!それ・・・要ります要ります・・・」
「でしょう・・・じゃあ・・・みんな一部ずつ持って帰ること。いいわね!」「はい!」

家庭学習・・・つまり・・・勉強と同時に作戦を練ろってことなっだよな・・・そう考えた僕は美希に緊急ミーティングの許可を得るべく手を挙げた・・・

「はい!部長。発言していいわよ・・・」
「あ・・あのですねぇ~緊急の活動会議をしたいのですが?」
「そう?じゃあ・・・いいわ。じゃあ・・・私は中等部の職員室に居るから終ったら呼びにくること。いいわね?」
「はい。」

美希は何を企んでいるのよ!と言う眼で一瞬。僕を見ながら部室から出て行った。

「さてと・・・オオカミ諸君!秘密会議始めるぞ・・・・」
「おう!」

僕たちは車座に“労働の対価”なのか“廃品処理”なのか、貰って来た校長室より立派な絨毯の上に座った。

「なあ~お前ら合宿しねえか?お勉強合宿・・・・」
「ぶ・・部長・・お前気が狂ったのか?」
「そうじゃねえよ・・・そうすれば・・・鬼クマ退治の作戦会議もできるだろ?」
「色気ねえもんなぁ~お前のとこ・・・お前はいいけどさ・・・」
「馬鹿!T女と折角仲良くなったじゃん。この間のメンバー集めるからさ・・・親睦会でもやって・・クリスマスのメインディッシュをキミタチに・・・と考えたんだけど・・・・」
「おっ!一石二鳥じゃん・・・いや・・・勉強もいれると・・・三鳥・・・」
「だろ?白○は由香ちゃん2号に逢えるし・・・・どうだ?」
「引率が居ねえじゃんか・・・あっ!美希センセーにやらせればいいわけか・・・」
「ああ・・・どうだ?明日から来週水曜日までの合宿・・・」
「いいねえ~家に居ると“また~停学喰らったのか?”って言われるのが関の山だしな・・・」
「じゃあ・・・地区長には後で言っておく。・・・まあ、断れないだろうな。“貴重な働き手”を失うことになるし・・・」
「お前も悪だねえ~」
「それじゃあ~そういうことにしておくか・・・美希センセー呼んでくるから・・お前ら勉強したいって言うんだぞ!」
「おう!」

僕は中等部の教職員室へ向かい・・・ドアをノックをしてドアを開けた。

「失礼いたします。社会関係奉仕部部長入ります。佐山先生よろしいでしょうか?
「あらっ[揺れるハート]部長。活動会議終ったのね。じゃあ・・・今行くわ。」
「はい。よろしくお願いいたします。失礼いたしました。」

僕は美希と廊下を並びながら・・・歩き、事の経緯を説明した。

「まあ・・・お勉強合宿なら許可しないわけにはいかないわね。じゃあ・・・私が引率すればいいのね?」
「そんなところです。」

これで・・・僕たちの“お勉強合宿”と名を借りた・・・僕以外のオオカミたちのクリスマスディナーのメインディッシュの確保と鬼クマへの復讐会議とついでに・・・合同勉強会が開催されることになったのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第7話へ・・・続く・・・・








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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第7話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 3

美希と一緒に部室へ向かっていると・・・偶然なのか必然なのかよく解らないけど・・・僕たちの当面の攻撃目標である鬼クマが通路をのっしのっと歩いてきた。

「おやぁ~中等部の佐山先生じゃないですかぁ~それに・・高等部の馬鹿じゃなかった・・なんだっけお前ら・・」
「社会関係奉仕部です。熊田先生。」
「まあ・・お前程度の脳みそじゃ良く解らないだろうけどな!

ぼそぼそと付け加えた僕。たぶん・・美希にしか聞こえないほどの声量。

「そうだったな・・で・・なんでこんな馬鹿と校内を歩いていらっしゃるんですか?佐山先生。」
「あら・・お早うございます。熊田先生。私・・・この子たちの社会関係奉仕部の副顧問なのをご存じじゃありませんの?」
「ああ・・そのようでしたな・・・まあ・・・この馬鹿たち、まあ今はネコの皮を被っていますけど、ご注意された方がよろしいですよ・・・そうだよな?馬鹿軍団の首謀者!」
「大きなお世話だ・・馬鹿!」

また・・美希にだけ聞こえるようにつぶやくと・・・

「はあ~そうかもしれませんね。」 

そう答える僕。さっき・・佐々木クンと一緒に殴りこんで半殺しにでもしておけばよかったとつくづく・・反省。

「まあ~お前ら。この学校から追い出されたくなければ・・・その化け猫の皮を大事に被っておくんだな。」
「先生。この子たち学園の名誉のために一生懸命頑張っているんですよ。先日も警察から表彰状を授与されましたじゃないですか・・・」
「ああ・・・アレ!たまたま・・拾ったモノでしょう・・・運が良かっただけですよ・・あはは・・・」
「そうですか?じゃあ・・・先を急ぎますので、部長いらっしゃい。」
「はい。」

僕は拳を握り締め、プルプル震えていた。後ろから思い切り蹴りを入れ、ボコボコにするところだった。
だが、美希に腕をしっかり掴まれている。掴まれていなければ・・・・蹴りをぶち込み、ボコボコに蹴りを入れて、
ついでに・・・脳天を校舎の壁に叩きつけてやったに違いない。

「ほら・・行くわよ」
「はい。」
「いいかぁ~その皮大事にしろよぉ~弱虫め!」

明らかに挑発されていたのだ。美希は僕の腕を掴む力をさらに強くした。僕の本能はボコボコにしろ!と命じていたが、理性の僕は・・・後で吠え面かかせればいいだろう・・と本能を説得していたのだ。
かろうじて・・本能は僕の理性の説得を受け入れたけど、僕の身体の震えは止まらない。

「お・・・お願いだから今は駄目。我慢して頂戴[揺れるハート]

美希はそう僕の耳元でささやき・・・鬼クマに向かってこう言い放った。

「熊田先生!今度の職員会議の議題で取り上げさせていただいても宜しいんですのよ。」
「ほほう・・・そんな事をよく言えますな!私が・・誰だと思っているんですかな?」
「たかが・・理事長の甥っこさんですよね。」
「ええ~されど・・理事長の甥っこですわ・・・あはは・・・それ以上言われると・・・」
「な・・何ですか?」
「学校に居られなくなりますけど・・いいんですか?」
「それがどうかされまして?」
「あはは・・・お前らお似合いだな・・・」

美希の大声に気付いた仲間たちが部室から飛び出してきて、僕と美希を強引に部室に引っ張りこんだ。

「ったくぅ~部長まであんな・・馬鹿の挑発に乗るなよ・・・それに美希先生まで・・・・」
「朝・・・佐々木と一緒に殴りこんでおけばと後悔している・・・」
「まあな・・・親父には話しておくよ。」
「ああ。でも・・俺より・・・美希・・・」
「解っているって・・・美希先生もいいですよね。俺ら・・・ド派手にやりますよ。こうなったら・・・」
「いいわ。ドンドンやって頂戴。私の辞表でよければ・・・いつでも叩きつけてやるわよ!」
「お~怖っ!何か・・・美希先生って・・・さすが・・元・・・・」
「おい。アホ沼。洒落にならねえから・・・やめとけ。お前が血祭りに逢うぞ・・・」
「うん。ただ・・俺ら・・今まで・・美希先生にご無礼の数々・・・」
「あらっ?どうしちゃったの・・・・みんなおかしいわよ?いいのよ・・・・普段どおりで・・・・」
「そ・・そうだ・・・合宿決まったからな!とりあえず・・・美希先生に引率してもらって・・・・」
「地区長ん家大丈夫なのか?」
「そりゃあ・・・ここに・・・ほれ!大事な大事な孫娘の未来の旦那様がいるじゃん。」
「お・・俺?」
「お前のほかに誰がいる・・・白○・・・・お前電話して・・・由香ちゃん2号に頼んでおけいいな!」
「りょ・・・了解。」
「もし・・駄目だったら・・・お前ら鳥小屋で寝かせてやるから心配すんな。」
「あのなあ~」
「冗談だ・・冗談。」
「部長の場合、冗談と本気の区別がねえからな・・・・」
「それじゃあ・・・みんないいわね。中止の電話がなかったら・・・明日。最寄駅のN駅に10時に集合ね!」
「は~い。」
「じゃあ~解散。みんな帰宅していいわよぉ~。部長はちょっと・・・」
「はい。じゃあ・・・みんあ明日なぁ~遅れるなよ!」
「おう!」

みんなが部室を出てゆき・・・まあ・・どうせ静香でパワーランチを喰って帰るんだろうけど・・・
僕は美希と部室に残った。まあ・・・部室でやることはない。いや・・いつ・・・キー先生とかが一服しにやってくるか解らないし、まさか・・高等部の教職員室の前にある部室ならなおさらだ。

「ねえ~私・・午後に1時間だけ授業があるんだけど・・・一緒に帰らない?」
「いいけど・・神社からお迎えが・・・」
「大丈夫よ。紗江子がミサを連れてデパートに行ってくるそうよ。」
「なんで?」
「呆れたぁ~ミサの誕生日じゃない。」
「そうだっけ・・・あっ!忘れてた。」
「でしょう!そこで・・・紗江子があなたに頼まれたって事にして・・・デパートに連れて行ってもらっているの。」
「じゃあ・・あとでお金払わなきゃ・・・・」
「身体で返してもらうとか言ってたけど・・・それでね・・・夕方まで一緒にグルグル廻ってくるそうよ・・・」
「そいつは・・・助かったのか助からなかったのかよく解らないけど・・・」
「それに・・・私もお洋服用意しないといけないし・・・・」
「そうだね・・・・じゃあ・・・俺もパワーランチでも食べて・・・何時ごろになる?」
「そうね・・・授業が終わってからだから・・・3時に駅向こうのマックでいい?」
「うん。じゃあ・・・3時にマックで・・・」

僕と美希は濃厚なキスを交わして、美希は中等部の教職員室へ戻り、僕は静香目指して駆けだした。
多分・・・約束はしてなかったけど・・・みんなそこでパワーランチを喰っているはず・・だったのだから・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第8話 へ・・・続く・・・・








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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第8話   [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 4

静香に向かって駆けてゆくと、案の定。社会関係奉仕部の連中が歩いていた。

「お~い!待てよぉ~薄情な奴らだな・・・」 僕はみんなに声を掛けた。
「なんだ・・・部長。神社に帰るんじゃなかったのか?」 佐々木が不思議そうに僕に尋ねた。
「まあ・・そうなんだけど・・・迎えの車が・・もう到着しているんだけど・・東京にはな・・・」
「だったら・・せれに乗って帰るんだろ?」
「それがだ・・・デパートめぐりしてからだと・・・それに・・・美希も一緒に乗って行くらしいし・・・」
「じゃあ・・・途中で出来ないじゃん!」
「うん。って何言わせるんだよ・・馬鹿!」

佐々木クンと話していると・・先に静香に向かって行った奴らが戻ってきた。

「おい!今日休みみたいだぜ・・・シャッター閉まってたし、本日臨時休業って書いてあったぜ!・・・」
「どうする?部長・・・」
「どうするって・・・休みなら仕方ないじゃん。お前らこれからどうするの?」
「ああ・・・パーティーやるんだよな?グッズでも買ってくるわ・・・・」
「グッズ?ああ・・・クラッカーとかか・・・・」
「うん。ついでに・・・飾り付けの道具とか・・・・そうだ。病院のガキ共にも何か買っていくか・・・」
「そうしてくれるか?あんまり・・・大きな音のするのは駄目だぞ・・かんしゃく玉とか・・・」
「解っているって・・・悪戯グッズでも買って行ってやろうかな・・・・」
「いいねえ~。後で怒られるかもしれないけど・・・」
「お前はどうする?部長?」
「俺かぁ~。この後・・また学校に戻らなきゃなんねえんだよな・・・」
「じゃあ・・俺らどっかで・・・メシ喰って買い出しに行ってくる。」
「俺はその辺でメシ喰って・・・そうだ・・・悪いけど俺にも・・・悪戯グッズ頼む!」
「あいよ!了解!」

僕は仲間たちを見送ると「あ~あ・・予定が狂ったな!きっと鬼クマのせいだよな・・・」とつぶやいた。
3時まで暇になっちゃったし・・・かと言って今はまだ・・10時を廻ったばかり・・・・

「あ~あ・・・どうするかな・・・紗江子のところに行ってもまた・・戻って来なきゃいけないし、それはそれで・・いいんだけど・・・紗江子はいないしな・・・そうだ・・・静香の部屋に行ってみるか?鍵貰っているもん。いなけりゃ・・スタインウェイを思い切り弾かせて貰えばいいわけだし・・・・」

僕はひとりごとを呟くと・・・静香のマンションの入り口に向かって歩いていった。
エレベーターを待つのは嫌なので、階段を駆け上がり、静香の部屋のチャイムを鳴らしたけど・・応答はなかった。しょうがないので僕は鍵を取り出し、部屋の中へ入って行く。
だって・・いつでも・・いらしゃい。って行っていたからだ・・・
玄関を入って行くと、やはり・・・静香はいなかった。

「まあ・・いいや・・・ピアノ弾いて帰ろう。」

ジャケットとベストを脱ぎ、ネクタイ、それに、シャツの袖のボタンを外すと、ピアノに座る。

「何を弾けばいいかな?」 ひとりごとを言ったのに・・・
「何でもいいわ!出来ればリチャードクレーダマンの曲がいいなあ[揺れるハート]
「えっ!し・・静香・・・び・・びっくりしたぁ~」
「うふふ[揺れるハート]ごめんねぇ~今日、お店お休みにしちゃってぇ~」
「知ってたの?」
「うん・・・後ろをね歩いていたの気がつかなかったでしょう[fax to]
「全然・・・」
「まあ・・・くるっと向きを変えてどこかへ行こうとしてたら拉致してたけど・・・それでもって・・・ピアノに繋いでおいてあげるところだったわ・・・・」
「危なかったぁ~」
「今日はゆっくり出来るんでしょう[揺れるハート]
「ううん。神社に帰らないといけないから・・・4時間くらいかな・・・お昼も食べないといけないし・・・」
「お昼くらいすぐ作ってあげる。そうすればどのくらい?」
「そうねえ~正確には4時間半くらい・・・それより・・リチャード・クレーダマンの曲何がいいの・」
「ええとぉ~[揺れるハート]じゃあ!リチャードクレーダマンの・・・“Ballade Pour Adeline ”がいいわ。それから・・・“Lyphard Melody ”と“A Comme Amour”をお願いね[揺れるハート]
「うん。渚のアデリーヌに星空のピアニスト。それに秋のささやきね・・・それなら・・なんとか譜面なしでもいけるな。じゃあ・・早速弾こうか?」
「その前に・・・ごあいさつしないとね。ちょっとこちらへ・・来てくださる[揺れるハート]?」
「うん・・・」

僕はピアノの椅子から、立ちあがりというよりも立ちあがらされて、淡いピンク色のセーターに白いフレアタイプのスカートを履いた・・まああ・・一見して若奥様に見える(実際もそうなんだけど・・・)静香は、僕の首に手を廻してきた。静香の瞳はまるで・・・獲物を狙う女豹のようだし、その瞳に僕の本能は吸い込まれそうになってゆく。


「ねえ[揺れるハート]この態勢になってのごあいさつは解っているわ・・・んぐっ」

僕の本能はさっきの鬼クマの一件以来、イライラしていたのだ。何かにぶつけたい。そんな衝動にも駆られていたに違いない。挑むような言葉や視線は僕の本能を完全に理性と切り離すには充分なほどだ。
僕は若さ故のやり場のないいらだちを抑えきれなくなっていた。
僕は静香を強く抱きしめキスをすると・・そのままベッドに押し倒したゆく。そして乱暴に脱がせると言うよりは、剥ぐといった方が正しいくらいだと思うけど、静香の淡いピンク色のセーターを脱がせると、ピンク色のスリップの上から、乱暴に静香のおっぱいを揉みながら、静香の両肩から、やはり無理やり剥ぐかのようにスリップの肩ひもを外し、そのおっぱいに僕はしゃぶりついてゆく。
僕に羽交締めにされながら、喘ぎながら・・・僕の首に優しく手を廻してゆき、僕の頭をその手で包み込むと、僕に優しくキスしながら・・・・

「ねえ[揺れるハート]今日は荒々しいわね。まるで野性のオオカミ[揺れるハート]。いいわ・・何か嫌な事があったんでしょう。私でよければ慰めてあげる。その代わり・・お願いだから優しくして[揺れるハート]

僕の本能は一瞬その活動を停止した。そしてぼくの理性とのクモの糸のように細い通信網を復活させた。

「ご・・ごめん。つい・・ちょっと嫌なというより・・・我慢の限界に来そうになっていて・・・」
「いいの[揺れるハート]わたしもねえ~ちょっと色々あったから・・・お互い獣になりましょう[揺れるハート]
「いいの?俺・・・野性に戻っちゃうけど・・・」
「いいわ[揺れるハート]その代わりちゃんとスカート脱がせて・・・あとは・・・あなたの好きにしていいのよ[揺れるハート]でも・・・一緒にシャワー浴びない?さ・き・にねっ[揺れるハート]
「う・・うん。」

静香は僕のシャツを脱がせると、ズボンとパンツを一緒に僕からひん剥くように剥ぎ取り、僕の靴下を脱がせた。
僕は僕で静香のスカートを剥ぎ取り、スリップの裾をめくり上げ、ストッキングとパンティーを剥ぎ取ったわけだから、あいこみたいなものだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第9話へ・・・続く・・・・ 



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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第9話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 5

静香の部屋には獣の匂いが充満した。いや・・正確には獣になった人間なのかそれとも人間の皮を被った獣なのか・僕にもそして・・・静香にも判らないことだ。
ただ・・・お互いの身体のぬくもりを感じながら、“ひとつ”になり続けることだけが、お互い求めていただけなのかもしれない。
一緒にシャワーに入った静香は、隆々と隆起しはじめた僕の僕自身を優しく洗いあげ、ついでに僕の身体をたっぷりと石鹸をつけたスポンジで洗いだす。僕も“お返し”とばかりに・・たっぷりの石鹸のついた身体で静香の身体を洗い、時折・・僕の指先は静香の神秘の泉に眠る真珠貝を起し始める。
静香は僕の首筋にしっかりとしがみつき、時折、悦びの声と共に僕の耳に熱い吐息を吹きかける。そして・・思い出した様に二人の唇と舌は互いに求めあうのだった。

「もう[揺れるハート]我慢できないわ・・私が先に獣になっちゃうから[揺れるハート]

そう言い放つと静香は僕の僕自身を咥えこむべくバスルームの床に膝まづき、僕の僕自身わ咥えこみ、時には舐めあげ、時には前後に顔を振り、そして・・・静香の舌先は絶妙な回転で僕の僕自身に“快感”の刺激を加える。勿論、僕もやられっぱなしでは男ではない。
僕の理性は、僕の本能にある作戦を囁いたのだ。それは、紗江子と美希でも実証済みの身体にメロディーを覚えこませちゃえ!と言うもの。昨日も紗江子の身体にタップリと覚えこませた“愛のメロディー”は、その効果を発揮したそうだ。ステージの最中じゃなかったら、僕は紗江子に襲われていたらしかったのだ。
それに、美希には“We’re all alone”だし、まあ・・ピアノの指の動きつまり・・指技と呼んでもいいくらいだが、こんなにピアノ以外で役にたつとは思ってもいなかったのだ。
僕は静香の身体に“渚のアデリーヌと星空のピアニストそして・・秋のささやき”を覚えさせることにした。
何故ならこの曲は静香からのリクエストなんだから・・・・
巧みにわざとポイントを外しながら僕流の3曲を静香の身体に刻み込んでゆく。時折だった悦びの声が断続的になってきた。

「お・・お願い[揺れるハート]あなたのコレ!欲しいの[揺れるハート]
「ここで?」
「うん。一回だけでいいから・・・ここで逝かせて欲しいの[揺れるハート]

「おい!どうする?理性の・・・」
「うん。しょうがねぇ~な!しかし・・この技使い方間違えると大変なことになりそうだな・・・」
「そんじゃあ・・・ウォーミングアップと行くか?」
「まあな・・・据え膳喰わぬわって・・もう何回か喰っちゃっているけど・・喰っちゃえ!」
「いいのか?」
「いいのいいの・・・毒喰らわば皿までだ・・・GO!」

果たして、ここまで来るとどっちの僕が理性を司っていて、どっちの僕が本能の僕なんだろうと思う。
まあ・・”貞操観念”と言う言葉もあるらしいけど・・・そんな言葉は僕には縁遠いのかもしれない。
何しろ、貞操観念のない男を本当の父親に持ち、同じく貞操観念も母性本能もない生みの母親と育ての母親を持って、ただ・・・社会的道義とかいうものに縛られている義理の父親でさえ、子供は金さえ与えとけば勝手に育つと思っているみたいだし、そんな親とは呼びたくもない人によって創造された・・・どこかの馬の骨である僕だ。
ただ、ひとつ僕の身体には野性のオオカミ。それも日本の神々がこの世に送り出されたオオカミの血を受け継いでいるのだけで、僕は生きているのだ。それに・・・ヤリタイ盛りの高校1年生。16歳で、女体の神秘を、そしてその柔らかさ、温かさを求める男の子なんだから・・・後のことは知ったこっちゃない。
まあ・・・自分の行動には責任を持てばいいことで、「中に出しちゃ駄目。赤ちゃんが出来ちゃう」と言えば、中には出さないとは、思っているんだけど・・そういえば・・・誰もそんな事いわないけど・・・いいのかな?と時々思う。

バスタブの縁に手をつかせ、僕は僕自身を握りしめ、静香の後ろから神秘の泉に僕の僕自身を沈めてゆく。

「あっぁぁぁぁぁぁぁぁ~入ってゆくぅ~き・・気持ちいい・・あん[揺れるハート]

僕はそのままの姿勢で腰を前後左右・・時には回転を加え、静香との一戦がバスルームで始まった。
5分ほどで・・・一回戦はKO勝ち。だって・・僕はまだ逝っていないもの。
静香はとりあえず満足したのだろうか?よく判らないけど・・・

「いっ・・・逝っちゃぅぅぅぅ[揺れるハート]~」 と声を上げたんだから・・とりあえずは一回終了。
だって・・・このまま・・バスルームに居れば、酸欠状態になってしまう。

僕と静香はお互いに身体を“拭きっこ”する。僕は腰にバスタオルを巻いたところで、スポーツドリンク入れに入れてきた“神泉”を思い出した。僕はカバンからそれを取り出し、一気に半分ほどガブガブと飲む。
その間に静香は・・・

「買ってきて置いてよかったぁ[揺れるハート] と何やら大きい紙袋を二つと小さめの袋をふたつ出してきた。

そこの袋には僕用のバスローブとガウンが入っており、もうひとつの袋には同じくお揃いで色違いのガウンが出てきた。静香用のだ。それに・・・ちょっとあっちを見ていて・・・と言うけど・・・そこには鏡台があり、ばっちり映ってみえているんだけど・・・思わず・・すぐ挑みかかりたくなる様な下着とスケスケの黒っぽいベビードールを取り出し、着込む静香。その上にガウンを羽織り、パタパタと台所に入ってゆき、冷蔵庫をガサゴソと漁っている。
僕は、静香のベッドのサイドテーブルの上に用意されていたタバコに火を点け一服していると・・・
ガーガーガーとミキサーの音が響いたと思ったら、すぐ止み、なにやら・・・得体のしれないものをグラスに溢れんばかりに注ぎ込んで、お盆の上に静香が持ってきたもの・・・・それは・・・・

「はい!飲んで飲んで飲んで・・・はいはい・・一気に飲んで飲んで飲んで[揺れるハート] と僕を囃す。
「ねえ・・コレ・・・まさか・・・」 飲み干した後・・・聞く方も聞く方だけど・・・
「大丈夫!まだ・・毒はいれてないわ[揺れるハート]痺れ薬もね」 ちょっと悪戯っ子のように微笑む静香。
「そのうち・・・入れられるかもしれないのかな?」
「そうねえ~あるかもしれないし・・・ないかもしれない[揺れるハート]
「ワァ~オ!そう言うことは飲む前に言ってくれる?・・・この味は・・・ええとぉ~赤マムシとユンケルと生玉子までは解るんだけど・・・」
「後は・・・漢方薬。漢方薬屋さんで売っているものをブレンドしただけだから[揺れるハート]・・・」
「ブレンドした?ねえ・・・まさか・・それ・・ナントカヒゲ薬局とか・・言う所じゃ・・・・・・」
「よく知っているわねぇ[揺れるハート]お話より続きしない[揺れるハート]?」

開け放ったカーテン。窓にはレースのカーテンだけ。そこから注ぎ込んでくる光に照らされた静香は僕の前で、
そっとガウンの紐を外した。もちろん・・視覚と嗅覚は既に・・・もう満たされているし・・・味覚の方も、怪しげな強壮剤ドリンクでマヒしかけている。僕の目の前で腰を妖しげに振る静香に飛びつきたい衝動に駆られた。
だって・・・僕・・・ヤリタイ盛りだし・・・まだ・・・一回も逝ってないんだから・・・・

「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第10話へ・・・続く・・・・  


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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第10話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「お前らぁ~その皮大事にしとけよ」 6

僕は必死になって、駅向こうにあるマックに向かって、猛ダッシュする。約束の時間まであと・・3分しかない。
歩いたら・・・多分10分は掛かる。そんなわけで・・・僕は走らざるを得ない。
まあ・・・チンピラ養成学校に入学して以来、短距離は相変わらずだが、長距離を走ることには慣れている。
何せ・・・1回、郊外にある総合グランドに、“体育デー”と称して月に1度以上は集められ、延々走らされるので、
持久力だけは付いている・・・・

「ったくぅ~おめえぇのせいで・・・」
「うるせえ!おめえがやれ!っていったんだろうが・・・
「だけど・・モノには限度があるだろうが・・・」
「いいじゃん・気持ちよかったんだから・・・・」
「お前はな!俺は・・・物理に数学に・ついでに英語とおまけに・・古文までやっちゃったじゃんか・・・」
「いいのいいの・・・俺ら二つで一人前じゃん。昨日は理性のお前だって・・楽しんだだろ?」

理性の僕は本能の僕に対して、腹を立てていたのだ。本当は30分前には、ゆっくりとマックへ向かい歩いていられたのだ。そこを・・本能の僕がもう一戦とばかりに頑張っちゃったので、今・・・こういう目にあっているのだ。
バスルームで軽い一戦。もちろんKO。その後、ベッドで濃厚に一戦。ついでに台所でも一回。それからベッドに戻って一回。その後、スタインウェイを3曲弾いたんだけど、それは静かの身体にしっかり覚えこませていたので、静香に襲われて・・ベッドで濃厚に2回。まあ・・・僕はそのうち、3回静香の神秘の泉に、僕の分身を放出しただけだけど・・・・それでも・・・体力は限界に近いものがある。
そこを・・・美希との待ち合わせ場所である。駅の向こうにあるマックに向けて、僕は2000メートル走をしていると言うわけだ。
店に駆け込む寸前、美希が外で待っていたので、急ブレーキ。

「はぁはぁはぁ・・・セ~フ?」
「うん・・・・そうね10秒前[揺れるハート]

どうやら・・僕は一応、約束の時間には間に合ったみたいだ。

「なんにか飲ませてあげたほうが良さそうね[揺れるハート]・・・・」
「そ・・そうしてくれる?・・・喉がカラカラなもので・・・」
「でも・・・駄目。時間が押しているもの・・・ミサがお待ちかねなんだから[揺れるハート]・・・」
「そ・・そうなの?じゃあ・・・我慢する・・・」

僕と美希は切符を買い・・何故なら、僕は学校に届けてある住所と現住所が違うので、学生定期は買えないし、買っても・・・ほとんど学校へ行っていない状態だから、無駄。それに・・美希も学校へ届けてある交通機関とは違うし、僕たちの遠征とかもあるので、定期を買っていない。

「何か・・・嫌な予感がするんだけど・・・・」
「えっ!何か言ったかしら[揺れるハート]
「うん・・なんだろう・・誰かがその辺にいそうで・・・・」
「大丈夫よ!ちゃんと学校に届け出してあるもの。明日からの合宿に備えて、買いだしに行くってことで・・・」
「そう!そうだ・・・兄さん・・・」
「それもOK貰ったわ!お勉強合宿だって言ったら・・毎回試験前にやらせましょう!って・・サッカー部ボロボロに負けたらしいわ・・・」
「そうなの・・・まあ・・サッカー部の臨時監督だもんね・・・それに・・顧問か・・・そういや・・・監督生きているのかな?」
「そうねえ~もう少しで死ぬところだったみたい・・・誰かしら?車のタイヤのナット緩めたの?」
「さあねえ~あの監督・・・生徒に人気なかったし・・・・あはは・・・」

それは・・・僕たち悪たれ連の仕業ではない・・・と思うけど・・・あながち・・100%ではない。
何故なら・・・入れ知恵担当も僕たちの仕業が多いからだ。
大体・・・教習所で習ったはずだ・・・“運転前に点検すべし”と・・・・
まあ・・・学校が試験休みの期間で、その日に学校に居たのは、“大岩クンの押し倒し事件”で、学校に呼び出しを喰らった僕たちと、部活中の生徒だけだけど・・・・・犯人になりえるのは・・・・

「笑いごとじゃないわよ[揺れるハート]!本当にもうちょっとで・・・谷底へ落ちるところだったんだから・・・」
「でも・・・悪運強いよ。・・・ガードレール様のおかげで命拾いしたんでしょ?」
「そうだけど・・・」
「大体・・・運転前に点検するのが当たり前でしょ?特に・・・うちの学校の場合・・・」
「まあね[揺れるハート]
「うっ!」
「ど・・どうしたの[揺れるハート]?」
「だんだん・・・嫌な予感が強くなるんだけど・・・」

美希とホームへの階段を上がってゆくと・・さっきまで・・嫌な予感が・・モヤモヤする感じだったのが、さらに強く感じる。
僕は・・・ホームへ上がると同時に・・・“世界で最も遭遇したくない奴ベスト5”にランキングしたくなるほど大嫌いな鬼クマに本日3回目の遭遇になってしまったのだ。

「ねえ[揺れるハート]向こうが気付かなければ無視すればいいわ[揺れるハート]

僕はコクンと頷いた。鬼クマの方を見ないようにわざと無視して電車を待っていたのだが、あちらさんはどうやら・・・待ち構えていたかのように、僕と美希が連れ立っているところへ・・・やってきた。

「おやぁ~佐山先生じゃないですか・・・それに社会関係奉仕部とか名乗っている馬鹿のリーダーも一緒ですか?」
「あらぁ~熊田先生じゃありませんか・・・もうお酒を召し上がっているんですか?」
「ええ・・・勤務時間は終わりましたからね。皆さんと違って・・・体育科は暇なんですわ~ところで・・・この馬鹿とどちらへお出かけですかな?まさかとは・・・思いますが?」
「ええ・・ちょっと・・買い物に出かけるんですわ。学校の許可なら取ってありますので、明日から遠征なものですから、その必要な用品を購入に行くところですが、それが何か?」
「ほほう・・・そうですか?どこかへしけこむ気かと・・こりゃあ失敬・・・」
「だ・・黙って聞いていれば・・・この野郎!」
「止めなさい・・部長!」

美希は僕と鬼クマの間に割って入ろうとした。だが、僕の怒りはもう沸騰してしまったのだ・・・・

「何だ?弱虫。大人しく・・その皮被って引っ込んでろや!そうやって・・女の影に隠れていてな!」
「佐山先生。どいてください。そして・・・真実を学校に報告願います。」

美希はしょうがないわね・・という顔をして横にどいた。

「やい!熊公!てめぇ~。俺のことはどうでもいい。だがな・・佐山先生を侮辱することだけは許さない。」
「ほほう!どうするんだ?」
「タイマン勝負でどうだ!」
「いいだろう・・・受けて立てやる。今・・・ここでやるか?」
「来いよ!クマ公!ここじゃなんだから・・・邪魔されないところに生き埋めにしてやる!」
「何をほざく・・・てめえ~ウォォォォ~」

鬼クマの欠点は・・・超能天気で短気なところだ。いきなり・・・・僕に殴りかかってきた。
チョン高の皆さんとのリクレーションで鍛えている。それにヤクザにもなれないチンピラ以下の鬼クマなんざ・・・赤子の手をひねるより簡単なこと。何せ・・僕は階段のすぐそばに立っているんだから・・・
ヒョイとよけた瞬間。鬼クマのパンチは空を切り、態勢うを崩した。そこへ・・・ちょっとばかり“手助け”をしたら・・・
階段をゴロゴロと音を立てて落ちて行った。

「ありゃ・・・何にもしてないのに・・・勝手に落ちて行っちゃったぁ~佐山センセー見てましたよね?」
「ええ。酔っぱらって生徒に殴りかかって・・・・“勝手に落ちた”ところをね。さあ・・馬鹿は放っておいて逝きましょうか?」
「そうですね・・・後は・・駅員が何とかしてくれるでしょうし・・・まあ・・あれじゃ・・病院行きかな?お見舞いに行かないと・・・・あはは」

僕と美希はそのままホームに滑りこんで来た電車に乗った。鬼クマはさすがというべきかカスリ傷ひとつくらいで済んだらしい。それに・・・表沙汰には出来ないはずだ。酒を飲んで生徒に、それも公共の場で殴りかかって“自ら階段を落ちたのだ”僕はちょっとよけた瞬間よろけた振りをして熊公の背中をどついただけだし、美希も止めようとして、酔っぱらいの足を掬っただけなんだから・・・・

「でも・・あなたどうするつもりだったの?殴りかかられなかったら[揺れるハート]・・・」
「ああ・・・その時は交番に駆け込むつもりだったけど・・・“酔っぱらいに絡まれた”って・・・」
「だって・・・相手は学校の先生。どっちを信じるかしら?」
「やだなぁ~俺!警察から表彰されたんだよ・・・それに・・・美希・・センセイも学校へ通報したでしょ?」
「そりゃそうよ・・・変な言いがかりつけられて・・・ま・・まさか・・・そこまで計算済みなの?」
「当たり前でしょ?喧嘩は・・・知恵の勝負なんだよ。鬼クマなんかにやられるくらいなら・・この前、チンピラに刺されているに決まっているじゃない。」
「う~ん。あなたに喧嘩は吹っ掛けないほうが利口そうね・・・」
「それが一番・・・」

まあ・・・これが序章の始まりだった。もう・・宣戦布告をしたからには後には引けない。
タイマン勝負にでも勝てる気がするけど・・・そんなものじゃ渡辺クンの無念は晴れない。
後は・・・どうやって・・・この恨みはらすべきか・・・じっくりと作戦を練ることにする。
折角、静香が僕を癒してくれたんだけど・・・すっかり・・パアになってしまった。
今の僕は手負いを負った狼。棲家である鎮守の森に戻って、傷を癒し、牙を研ぐことにする。

美希と一緒にマンションに戻り、シャワーを浴び、着替えをし、合宿の荷物を詰める美希。
僕は予想問題集と模範解答、それ等をカバンに詰め込み、ミサが首を長くして待つ、紗江子の店へポリタンクを抱え込んで坂道を美希と共に駆け降りたのだった。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第11話へ・・・続く・・・







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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第12話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 2

美希と紗江子。そして・・魔女軍団に最近、飼いならされつつあるオオカミだった僕を乗せ、魔女軍団の一員であるミサが運転する車は、確かに首都高速を抜け、鎮守の森への道を辿っている。
魔女軍団。正式には巫女’sとリリーズと言うんだけど、元を質せば“T女の元スケ番にそのグループ構成員と、現役を最近引退した新入りの元スケ番。本当に・・卒業できるのか?と言いたくなるけど、そんなことを言ったら僕はきっと鎮守の森に降り積もる落葉樹の葉っぱと共に、腐葉土に為りかねないので、止めておくけど・・・

鎮守の森へ向かう途中の車中で、僕は頭痛がしてきた。だって・・・こんなにまともに勉強するなんざ小学校の時以来、まあ・・・あの頃の僕は狂ったように勉強したから、多分・・頭のヒューズが切れてしまったのだろう。
それに・・・K中学校に入れ!と言う至上命令でお受験をして、折角、合格したのに行かせて貰えなかった僕。
多分・・今思えばあの時以来、勉強することの意義を感じられなくなったのだ。
大量の荷物と共に、美希と僕は密着して座っている状態でのお勉強。悪戯するなと言うのが、無理な注文。
ミサと紗江子が談笑している隙を付いて、僕に問題を出している美希のスカートに手を延ばした僕。
まあ・・・荷物が膝の上と言うか・・ほとんど荷物に埋もれている状態なので、幸い前席から見えないことを良いことに、裾をめくり上げ、美希の神秘の泉とその周辺に悪戯を開始したのだ。
必死に耐えながら、矢継ぎ早に僕に問題を出す美希。そして素知らぬ顔をしながら、その問題に答える僕。
時折、美希の手が僕の手を遮るようなしぐさをしていたけど・・・快感には勝てなかったみたい。

「後で・・覚えてらっしゃい[揺れるハート]

美希は僕の耳元でつぶやきながらも、反撃とばかりに僕の僕自身を、膝の上に乗せたデパートの大量の紙袋の下から触りだしてきた。
こうなれば・・どちらかが・・“降参”するまでの戦いだけど・・・生憎、僕は延々と4時間も静香と戦って来たばかりだから、僕の勝ち。

「い・・・今のところくらいでいいでしょう[揺れるハート]続きは・・後でしましょう・・・」

僕の横で密着した美希は小刻みに身体を震わせてながら・・精いっぱにそう言った。
まあ・・・僕の解釈が正しければ・・・「今はこれ以上勘弁して!後で続きを・・・」と言うことらしい。

「じゃあ・・とりあえず・・“お勉強”はこれくらいでいいの?」
「ええ・・・“お勉強の続き”は後でしましょう[揺れるハート]
「じゃあ・・・少し寝ていいかな?眠いんだよね・・・」
「いいわ[揺れるハート]着いたら起してあげるから、少し休むといいわ[揺れるハート]

その言葉を聞いた途端、僕はコトンと眠りの世界に入っていった・・・まあ・・慢性的な寝不足なんだから・・・しょうがない話なんだけど・・・
僕が夢の世界を彷徨っている間に、ミサが運転する車は高速道路から鎮守の森へ向かうバイパスに入り、そして・・・僕が好きな村の匂いが、少し開けた窓から、“お帰り!”とばかりに漂ってきた。
僕はその匂いを嗅ぐと、夢の世界から目覚めた。

「あら[揺れるハート]起きたの?」 美希が僕に向かって微笑む。
「うん。この香り・・・もうすぐでしょう。あの川を渡って・・・そう・・・そうだ・・神泉・・・」
「積んできてあるわ。紗江子先輩。ダッシュボードの中にありますから・・・」
「これ?」
「そうです・それです。」

僕は紗江子から荷物の隙間から水筒を受け取ると“神泉”をゴクゴクと飲む。神泉は僕の身体の隅々まで運ばれ、僕に活力を与えてくれるのだ。

「ふうっ~生き返った気がする・・・」
「オーバーねえ[揺れるハート]~でも・・私にも頂戴!」

美希は僕から水筒を受け取ると一口飲む。

「あら[揺れるハート]美味しい!こんなに美味しかったかしら・・・紗江子はいる?」
「うん。私にも頂戴!」

美希からやはり、荷物の隙間から水筒を受け取ると、コクコクと飲む紗江子。
「あら・・本当[揺れるハート]こんなに・・・美味しかった?」
「でしょう・・・だから・・生き返るの。」

車は見慣れた風景の村の景色に溶け込んでゆく。あのカーブを切れば、鎮守の森へのアプローチの道に出る。
アプローチの入り口で、クラクションを2回鳴らすミサ。僕は忘れていたことを思い出した。

「そういや・・地区長に頼んでなかった・・・」
「大丈夫よ!さっき電話して、頼んでおいたわ[揺れるハート]私・・・顧問だもの・・・副だけどね・・・」
「そう!良かった!これで・・やつら・・・鶏小屋で寝ないで済んだ・・・」
「本気だったの[揺れるハート]?」
「うん。まあ・・・地区長の弱みはばっちり握っているから・・嫌とは言わせないけどね・・・」

ミサは鎮守の森へと車を進めてゆき、そして僕の小さな神社だけど・・・“鎮守様”と呼ばれる魔女の棲家に車を乗り入れた。ミミが社務所から飛び出してきた。

「お帰りなさい。そして紗江子先輩、美希先輩いらっしゃいませ。お風呂の支度しておきましたミサ先輩!お疲れ様でしたぁ~」
「ただいま。ミミ・・・」
「ありがとう。あなた・・お風呂のご用意が・・・」
「うん。俺はやることあるから・・・美希と紗江子先に入ってゆっくりしてて・・・畑とか見てくるから・・・」
「うん。そうさせてもらおうか?美希。」
「そうね。じゃあ・・・ミサも一緒に入りましょう・・・」
「わ・わたしは・・・そ・そのぉ~」
「はいはい。美希。ちょっとは・・二人にしてあげないと・・・そうよね~・・ミミ?」
「そうですね・・・じゃあ・・・私がお二人のお背中でもお流ししますから・・・」
「そうだミミ・・他のみんなは?」
「ええとぉ~優子先輩はちょっと残業で奈々子先輩と一緒だそうで・・・カオリ先輩と洋子先輩は準夜から通し[揺れるハート]
「ん!了解!」

僕の本能は理性の僕に計算をさせた。いや・・理性の僕が計算をして本能の僕に命じたのか?そんなことはどうでもいい。何せ・・・ミサへの誕生日のプレゼントだって・・僕が選んだものではない。ミサが望んでいるモノをプレゼントしたい。
てきぱきと荷物を家に運びこみ終ると、紗江子と美希は僕からのテレパシーを感じたのか、云々言っているミミを捕まえると風呂場へ引っ張ってゆく。引っ張っていきながら・・・「男でしょ!ちゃんとしなさいよ!」とばかりに僕に目で合図を送ってくる。

「着替えるでしょ[揺れるハート]畑に行くんだったら?」
「う~ん。残念。ミサと二人きりになりたかっただけなんだけど・・・部屋に行っていいかな?」
「う・・うん。で・・でもぉ~お風呂から上がって来ちゃうかも[揺れるハート]
「大丈夫!ちゃんと二人きりの時間作ってくれているの・・あれでも・・・キスしてくれないのかな?」

僕はミサの耳元でささやくとそのまま強く抱きしめた。

「ちょっと早いけど・・・誕生日おめでとう!そして・・・ごめんね。俺が選んだものじゃなくて・・・」
「いいの[揺れるハート]紗江子さんが言ってた。あなたが・・私やみんなにプレゼントするんだって・・・寝る時間を惜しんで働いているからって[揺れるハート]今回は我慢してねって[揺れるハート]・・・」
「そう・・・紗江子が・・・そうだ。ミサ。本当は何が欲しい?」
「いいの?欲しいの言っても[揺れるハート]?」
「いいよ・・ミサにプレゼントしたいんだから・・・」
「じゃあ~あたしに赤ちゃん頂戴。優子さんの次でいいから・・・・」
「うっ!そ・・それは・・・コウノトリにでも頼まないと・・・いつ運んでくるのか・・・まあ・・・その~」
「その~って・・・なあに[揺れるハート]?」
「うん。前段階ならね。得意なんだけど・・・そのあとは解らないなあ~コウノトリに石ぶつけて落とすにしても、最近、どこに居るのか分からないものね・・・」
「もう[揺れるハート]~ばかぁ[揺れるハート]~じゃあ・・・今すぐ前段階・・・ね[揺れるハート]?」
「アペック・プレジュール!喜んで・・・でも・・その前にキスしていい?我慢の限界なんだけど・・・」
「うん[揺れるハート]いっぱいして[揺れるハート]

僕とミサはキスをしながら、玄関から廊下をすり抜け、ミサの部屋へ。そして・・・そのままミサをベッドに横たえながら激しいキスの嵐。お互い洋服を脱ぐと、ミサは僕がプレゼント下と言うか恥ずかしいので全部買えば?と言った時に買った下着を身につけていた。

「あっこれ!」
「うん。これね・・身につけているとね。あなたと一緒にいられるような気がするの[揺れるハート]
「ミ・・ミサ・・・・」

僕とミサは再びベッドへ倒れ込んだ。そして・・・熱い抱擁が始まり・・・僕は1時間あまりの間に・・・ミサの神秘の泉の中に・・2度。僕の分身のお魚さんを大量に放ったのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第13話へ・・・続く・・・・










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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第13話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 3

僕とミサ。ひとつに重なり合っていた時、どうやら・・紗江子と美希それにミミはお風呂を出たらしい。
出たらしいと言うのは、お風呂に本当に入ったのか?確かめていなかったからだ。
3人の前に表れるにしても・・・ちょっと具合が悪い。何せ・・畑を見に行ったりと言ったのだから、ブレザーにネクタイ。スラックス姿で行くわけにはいかない。

「どうしよう・・・」
「大丈夫よ・・ちょっと待ってて[揺れるハート]

ミサは慌てて下着を身につけると、押し入れから紙袋を取り出した。そこには僕の新しい作業服と作業用の長靴が入っていた。

「準備は万端にしておいて良かったぁ[揺れるハート]
「でも・・どうやって・・抜けだすかだよな?」
「そうねえ~そうだ・・・お風呂場の横のドアを出て・・・ちょっと遠回りすればいけるんじゃない?」
「ねえ・・・居間の雨戸は?」
「そういえば・・閉まっているわ。」
「じゃあ・・窓から脱出しよう・・・良かった・・ここ一階でさ・・・」
「私はどうしよう・・・・」
「作業用の長靴は?」
「えへへ・・ある!お揃いで新しいの買ってきたの[揺れるハート]・・・」
「じゃあ・・・俺が外へ出て、ミサを抱きとめるから・・・」
「うん[揺れるハート]!」

僕はミサガ用意してくれた新しい作業服に身を包み、ミサも巫女’sの作業服を着こんだところで、
ミサの部屋の襖がドンドンと鳴らされ、紗江子が襖越しに話しかけてきた。どうやら・・畑には行っていないのは先刻ご承知のよう。まるで・・・監視カメラでも据え付けられているのか?僕に発信器が取りつけられているんじゃないかと思うくらい・・・正しく、ドンピシャのタイミングとはこの事を言うのだろう。

「ほらぁ[揺れるハート]そこのお二人さん。そろそろ・・お部屋から出てらっしゃい。居るのは解っているんだから・・・ごはんよぉ~!」

僕は一瞬、硬直した。顔を冷や汗なのか、それとも・・・今まで、“ワッセワッセ”とやっていた分の汗が、噴き出してきたのか解らないけど・・・そんな僕を見て・・ミサはクスクスと笑う。

「バレちゃっているみたいね[揺れるハート]

僕の汗をタオルで優しく拭いながら、ミサはまるで知っていたように僕に囁いた。
多分・・・全員グルだったのだろうか?まあ・・・何にせよ“魔女”には勝てない僕。いくら、オオカミと言えども、この鎮守の森では、魔女に逆らって碌な目にあったためしがない。

「ミサ・・・知ってたの?」
「ううん。二人だけにしてあげるから・・とは言われたけどね。このタイミングだとは思わなかったわ。本当よ[揺れるハート]

そのとき、紗江子がまた襖を叩いた。

「二人とも・・観念して出てらっしゃい。踏みこまれたくなかったらね![揺れるハート]

こうなったら・・・ジタバタしてもしょうがない。脱ぎ散らかした洋服類はミサが後で洗濯しておいてくれるとのおとで、しぶしぶ・・・襖を開けて出てゆ僕と後ろに続くミサ。

「ミサ。タップリと欲しいもの貰えたかしら?」
「は・・はい。」

蚊が鳴くような小さな声で答えるミサ。
僕とミサは紗江子に促され、居間へ行く。美希とミミが眼を輝かせながら、僕にウィンクする。
たぶん・・・「解っているんでしょうねえ~」との合図に違いない。
僕は目で・・・「体力が持てばだけど・・・」と答えておいたんだけど・・・理解してもらえただろうか?

「さてと・・・ミサ。あたしと一緒に夕ご飯作りましょうか?」 
「は・・はい。紗江子先輩!」
「えっ・・ごはんって言ったじゃん!」
「あ・・あたしも・・・お手伝い・・・・」
「何言っているのミミ。あなただって・・・期末あるんでしょう?一緒に美希に教えてもらいなさい!」
「そうよ!二人共お勉強の支度をしなさい。」
「ま・・まだ・・俺もやるの?」
「当たり前でしょう!ベスト10入り目指して貰わないと・・・・・」
「ベ・・ベスト50じゃなかったっけ?」
「駄目!それにクマ公に喧嘩を売ったんだから、仕返しされる恐れがあるわ[揺れるハート]・・・・」
「えっ?」
「つまり・・・問題がすり替えられる恐れがあるの・・・他の先生方じゃあねえ~。それにあなたが、ベスト10入りすれば・・・文武両道の生徒を守れるでしょ?校長先生も他の先生方もね・・・」
「あっ・・・あのやろう。これじゃ・・・踏んだり蹴ったりじゃん。」
「そういう時は・・・自業自得が正しいと思うけど・・・まあ、約束もあるから予想問題からは出題されるはずだけど・・」
「違ったら・・・クマ公と一緒に駆逐してやる・・・・」
「解ったら・・お勉強の支度をして・・・そうね。集会場がいいわね。ここだと・・邪魔が入るし。いいわね・・ミミも!」
「はい。」
「あなたは?」
「はぁ~い。」

僕とミミは美希に引き摺られるように集会場へ行く。ミミはまあ・・全般的に勉強は苦手なようなんだけど、特に数学と物理は苦手なようだ。

「ねえ・・・ミミ。先生方は変わってないんでしょう?」
「ええ・・・数学と物理以外は・・・だから・・・他はなんとかなるんですけど・・・先輩方のおかげで・・」
「そうよね~昔から問題変わらないものね・・まあ・・英語で言えば、ボブがジャックになったりする程度よね?」
「ええ・・おかげで助かっているんですけど・・・数学と物理のセンコーが・・・」
「ミミ!先生でしょ・・・先生。」
「す・・すみません。美希先輩。」
「いいなあ~T女は・・・俺らもそうしてくれないかな?」
「あなたたちは・・・駄目ね。ただ・・・ひとつ言えるのは・・・ここだけだけど・・・入試問題は5年ごとに同じ問題。」
「定期テストは?」
「それはないのよ・・残念だけどね。そうだったら・・私は毎年同じ問題出してあげるんだけどね。楽だしね・・・」
「ちぇっ!」
「はい!無駄話はおしまい。さあ・・・各自お勉強始め!さぼったら・・朝までやらせるわよ・・・」

僕の作戦は見破られたようだ。ウヤムヤにしてしまえ!と思ったんだけど・・・美希の方が一枚上手。
まあ・・・僕はお釈迦様の手の上から、逃げ出すことが出来ない孫悟空のようなものかもしれない。
机・・と言っても、畳の上だから座卓に煎餅のような座布団を敷いて、延々1時間以上も本当の勉強をさせられた。

「あ~あ・・・お腹が空いた・・まだかな・・・ごはん・・・・」
「うん。お腹ペコペコ・・・・」
「こらぁ~無駄話はしない。どれだけ出来たの?見せて!」
「うん・・・」
「はい。」

僕とミミが差し出したノートをチェックする美希。まるで・・千手観音?と思えるような早さで採点してゆく。
そして・・・時折間違えた個所にアンダーラインを入れ、赤ペンでチェックをしてゆくのだ。

「まあまあ・・・かな。あなたはね。」
「良かったぁ~」
「ミミの方は・・・数学と物理が本当に駄目なようね・・・・」
「よく・・・解らないんです。どうしたら・・・」
「困ったわねぇ~1科目なら・・追試で切りぬける手もあるけど・・・2科目もじゃ・・・あたしは・・・専門外だし。あっ!数学と物理だけは・・国立に入れるのが居た!」
「えっ!どこに・・・」 僕は自分に関係ない話だと思っていたんだけど
「あ・な・た。物理と数学はお得意でしょ?」 美希は僕を指さした。
「物理はね・・・東大入試でもなんとかなるけど。数学は・・・幾何がちょっとね・・・」
「こうしましょう!毎日あなたが・・ミミに教えるの・・・物理と数学!」
「お・・俺が?嘘でしょう・・・・」 

まさか・・僕が人に物を教えるなんて・・特に勉強についてはあり得ないと思っていたのだ。美希の顔をまじまじと見ると、「男の子でしょ?」と言いたげな美希の瞳がそこにあり・・・・

「本気!毎日2時間。物理と数学をミミに教えなさい。そうすればあなたの復習にもなるわ」
「ねえ~頼んでいい?」

ミミは就職が決まった。決まったとはいえ、定期テストで赤点をとれば・・・留年になってしまう。
縋る様な眼で僕を見るミミ。ここで断ったら男じゃない。それに・・ミミは“他人”ではない。
ここにいる美希もそうだけどミミも僕の大事な人に違いない。僕はやるしかないのだ。

「いいよ・・・やってみる!明日からね。」
「ありがとう!」
「さすが・・・わたしたちの見込んだ男だわ[揺れるハート]
「どういたしまして・・・頑張らせていただきます。」

このとき・・僕の中に打算がなかったわけじゃない。ミミは現役のスケ番なんだけど・・・逝くときのあの顔とあの声は、堪らないものがある。まあ・・・“お勉強”をすればいいだけなんだから・・・
鎮守の森にクラクションが2回響いてきた。優子と奈々子が帰ってきたのだ。
僕とミミは社務所から外へ出て行くために、社務所へ行く。美希は台所で“格闘中”の紗江子とミサを手伝うためにそちらへ向かった。社務所の入り口で隠れるように待つ僕に・・・

「ねえ[揺れるハート]~」
「何?」
「私も・・二人の時はあなたって言っていい[揺れるハート]?」
「いいよ!」
「じゃあ・・・お帰りなさい。あなた[揺れるハート]
「うん。ただいま。ミミ。」

ミミに“ただいまのキス」をする。そして・・二人の唇が離れた時に・・駐車スペースに優子の車が滑り込んでくる。

「じゃあ・・迎えに行くよ?」
「うん[揺れるハート]・・・」

僕とミミは社務所を飛び出し、優子と奈々子を出迎えに月明かりに照らされている鎮守の森の一角に車を停めた優子と奈々子の元へ駆けてゆく・・・・

「お帰りぃ~優子ぉ~」 僕は優子を抱きしめ、抱えあげる。
「ただいま。そして・・お帰りなさい!あなた・・・」
「じゃあ・・行こうか?帰ってきた報告にいかなきゃ・・・」
「うん。」

僕は優子の肩を抱きしめ、優子の両親が眠るお墓への道を歩く。
そして・・恒例になった・・・墓前でのキスはちょっとばかり・・・長く続いたのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第14話へ・・・続く・・・・  
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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第14話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 4

月明かりの中、鎮守の森にある社殿の後ろ・・・畑や鶏小屋の更に奥。優子の両親の眠るお墓がある。
僕たちの宿敵だった学年主任。優子のお兄さん。つまり、優子は僕の奥さんなんだから、そのお兄さんは、僕にとっても兄さんになった。そてからじは、僕たちを退学させよう(特に僕をだが・・)としていたはずだったんだけど、
僕たちの味方になった。ま義理でも弟が高校中退じゃ格好がつかないから、せめて高校くらいは卒業しろ!と僕に口酸っぱく言うのだ。この兄さんは優子とは異父兄妹になるらしい。なんでも、お腹に子供を宿していた優子のお母さんが、川へ飛び込もうとした時に助けたのが縁で、優子のお父さんは兄さんのお父さんになったらしい。
らしい・・と言うのは、あんまり詳しく聞いてはいけないような・・・雰囲気だったから聞かなかっただけだけど。
兄さんは大学で国文学を学び、それから神学部の専攻科に入り直したらしく、本来ならここの神主になれる資格は充分持っているんだけど、兄さんは“神社は優子”にと僕たちの学園。つまり・・チンピラ養成学校で教鞭を取っているのだ。
僕と優子が結ばれたのも、別に怒らなかった。逆に・・・「大変なのにとっ捕まちまったなぁ~」と同情されるけど、
僕の入水自殺未遂の話、優子のお父さんに助けられた話を聞いた兄さんは、これも「運命だな」と僕に言ったのだ。まあ・・・村の人たちも本来ならここを管轄している優子の叔父さんより、僕のほうがいいと言うことなので、
ここで僕は・・神主代行として・・・見習いをしている。いずれ、このままいけば・・僕は正式な職階をとり、正式な神主になることになるのだろう。

ちょっとばかり長く続いたキスの後、僕は優子を抱きしめながら母屋に戻る。途中で、優子に合宿の話をするのを忘れていたのを思い出した僕。

「あっ!忘れてたぁ~あのね優子!」
「なあに[揺れるハート]?」
「明日から合宿するからね。来週の水曜日まで・・・全員来るから・・本当は鶏小屋に泊めようかなと思ったんだけど・・・地区長の家に泊まることになっているから・・・やつらはね・・・」
「何の合宿なの[揺れるハート]?」
「期末試験に向けた合宿。それに・・・・」
「そう来ると思ったわ[揺れるハート]!あなたたちが試験勉強のために合宿するわけないもの[揺れるハート]
「そうなんだけどね・・・あのさぁ~体育科に嫌な野郎がいてね・・・」
「先生でしょ?」
「まあ・・ね。でもクマ公でいいんだ。あいつ。美希まで・・馬鹿にしたから・・・」
「えっ!美希先輩まで?」
「うん。今日2回も絡んできた。2回目は駅のホームで一緒のところを絡まれたから・・・階段落ちさせたけど・・・」
「何それ?階段落ちって・・・」
「言葉通りだけど・・酔っぱらって絡んできて、殴りかかってきたから・・よけて・・・ついでに、背中を押したら階段から落ちた。」
「で?どうなったの・・その・・クマ公!」
「ほら・・優子もクマ公って言った。まあ・・いいや。後は知らない。」
「その他にも理由はありそうね。」
「うん。ちょっとね。恨みは一杯募っているから、駆逐しないと気が済まない。ただ・・・」
「ただ?」
「うん。クマ公うちの学校の理事長の甥っこなんだよな・・・」
「そう!じゃあ・・前みたいに行かないわね。」
「うん。それと・・もうひとつ。こっちも重要なんだけど、もうすぐ・・・クリスマスじゃない?」
「まあね[揺れるハート]・・ちょっと気が早い気もするけど・・・」
「あいつら・・このままだとロンリーになっちまうからさ・・・この間手伝ってくれたT女のみなさんを呼んで、パーティーをしたいなあ~と思うんだよね。」
「要は・・・パートナー探しか・・・いいわ。お手伝いする。あなたのために[揺れるハート]・・・」
「ありがとう!じゃあ・・帰る前に・・・お礼をこめて・・・」
「あん[揺れるハート]

僕は優子を強く抱きしめ、最初は軽めに・・そしてハードなキスを交わしながら、優子のセーターの裾から手を入れ・・・優子のおっぱいを揉みだす僕の手には困ったものだけど・・・別人格なんだから仕方がない。

「あん[揺れるハート]ここじゃ駄ぁ~目。誰かが来ちゃうわ[揺れるハート]
「来るかな?」
「うん。ミサかミミが・・来そうな気がする。」
「本当に?」
「うん。」

やっぱり・・優子は巫女なのかもしれない。僕が優子の身体を放してすぐに・・・向こうから懐中電灯の灯りがチラチラ見え出しながら・・・・

「お二人さ~ん。ごはんですよぉ~無くなっちゃっても知りませんよぉ[揺れるハート]~」

ミサがミミと一緒にやって来たのだ。まあ・・この鎮守の森一体は結界が張ってあるから不届きな奴は入って来ない。いや・・これない。普段はこの森の木々たちが優子たち魔女を守っている。
それだけ・・・この森の結界は凄い。多分、優子のお父さんが天国からパワーを注いでいるに違いない。
だから、この森に棲めるのは、野性の生き物と魔女。そして僕。それに・・僕たちが飼っている魚や鶏くらいしかここへは立ち入ることすら許されない。聖域。そして・・この鎮守の森に沸く「神泉」は僕のエネルギーになっている。

「ね?現れたでしょう?」
「うん。賭けなくてよかった。」
「そういえば・・昨日、おばちゃんがいらっしゃって・・・」
「おばちゃん?ああ・・関戸のおば・・痛ぇ~」
「もう[揺れるハート]あいかわらずねえ~またお薬置いて行ったわ[揺れるハート]
「そうだ!優子何か欲しいものある?」
「うん。赤ちゃん・・・」
「優子もか・・・・」
「えっ?」
「いやぁ~・・俺もだけどさ・・・コウノトリいつ来るんだろう?」
「さあ~いつ来てくれるのかな?まあ・・頑張ってもらわないと・・ね[揺れるハート]
「う・・うん。が・・頑張らせていただきますけど・・・保証は出来ないからね・・・・」
「ばかぁ[揺れるハート]

僕と優子は手をつなぎ懐中電灯の灯りが待つところへ出来るだけ急いで・・でもゆっくり歩いて行く・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第15話へ・・・続く



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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第15話       [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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こっほん!

たびたび・・登場しますけど・・僕です。[わーい(嬉しい顔)]
もちろん・・・主役は僕以外の何者でもありません。さっき・・楽屋でそんな話をしたら・・・タコ殴りにされました。
悪たれ連の奴ら・・・暇を持て余して賭けトランプに興じていました。ったく・・・。
まあ・・・奴らも最近・・出番が少なくないか?とぼやいておりましたので、そろそろ・・・出てもらいたいと思います。そうでないと・・・出演拒否!なんてことが起こらないとも・・・まあ・・・強制的に出てもらいますけどね。
おや?舞台の袖では優子が・・早くしなさいよぉ~と時計を指さしています。
それでは・・・皆様。鎮守の森にやっと帰りついて一夜明けた・・僕の惨状?のあたりから・・・幕を開けたいと思います。僕たちが一番輝いていた時代・・昭和50年代へ・・・ご一緒にタ~イム・・スリップ・・・・・

「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 5

鎮守の森の朝は早い。いつも学校へ行く時は、“遅刻ギリギリ”で行く僕なんだけど、この鎮守の森にある小さな神社に帰ってきたときは、僕は早起きうぃしなければならない。
毎朝のように、身を清めるために「神泉」を何杯も被り、“俗世間”から、半歩ほど神様に近づき、お仕えをする。
何故ならば、神様にお仕えする身でありながら、僕は“俗世間の垢”にド~ップリと言っていいほど浸かっているし、昨夜の営みの汗も洗い清めねば、神殿にあがることが出来ない。
今朝もいつものように・・・身を清めているのだが・・・・・

「ったくぅ~。関戸のおば・・痛ぇ~また、舌噛んじゃった。あのおばばの薬は効きすぎるんだよな。それでなくても・・・こっちは・・・」

ぶつぶつ言いながら・・・「神泉」を何杯も浴びている僕。まあ・・すっかりと言えばいいのだろうか?あっちの神様はどうやら僕の身体が居心地がいいのか?よく解らないけれど、ご降臨されっぱなしなのだから・・・生身のこっちの身体が溜まったもんじゃない。

「俺・・・きっと・・畳の上じゃ死ねないな・・・良くて腹上死だろうな・・・それか事故死だろ・・多分。」

そんな不届きなことを考えて、「神泉」を浴びていたものだから、“疲れきっているはず”の僕の僕自身はまたムクムクと起き出してきた。

「こ・・こらぁ・・・いいかげんにしろ!こちの身にもなれ!馬鹿っ!」

そのとき・・・お風呂場の引き戸がガラガラと開き・・・・優子が顔を出した。

「お早う!あなた[揺れるハート]。なに・・ぶつぶつ言っているの?」
「こ・・これ・・・見てよ!ったくぅ・・・関戸のおば・・痛ぇ~また噛んじゃった・・・あのオババの薬のせいか知らないけど・・・あ~ん!」
「こ・・困ったわね[揺れるハート]私は・・もうすぐ出勤だし・・・・そうだ!お祓いしてみたら?」
「効くと・・思う?」
「やってみないと・・解らないでしょ?だ・か・ら・・・あれほど邪念は捨てて無心にならないと・・って言ったのに」
「だよね・・・とにかく・・やってみる・・」

僕は風呂場のヒノキの床に正座をして、社殿の方向に向かい、祓詞を奏上することにした。

「掛(かけ)まくも畏(かしこ)き伊邪那岐大神(いざなぎのおほかみ)・・・・・諸諸(もろもろ)の禍事罪穢有(まがごとつみけがれあ)らむをば祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)へと白(まを)す事(こと)を聞食(きこしめ)せと
恐(かしこ)み恐(かしこ)も白(まを)すぅ~」

すると・・僕の僕自身は、“元の形?”に戻ってゆくではないか・・やっぱり“邪念”を持っての「神泉」は僕にとっては“両刃の刃”になりかねない。

「お・・収まったみたい。」
「良かったわ[揺れるハート]でも・・だんだん上手くなっていくみたい[揺れるハート]祓詞・・・」
「そう?まあ・・・あれだけ頭叩かれて覚えたからねえ~上手くなってもらわないと困るよ。そうだ“邪念”が復活しないように、さっさと上がろう」
「それがいいわ[揺れるハート]お支度手伝うから・・・」
「うん。」

脱衣所に上がった僕の身体をテキパキと拭き上げていく優子。まあ・・看護婦だし手際はいい。
僕に白い着物を着せ、袴を履かせてゆく。

「そういえばさ・・・俺・・この衣装を初めて身に付けた時も優子だったよね。」
「うん。そうだったわね[揺れるハート]はい。・・・出来上がり!」
「ありがとう。じゃあ・・・朝のお勤めしてくる。」
「うん[揺れるハート]そうだ・・みんなは何時に来るの?」
「10時に集合しろって・・・言ってたけど・・・あっ!迎え頼むの忘れてた・・・・」
「まあ・・地区長が何とかしてくれるわ[揺れるハート]
「そうか・・・じゃあ・・後で頼んで来よう・・・由香ちゃんが学校に行く前に・・・」
「あっ!ひとつ言い忘れてたわ[揺れるハート]あなたが・・・最初に病院に“ピンクのうさぎさん”で来た時にオルガンを弾いていた女の子覚えている?」
「うん・・・あの子か・・・覚えている・・・いるけど何かあったの?」
「あの子ねえ。無事に昨日退院していったわ。」
「じゃあ・・・よくなったんだね・・・良かったぁ~」
「うん。ピンクのうさぎさんに“ありがとう”って伝えってって・・・」
「そう!じゃあ・・・また行こうかな。“お勉強の合間”に・・・」
「うん。」

僕は足袋をつけ社務所へいき、草履を履いて立てかけてある箒を掴んで、外に飛び出す。
社殿へのお供え物はミサとミミの朝のお勤め。僕の担当は境内の落ち葉集め。
この落ち葉は全て社殿の裏手で、鶏の糞と混ぜ、堆肥にするのだ。
それを畑に撒き、種や苗を植え、実った野菜類を僕たちが食べる。これを食物連鎖と言うのだろうか?
そこへ・・現れるのは・・関戸のオババではなく・・・おばちゃん。毎日、雨だろうが来る。来ない日は山に出かけては、薬草を摘んだりしているらしい。

「おお!精が出るなぁ~」
「あっ!関戸の・・おば・・痛ぃ~また噛んじゃったぁ~」
「よいよい・・クソババでもオババでもなんでも良い。」
「はい。お早うございます。オババ・・・」
「うん。お早う!どうじゃ・・あの薬は?早く・・・赤ん坊を見せておくれ!」
「は・・はぁ~そ・・そうだ。あの薬・・効きすぎですよ・・・おかげで・・・」
「それで・・そんなにやつれているのか?」
「まあ・・そんなところ・・」
「じゃあ・・・もうすぐ赤ん坊見られるな?」
「さ・・・さあ・・・それは・・・コウノトリが運んで来てくれないと・・・・」
「そうじゃ・・・これ!」
「今度は何の薬ですか?」
「頭の良くなる薬じゃわ・・・」
「副作用は・・ないですよね?」
「さあ~人にもよると思うが・・・お主の場合。よいか?一日3粒ずつ・・・毎日飲むんじゃぞ・・・」
「はあ~3粒・・1回・・・・で?成分は?」
「秘密じゃ・・・よいか?1日1回3粒・・・忘れるでないぞ・・・」
「そ・・そうだ・・お茶でも召し上がっていきませんか?ちょっと知恵を貸してもらいたいんで・・・」
「そうか・・・ではお茶をご馳走になって帰るとしようか・・・・」

僕は関戸の“オババ”を社務所へ案内して、奥へ怒鳴る。

「優子ぉ~関戸のオババにお茶ぁ~」
「はぁ~い[揺れるハート]

ちょうど・・・その頃、僕の居る鎮守の森へ向かうべく・・・集結した社会関係奉仕部の面々・・・・
まあ・・・集結というのは、オーバーな話。前夜も赤沼クンの家で、“ブルーフィルム鑑賞会”をやって・・・
そのまま・・・全員でターミナル駅に向かってきたわけで・・・
まあ・・勝手に1日早く・・・「緊急合宿だから!」と各自荷物を抱え赤沼クンの家に集結したのだ。
何故、僕がそれを知っているか?と言うと、赤沼クンの家に電話したから・・解っていることなんだけど・・

「ふわぁ~眠い!」
「まあな,さっきまで・・・見てたもんな!」
「でもよ・・・本物のほうが・・やっぱいいよな!」
「うん。また行くか?トルコ・・・」
「いいねえ~」
「でさぁ~佐々木ぃ~。特急で行く?それとも・・・快速?」
「快速でいいじゃん。一眠りしねえと・・身体が持たないもん。」
「でもさ・・・部長が言ってたけど・・・マークが当てにならないとなるとやばいよな・・・・」
「ああ・・・しょうがないよ。・・・予想問題集があるだけヨシ!としなきゃな・・・」
「そうだ・・朝飯に弁当買っていこうぜ!」
「おう!」

僕以外の社会関係奉仕部。佐々木・赤沼・佐伯・Y・S・白○に青○・大岩・山口・遠藤・岡崎総勢11名は、お前らこんなに喰うのか?と言うだけの駅弁にお菓子・ジュースを仕入れて始発の快速列車に乗り込んだ。
その頃、僕は必死に関戸のオババに協力を要請し、強力な漢方薬のお酒を頼んでいた。
もちろん・・・強力な強壮剤ではなく、強力な下剤効果の薬草で作ってもらうことを頼んでいたのだ。

「まあ・・お主の言い分はよく解ったわ・・・いいじゃろう・・・特製のを作ってやる。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
「しかし・・優子ちゃんはお主が帰ってくると別嬪さんになるからのぉ~」
「やだぁ~おばちゃん。」 
「早く・・赤ん坊の顔を見せておくれ・・・このオババにな・・いいな!」
「が・・・頑張ります。」
「ばかぁ[揺れるハート]~何言っているのよ・・・もう[揺れるハート] 顔を真っ赤にして怒鳴る優子・・・
「よいよい・・・それでいいんじゃ・・旦那が精の付くものを沢山食べて、オババの薬を飲んで・・頑張ってもらえば・・・いい赤ん坊が生まれるでのぉ~」 そこへ・・地区長と由香ちゃん2号がやってきた。
「おはよう!神主のお兄ちゃん。」
「はい。由香ちゃんお早う・・・それに地区長お早うございます。」
「おお!お早う。」
「ねえ・・お兄ちゃん!」
「何だい。由香ちゃん?」
「白○のお兄ちゃんも来るの?」
「もちろん。来週の水曜日までいるからね・・」
「やったぁ~一杯遊んでもらおう!ところで・・・優子お姉ちゃん・・何で顔赤くしているの?」
「さあねえ~お姉ちゃんに聞いてみればいいじゃん。・・・・い・・痛いよぉ~優子ぉ~ 」 僕は思い切り優子に抓られたのだ。
「ねえ・・お兄ちゃん。何で今抓られたの?」
「あ・・あのね・・」
「優子ちゃんお早う。覚えておいたほうがいいわ。“口は災いの元ってね”。お兄ちゃんはお仕置きされたの・・」
「そうなんだ・・神主のお兄ちゃんでもされるんだ・・へぇ~お兄ちゃんまだ痛い?」
「うん・・思い切りよく抓られたからね・・・」
「じゃあ・・あたしが治してあげる・・・痛いの痛いの・・飛んで行け~。治った?お兄ちゃん。」
「うん。ありがとう。治った・・・ほら・・・」 僕もう何でもないよとばかりに腕を廻して見せた。
「なあ・・赤ん坊はまだなのか?」
「ち・地区長までもですか・・・・」
「いや・・村人全員が待っているんだが・・・」
「ど・・どうですかね・・・コウノトリを見つけてこないと・・・」
「何じゃ・・その様子ではまだなのか・・・そうじゃ・・関戸の・・・あの薬作ってやったらどうじゃ・・・」
「あれか・・・そうじゃな・・そうしよう・・・」
「えっ???・・あ・・あのぉ~・・・じ・・・自力で・・・なんとか・・・」
「何とかなるのか?」
「やだぁ[揺れるハート]地区長まで・・・」
「ねえ~おじいちゃん。コウノトリってどこに居るの?」
「さあなぁ~きっと・・・色んなところに行って忙しいんじゃろ・・・そのうちここにも来るじゃろ・・なあ?」
「そ・・そうだといいんですけど・・・」

赤面する僕と優子以外、社務所は笑いの渦に巻き込まれていった・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第16話へ・・・続く・・・ 



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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第16話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 6

関戸のおばちゃん改め、オババと地区長、それに由香ちゃん2号が賑やかに帰ってゆき、やっと朝ごはん。
食卓には、巫女姿からT女のセーラー服に着替えたミミとミサが待っていた。

「あれぇ~残りの魔・・じゃなくって・・・メンバーは?」
「ええとぉ~紗江子先輩と美希先輩はまだ・・・お休み中[揺れるハート]それに・・奈々子先輩はお風呂に入っていたけど・・」
「そうなの・・・そうだ!ミミ~。頼んだのよろしくね。」
「うん[揺れるハート]
「人選は任せるけど・・・」
「全員でもいいんでしょう[揺れるハート]?」
「まあ・・・いいけどね。」

二人とも・・ツヤツヤ輝いている。まあ・・ここは“結界”である鎮守の森こと魔女の森。僕は血に飢えた魔女に生き血ではなく・・・精気を吸われている。まあ・・自業自得の感もあるけど・・・そもそも・・・は関戸のオババが持ってくる“秘薬”と“神泉”の相乗効果のせいもある。
夕べは優子と一緒にお風呂に入り、“しっかり”と洗ってもらい、いつものように“二人だけのプライベート空間”である寝室に入った。勿論、濃い“聖なる営み”という奴を2回戦やったんだけど・・・それで優子はノックダウン。
まあ・・仕事の疲れもあるから仕方がない。僕は用意されていた“寝酒”を飲んだんだけど、これ・・お神酒。
つまり・・本能の僕は薬と神泉の影響で制御不能になっていたし、お神酒によってあっちの神様は起き出しちゃったんだ。「こうなりゃ・・もうちょっと酒飲んで寝よう!」とばかりに台所へ行ったら、美希と紗江子が二人で飲んでいてそれも・・・ミミスペシャルの“原爆”と言う名のカクテル。これ・・“強壮酒”を使っているからタチが悪い。
それに・・・ここに帰ってくる途中に美希に悪戯したのを美希が思い出し、強引に二人の寝室に“拉致”されて、
まあ・・・僕も嫌いじゃないし、本能の僕もあっちの神様も張り切っちゃっているので・・・纏めてKO!
これは・・・二人には身体にたっぷりと“指技”で、紗江子には「愛のメモリー」、美希の身体には「We’re all alone」を覚えさせてあるから・・・楽勝だったんだ・・・ちょっと汗を掻いたので「お風呂で泳ぐか?」とお風呂で泳いでいたら・・・

「はは~んやっぱりね[揺れるハート]私待ってたんだけどなぁ[揺れるハート]~」

お風呂から上がった僕は神泉をまた浴び・・・まあ・・お風呂のお湯も元を質せば“神泉”だけど・・・
奈々子にも「解っているわよね[揺れるハート]!」とばかりに・・腕をしっかりとネグリジェの胸元にしっかり抱きかかえられ、“拉致”されて、まあ・・やられっぱなしでは面白くないので、
しっかりと“いとしのエリー”を奈々子の耳元でそっと歌いながら身体にそのリズムを刻み込んでおいた。
それから、台所でガサゴソと残り物を摘みながら、美希が残した”原爆”を飲んじゃったものだから・・・
ますます・・僕の本能はコントロールを失って・・・まず・・ミミのところへ夜這いにいって・・・階段を降りて・・ミサの部屋の前を素通りしようとしたら、いきなり襖が開いてミサに引き込まれ・・・またお風呂に潜って・・・

「もうちょっと寝れるよな・・・」

そう思い・・・部屋に戻って優子の横に潜り込んだら・・・優子が目覚めて・・・また1ラウンド。
そのまま優子の胸の上で、“精根が尽き果てた”状態で眠った。
しばらくして、鶏達が「起きろ!馬鹿!」とばかりに・・・啼く。つまり、僕はほとんど完徹状態。
心はともかく身はボロボロ状態だったけど、鶏たちにエサを与えに行き・・・ついでに産みたてホヤホヤの卵を、
立て続けに4個喉に流し込み、鶏たちに与える水のホースから“神泉”を飲み、お風呂場で“身を清めた”のだ。
だから・・僕は朝からツヤツヤと輝く二人の前で一人、ボロボロの雑巾のよう。
ごはんを掻きこんでいると・・出勤準備を終えた優子が台所へ入ってくる。もちろん・・一番ツヤツヤと輝いているのは・・・優子。そりゃそうです。3回も僕から精力を吸い取ったのだから・・・

「まだ・・美希先輩と紗江子先輩お休みなのかしら?」
「起してこようか?そういえば・・奈々子は?」
「あの娘は今日は・・・確か準夜勤から通しだから・・・寝かせておいてあげて・・邪魔しちゃ駄目[揺れるハート]
「それじゃあ~リリーズを起してから・・・畑の世話するか・・・」
「お勉強の合宿じゃないの[揺れるハート]?」
「そうだけど・・・1日3時間以上やったら、“酸欠”になるか・・・“発狂しそう”な奴らばかりでしょ?」
「まあね・・・私もそうだったけど・・・」
「ご馳走様ぁ~じゃあ・・起してくるか・・・お寝坊リリーズ!」

僕はまず居間で神主の衣装を脱ぐと、作業服に着替える。昨日、“窓から脱走”するのに着たものだ。
それから、リリーズの部屋へ向かう。本当は客間なんだけど・・すっかり紗江子と美希の居室になっている。

「お二人さ~ん。朝ですよぉ~。」

僕は襖の外から怒鳴った。だって・・中に入って起しに行ったら、そのまま布団に潜り込みたくなる。
でも・・中から返事がない。

「あれ?いないのかな?」

僕は襖を開けて部屋の中に入ってゆくと・・・美希はすやすやと寝ているのだけど、横に寝ているはずの紗江子がいない。

「紗江子・・どこへ行ったのかな?まあ・・いいや。美希・・美希・・・

美希を揺すり起す。

「う~ん。あなた?・・お早う[揺れるハート]
「うん。お早う。ごはんだよ。朝ごはん。そういえば・・紗江子は?」
「いない?おかしいなぁ・・おトイレかな?それかお風呂かも・・・それよりお早うのキス[揺れるハート]!」

僕は美希の布団に潜りこみ、熱烈な“お早うのキス”をする。ついでに・・・ネグリジェのボタンを外し・・美希のおっぱいにしゃぶりつく。

「こらぁ[揺れるハート]その気になっちゃうでしょ・・あっ!あん[揺れるハート]
「ど・・どうしたの?」
「あのね[揺れるハート]あなたが・・夕べ私の中に残していったものが流れてきたの・・・もう一度キスして[揺れるハート]!」

美希は僕の首に手を廻してきたので、もう一度熱烈な“お早うのキス”をする。

「いいなあ~お布団。なにか眠くなってきた・・・一緒に寝ようかな・・・」
「あなた・・起しに来たんじゃないの[揺れるハート]?」
「そういえば・・そうだった・・・」
「じゃあ・・あたし・・・お風呂に入って・・・着替えるわ[揺れるハート]。迎えもあるし・・・」
「うん。俺・・畑にいるから・・・紗江子に逢ったら言っておいてくれる?朝ごはんだって・・・」
「うん[揺れるハート]。」

そこへ・・紗江子がお風呂から帰ってきた。何故、解ったのか?と言えば・・手にはバスタオルを持っていたからだけど・・・

「あっ!紗江子ぉ~お早う。朝ごはんだよ!・・」
「うん。お早う。それより・・美希・・早く入ってきたら?もう7時半廻ったわよ・・・」
「あ~ん・・起してくれればよかったのに・・・」
「誰でしたっけ?起したら・・“あと5分寝かせてぇ~”って言ったの・・・」
「急がなきゃ!・・・髪の毛も洗わないといけないし・・・お化粧も・・・」
「そうね。急いだ方がいいわね。」

美希はバスタオルと着替えを掴むと風呂場へ出てゆく。僕は茫然と見送り、紗江子にお早うのキスをすると畑に向かう。休ませている畑にタップリと肥料を入れ、よく耕しておくことにした。春に収穫する野菜の種を撒く準備をしておかねばならない。何せ僕はここ・・鎮守の森に棲むことを許されている男なのだから・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第17話へ・・続く。 


















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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第17話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 7

「あなたぁ~大変[揺れるハート]~」

僕は、畑で一生懸命土と戦い、“肥料と格闘”している時、ミサが走ってやってきた。さすが・・元陸上部。道理でいつも僕はミサに捕まるわけだ・・・

「どうしたの?そんない慌てて・・・」
「あ・あの・・・はぁはぁはぁ・・・あのね[揺れるハート]
「一息ついて・・・話せばいいじゃん。」
「う・・うん。・・・あ・・あのね。電車が止まっているの・・・」
「へっ?」

僕の棲むこの鎮守の森は小さな村の真ん中。ここを境に上(カミ)下(シモ)と呼ぶ。四方を田んぼや畑、それに小川と呼んでいる川は用水路が流れている。この小さな村には電車の駅はない。だから、電車に乗るためには隣町までバスに乗るくらい。駅までは離れているのだ。
ミミはこの鎮守の森に来てからは、原付で駅まで行くか、雨が降れば、出勤途中の優子とかナース軍団の車に乗り送って行ってもらうことになっていたんだけど、先日18歳になったのと同時に車の運転免許を取った。
なんでも・・・軽自動車を買うとか言っていたけど・・・

「でね・・・さっき、佐々木クンから電話があって・・・T駅まで迎えに来てくれって!」
「そう・・・じゃあ・・地区長に・・・」
「うん。電話した。村のマイクロ出してくれるって・・・・」
「そうだよな・・・この辺なら軽トラの荷台でも充分だけど・・・」
「まあね。いつも・・やっているし。駐在さんはあなたたちのファンだもん[揺れるハート]・・・」
「じゃあ・・・いいじゃん。それで・・美希も迎えにいくんでしょう・・・あっ!ミミはどうやって学校へ行くのかな?」
「うん。私が送って来る。一緒に乗っていく?」
「うん!じゃあ・・ここに残るのは紗江子と・・・奈々子か・・・」
「ううん。紗江子先輩は実家に顔を出してくるそうよ・・・しばらく帰ってないからって・・・」
「そう・・・じゃあ・・・留守番しておく。色々やることがあるし・・・」
「私は・・もうすぐ出ないと・・」
「そうだね。気を点けて!」
「うん。それとね・・・」
「何?」
「あのね・・あの・・お父さんとお母さんが・・あなたにお礼を言いたいんだって・・・」
「お父さんとお母さんって・・ミサの?そんなの断っておいてくれる?お礼を言われる必要はないよ。ミサのためにやったんだからさ・・・」
「でもぉ~結局・・・お祓い代だって・・貰って来たお金だってくれちゃったし・・・それもあんなに沢山。」
「いいの!お祓いはしてないよ。呪いの術を掛けただけ・・・だから、あぶく銭だからいいんだ。塵は塵に・・・泡は泡にしただけ・・・それより、お父さんの仕事の方はどう?」
「うん。おかげさまで何とか軌道に乗るみたい。邪魔はなくなったから・・・・」
「それは何より・・・そうだ!俺ら警察から表彰状貰ったんだよ。おかげで・・処分歴ゼロの優等生!」
「えっ[揺れるハート]
「だって・・困るでしょう!警察が表彰した生徒が退学寸前の素行不良じゃ・・あはは」
「うん。じゃあ・・行って来る!それと・・・」
「お礼を言われに行くのも来るのも駄目!逢わない!お父さんとお母さんにはくれぐれも・・よろしく!って伝えて・・お金は・・そうだな・・・ミサを代わりに買っちゃったことにしておいて倍値でね!」
「もう[揺れるハート]あんな大金で買わなくたって・・わたしはあなたのものなのに・・・」
「いいの!俺らにそんな大金持たせたら碌なことに遣わないからね・・・」
「でも・・・」
「デモも、ヘチマもなし!俺の大切な人だから、俺の仲間が助けた。大切な後輩や先輩だから優子たちが助けた。それでいいじゃん!」
「うん。みんなに借りが出来ちゃったなあ~」
「いいんだって・・仲間じゃん。貸し借りなんかないよ・・困ったら奴がいたら助けるでいいじゃん。ミサが雑用をしてくれているから・・みんな仕事が出来るわけだしね・・・」

ミサの瞳から一粒、また一粒と泪が溢れてはこぼれ出す。僕はミサを抱きしめその泪をキスでふき取る。
どう見ても・・・僕が泣かしている図にしか見えない。そこへ・・現れたのが・・・この鎮守の森で一番早とちりな魔女である奈々子。

「ミサぁ~もう出ないと間に合わな・・・あっ!また・・ミサを泣かしたな!今度こそ許さない・・・」

言い終わらないうちに・・・僕はしっかりボディーブローを喰らい・・・ノックダウン寸前・・・

「ゲ・・ゲホッ!・・また・・早とちりだってば・・・奈々子ぉ・・・」
「えっ!本当?ミサ・・・」
「うん。私が勝手に泣いただけで・・・泣かされたわけじゃなくて・・・あなた・・大丈夫?」
「大丈夫じゃない・・・いきなりだもんな・・・・ゲホッ!」

ミサは座りこんだ僕の横に腰をかがめながら、僕が起き上がる手助けをしてくれている。奈々子は・・あちゃ~またやったかとばかりに・・頭を掻きながら・・・僕に手を差し出す。

「ごめんねぇ~。痛かった?そうだ・・この病人だかケガ人だかは私が面倒みるから・・お待ちかねよ・・みんな!」
「う・・うん。あなた・・行ってきます!」

僕が立ちあがるのを見届けると、ミサは僕の頬にひとつキスをすると・・駆けてゆく。その後ろ姿に僕は・・・

「み・・みんなによろしくって!殺されかけたって言っておいて!」
「殺していないでしょ・・・オーバーなんだから・・・でも・・ごめんね。つい・・ミサの事になると・・・」
「駄目・・・許さない。仕返しはさせてもらうからね・・・」
「仕返しする気?」
「うん。罪には罰が付きものだしね・・・」
「ど・・どんな罰よ・・・」

僕は駆けてゆくミサを見送りながら、握った奈々子の腕を強引に引っ張りこむ。奈々子は僕の腕の中に倒れこんでくる。

「そうだな~どうしようかな?そうだ・・・こんなのは?」

僕は抱きしめた奈々子の耳元で「もう・・奈々子の所へ行かない!」と小声でつぶやいた・・・

やだぁ・・・嫌だぁ~・・嫌だぁ~
「どうしようかなぁ~奈々子は早とちりだし・・・乱暴だし・・・」
「私・・耐えられないもの・・・・意地悪しないでぇ[揺れるハート]~お願いだから[揺れるハート]

奈々子の眼から泪が溢れだし・・一粒・・また一粒・・・僕の悪い癖というより・・大抵の男はそうなんだろうけど女性の泪には弱い。

「冗談!冗談・・・・でも・・罰はあるからね。」
「ぐずん。・・・あ~ん。罰があるんじゃな~い。」
「そうねえ~罰と言えば罰だけど・・罰じゃないと言えば・・罰じゃないてのは?」
「ど・・どんなのよ!・・ぐすん。」
「こういうの!・・・・」
「あん[揺れるハート]!」

奈々子の肩を抱きしめると、僕は奈々子にキスをした。でも・・思うんだけど・・・何か誘導されていたような・・
まあ・・いいか。だって・・・僕・・ヤリタイ盛りの高校1年生だもの・・・
電車の事故で“足止め”を喰らっている仲間たちには悪いけど・・・時間は有効に使わせてもらわうことに・・
そのまま・・奈々子の部屋へ行き・・・とりあえず、カーテンだけを閉めて“戦闘開始”。勿論、鍵は掛けてあるから大丈夫。
僕は奈々子とキスをしながら・・・巧みに奈々子のセーターを捲りあげ、チェックのフレアースカートのフォックを外し、ファスナーを降ろす。そのまま・・奈々子をベッドに横たえれば・・・僕の朝ごはんの“デザート”の準備は完了。奈々子の上に覆いかぶさりながら白いモヘアのセーターを脱がせ、スカートを剥ぎ取るとそこには薄い水色のスリップ姿で横たわる奈々子。

「はい・・交代[揺れるハート]
「えっ!」
「いつもと逆バージョンね[揺れるハート]
「逆ねえ~まあ・・いいか・・」

僕は下着すがたのまま・・奈々子のベッドに横たわる。奈々子はロングの髪の毛をゴムで結ぶと、僕の下着を全部剥ぎ取り・・・ゆっくりと僕の身体に舌を這わせてゆく。まるで・・・ナメクジでも這っているような・・・ゾクゾクとした感覚が僕を襲ってきた・・・

「うふふ[揺れるハート]偶にはこういうのも悪くないでしょ[揺れるハート]
「どうかな・・・まだ解らないけど・・・」
「うふっ[揺れるハート]私なしでいられないようにしてあげるから・・・」

まあ・・されっぱなしでも良かったんですけど・・僕の理性は完全にシャットダウン。僕のオオカミの血が騒ぎ出し
本能の僕も・・・目覚めてゆき・・・

「あのね。俺も・・やらっれっぱなしって性に合わないんだよな!お返しには・・お返し・・・」

奈々子の身体には“いとしのエリー”のメロディーをたっぷり刻みこんである。僕は奈々子と身体の態勢を入れ替えると・・・極上のメロディーを奏でる鍵盤でタ~ップリと弾かせてもらうことにした。

「あん[揺れるハート]あぁぁぁぁぁぁ~・・・あ・・あたしも・・・け・・獣になっていい?」
「いいよ!」

部屋には獣と獣が激しく身体をぶつけあう音と互いの息遣い。そして・・途切れることのない奈々子のあえぎ声が響く。

「あああああ・・・・き・・気持ちいの・・・い・・一緒に逝ってぇ[揺れるハート]~」 その声に僕は腰の運動の加速度を増す。
「奈々子・・・中に出すからね・・・」
「う・・うん[揺れるハート]

小刻みにプルプル震える奈々子をしっかり抱きしめ・・僕の僕自身は奈々子の神秘の泉に僕の分身を放った。
しばらくは・・そのままで抜こうとするんだけど・・・奈々子の縛めが解かれないままだ。

「抜いちゃやだぁ[揺れるハート]。ねっ!もう一回・・・」

挑まれて逃げちゃぁ~男が廃る。僕はそのまま第2ラウンドへ突入していった。
そひて・・鎮守の森の入り口から・・・カオリと洋子の夜勤コンビが乗っている車のクラクションの合図があった瞬間・・・僕はその朝2回目のデザートを食べ終わり、奈々子の中にまた・・僕の分身を放ったのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第18話へ・・・続く・・・







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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第18話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 8

鎮守の森に帰ると僕は元気一杯になる。まあ・・ここの森の木立は僕にとって癒しの空間だし、ここで採れる野菜、そして鶏たちが産む卵。すべてが“神泉”により、育てられている。それらを摂取する僕は益々元気になってゆく。僕のみぞおちにパンチを入れた奈々子。罰としてタ~ップリと逝かせ続けちゃったので、2回戦が終ると、グロッキーでKOしちゃった。奈々子は出勤までの時間、僕の注ぎ込んだ“分身”を胎内に残したまま眠りについてしまった。丁度そこへ・・・ハードな勤務から戻ってきた洋子とカオリが帰ってきたので、僕は作業服を慌てて着こみ、迎えに出ることにした。

「お帰りぃ~カオリ。お帰りぃ~洋子!」 

僕は車から降りる二人に近づくきながら言った。

「只今ぁ~[揺れるハート]帰ってきたんだぁ・・・そうか・・今日金曜日なんだっけ・・・」 洋子は僕の姿を見ると飛びついて来た。洋子を抱きしめキスをする。幸いと言ってはなんだけど・・この時間は神社は人気のかけらもない。洋子の次にカオリを抱きしめ・・同じくキス。
「只今ぁ~そして・・・お帰りなさい。」
「うん。昨日帰ってきた。1週間いるからね。・・・二人ともお疲れ様!」
「疲れちゃったぁ[揺れるハート]~あれ!奈々子は?」 洋子が僕の肩にもたれながら尋ねる。
「うん。ノックダウンしちゃった。みぞおちに一発喰らったもんだから・・・つい・・・・」

僕は二人の前で頭を掻きながら、二人の肩を抱きながら母屋の玄関へ誘う。

「そうだ!お風呂沸いてるよ~何だったら・・お背中くらい流しますけどぉ~」
「じゃぁそうしてもらおうか[揺れるハート]ねえ~洋子!」
「そうですねぇ~カオリさん。折角のお申し出断るわけにはいきませんよねぇ[揺れるハート]~」
「えっ!」

どうやら・・僕は“藪を突いてヘビを出した”のか?“寝ていた赤児を起した”のか?良く解らないけど・・・そのまま・・両腕をしっかりと抱えられて・・・お風呂場へ連行されてしまった。
こういうのを・・・“口は災いの元”と言うのかもしれないけど・・・
お風呂場に連行された僕は“すっぽんぽん”の状態にひん剥かれた。僕が逃げ出さないように、最初にカオリに監視?されている間・・・でも、監視と言うのかな?だって・・ずう~っとキスをしていたわけで・・・
その間に洋子が自室から着替えと居間に放りだしておいた僕の普段着として、巫女’s総動員で編みあげられたセーターとGパンを取りにゆく。洋子が戻ってくると今度はカオリが自室に着替えを取りに行っている間に、洋子とキスをしたり、洋子の洋服や下着を全部脱がさせて貰う“光栄”をてにいれた僕がそこに居たけど・・・
カオリが戻ってくると・・・洋子はお風呂場へ入ってゆき、今度はカオリの洋服“だけ”を脱がさせて貰う“ちょっと不満の残る光栄”を手にした。でも不満そうな顔をしていたら・・自分で下着を全部脱いだカオリに、ぎゅう~っとおっぱいに顔を抱きしめられ・・・もうちょっとで窒息するところだったけど・・・天国の気分を味わったから・・なあいいけど・・・でも・・もうちょっとで・・本当に天国に逝っちゃうところだった・・・

「男に二言はないわよね[揺れるハート]
「ないけど?洗うだけだからね・・・背中を・・・」
「あらぁ[揺れるハート]全部洗ってくれるって言ったわよね?洋子・・・」
「ええ・・確かに・・・髪の毛以外は・・全て洗ってくれるって・・・・」
「えっ・・ええ~」
「うふふ[揺れるハート]ねえ~」
「そうですね・・・うふふ[カチンコ]

どうやら・・僕はドツボに嵌っちゃったらしい。まあ・・僕も嫌いなほうではないし・・・それにヤリタイ盛りの高校居年生だから・・・洋子とカオリの一糸纏わぬ姿で・・・サンドイッチにされ・・・両方の耳元で熱い吐息を掛けられ
隆々と隆起しはじめた僕の僕自身を触られちゃったら・・・・やるっっきゃない!男だもの・・・でも・・時間が・・
大丈夫かな・・・・

「と・・とりあえず・・・洗わせていただきまして・・」
「何でなの[揺れるハート]?」

カオリの身体を先にスポンジに石鹸を付けて洗いだしながらも・・・

「言わなかったっけ?今日から合宿なの・・・美希も紗江子も来ているし・・あいつらももうすぐ来るもの・・・」
「えっ?・・・どういうこと・・・」 湯船から上半身を乗り出し、洋子が僕の背中を突いて聞く・・・
「あのね・・・説明すると延々と長くなるけど・・・まあ・・簡単にも言えるけど・・・」
「じゃあ[揺れるハート]簡単な方。時間無くなっちゃうもん[揺れるハート]ネエ・・カオリさん!」
「そうね・・・簡単な方!じゃなかったら・・・締められたい?それとも・・今度こそ窒息させてあげようかな・・・うふふ[揺れるハート]

じょ・・冗談ではない目付き・・・。それでなくても・・カオリのおっぱいは群を抜いて大きい。その次が・・ミミで・・
あとは・・“ドングリの背比べ”本気を出されたら・・僕。本当に窒息死しかねない。

「あ・・あのね・・・来週から期末試験なの!あとは・・色々あるけど・・そのお勉強の合宿。」
「でもあなたたちがちゃんとお勉強だけするとは思えないけどなぁ[揺れるハート]~」
「まあね・・・」
「それで・・あとどれくらいで来るの[揺れるハート]?」
「どうだろ・・・電車が止まっているらしいし・・ミサと美希は地区長とかとT市まで迎えに行っているけど・・まだ電話かかって来ないし・・・」

洋子が浴槽から上がってきて僕の背中におっぱいを擦りつけてくる。それでなくても・・僕の僕自身はもういつでも準備OK!という所まできている。本能の僕は「さっさと代われよ!」と理性の僕をさっきから責めている。

「あっ・・・あん[揺れるハート]ば・・ばかぁ・・どこにドサクサにまぎれて・・指入れてんのよぉ[揺れるハート]~」
「バレたか・・・」
「あ・・当たり前でしょ・・ったく・・油断も隙もあったもんじゃないわ・・・後でタップリ後悔させてあげる[揺れるハート]
「じゃあ・・次は洋子の番・・・」
「うん[揺れるハート]

僕が洋子の身体を洗っていると・・後ろからカオリのおっぱいの感触が僕の背中を行ったり来たり・・・
ああ・・確かこれ・・・この間のトルコのお姉さんがやってくれた・・・“ボディー洗い”だぁ~と思っていると手が伸びてきて僕の僕自身を上下に行ったり来たり・・・まあ・・マスターベーションは自分でやるもんだけど・・これ!女の人にやってもらyと・・・比べモンにならないくらい気持ちがいいんっだ。
気がつくと僕はいつのまにかお風呂場の床に仰向け状態に寝かされていて・・・いつの間にかカオリが僕の僕自身を、自分の神秘の泉に差し込み上下左右に腰を振っていて・・・僕の口は洋子の口で塞がれたり、おっぱいで塞がれている。カオリが僕の上で“果てる”と今度は洋子が僕の僕自身の上に跨り・・・勝手に腰を振り、その間の僕の唇はカオリの唇で塞がれている。
しばらく・・・僕の上で喘ぎ声を上げながら腰を振っていた洋子が僕の上で果てたんだけど・・こっちはまだまだ充分・・臨戦態勢。だって・・・さっき“2回も”放出しているから・・・次の放出までに時間がかかるわけで・・・
それに・・・僕のポリシーは“やられたら・・・やり返せ!”それに・・このお風呂場には“神泉”が常にあふれ出るように沸きだしている。つまり・・ぼくにはそれだけ・・・エネルギーが常に充填されているわけで・・・
僕はまず・・カオリから”料理”することにした。
脱衣所に抱えて上がり、脱衣所の床に四つん這いにさせ、僕の僕自身をカオリの神秘の泉に押し当てると一気に突き上げたのだ・・・

「あっあん。・・こ・・こわれちゃう[揺れるハート]

後は・・・オオカミ流でカオリを突くだけだ・・途中で、僕は僕自身を抜き、カオリの着替えをカオリと共に2階のカオリの部屋に運びあげ、再び僕の僕自身を、これ以上は入らないところまで突きさしながら・・・カオリの神秘の泉の中に僕の分身を放った。

「きゅぅ~ん[揺れるハート] ちいさく啼くとカオリはそのまま眠りの世界に入っていった・・・・

「さてと・・次は洋子だよな・・・」

階下に降りると電話が鳴っていた。僕は電話まで走ってゆくと、美希からの電話で無事に全員ピックアップしたからこれから戻るという電話。僕はすばやく・・・T市からここまでの所要時間を計算した。
多分・・村のオンボロマイクロだから・・・最低でも小1時間は掛る。そう計算した僕は風呂場へ戻り、“神泉”を浴び、手早く身体を拭きあげ、ユンケルと赤まむしを取りだすとグビグビと飲み干して・・・洋子の部屋へ侵入していく。洋子は妖艶な下着を身につけ、そのうえにスケスケのベビードールを纏って布団にもぐりこみ、僕を“寝たふり”を装いながら待っていた。

「なるほど・・これが“以心伝心”って奴かな・・・」

ちいさくつぶやき、僕は洋子の足元から布団の中へ潜り込みながらその“感触”を楽しみながら洋子の顔のそばへ”浮上”していく。
洋子の唇に僕の唇が触れるか触れないかの瞬間、つぶっていた洋子の眼が開き、ランランと輝きながら
僕の首にそのしなやかな白い腕をからませてゆく。

「お待たせ!」
「うん[揺れるハート]。優しくて・・そして・・ゆっくりと可愛がって頂戴。[揺れるハート]
「了解!ソフトに・・んっぐ」

僕の唇はいきなり洋子に塞がれ、口の中には洋子の舌が入ってくる。

「ど・・どこの誰だよ!優しく・・・ゆっくりって言ったの・・これじゃぁ・・・」 そう思いながらも、僕は洋子の甘いキスに我を見失い・・・没頭していったのだ。
激しいキスが終わると、僕はゆっくりと上に罹っている邪魔っけな布団を蹴り落とし、洋子の身体を弄りだしながら・・・ゆっくりと洋子の首筋に舌を這わせ、ベビードールをどのように脱がせればいいのか?素早く思考をめぐらせ、ゆっくりと優しくベビードールを剥ぎ取った。
そこには・・・これ?どこを隠しているの?と言いたくなる様なブラジャーとパンティーを身に付けた妖艶な洋子が厚手のカーテンを閉め、薄暗い部屋にわずかに灯るライトスタンドの灯りに照らされていた。
僕は洋子の胎内に1僕の僕自身から分身のお魚さんたちを放出して、熱いキスを交わしながら、洋子は僕のを僕は洋子の体温をお互いにしっかり抱きあい感じていると、鎮守の森の入り口からミサの鳴らすクラクションが響いてきた。つまり・・・”桃源郷に居るのなら・・・現実に戻りなさい”と言う意味のクラクションの音だ。
僕は放出したまま・・洋子の神秘の泉に溺れかけていた僕自身を引き抜き、洋子に熱いキスをして、ベビードールではなく、枕もとのネグリジェを手渡した。
僕は下着を付けるとセーターを被り、Gパンを履きながら・・片足でピョンピョン飛びはね、洋子の部屋を後にした。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第19話へ・・・続く・・・



















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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第19話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 9

ミサの運転する車が社務所の前の駐車スペースに滑り込んで来た時、僕は母屋の玄関で靴下と“格闘”し、サンダルを履いて外へ出た。丁度、車から運転していたミサと助手席からミミ。後部座席から美希が降りてきた。

「お帰りぃ~・・・・みんなは?」 僕は美希に尋ねただって・・美希が僕たちの“引率者”なんだから・・・
「ただいまぁ~!みんなを乗せたマイクロはねえ・・・先に地区長の家に向かっているわ[揺れるハート]
「そう・・・まあ・・荷物もあるしね。そのうち・・やってくるだろ。それよりミミは学校へ行ったんじゃなかったっけ?」
「臨時休校なんだって・・・電車が止まったからね・・・」
美希の代わりにミサが僕に答える。
「ふう~ん!そうなんだ・・・」
「それより・・・カオリと洋子は?」 美希はキョロキョロと辺りを見回しながら僕に尋ねる・・・
「うん。“お疲れじゃないのかな”ついでに・・奈々子もノックダウンしているし・・・・」
「ふう~ん。そう[揺れるハート] 

そう言いながら僕の腕を抱きしめると思い切りよく、僕の腕を抓る美希。それと同時に・・ミサは僕のもう片方の腕をミミと一緒にしっかりと握っている。

「い・・痛い!な・・なんで抓るんだよ!美希ぃ~」
「どうせ!ノックダウンしちゃったんでしょう・・・ノックダウンしたんじゃなくて・・・」
「ど・・どうだろう・・・お・・俺・・・無実だからね!」
「“無実なわけあるわけないでしょう”先輩に挨拶もしないで・・寝る娘たちじゃない[揺れるハート]
「白状しちゃった方が・・身のためじゃない[揺れるハート]?・・・」
「私もそう思うけど[揺れるハート]
「そ・そんなぁ~ミサにミミまで・・・解りました!白状すれば・・・いいんでしょう!ノックダウンしちゃいました!」
「やっぱりねえ[揺れるハート]~そんなところだと思っていたけど・・・」

話題を代えないと僕は三人の魔女の相手をするほど“体力”も“気力”も残っていないのを感じ取った。
このまま、三人相手の“ラウンド”をしたら・・・僕は多分・・・過労死するかもしれない。だって・・もう殆どスッカラカンになっているはずだ。僕の“僕自身の倉庫”に貯め込んでいた僕の分身たちと言う“精気”は、もうないはず。

「あっ・・そういえば・・・お勉強会は何時からやるの?」
「あらっ[揺れるハート]上手く誤魔化したわね~

美希はクスクス笑いながらも・・まあいいか!と言う顔をしている。多分・・東京に帰ったらその分、“頑張る”ことになるんだろう。

「ご・・誤魔化してはいないんじゃない?今回は“お勉強合宿”だもんね。名目上は・・・」
「名目上はね。でも・・親睦会と作戦会議がメインの気がするけど[揺れるハート]・・・」
「そ・・それは・・“健全”な男としての・・・と、“復讐”のためで・・・」
「まあいいでしょう。今日は・・午後2時から4時間やるからね。そのあと・・・バーベキューパーティーよ!」
「やったあ~じゃあ午後2時まで寝てていい?」
「駄目!ミミに数学を教えなさい。夜は物理・・・」
「げっ!お・・俺。し・・・死んじゃうかも・・・いや・・死んだ方がマシかな・・でもミミのためだし・・やるか!」
「ごめんね[揺れるハート]
「いいよ・・ミミも大事な人の一人だもんな・・・」

そうでしょう・・そうでしょうと・・頷きながら僕にマクドナルドの袋を、車から引っ張りだし手渡した。

「はい!決まり・・じゃあ・・これお昼ご飯ね[揺れるハート]じゃあ・・ミサ行こうか?」
「はい[揺れるハート]
「ど・・どこへ行くの?」
「お買い物!バーベキューの準備しないとね[揺れるハート]それに・・・ちょっと買いたいものもあるし[揺れるハート]
「そう?じゃあ・・いってらしゃい。」

再びミサと美希は車に乗り込むと鎮守の森の出口へ向かう。僕とミミは一緒にその車が見えなくなるまで見送ることに・・・・だって・・二人とも・・“大の勉強嫌い”なんだから・・当然と言えば当然。

「ねえ[揺れるハート]!」
「う・・うん?」
「お部屋に行きましょうか[揺れるハート]?」
「お昼ごはんは?」
「“お勉強やりながら食べればいいんじゃない?」
「うん。しかし・・・ミミも変わったよね。まあ・・全員そうだけどさ・・・急に女らしくなったもん。」
「そうかしら[揺れるハート]言葉遣いは注意しなさいって言われたもの・・・」
「そうなんだ・・じゃあ・・やるか!折角就職決まったのに・・留年じゃ話にならないもんね!」
「よろしくね[揺れるハート]。」
「うん。じゃあ~やろうか・・・」

ミミは僕の腕をセーラー服の胸に押し抱くようにして、僕をミミの部屋がある2階に引っ張ってゆく。
まあ・・僕は悪い気はしない。階段を上がってすぐの部屋。まあ・・いずれ僕と優子の間に子供が生まれれば
子供部屋にする予定だった・・・元々兄さんの部屋だった場所がミミにあてがわれている。
その隣の部屋が優子の部屋。そして・・・遊びに来た優子や兄さんの友達連中が泊まった部屋が、カオリの部屋として今は使っている。ミミの部屋には兄さんが使っていた机といす。それに洋服ダンスとベッドが置いてあるんだけど、兄さんがもし・・この部屋を見たらビックリするだろう。なんてったって・・・“現役引退”を控えたスケ番の部屋とは思えないくらい“乙女チック”な部屋になっているんだから・・・

「そのセーター着てくれたんだぁ[揺れるハート]
「うん。みんなの愛かな・・ちょっと重いけど着心地はいいよ。ミミはどの部分を担当したの?」
「ええとねぇ~ココでしょ・・それに・・ココ・・・あっココとか・・・・」

僕の着ているセーターの担当した部分を・・・つんつんと人差し指で突きながら、いちいち説明してくれる。

「ここ編むときねぇ~大変だったんだよぉ[揺れるハート]
「そうなんだあ~」とか「へえ~」とか・・・一応・・返事はしているけど・・・胸元からチラチラ見えるミミのおっぱいにすっかり釘付け。だって・・・“十人十色”と言うけれど、全員が全員違う味がするし・・まあ・・・付いているものが同じだけなんだから無理はないよね。だって・・僕“ヤリタイ盛り”だもん。でも。ミミが留年する羽目になったら、多分・・僕の物理と数学の教え方に問題があったからだと、巫女’sに責められるのは間違いがない。
何せ・・・優子や洋子・奈々子はカオリの家の病院に勤務しているし、ミサも元そこの看護婦。そしてそこへの就職が決まっているミミなのだから・・・僕は“煩悩”を振り払い、(奈々子に洋子それにカオリとやっていて良かったそれじゃなきゃ・・・押し倒すところ・・・)必死に・・・訴える本能を説得する理性。

「あ・・あのさ・・・マック食べて勉強始めようか?」 そう言うのが精一杯だった・・僕。
「うん・・・そうよね[揺れるハート]

まあ・・アッチ方面のABCは得意中の得意なんだけど・・・数学を基礎から教えなければならないとなると、大変なことなんだけど・・・二人して・・マックに齧りつきながら・・ミミに数学の問題集を解かせることにした。
だって・・どこの辺りが解らないのか僕には想像がつかなかったからだ。
ウンウン唸りながらも一生懸命鉛筆を走らせ、そして消しゴムで消してゆくミミ。その横顔を眺めているとつい、
キスをしたくなるのが・・・僕の悪い癖。
「ここはね・・ミミ。この値をXに代入・・つまり置き換えるんだけど・・・そうすると・・どうなる?」とかヒントを出す。ついでに・・・覗きこむ振りをしながら・・・ミミの頬にキスをしてしまう僕。

「ねえ[揺れるハート]あと・・ポテト1本だけど・・一緒に食べない[揺れるハート]

ミミが咥えたポテトを一緒に食べるというよりは・・・飲み込んでゆき、そして、触れ合う唇と唇。
舌が絡み合うのも止まる気配もなく、キスをしながら僕の手はミミのおっぱいを弄りだす。

そこへ・・ドアをトントンとノックする音。慌ててミミから離れ、ドアを開けると奈々子が、コーヒーカップを載せたお盆を持って立っていた。

「ど・・どうしたの?」
「お邪魔だったかな[揺れるハート]
「ベ・・別に・・ちゃんと勉強しているけど・・・ホラ・・・・」
「あっ本当!・・・ミサから電話があって・・・コーヒーくらい入れてあげてって言うもんだから・・・・」
「ねえ~本当に・・それだけ?」
「まあ・・ね。ちゃんとやっていないと・・・って言っていたけど」
「やっぱり・・・」
「じゃあ・・“お勉強の邪魔しちゃ悪いから・・・私もお買い物に行って出勤するから・・・」
「うん。準勤だよね?」
「うん[揺れるハート]

僕はコーヒを載せたお盆を受け取り、机にカップを2個並べておいて、ミミの耳元で囁いた。

「これ以上・・邪魔が入らないか見回ってくる。」

コクンと頷くミミを部屋に残し、まずはカオリ。部屋のドアを開け、布団の際まで行き・・寝息を確認。音をたてないように部屋を出て、階段をそぉ~と降りてゆき、洋子の寝息を確認して、部屋を出たところで・・・後ろから・・“ちょんちょん”と突かれ・・振り向くと、奈々子だ。

「シィ~!」

 唇に人差し指を当てて見せる僕。奈々子は「解っているわ!」とばかりに頷いた。“行ってらっしゃい”に濃厚なキスで奈々子は玄関を出てゆき、車に乗り込む。僕は見送りにでて・・窓からまたキスをして送り出すことに・・・

「解っているわね・・ミミの“お勉強”ちゃんと見てあげてね[揺れるハート]
「うん。」

奈々子の車が鎮守の森を出ていったのを確認すると、僕はダッシュでミミの部屋に戻り、ミミを抱き寄せると“お勉強”の再開を開始することにした。本能の僕は“危険”を察知している。カーテンの隙間から覗くと、地区長の家の方から、仲間たちが・・・リヤカーを引っ張って鎮守の森へ入ってくるのが見えた。

「あちゃぁ~。ミミ・・・あいつら来ちゃった。そうだ・・・例の件!」
「あっ!今日・・休校になっちゃったから・・・電話して集めるわ。明日か明後日で良いわね?」
「うん。よろしく!それから・・・ちゃんと教えるからね。後で・・・何だったら・・学校休める?」
「うん。大丈夫。就職活動の結果まだだしてないもん[揺れるハート]。」
「解った!じゃあ・・・あいつらとの勉強会以外は責任を持って教えるからね!」

僕は部屋を飛び出すと、仲間たちのところへ走って行き、リヤカーを押すのを手伝った。リヤカーにはバーベキューの道具と一緒に・・・

「ん?孝一クン・・お前ら・・盗んで来たのか?いや・・誘拐してきたのか?」
「馬鹿!そんなわけねえだろ・・・由香ちゃんママも買い物に行っちゃったんで・・・ついでに連れてきたわけ!」
「おしめとかは?」
「ある・・・ミルクもな!」
「それで・・聞きたいんだけど・・誰が世話するんだ!」

オオカミたちの手という手の人差し指が全て僕の方を指しており・・・

「お・・俺?な・・なんで・・・・」
「だってさ・・・一番先にお前が子持になりそうじゃん。練習すればいいだろ・・・地区長と奥さんは病院に行っちまった。誰か具合が悪いんだってさ・・・・」
「だ・か・ら・・・何で俺?」
「冗談だよ・・神社に誰かいるだろ・・・ナース軍団。」
「ああ~居ることは居るけど・・寝ているぞ!そうだ・・・洋子の横に寝かせておくか・・・」
「そうだな・・・腹が空いたら泣くだろうし・・・おしめが濡れても・・泣くから・・そうするか・・・」
「あれ?白○は?」
「ああ・・由香ちゃん2号を迎えに小学校へ行った~今から尻に敷かれているわ・・・」
「なるほどな・・・じゃあ・・・孝一クンを洋子の布団に潜り込ませてくるから・・お前らバーベキューの支度しといてくれ!」
「おう!」

鎮守の森はまるで・・仲間たちの来訪を喜ぶように木立を震わせています。孝一クンは僕の腕の中でにこにこ微笑んでいます。僕はミルクやらおしめやらの入ったカバンを肩に掛けてもらい、洋子の寝室へ向かい、洋子の腕の中に孝一クンを抱かせ・・・静かに部屋を出ようとしたとき・・・・

「おんぎゃあ~!」

泣きだした孝一クン。その声を聞いて飛び起きた洋子。
「な・・何なの一体・・・だ・・誰・・この子?」
「ばれちゃった・・・地区長のところの孝一クン。ちょっと訳ありでさ・・洋子ぉ~悪いけど・・おっぱい飲ませてやって・・」
「出るわけないでしょう!まったく・・・いいわ。私に・・面倒見ろ!ってことなのね?」
「うん・・平たく言えば・・・」
「解ったわ・・・ちゃんと面倒みておく。」
「よろしく!」
「貸しだからね・・貸し[揺れるハート]・・こんにちは・・孝一クン!」

僕は洋子に孝一クンを押しつけると・・カバンを置いて部屋から逃げ出した。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第20話へ・・・続く・・・












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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第20話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 10

攫ってきた孝一クン。・・いや、厳密に言えば、“子守り”を頼まれた佐々木くんたちは、僕の所へ連れてくればナントカなると思ったらしいのだけど、まだ、僕は子持ちではないので、洋子に孝一クンの面倒を押しつけた。庭でバーベキューの用意をしている仲間たちに合流した。

「お~い!お待たせぇ~」
「おう!そういえば・・・あれどうした?赤ん坊・・・」
「ああ・・洋子におしめを換えてもらって、ミルクを飲んでいるんじゃないか?」
「ミルクって・・洋子のおっぱいか?」
「馬鹿っ!出るわけねえだろ・・・出た事もないもん。」
「ちょ・・ちょっと待て!お前試してみたのか?」
「試したと言うより・・吸ってみたけど出なかった・・あっ!」
「ほほう!諸君!許せるか・・こいつ?」
「許せな~い!」

一斉に僕に襲いかかろうとするところへ・・・孝一クンを抱いた洋子が窓から顔を出した。
さっきまでおぎゃあおぎゃあと泣いていた孝一クン。おしめを換えてもらい、ミルクを飲んで今はスヤスヤ寝ているみたい。

「あんたらぁ~うるさいわよぉ~孝一クンが起きちゃうでしょ!」
「は~い!」

僕たちは作業を中断して・・まるで聖母マリアがイエスキリストを抱いているかの様に見える洋子の元へ走り寄っていった。

「へえ~こいつ・・すっかり満足して寝て居やがる・・」
「佐々木ぃ~赤ん坊は寝るのが商売だろうが・・・」
「ほっぺた触っていいかな・・・・プクプクしているし・・・」

僕が孝一クンのホッペを触ろうとすると・・・洋子はくるっと向きを変え、僕の延ばした手が孝一クンに当たらないようにする。

「絶対に駄目ぇ~!バイキンだらけなんだから・・・」
「えっ!俺・・バイキン扱い?それって・・・」
「あはは・・・部長!バイキンだってさぁ~」
「あのなぁ~!」
「違うの!全員・・自分たちの手を見てみなさい。ドロだらけ・・それに炭で真っ黒でしょう!」

僕たちは自分達の手をしげしげと見ると・・確かに汚れている。

「あっ・・本当だわ・・・汚れている!まあ・・いいや・・洋子に赤ん坊は預けたんだし・・作業やっちまうおう!」

僕たちはブロックを積み上げ、その上に鉄板と焼き網を載せ、炭の山と薪の山を拵えた。まあ・・ここまでやっておけばすぐに食べられる。ついでに・・畑の土の中に穴を掘って埋めてあったサツマイモやらじゃがいもを掘りだすと、その横に置いた。

「さてとぉ~諸君。作戦会議するかぁ~色々説明して謝らなきゃならないところもあるし、集会室に行くか?」
「おう!」

僕たちは庭の水道で手を洗い、集会場へ向かった。もちろん入り口には、関係者以外立ち入り禁止。と書いた紙を張った。
僕たちは車座に座り、仲間たちと別れてからの鬼クマとの一部始終を仲間に説明し、そしてマーキングの問題がすり替えられる恐れがあることを伝えそして詫びた。

「いいんだよ。部長!しょうがねえじゃん!まあ・・やるっきゃねえよな・・・」
「ああ・・そう言うこと!気にすんなよ・・」
「悪いな・・奴の挑発に乗んなきゃよかったんだけどよ・・・・」
「まあ・・遅かれ早かれ・・・奴は一回締めなきゃならなかったし・・・」
「そうだな。渡辺の無念も晴らさなきゃ!」
「で・・・部長!俺らだけでやっちまうか?」
「いや・・・俺らだけでやっちまうと・・・兄さんと美希の・・・両センセーに迷惑がかかる。」
「じゃあ・・例のごとく・・・」
「そうだな。例のごとく・・黒子に動いてもらってだ・・・今回は中坊も巻きこんで大々的にやる。舞台は学校!」
「なあ・・・いっそのこと・・簾巻きにして綾瀬川に投げ込むか?」
「いや!奴には生き地獄を味わってもらう。静かにそして・・深く反省の海に沈んでもらうことにしよう。」

僕たちはどうやったら・・・体育馬鹿の鬼クマを“退治できるか”を話し合った。何せ・・・鬼クマは理事長の甥っこの立場を利用して、散々好き勝手なことをやってくれたわけで・・・他の先生方も嫌っているのは知っている。
だが、僕たちが首謀者だってことがバレたら大変。兄さんや美希に迷惑を掛けるわけにはいかない。
まあ・・仲間たちには内緒にしておくけど、散々嬲り者にして笑い物にしてから、僕はタイマンをするつもりだ。
僕だけなら無視していれば済むけど、美希まで馬鹿にされたんでは、そのまま放っておいたら・・僕は僕でなくなるし、男が腐ってしまう。

「あっ!そう言えばさぁ~T女とのコンパは?」
「さすがだな・・・大岩。まあ・・・ここへ来る要因を作った張本人だけはある。」
「あのよぉ~いつまで言われるわけ・・・それ!」
「そうだな・・・多分・・・」
「一生!」 僕たちは異口同音で答えた。
「一生かよ・・勘弁してくれ!」
「まあいいや・・明日か明後日にやる。そうだ・・パーティーグッズは?」
「大量に買い込んで来た。クラッカーだろ・・・ねずみ花火に爆竹とか・・・色々飾りもな!」

その時・・美希とミサの帰森を伝えるクラクションの音が響いた。そろそろ・・作戦会議はお終いにしなければならない。

「おい!勉強会の準備しとこうぜ・・・」
「そうだな・・・一応、お勉強合宿だもんな!」

僕たちは各自に1個ずつの座卓というテーブルを並べ、そのうえに各自問題集を並べた。

「なあ~佐々木ぃ~。孝一クンここへ連れてきたの・・由香ちゃんママ知っていたっけ?」
「ええとぉ~白○には言っておいたから・・・あれ?あいつも来てないじゃん・・・」
「ああ・・・ままごとの相手でもさせらているんじゃねえか?」
「おい!誰か様子見てこいよ!あいつ・・まさか・・襲ってないよな・・・」
「ま・・まさか・・・でも見てくる。ついでに・・・首に縄を付けて引っ張ってくるから・・・」
「ああ・・そうしてくれ!時間までに戻ってこれるか?」
「ダッシュで行けばなんとかな・・・・」

僕と佐々木クンが外へ出たとき・・・2台の車が滑り込んできた。
一台はもちろん・・ミサが運転して美希が横に乗っている車。もう一台は由香ちゃん2号のママが運転する車。
それに由香ちゃん2号と白○が乗っていた。

「おい・・迎えに行かなくて済んだみたいだぞ・・・」
「どうやら・・そのようだな・・夜にでも袋にしておくわ!あいつ・・」
「任せた・・・」
「孝一クン連れて来ちゃったでしょ[揺れるハート]?」

美希が僕に尋ねる・・まあ・・僕は部長。つまりリーダーだから・・・仕方がないことなんだけど・・

「うん。そう。だって・・地区長とばあさん慌てて出かけちゃったらしいもの・・・」
「まったく[揺れるハート]それで・・孝一クンは?」
「洋子におっぱい飲ませてもらって・・・じゃないや・・ミルク飲ませてもらって・・・一緒にいるんじゃない?」
「そう・・それならいいけど・・・みんな揃っているわね?」
「うん。」

そこへ洋子がご機嫌な孝一クンを抱いて現れ、由香ちゃんママに手渡す。僕と佐々木それに・・・夜、袋だたきにされるであろう白○は、美希に連れられて集会場へゆく。二階から駆け降りてきたミミと洋子がミサを手伝い、大量に買い込んできた食材を運びこむ。どうやら・・パーティーの食材まで買い込んできたらしい。
僕たちはそれから・・3時間“も”必死に期末試験の勉強をさせられ、その間に“ウエルカムバーベキュー”大会の準備が進められていた。
優子が病院から戻ってきて、バーベキューが始まり、僕たちは・・必死に肉を奪い合い、口の中に放り込んでいった。

仲間たちはバーベキューを堪能して撤収して帰ってゆく。勿論・・宿題を出されてだが・・・僕はこれから、ミミに数学の続きと物理を教えねばならない。
準夜勤だった奈々子が紗江子を拾って帰ってきて・・居間は宴会場と化していたのだが、僕はミミに数学と物理を教えながらも・・・互いの体温のぬくもりを感じていた。だって・・机ではなく・・・ミミのベッドで“お勉強”をしていたのだから・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第21話へ・・・続く・・・・ 












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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第21話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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こっほん!

ご来場の皆様!いつもお越しいただきありがとうございます。
そして・・・初めてお越しいただいた方は、初めまして・・・
僕です。鎮守の森の小さな神社の神主代行をしていますが、東京の下町にある某私立学園の高等部1年B組に在籍する。高校1年生。16歳です。運命のいたずらなんでしょうか?ここの神社の巫女だった優子と恋に落こっちゃいまして・・まあ・・元来“おっちょこちょいな性格”ですから、そのまま・・気がつけば3回も結婚式を色々な人々の好意により、しちゃいました。“法律なんぞ、クソ喰らえ!”の生き方をしてきましたから、法律がどうのは関係もなく、まあ・・この村の駐在さんだって「建前より本音だろうが・・」と・・・因みにこの駐在さんの奥さんもヤクザも避けて通る“T女”の卒業生を奥さんに貰い、そのせいなのか?本人に欲がないからなのか?それとも村が好きなのか?良く解りませんが(聞いても答えてくれません)この小さな村をグルグルと廻っています。
まあ・・・先日のヤクザ壊滅事件では散々後始末を、T県警の皆様にしていただき、(でも・・全員がT女出身と結婚しているとは・・・恐るべし!T女軍団)感謝・感激・雛あられです。
おかげで・・僕たちも何故か表彰状までいただき、“退学寸前の落ちこぼれ”が今ではすっかり“模範生徒”扱いです。
さて・・今日は・・仲間たちが楽しみにしていた・・「コンパ」の日です。場所は・・・地元のヤクザは勿論、酔っぱらいも避けて通るほどの・・・スナック楓・・・まさか・・・こんな展開になるとは知らなかったんですけど・・・
では・・いよいよ・・開演のお時間の様です。僕たちが最も自由で・・生き生きと輝いていた時代。昭和50年代へ時間を遡りましょう・・・それでは・・ご一緒に・・・タ~イム・・・スリップ~

「サ・サプライズなゲスト・・・・」 1

鎮守の森の小さな神社の集会場。ここは紗江子が贈ってくれたピアノがあるけど・・原則的には村の集会をしたりする場所。そこで僕たちはそれぞれ・・・早朝から各家々の手伝いをして集結した。
別に集結と言っても・・・悪さをするわけではなく、期末試験に向けたお勉強合宿と言う名目なわけで、各自問題集に向かっているけど、気はそぞろ・・・何たって・・・今日は“スナック楓”の開店時間を早めてもらい、T女のみなさんとコンパを開くことになっている。
まあ・・目の前に“にんじん”がぶら下がっているので、気はそっちの方へ行っているけど、僕以外の仲間たちは不平不満も言わず、例え昼食が、おにぎりだけだったけど・・・必死に今日のノルマを各自黙々ろやっているわけだ。僕以外と言うのは・・僕はそのあと・・会場使用料と飲み物や食べ物代を身体で払わなければならない。
“身体で払う”と言ってもアッチの方ではない。ママはアッチの方で返済してくれてもいいわよ!と言っていたけど・・・・僕の本能は危険信号を出していたので、4日間僕はアルバイト料も貰わず、ステージをこなすことになっている。まあ・・普段、学校へ担いでいってもらったりしている仲間へ対して、ほんの少し恩返しができるわけだ。
だが・・彼らがこの間のミサ救出作戦で殴り込みに行った際に仲良くなったT女のみなさんと”発展”出来るかは各自になんとかしてもらうしかないけど・・・
まあ・・・ぼくに出来るのは、会場を用意したのと、ムードを盛り上げるラブサウンズを演奏することぐらいだ。
でも・・こいつらダンスくらい出来るんだろうか?それが心配なんだけど・・・・みんなクリスマスの“メインディッシュ”獲得に向けて頑張れ!と心の中でエールを送る。僕の場合は・・・多分・・・僕が“メインディッシュ”にされるんだろうけど・・・・・

「なあ~まだかな・・時間。」
「大岩ぁ~静かにしてろ!誰のせいで・・・1時間も正座させられていると思っているんだぁ~ボケッ!」
「おい!Yに大岩・・いいかげんにしとけ!これ以上・・正座させられていると・・洒落にもなんねえ~」

何故、僕たちが正座をさせられているのか?それは・・今から1時間と1分。つまり61分ほど前に遡る。

「やったぁ~今日のノルマは終わり!そうですよね・・・美希センセー」
「あら?大岩クン・・・まだ1分あるけど・・・」
「1分くらいいいじゃないですか・・・ケチなんだから・・・・」
「そうね[揺れるハート]ケチは良くないわよね・・・うふふ[揺れるハート]

僕はいやな予感が走った。その嫌な予感が現実になりそうだったので・・・

「馬鹿!大岩~座ってろ!」 

そう・・・言ったんだけど、もう・・・すでに手遅れだった。あと1分我慢すれば、解放されるところだったのだけど・・

「はい。みんなぁ~腕時計外して持っていらっしゃい[揺れるハート] 僕たちは全員腕時計を没収され・・・・更に・・・
「はい。では連帯責任で・・全員1時間追加!更に正座してやること!」
「げっ!」 
「何か言ったかしら?佐々木クン・・・」
「い・・いえ・・・おい!部長!」
「う・・うん・・・あ・・あのぉ~美希・・・センセーちょっとお話が・・・」
「駄目!全員今日の予定パーにしてあげていいのよ[揺れるハート]・・あらぁ?お返事がないわね?」
「はいっ!」

まあ・・・美希の言うことも一理はある。僕以外の連中はどうやって口説けばいいのか?そればかり考えていたので、時間の掛った割りには、ノルマをこなしていなかったのだ。
ウンウン考え込む振りをして・・・“別のこと”を考えていたのだから・・・

「はい!じゃあ・・・課題を提出して頂戴!」

僕らはノートを美希に手渡した。今まで見た事もない早さで採点してゆく美希。
きっと美希は”僕との時間”を作るために、採点の技術を磨いたにちがいない早さでどんどん採点してゆく。

「まあまあ・・・かな。全体的に言えばね。部長はおっちょこちょいのスペルミス。佐々木クンは公式の間違い・・・・その他のひとは・・・もうちょっと頑張ってもらわないと・・・」 「はぁ~」

僕たちは全員・落胆の色を隠せなかった。多分・・これじゃあ~再延長は疑うべくもないと諦めかけたその時。

「まあ・・努力は認めてあげる!いいわ。全員本日の分は終わり!」「やったぁ~ご指導ありがとうございましたぁ~」

僕たちは立とうとした。立とうとしたんだけど・・・足が痺れて動けない。唯一、立ち上がれたのは青○クンだけ・・

「ったく・・面倒かけやがって・・大体、お前ら・・たるんでいるんだよ・・・」
「なあ・・部長!こいつに呪いかけちまえ!」
「そうだな・・・“をうそのんなよじにくとせらたもをいわざわに○おあよねつぎめのびうゆきつもをおのつのここ”」
「げっ!う・・うそだよな・・・部長!」
「いや・・・お前に呪いをかけさせてもらった!」
「解け!いや・・解いてくれ!頼むから!」
「しょうがねえな・・・“ろえたあをいわざわけだとつよちよねつぎめのびうゆきつもをつのここ”」
「これで・・解けたから心配すんな!」
「本当だな?」
「どうだろ?俺・・・中途半端な技しか覚えてねえもん!」

みんなが大笑いしている中、僕は佐々木クンにウインクして見せた。
つまり・・・ちょっとだけ災い・・つまり女難に落ちてもらうことにしたのだ。だって・・・由香ちゃん1号と言う婚約者が居るんだけど、青○クンちょっと張り切り過ぎているから天罰を与えた方がいいんじゃないか?とみんなの意見が纏まっていたし、ただ・・そのタイミングを計っていただけなのだ。
僕は昨夜、ミミの身体を使い、九尾の女狐にコンタクトして・・・相談をしておいたからなのだが、九尾の女狐が任せろと言うので、任せたんだけど・・・大丈夫なんだろうか?
仲間たちは一旦地区長の家に戻り、着替えと入浴をしてくる事になっている。会場の設営は紗江子とミサそれに、非番の奈々子と洋子それにカオリがしてくれている。
まあ・・・オオカミクンたちのそれぞれも健闘を祈りつつも、僕の胸の中にくすぶる不安があった・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第22話へ・・・続く・・・








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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第22話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「サ・サプライズなゲスト・・・・」 2

コンパが行われるまで・・あと3時間あまり。その間に仲間たちは地区長の家で入浴をしたり、着替えたりしているのだ。僕は鎮守の森に美希と二人で取り残されている。まあ・・取り残されているというより、そうなる風に仕組まれていた。もちろん・・こんな鎮守の森の小さな神社に飛び込みで“祈願”だとか“お祓い”に来るのはまずいない。美希の運転する車でコンパの会場へ送ってもらう事になっている。もちろん、“僕たちが何かやらかさないか?”と言う監視役は、紗江子と美希。あとは、ミミが参加するだけで、ミサとかは“夜の部”に来ることになっている。まあ・・仲間たちは夜の部は来ない。何故なら各自上手く行けば・・そのままデートに突入して、何をやらかそうが僕の知ったことではないからだ。上手く行かなかった奴らは地区長の家にトボトボ戻り、ヤケ酒でも飲んで騒いで寝るだけだけだと思う。
何しろ・・・僕は会場使用料と飲食代として肉体労働ではなく、“レン’sナイト”のステージをこなさねばならないことになっている。そのステージが終われば、そのあとミミに数学と物理を教えることになっているし、明日は祈願やらお祓いの予約が4本も入っている。まあ・・そのうち1本は紗江子の依頼によるもので、商売繁盛と僕たちの学力向上やら・・・健康祈願やら・・・だ。後は駐在さんのところの安産祈願と病院のご紹介の病気平癒祈願が2本。明日は日曜日なので、お勉強会はお休み。上手くいった奴らはデートを楽しむために出かけ、残った奴らはそれなりに・・・地区長にこき使われるのか?それとも、各自自主勉強をするしかないのだ。

「あなたも・・おめかししなきゃ[揺れるハート]
「はい?そんな必要ないじゃん。俺は主役じゃないんだからね。ミミのパートナー務めるだけで・・」
「あのねえ~夜の部もあるじゃない。どうする?タキシード着る?」
「ご・・ご冗談でしょ?タキシードは夜の部だけ・・・コンパは着ないからね・・・ジャケットでいいじゃん。」
「じゃあ・・・そう言うことにしておいて・・・お風呂は入らないと・・・ね[揺れるハート]!」

美希の眼が妖しげな眼差しに変わる。先生の顔から、僕を誘惑する魔女の顔に・・・つまり、僕を誘っているのだろう・・・

「うん。じゃあ・・美希も一緒に入る?」
「当たり前でしょ[揺れるハート]~あなたを磨かないといけないし・・・一緒に入るわ[揺れるハート]
「当たり前か・・・まあ・・そういうもんなのかな?」
「そう[揺れるハート]それと・・お洋服はみんなで決めておいたからね[揺れるハート]
「えっ!」

僕の着替えは既に昨夜の“THE’飲み会”で既に吟味されていて・・用意されていた服を着るしかないらしい。
僕は美希に腕を引っ張られユニットバスへゆき、僕の身体は、美希の身体という極上のスポンジにタ~ップリつけられた石鹸で丁寧に洗われ、ついでに・・・隆起し始めた僕の僕自身は美希の神秘の泉を覆う森と泉のふちで丁寧に洗われてゆく。僕の僕自身はもう・・やる気満々まで隆々隆起してゆく。

「はい!お終い[揺れるハート]
「えっ!これじゃあ~“ヘビの生殺し”じゃん。」
「ばかぁ[揺れるハート]続きは・・お布団の中に決まっているでしょう[揺れるハート]
「そ・・その前にちょ・・ちょっとだけ・・・」 

僕の懇願する眼に見つめられ、そして・・隆々隆起する僕の僕自身に目を遣った美希。

「もう[揺れるハート]ちょっとだけよ・・・」

美希の両手をバスタブの縁に捕まらせると、僕は美希の白い腰を抱え、あふれ出る美希の神秘の泉に僕の僕自身を埋め込んでゆく。美希も“ギリギリ我慢”の状態だったらしい。まあ・・始まっちゃえば「ちょっとだけ!」で終るわけがない。終るわけがないんだけど・・・“さっきの正座の仕返し”がまだだったのを思い出した僕は、わざと美希が逝きそうになると僕の僕自身を引き抜いた。

「あん[揺れるハート]いじわるなんだから・・・」
「意地悪?だって・・ちょっとだけって言ったのは美希でしょ?」
「そ・・そうだけど・・・火を点けといてそれはないわ[揺れるハート]
「続きはお部屋じゃなかったっけ?お布団の中とか言っていたような・・・・」
「もう!じゃあ[揺れるハート]お布団に行きましょう[揺れるハート]一杯可愛がってもらうから・・・」
「アペックプレジュール!」

美希は僕を手早く拭きあげ、バスローブを僕に羽織らせると僕をユニットバスから追い出した。僕はバスローブ以外着ていないので、“美希の部屋”へ行った。そこにはいつの間に敷いたのか?一組の布団が敷かれ、厚手のカーテンが閉じられ、枕もとにはシェードランプの灯りと水差しが置いてあった。

「なんだ・・・やる気満々だったのは向こうも同じだったみたい・・・」

僕は2個並んでいる・・・何故か各部屋には僕用の枕が一個ずつ備えられているし、灰皿も僕の好みの銘柄のタバコもライター類に至るまである。まあ・・・強いて言わせてもらえば、どこの部屋にも“今度産む”は何故か無い。まあ・・あっても使わない。だって・・・“鮮度いいうちは・・・生”に限るでしょう・・やっぱり・・・
まあ・・一応・・・「体調が悪いからはいっちゃ駄目よ!」というマークが存在するんだけど・・・
そのマークが出ている部屋には行かない。まあ・・行ってもいいんだけど・・悲惨な事になるケースが多いので、
なるべく近寄らないようにしている。優子に至っては僕をミサの部屋へ行かせたりする。
僕は布団の中でバスローブを脱ぐと、うつ伏せ状態になり、シェードランプの灯りを眺めながら、枕もとのタバコに火を点ける。

「ふうっ~うま!」 

僕は煙を吐き出しながらつぶやいた時・・・襖がそぉ~っと開いて、ガウンを纏った美希が入ってきた。

「遅かったじゃん!」
「うん。ちょっとね[揺れるハート]

僕の方を妖しげに見ながらガウンの紐を外し、ガウンを脱ぐ美希。
僕は自分の眼を一瞬疑った。眼をゴシゴシと擦ってもやっぱり見えている像は美希そのものだったが・・・
美希は僕のすぐ横に潜り込む前に、僕に衝撃を走らせたのだ。
そこには・・・薄い淡いピンク系のベビードールを纏っているんだけど、スケスケ状態で、ブラジャーに至っては全面黒のレースに花柄があり、丁度花の中心には美希のおっぱいの先端のさくらんぼうが、位置しているし、眼を下にやれば・・・お揃いのパンティー。この格好だけでは・・絶対学校の先生とは思えないほど。まるで・・トルコのお姉さんが着用しているような下着。まるで僕に挑戦するかのような姿で現れたのだ

「うふふ[揺れるハート]どうかしら?」
「ごくっ!・・・」 

僕は唾を飲み込んだ。だって・・・僕の僕自身は最高MAXの状態になってしまっている。
美希は僕のそばに来るとくるっと一回りして見せた。

「お気に召した[揺れるハート]?」
「うん・・・」

僕は布団を撥ねとばし、美希を抱きしめ・・・布団に横たえる。もう・・こうなったら・・本能に任せるしかない。
美希に熱くキスをし・・・美希に挑みかかってゆく。
多分・・・昨日、美希が買い物に行った時に買ってきたのだろう。そして・・美希の瞳の中に僕は九尾の女狐の姿を見たのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第23話へ・・・続く・・・





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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第23話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「サ・サプライズなゲスト・・・・」 3

美希の身体に“九尾の女狐”が乗り移っている。そう・・確信した僕は、悟られないように呪文を掛けた。
まあ・・毎度おなじみになりつつある9本の尻尾を結んじゃうアレ!だけど・・・
僕はさっき・・・青○クンに“呪文”を掛けている掛けたのは僕だけど・・・どんな災いが待ち受けているのか知る必要がある。何せ、呪文を掛けたけど青○クンは仲間。あんまり酷い災いなら解いておかなければならないからだ。

「おい!九尾の女狐!乗り移っているのは解っている出てこい!」
「いやだぁ[揺れるハート]~あなた何を仰っているの[揺れるハート]

僕は更に“呪文”を唱え、締めつけを強くした。

「解ったわ[揺れるハート]白状する・・だから尻尾の締めつけ止めて頂戴[揺れるハート]
「一体・・いつまで美希の声色を使うんだ!いいかげんい出てこい!聞きたい事がある・・・」

九尾の女狐は観念したのか僕の指示に従わざるを得ない。この鎮守の森では、僕の力の方が強いからだ。

「解った!なんの用じゃ!」
「お前・・・青○にどんな災いを与えるつもりだ?俺の仲間なのは知っているよな!」
「無論じゃ!大体・・お主がわしを呼び出しおったくせに・・・ぬかったわ!ここはお主の結界の中じゃった!」
「だ・か・ら聞いているんだ!青にどんな災いを・・・」
「心配せんでええ。あいつはいい奴じゃ。ホレ!祠を直して貰ったとき・・・あいつお経を死んだ我が子に唱えてくれた・・・じゃから・・・ちょっとした悪戯をしておいた・・・」
「だ・か・ら・・・何を?」
「心配いらん!逆に・・あれのためになることじゃ・・・」
「もし・・嘘だったら・・・」
「嘘?わしは嘘などつかん!」
「もしもだ!その時は・・・約束守らないからな!」
「解った!ただ・・おぬしたちもびっくりするかもしれんが・・・お主の・・仕事・・」
「仕事?お祓いか?」
「いや・・・夜やっている・・・」
「ああ・・・ピアノか・・・」
「そうじゃ・・・それで円満解決になる・・・」
「解った!じゃあ・・・もういいや!」
「お主は良くても・・・こっちは約束を守ってもらわねば・・・」
「了解!じゃあ・・“美希”に戻れ!」

僕が呪文の縛めを解くと・・・九尾の女狐は「こ~ん!」と一啼きすると消えていった。
そして・・そこには・・“抜け殻”状態になった美希が居た・・・・

「み・・美希!大丈夫!」
「あっ[揺れるハート]あたし・・・・」
「うん!大丈夫!ちょっと“降霊”してただけだから・・・九尾の女狐がね・・・」
「えっ!わ・・わたし・・・今日のお勉強会終った後から記憶が・・・どうなっちゃったのかな?わたし[揺れるハート]・・」
「うん。俺が青○に術を掛けたときに・・・一緒に降りてきちゃったみたい。でも、もう戻ったから大丈夫!」
「急にね・・あなたとエッチがしたくなって[揺れるハート]
「だろうねえ~今のこの状態は正しくそうじゃない?」
「えっ[揺れるハート]ア・・あたし・・何で・・・そうだ・・・洒落っけだして買ってきた奴だわ。これ!・・・」
「やっぱりねえ~美希も・・九尾の女狐に選ばれたというより・・美希も望んだんだろうけど・・・」

僕は九尾の女狐との約束・・つまり美希が九尾の女狐の尻尾と繋がっている事を話した。
黙って聞いていた美希、時折、コクンと首を縦に振りながら頷いたのだ。

「じゃあ[揺れるハート]私は“伝説だったはずの九尾の女狐”に選ばれたのね?そして・・日本オオカミの末裔になるあなたと結ばれるために・・・・」
「まあ・・・そう言うことになるね。運命だったんだ・・・どうする?嫌なら運命の糸を断ち切ることもできるけど・・・」
「ばかぁ[揺れるハート]嫌なわけないでしょう・・・ねえ[揺れるハート]時間が勿体ないでしょ?」

再び、美希は僕に妖しげな視線を送ってくる。勿論、僕にも異存はないというか・・すっかりやる気満々。
既にスタンバイはOK!だし、エネルギー充填120%いつでも・・・行ける。
美希は自らスケスケのベビードールを脱ぐと僕に布団の上に寝転ぶよう命じた。寝ころんだ僕の上に、ド派手なそして・・・付けていてもいなくても一緒じゃん!と言いたくなる“トルコのお姉さん”が付けているようなブラジャーとパンティーうを身に付けたまま・・・僕の上に跨ると僕の唇と上半身に“キスの嵐”を降らせたかと思えば、僕の上半身をまるでナメクジが這うように、美希の舌先が這いずりまわっている。
そして・・隆々とまるで天に向かい聳え立つような僕の僕自身はすっかり「アイスキャンディーか?」と言いたくなるよぷに舐めまわされ、しゃぶられている。どっちみち・・この態勢では僕が不利になるのは明白な事実だ。
何とか態勢を入れ替わろうと試みても、僕の上にはしっかりと美希が跨っていて僕の両腕も押さえこまれている状態では悪戯さえできない。

「ねえ~美希。交代しない?」
「らめ。ほんはひはぁわはひふぉはん[揺れるハート] (駄目。今回は私の番と言っているみたいだが・・・)
「あ・・あのね・・・」
「何て言っても駄目!」 美希は僕の僕自身を咥えていたのを放して、そう言い放った。
「まあ・・こっちはラクでいいけどさ!」 

僕は半分以上やけくそになりながら答えたのだ。まあ・・・下敷きになって美希の体重が載かっているだけで、対して体力も知力も必要はない。気力とあっちの力だけがあればそれでいいわけで・・・
美希は僕の僕自身を掴み、美希の神秘の泉を覆うしいあな布切れの隙間から、僕の僕自身を自ら神秘の泉に差し込んで・・勝手に僕の腰の上で、“上下左右そして回転運動”を始めた。

「あはん[揺れるハート]き・・気持ちいい?」
「どうだろ・・・まあ・・・入ってはいるんだけど・・・気分はあんまり・・・・」
「あっあん・・・あたしは・・・・き・・・気持ちいいけど[揺れるハート]・・・・」
「そんじゃあ~頑張ってよ!まあ・・・明日の朝くらいまで」
「あん[揺れるハート]あ・・あたし・・・壊れちゃうじゃない[揺れるハート]

気持ちが良いのは確かなんだけど・・僕は日本オオカミの末裔。つまり・・組み敷かれるのはどうも好きになれない。まあ・・勝手に何回でも逝っていただいて・・・でも・・僕は僕の分身の放出はあり得ないだろう。
だんだんと美希の息遣いは荒くなり、そして僕が狙っている“隙”が出てきた。
僕はこの時を待っていたのだ。僕の両腕の自由が効けば、鍛えた腹筋力にものを言わせ、防御から攻撃する側に廻るその時を・・・・
両腕を“救出2した僕は上半身を一気に起こし、僕の上で盛んに腰を振り続けている美希の身体をがっしりと掴むとそのまま・・態勢を入れ替わってゆく・・・

「あん[揺れるハート]あああ・・・・・・・・ぬ・・抜いちゃやだぁ[揺れるハート]~」
「駄目!今度はこっちの番!散々“可愛がってもらった”から・・・恩は倍返ししないと・・・」

僕は美希には言っていないことがある。つまり・・美希の身体の中は“九尾の女狐”が憑いている。
まあ・・・青○クンにあんまりひどい“悪さ”をさせる前に僕は九尾の女狐にも、そして・・美希にもスペシャルサービス・・・僕の経験から編みだした全ての技をつぎ込むことにした。
まず、美希を覆う“最後の布切れ”であるブラジャーを剥ぎ取り、パンティーをククルと丸め、足首から抜き取ってゆく。

「さてと・・まずはいい声で啼いてもらおうかな?」
「えっ[揺れるハート]あん・・あっぁぁぁぁぁぁぁぁ[揺れるハート]

美希には悪いけど美希のウィークポイントは知り尽くしている僕。美希の身体を鍵盤代わりに、“九尾の女狐”が言っていたから一応・・・ピアノの練習もさせてもらうことに・・・・特に、美希の身体に一回刻み込んだ“We’re all alone”を何度も繰り返し・・・美希の身体に刻み込み、オオカミ流に美希を四つん這いにさせると、一気に僕の僕自身を“深々と差し込み”、そして・・その体制のまま・・僕は美希の神秘の泉の奥底を感じながら、僕の分身を解き放ったのだ。

「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第24話へ・・・続く





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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第24話        [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

こっほん!

僕です。どうも・・・未来の僕はどうしようもない奴みたいです。まあ・・・自業自得と言われればそんなもんなのでしょう。まあ・・・“なるようにしかならん!お前の場合・・・”とお褒めとも突き放しともとれるありがたい言葉を、担任はじめ各先生方から頂いていますから・・・(これって・・・“匙を投げる”ってことなんでしょうか?)
おかげで僕たちもすっかり準備が出来ているのに・・・・「一体いつ幕が開くんだ?」という心境になってきていたところです。
あんまり・長く前説をしていると・・・悪たれ連の連中に袋だたきにあいそうなので、この辺で・・・
それでは・・・皆様。僕たちと一緒に時間旅行の旅に出ましょう・・・僕たちが一番輝き・そして僕たちが自由気ままに生きられた時代・・・昭和50年代へタ~イムスリップ・・・・

「サ・サプライズなゲスト・・・・」 4

美希との激しいバトルが終わり、汗だくだくになった僕がお風呂場で泳いでいた頃、まあ・・本当は投げ出していた石鹸に滑り・・・頭から浴槽にダイブすることになったのが正しい。
美希は全くしょうがないわねとばかりに首を横に振り、手早く入浴を済ませると化粧と着替えのためにお風呂から出て行き、今夜のためにドレスアップをしていた頃、鎮守の森への入り口の方から聞いたことのないクラクションの音が聞こえてきた。

「ん?誰だろう?まあ~いいか!社務所には札をぶら下げてあるし・・・それより・・・どうやってスナック楓まで行けばいいんだ?車全部・・・出払っているし・・・」

僕は着替えを済ませると、バスタオルで頭を拭きながら・・・居間に戻るとミミが待っていた。

「あれ?ミミだったの・・・今のクラクション?」
「うん[揺れるハート]車買ったんだぁ~今日。納車されたの・・・・」
「へぇ~よく・・そんなにお金があったね?」
「えへへ[揺れるハート]・・・親から借金したの・・・出世払い・・・」
「ああ・・・いわゆる“たかり”だよね・・・・」
「まあね[揺れるハート]就職内定のお祝に・・・出させた!」
「じゃあ・・明日。安全祈願してあげるよ・・・効き目があるかどうか・・よく解らないけど・・・」
「うん[揺れるハート]ありがとう。」
「玉串料は・・・」
「ええっ~お金取るのぉ[揺れるハート]~」
「いいや・・身体で払ってもらうことにして・・・“肉体労働”」
「うん[揺れるハート]じゃあ・・・先に少し前払いしておくね[揺れるハート]

ミミが僕に抱きついて来て、熱いキス。今日のミミの格好は普段とは違い、ちょっとお嬢様風に決めている。
まあ・・初対面はモロに“スケ番ミミ”だったし・・・ジャージ姿でうろついていたり・・・巫女姿だったり・・
普通のその辺の女子高生姿だったり・・・色々見てきたんだけどちょっと意外な感じがした・・・

「ねえ~ミミ・・そんな洋服持っていたんだ?」
「ううん。ミサさんがこれ着なさいって貸してくれたの[揺れるハート]・・・似合うかな?」
「う~ん。“馬子にも衣装”・・・だっけ?」
「怒るよ!」
「怒っているじゃん!」

そのとき居間の襖が開いて美希が入って来て、僕の腕を抓る。

「あのねえ~あなたは女心が解ってないわね。ねえ~ミミ!」
「は・・はい。」
「女心?・・16歳だからしょうがないじゃん。この歳でそこまで解っていたら、末恐ろしいでしょ?」
「そうね[揺れるハート]今でも・・末恐ろしいのに・・・・」
「すみませんねぇ~そんなのに引っ掛かったというか・・引っ掛けたのはどこの・・・・」
「もう[揺れるハート]それより・・ミミに可愛いとか言うのがジェントルマンでしょ?」
「そうだった・・・・ええとぉ~見違えた!良く似合うよ・・・これでいい?」
「最後のこれでいいは余計でしょう!」

僕の腕は今度ねじり上げられる。まあ、今でこそ僕たちの学園の中等部の教師をやっているけど、元々美希もスケ番。“チェーンの美希”と言ったらその辺で敵う男はいなかったと紗江子が言ってたっけ・・・

「セ・・・先輩。美希先輩。そろそろ・・行きませんと時間が・・・・」
「あら[揺れるハート]そうだったわね。行くわよ!」
「行くわよって・・・まだ・・・頭が・・・・」
「もう[揺れるハート]!ミミ・・ドライヤーとか持ってきてくれる?」
「はい・・・」
僕の頭を手早くドライヤーで乾かし、それなりのヘアースタイルにされ・・・もちろん。僕の意向は完全に無視され、美希好みの髪型にされた僕は、夜の部の衣装と共にミミの運転する“箱スカ”の後部座席に押し込まれ、
スナック楓に護送された。仲間たちはと言うと、軽トラの荷台めいめい・・“精一杯のおしゃれ”をしてスナック楓で荷台から降りているところだった。

「お~い!みんあぁ~」
「おっ!部長・・・な・・何なんだその頭!」
「しょうがねえじゃんか・・・専属の美容師さんに文句言ってくれ!副顧問の美希センセーに・・・」
「あらぁ[揺れるハート]みんな見違えたわねぇ~普段もそのくらいの格好で学校へ来てもいいんじゃない?」
「そ・・そうすっか・・・部長!悪りぃけど・・・俺ら文句言えねえよ・・・なあ!みんな?」
「おう!」

僕は普段・・ボサボサ頭にしているか・なんだけど・・・これじゃぁ・・・どこかのファッション誌にでてくるモデルみたいなヘアースタイルにされている。
店の前に集まったT女軍団も銘々精一杯のおしゃれをしている。僕は一瞬竹下通りか?と思ったくらいだ。
パーティーが始まる前に僕はやらなければならないことを思い出した。青○クンに一言言っておいたほうがいいと僕の本能が告げている。

「青!ちょっといいか?」
「なんだよぉ~」
「ちょと・・こっちへ来い!」
「面倒だから・・後でいいだろ!」

僕はみんなから離れた場所へ青○クンを連れて行き、“忠告”をしようとしたんだけど、まあ・・いいか!とばかりに僕も頷いた。まあ・・どうなろうとなるようにしかならない。“運命”もあるわけで・・・・
パーティーの準備をしてくれていたミサたちは入れ違いに帰ったらしい。僕たちとT女の女の子たち以外で残っているのは、カウンターを手伝う紗江子と僕以外のオオカミとオオカミなりたてのオオカミ諸君が、“暴走”しないように監督する役目の美希だけ・・・・

「おい!部長・・そろそろおっぱじめようや!」
「そうだな・・Y。じゃあ・・・やるか!レディース&オオカミ諸君!アーユーレディー?」
「イエース!」
「じゃあ・・・・あとはまあ・・いいか!適当にやってくれぇ~」

一斉にクラッカーが打ち鳴らされ、スナック楓はディスコに変身。ディスコミュージックがガンガン鳴らされる。
あっちこっちでオオカミたちの争奪戦が始まる。何せ女の子の方が数が多い。
ミミに尋ねたところ・・・希望者が殺到したらしい。まあ・・・僕はミミのお相手役だし、美希と紗江子の“睨み”もあったせいか引っ張りあいの対象にはならずに済んだ。

「ねえ~ミミ。誰が一番かな?」
「あなたでしょ[揺れるハート]?」
「俺?今・・・こうして蚊帳の外にいるけど?」
「だって、ヤクザの事務所に殴りこんだしね。それにあたし言っておいたもの[揺れるハート]・・・“あたしの男にちょっかい出すなって!”」
「なるほど・・・おや?佐々木が潰されかけているみたい。善戦しているのは・・・青か・・・」

この夜引っ張りだこだったのは青○クン。佐々木クンはソファーに押し倒してじゃなくて押し倒されているし、YやSは洋服を脱がされ掛けている。

「ねえ?美希・・・ヤバくない?」
「いいんじゃないの?みんなカップル出来るといいわね・・・・」
「うん。まあね。」
「どうせみんな・・・ロンリークリスマスを迎えたくないんでしょう?」
「まあね。メインデッィッシュがなければ・・・クリスマスにならないから・・・・」
「やっぱりね。そう言えば元服式ってなんだったの?」
「言えない!男の約束だもん。」
「男ね・・男の子じゃなくて・・・と言うことは、みんな“経験済み”?」
「そうなんじゃない・・・良く解らないことにしておく・・・でも、ここでこれ以上騒いじゃうと・・・」
「そうね。上手くはぐらかされた気もしないではないけど、そろそろ・・・ディスコ騒ぎは終わりにして、あなたのピアノ演奏にしましょうか?」
「了解!・・・」

ディスコタイムが終わり、みんな座席にとりあえず戻り、喉を潤すはずのカクテルは、オオカミたちのは、“原爆”が配られ、女の子たちにはノンアルコールのカクテルが配られた。
オオカミ諸君はご満悦のようだ。特に青○クンはもう・・・デレデレ状態。

「ねえ~美希ぃ~こんな状態・・・由香ちゃん1号が見たらどうなるかな?」
「そうねえ[揺れるハート]どうなるかしら?紗江子はどう思う?」
「由香ちゃん1号って・・誰なの?」
「ああ~あのね青○の婚約者なんだけど・・・」
「“血見るかも”ね。あたしの時は・・・旦那になる前だったけど・・半殺しにしたもん!」
「ヤバイよね・・・こんな時に・・・青に忠告した方がいいかな?」
「いいんじゃない?それより・・・ミミと一曲踊ってらっしゃい。」
「美希も紗江子も妬かない?」
「妬くわけないでしょ・・・ほら・・・ムーンライトセレナーデ掛けてあげるから・・・」
「ほら・・一緒に踊ってらっしゃい[揺れるハート]・・・みんなぁ~本日のベストカップルのソロチークが始まるわよ」「ちゃんと・・紳士らしく誘って!」
「うん。ミミ。一曲踊っていただけますか?」
「はい。喜んで[揺れるハート]・・・」

僕とミミがムーンライトセレナーデを踊っているとき・・・不意にお店のドアが開き・・・珍客が飛び込んできたのだ。
そのときまでは・・・このパーティーは成功だと思っていたんだけど・・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第25話へ・・・続く
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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第25話           [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「サ・サプライズなゲスト・・・・」 5

飛び込んで来た珍客が、担任のキー先生だったら、多分僕らはそのまま通知書を一枚もらってお終いだったはず。何の通知書かと言うと・・・今度は“停学処分”ではなく”退学処分”の通知書。
まあ・・そうなれば美希も解雇通知を受け取っていたかもしれないし、兄さんこと学年主任だって同じ様なことになっていただろう。
だが、ここスナック楓は地元のヤーサンさえ避けて通る場所。呼ばれたタクシー会社だって暇な癖に“じゃんけん大会”が始まるような・・・まあ・・本物の地獄よりはマシかもしれないけど、別名“魔女の巣窟”と言いたいけど、
スナック”地獄”と言われている場所だ。
まあ・・ここへ飛び込んでくる“馬鹿”は、男の中ではいない。逆に変質者に追い回された女性が逃げ込んで、その身が無事だったという逸話さえ存在するような場所が・・ここスナック楓なのだ。

「え・・英ちゃん!英ちゃんいる?」

飛び込んで来た“珍客”は由香ちゃん1号だった。先日、信州に帰ったばかりのはずだったのだが・・・
ちょうどその時、“我が世の春”が来たとばかりに、T女のお姉さま方に囲まれ鼻の下を、”でっろ~ん”と伸ばし切って、例え、一夜限りになってしあうであるかもしれない人生最大の”モテ期”を、謳歌していたエロ坊主の弟子である青○クンの姿がそこにあったのだが、幸い薄暗い店内の死角に座っていたのが唯一の救いであった。

「えっ・・ええ~ゆ・・由香ちゃん1号が・・・な・・なんでここにいるわけ?し・・信州に帰ったんじゃぁ~」
「うん!でも・・優子さんが一度遊びにいらっしゃいって誘ってくれて明日来る予定だったんだけど授業を抜け出して特急に飛び乗っちゃったぁ~・・・」
「そ・・そう・・・ところでだ・・誰がここへ?」
「うん。神社に電話したらミサさんが出て・・・ここへ連れて来てくれたの・・・」
「ミサかぁ~・・・・・」
「私・・栄ちゃんに会いたいんだけど・・」

僕を押しのけて通ろうとする由香ちゃん1号。まあ、ミミが一応、ブロックしてくれているんだけど・・・

「う・・うん・・・何て言うか・・そのぉ~」
「まさか!また・・栄ちゃんを袋叩きにしたんじゃぁ~」
「そ・・そんなことはしてないけどね・・・まいったぁ~み・・美希ぃ~ど・・どおしよう・・・」

美希は「心得た!任せなさい!」とばかりにコクンと頷くと席を立ちあがり、由香ちゃん1号の腕を掴んでカウンターの席に着かせた。

「ねえ~由香ちゃん。あなたも女の子よねえ~」
「はい。そうですけど・・・」
「じゃあ~聞くけど全然女の子にもてない男の子を彼氏にするのと、女の子たちからキャーキャー言われている男の子を彼氏にするのとどっちがいいかしら?あたしだったら・・その辺のより女の子にもてているのを彼氏にしたほうがいいと思うけどね
「わ・・わたしは・・・栄ちゃんがいいんです。」
「そうよね~そうじゃなきゃ婚約はしないわよね。いいわ。部長!そこを退いて由香ちゃんを青○クンのところへ連れて行ってあげて・・・」
「いいのかな?」
「いいの!多少のことは・・・」
「あのねぇ~由香ちゃん。あの柱の陰で・・・馬鹿騒ぎしているから・・・そこにいるからね・・・青」

紗江子と美希それにミミは表へでてゆき、”来るべき危惧”に備える。僕は”原爆カクテル”を一気に飲み干し、カウンターに両肘をつき、耳を完全に塞ぎこむようにして頭を抱え、聞こえてくるはずの怒声に備えた。
ほぼ完全に耳を塞いだ状態がどれだけ過ぎたのか解らない。
啼きながら表へ飛び出してゆく由香ちゃん1号。そして・・茫然と頬を抑え立ちつくす青○クン。
だ・か・ら・・・僕は忠告をしようとしたんだけど、聞く耳を持たなかった青○クンが悪い。
せっかく盛り上がっていたパーティーも座がしらけてしまう。僕の廻りにはぞくぞくと集まってくるオオカミたち。

「青・・・お前このままでいいのか?」
「いいわけねえだろう・・・」
「だよな?普通・・・追いかけていくもんじゃねえか?半殺しくらい覚悟してな・・・」
「部長!てめぇ~知ってたな?」
「だから・・忠告しようとしたのに耳を貸さなかっただろうが・・・」
「おい!二人とも・・その辺にしておいて・・・とりあえず・・青○お前行って来い!」
「ああ・・・」

青○クンは店を飛び出してゆき、僕たちは善後策を協議を始めた。
まあ・・・元々は僕が九尾の女狐の力を借りたのが間違いだったのか?いや・・違う。九尾の女狐は僕に約束している。”ハッピーエンド”で終わるはずだ。僕の脳みそはフル回転で廻り始めた。スナック楓だって、あと30分しか使えない。どうすれば・・いい?そうだ・・・
僕は仲間たちを呼び集めると・・・相談を振った。

「多分・・美希と紗江子それにミサもいるしミミもいる。由香ちゃん1号と青○が仲直りをしてくれればいいけど・・」
「そうじゃなかったら?」 やはり場の空気の読めないYがほざく。
「そうでなきゃ・・・強制実行しかあるまい諸君・・あれだろ!やっぱ・・・」
「だよなあ~さすがだな・・・部長。」

僕たちはどうせ連れ戻される由香ちゃん1号と青○くんをセットにして縛り上げることにしたのだ。

「でさぁ~そのあと・・どうするわけ?」
「うん。俺がラブサウンズをピアノで弾くからそれに合わせてチークタイム。」
「俺らも参加していいわけ?」
「何だ・・お前らメインディッシュ見つかったのか?」
「もちろん!」
「白○もか?」
「ああ・・・」
「由香ちゃん2号はどうなる?」
「うん。そこを突っ込まれると・・・」
「でもよぉ~・・・節操のないお前には言われたくないよな・・・」
「俺はいいんだよ・・・レンタルしてるのは、優子なんだから。それより・・目の前の問題から片付けよう」
「そういえば・・そうだよな。」
「じゃあ・・・問題は・・・」
「そうだな・・・白○お前・・バレんなよ!バレたら・・合宿する場所なくなるんだからな!」
「了解!」

つまり・・・既に全開のヤーサン襲撃時に各自メインディッシュ候補は目星を付けていたのだ。まあ・・白○クンもヤリタイ盛り。でも相手は小学生じゃ洒落にもなんにもならない。まあ・・僕たちだけが口裏を合わせれば済むはず。まあ・・・そっちは白○クンに任せておくとして・・・・
みんなが解せないのは、“今回だけ何故?青○クンのまわりに一杯女の子が群がったのか?」と言うことだ。
その真相を確かめておかなければ、ニッチもサッチも行かなくなる恐れがある。

「お前ら・・悪いけどあの二人を引き摺りこんできてくれるか?」
「了解!」

僕はその間に“何故、青○がこんないい思いをしたのか?」謎を解かねばならなかった。

「ねえ~青のことなんだけど・・・」
「ちょっとやりすぎたかなぁ~先輩方には逆らえないし・・・」
「じゃあ~みんなグル?もしかして・・あいつら全員のお相手も?」
「さあ~あたしらは、優子先輩から青○の彼女が来るから・・・強力してって頼まれたわけで・・・」
「やっぱり・・・首謀者はOG連だな・・・おかしいと思ったんだよね。じゃあ・・もうちょっと“演技”続けてくれる?ハッピーエンドにしないといけないんでさ・・・」
「いいよ!先輩方からも言われているし・・・・」
「うん。“借りとく”からね・・・」

まあ、はっきり言って僕以外のオオカミたちが“クリスマスのメインディッシュ”にありつけるかどうかは、僕の関係のない所でやってもらう事にして・・・とにかく・・“ハッピーエンド”の結末にしておかないと、僕たちの“元服式”を取り行ってくれた由香ちゃん1号パパに、顔向けが出来なくなる。
まあ・・散々信州にある小さな村で、僕たちは“大騒動”を起こしたわけだし、僕なんか優子との結婚式もやってもらったり、ついでに言わせてもらえば、龍神様祭りでは、神主役をやっている。それに・・ここの村からは、多額なお祝金やら玉串料やら・・奉納のお酒まで大量に頂いているわけで・・・・

「ほらぁ~青○さっさと入れ!由香ちゃん1号も・・・・」 佐々木クンの声が聞こえ、ドアが勢いよく開いた。
まだ・・・由香ちゃん1号と青マルくんは仲直りをしていないらしい。

「おい!面倒だからサンドしちゃえ!」 僕の声に・・・
「おう!」 反応するオオカミたち。

瞬く間に、青○クンと由香ちゃん1号は、“抱きあっているような格好”にされ、ロープでグルグル巻きに縛り上げられていく。

「なあ~このまま側に投げ込むか?それとも・・・30分の踊りながら仲直りするかどっちがいい?」
「面倒だけど・・・穴掘って埋めちゃうか?」
「それもいいな・・大岩。お前の時はそうしてやるからな・・・さて・・選択権は由香ちゃんだなやっぱ・・・」
「川に投げ込まれるのは・・嫌。仲直りできるか解らないし・・・・」
「しょうがねえなあ~いつものスペシャルを青○クンにまた味わってもらうか?」
「いいねえ~血祭りにするか・・・ここなら埋めるところもあるし・・・」
「て・・てめえら・・・・」
「何?青には聞いてないけど?そんなにやられたい?大人しく踊った方が身のためだと思うけどなぁ~」
「そうね。由香ちゃん・・仲直りしたいんでしょう?それにはダンスが一番よ!」
「さすが・・・我らの美希センセーだわ。年の功って奴かな・・・」
「馬鹿!赤沼・・・やめておけ・・レディース軍団相手に勝てるわけねえだろ・・・」
「うふふ[揺れるハート]赤沼クンにもお仕置き必要かな?」
「み・・美希ここは・・ひとつ!こんな馬鹿でも俺の仲間なんだから・・・」
「いいわ[揺れるハート]許してあげるわ。それより・・由香ちゃんどうする?」

由香ちゃん1号はしばし考え込んでいるようすだったので、僕はレディース軍団に合図を送った。もちろん・・・全てはハッピーエンドになるための演技なのだが・・

「青○ク~ン[揺れるハート]そんな煮え切らない奴、放り出してさぁ~あたしたちと遊ぼうよ!」
「おお!まだ・・ミテモテだなぁ~青!やっぱ・・スペシャルを味わってもらわないといけないかなぁ~余興に・・」
「や・・・止めてくれ!た・・頼むから」
「わたし・・・やってみます。で・・でもぉ・・・こんな態勢じゃ・・・」
「おっ!忘れてたわ!お前に頼まれてたやつ・・あったっけ・・・」

僕はパーティーグッズを頼んだ覚えはあるけど・・佐々木クンが取りだしてきたのは手錠が二つ。
お互いの腰に手を廻させて縛ってあるそれぞれの両手に手錠をはめる。つまり・・どうやってもカギを開けない限り二人は離れることが出来ない。

「なあ~俺そんなの頼んだ覚えは・・・」
「ああ・・そうだったっけ?そうだ・・これ優子さんに頼まれてたやつだった・・・」
「優子に?」
「うん。お前が・・おイタしないようにするんだってさ・・・・」
「どこで買ってきたそんなもん。」
「ウチ・・大人のおもちゃ屋もやってるんだよ・・・親父の趣味で・・・」
「なるほど・・な」

ホールの中央に引き摺りだされた青○クンと由香ちゃん1号。そして僕はピアノの前に座った。
この二人がどんなハッピーエンドを迎えるのか?そのときの僕はまだ知らなかったけど、九尾の女狐の言う事を信じようと決めていたのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第26話へ・・・続く・・・・ 
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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第26話            [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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こっほん!

僕です。“最近ちょっとお疲れ気味”の・・・僕。そういえば・・・“何事にも全力投球しろ!”と言われ・・・走り続けてきましたが、「お前!“程々”という言葉知っているか?」と兄さんこと学年主任に言われるくらい。
まあ・・“図に乗った”と言いますか・・・ちょっと突っ走りすぎてしまう性格は、多分、“死ぬまで治らない”と思います。本当のお勉強だけは・・“程々”と言うのか・・試験前に“大騒ぎ”を周りの大人たちがしてくれているので、
その時だけしています。でも、“学校で習うこと”は“ただの知識”だけであって、僕たち社会関係奉仕部ことオオカミ集団は、“生きるための知恵”を色々な人々に教えられているような気がします。
さて、“親睦パーティー”の方はどうなったのか?これ以上・・詳しくお話するのは野暮と言いますか、とある家庭では家庭騒動が勃発しそうなので、詳しく書けません。ただ・・一言だけ言わせていただけるとすれば、いつの間にかそのまま本営業に入ってしまったスナック楓から、一組また一組と消えては、集合時間までに戻らなかったのも居た。ということぐらい。まあ・・武士の情けと言うのか?オオカミにも情けはあると言えばいいのか?よく解りませんが・・・集合時間にスナック楓に戻ってきたのは、白○クンと青○クンだけだったのは、事実です。
例えば・・・佐々木クンが戻ってきたのが、朝方だったとか・・Yは集合時間より前に地区長の家でふて寝をしていたとか・・・赤沼クンと大岩クン。それに佐伯クンが、”ひっかき傷2でトボトボと帰ってきたとか、山口・岡崎・遠藤が・・同じラブホでばったり遭遇したとか・・・Sクンがどうしたとか・・・お話し出来るわけがありません。
何せ、僕は“パーティー代”のためにせっせとピアノを弾き、アルバイトをしていたのですから・・・・
それでは・・・皆様。時間旅行のご用意はよろしいでしょうか?
僕たちが一番輝き、充実していた昭和50年代へ・・・タ~イム・・スリップ・・・・・

「監禁された・・・僕」 1

“静寂”なはずの鎮守の森に、“ちょっとした騒動”が持ち上がっていた。何しろ・・サプラ~イズなゲストである。
“由香ちゃん1号”を巡っての騒動。まあ・・優子が招待したのだから、鎮守の森にある魔女の巣窟に泊まってもらうのはやぶさかではない。本当は・・ちゃんと仲直りをして・・濃厚なキスをしながらでのチークダンスで、手錠は取り外されるはずだったのだが、“カギ”を持ったままの“白○クン”が、欲求に負けて出かけてしまったので、そのままの状態で、お互い身体を密着させたままの状態で店の隅っこのソファーに転がされていたのだ。
まあ・・・白○クンが“欲求不満”を解消して戻ってきたのか、どうか知らないけど・・・そのあとボコボコにされたのは言うまでもない話。

「いいかぁ~部長!てめぇ~由香に手を出すなよ。出したら叩き殺すからな!」
「出すわけねえだろ・・・由香ちゃん1号なんかに・・・こちとらも忙しいんだ馬鹿!」
「“なんか”って言ったなぁ~てめぇ~」
「いいから・・さっさとこの馬鹿を引っ張って帰れ!白○・・・」
「ああ・・・青、帰ろうぜ!優子さんがいるんだから大丈夫だよ!」
「うん[揺れるハート]大丈夫・・・佐々木クンが買ってきてくれたこの手錠で繋いでおくから・・・ウフッ[揺れるハート]

僕は優子のウフッ[揺れるハート]を久しぶりに聞いた。僕はこれから我が身に起こるであろう“コト”が容易に理解出来た。

「えっ?うそぉ~じょ・・冗談でしょ?本気なの?」

繋がれてしまっては僕は“飼い犬”になってしまう。つまり・・野性の本能と言うのかあっちの本能も、あっちの降臨されっぱなしの神様もどうすればいいんだろう。

「さあ[揺れるハート]どうしようかな?」
「大丈夫よぉ~青○クン。私と紗江子もいるしぃ~さっさと帰りなさい!それと・・・朝帰り組は報告すること。いいわね?青○クン・・・」

つまり、僕を監視して置く代わりに、“不届きモノ”を密告しろと青○クンに迫っているのだ。

「絶対に・・・手をだすなよ!部長!」
「解ったって言っているだろ・・しつこい奴だな!さっさと帰れ!ボケッ!」
「じゃあ~美希センセー紗江子さん。それに・・優子さんにミサさん。そしてミミさん。お願いします。」

ペコリと頭を下げた青○クンが、白○クンに腕を引っ張られ帰ってゆく。

「ったくぅ~仲間に信用されてねえなんて・・・・信じられる?俺・・一応リダーなんだけど・・・」
「まあねえ~あなたの場合は、オオカミモードになると歯止め利かないのを知っているからでしょう[揺れるハート]?」
「そ・・そんなあ~優子まで・・そんなことを言うかね・・・レンタルしているくせに・・」
「私だから言えるんだけどね。何てったって奥さんだもの・・そんな事よりいいから・・・早くおうちに入りましょう。」


鎮守の森に“ぽつん!”と建つ家は案外広さはある。まず、玄関を入って左手には“社務所”とその奥には“集会場”(ここで“お勉強会”が開かれている。紗江子が送ってきたピアノが置かれている)それに食堂兼台所と、居間。その奥に客間兼お支度部屋。ミサの部屋に奈々子の部屋、洋子の部屋に物置部屋そして・・広い浴室とユニットバス。トイレは2か所ある。2階はカオリの部屋に優子の部屋(僕が居ないときはここで寝る)に兄さんの部屋だったところが、ミミの部屋として使っている。僕はどこで寝ているのかと言えば、優子のお父さん(もう死んじゃっているけど・・)が、“優子と将来の旦那のために”と建て増しをした、渡り廊下で結ばれたこじんまりした“離れ”に寝ていることになっている。まあ・・一晩中寝ているのは最近ないけど・・・
カオリなんか高校生の頃から、“どっちが自分の家なのさ”と聞きたくなるほどここに住んでいるようなものだし、
奈々子も洋子もカオリの家の病院(この辺では一番大きい総合病院)の看護婦寮に住んでいたけど、誘ったらさっさと引っ越してきてしまったし、ミサだってそうだ。それにミミもここから通勤すると言う。
まあ・・・魔女の棲む森なんだから仕方がない。

「さてと・・・由香ちゃんにはどこで寝てもらおうかな?」
「どこでもいいじゃん!」
「そうねえ~オオカミさんが徘徊出来ないところにするか・・・オオカミさんを隔離しなくちゃ!」
「あのねえ~仲間の彼女に手を出すわけないじゃん。」

開いている部屋もあることはある。カオリと洋子は今晩も夜勤。奈々子は準夜勤だからもうすぐ帰ってくる。
それに開いているとはいえ、僕はそれらの部屋には“フリーパス”みたいに出入りしているわけで、“間違える”可能性も100%は否定できない。家中どこを探してもカギがかかるのは、玄関と窓くらいしかない。

「そうだ。由香ちゃん。私のお部屋でいいかな?」
「いいんですか?優子さんのお部屋使って・・・」
「ええ。使って頂戴。万一の際は枕の下とかに色々防御する武器が隠してあるから・・・」

僕は“お預けを喰らった犬”のように横で聞いていたんだけど・・背中を冷たい汗が流れてゆく。

「し・・知らなかった!じゃあ・・・あの時・・もし・・無理やり襲っていたら・・・」
「今頃・・生きてなかったか、半殺しになっていたか・・どっちかかしら[揺れるハート]
「危ないところだった・・・・」 (その辺は・・[TV]で・・再上映中です・・)
「でしょう![揺れるハート]・・・・」
「あのぉ~ひとつ聞いてもいいですか?」
「なあに?」
「あのぉ~男の人がいる前では・・・・」
「そう・・・ミサぁ~悪いけどウチ人見張っててくれる?」
「はい。」
「じゃあ~お風呂に入りながらお話しましょうか?由香ちゃん!」
「はい。」

僕はミサの部屋へ連れていかれ、そこへ“監禁“というよりも・・“軟禁”状態にされた。
まあ・・・僕にとって悪い話でもないし、ミサにとっても願ったり叶ったりの時間。

「ねえ~ミサ。みんなは?」
「全員・・お風呂に・・さっき缶ビール差し入れしておいた[揺れるハート]・・・」
「じゃあ~“宴会”かな?」
「多分ね[揺れるハート]
「奈々子は?」
「うん。電話があって・・・急患が運ばれてきたから、通しになっちゃったみたいね[揺れるハート]
「ふう~ん。そういうことは・・・」
「うん[揺れるハート]。そう言うこと[揺れるハート]

もう二人の間に言葉はいらなかった。壁際に寄りかかる僕とミサの間には、お互いを引きよせる“引力”。それも凄まじいほどの“引力”が働き、お互いが一つになり互いを求めあい。僕はミサの真っ白なセーターを剥ぎ取るとそのお返しとばかりに、僕のセーターを剥ぎ取る。僕の指がミサのスカートのホックを外し、ファスナーを下げ足から抜き取る間に、同じく僕のズボンのベルトは外され、ズボンどころか全て一気に剥ぎ取られてゆく。
僕は“ミサのを”、ミサは“僕のモノ”を互いに愛撫し始め、そして・・ルームランプの下で、ぼくはミサを組み敷き、僕の僕自身をミサの神秘の泉の中に埋没させ、腰を動かしてゆく。ミサは時折、口元を押さえながら喘ぎ声が洩れないようにしながらも、両足をしっかり僕の腰に絡ませ・・・そして僕は僕の分身たちをミサの神秘の泉の中に注ぎ込んで・・果てた。

「ミサ先輩~お風呂へ連れて来てくださいって・・優子先輩が・・・」
「は~い。ミミぃ~みんな上がったの?」
「ええとぉ~私と由香さんは上がりましたぁ~」
「美希先輩や紗江子先輩は?」
「今・・着替えて・・ああ・・・来られました。」
「じゃあ・・・みなさんに冷たいお飲み物でも差し上げてちょうだい。」
「は~い。」

襖越しにミミはそう答えると台所へパタパタと走ってゆく。そして・・美希と紗江子がそこにいるんでしょう?とばかりに襖を叩いて居間の方へ行った。

「バレバレかぁ~」
「うん[揺れるハート]そうみたい。」「やっぱり・・このままの格好じゃ拙いよなぁ~“免疫ない”のもいるし・・・」
「“免疫”?」
うん。まさか・・由香ちゃん1号の前を素っ裸で通るわけいかないでしょ?」
「まあねえ~いつもみたいには行かないわね[揺れるハート]

僕は一度剥ぎ取られた下着とズボンだけを履いた。ミサは僕に剥ぎ取られた下着を身に付け直し、セーターとスカートを身に付けた。

「そういえば・・あなたの着替え優子さん持って行っているのかなぁ~」
「多分・・・ね。そうじゃなかったら・・真っ裸で走り廻ってやるんだ・・・」

僕は襖を開け、廻りを確認して風呂場へ駆けてゆく。ミサも僕に続いてパタパタと廊下を走ってきた。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第27話へ・・・続く。 








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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第27話             [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「監禁された・・・僕」 2

お風呂でしっかり洗われた僕。本当は居間へ行きたいのだけれど・・・“レディース軍団”の宴会中。
つまり・・そんな所へ“のこのこ出かけ”ては、身ぐるみを剥がされる危険がありそうなので、優子が用意しておいてくれたパジャマにガウンを羽織り、“そぉ~っと”居間の前を忍び足で抜け、台所へ向かう。
何せ、満足な夕食も摂らずに、パティーから本営業へと“フル”の状態で働かされ、お夜食もなしでは、さっきからグウグウと鳴いている“腹の虫”がきっと僕を眠りにはつかせてくれないと思ったからだ。
冷蔵庫の中を“ガサゴソ”と漁っていると、台所の電気がいきなり点り、ミミガ入ってきたのだ。

「何やっているの?」
「うん・・腹が空いちゃって・・何かあるかと思って・・・」

僕の手には、生卵が握られていたのを見たミミ。

「それ・・生だけど・・・」
「だって・・めぼしいものないじゃん。しょうがないから・・・“生”飲み込んで寝ようかと・・・・」
「“あっち”には色々あるけど来ない?」
「居間でしょ?何か身の危険を感じるから遠慮しておく。」
「駄目!優子さんが呼んでいるんだ。お夜食も用意してあるし・・」
「優子が?」
「うん!」

僕がさっきお風呂場へ入ると、僕をしっかりと洗いあげると、ミサになにやら耳打ちをして、出て行ってしまった優子。そして僕がお風呂で泳いでいるうちにミサもさっさと身体を洗うと上がってしまったのだ。

「呼ぶまであがっちゃ駄目だからね[揺れるハート]

ミサにそう言われた僕は・・上がるわけにはいかない。しょうがないので、デッキブラシでお風呂場をゴシゴシと洗い、火照った身体を冷ますのに、“神泉”を浴びたのだ。
頃合いを見計らったように・・ミサが呼びにきて、僕の身体を手早く拭きあげるとささと居間の方へ行ってしまっていたのだった。

「どうしようかな~」
「あなたの好きな厚焼き玉子も優子さんが作っておいてあるけど・・・オニギリもあるし・・」
「う~ん。困った。」
「別に困ることないじゃない。そうだ・・関戸のおばさんが、持ってきてくれた“うなぎの蒲焼”もあるよ!由香ちゃんのお土産の野沢菜とか・・・」

僕の頭の中では、理性の僕が“危険”を勧告している。僕の本能は、何よりも②欲求を満たすべき”と反論している。そして・・・・

「あたし・・手荒いマネしたくないんだ。あなたにはね!でも・・連れてこ~い!って大先輩も叫んでるし・・・」
「大先輩って・・紗江子と美希でしょ?一体、ミミ・・・何飲ませたの?」
「ええとぉ~関戸のおばちゃんが、“美容と健康にいいし・・”って持ってきてくれた薬草酒をベースに・・・」
「ねえ~もしかして・・“原爆”?」
「ううん。あれを改良した奴・・・“試しに飲んでみてあげるって言うからさぁ~」
「あちゃぁ~あの二人に・・・ますます“行きたくなくなった”んだけど・・・」
「ねえ[揺れるハート]お願い!」

いつの間にか僕の腕は、洋服の上からもはっきりと“ノーブラ”状態のミミの胸に抱きかかえられていた。
僕の中では“理性”の僕が、本能の僕に粉々に砕け散るほどのダメージを受け、ガラガラと音を立てて崩れて言った瞬間だった。

「解ったよ・・・行けばいいんだろ・・・」

僕はそのまましっかりと腕を“ホールド状態”にされ、まるで囚人が監獄へ護送されるように“居間”へ連行されてゆく。
確かに居間のテーブルには、由香ちゃん1号がお土産に持ってきてくれた“野沢菜”の漬物。それにうなぎの蒲焼も優子の厚焼き玉子もオニギリもその他モロモロのおつまみと言うのかオカズが並んでいる。

「ね?言った通りでしょう[揺れるハート]
「うん・本当だ・・・あれ?」

居間に居たのは美希とミサだけだった。そして居間の向こうつまり客間からは・・・ドタバタと音が大きな音を立てているテレビの音量にまぎれてきこえているんだけど、僕の本能は“ほろ酔い”気分の胸元を大きく開けた美希とミサの“美乳の競演”に目を奪われ、触覚はミミの大きなおっぱいに完全に塞がれ、嗅覚は居間のテーブルに並べられた様々な料理の美味しそうな匂いに奪われていた。僕は3人の“色っぽい魔女”の魅力に"間近に迫った”身の危険を感じることは出来なかった。まるで・・・さっきの青〇クンいや・・それ以上に"この世の春”と言う罠にどっぽり落ちていったのだ。

「はい。今日はご苦労様ぁ~ビールでいいよね[揺れるハート]
「うん。ありがとう・・美希」

僕は手を伸ばしグラスを取ろうとした。したんだけど・・ミサが僕の手をしっかり抱え込み、」取らせようとしない。
ミミが僕の代わりにグラスを取り上げ、ビールを飲ませてくれた。箸も持たずに、僕はまるで"どこかの大名”のようにお大尽さま扱いを受けていたのだ。左の腕は美希の胸に右の腕はミサの胸に抱かれ、僕の背中はミミの胸を押し付けられ・・・これで"いい気分”にならない奴がいれば顔を拝んでみたいものだ。

散々飲み食いをした僕は、お腹がクチクチになり、まあお酒による酔いもあったけど、眠くなってトロ~ンとしてきた。

「ねえ~優子は?俺・・・もう眠い。」
「あのねえ~"食べて寝ちゃぁ~牛”になっちゃうでしょ?ちょっと軽くでも運動しないとね[揺れるハート]
「うん。そうだなぁ~」

僕は"運動”と言われて、あっち方面を想像したのだ。だれだって・・・この流れではそう思うだろう。

「優子ぉ~"運動する”そうよ。」
「えっ!優子はここに・・いないじゃん!」
「居るわよぉ~・・・お隣のお布団の上!」
「えっ?」

優子は何故か紗江子と由香ちゃん1号と布団の上に居た。僕の思考回路は、”疲れ”と”アルコール”それに満腹中枢により、その回路の殆どが"思考停止”していたのだ。まあ・・後は性欲だけ満たされれば、僕の本能は全てにおいて満たされるはずだったのだが・・・・

「三人で何してんのさぁ~」
「ちょっと護身術を教えていたの・・・」
「護身術って・・・」
「いいじゃない。あなたちょっと実験台になってあげてくれないかな?」
「えっ?」
「いいでしょう?」
「いいけど・・・何やればいいの?」
「うん。由香ちゃんを"襲って欲しい”んだけど・・」
「いいの?本気でやっちゃうよ?」
「いいよ!」

後で聞いたんだけど、由香ちゃんは高校までバス通学。そのバスで痴漢が出るらしい。それで合気道の有段者である優子と心得のある紗江子が2人がかりで、"にわか仕込み”をしたのだ。
僕は散々由香ちゃんの合気道の相手をさせられ・・・・完全にグロッキー状態になった。
何せ・・こっりが本気を出せば、"返し技”で投げ飛ばされたり、腕を折られかけたり・・散々な目にあった。
多分・・青〇クンが由香ちゃん1号に乱暴狼藉を働こうとしたら・・・きっと青〇クンは酷い目にあうかもしれない。
それに・・・バスの痴漢も腕の一本も折られるかもしれない。それだけ・・僕は散々な目に遭ったのだ。そのくらい役立ってもらわなければ・・・僕の"献身的な努力”は無駄になってしまう。

やっと"解放”され、僕は離れに向かった。僕の脳みその中では、ガラガラに崩れ果てたはずの理性の僕が蘇り、本能だけの僕を諭している。

「だから・・危険だとあれほど言ったじゃん。」
「だけどよぉ~」

離れに向かいヨロヨロ歩く僕。あわてて追いかけてきて、僕を支えようとする優子の手を僕は振り解いた。

「もう!放っておいてくれない・・・・冗談じゃないよ!まったく・・・」
「ごめんね。でも・・・あんたはシラフだったら・・・手加減するでしょ?」
「当たり前でしょ・・・仲間の彼女じないか・・・」
「でしょう?でも・・その易しさが命取りになっちゃうの・・・」
「どういう意味?」
「あのね。痴漢なら手を捻り上げるくらいでもいいけど・・もし・・身に危険が襲ったら、やられちゃう恐れがあるでしょう?」
「まあね・・青もいつもそばに居るわけいかないしね・・・」
「それで・・・あなたの理性を潰して・・・犯人役やってもらったの・・ゴメンね。」
「まあ・・いいけど・・そういう時は今度からちゃんと前もって言っておいて・・・」
「うん[揺れるハート]。それで許してくれる?」
「それは・・別問題だな・・やっぱ・・・」
「やっぱり・・・・」 ちょっと落ち込む優子。
「うん。“今夜のサービス”で考えることにする!・・・・」

僕は自分が“サービスする立場”だった事を忘れていた。だって・・断然的に言っても僕の方が体力を消耗する。
つまり・・僕の“運動量”が多い事を忘れていたのだ。

「解ったわ[揺れるハート]。もうちょっとお酒召し上がる?例の・・・」
「あれ!まだ・・あるわけ?」
「うん。おばちゃんが・・どんどん作って持ってくるから・・・」
「一体・・いつまで・・・」
「赤ちゃんが出来るまでじゃない?」
「もしかして・・・過疎化対策かな?村ぐるみの・・・」
「そうかもしれないわね。」
「今夜あたり“コウノトリ”さんが飛んでこないかな?そうなれば・・・あの不味いお酒飲まなくて済むんだけど」
「ウフッ[揺れるハート]じゃあ~頑張ってもらわないとね[揺れるハート]・・・・」
「頑張る?って何をさぁ~」
「馬鹿ぁ~知らない[揺れるハート]

鎮守の森に、この夜コウノトリがやってくることがなかった。いや・・やってきたのかもしれないけど・・
オオカミカップルの遠吠えに恐れをなして逃げたのか?それとも・・・口に咥えたカゴの中身をどこかに忘れてきちゃったのかもしれない。
おばちゃんに貰ったお薬を3粒。それに強壮酒を無理やり飲んで・・・朝までに4回も頑張ったのに・・・
わ~ん!


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第28話へ・・・続く・・・



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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第28話             [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「監禁された・・・僕」 3

鎮守の森に朝を告げるのは、“委員長”をはじめとする優子・ミサ・カオリ・洋子・奈々子、それに美希と紗江子と名付けた鶏たちだ。「朝だ~さっさとエサをくれ~」と啼いているのだ.
僕は睡眠不足なんだけど・・仕方なく起きようとした。起きようとしたのだが身体が動かない。

「えっ!・・・何で・・俺・・手錠されているわけ?・・・」

僕と優子は、一糸纏わぬ姿でお互いのぬくもりを、パジャマ代わりにして寝ているのは、いつものことだけど・・
今日は“僕の脱走防止”なのか優子の左手と僕の右手がしっかりと繋がれている。

「ええと・・・カギは・・・あそこか!」

優子の枕もとからほんのちょっとの距離に手錠のカギはあった。あったのはいいんだけど・・・この態勢では鍵を取ることは出来ない。優子を跨ぐかさもなければ・・優子の両膝の間に身体を入れ、手を伸ばせば取れるかもしれない。僕は優子の姿を観察した。優子の膝が少し開いている。

「しょうがないよな・・・優子起すの可哀そうだもんな・・・」

僕は何とか優子の両膝の間に、僕の身体を割って入れ、左手を思い切り伸ばしたんだけど・・・あと数センチのところまで・・しか届かなかった。そこまではいいのだけど、僕の右手は優子に引っ張られ、そして・・僕はバランスを崩し・・そのまま優子の上に落ちていった・・・・

「お早[揺れるハート]・・・朝からまた“頑張ってくれる気”かな[揺れるハート]
「優子!おはよ!これは・・そのぉ~結果論なんだけどね。鶏たちがエサくれ~って啼いているから・・起きようと思ったんだけど・・・」

僕の顔は優子のおっぱいの上、しかもこっちは“利き腕”が塞がれており、ついでに言えば今、僕を“生かすも”“殺す”も優子に握られているかのように・・・ギュウッ~と優子のおっぱいに僕は顔を埋めさせられている。
多分、これがカオリやミミくらいのおっぱいの大きさだったら・・僕は完全に窒息させられるのも時間の問題だろう。
何とか態勢を整えたいのだが、腕の一本が自由にならないだけで、僕の思うように身体は動かせない。

「降参する[揺れるハート]?」
「・・・・・」 

僕は優子の胸に押さえつけられていて声が出せないので、頭を縦にふるしかない。このままでは、いずれ僕は“三途の川”を渡りかねない。まあ・・優子の胸に抱かれて死ぬのも悪くはないけど、みっともない死に方なのは確かだ。優子は僕が息をできるように・・少しだけ力を緩めた。

「鶏たちのエサは大丈夫!昨日の夜た~っぷり上げたし・・・」
「ミミズは?あげてないでしょう・・・」
「あのねえ~ミミズくらい触れるわ・・みんなね。これでもか!ってあげておいたから・・・」
「境内の掃除もしなきゃ・・・それに・・・」
「それに?」
「うん・・身体を清めないと・・・」
「そうね・・でも全部用意してくれるそうよ・・・ミサとミミがね。あなたはその寸前でいいの。お清めはね[揺れるハート]
「じゃあ・・・俺は何する?」
「そうねえ~お祓い以外は・・・・私と一日手錠で繋がれているのはどう?」
「勉強会は・・ああ・・今日日曜日だった。」
「うん。今日・・お休みにするって・・みんなが暴動を起したら困るでしょ?由香ちゃんと青○クンもデートしたいだろうし[揺れるハート]・・・」

僕は少し顔を上げれる態勢にはなったけど、優子の眼がキラ~ンと輝いている。この態勢で断ったならまた・・僕は窒息させられる恐れがある。

「まあ・・・それなら・・一日くらい・・・」

そう答えるのが今の僕には精いっぱい。まあ・・毎日優子の元に帰って来れるわけでもないし、帰ってきても優子は病院にまた勤めているので、優子とゆっくり過ごせるのは夜と日曜日くらい。夜だって・・・僕は“徘徊”しに縄張りをウロウロすることも多いわけで・・・一日くらい久しぶりに優子とお祓い以外くっついていてもいいだろう。

「ねえ[揺れるハート]鍵を取って・・・」
「いいの?」
「うん。その代わり・・・ねっ[揺れるハート]
「アペックプレジュール!もちろん・・頑張っちゃうからね・・・知らないよぉ~」

僕は優子の協力を得て、手錠の鍵を取り、優子に渡した。何故なら僕の利き腕である右手は“ワッパ”を嵌められている状態・・・・つまり、利き腕がフリーな状態である優子に開けてもらわなければならない。
優子は僕の手首から先に鍵を外し、自分の左手のを外した。

「ふう~やっぱり・・“自由が効かないのは不便だよな・・ポリ公にだけは捕まらないようにしないと・・・」
「ポリじゃなくて・・オマワリさんでしょ[揺れるハート]
「へぇ~優子たちも言ってたんじゃないの?ポリ公って・・・」
「うっ!そ・・そうだけど・・・」
「それより・・・“覚悟”してもらうからね。た~っぷり仕返しさせて貰うから・・・」
「えっ[揺れるハート]・・ングッ」

鎮守の森の離れの窓の外は段々明るくなってきているけど、まだ・・・最初のお祓いの準備をするまで2時間以上あるし、昨夜、いつもの薬局のおばちゃんがくれた粉薬と関戸のおばばの丸薬と強壮酒を飲んでいるから、
既に・・僕の僕自身はすっかりやる気を起こしている。まあ・・・このやる気が勉強にも生かせればいいんだけど、生憎、僕は勉強よりも・・“あっちの勉強”に使うことにしている。
何てったって僕は・・・ヤリタイ盛りの16歳なんだから・・・当然と言えば当然だもんね。
枕もとの水差しから“神泉”パワーを再び身体に取り入れた僕。優子と僕の思いはひとつ。
一体・・いつになったら・・コウノトリがやってくるのだろうと言うことだけ・・・
朝っぱらからラウンドをこなした僕。昨夜、優子と一緒に布団に入ってからの回数で数えれば、その数は5回戦。
さすがに・・・寝不足の僕は優子の中に僕の僕自身から分身のお魚さんたちを放流すると、そのまま優子に抱かれてまた・・深い眠りに落ちて行った。
ミサの呼ぶ声に目覚めた僕は、全てのお祓いを終えると、また・・・優子とそのまま眠りの世界を彷徨い、気がつけば・・紗江子は美希とミサに送られ帰って行った後で、仲間たちは“お祓い”の後、デートを楽しんだらしいのだが、僕は夕食までの数時間、優子の温もりに抱かれて深い眠りについていた。まるで・・母親の胸に抱かれ眠る赤児のように・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第29話へ・・・続く・・・ 









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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第29話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「嵐の前触れ・・・」1

夕方・・と言っても晩ご飯のrちょっと前に、鎮守の森に、兄さんこと・・学年主任の“ボロ車”ノクラクションの音ガ響いた。来るなら来るとでも前もって言えばいいんだけど・・・兄さんは“神出鬼没のように現れるもは、いつもの兄さん。よほどの吉報か凶報を持ってくるので、“嫌な予感”がする。
まあ・・兄さんの車はまだ・・・5年ぐらいしか乗っていない。では、何故“ボロボロ”になったかと言えば、僕たちが入学した頃に話は遡る。そもそも・・多少の擦り傷はあたけど・・・兄さんの車はまだ“原形”を留めていたんだけど・・・・嫌がる3年生を無理やり自転車に乗せ、兄さんの車に突っ込ましたのは、僕とY・S・赤沼等・・一番最初の頃の悪たれ連。何せ・・“いつ退学になるか?”と賭けの対象になるくらいだった。ソフトボールの授業を受ければ、わざとその車めがけて、ボールを投げたり、屋上から校長先生の植木鉢を落下させたり、タイヤの空気を抜いたり、マフラーにドロを詰めたり・・・ええとぉ~他にも一杯何かしたんだけど・・・覚えきれないくらいやった。
まあ・・兄さんこと学年主任と僕たちは“敵”だったのだから、やられたらやり返していたら・・・ボロ車になってしまったわけだ。
最近では、「お前らが無事卒業したら・・新しい車を買う」と直すことすら止めてしまった兄さん。
まあ・・わざと転んでケリを入れたりする奴らもいるから、相当な修理費が掛ったはずだ・・・・
でも、兄さんの車はまだいい方だ。学園にあった旧型のバスは、とうとう・・動かなくなるほど色々細工をされたり、サッカー部の監督はちょっとタイヤの取り付けナットを緩めた(僕たちではない・・サッカー部の奴だ・・多分)事により、危うく転落させられることになったり、“新車”を学校に乗ってきたとある先生の真っ白なスカイラインは
その日の夕方には、外装が全部・・・トラ模様に塗られたこともあるくらい。
体育科の教員室の窓が開いていたので大量の爆竹に一遍に火を付け放り込んだりした奴もいるし、理事長の銅像が朝には、青銅色から金色に変化していたこともあるくらい・・まあ・・・僕たちの学園が“チンピラ養成学校”と言われたり、僕たちの群れが近づくと慌ててシャッターを閉めるお店もあったくらいだったけど・・・
そういえば・・・天敵同士だったはずが今じゃ~義理の兄弟になっているくらいだから・・世の中面白い。

「ねえ~優子ぉ~兄さんの“ボロ車”のクラクションじゃない・・・あれ・・・」
「そうかもね・・でも・・誰がボロボロにしたのかしら[揺れるハート]
「うん。ナイショだけどねえ~俺とか・・・」
「やっぱり・・・ナイショにしておくわ[揺れるハート]
「うん。」

僕と優子は並んで出迎えに外へ出る。そうしなければならない理由としては、今日一日ずう~っと繋がれたままだから・・・トイレに行く時くらいだけ外して、それ以外は“繋がったまま”なわけで・・・・

「相変わらず仲がいいみたいだな・・結構結構・・・また結構・・とくらぁ~」
「どうしたんです・・・急にお見えになるなんて・・・」
「そうよ・・兄さん。来るなら来るって電話くらいしてくれればいいのにぃ~」
「まあ・・いつものことじゃん!それに・・ここ兄さんの実家でもあるし・・・」
「そりゃそうだけど・・・ご馳走くらい用意しておいたのに・・」
「いや・・メシはいい。それより佐山先生はいらっしゃるのか?」
「ええ。今・・・ミミの勉強を見てますけどね・・・・」
「お前らはちゃんと試験勉強やっているんだろうな・・・・」
「もちろん。やってますよ。マークが当てにならなくなった場合にも備えてね・・・」
「ええ。ちゃんとやっているわよ。兄さん。」
「良かった。それだけが心配だったんだが・・・」

兄さんはちょっと顔を曇らせていたのだが、安堵の表情を浮かべ始めた。
多分・・学校で何かあったに違いない。そうじゃなきゃ・・・わざわざ車を飛ばしてここまでは来ない。

「どうしたんです?」
「ああ~お前らの天敵がな・・・・」
「クマ公ですか?」
「ああ・・そうだ。急に職員会議を招集しやがって・・・」
「ホラ来た!やっぱり・・・・問題変更ですか?」
「ああ~そうらしい。まあ・・約束通り予想問題からは出題されるんだが・・・・」
「こんなところではなんですから・・・居間でお茶でも・・それより・・お酒の方が・・・」
「いや、今夜中に東京へ帰らねばならんからな・・・それより、なんでお前らそんなもん付けているんだ?」

兄さんは僕と優子の手に付いている“手錠”うぃ指さした。まあ・・理由を知らない兄さんだから、不思議がるのは無理もない。

「まあ・・兄さん居間でお話ししましょう・・・それにこの鍵もあっちですし・・」
「そうよ・・兄さん。」
「じゃあ・・そうさせて貰おう。」

兄さんが運んできたニュースは、本来なら試験休みになるはずのところを、“体育の実習”と名を借りた。つまり、僕たちをきっと“嬲り者”にしようとする鬼クマの魂胆丸見えのものだった。それに・・試験問題が漏洩している疑いがあるということで、予想問題集から外部業者に試験問題を作らせると言うものだった。
美希は怒り心頭だったし、兄さんも平静さを装うとしながらもその言葉の端からは、怒りが見えてくる。
優子やその場に居たみんなに言わせると、僕は怒りのあまり、金色の光に包まれて見えたと言っていた。
どうやら・・・決戦の準備を早急にしなければならない。

「それで・・兄さん。俺ら普通科だけですか?」
「今のところはな・・・2年生はそろそろ・・受験の準備に入らねばならん。3年はピーク前でそれどころじゃない。」
「解りました。まさか・・グランドですか?」
「そうだ。3日間ぶっ通しでやるそうだ。最終日は夜間行軍で学校へ帰らせるそうだ。」
「兄さんは疑われてませんか?」
「今のところはな・・・この先は解らんが・・・・」
「体育科の先生たちは・・グランドの合宿所泊まりですよね?」
「ああ・・そうらしいな・・・」
「準備の時間がいるよな・・・佐山先生・・どうしよう!」
「そうねえ~確かグランドは今・・閉鎖中でしたわよね?先生。」
「ええ。そして・・何故か・・ここに鍵の複製が・・・・」
「いいんですか?やっちゃって・・・」
「構わん。それから・・・何故か合宿所のカギもある。」
「確か・・・体育科は酒飲みだけですよねえ~」
「ああ~置いておくとすぐ・・・飲まれちまう・・・・」
「じゃあ・・そこにお酒が置いてあると・・・」
「飲むだろうなぁ~あいつら賤しいからな」
「担当教官は?」
「ああ・・・鈴木教官は休暇だそうだ。鬼クマと・・死に損ない以外は・・休暇申請が受理された。」
「えっ死に損ない?サッカー部の監督・・蘇ったんですか?」
「まあな・・・まだ歩行は多少困難らしいが・・・一の子分だからな・・・」
「後は?まさか・・普通科1年300名も引率出来ませんよね?」
「ああ~その点は大丈夫だ。残りは体育科の教官を毛嫌いしていて・・お前らを恐れている教師を行かせる。」
「じゃあ~」
「ああ・・見て見ぬふりをする。それに俺も行くし、そうだ・・佐山先生。保健室の手伝いお願いします。」
「そうですわね・・・行かせていただきますわ。」
「それから・・・どこかに気の利く看護婦がいないかと・・・・ケガされると困るんでな!生徒がだが・・・」
「うん。私たちから何人か応援をだすわ。」
「ああ~校長がおしゃるには、日当は払うそうだ。それから・・部長!」
「はい?」
「校長先生から・・・学園のダニ退治に正義の使者が現れてくれないかと・・・・」
「つまり・・・校長公認ですね?」
「まあ~そういうことになるんだろう。」

鎮守の森での密談を終えると、兄さんは2本の“あってはいけない鍵”を置いて帰っていった。
ついでに・・担任のキー先生へのお土産にと関戸のオババが持ってきてある強壮酒を一本持って行ってもらうことにした。その数ヶ月後には、僕が神主で挙式が行われることになろうとは、この時まだ知らなかったけど・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第30話へ・・続く・・・・ 








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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第30話     [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「嵐の前触れ・・・」2

「ウォォォォォ~ン!」

僕の遠吠えが鎮守の森はおろか村中、そして近郊に散らばっていたオオカミたちの耳に届いたらしい。
鎮守の森にはそれぞれ・・“満喫の時間”をた~っぷりと味わった仲間たちが集結してきた。
その僕の遠吠えを耳にした兄さんは、驚きの表情を隠せない。驚いた表情で僕のひたいに手を当ててみたり、
僕の眼を覗きこんでは、ため息をついた。

「弟!お前・・やっぱり・・・オオカミの血が流れているのか?」
「ええ。そうですよ。日本オオカミの血がね・・・・・」

ぞろぞろと鎮守の森に集結するオオカミたち。まあ・・殆どのオオカミたちは地区長の家に居たわけだし、中には鎮守の森の中にあるツリーハウスで、何をしていたかはご想像に任せるけど、慌ててセーターを着ながら走ってくる奴もいたし、ミミと同学年のT女のお姉さまに“捕まった奴”は、車でやってくる奴、バイクで二人乗りしてくる奴と様々だが、全員が集結するのに時間がかからなかった。

「お~い!部長。“緊急警報”の遠吠えは止めろよぉ~もうちょっとで・・・フィニッシュだったんだぜ・・・」
「悪い。続きは後でやってくれよ・・・・しかし・・・みんな早い集結だな。」
「そりゃそうだろう・・・ただ事じゃなさそうだったし・・・」

兄さんは集結したオオカミたちに一言だけ・・・・「お前ら、いい面構えになったな。徹底的に駆逐しろ!いいな!」と言い残し、僕たちの担任のキー先生へのお土産と称した、関戸のオババ特製の強壮酒と、僕たちが“正義の使者”と感づき、僕たちの生徒手帳の“真っ黒な部分”・・つまり・・それだけ“指導事項”とか“処分歴”が記載されてあるページを真っ白にすることを承認してくれた感謝をこめて、せめてもの恩返しとばかりに、“健康長寿祈願”をしておいたお札と、大量のお神酒を車に積み込んで、兄さんこと学年主任は、僕たち一人一人と握手をして東京へ帰っていった。

「さてと・・・全員揃ったから・・お勉強会でもしようか[揺れるハート]
「う・・嘘でしょう?部長・・何か言えよ!」 

佐々木クンが僕の首根っこを押さえようとこっちへ突っ込んで来た。そりゃそうだろう・・だて佐々木クンは、あと一歩で“充実した自由時間”を終えるはずだったのだ。

「冗談よ!冗談[揺れるハート]作戦会議に決まっているじゃない。」
「そういうわけだから・・・佐々木ぃ~おっちょこちょい直せよな!」
「悪ぃ~じゃあ・・・一丁派手にやる事にするかぁ~」
「そうだな。でも・・俺らは黒子だからな!用意は俺らがやるけど・・・・」
「そうだな。今年の借りは今年に返したい奴も沢山いるだろうし・・・・」
「ああ~サッカー部の監督も来るらしいぞ・・・あの時死んでおけばよかったって後悔させてやろう!」
「いいねえ~でも・・誰だ?車に細工したの・・・・」
「ああ~アレね。うちの2年らしいぞ!バイク乗りまわしていたところを捕まって逆恨みの犯行・・・」
「しかし・・監督も馬鹿だよなぁ~大人しく合宿へ行くのにバスに乗れば良かったのに・・・・」
「うん。何でも・・・近くの旅館に愛人を泊まらせる算段だったらしいけど・・・・」
「へえ~それでか・・・そりゃあ~車がないと不便だもんな!」
「それより・・・緊急呼び出しの理由を聞かせろよ!」
「ああ・・そうだった。じゃあ・・諸君!“お勉強ルーム”に集合!」

僕たちはじゃれあいながら社務所の奥にある集会場こと。僕たちの“お勉強”のためにセッティングされた部屋へ向かった。優子は「何か差し入れ作らないとねえ~」と台所へ向かっていった。

「さあて~久しぶりよねえ~キミたちの活躍。そう言えば・・・あたしも助けられたお礼を言ってなかったわ・・みんなぁ~その節は助かったわ。みんなありがとう。」
「そんなの水くさいよぉ~美希先生。部長の大事な“保護者”だもんなぁ~助けるの当たり前じゃん。」
「そうそう・・・しかし、先生ももの好きだよね。こんな奴の何がいいんだか・・・・」
「ナニがいいんじゃないの?俺らと違って経験豊富だもんな・・・部長はさ・・・・」
「あのねえ~アンタたち。大人をからかうと碌な大人にならないわよ・・・・」
「そうですねえ~良くてサラリーマン。悪けりゃヤクザ。いや・・・逆か・・・・」
「そうそう・・俺ら、チンピラ養成学校の生徒ですもん。」
「お前らいい加減にしろよ・・・・兄さんじゃなかった学年主任と美希・・センセイのおかげで・・・俺ら・・・」
「冗談だよ・・部長!さっきの冗談の仕返し!さて・・・作戦会議始める前に部長の説明を聞くかぁ~」

佐々木クンに促され、僕は試験の問題が当てにならなくなった事や外部に試験問題作成が発注されたことをみんなに伝えた。まあ~全員。マークなんぞそもそも無視して、各自勉強しているわけだから、異存はでなかった。
それから、本来なら試験休みなのに普通科1年生だけ、体育の実習時間不足を理由に、3日間グランドで体育の実習と名を借りた“僕たちを駆逐するであろう”事をみんなに説明をした。

「くそぉ~計画がオジャンになっちまう。」
「うん。まあ~そうなんだよな。」

まさか・・・T女の出身者で固められている所で、近くの“ホステス養成学校”と合同コンパをやることなど口には出せない。もし・・そんな事を口に出したら最後、僕はともかく・・・仲間たちは鎮守の森の木々の栄養分にされる恐れがある。

「あらぁ[揺れるハート]何のお話かしら?みんな呼んで来ようか?」
「いや・・・何か誤解していると思うけどさぁ~俺らアルバイトして、プレゼントとか用意しないと格好がつかないじゃん!」
「そうなの?てっきり・・・他の女子高の皆さんと何かやるのかと・・・思っていたけど・・・」
「そ・・そんなわけないよなぁ~それに・・由香ちゃん1号のお寺の手伝いもあるじゃん。年末年始とかね。俺はこっちの神社があるから・・・行けないけど・・・なあ~みんな!」

僕はみんなに“危険信号2を送った。それを受信した仲間たちは一斉に頷く。まあ・・“釘を刺された”わけだ。

「この恨みはらさずにおくものか!」 

特に佐々木クンは1年ダブっているので、鬼クマには相当な恨みを抱いている。何せ、鬼クマに散々摘発され、停学処分ゆえに進級を妨げられたからだ。

「なあ~どうやって”罠”を張るんだ?グランドのカギがないぜ・・・」
「それがあるんだ。ここにな・・・グランドのカギと鬼クマたちが泊まる合宿所のカギもな・・・」
「お前・・それ・・どうやって・・・入手したわけ?」
「全部言わせるな!とあるところからだ。それに・・・」
「それに?」
「うん。校長先生が”正義の使者”が活躍してくれないかと期待しているらしい。」
「じゃあ・・・公認なわけだな?」
「ああ~それから・・・巫女’sから看護婦を派遣することになっている。」
「えっ!そうなわけ?」
「うん。それに美希・・・先生も養護の手伝いにグランドに来る。」
「体育科からは?」
「ああ・・鬼クマと子分の死に損ないだけらしい。後は兄さんが手を廻したのか、全員休暇だそうだ。」
「それ以外は?」
「ああ~鬼クマを少なくても恨んでいる先生がたがな・・・すべて”見て見ぬフリ”だそうだが・・・」
「いいねえ~」
「それから・・・俺はタイマン勝負を挑む。まあ・・向こうもその気らしいし・・・」
「勝ち目あるのか?」
「まあな・・・関戸のおばばに”強力下剤の特製酒”を作ってもらった。それを合宿所に置いておく。ついでに・・エロ本の山をな・・・青!お前のガビガビになった奴・・出せよ!」
「うん。とっておきのを進呈する。」
「それから・・写真部にノーカット版をガンガン焼かせて・・・貼っておくか・・・合宿所にな・・・」
「じゃあ~店からダッコちゃん人形とか持ってくるか・・・・」
「あきれたぁ~キミたちは悪知恵は相当なものね[揺れるハート]
「うん。仕上げは任せたからね。」
「職員会議が楽しみだわぁ[揺れるハート]
「まあね。それでも・・・辞表をださなかったり、クビにならなかったら・・・3学期に校内で吊るしてやったり・・色々仕掛けるから・・なあ!みんな!」
「まあ~そうなるわな。俺ら怖いものはない。いや・・・ひとつだけあったな・・・」
「ああ・・・ひとつだけな!」
「何かしら怖いものって・・・・」
「じゃあ~せえので行くぞ・・・せえの・・・・」
「T女のスケ番とOG連・・・・」

鎮守の森が笑いの渦に包まれたころ、優子とミサとミミに由香ちゃん1号。それに・・明け番のカオリよ洋子が顔を出した。僕たちは心づくしの差し入れを奪い合いながらそれぞれの腹の中に納めてゆく。
いよいよ・・・僕たちの鬼クマ退治は幕を切って落とされるのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第31話へ・・・続く。


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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第31話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「嵐の前触れ・・・」3

「お世話になりましたぁ~」

見送る僕と美希にペコンと頭を下げる由香ちゃん1号。

「じゃあ~ちょっくら行って来る!」
「うん。青○解っているんだろうな!ちゃんと送っていけよ!」
「解っているよぉ~部長!」
「ならいいけどな・・・・」
「いいわね青○クン。寄り道するヒマはないからね。ちゃんと木曜日に学校へ来るのよ!」
「は~い。」
「由香ちゃん!もし・・青○クンが、豹変したら・・・遠慮なくやっちゃっていいからね。」
「ひょ・・ひょうへん・・ですか?」
「うん。腕の一本どころか・・・もしあれだったら・・・川で泳いでもらって!」
「ああ~みんなが裸で飛び込んだあの川ね。」
「うん。流しちゃってもいいし・・・まあ、青!襲う時は充分注意しろよ!護身術覚えさせられているからな!」
「誰だよぉ~余計なもん教えたの?」
「ごめん。うちの嫁さんと紗江子・・・」
「うん。その節は実験台になってもらって・・・ありがとう!自信が持てたわ!」

僕は最初は冗談まじりにやっていたのだけど・・・最後の方は“半分本気2で襲いかかり、見事にやられたのだ。

「そうだ・・青!本~当に気を付けろよ!俺・・腕どころか・・命落とす寸前だったんだから・・・」
「りょ・・了解!じゃあな!」
「ああ・・・さっさと乗らねえと・・・」

ここはT市のターミナル駅。僕と美希の見送りを受け、ぶっきらぼうに答える青○クン。彼は“美希の特別の計らい”で由香ちゃん1号を無事に送ってゆく“使命”を与えられたのだ。
他の連中も見送りに来たかったのだが、“一宿一飯”の恩義もあるので、地区長の家や村々の家の雑用に飛びまわっている。僕たちはどっちかと言うと学校で習う勉強よりも、“農作業”とか土木作業、瓦職人の方が、性に合っているみたいだ。みんなそれで食っていけるんじゃないか?と最近、思い始めているくらいの“腕前”になってきている。
だから、僕と美希はみんなを代表して、ミサの運転する車で、見送りにきたのだ。
午前中はミサが用事があり、午後は美希が、T女時代の友人のところへ行くらしい。従って、僕は午前中は美希と過ごし、午後はミサとの時間を過ごし、夕方神社に戻り、お勉強会に参加することになっている。
夜は夜でミミに物理と数学を教えることになっている。
ちょっと恥ずかしそうにして腕を組んだ青○クンとうれしそうな由香ちゃんが、特急電車に乗るのを見送った僕と美希。ミサとの待ち合わせまでまだ・・・3時間“も”あるわけで・・・そうなれば・・・“ヤル”事はひとつしかないはずだったんだけど・・・

「ねえ[揺れるハート]お買い物付きあってくれるわよね?」
「買い物?何か嫌な気がするんだけど・・・・」
「そんなに行きたいのね。下着売り場・・・じゃあそこへ行きましょう!」
「誰も逝きたいなんて言ってないでしょ!だ・か・ら・・・イ・ヤな気がするって言っているんだけど・・・」
「だ・か・ら・・・行くんじゃない!そこへ[揺れるハート]あなたの好みのを買うんだもの[揺れるハート]

僕は腕をしっかり美希の胸に抱えられ・・デパートの下着売り場へ行かされることになった。
まさか・・その時は1日に二度も同じ“下着売り場”へ連れて行かれる羽目になろうとは・・・その時は思わなかった。

「ねえ[揺れるハート]どれがいいと思う?」

美希は色とりどりの“実物”を身体にあてて僕に見せてくる。それでなくても・・・恥ずかしい。

「み・・美希の好きなの買えばいいじゃん。」 
「あなたの好みを聞いているんだけど[揺れるハート]
「いつ付けるの?それによって違うじゃん。まさか・・とは思うけど・・・学校へは・・」
「ばかぁ[揺れるハート]~決まっているでしょ・・・この後とか・・・おうちでとかに[揺れるハート]

僕は居心地が悪い。そうでなくても、女性店員はジロジロと僕を見るし、他の女性客も僕をチラチラ見ている様な気がするのは、気のせいではなさそうだ。
手早く買い物を済ませ、そのままデパートの裏手にある一軒のラブホへ直行することになった。
まあ・・・昨夜もその前の晩も、僕は“離れ”に監禁され、徘徊していないのだから、当然と言えば当然。
特に昨夜は優子に突然・・月1回のお客様がやってきてしまったわけで・・・・僕も欲求不満が溜まっている。
折角、買った下着を着た下着姿の美希の姿を堪能することなく・・・濃厚でちょっと野性的な2回戦。もちろん美希の身体が忘れたくても忘れられない様に・・We're all aloneのメロディーをしっかり刻み込んで、僕は美希の神秘の泉に僕の僕自身を突きたてたり。下敷きにされたりしながら・・・最後はしっかりと美希の中に僕の分身をた~っぷりと放流したのだ。慌てて美希は化粧を直して、同級生の出産の祝いに出かけて行ったのだ。
僕は美希が"ほんの一瞬”だけ"試着”したものなどが、収められたデパートの袋をいくつも持たされ、ミサとの待ち合わせポイントである"いつものマック”にゆく。ミサが来る前に腹ごしらえをしておかなければ、僕は衰弱死してしまうかもしれない。
僕がビックマックに齧り付いていると、ミサがやはりお盆を持ってやってきた。ミサはフィレオフィッシュにしたみたいだ。

「お待たせぇ[揺れるハート]~大分待ったぁ[揺れるハート]

確かに・・・20分ほど外にいて待っていたんだから・・・約束の時間よりオーバーしている。でもそんな事を言っても無駄だし・・男として言うのは馬鹿野郎のすることだ。

「ううん。俺も来たばかりだからさ・・・・」
「そう・・それなら良かったぁ~それより、その袋はなあに[揺れるハート]
「うん。美希のものばかり・・」
「ふう~ん。買い物してたんだぁ[揺れるハート]~」
「まあね・・・」
「じゃあ・・まず・・それを車に積み込んだら、私の買い物にも付き合ってくれるわよね[揺れるハート]?」「うん。・・・いや・・・ちょっと待って!・・・また・・何か嫌な予感が・・・・・」

僕の嫌な予感は“的中”したのだ。僕はミサに腕を羽交い締めにされ・・また“下着売り場”へ連れて行かれたのだ。さっき・・・応対した女性店員は僕をみるなり・・「・またのお越しありがとうございます。」と挨拶してくる。

「又のお越しって・・・」
「あのねえ~ここ・・ミサに一番最初に連れてこられたでしょ?それから・・巫女’sの面々にもね。さっきは美希にまで引っ張ってこられたの。だから・・今日だけで・・・2度目。全部で・・ええとぉ~」
「そうだったんだぁ~」
「うん。そうなんだよねぇ~ところで・・・ミサは何を買うの?」style="color:#FF98FF;">「ちょっと派手目なのはどうかな[揺れるハート]?」
「ミサがぁ~そうか・・・いいかもね。燃えちゃうかも・・俺・・」
「ばかぁ[揺れるハート]~この・・・単・・・」
「うん。単細胞だもんねぇ~俺・・・昨日も一昨日も監禁されて・・・昨日なんかさぁ~イヌだよイヌ・・・」
「あなたはオオカミさんじゃなかったっけ[揺れるハート]イヌじゃなかったような・・・」
「そうなんだけどね。・・・・“お預け”を喰らったイヌだったの。それに、しっかり繋がれていたもの・・・」
「あら・・まぁ[揺れるハート]~」

美希は友達に送ってもらい鎮守の森へ戻ると言っていたので、”僕の意図”とミサの思惑は完全に一致していたので、ちょっといつものミサとは違うような下着を数点、僕がお金を払い・・・車で一目散にいつものパターンで、国道を逸れたところのラブホ群へ車を乗り入れ、僕とミサは互いに獣のようにお互いを求め、僕はミサの中に3度も僕の僕自身から分身であるお魚さんたちを放った。
おかげで・・・僕の腰は軽くなったけど・・・そのあとの過酷な勉強会の事を忘れていたのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第32話へ・・・続く。
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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第32話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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こっほん!

僕です。僕には素晴らしいと言えばいいのか?それとも・・・類は友を呼ぶというのでしょうか?
まあ・・オオカミ仲間が僕を含めて12頭も揃っちゃています。僕のとりあえずの本業は某私立学園高等部の1年生。16歳です。僕たちに喧嘩を売ってくる馬鹿はほとんどいません。まあ・・・その辺のヤーさんでも、最近は僕たちの顔を見るなり、逃げ出すか、猫なで声をだしながら、すり寄ってきては、スカウトされるか・・・偶にお小遣いと称して・・・何故か解らないのですが・・くれます。
どうやら・・僕たちは就職には困らないみたい。最近では・・チョン高の皆さんも、リクレーションしてくれなくなって
つまりません。まあ・・・あっちこっちでヤクザを壊滅した奴らとか、暴力団を潰した奴らとか・・・言われてます。
まあ・・事実なので否定はできません。特に進学や就職が決まった3年生は、僕たちを見るだけで・・・どこかへ隠れる場所がないか探しているらしいのです。
でも、それは・・・僕たちの一部の顔でしかありません。一応・・・真面目?には学校へ登校しますが、僕たちが登校した日は殆どが“自習”授業になるくらいです。僕には別の顔もあります。鎮守の森や信州の村では、「神主さん」と呼ばれます、本当は神主ではないんです。代行なんですけど・・誰も「代行」とは呼ばないんです。
優子の叔父さん(僕を代行に任命した・・大神主)だって、最近では「若神主」と廻りに言ってくださっているらしいんです。まあ・・九尾の狐と対峙したときは、途方もなく怒られましたけど・・・・
それから・・僕には“陰陽師”の素質も少々あるみたいです。人を呪い殺したり、生き返らしたりこそ出来ませんが、ある程度の簡単な技なら使いこなせるようになったみたい。それから・・僕は多少ですけどピアノが弾ける才能があります。まあ・・猫ふんじゃったレベルですけど・・・・こんな腕前でも多少のお金は稼ぐことが出来ます。
そうそう・・・そう言えば先日、僕たちは全員が16歳を迎えたので、ありがたい元服式をしていただきました。
これからは・・一人前じゃなくて・・・一狼前のオオカミとして・・・ますます“徹底的”にやらなければいけません。
さて・・・僕たち。いや・・・高等部・・・それだけでなく・・・全校生徒と一部教職員の敵が、学園をのさばっています。体育科主任教官で生活総括指導部長である・・・鬼クマこと熊田教官です。
理事長の甥っこなのをいいことに・・・やりたい放題。まあ・・・僕たちに敵対してこなければ・・・こんな小物相手にする必要もなかったんですけどねえ~まあ・・・売られた喧嘩は“借金をしてでも買え!”が僕たちの生き方です。
おや?どうやら・・・開演の時間になっちゃったみたいです。
それでは・・皆様!僕たちが一番輝き・・生き生きしていた時代。昭和50年代へタ~イムスリップ・・・

「嵐の前触れ・・・」4

「こんなぁ~あたしにぃ~誰がしたぁ・・・とくらぁ~」 

鎮守の森の夕方・・・僕の鼻歌が社殿の奥にある畑の隅っこにこの間“新築してもらった”鶏小屋から聞こえてくる。“試験勉強”の合宿を終え、仲間たちは帰京していった。美希も“緊急職員会議”があるとのことで、一足さきに帰っていった。まあ・・仲間たちは鈍行列車で帰り、美希は来るべき僕たちの“体育の補習”という名目の僕たちの決戦の場に派遣メンバーであるカオリ・洋子・と車で鎮守の森を出発していった。
明日は朝からその打ち合わせもあるらしい。
今夜は僕はミサと奈々子とミミそれに・・・優子とここで過ごし、明日の朝に優子とミサと学校へ戻ることになっている。

「あなたぁ[揺れるハート]~終わったぁ?」
「もうちょっとぉ~・・・これから・・もっと寒くなるでしょ?もうちょっと藁を入れておいてやんないと・・・」
「手伝おうか[揺れるハート]?」
「いや・・・大丈夫!だと。それより優子が卵暖めているんだけど・・・」
「私は温めてないけど・・・」
「そうじゃなくてさぁ~鶏の方・・・」
「本当なのぉ?」
「うん。いつもは・・素直に取らせるくせに・・・」
「私も見るぅ[揺れるハート]~」

優子が梯子をあがってくる。何せ新設計を施した鶏小屋だから、ネズミも蛇も容易に侵入出来ない様に、高床式でねずみ返しに蛇避けまで施してあるので、人間が小屋へよじ登るのも巻き揚げ式の梯子を使わねばならない。

「どれ?どこに居るの?」
「うん。あそこ・・・」

僕は隅っこの奥の方を指さした。そこには目を細めながら必死に卵を温めている。優子とその前には、鶏の唯一のオスである“委員長”が鶏の優子を守るみたいに立っている。どうやら・・・早とちりのコウノトリさんは、オオカミの赤ん坊ではなく・・鶏のヒナを咥えて飛んで来てしまったみたいだ。

「あっ本当だぁ~孵るといいなぁ~」
「うん。タ~ップリ栄養やっておかなくちゃ!それに寒くならない様にしてやらないと・・・」

僕はもうひと束の藁をロープに吊るし、それを引っ張り上げる。そして・・・養殖しているミミズを小鉢に入れると
鶏の優子の前に置いておくことにした。

「これでよしと・・・さあ・・・家に帰ろうか?」
「うん[揺れるハート]今度の週末は帰れないよね?」
「うん。さっさと片付けたいけどね。期末もあっちも・・・・帰れるのは来週の週末か悪くすれば再来週の初めだな」
「試験頑張ってね[揺れるハート]
「もちろん。赤点なんか取ったら・・・大変だもんな。兄さんには怒鳴られるだろうし、補習の嵐を受けることになるし・・・」
「そうねぇ~そうだ!叔父さんが“ひと段落したら来なさい”って言ってたわ・・・・・」
「うん。ご無沙汰しているから・・・お小言かな?」
「違うわよ・・・お正月があるでしょう。」
「そうか・・・もう正月になるんだよね・・・クリスマスもあるけど・・・・」
「うん[揺れるハート]。」
「あっ!思いだした。いけねえ~ミミに物理と数学教えなきゃ・・・今晩が最後だもんね」
「じゃあ~私は・・・お札の準備をしておくわ。奈々子は準夜勤だし、ミサと二人で・・・」
「ねえ~そんなにいるのかな?お札・・・・」
「信州の村の人たちの分。青○クンはそっちへ行くんでしょう?」
「そうなるね・・・そうすると・・また二班態勢だな・・・あっちだって人手がいるだろうし・・・・」
「こっちは・・・どうなるのかな~お父さんが生きていた時は・・・一杯御参りに来てたけど・・・・」
「そうだなぁ~何せ・・・俺だからねぇ~ここの神主代行。どれだけ・・・参拝に来てくれるかなぁ~」
「うん。あなたにとって初めての・・・お正月だものね。神主として・・・・」
「さてと・・・こんなものかぁ~お前ら忘れるんじゃねえぞ!これだけ・・・世話してんだから・・・」

僕は鶏たちに言い残し、梯子を引き上げ鶏小屋を後にして、優子と恒例になっているお父さんとお母さんのお墓参りに向かい・・・そしていつものごとく・・・熱いキスを交わすと、手をつないで家に戻っていき・・・いつもの夜がまたクyり返されるのだ。
まず・・・腹が減っては“戦”は出来ないので、詰め込めるだけ漬けこみ、優子と一緒にお風呂に入浴。
お風呂場で・・入浴ついでに一銭を行った後、僕はミミの部屋へ上がり、数学と物理の“お勉強”を口実にどちらからともなく求め、1戦。その間に・・・優子とミサは社務所で来るべきお正月のお札を作っている。
深夜の徘徊を終えた僕は、優子の横に戻り・・・泥沼のように眠り、そして・・・僕は“戦い”の場へ出発するため、
優子の運転する車にミサと共に乗り込んだ。
鎮守の森を出発した車は、すっかり冬支度を終えた村の田んぼや畑の横を抜けてゆく。
車にはいsつもより多めの“神泉”が積み込まれている。
いつもなら・・・正門前で“パフォーマンス”を繰り広げるのだが、僕は学校の裏手で車を降りることにした。
何故なら・・・・“最終決戦”を前に・・・敵を欺くためだった・・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第33話へ・・・続く 
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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第33話  [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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「嵐の前触れ・・・」5

僕達の学園の前には“公園”みたいなところがある。そこに屯して僕がいつものpフォーマンスを演じるのを待つ、社会関係奉仕部の仲間とギャラリー諸君。その諸君が、クラッカーとか準備に勤しんでいるところへ、後ろから接近を図る僕。ジリジリと歩み寄り・・・いきなり手に隠し持っていたクラッカーを立て続けに・・ポンポンと放つ僕。
一瞬、ささきくんたちは解らなかったみたいだ。誰かが誤ってヒモを引いてしまったと思っていたのだ。
何故なら、僕は正門の前に優子の運転する車でたどり着き、熱いキスシーンを演じることが当たり前だと思っている。そして・・・彼らはその2人・・つまり、僕と優子に向けクラッカーを打ち鳴らすのが、当たり前になっているからだ。

「だ・・誰だ。慌てて・・ヒモを引いた馬鹿は・・・・」
「俺だよ!佐々木ぃ~おはよう!」
「部・・部長!てめぇ~いつ帰ってきたんだ?」
「さっきな!とっくに・・優子とミサはこの場には居ない・・・紗江子んところへ行ったからな!」
「何で・・・今日に限って・・・折角歓迎の用意してたのに・・・」
「あのなぁ~鬼クマの野郎の目もあるじゃん。・・・」
「そうか・・・例の?」
「うん。・・・そう言うこと。いいか・・・試験期間が終わるまで・・・大人しくしてろよ!」
「じゃあ・・・登校するか?あの馬鹿が木刀振りまわす前に・・・」
「あん?いつも・・竹刀だよな・・・」
「ああ~さっき忍者部隊から連絡が来た。どうやら・・お前が遅刻するのを待ち構えているみたいだぜ・・・」
「やっぱり・・・じゃあ~諸君!さっさと校門を駆け抜けるぞ!」
「おう!」

僕たちは・・・定刻より早く校門を駆け抜けた。勿論・・・鬼クマは何も言えるはずがない。
忍者部隊の“ご注進”により・・兄さんこと学年主任も、慌てて正門に駆けつけて来ていたし、美希も・・・おっと学校なんだから・・美希センセーと呼ばなければならないし、担任のキー先生も僕たちを守るためだか知らないけど、正門に来ていた。僕たちは正門を駆け抜けると、急ブレーキをかけ、くるりと後ろを振り返った。
何せ・・礼儀だけはうるさい学校なんだから・・・挨拶はちゃんとしなければならない。

「先生方、お早うございまぁ~す。」

僕たちは深々と90度のお辞儀をする。もちろん・・・これはパフォーマンスにしか過ぎない。
鬼クマは“階段落ち”の敵討をしようと仕組んでいたらしいが、“今日”の僕たちいや・・僕には落ち度がない。
こんなところに立ち止まるのは馬鹿のすることなんだけど、僕は馬鹿なんだから・・仕方がない。
憎々しく睨んでいる鬼クマと睨みあいをする。もちろん・・・兄さんとキー先生。それに美希はいつでも間を割って入れる様な態勢を整えている。

「おい!さっさと行こうぜ・・・何か獣臭くて適わないからな・・・」

佐々木クンも鬼クマに聞こえるように言いながら、僕の腕を引っ張ってゆく。
もちろん・・一発触発の空気が廻りを包み込んでいるようだ。

「おい!社会関係奉仕部の部長だったな・・ちょっと待て!」
「何か御用ですか?熊田教官。」
「何かご用じゃねえ~てめぇ~の態度が気に食わん!」
「そうですか?俺には・・・教官の体臭というか・・・酒臭さが気に入りませんけどねえ~ここ学校ですよ。それも誇り高き我が学園・・・朝から酒の匂いをプンプンさせられちゃあ~堪ったものじゃありませんよね。ク・マ・ダ教官」

鬼クマは木刀を握り直し・・僕は身体中から金色のオーラを放っていたらしい。慌てた・・兄さんこと学年主任とキー先生が間を割って入る。

「クマダ教官・・・馬鹿は相手にしちゃぁ~駄目ですよ!」
「そうそう・・・それに・・こいつら・・・遅刻でもなく・・最低限のマナーだけは守っていますし・・・」

その二人を振りほどくと僕の耳元で・・・つぶやく鬼クマ。

「いつか・・てめぇ~の化けの皮剥がしてやるからな!」

僕はわざと聞こえないフリをして・・・

「先生方!ご指導ありがとうございましたぁ~」

僕はやけになって大声で怒鳴った。勿論・・・その後、すぐに・・・美希に僕たちは“部室”に集合をかけられる・・

「キミタチぃ~すぐに部室に集合しなさい!」
「はい!」

僕たちはまだ睨みつけている鬼クマを完全に無視して校舎へ駆け込み、階段を駆け上がり、部室の鍵を開けると全員でなだれ込んでゆく。

「おい!馬鹿・・じゃなかった・・部長!」
「何だ?佐々木・・・・」
「お前・・・俺らには大人しくしてろって言って自分だけやるつもりだったな?」
「さあな・・・やられたらやり返すけどな・・・・」
「あのな~お前一人でやられたら・・俺ら面白くないじゃん・・・」
「そうか?」
「そうだとも・・・」
「おい!来るぞ・・・」

ドアに耳をくっつけて周囲の音を確認していた大岩がみんなに黙る様に注意を促す。
もちろん・・美希はわざとヒールの音を立てて教職員用エレベーターから部室へ向かってきているのだけど・・・
ドアが開き、美希センセー・キー先生。そして兄さんこと学年主任が順番に部室へやってきた。

「みんなぁ~お早う!」
「お早うございます。先生方。」
「お前ら・・ちゃんと合宿で勉強してきたか?」 
「勿論です。田中センセー」 (キー先生は・・田中先生。本人を前にキタローとかキーとか言うわけにはいかない)
「まったく・・・部長!」
「はい!学年主任先生」
「こっちの寿命が縮んじまう。あれほど・・体育科の馬鹿を相手にするなと・・・」
「そうよ!部長!担任である田中先生と学年主任がいなかったら・・・今頃病院送りよ・・・」
「はい!すみません。でも・・病院送りは違いないと思いますが・・・・果たしてどっちだったかは・・・」
「まあ・・いい。お前らに忠告しておいてやろう・・・試験が終わった後・・お前らに血反吐を吐かせてやるとほざいておった・・・そうだ!部長!」
「はい。何でしょうか?田中先生。」
「うん・・そのなんだ・・・お前らの“土産”。あれ・・結構効きすぎるなぁ~」
「もう・・飲まれたんですか?で・・・どうでした?」
「馬鹿野郎!朝っぱらから言えるか!でも・・・みんなの心遣い嬉しかったぞ!それじゃあ~先生方、私はHRがありますので・・・お前らは出席扱いしておくから・・・“自習”しておくように・・・」
「ご指導ありがとうございましたぁ~」

田中先生はポケットから折りたたんだ紙を一枚、テーブルに置くと部室を出て行った。
兄さんはその紙を僕に“拾う”様目で合図を送ってきた。
そこには・・・予想問題から出題される番号が書いてあり、特に注意すべき点が記されていた。

「が・・・学年主任先生・・・これ・・・」
「ああ・・・あの先生らしいな・・・そして・・・これは・・・他の先生方からお前らへの贈り物だ。」

兄さんがポケットから出した紙切れには“外部業者”へ委託され作られた問題の出題番号が列記してあった。

「いいか!横流しはするんじゃないぞ!いいな!」
「はい!ありがとうございます。」
「いいから・・・さっさと写せ!」
「はい!」

僕たちは手分けをしてその出題番号を列記した紙をノートに書き写した。
兄さんは書き写した紙を回収してゆき・・・灰皿に細かく千切り、火を付けた。

「いいかぁ~俺はひとりごとを言うからな・・・今日から“グランド”には誰もいない・・・試験の最終日まではな・・」
「はい。」
「試験の監督は・・・俺と佐山先生・・それに熊田教官が立会い、会議室でやる・・・」
「やっぱり・・・・」
「ま・さ・か・・とは思うが・・・カンニンングペーパーは持ちこむな!それから・・・悩む演技をしろ・・・」
「はい!」
「それじゃあ~佐山先生。私は“会議”に出席しますので・・・」
「ええ~この後この子たちは“奉仕活動”がありますので、私が引率を・・・」
「じゃあ~よろしくお願いします。お前等・・・判っているな!あんまり・・・・迷惑を掛けるな!それから・・・やるからには徹底しろ!」

どっちやねん!と突っ込みたいところ・・・それに“奉仕活動”なんて今日の予定には入っていない。

「じゃあ~佐山先生よろしくお願いします。」

兄さんはこれから”会議”が待っている。まあ~おのずから内容は解っている。つまり・・僕達を血反吐を吐かせるようなプログラムを組んでいること。ただ・・グランドで死なれては困るから・・体裁だけ整えて自分の身を守ることだけ考えているんだろう。
だが、“勝算”はこっちにある。何せ・・・グランドへ派遣される看護婦は4名。カオリ・洋子・奈々子にミサ。優子は面が割れているので近くで待機することになっている。もちろん・・T女部隊も数名だとは思うけど、応援に来ることになっている。それに・・・関戸のおばばに頼んで作ってもらった・・・特製の即効性のない下剤入りのお酒。それに即効性の下剤入りの丸薬。サッカー部の監督には、この前死んでおいたほうが良かったという恐怖を与え、鬼クマにはとりあえず・・・・”恥ずかしい”思いを受けてもらうことにしてある。まあ・・・やりすぎて死んじゃったらグランドの中にある合宿所の床下にでも埋めておけばいいだろうし、陸上用の幅跳び用の砂地に生き埋めにしておくのも悪くはない。
でも・・・僕達はこれから一体どこへ・・・“奉仕活動”に出かけるんだろう。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第34話へ・・続く・・・

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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第34話       [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「嵐の前触れ・・・」6

「さ・・寒いよぉ~」
「ほらぁ~さっさと・・穴掘っちゃいなさい!そうすれば・・・温かくなるから・・・」
「そうだぞ・・・青!お前喰っちゃったんだろ・・どうせ・・・しっかり掘れ!ココ掘れワンワンってな・・・」
「何ぃ~青・・お前由香ちゃん1号とやっちまったのか?」
「そ・・そのぉ~何だ・・・部長!ばらすなよ・・・」
「ふぅ~ん。俺・・ちゃんと送っていけって言わなかったっけ?まあ・・いいや・・青・・ちょっと中に入ってみろ。深さ充分か検証するからさ・・・」
「な・・なんで・・俺なんだよぉ~」
「それはだな・・・」 

僕は青○クンの周囲にいる白○クンとYに合図を送る。もちろん・・二人に穴に落とされる青○クン。

「どうだぁ~青居心地はぁ~」
「じょ・・冗談じゃねえぞさっさと・・出せ・・・馬鹿!」
「今なにか言ったかぁ~?先に・・生きたまんま埋めちまおうか?なあ~みんな・・・」

深さは充分なだけの穴を、僕たちは砂地そばの所へ掘っていた。多分2メートルほどの深さはある。
何せ梯子をおろして穴を掘ったくらいなんだから・・・

「じょ・・冗談だよなぁ~頼むから出してくれ・・・」
「しょうがねえなぁ~まあ・・この中で一番背の高い青が自力で出られないくらいだから・・・これでヨシとするか?」
「しかし・・これだけじゃ面白味に欠けるよな?」
「まあねえ~何かいい方法は・・・」
「そうだ・・・全員集合って・・・先に梯子降ろしてやらねえと青は上がって来れねえか・・・」

僕たちが梯子を降ろすと青○クンはドロだらけになりながら、上がってきた。僕は全員を集めるとヒソヒソと話を始めた。まあ・・・広いグランドの隅っこで僕たちは穴を掘っており、“引率”してきた美希は僕たちに温かい飲み物を買うべく、近くのパン屋へ出かけて行ったのだから・・・ヒソヒソ話をすることもなかった。
僕たちは“落とし穴”を作っていたのだ。トイレはこのグランドに2か所しかない。
まあ・・体育祭のときは仮設トイレが運ばれてくるけど、それ以外はここにあるトイレとテニスコートの奥にあるトイレを利用するしかない。僕たちは大体・・その辺の畑とか雑木林で“用”を足している。
それに・・・ここのトイレは合宿所の丁度、横にある場所。まあ・・運が悪ければ・・グランドと合宿所から真っ直ぐ走ってくれば必ず・・落っこちる場所に僕たちは落とし穴を掘ったのだ。

「じゃあ~各自用意にかかれ・・・」

僕の合図でブルーシート・バケツ・石灰の袋(ラインマーカー用)、でっかいゴミバケツが次から次へと運ばれてくる。穴の底にブルーシートを袋状に敷き、そこへ・・・ドロドロにとかした石灰を流し込んでおくわけだが、いずれ固まってしまうのは経験上判っているので、水分を多めに溶かして流し込んでおくことにした。
まあ~引っ掛かればラッキー(引っ掛かった本人たちはアンラッキーだが・・・)後は・・佐々木クンが自分の家から持ってきた“大人のおもちゃ”の数々・・・抱っこちゃん人形(別名・・・南極○号)を膨らませ、ついでにそれらにセクシーランジェリーを着せたものと・・・おびただしい数の各自が保有していた“使用済み”のエロ本と、例の特別下剤入りのお酒を数本のお神酒の瓶に小分けしたもの(兄さんが運びこんでいてくれていた)ものに僕たちはそれらに混ぜ合わせ・・・お酒置き場に陳列したのだ。

「そういえばさぁ~佐々木・・・アレ準備どうなってる?」
「「ああ・・アレね。持って来たぜ。」
「うん。で・・忍者部隊に居たよな・・すぐそばに住んでいる奴。」
「ああ・・話しは付いている。最新の裏本10冊でな・・・・」
「写真部は?」
「ああ~ついでに放送部にも話しは付いてる・・・」
「まあ・・・今回は纏めて片付けばいいけど・・・どっちかと言うと・・監督くらいだろうな・・・」
「まあな・・・奴の弱点しているか?」
「いいや・・・」
「カエルとか爬虫類が怖いんだと・・・」
「爬虫類ねえ~カエルは冬眠しちまったし・・・ヘビも・・・そうだ・・・地区長に頼んでみるか?」
「ああ~頼めば袋に詰めて送ってくれるだろ・・・それはやっぱり・・・」
「もちろん・・・白○しかいねえよな・・・」

地区長も僕たちの大の味方の一人だ。まあ・・将来の孫の婿さんになるであろう(現にそうだが・・)白○の頼みを断るはずもなく・・・青大将だけならと言う条件で送ってくれることになったのだ。合宿所にはちゃんと“公衆電話”が備えてある学校に感謝しなくちゃいけない。

「まあ~一匹や2匹なら見つかるじゃろ・・・」 

起されるヘビも可哀そうだけど・・・噛むんだったら・・穴に落ちたどっちかの馬鹿を噛んで気を直してもらうことにしておく。

「みんなぁ~温かいコーヒーと肉まん買って来たわよぉ~」
「は~い!」

僕たちは仕上げを待つ“工事現場”に仮の蓋をして美希の元へ駆けて行った。

「美希先生が天使に見えてきた・・・なあ・・・みんな」
「うん。入学したころと雰囲気も違うしぃ~」
「もう[揺れるハート]煽てたって・・これ以上出ませんからねぇ~」「は~い!」

どうせ“学校”に置いておいても今日は授業にはならないと判断した美希。まあ~今頃、鬼クマと校内デスマッチを繰り広げていた可能性が僕たちには充分ある。まあ・・そうなれば・・ケンカ両成敗のはずが、片や理事長の甥っこ様なので・・・僕たちが処分される。良くて無期停学。悪けりゃ即退学処分になる。特に佐々木クンは後がないので、事実上の“放校処分”になってしまう。それで・・・僕たちは“美希先生に引率”され、学校からの交通費の支給までしてもらい、ここへ“穴掘り”に来ているのだ。仲間たちは肉マンとコーヒーを詰め込むと最後の片付けに散ってゆき・・・・僕と美希は門の近くのベンチに腰掛けている。美希は時計を気にしている素振りを見せた。

「何かあるの?」
「うん[揺れるハート]。もうすぐ・・優子とかここへ来るのよ・・・帰りがけに下見を兼ねてね・・・」
「優子が?」
「うん[揺れるハート]知らなかったでしょ?」
「知らなかった・・・・そうかぁ~じゃあ・・鎮守の森へ帰るか・・・・」
「駄目に決まっているでしょう。明日からテストなんだから[揺れるハート]・・・」
「解っているよぉ~それに・・・アルバイトもあるしね・・・それに・・・美希と一緒に過ごす時間も・・ね。」
「ばかぁ[揺れるハート]~でも・・・うれしい。」
「あとは・・・ヘビの到着を待つだけだな・・・」
「へ・・蛇・・ってあの・・・ニョロニョロした奴。」
「うん・・・地区長に電話して頼んでおいた。マムシでもいいんだけど・・青大将なら送ってくれるって・・・」
「呆れたぁ~そこまでやるの?」
「うん。量が多ければ・・・合宿所にも放つからね。近寄っちゃぁ~駄目だよ・・・」
「そ・そうする。」
「まあ・・ここでの戦いではまず・・・監督を潰して・・・運が良ければ鬼クマも片付けるけど・・」
「あれは・・・ヘビより執念深いから・・・注意してね[揺れるハート]
「知っているよ。まあ・・子分を潰しておけばねえ~後は・・・合宿所に仕掛けたものを“中立”立場の各クラスの担任の先生方に見てもらって・・・・弱点を握ってもらう。」
「それでも・・・辞めさせるのは難しいわよ・・・きっと・・・」
「うん。あのね・・弱ったところでまた考えるさ・・・・3学期もあるし・・・」
「あなた楽しんでいるでしょう[揺れるハート]?」
「当たり前じゃん!一気に片付けてもいいんだけどねぇ~みんなにも楽しんでもらわないと・・・」
「どんな風に?」
「それは・・・秘密。知らない方がいいよ!俺らが放校になる前にあっちを放校にしてやる。」
「そうなれば・・ますます恨まれると思うけど・・・」
「うん。そうなれば・・・本当のタイマン勝負かな。もし、汚い手を使って来ようとしたら・・・Sさんに引き渡す・・・」
「Sさんって・・あの・・・ヤクザの・・・・」
「ヤクザじゃないよ・・あのひと。任侠の人だな。一生後悔させてやるさ・・・俺に喧嘩を売ったことをね・・・」
「あなたに危険はないのね?」
「もちろん。九尾の女狐も力を貸してくれるって約束したもん。」
「いつの間に?」
「この間・・・美希の身体に降りて来ていたの・・・・その時にね・・・」
「あっ![揺れるハート]ば・・ばかぁ~」

ミサが運転する車とカオリが運転する車の2台が、グランドへ滑り込むように走り込んで来た。
そのために・・美希はグランドの正門の施錠を外しておいたのだ。
次から次と車から降りてくる巫女’sの面々。仲間たちは車の音を聴きつけ、片付けを終えてダッシュで駆けよってくる。

「お疲れさん!優子・・・」
「あなたぁ~準備は?」
「上々・・・後は最終兵器の到着を待つだけ・・・」
「最終兵器?」
「うん。蛇を地区長に頼んでおいた・・・・」

優子は目を丸くした・・・そしてにっこりほほ笑んだ。言葉にこそださないが・・さすが私の旦那と顔に書いてある。
美希は打ち合わせが気になったのか話しに割って入ってきた・・・

「カオリぃ~打ち合わせはどうだった?」
「それがですねえ~美希先輩。あれ・・相当、頭に血が上っているみたいですねぇ~」
「そうなの?」 僕はその内容を聞きたかった。
「そうらしいわ・・・カオリ!みんなに話しておいた方がいいわね。・・・」 優子がカオリを促す。
「ええ。なんでも・・・耐久力がないからって・・・毎日20キロマラソンさせるとか・・最終日には学校までそのまま行軍させるとか言ってたわ・・・」
「やっぱりね。兄さんの情報どおりか・・・そうだ!強力な下剤あるよね・・・手に入る?」
「私んち・・病院なんだけど・・・お父さんに“処方”させるわ。」
「うん。それをさ・・・栄養剤って二人に渡せるかな?」
「つまり・・・それを飲ませろと言うことね?」
「うん。下剤入りのお酒は仕掛けておいたけどね。そうだ・・救護所の設置場所は?」
「テニスコートですって・・どうせ・・次々と倒れるだろうからって・・・」

ミサがカオリに代わって答えた。僕たちの読みは正しかった。つまり・・・小用ならその辺の雑木林でも事足りる。
しかし・・・“急な催し”にはトイレへ走るしかない。でも救護所は女性軍団ノエリア・・・走るとしたらグランドの隅の僕たちのワナが待ち受けるトイレしかない。

「狙い通りだ。じゃあ・・・交代でテニスコートのトイレ“封鎖”して・・・」
「解ったそうする。・・・当日は養護室から1名とあたしと洋子とミサが来る。もちろん美希先輩も養護係・・・」
「いくらくれるって?」
「日当2万円。3日正確には4日になるし、夜間だからって・・一人10万円ずつだって・・」
「へえ~どおりで・・うちの学校。授業料が高額なわけだ・・・」

僕たちの学園の授業料は世間相場より高い。まあ・・私学だし・・しょうがない。それに・・お金を出せば“裏口”もあるらしい。

「ここなら・・・裏道で1時間で来れるわ・・・」
「そうなの?優子・・・」
「うん。私はミミとあと数人と万一に備えて待機するからね・・・近くで待機するからね・・・」
「うん。1日いや・・数時間で決着を付ける!佐々木ぃ~忍者部隊に緊急連絡。“進路妨害”の指示を・・」
「了解!」
「それから・・・釣り研いや・・買ったほうが早いか・・・透明な丈夫な釣り糸を・・・1000mほど・・・」
「おう!」

優子は僕の手を引っ張って車の陰へ連れてゆく。その間にみんなは差し入れのお菓子ヤラジュースを飲んでいる。

「ねえ~あなた[揺れるハート]・・・」
「ん?何?」
「あのね・・・あなた達が本気だしたらあたし達勝てなかったわよね?」
「さあねえ~最初のメンバーだけじゃ・・・勝てなかったと思うよ。それに・・・」
「それに?」 優子が先を促す。
「うん。俺ら女の子を殴る拳は持ってないよ・・みんな・・・」
「そうなの?」
「当たり前でしょ・・・俺らジェントルマンだもん・・・・」
「でも・・・あたしのこと押し倒そうとしたわよね・・・」
「うん。でも・・無理やりはやらなかったじゃん。」
「あのときね・・・本当は・・・あなたなら許してもよかったんだけどね[揺れるハート]・・・」
「それなら・・そうと・・・あ~ん!」
「ばかぁ[揺れるハート]~それより・・・ヘビは私が運んでくる。」
「うん。試験の最終日に鬼クマたちがここへ来るからその前日がいいな。地区長によろしく伝えて・・・」
「解ったわ・・それより[揺れるハート]・・・」
「うん。」

僕と優子は車の陰でキスをしていたところをみんあは・・ばっちり見ていたけど・・・
優子たちを乗せた車は、僕たちの出したゴミを回収して帰ってゆき、僕たちもグランドや合宿所を施錠して、美希の“引率”され各自、家路に着いた。もちろん僕と美希は一緒に帰ることはできないので、途中までは佐々木クンたちと行動を共にして、美希の待つ紗江子のお店へ向かうことにしたのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第35話へ・・続く・・・ 




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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第35話         [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「嵐の前触れ・・・」7

「ただいまぁ~」

僕は紗江子の店に飛び込む。そういえば・・・夏休みに突入する前の“試験休み”に“強制労働”で鎮守の森へ送られて以来、本来なら帰るべき家と言うか・・・実家には一度も戻っていない。
まあ・・・「帰ってくるな!」と言われているんだから、帰る必要もない。僕は兄さんこと学年主任に“お預けの身”になっていることに・・・一応はなっているんだけど、学年主任の妹・・つまり、優子と結婚(法律上は認められていないけど・・)をしたことにより、「まあ・・優子がいいんだったら・・・いい。」と自由気ままにさせてもらっている
優子の言い分は、「兄さんの所に置いておいたら・・・栄養がどうのとか・・・病気になっちゃう」と言う理由で、
とりあえず・・・名目上は“横浜のママ”である楊ママのところから通っていることになっているんだけど、僕がどこに棲みついているかは、多分知っているはずだが・・・口にはしない。兄さんの言葉を借りれば、

「まあ~お前は野性の日本オオカミの末裔だもんなぁ~縛りつけておくわけにはいかん!」 

おかげで・・毎日充実した日々を過ごさせて貰っている。入学した頃の敵対関係は今では兄弟なんだから、人生は面白い。

「あ帰りぃ~レン!ちゃんとお勉強してきたぁ[揺れるハート]~?」
「そのために・・・合宿に行ったじゃん。成果は・・横で笑っている美希に聞いて・・・」
「美希ぃ~レン・・ちゃんと“お勉強”したの?」
「そうねぇ~数学と物理はミミに教えれるくらいの実力はあるわ。数学と物理なら・・そうねえ~東大とかは無理だと思うけど・・・どこかの国立には潜り込めるくらい。後は・・・まあ・・・“暗記力”だけはいいみたい。」
「うん。お陰様でお二人をはじめとする皆様に鍛えられたから・・“暗記力”だけはよくなりまして・・・・」
「ど・・どういう意味なのよ。レン[揺れるハート]!・・・・」
「そうよ・・・“鍛えられた”って部分が引っ掛かるわねぇ~」
「意味ねえ~・・・まず譜面の暗記。その他モロモロとかで鍛えているからねえ~色々と・・・」

モロモロ・・それに色々の意味にやっと気が付かない美希と紗江子。それじゃあ“思い出してもらわなければ”いけない。でも・・その前に身体を洗わないといけない。何せ、身体は泥と土と砂と石灰で汚れている。

「今日も・・・レン’sナイト営業?」 僕は試験期間中でもアルバイトをしなければならない。
「もちろん・・・2ステージしてもらうわよ・・・・」 紗江子は、にっこり微笑んでいる。
「紗江子ぉ~“大事な試験”があるのよ!」 

美希が血相を変えて、紗江子に抗議する。まあ・・傍から見れば出来レースの気もしないではないけど。

「解っているわ。試験期間中は・・・スペシャルナイトで・・1ステージ。2時間だけ・・お願い!」
「うんいいよ。2時間・・ワンステージね。了解。それより・・シャワー貸して・・・身体中痒くて痒くて・・・」
「ちゃんとお風呂沸かしてあるわ・・・・」
「さすがぁ~・・・あっ!そうだ・・・“神泉”運んでおかないと・・・・」 

僕は昨日カオリの車に積み込んで運んでもらった“神泉”の行方がきになっていたのだ。

「大丈夫!運んでおいたわ。お部屋に2タンク。ここには3タンク。」
「そうなの?美希?」
「うん。台車とエレベーターがあるからね。車でマンションの前まで運んで貰って・・ちゃんと入れてあるわ!」
「それを聞いて安心したよ・・じゃあ・・・お風呂に入って少しピアノを練習して・・・・明日の試験に備えるか・・・」
「明日はどんな試験なの・・レン?」
「ええとぉ~物理と歴史だったけ?」
「うん。そう。そのあと・・・芸術もね。芸術の試験受けてないでしょう・・・・」
「そうか・・・俺らは大半が音楽だけど・・・美術を選択した奴らは・・・・どうなるんだろう・・・」
「音楽は・・・自由課題だって・・・あなたはピアノでしょ?」
「そうねえ~歌はご存じのとおりだから・・・ピアノ演奏しかないじゃん・・・及第点とれそうなの他にないもん。」

そう言い残し、僕は2階へ駆けあがり、次から次へと着ているものを脱いでゆく。お風呂場にたどり着いたときには・・・全く何も来ていない状態だった。
お風呂場を開けると・・・そこには何故か“バラの香り”が充満していた。

「はぁ・・・しょうがない・・背に腹は代えられないもんな!」

呟きながら・・・手早く身体をシャワーで流し、湯船に飛び込んだ僕。湯船にはこれでもか!と言うくらいバラの花びらが浮かんでいる。それに・・・かすかに・・赤ワインの匂いもする。

「どぉ~湯加減はぁ[揺れるハート] 
「気分は最高って言いたいけどね!オスカルじゃあるまいし・・・まあ・・水風呂よりはね・・・」
「やあねえ~水風呂なんか入れるわけがないでしょう・・・」

水風呂で思い出したけど・・僕・・何回“露天風呂”ならぬ・・”露天池”つまり・・・鯉とかが泳いでいる池に投げ込まれたことか・・・・まあ・・夏場だったからいいけど・・今なら凍死するか・・風邪をこじらせて・・・地獄へ真っ逆様に落ちているだろう。それか・・・僕の僕自身にくっついている玉は・・もう少しで喰いちぎられそうになったこともある。それに比べれば・・・天国にはちがいない。

「まあねえ~でも・・何か足りないようなきがするんだよねぇ~」
「ばかぁ[揺れるハート]解っているわよ。でもグショグショにされるから・・ちょっと待ってて[揺れるハート]
「そういえば・・美希は?」
「うん。昨日ここで・・大宴会だったから・・・お掃除と洗濯して来るそうよ。ついでにお夜食の下ごしらえもしてくるって・・・」
「ふぅ~ん。晩ご飯は?そういや・・昼飯も碌なもの食べなかったよな・・・」
「ちゃんと準備してあるわ。牛肉のしょうが焼とカキフライそれにエビフライでしょう。きんぴらに・・・」
「ワァオ!」

別に・・・好きなものが並べられたからではない。いつもなら・・下着姿でお風呂場へやってくる紗江子なんだけど・・・既に“やる気満々”のごとく・・当然でしょ!と言わんばかりに“一糸纏わぬ姿で、バラの花を一輪口に咥え、お風呂場に入ってきたのだから・・

「さ・・紗江子ぉ・・・・」
「だって・・いつもずぶ濡れにされちゃうしねえ~どうかしら[揺れるハート]?」

僕は紗江子が差し出したグラスを受け取り、一気に飲み干した。そこには冷たく冷やした“神泉”がなみなみと入っていた。

「どぉって言われても・・・つまり・・そのぉ~」
「うん[揺れるハート]そおつもりなんだけどなぁ[揺れるハート]~」

まあ・・今日に限って言えばちょっと“欲求不満気味”の僕。だって・・せっせと・・自分が使うわけでもないのに・・
“抱っこちゃん人形”を膨らませ、セクシーランジェリーを装着したり、昔散々たらいまわしに“お世話になった”裏本を眺めながら・・セットしてきたわけで・・・それに・・今飲んだばかりの“神泉”はいつの間にか身体中に廻って、僕の僕自身もバラの香りとお風呂に惜しげもなく投入されている赤ワインにすっかり酔っぱらって・・思考回路はシャットアウトを要求している。まあ・・後は“本能の赴くまま”に行動すればいい話だ。
丁度・・その頃、美希は洗濯機を廻し、部屋の掃除をしようとしていたらしいし、仲間たちは、“赤沼クンの家”でいつものごとく・・・“お勉強会”をしていたのだ・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第36話へ・・・続く
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