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オストドの旅後始末「ただいまぁ~」 [2019年プラハの旅]

空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。

本日もポンポコ腹親父の拙いブログへようこそ!

ご訪問賜っている皆様の諸願成就につきましては、

1週間ほどお時間をいただき、伊勢の地で御祈願させて

いただくことにさせていただきまして、

本日もスタートなのでございます。

さて、オストド&メストド1号。本日、無事に成田に帰ってきました。

今回は、オストドの誕生日の前日に、ANAでブリュッセルに飛び、

体力的に限界が見えてくる年齢でございますので、シェラトンに1泊

翌日、ブリュッセル航空で、プラハへ飛び、予めオーダーしておいた

専用車で、プラハのオールドタウンにあるヒルトンへ

勿論、なんちゃってゴールドは維持しているので、アーリーチェックインに

お部屋のグレードアップとおまけにシャンパンのフルボトルのセットを

バースデープレゼントでいただきました。

まあ、詳しくは旅行記で書かせていただきますが、

昨日、日本時間17時に迎えの車に乗り込み、LOTポーランド航空で、

本日、朝8時半過ぎには、成田へ降りておりました。

昨日のトランスファー時間は、50分。まあ、定刻より早着。

でも、沖止めだったのでございまして、グランドが間に合わず・・・

それでも、ビジネスクラスパッセンジャー用のバスに乗り込み、

トロイお姉さんの出国審査を受け、無事に脱出に成功しまして、

一路、成田。まあ、遅延の接続を待っていて、機内に1時間以上。

ついでに申し上げさせていただきますと、

本日、LOTで成田へ着いたとある日本人のお客様。

日本の恥でございます。そう頭がもじゃもじゃの眼鏡のご仁。

3Dにアサインされていながら、満席のビジネスクラスで

「窓側がいい」と駄々をこねたご仁。

幸いかどうか知りませんが、1Aに移られた後、あなたは

散々、白人パッセンジャーの笑いものになっていたのは、

ご存知ですか?

写真を隠し撮りさせていただきましたが、アップはしませんが、

せめて、駄々をこねるときには、チェックインの際にお願いいたします。

まあ、今回のフライトのクルーの質の低さにうんざりしましたので、

もう、二度とLOTのチケットは買うのを止めますけど、そういえば・・

来年のメストド1号のお誕生日旅行の際、また乗る運命なんです。

それも、2区間。帰りのチケットはどうするべきなのでしょう。

SQ発券で、フランクフルトとシンガポールを経由するべきか、

マイル積算の率が良いSASか・・・それとも・・・・

まあ、ご予算もあるわけでございますので、まだ、内緒でございます。

VOL1「バースデーは意外に楽しかった!」へ続きます。

またのお越しお待ちしております。


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オストドの旅後始末「2019.プラハの旅」 [2019年プラハの旅]

VOL1 「バースデーは意外に楽しかった!」

10月5日(土)AM5:45 ベッドサイドに置いた携帯のアラームが鳴る。

一瞬、自宅でない事に気づくまで、数十秒かかった。

今回もオストドの旅は、成田のとあるホテルから始まる。

「昨日は忙しかったな」とぽつんとつぶやく。

何しろ、朝一で消防署の査察が、防災屋の点検に合わせて、行われた。

本当は朝一番で鍼灸に行き、体調を整えるつもりが、数日前に悪夢がはじまり、

体調を整えるどころか、いつも以上に多忙な一日が始まった。

「今、何人くらい居ますか?」ぶっきらぼうな質問だったが、

これは夜と昼間にこの建物に居る人数を把握するためのもので、

オストドの予想通りの質問。

「そうですねえ~一般のお宅が三軒。計8名ですね。昼間はと・・・」

オストドの所有するこの建物は、一階が歯科医院だったのだが、

最近、一般診療を止めて、訪問診療になっていたので、

消防法で言う「不特定多数」は、外すことができる。

普通のアパート等は、消防計画もいらないし、3年に一度だけ、

消防署へ報告する義務があるだけで、オストドの手間が変わる。

また、最大人数が29人を超えなければ、あんまりうるさく言われないでも

済む。まあ、消火器は法定耐用まで、まだ3年あるのだが、

一言くらい言いたかったのだろう。指摘面はゼロ。是正もゼロ。

当たり前の話なのだが、自動火災報知設備は丸ごと交換してあり、

ついでに、避難誘導灯は、最新式に交換してある。

一応、オストドは、東京消防庁のとある消防署の建設に参加した際には、

監理技術者だったので、その辺は抜かりない。

抜かりないはずなのだが、交換工事の検査を本署に申請してしまったため、

所轄のお怒りを買ってこうなっているのだ。

「まあ、いいでしょう。消防法も良くご存知ですし、ここまでやってあって・・」

無罪放免どころか、オストドの目論見どおりになったのだ。

近くのスーパーの駐車場に車を放り込んできたので、そこでランチを食べ、

慌てて、会社へ戻る。

金融機関さんの半期のご挨拶と言うものを受けねばならない。

何故なら、オストドの会社は、某地銀某支店で、ついに№1の借入額。

それも、運転資金ではない。設備投資金額なのだから、これも義務で、

いずれ、頭取にもお会いしないといけないらしい。

「社長・・どうも」

「いらっしゃい・・・」

応接にお通しして、お茶を勧めて、ご挨拶のお品を受け取る。

内心では、「こんなもの寄越すのなら、金利下げろ!」と言いたいが、

ずっしりと重いお菓子を受け取る。

まあ、これは、旅行後にお取引先不動産会社各部門の女性担当者への

差しいれに遠慮なく使わせてもらっている。

金融機関さんが帰れば、通帳記帳に近くのATMへ行き、諸雑用をこなすと

もう、事務所を出かける時間になる。

某ホテルのミーティングルームで、セミナーの講師を3時間ほど勤め、

昨夜は露天風呂から飛行機のエンジン音を聞き、眠りについたのだ。

AM6:30 チェックアウト。駐車場に止めたCX-8に乗り、一路、空港へ

オストドはP5駐車場によく車を止める。前もって予約料を払い、予約。

朝、8時前までに入庫が完了すれば、割引きになるので、専らここを

利用する。車から、スーツケースと自分のキャリーを引き摺り降ろし、

手には万が一用の「三本目の足」が今回もお供になる。

メストド1号とは、空港カウンター前の待ち合わせなので、とりあえず、

今日一食目を、お腹に収める。目玉焼きの洋風モーニングを突っ込む。

喫煙所で数本タバコを吸い、徘徊して、またタバコを吸えば、そろそろ

メストド1号が待ち合わせ場所へ向かうべく、電車に乗る頃で、

電話で乗車を確認して、また、タバコを吸い、待ち合わせ場所へ向かう。

自宅の最寄駅から、わずか38分で待ち合わせ場所へ到着する。

今回のフライトは、強行軍は復路にあるけど、往路は楽だ。

今日のANA便で、成田/ブリュッセル間およそ12時間ほどで、ブリュッセル

いつもなら、乗り継いでさっさと向かうが、今回は違う。

メストド1号の到着を待って、チェックイン。成田/ブリュッセル/プラハ間の

ボーディングパスを入手する。勿論、重いスーツケースはプラハ直行だ。

搭乗ゲート38番へ向かう前にやることは、タバコを4カートン入手することと

ラウンジへ行き、また本日2回目の朝食。そして、いつもの儀式である。

この儀式は、常に行われる。「もしかしたら、これが最後のタバコになるかも」と

それが、何回か繰り返され、オストドとメストド1号は、「機中のトド」になる。

ラウンジでは、オストドは、天ぷらそばにおにぎり2個サンドイッチ4個をウーロン茶で

流し込んだ等と偉そうに言う必要もない。

定刻10:50を若干遅れ、ランプアウトしたが、出発ラッシュにいつもの様に巻き込まれ、

オストドが、うたた寝の間に機体は、ランウエイ34Lのショート・オブ・ランウエイで

オストドの目覚めを待ってかどうか知らないが、目覚めと同時にランウエイに入り、

相当重いはずの機体は、脱兎のごとく駆けてゆき、成田の空へ舞い上がった。

VOL2へ続く





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オストドの旅後始末「2019年プラハの旅」 [2019年プラハの旅]

-「バースデーは意外に楽しかった VOL2-

ランウエイ34Lで離陸すると、オストドには楽しみがある。

「予想通りのコースかな?」とぽつんとつぶやくと、

まるで飛行機に初めて乗った子供の様に、窓にくぎ付けになる。

パーソナルモニターは、オタクらしく、コックピットビューに

既にセットを終えており、眼下にはオストドが所有する

某ドラッグストアーのあるI県M村が見えてくる。

「このまま行けるわけがないので・・・多分、右旋回」

予想通り、右旋回してさらに右旋回。機体は成田空港の上空に戻る。

空港を過ぎて、また、右旋回。もう一度、同じルートへ向かう。

違うのは、高度を必死に上げているわけだ。

「ええとぉ~前回は・・・あれ?」

いつものルートなら、秋田沖からロシアへ向かうはずだが、眼下には

洞爺湖が見える。

「あれ?ポーラルート?な・・・わけはないとして・・・」

既に機体は石狩湾を抜け、礼文・利尻に近づいている。

「ああ・・そうか・・・北のバカのせいか・・・」

手元に開いておいてある航空路図を見ると、どうやら、最北の

シベリアルートを飛んでいくみたいだ。

ここまでくれば、オストドの興味は、機内食に移るのは当然と言えば

当然の時間。「さて・・何食べるか?・・・う~ん余計な手間加えやがって」

結局、洋食チョイスを諦め、和食をチョイス。メストドは「余っているほうで」

CAにとっては、有難い乗客なのだろう。

和食を平らげると、猛烈な睡魔が再び襲ってきた。

シベリア上空で暫しの眠りの世界へ入っていった。

気が付けば、3時間ほど経っていた。

喉の渇きでミネラルウォーターを飲み干す。

今回のCAの平均年齢は高い。高い故に通路を行ったり来たりするだけで、

眠りの世界から醒めた乗客に飲み物のリクエストも取らない。

「やっぱり・・・今回も香港線と同じ・・・」と諦めることにした。

この時ほど、さっさとブリュッセルに降りろ!と思った。

ブリュッセル空港へ到着すれば、入国審査を済ませればトランジットの

ための、ホテルにチェックインするだけである。

ブリュッセル空港に着陸して、さっさと降りる。

入国審査も早い。預入荷物は、そのまま翌日の便でプラハへ行く。

つまり、ピックアップのための時間も税関も関係がない。

空港の外へ飛び出れば、スモーキングタイム。

今回は、おしゃぶり(ゼロスタイル)を持ってこなかったので、

イライラ度。MAXに近かったのかもしれない。

立て続けに数本吸い、車道を渡って、階上へ上がるエレベーターに乗る。

選択したシェラトン・ブリュッセルエアポートホテルは、出発階なら、

車道を渡る必要がないのだが、到着階からは車道を渡る。

オストドは、3本目の足を使っているので、車は勝手に止まってくれる。

日本にはあまりない光景は、ヨーロッパでは当たり前の様に行われている。

「う~ん。見習わなければ・・・・」と思う。

ホテルでチェックインの手続きを済ませていると、「ハッピーバースデー」と

1日早く祝ってくれる。悪くはない。某日系エアアインの事など、

どうでも良くなっているオストドがそこに居た。

チェックインを済ませ、部屋にキャリーを投げ込み、メストド1号のための

ミネラルウォーターを調達に行く。部屋にウエルカム分で置かれている量では

足りない。フロント前には、レモンが浮かんだものが用意されているが、

わざわざ汲みに行くのも面倒。自動販売機のモノは値段も高ければ、量が少ない。

空港内に散策に出かけ、スーパーマーケットで、1.5Lのモノを購入。

ついでに、お菓子とオストド用のサンドイッチとコーラも併せて購入。

翌日は、朝の便なので、早めにシャワーを浴び眠ることにした。

VOL3「バースデーは意外に悪くない」に続く。
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オストドの旅後始末「2019年プラハの旅」 [2019年プラハの旅]

-「バースデーは意外と悪くないVOL3」-

寄る年波には、どうも勝てない。いや、勝つよりも、

共生することを覚えなければいけないらしい。

出発の前夜。相変わらず、オストドが講師を務めている

「セミナー」を某市内で片づけ、成田ビューホテルの

ベッドに倒れこんだのは、午前1時ちょっと前で、

5時間ほど眠り、温泉で朝風呂を浴びるため、

6時に起床して、おおよそ5時間。飛行機の中でも

およそ計3から4時間は、惰眠を貪っていたのだが、

昨夜も8時間ほど眠った。

メストド1号は、「朝飯まで起こすな!」と宣言して、

眠っているので、そっと部屋を抜け出し、ちょっと冷える

ホテルの外へ飛び出し、朝の一服。いや、正確には5本の

タバコを吸いながら、ピープルウォッチング。

「甞めていたのか?選択を間違えたか?」と自問自答をしながら、

静かに足音を忍ばせ「やって来た」身体の衰えを噛みしめていた。

ツアコン時代は、氷点下のホテルの玄関前で、薄着でも平気で

氷河の上でさえ、シャツにジャケットで、車外に飛び出し、

素手で持参してきたマグカップで氷河が溶けて流れ出した水を

汲み上げ、お客様とポケットウイスキーを飲んだ頃に比べ、

気力は同等かそれ以上でも、体力は衰えているのか、

年々、寒さや暑さには、身体がついていかない気がする。

特に、誕生日を迎える度に「無茶苦茶をやった若いころ」が、

懐かしくなるのは、確かに年齢を重ねてきた証拠かもしれない。

「寒ぅ~戻るか・・」

独り言をぽつんと呟き、部屋へ戻りついでにメストド1号を起こし、

朝食に向かう。

年齢を重ねてきても、食欲は相変わらずで、目の前には相変わらずの

量が盛り付けられた皿が並ぶ。

「ったく・・朝からよく食べられるわね」と言われても、馬の耳に念仏で、

「お代わりはしなくなったけど・・ね。」と言いながらも、

パンの追加とヨーグルトを取りにゆく。

「しまった・・・体重を量っておくのを忘れた・・・」と追い打ち。

「健康だからいいの・・・」とのたまう。

朝食を終え、チェックアウトに行く。

「ハッピーバースデー!ミスターオストド。」と見送られて、目の前の

ターミナルビルに向かう。勿論、建物の前に入る前も、タバコだけは忘れない。

ボーディングパスは、成田で受け取っているので、搭乗ゲートを確認を終え、

もう一服に向かう。何故なら、使用ターミナルの喫煙所は先にあり、

EU域内へ向かう便の先にアメリカ方面への出発ゲートの更に向こうにあるので、

ボーダーを超えなければならないので、この時間は利用するのに、膨大な気力と

体力。そして、時の運が必要になると、オストドの頭の中の古びかけている

脳みそが、答えを導いている。

ブリュッセルから、プラハまでの飛行時間は1時間あまり。荷物は税関検査を

受けずに済む(はず!)なので、送迎を頼んである「専用車」に乗れば、

ちょうどお昼には、プラハ市内のオールドタウン地区にあるヒルトンに到着する。

玄関前には、灰皿があったはずと記憶しているので、昨日の「苦行」に比べれば、

楽勝な・・・はずと計算が出ている。

日本では「無視」されることが多い、「三本目の足」はヨーロッパでは違う。

ターミナルを行き交う人々は、オストドの進路を確保してくれるし、優先搭乗も

当たり前の様に受けられる。ましてや、ゆっくりと歩くオストドを追い抜こうと

する輩は、敢えていうのなら、日本人と思われる(日本語で喋っている)

マナーで言えば、三流のビジネスマンくらいしかいない。

オストドも猛省させられるのだが、もう少し、その辺のマナーは

持つべきなのだと考えさせられる場面だ。

勿論、ヨーロピアンのマナーを見習っているビジネスマンもいるが、

海外の空港のラウンジで恥ずかしいと思う光景は、「タダ酒」を

次々と喉に流し込み、下品と言える会話を繰り返す。

三流以下、「輸出するには恥ずかしい一流会社であろうビジネスマン」

「あ~あ!こんなアホよく恥ずかしくもなく海外に行かせるわぁ~」と

思うことも度々ある。

特にイスタンブールからの帰路便に多くみられる。

「だから・・・ねえ~」と思う。確かに先進国なはずなのだが、

未だ、「発展途上中」のクセは抜けないらしい。

オストドも昔は「大酒飲み」だったので、これ以上とやかく言う気も

ないが、高級ホテルのクラブラウンジでも「同じ光景」を見ることも

一度や二度ではない。

「タダ酒ではない。それなりの対価を払っている」と言う方もいるかと

思うけど、もはや「不快な体臭や口臭」と化したアルコールの匂いは

狭い機内では迷惑と言うより、ぶん殴りたくなる衝動を抑えるのは、

年齢を重ねても難しいのだ。

ブリュッセル航空のビジネスクラスに乗り込むと、離陸後には、

簡単な機内食が出る。僅か、1時間足らずでも出る。

そう言えば、フランクフルト/ミュンヘン間でも出た。

機内食をそれなりのスピードで平らげると、待ってましたとばかりに

最終着陸態勢になる。

そう言えば、昔。エジプト・カイロから、フランクフルト経由で、

アイスランドへ向かう時。ルフトハンザの機体がエンジン不調で

メカニックが「偶然居た」のか、「どこからか飛んできた」のか

定かではないが、延々とエンジンテストをして、相当な遅延があった。

十分な乗継時間を確保していたけど、搭乗時には、「もう無理でしょ」と

半ば諦めていたことを思い出した。

「壊れるから・・・やめろ!」と叫びたくなるくらいにエンジンの

出力を上げたけど、「もう・・・無理」と観念したけど、沖止めの

タラップを降りると、「お迎え」と言うより、「死刑執行人」とさえ

思った係員に先導され、特別なラインでEU入国を果たし、またバスで

搭乗予定の機体の真下に降ろされ、ボーディングブリッジへよじ登り

機体の乗り込んだ途端、「お疲れ様でした」と流暢な日本語を話す

ルフトハンザ航空のCAに迎えられた途端、安堵したのを思い出した。

ほぼ定刻にゲートインした機体を飛び出し、両替所に向かう。

ユーロは、「使いきれるかな?」と思ったほど、カタール航空に勤務

していた娘に否応なしに両替させられた残りが、まだ十数万円分

財布に残っている。「こんな紙幣存在していたのかぁ~」と

嘆いた500ユーロ札数枚は、既に「消費」したけど、まだまだある。

だけど、ここはチェコであり、一応、ユーロは使えるけど、店のレートは

色々違うし、迎えに来たドライバーに往復分の送迎料金を現地通貨で

しかも、現金決済を選択しているので、取り合えず、3万円ほど両替。

成田で預け入れたスーツケースをピックアップして、大量のタバコ

この時点で、4カートンと7個ほどを持って、出口へ向かう。

いつも、疑問に思うけど、EUでは税関に「捕まった」ことはない。

一度だけ、スリランカ経由でシンガポールに入国したとき、

「糞ったれぇ~」と叫びたくなる「関税を徴収された」のが、最初で

今に至っている。

タバコを大量に持っているのは、毎回の事なので、普通に抜けてゆく。

まあ、アホ面をしたオストドとどう見ても高級ブランドの「ブ」の字も

身に着けていない。メストド1号の身なりを見れば、声を掛けるのも

アホらしいとの判断なのかもしれない。

お迎えの車の状況は、逐一、オストドの携帯にメッセージが送られており、

到着済みは確認済みなので、あとはドライバーと合流するだけである。

ドライバーの持つボードにオストドの名前が記載されており、無事合流。

車は飛ばしに飛ばし、予定より15分ほど早くヒルトン・オールドタウンに

到着。

ポーター氏に荷物を預け、予定通りに灰皿と「再会」したオストドは、

勿論、タバコタイムを済ませ、フロントへ向かう。

一応、なんちゃってゴールド会員を維持しており、ヒルトンリザベーションから

予約の際、アーリーチェックインと高層階を「リクエスト」してある。

その後、ホテルから来たアーリーチェックインの場合、いくらと言うメールは、

無視していたけど、追加料金なしにさっさとチェックインを終え、部屋に向かう。

今回の予約は、エグゼクティブ・デラックスキング。ソファーを配したリビング

そして、キングサイズベッドのベッドルームに分かれた部屋だ。

「いいのかな?毎回・・・」

「いいんじゃないんでしょうか?」

どう見ても、ジュニアスィートと呼べる部屋。

荷ほどきは後にするとして、散策に出かけることにした。

「あそこに行くか?昼ごはん・・・」

オストドとメストド1号の中に、食事に関しては「冒険」はない。

一回訪問した都市には、決まって「お気に入り」のレストランがある。

外へ飛び出せば、ここはプラハ。音楽が溢れる街。

「どうしようか・・・」と呟くオストドの声は、メストドには届かない。

不思議なことに、この街にくると、芸術の世界に飛び込みたくなる

日本みたいにバカ高いチケットを買って、くだらないモノを鑑賞するのなら

比較的手ごろな値段で、オストドにとっては、「歩かされなくて済む時間」と

メストド1号にとっては、「芸術鑑賞」の時間が手に入るのだ。

昼食を「お気に入り」の場所でしながら、メストド1号に提案する。

今回は「諦めムード」が漂っていたメストド1号の顔が輝く。

「いいの?」

「お高いのは財布が嫌がるけど・・・何か・・・音楽がいいかな」

「それなりの服ないけど・・・」

「まあ・・・それなりの奴ね・・・肩が凝るから・・・」

チョイスしたのは、前回、「白鳥の湖」(簡易版)を観た劇場の向かい。

コンサートホールの小ホールで行われる。弦楽四重奏。

お値段は真ん中。「キレイなお姉さん」の踊りなら、最前列が良いが、

音楽は真ん中が一番コスパが良いとオストドもメストド1号も認識している。

「明日のチケットだから・・・一回、戻りますかね?」

「ですねえ~」

部屋に戻ると、そこに驚愕が口を開けて待っていた。

-「バースデーは意外と悪くない」VOL4に続く-



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オストドの旅後始末「2019年プラハの旅」 [2019年プラハの旅]

-バースデーは意外と悪くないVOL4-

部屋に戻ると、「意外な光景」が目に飛び込んだ。

リビングスペースのテーブルの上には、フルトボトルサイズの

シャンパンが、ワインクーラーに入れられ、鎮座していた。

グラスが二つ。ヒルトンのシールが貼られた瓶には、おつまみ。

ついでに言えば、チョコレートとフルーツまでが添えられている。

確かに、ヒルトンに宿泊すると、ウエルカムフルーツにチョコレート

ついでに、ウエルカムお寿司まであったことはあるけれど、

シャンパンのフルボトルは、正直、オストドは困惑せざるを得ない。

暫し、ボトルを眺めること1時間あまり。

「ど・・・どうしよう!」

わが娘メストド2号なら、さしずめ持って帰るところである。

某航空会社で飛んでいた娘は、同じ航空会社で飛んでいて、

今では、カンガルーマークの航空会社で飛んでいる義理の息子と

住んでいるシドニーから、里帰りしてくることもあり、その際、

クルーから貰ってきたシャンパンのフルボトルは、まだ、我が家の

冷蔵庫で「その出番」を待っている。

「う~ん・・・一杯だけいただくか・・・」

「悪酔いしないように・・・」とメストド1号。

未だに、スリランカ・コロンボヒルトンでの、ガラ・ディナーを

忘れてないらしい。

「せ・・・せっかくだしね。好意は無にしては・・・」

「ポンッ」という音と共に栓が開く、シャンパングラスに注意深く

注ぐ。

「もう!お腹いっぱい。いい・・バースデーだった・・・」

「まだ、終わってないけどね。今日」

一杯ずつ飲んでも、まだ消費されてないボトルを眺めて、一言。

「残りどうしよう・・・・」

「バスタブがあれば、シャンパン風呂でもいいけど・・・あっ!」

「あん?」

「シャンパンで洗顔しよう!」

「どうぞどうぞ・・・」

ほぼフルボトルに近い、シャンパンは、メストド1号の洗顔剤に変わった。

洗い終えたメストド1号は、もちもち肌にすっかりご機嫌が良い。

まあ、どんなに安く見積もっても、ウン千円。ワインリストによれば、

同等品は1万円を軽く超えている。

それだけ「高価な洗顔剤」は、お気に召したらしいが、毎日なら破産する。

ラウンジでプラハでお気に入りの「ジンジャーエール」を飲み、再び街に

飛び出る。

「ノープラン」で、足の向くまま、気の向くまま街を散策する。

すっかり、最近ではこの旅のスタイルが定着している。

夕暮れがせまる街の中を彷徨い、夕食を採り、ホテルへ戻る。

-プラハの魔法?へ続く-


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オストドの旅後始末「プラハの魔法?」 [2019年プラハの旅]

プラハは不思議な場所だ。

数十年前に芸術等一切合切から、手を引いたオストド。

数えてみれば、その間、仕方が無しに一回だけミュージカルに

出かけたくらいで、クラッシクを聴こうものなら、即座に眠れる。

とこらが、昨年のメストド1号のお誕生日にプラハへ行ったので、

「お祝い」と称して、白鳥の湖を観に行った。

まあ、奮発してそれなりの席を買ったのだが、

「短縮バージョン」だったけど、意外に楽しめた。

今年は「もう白鳥はいいかな・・・」とぼかしておいたが、

昨年から、街に流れる音楽が妙に心地よい。

今年は、「音楽でも聴くかぁ~」と自ら言い放ったけど、

それと同時にちょっとだけ、自分自身が気が狂ったのではないか?

そう思ったのも事実だった。

いきなり、「ハードル」を上げ過ぎると、自分の首を絞めたくなる

そんな衝動に駆られそうだったので、1時間から1時間半くらいで終わる

そんなものを探していると、弦楽器4重奏のミニコンサートがあった。

お値段もお手頃だし、幸いオストドの脳裏の奥深くにまだ、そのメロディーが

残る「四季」だったので、これも幸いだったのだろう。

今回の旅も少々ハードで、ブリュッセルに1泊とプラハ3泊そして、機中1泊

前回の旅で、頭に入っている地図を引っ張り出し、でも、最悪を想定して

カバンには、地図を放り込み、オストドのリハビリの旅第2弾が、厳かで

どこか滑稽で、時には、無口になり、ニコチン切れでイライラが募るのは

いつものことで、「三本目の足」を道連れにまたもや、歩き旅なのだから、

「丁度良い休憩時間」と自分に言い聞かせることにした。

そういえば、オストドとメストド1号の旅では、碌なものを食べない。

伝統料理なんざ、糞くらえ主義だし、ましてやそれでなくとも、「食」は

いつも喧嘩になりかける。

まあ、メストド1号の好きなものは、「ハードロックカフェのスペアーリブ」

1回くらい食べればよい。朝はホテルのラウンジでビュッフェを食べ過ぎるので

昼は殆ど軽食で終わる。昨夜のブリュッセルでの夕食は、お菓子と空港内の

スーパーで買ったサンドイッチで済ませてしまったし、今夜は、ピザで終わり。

現地ラウンド(現地旅行社)に強制的に連れていかれないと、伝統料理は

ほぼ口にしない。

オストドに言わせれば、「マック」があればそれで良い。

お土産は適当に市場やスーパーで済ませるし、旅のランニングコストで言えば、

飛行機代がトップでぶっちぎり。何しろ、二人分で50~70は使う。

ホテルは大体、「安全は金を払って買え!」がモットーなので、大方、4~5星の

ホテルに泊まる。ヒルトンがあれば、間違いなく選択する。

まあ、非日常の世界を日常にいる様にブラブラしているだけで、

傍から見ればつまらないだろうけど、街にそれだけ溶け込んでいる。

イスタンブールは、地図もいらないし、ガイドもいらない。

勝手にフェリーでアジア側とヨーロッパ側を行ったり来たりしているし、

バザールの中でも迷いようがない。最近では、公園で野良猫と遊ぶ。

プラハに来れば、オールドタウンのヒルトンから、火薬塔の下を抜け、

ちょっと行って左に曲がって少し行けば、常設の市場がある。

ぐるりと一回りそしてふた回りもすれば、土産の調達は、ほぼ完了。

後は、時計塔前のオープンエアーのカフェに行き、ゆっくりとタバコに

火を点けて、コーヒーブレイクをし、ついでに、そのままプラハ城まで

プラプラと歩き、あまけに一回りしてくれば、大体2万歩くらいになる。

何故だか、最近はよく歩かされる「旅」に出ている。

以前だったら、リゾート三昧だったのが、年2回も渡欧するとは、

オストドもそれなりに「年齢を重ねてきた」らしい。

歩く様になっただけでも、不可思議なのだが、プラハの街には、

魔法がかかっているのだ。

「どうだった?退屈は・・」

「してたら、眠ってたけど・・眠る暇なかったかな・・・」

本音を漏らせば、もう少し温かい場所で、フカフカのソファーなら、

多分、オストドの意識は遠のいていたに違いないけど、

固い木の椅子では、オストドのお尻は、あまりにも負荷が掛かりすぎ、

意識を遠のかせてくれなかったのが、正解だと思う。

まあ、魔法にかかっていても悪くはない。

プラハはそんな街なのかもしれない。

-帰路編に続く-
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