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光輝く島とドーハの悲劇!? ①旅立ち前のひととき(まえがき) [スリランカ&ドーハ珍道中]

~ 「また、ファーストクラス乗りたいねぇから始まる旅」~
「贅沢かなぁ~?」
「いいんじゃない。まあ、死ぬまで働いてもらうけど・・・・」
「アノォ~俺の楽しい?ハズの老後は・・・・・」
「まぁ・無理じゃないの~。私の楽しい!老後のために・・・・」
少々。いつもとは違う「展開」で旅は始まろうとしている。
メストド1号の「生涯設計」では、オストドこと私は死ぬまで働かされるようである。
まあ、しがない中小企業(弱小企業の間違い?)の創業者でもあり76歳を迎えた今でも「社長業」をやめない「厳格な父」に育てられ、少々(「大部分」との声!)世の中を舐めて・・・いや、「ナナメ」に渡るという「暴挙」(脱線もしくは、漂流・失速?)生活。
このような生活を「好き好んで」送ってきた私は「ツケ」を払わされるらしい・・・・・。
あるとき、妻であるメストド1号に「幾ら保険金が入ったら死んでもよいか?」と聞いたことがある。「そうさなぁ~2億いや3億・・・待てよ、娘の分も入れて・・・5億!」このような莫大な保険に入る保険料など、「逆さまに振られても」でるわけがない。
仕方がないので、もう少し「生きなければいけない」ようである。
愛娘であるメストド2号は・・・・・現在、とっても忙しいらしい。彼女は今、「2足のわらじではなく3足のわらじ」状態。クリスマスも正月もそして休日すらない状態。
先日、某航空会社系の「接遇研修」を受けたのが「きっかけ」なのか、一応、父親である私の何気ない一言が「きっかけ」なのかしらないが、現在、CA目指して猛勉強。
最初は「反対」していたメストド1号こと妻。最近では「あおりまくって」いる日々。
そのうち、「空」を舞台にした「親娘3人の茶番劇」が繰り広げられるかもしれないし、
そそっかしい「新米CA」に目を覆っているトド2匹?の姿がそこにあるかもしれない。

~ 悲しいクリスマスプレゼント?~
今回のメインはNHでもEKでもない。QRのファーストクラスである。
そうなれば、東京の片隅にヒッソリ「潜伏」しているので、出発は「成田空港」であるし、「仮住まい」への帰路は羽田空港になる。そうなれば、愛車(もう10数年乗り廻している)の出番は今回はない。
都内某所からのリムジンバスをネット発券し、関空~羽田間もNHで発券。
EKなら、関空~羽田間はつけてくれるらしいのだが、QRはつけてくれない。
これは、会社の問題ではなく、スリランカの所長の「人格」のせいらしい。
今回のルートは、NRT/SIN/CMB/DOH/KIX/HNDとなる。マイルは「面倒」なので、計算はしない。
NRT/SIN間はこの間のシンガポール発券の残り、Hクラス。アップグレードポイントにてビジネスクラス利用。当初、夕方出発だったのだが、出発時刻変更のため、「プラチナディスクと調整担当」のなが~い攻防戦の末、ご好意により「ビジネス」を確保。
シンガポールでは、トランジット(約6時間)を利用して、一時入国してチャイナタウンへ繰り出す予定。その後、エミレーツ航空の格安エコノミーチケット(本社・WEB)を使いコロンボへ、こちらも早目の手配が効いたのか、エコノミーの最前列を確保。
コロンボで、3泊3日(4日ではない日付を跨いでの到着のため、3日が正しい。)
その後、朝便でカタールのドーハへビジネスクラス(ファーストがない)で飛ぶ。
12時間ほどのトランジットで関空。乗継の関係(走りたくない)ので、夜便で帰京の予定。
準備も万端に整い、本年最後の「攻防戦」(お仕事)も見事勝利を収め、「さあ、出発だぁ~」と意気込んでいたら、悲しいお知らせの「クリスマスプレゼント」が届く。
来年・夏コロンボへの復路便が「3クラス運行がキャンセル・2クラス運行」とのこと。
「差額の返金のみ」との回答。まあ、航空会社に交渉しているが、やはり悲劇の地カタール・ドーハ経由は悲劇しか起こらないらしい。
因みに、ゴールデンウィークや7月・8月のほとんどの運行は、「2クラス」とのこと。
「ファーストクラス」からの強制ダウングレード組の参入で、ビジネス→エコノミーへのダウングレード組も発生するかもしれない。
まあ、航空会社との交渉結果は後日、ご公表(生きてれば・・)するとして、少々重くなった心と身体を引きずって旅に出ることにする。

光輝く島とドーハの悲劇!? ② へ続く予定・・・・無事、生還できればだが・・・・。


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光輝く島とドーハの悲劇!? ②旅立ちの前のドタバタ [スリランカ&ドーハ珍道中]

~旅立ちの前の晩はやっぱりハード!~
12/29 本日で御用納めである。誰がなんと言ってもお休みモードに突入。
先日のこと。ノートPCを1台会社から永久貸与され自宅に持ち帰るオストド。
無線LANカードも「ドサクサ」に紛れて1枚ゲットしたのだが・・・・・・。
「ギックリ腰」を言い訳にしながら、大掃除をサボる。何故なら仕事が終っていない。
いつもの10倍以上のスピードで仕事をこなす。いつもコレぐらい出来ればいいのだが、そうは問屋が卸さない。今日は邪魔(お客=各社セールス)が来ないだけである。大掃除が終った頃になんとか、仕事を切り上げることが出来た。ヤレヤレ。
昼からは例年のごとく「納会」。大掃除もしなかったクセに出前のもりそばを2枚ゲットし、抱え込んで飲み込む。何故なら、ヨソ見していたら、いつのまにか「奪取」されてしまうからだ。
納会を途中で切り上げ、自宅に向け愛車を飛ばす。自宅が近づいてくると「イヤ~な予感!」が背中を走り抜ける。
途中、神社に立ち寄りお札を分けてもらう。購入ではなく、分けていただくが正しい日本語。
自宅に戻るとメストド1号が大掃除・・ではなく中掃除の真っ最中。必然的にオストドにも役割が与えられる。その途中に東○ガスのサービスマンがやってくる。自宅の瞬間湯沸かし器が故障したために取替えを依頼したからだ。
会社の湯沸かし器はオストドが「家電ショップ」で買ってきて取り付けたのだが、自宅のものは、「大事」があるといけないので、東○ガスに依頼したのだ。
神社へ古いお札を納めに行く。車ならすぐなのだが、わざと歩いていく。時間を稼ぐのだが、「敵もさるもの引っかくモノ・・・」で容赦ない攻撃は続く・・・・
湯沸かし器も取り付けてもらい午後6時まで延々と掃除タイム。
その後、アタック&ココストアーに、メストド2号の「冬ごもり食料」と夕食の買出しへ行く。
スッチーじゃなかったキャビンアテンダントに目覚めたメストド2号。受験生に正月はなく、親と遊び呆ける暇もないので、今回「も」お留守番。
夕食の大盛牛丼と大盛りのカップそばを胃袋に流し込むオストド。
オストドは「何でも」飲み込む性質があるので、「食べる」と言うより「流し込む」がただしいらしい。TVからは、アイス・フィギュアが流れてくる。メストド1号は大のアイス・フィギュア好き(視るだけだが・・・)なので、明日からの旅立ちの支度もせず、TVの前から動くことはない。
入浴と荷造りが終了し、しばしの仮眠のためベッドに入ったのは、オストドが11時、メストド1号は1時過ぎである。

~タクシーが呼べない。~
今回の出発地は成田。到着地は羽田なので、愛車で出かけることを断念していたオストドは、会社契約のあるタクシー会社に電話をしたのだが・・・・・・・・
「通常ですと、朝6時には配車出来るのですが、運転手の多くが休みを取っていまして・・・・配車センターの電話番号をお教えしますので、ご乗車の20分前くらいび電話されては・・・・」とのことで、教えて貰った配車センターに午前5時40分に電話してみたが、誰も出ない。しょうがないので、自宅近くのタクシー会社に荷物を引きずりながら向かうことにしたのだが・・・・・
タクシー会社に着いたのだが、まだ出庫準備中とのこと。しょうがないので、近くの区役所前なら「拾えるハズ」とまた荷物を引きずり歩き出す。
途中、「捨てる神あれば拾う神あり」の言葉とおり1台の個人タクシーを拾うことが出来た。本来なら成田空港までそのまま走らせるところなのだが、生憎一之江駅発のリムジンバスを予約・発券してあったので、一之江駅でタクシーを降りる。
丁度、リムジンバスが入ってきたのだが、オストドが予約しておいた1本前の6:15発。あまりに寒いし、眠いので交渉すると乗せてくれると言う。ありがたく車中の人になり、眠りの世界に入ったと思ったらr、成田空港の検問所であった。
第一ターミナル7:25着。
ここまでくれば着ている防寒着に用はないので、折りたたんで圧縮袋に入れ込み
スーツケースに仕舞いこむ。
スターGカウンターで、成田/シンガポール間のANA・ビジネスクラスの搭乗券と、シンガポール/コロンボ間のエミレーツ航空の搭乗券・ラウンジのインビ・専用レーンチケットを受け取る。
オストドには出国に先立ちすることがある。それは「一服」銀だこ奥のスモーキングルームで1本また1本とタバコに火を点ける。
これで、出国前の「行事?」は全て完了。専用手荷物検査場へ向かい、出国するだけである。

光輝く島とドーハの悲劇!? ③ シンガポールは今日も雨だった~!に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!? ③ シンガポールは今日も雨だった! [スリランカ&ドーハ珍道中]

~「空飛ぶ食欲魔人復活!?~
出国審査を「ふつ~う」に終え、「さあ!ラウンジでメシ喰うぞォ~」と鼻息荒いオストドにメストド1号が「待った!」をかける。
彼女は「EDYにチャージしたい」と言う。ANAフェスタで2万円をチャージする。
その後、スリランカ・コロンボの旅行社への手土産を買い漁る。結局「軽くて、量の多いもの!」と言うオストドの主張どおり「あられと雷おこし」を選択。その後、5サテのANAラウンジへ向かう。
「き・きつねそば!それ、きつねそば!」と意気込んでいたのだが、「メ・メニューが増えてる!」と暫し考え込むオストド。
「お粥もあるけど・・・・お粥嫌いだしなぁ。おや、きつねに山菜・天ぷらかぁ~」と選択に迷う。「まぁいいや。食べた後でもう一回お替りしよう!」と決め、天ぷらそばを選択。「天ぷらそば」を座席に運び、「あとは・・・・・お稲荷さんとサンド!と決めていたのだが・・・・「がび~ん!」と衝撃が走る。「な、ない。!」廻りに大勢の人がいなければ・・・・大声で喚きたいところだったのだが、そこは「多少」理性の残る大人(こっほん!)しょうがないので、クロワッサンを3個抱え席に戻り、数分でコーと共に胃袋へ流し込む。出掛けに直径20cmほどのバームクーヘンを詰め込んでいたのだが、「あれは、お食事前の軽いお・や・つ」と自分に言い訳をする。
「もう一杯食べよう!」と今度はきつねそばを戴くことにして、席に持ち帰る。
「あ、トマトジュース飲まなきゃ・・・」と冷蔵庫へ「いそいそと向かうオストド」にメストドの冷たい視線&お言葉。「ところで、ダイエットはどうしたの?」「はぁ?ダイエット?何、それ!」と言い放つオストド。有言実行はホンの数時間で破られたのである。
冷蔵庫からトマトジュースのピッチャ-を取り出し、グラスへ注ぐ。その視線の先には・・・。「あ、稲荷ずし・・・・サンドもある!」とグラスを抱え、皿に猛然と盛り出すオストド。
結局、起きてからまだ3時間半ほどで、バームクーヘン(特大サイズ1個)、そば2杯、稲荷ずし3個、サンドイッチ3個、コーラ2杯・缶コーヒー1本、トマトジュース1杯その他、痛み止めの薬1錠・お茶2杯・水・・約1リッターがオストドの胃袋に納まったのである。
ここで賢明な読者の方は「はっ!」と気付かれるハズである。
「痛み止め」とは一体どうしたのであろうか?
出発前に「ぎっくり腰」をしたせい?それともオストドの体重増加?まあいずれであろうが、右足の膝がオストドの体重に耐え切れなくなってきたのだ。
いずれ、医者に診て貰うつもりだが、今はそんな暇がない。(強制ダイエットはイヤだ)10:00にアナウンスが流れたので、眠り込んでいるメストドをたたき起こし、57番ゲートへ向かう。優先搭乗で飛行機に乗り込んだ瞬間、床が落ち込んだのは気のせいだろうか?エコノミーのHクラス航空券しか持たないオストド&メストド1号だったのだが、「見事」アップグレードポイントを使いきり、ビジネスクラスの5A・Cに収まる。
普段より「相当重くなった」B767-300ERは定刻にゲートを離れ、ヨタヨタとRunway16Rへ進んでゆく。隣ではメストド1号はもう夢の中。オストドも満腹中枢が満たされたためか、年末のハードスケジュールの疲れからか、離陸前に寝てしまったので、離陸時間は知らないのだが、食べる事には誰よりも執着心を持つオストド。
しっかり、ウエルカムドリンクを貰う。メストドも起きだす。ウエルカムドリンクは「まろ茶」を飲み干す。
ウエルカムドリンクを飲んでいると、チーフパーサよりご挨拶を受ける。
「オストド&メストドさま。いつもご搭乗いただき・・・・・」「ええ。宜しく」と挨拶を返す。
食前のドリンクサービスが始まる。オストドは梅酒の水割り。メストドは梅酒のオンザロック。おつまみを食べ終えてしまったオストドはメストドのおつまみを狙い出す。
それを見ていたのか、CAが「お替りお持ちしましょうか?」と尋ねてくる。
お言葉に甘えて、梅酒の水割りのお替りとおつまみを戴く。


さ~て!何を戴きましょうか?

機内食はメストドが和食。オストドは洋食。ノルウェー産サーモンと鯛のグラタン。
すっかり酔いが廻ったのか、和気藹々とお食事タイム。メストドにグラタンを一口分け、お返しに数の子やら数点を奪取する。
CAが微笑みながらパンのお替りをお皿に入れてくれる。
コーラとレモンティ-を戴きながら、また眠りの世界に誘われてしまったのは、自然の習性なのかもしれない。

~「シンガポールは今日も雨だった!」~
オストドが眠りから醒めたのは、尿意を催したからでも、到着を告げるアナウンスからでもない。CAのかすかな動きを「察知」してむっくり起きだす。
トイレで身だしなみを整え、と言っても歯をみがき、「大分薄くなった」髪の毛に櫛を入れ、少々コロンを振り掛ければ出来上がり。髪の毛と大格闘していた学生時代が懐かしくなる。そういえば髪の毛の量と女の子にもてる時代は比例するみたいで、最近は荷物が持てるくらいである。
座席に戻るとメストド1号が、ハーゲンダッツのカップアイスを食べている。食べているくせに「バニラじゃなくて、抹茶かチョコレートが良かった・・・」とブツクサ言っている。「文句があるなら喰うな!」と腹の中でつぶやく。
CAにコーラとアイスを貰い食す。相当喉が渇いていたみたい。アイスを食べ終わると丁度、ANA111便は、最後の力を振り絞ってシンガポール・チャンギ国際空港目指して、マレー半島を横切り、静かにその高度を下げてゆく。
「当機は只今最終着陸態勢に・・・・現地シンガポールの天候は曇り・・・・・お座席を元の位置に・・・・・・シートベルトをしっかり・・・」のお決まりのアナウンス。
窓の外を見やれば約8ヶ月振りのシンガポールの街並みが眼下に拡がってくる。
一応、シンガポールに入国(トランジット)するつもりで、書類を二人分書き上げてあるのだが、どうなることやら・・・・・・。
滑走路に接地する僅かな衝撃を感じ、我が搭乗機は、急速にそのスピードを落としてゆく。それと同時に機体を雨つぶが叩きだす。どうやら、シンガポールへの入国はやめたほうが良さそうである。
空をかける駿馬はその姿を赤子みたいに変え、ノロノロと第1ターミナルD35スポットに横付けされた。
着いてしまえば飛行機に用はない。さっさとCAの挨拶を受け、勝手知ったるターミナルをトランスファーディスクに向けて歩み出すころには、土砂降り状態。
チャイナタウンでの飲茶は諦めたほうが利巧みたいである。
メストドも同意見らしい。トランスファーカウンターに立ち寄り、エミレーツ航空のチェックを行う。成田で既に搭乗券は受け取っているので、荷物のスルー確認のみ。ゲートはまだ決まっちゃいないだろうとのことで、言い出さなかったが、やはり「まだ、解らない」とのこと。そうとなれば、ここには用はない。乗継まで約7時間同過ごそうか考えれば良いことだ。

光輝く島とドーハの悲劇!?④ 「本当にエミレーツって5つ星!?」に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?④ 「本当にエミレーツって5つ星!?」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~土砂降りの雨の中!~



16:35(JPT17:35)シンガポール・チャンギ空港に降り立った我々を嘲り笑うがごとく、雨は容赦なく降り注ぐ。「すぐ止むかな?」と浅はかな考えはすぐ打ち消されてしまう。
「もう、今日はシンガポールへの入国はしない!」とオストドが「ギブアップ宣言」をすると、メストド1号も「そのほうがいいみたい。」と応じる。
さてさて、ここからが大問題である。トランスファーカウンターで多少時間を費やしたのだが、未だ17:00(JPT18:00)過ぎ、乗継のエミレーツ航空出発まで、7時間余りもあるではないか?取りあえず第一ターミナルから、第二ターミナルへ遊びに行くことにする。目的は「ブラブラすること」である。つまり、時間つぶしにあちらこちらへ出没しようとする算段である。
途中、スモーキングルームに入り浸るのは、オストドの「悲しき習性」付き合わされるメストド1号も「イス」さえあれば、文句を言わない。
一服しながら、恨めしげに外を眺めるオストド。その時、見慣れぬ機体が目に飛び込んでくる。


「おやぁ~あの機体もしかして・・・・A380!?」

早速、スモーキングルームを飛び出し、機体を確認に行く。
メストド1号も、「A380見たかったのよね~」と大乗り気である。


「やっぱり、A380!乗りたいなぁ~」とつぶやくオストド。
メストド1号曰く、「アンタが社長になったらねぇ~。スィートクラス乗ってみたい。」

まあ、それはいずれ・・・叶う・・・・と・・・・いいなぁ。と言うことにしておいて・・・・・。
取りあえず、駐機されてるゲートに正面を見に行く。
正面から見るA380は・・・・イルカもしくは、くじらと言ったところ。
取りあえず腹ごしらえをしようと、第一ターミナルへ戻り、バーガーキングへ行く。
「フィ・フィシュのミ・ミール2セット。それとオ・オニオンリング下さい。」
まあ、オストドのたどたどしい英語力を直訳すればこんなもの。
「ドリンクは?」「コ・コーク。2コ」〆て16ドル60セントの夕食。
大量のポテトを胃袋に押し込め、フィッシュバーガーにかぶりつく。コーラのサイズも大きいのでメストド1号は3/4ほど残す。(このコーラは結局、オストドの胃袋に流しこまれることになるのだが・・・・)
またもや、スモーキングルームに陣取り、多少居眠りをしながら、旅の友「ナンプレ」に精を出す。
ボーディングパスには、「23:10(JPT00:10)にゲートに来い!」と書いてあったので、23:00ちょっと前にC1ゲートへ行く。大量の「出稼ぎ部隊」がゲート周辺に屯っているので、「乗り遅れたら大変!」とまだ、オープンされていないゲートのセキュリティー前に並ぶことにした。
セキュリティ-チェックを受け、搭乗待合室に入る。23:20(JPT00:30)ジャカルタからエミレーツ航空の機体が到着。
さっさと、ボーディングしなければ、「手荷物」を載せるスペースがなさそうだったので、真っ先に並ぶのだが、出稼ぎ部隊は割り込んでくるもの・・・・・。
まあ、手荷物のスペースは確保されたのでヨシとする。

~「本当にエミレーツって5つ星!?」~
別に、エミレーツの悪口を書きたくて書くのではないが、あまりにお粗末な航空会社なので、少し書かせていただく。
多分、日本人CAらしいのだが、「制服は正しく着用せよ」と「眼鏡(黒ぶち)はカンベンしてよ」と言う点。まあ、英語もろくに通じない人種を相手にしなければならない彼女たちに若干同情はするが・・・・。
二度とエミレーツ航空のエコノミーには乗る気がなくなったのは確かな話。
事前オーダーした特別食もメストド1号の分の「フルーツ・オンリー」しか、運ばれてこず、オストドの「ベジタリアン。但し卵・乳製品OK」はついにその姿を現さなかった。
まあ、あんな匂いが充満している機内では「食すことより、睡眠が大事」として正解だっただろう。コーラを頼んだら、150ml入りの缶とコップを渡されるほど。
他のエアーラインならせめて「注いでくれる」ハズなのだが・・・・・。
まあ、二度と乗ることは(この区間のエコノミー)はない。もう少し足してシンガポール航空にでもすれば良かった・・・・。-反省-
3時間40分ほどのガマン・・じゃなかった、飛行でコロンボ国際空港に到着。
入国カードも配られなかった・・・(寝てたから?)ので、入国カウンター前で記入する。解らない箇所は記入しなくても入国させてくれる係員はなんて「フレンドリー」。
「アユーボワーン」が聞いたのだろうか?それとも、親日国家だからだろうか?定かではない。
ターンテーブルにたどり着いてもまだ、荷物は出ていない。ANAのファーストクラスタッグが効いたのだろうか?真っ先にスーツケースが出てくる。成田空港で預けてから、21時間ぶりの再会。
両替を済ませて外に出ることにする。「まあ、1万も両替すればいいか」と1万円を差し出すと、9255RPになって返ってくる。
到着口には、送迎を依頼した日通ペリカンスリランカ支店のドライバーさんが名前を書いた紙を持って迎えに来てくれる。ちょっと恥ずかしい。
カートをドライバー氏に渡し、後をついてゆく。タクシー乗り場の一角で「ここで待ってて!車取って来るから・・・」としばし、生暖かい空気に包まれながら待つ。
このひと時が「ああ、南国にきたんだなぁ!」と思わせる瞬間でもある。
本来ならホテル・カー(タクシー)を前回は頼んだが、やれ、「キャンディ-に行くなら、俺を呼んでくれ」とかうるさかったので、今回はツーリスト・カーを頼んだわけだ。
車は警笛やライトをパッシングさせ、すっ飛んでゆく。でも、不思議に怖い感じはない途中、検問所4箇所で停車。2年前にはなかったことだ。
40分ほどで懐かしい「ヒルトン・コロンボ」へ到着。
ドライバー氏に50RPほどチップを差し上げ、伝票にサインをして降りる。
フロントでチェックインの手続と、言ってもデポジット用のクレカを差し出すだけ。
ルームキーを受け取り19階つまり最上階へ行く。
ドアを開けた瞬間。驚きの光景が飛び込んでくることになるのだが・・・・
それは、次回。
光輝く島とドーハの悲劇!?⑤ 「現地でアップグレードされたお部屋とコロンボ日記」
に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑤ 「現地でアップグレードされたお部屋とコロンボ日記」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~驚き・桃の木・山椒の木!~
オストドははっきり言って、「庶民」。普段の生活レベルから言えば、中流の下。
父親はそこそこの「小金持ち」だが、オストドの口座はいつも「カラ!カラ!」状態。
住まいだってそうだ。それなりに不動産資産を持つ父親は、オストドにはその一部たりとも触らせない。(管理はさせられているのだが・・・)会社の社宅(一応、一軒家)月15000円の寮費を払って住んでいる。
「アリさん」の生活より、「キリギリスさん」の生活が大好き。
だから、家のローンなんぞ抱えたことがない。(頭金がないから・・・・)
自称「江戸っ子くずれ」なので、「宵越しのゼニはもたねぇ。」とうそぶく男。
いくら、ヒルトンの会員とは言っても一番下っ端のブルー会員。
まあ、泊る際は「多少の贅沢!」と言うより1泊税別200US$を一応のベースにしているので、スリランカ・コロンボなら、エグゼクティブフロアーに泊れるだけである。
今回も、エグゼクティブ・ツインルーム(ラウンジ・アクセス権付)をオーダーしただけであった。(一応、上層階・スモーキング・南側指定は「わがままリスト」に登録されている)
だから、19階にアサインされた際も、「ふ~ん。この前は18階だったからかな?」くらいにしか思っていなかったのだが・・・・。
ドアを開けると、少し長めの廊下。カーテンが架かっている。そのままずんずん進んでいく。


ウェルカムフルーツ(リンゴだけ)とウェルカムチョコの入ったBOX。
誰かが堪らず一個たべてしまいましたが・・・・


ね!コーナースイートです。


広さは一体どのくらいなのでしょうか?


壁というよりドアまでずっ~と窓。お掃除が大変そうです。


机の上にはお手紙がありました。でも、英語・・・・嫌いです。

部屋に入るとすぐポーター君が、荷物を運んできてくれましたので、20RPのチップ。
荷物を片付け、入浴を済ませて眠りについたのが午前4時(JPT07:30)。
たちまちイビキの合唱が始まります。

~お目覚めのモーニングコールは間違い電話?~
午前7時20分。ベッドサイトの電話が鳴り響く。「アロ~(怒!)」と出ると、訳の解らん言語が飛び込んでくる。
「×%&#$"▲!」
「パードン!モアスロリ-プリーズ。」
「×%&#$"▲!」
「ア-キャン・ユ-スピーキング。じゃぱにーず?」 -「がちゃん」と切れる音-
「一体どこからかかって来たのだろう?」睡眠不足のオストドのハズが、目覚めてしまう。
「そーいや腹減ったなぁ。機内食、食べなかったし・・・・」
市場に横たわる「まぐろ」じゃなかった・・・砂浜に打ち上げられたトドのごとく、眠りこけるメストド1号に「朝メシ食べる?」と聞くと、寝ぼけながら、「いらん!」とのこと。
ここで、賢明な読者の方は間違ってはいけない。この「いらん!」は言葉どおりに取ると、大変なことになるのだ。ここでの正解の答えは次の通りとなる。
「あたしゃまだ眠い。喰いたければ1人で行って来い。但し、あたしの食い物も持って帰って来い!」と言う意味になるのだ。
「へえへえ。解りましただ。奥様!」と言うわけで、「優雅」な装いではないが、19階に泊った人間だけに許される特権。「ラウンジへの階段」をTシャツにズボン・サンダル履きで降りてゆく。
髪の毛もボサボサ、半分眠りながら歩くオストド。そこへウェイター氏が話かけてくる。
「グッモーニン・サー。コーヒーと紅茶どちらになさいますか?」
「グッ・モーニン。勿論セイロンティ-頂戴。」・・・・
半分、寝てはいるのだが、食欲というより、本能はすさまじいモノがある。
葉っぱを皿に盛り、スモークサーモンの端からフォークを差込み、大皿半分を一気に皿にいれ、山盛りのベーコンを横に添える。パンはクロワッサン2個・チョコデニッシュ2個を盛り付ける。コップになみなみとこぼれそうなくらいオレンジジュースを注ぐ。
少し物足りなかったので、少量の葉っぱと残りのスモークサーモンを皿に載せ、クロワッサンを2個盛り付け、オレンジジュースをお替りする。
満腹中枢が刺激されると同時に「警戒音」が頭に鳴り響く。コレステロールを取りすぎてはいけなかったのだが、「あとの祭り」。
後は「眠り姫」(スリーピング・ピ・・・・の間違いでは?)を自他共に認める妻の分を皿に盛り付け、ジュースのグラスと共にデリバリーしなければいけない。
皿には、大量のパイナップルとチョコデニッシュ2個。オレンジジュースを抱え、部屋に戻る。
鼻先に突き出された「パイナップル」の香りに鼻を「ひくひく」させ、メストド1号が起きだす。「コーヒーいれて!」とのリクエストでお湯を沸かす。使う水は大量に置かれているペットボトルの水(無料)。カップにコーヒーと紅茶をいれ、ソファーにふんぞり返って「優雅」に朝食を、召し上がっているところへ運んでゆく。
食後、「また寝る」と言うメストド1号を部屋に残し、オストドは手土産を持ってペリカントラベル・スリランカ支店へ行くことにした。
光輝く島とドーハの悲劇!?⑥ コロンボ日記②へ続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑥ コロンボ日記② [スリランカ&ドーハ珍道中]

~ 電話番号も住所も忘れたオストド ~


バックに「入れたハズ」の日通ペリカントラベルネット スリランカ支店の電話番号や住所を書いた紙。どこかに置き忘れてきたみたいだ。
しょーがないので、エグゼクティブ・フロアーのコンシェルジュディスクに行くが、端末を叩いて貰っても「解んない!」との事。
またもや、しょーがないので、1階のコンシェルジュディスクに行く。
はっきり言って「あまり知れ渡っていない」らしい。「まあ、行けば何とかなるしょ」とホテル・カーをチャーターして出掛けることにした。
「あやふやな住所」をはじき出したコンシェルジュの「おかげ」で、コロンボ市内を彷徨う。その時、オストドの脳裏にある「旧式の記憶装置」がフル稼働し、記憶の断片を導き出す。まあ、結局探し出せてお土産を届けただけ。お目当ての「三人娘」は「まだ出社してないよォ~」とのことだったので、「まあ、いいか。どうせ、ホテル隣にカタール航空のオフィスあるし・・・」とホテルへ取って返す。
ホテルの玄関で車を降り、「連絡通路」を抜けて、ワールド・トレードセンターにあるオフィスへ行く。ドアの前に陣取っているおっさん(警備員らしいが・・)に、「リ・リコンファームしたいんだけど・・・」と告げると、何やら番号の書かれた紙を渡される。
暫し、リコンファームディスクの前のソファーで待っていると、「ちょっと太めのお姉さん」が現れ、「処理」を行ってくれる。
最初は、やや「高飛車」気味であったが、オストドがビジネス→ファーストと乗り継ぐ、客だと解ると「手のひらを返したように」親切になる。
部屋に戻ると「姫」は、まだ夢の中。コーヒーを沸かすとその「香り」に現世に引き戻されたメストド1号。


朝のコロンボの風景。部屋の窓からの景色。


コロンボの旧国会議事堂


こんな景色が1人?占めなんて・・・・


今日は大晦日。ガラディナーの準備がされたプールサイド。
「でも、そんなの関係ねェ~!」と泳ぎにいきますが・・・・。

地下までエレベーターで下り、通路を抜け、階段を登るとそこは「ヒルトン・コロンボ」の庭園。そこから、横断歩道橋(専用)を抜けると、ジムやサウナ・ジャグジーやマッサージルームを備えた「オアシス」いや、プールがある。
テニスコートもあるのだが、元某成城のテニスクラブ・コーチのオストド。コートに立てば、いくら「妻」と言えども容赦はしないので、近寄らないほうが「いい関係」を保てる。
子供用プールサイドに席を確保。プール・ボーイ君に「灰皿持ってきて、それからコーク&ダイエットコーク。オールワン。」と頼む。しかし、すぐ戻ってきて「ダイエット・コーク切らしてて・・・」と言う。「んじゃ。コーク2コにして」と頼む。
メストド1号が「昼。どうする?」と聞いてきたので、「ミールメニューぷりーず。」と叫ぶ。
ここのプールサイドには、スリランカ随一のイタリアンレストランがある。
しかし、メストド1号はガーリックもトマトも嫌い。オストドはチキンアレルギーなので、
「ペパロニ&ベーコンピザ」を1枚追加オーダーすることにした。
総額1070RP。これにTAX等が加算される。
食後、プールに飛び込み、「犬かき」とも平泳ぎとも取れない「トド泳ぎ」。メストド1号は、読書タイム。しばし、寛いでいるとここ「スリランカ」にも「ピッピ」がいた。
「ピッピ」とは、上半身裸の4~5歳くらいの女の子。
そこに、中国系やら日本人の子供など入り混じり、にぎやか。
いつもなら「うるさい。」と怒鳴るところだが、リゾート気分は人を穏やかにさせるものらしい。
3時過ぎに「コーヒータイム」を満喫するために、一旦部屋に戻ることにする。
着替えて、ラウンジへ行く。コーヒータイムと言いながら、戴くのは「セイロン・ティ-」
本場ならではの「新茶」。日本にはイギリス経由のため、採れたての新茶は戴けない。その「香り」を楽しんでいるとウェイター氏がチョコレート・ケーキを運んでくれる。
ここで、大事なことを決めねばならない。「夕食をどうするか?」である。
前回、2年前の「出来事!」を未だに根にもつメストド1号。
(慣れないシャンパンをがぶ飲みし、オリーブ油で腹を下したオストド)
それに、ガラーディナーは1人6000~8000RPもするし、食べたくないものや飲みたくないものにそんな「大金」は使いたくない。
双方の思惑が一致したし、「おそば食べたい」とのメストド1号の希望を取り入れ、ルームサービスを頼むことにして、部屋へ戻る。
TVを点け、NHK(27チャンネル)にあわせると、「紅白」まだ、陽は傾いていない。
今年最後の夕陽に1年の感謝と来年の幸運を祈ることにする。


「来年もいい年になりますように」

光輝く島とドーハの悲劇!?⑦ コロンボ日記③に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑦ コロンボ日記③ [スリランカ&ドーハ珍道中]

~大晦日の夜に~
「紅白」を眺めながら、メストド1号がつぶやく。「これだから、年々視聴率は下がるんだ~」
確かに、海外に来ていてNHKの衛星放送を見ることが出来る「事情」(つまり、夜で何もすることがなければ・・・)であれば、「視聴」するではなく、「眺めている」だけ。
ツアコン時代は、「一応、1人部屋」なので、有料ビデオとか見れたのだが・・・・。
カナダのホテルでは、日本封切前に「プリティーウーマン」をモロ・・いやノーカット版で見ていたし・・・・・。妻であるメストド1号との二人旅や愛娘を入れての三人旅なら、
かぶりつき席で観ることは出来ない。
「紅白」もつまらないので、ラウンジへ「ハッピーアワー」に降りて行くが、「ほぼ満席」状態だったし、碌な「おつまみ」も存在しなかったので、1階(ロビー階)にある紅茶ショップを見に行く。
「ねえ。ここで買うのと空港で買うのと、どっちが安いかなぁ~」とメストド1号がボソっと告げる。
「ここで、買ったほうがいいじゃん。そうすればスーツケースに詰められるから・・・」とオストド。
ここには、ゴールデンチップはなかった(見なかっただけか?)ので、シルバーチップ(袋入り 150RP)やらを大量に買い込み5600RPほどキャッシュ払い。
部屋に「戦利品」を大量に持ち込み、スーツケースの中へ仕舞いこむ。
「そうだ。年越しそば食べなきゃ・・・・」とオストド。メストド1号も「そうねぇ~」とつぶやく。昨年・カリフォルニア・ディズニーの際は「カップそば」だったのだが、今回はルームサービスの日本食を戴く。メストド1号は「冷たいそばと天ぷら盛り合わせ)1080RP・オストドは「冷たいそばと天丼」1200RPを頼む。
19:30(JPT11:00)に運ばれてくる。ホテルからのサービスと言うことで、ポット入りの紅茶と「何やらかの動物」(猫か犬かそれとも何か)のキーホルダーと爆竹を戴く。
メストド1号が「茶目っ気」なのか「暴発させた」のか定かでないが、弄繰り回して新年を迎える前に鳴らしてしまったが・・・・。
NHKの「ゆく年・来る年」を見ながら、JPT(日本時間)のカウントダウンをする。
日本時間午前0時丁度に「明けましておめでとう。今年も宜しく」と挨拶を交わす。
でも、もう一回カウントダウンをしなければならないのだが、睡魔に勝てず、入浴を済ませ、ベッドの中へ・・・・・。

~ 何もしない究極の休暇~
午前7時起床。朝食を摂りにラウンジへ降りる。先に来ていた日本人ご夫婦から挨拶を受ける。メストド1号はその先方の奥様と何やら話している。
普通の日本人なら、わざわざ中東廻りや、シンガポール等乗継は滅多にしないのだが、我々のルートは「異次元」に映ったのだろう。
メストド1号が「ANAからシンガポール乗継でエミレーツ。コロンボからはカタール航空で、ドーハ経由・・・」と話したら、奥様は「エミレーツ・・・もしかして、個室?」と聞かれたらしいが、個室ではない。雑居房である。
今日は、「どこにも行かない」つまりプールで一日を過ごすことにする。
確かにコロンボは活気溢れるゴミゴミいや密集した異文化の街。面白そうなのだが、
未だ「社会的責任」を負っている以上、「危険」は避けねばならない。
ホテルのプールはセキュリティー上も安心である。
今日は子供用のプールサイドではなく、日陰のある大きいプールサイドに場所を確保する。
オストドは「墜落」という名の本を読み漁り(嫌な本を読む奴!)うたた寝やナンプレに興じ、暑くなればプールに飛び込む。メストド1号は「せっせ!と爪磨き」を熱心に行い、その尖った爪をオストドに見せ、その「恐怖」を煽る。
本日の昼食もコ-ク3杯と昨日と同じピザ。(全く「進歩」のない奴等!)
午後3時にプールサイドを「後ろ髪を引かれつつ」後にする。
窓際のイスに濡れた水着を干し、ラウンジへ。
ポット一杯の「セイロンティー」を戴きながら、チェリー味のケーキ(さくらんぼうの缶詰のシロップ味)と、クッキーを大量に戴く。
部屋に戻り、ホテルから戴いたレターを読み返す。すると、ホテル・カスタマーから電話。「エンジョイ出来ましたか?」との問い。「勿論・おかげさまで・・・・」と答える。
ゆっくりと入浴タイム。明日起きてから自宅に戻るまで38時間半の強行スケジュールが待っているのだ。
「早く寝なければ・・・」と思うのだが、ルームサービスの夕食を摂り、荷造りが完了したのは、23:00。起床は04:00の予定である。

光輝く島とドーハの悲劇!?⑧ いざ行かん!カタール・ドーハ。に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑧ いざ行かん!カタール・ドーハ [スリランカ&ドーハ珍道中]

~早朝の魔物たち~

早朝4時、携帯電話でセットした目覚ましとウェイク・アップコールで飛び起きる。
昨夜、ルームサービスで取っておいたハム&チーズサンドを半分ずつ食べる。
メストド1号はコーヒー。オストドはモーニングティーを入れる。
まだ、眠い。熟睡したのは2時間ほどだろう。
着用していたパジャマをスーツケースの隅っこに投げ入れる。メストド1号は30分ほど洗面所を「占拠」している。
クローゼットに「鎮座」している金庫から、パスポートなどを取り出す。
忘れ物チェック係りはオストドの役目。
04:50(JPT 1/3 08:20)フロントへチェックアウトに降りてゆく。
フロントの男性が、「お早うございます。空港までのお車いかがいたしましょうか?」と確認してくる。
「ツーリスト・カーが迎えにくるから・・・・」と答える。
この瞬間を早朝の魔物は見逃さなかったのだろう。
ホテル代は3泊分で515US$(税28%別)に、ホテル・カー1回、昼食2回、夕食2回で、〆て83000RPほど。
ホテル玄関外で「迎えに来るハズ」のツーリスト・カーを待つ。
05:15の迎えを頼んである。しかし、05:15を5分・10分過ぎても到着しない。
今回のフライトは08:35発。カウンターには06:35には辿り着きたい。
05:40にしびれを切らし、フロントにホテル・カーを頼みに行く。4200RP。
(「迎えにくるドライバー」さんは、もう一軒のヒルトン。ヒルトンレジデンスで待っていたそうだ。-後日判明-)
「お早うございます。サー&マーム。フライト時間は何時ですか?」とドライバー氏。
「お早う。08:35なんだけど・・・・急いでくれるかな?」
「かしこまりました。」と答えると、飛ばす・飛ばす。恐る恐る後ろから覗き込むと、速度計は80~100km/h。
のんびり走る地元の人々の車を、パッシングしたり、クラクションで蹴散らしたりしながら、また、時には左側から抜き去る。まさに、「神風」ドライバー。
空港入口の検問所(ドライバーのみの検問)で、少々時間をとられるが、06:35に出発ターミナルに横付けされる。
さりげなく、50RPチップを差し出す。
「お気をつけて!良い旅を!」と見送ってくれる。

~ ラウンジで今日2回目の朝ごはん!~
エミレーツ航空のビジネスクラスカウンターに並ぶ。
コロンボ/ド-ハ間は2クラス運行だから仕方ない。
仕方ないにしろ、カウンターのおばちゃん「やる気のなさ」がありあり。
彼女の言葉の裏を探ればこんな感じの和訳が正しいだろう。
「おい。さっさとチケット出せ!」(まさか・・・エコノミーじゃないだろうな)
「ほいよ。」
「ふ~ん。ド-ハ経由で大阪でいいんだな?」
「んだ。」(あんたのその目節穴か?E-チケットもリコンファームもそうなってるだろ)
「ドーハまでは、ビジネス・・・ドーハ/大阪はファーストクラスですね。」
(おんやぁ・・・・急に態度かわったぞォ~)
「んだ。」(さっさと手続しろっての・・・)
結局、ボーディングの発券等に手間取り、10分も貴重な「時間」を消費されてしまう。
「あのさ、・・・・・・・・」と言いかけ、後は腹の中。
(アンタのスキルじゃ、エコノミー担当がお似合いじゃないの・・・・)
まあ、荷物も「無事」関空へのスルーになってるし、大丈夫だろう。
渡されたボーディング・パスをチェック。ドーハ/関空間のファーストクラスのボーディング・パスの印刷がビジネスはご愛嬌として、印字の搭乗クラスを確認。
ちゃんと、ファースト・クラスを確認。
出国の手続のため、入国時と同じ内容(様式も全く同じ)をせっせと記入。
やけに混んでいる出国審査官に続く、列に並ぶ。せめて、ファースト・トラックか優先レーンが欲しいところ。勿論、成田にも欲しいけど・・・・。
「ニコチン切れ」によるオストドのイライラ度はMAX。そう感じたメストド1号に「優しく諭され」スモーキングルームへ行く。1本点けてからラウンジへ・・・・。
ラウンジ奥にあるスモーキング・コーナー(空気清浄機はあるけど・・無意味)の横に陣取る。メストド1号は「コーヒー宜しく!」と動かなくなる。
メストド1号にコーヒー・オレンジジュースとパイナップル・メロンの盛り合わせを運ぶ。オストドはスクランブルエッグとクロワッサン・オレンジジュースで2回目の朝ごはん。一体、自宅に戻るまで何回食べ続けるのだろうか?神の思し召しのままである。気が付けば、08:00。メストド1号を急かし、ゲートへ急ぐ。大半と言うより、殆ど機内に乗り込んだ後、ゲート到着。カタール航空の係員に急かされ、機内に乗り込む。
シートは2A・2B。お隣さんは・・と見ると、カタール航空のパイロット。制服のままだから、ドーハ/コロンボ間を操縦したパイロットに違いない。
前方コックピットはドアが開いているので、ここで写真を一枚。

機内でまた朝ごはんを戴き、「睡眠のお時間」しばし意識がなくなる。


お目覚めの紅茶(飲み干した後)と貢物?のクッキーの抜け殻・・・。

飛行機は確かに日本とは正反対に進んでいるらしい。

ドーハ時間 11:15 無事ランディング。日本との時差は6時間と言うことは、コロンボとの時差は2時間半。飛行時間は5時間10分。
これから、た~っぷりトランジットタイム。カタール航空のカスタマーを騙せるか?は次回に譲ることにする。

光輝く島とドーハの悲劇!?⑨ 「世界で2番目に素晴らしいラウンジらしい・・」へ続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑨ 「世界で2番目に素晴らしいラウンジらしい・・」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~船(飛行機)は上級クラスに乗るべきなのだ~
オストド&メストド1号のポリシーに「可能な限り、船(飛行機)は上級クラスに乗る」と言うものがある。
とは、言っても「しがないサラリーマン」故その予算は限られてくる。
オストドの勤務する会社の社員の奥方連中は「いい給料貰っているから・・」と言うが、週72時間勤務つまり週32時間の残業に対して、6時間分の残業手当(これは、残業しなくても1日1時間、自動的に付く。)また、営業職なので、日中はさぼりも自由(本人の自覚の問題)なので、妥当かもしれない。
なので、オストドの1時間当たりの労働単価は「一般職」より安いかもしれない。
では、どのように「旅行費用」を捻出するのだろうか?そのほとんどが「メストド1号」の稼ぎで、年間150万円ほどが支出されることになる。
ビジネスクラスに最初に乗った頃には、「本当にこんな贅沢していいのかなぁ」とか、
機内食も「これに比べたら・・・・エコノミーはエサ。」とほざいていたのだが・・・・
さて、話題を本流に戻さねば、「オストドの奴。脱線ばかりしやがる」とお思いの方もいるだろう。
さて、ドーハの空港に確かに飛行機はランディングした。しかし・・・・
ボーディング・ブリッジなんぞない。そう。タラップが横付けされ降りる。
CAがビジネスとエコノミークラスを仕切るカーテンを閉め切る。
開けて出てこようとするエコノミーの乗客を押し戻す。
つまり、ビジネスクラスの乗客を優先降機させる。迎えのバスも3種類あるのだ。
つまり、2番目にいいバスに乗り込み、アライバルターミナル、トランジットターミナルの順に送ってゆくのだ。
我々は、トランジットなので最後まで乗っていればいい。最近オープンしたばかりのファースト&ビジネス専用ターミナルへ送ってもらう。
バスが着くと係員の誘導でカスタマーディスクのあるロビーへ誘導される。
係員がその作業をする間、イスに座って待てばよい。
おや、係員が手続を終ってやってきたようだ。
「ミスター。オストド。お待たせいたしました。」
「トランジット・ホテル用意してくれるのかな?」
「大変申し訳けないんですが、このクラス(Aクラス 格安ファースト)では、ご用意できません。しかし、ファーストラウンジでお食事も仮眠室もご用意してあります。」
「確か以前は・・・用意してくれたのでは?」
「ええ。ただ専用ターミナルを設けましたので、・・・」
「んじゃ、しょうがないね。仮眠室リザーブしてくれる?」
「かしこまりました」と言うわけで、オストド「撃沈」。
ロービーを抜け、手荷物検査を受ける。しかし、係員は丁寧である。
1階には他に専用免税店があるのだけど・・・・用はない。
エシカレーターで2階へ上がる。登りきったとこれでまた「検問」がある。
女性係員によって左右に振り分けられるのだ。ボーディング・パスを持ってなければ、正面にあるカウンターへ案内される。
オストド&メストド1号は無事右手に案内され、「ファーストクラス・ラウンジ」へ。
ラウンジ入口を入ると、男性係員に恭しく迎えられる。
「オストド&メストドさま。お待ちしておりました。先にお食事いかがですか?」
「宜しく。そうだね。先に一服させてもらえないか?」
「かしこまりました。レストランはご滞在中、いつでも何回でもお召し上がりいただけます。正面突き当たりにスモーキング・ラウンジがございます。何かお飲み物をお持ちしましょうか?」
「そうだね。コークを2個頼みます。」
「それでは、お席へどうぞ・・・」
スモーキング・ラウンジへ入ろうとすると、女性係員が微笑みを浮かべながら近寄ってくる。「オストド&メストドさま。ボーディング・パスをお預かりいたします。お部屋は何時にご用意しますか?」
「そうだね。一服したいので、12時からにしてくれる?」
「かしこまりました。6時間の使用になりますので、12:00~18:00で宜しいですね?」
「それで、頼みます。」
スモーキング・ラウンジで一服。ここまで女性係員が飲み物を運んでくれる。
ここでメストドが気付く。このターミナルは「カタール航空専用」その割には、広すぎるラウンジと乗客より多い係員の数。オイルマネーで潤っているこの国。やること成すことがスケールが大きい。とっても「ウサギ小屋・日本」では真似できないだろう。


スモーキング・ルーム一角。このイス座り心地はいいのですけど・・・・。足が床に届きません。


こんな広いラウンジ。一体いつ満席になるのでしょう・・・


ドリンクコーナー。スプライトやファンタオレンジもありました。


アラビア文字の案内板・・・・・読めません。でも、反対側にもありますので、安心。


トイレの個室・・この奥が小用も・・・あります。トイレもここまで来れば立派。


ほとんど利用者の少ないジャグジー。反対側にはサウナがあります。
水着?は貸してくれますので、用意は必要ありません。ただ女性の方は要注意です。「見得」を張って小さいサイズを借りると、「脱ぐとき大変」だった。とメストドの弁。
誰かが利用すると、すぐ清掃されますので、気持ちいいです。思わず・・・泳いでしまいました。手を延ばせば氷水で冷やしたミネラル・ウォータ-が用意されてます。

一服を終え、用意された「個室」へ荷物を置きに行き、レストランで本日4回目のお食事。フィレステーキにサラダ・お寿司・・・・etc
ビュッフェ式なので好きなだけ戴く。
「ちょっと、食べすぎたかなぁ~」「私も・・・・」と言いながら、ジャグジーへ行く。
袋に入れられた「水着のようなもの」と、専用ロッカーのキーを受け取る。
ロッカーの中にはバスローブ&タオル地のスリッパが用意されている。
泳ぎ?まくり、シャワールームへ行く。ただ・・・・熱いシャワーは出ない。
着替え終わり、「仮眠室」という名のお部屋へ向かう。


ちょっと狭いが快適な眠りが・・・・


用意されているローブ。ちょっとエアコンが効きすぎ・・・・

18:00(JPT 1/4 02:00)チェックアウトする。スモーキングルームで映画を見ながら、「アラビック・コーヒー」ついコーヒサンバの鼻歌。
「一体、あんた幾つ?年ごまかしてない?」と突っ込むメストド。


窓の外に見えるオレンジの帯はフードセンターのお店。


おっ。マック発見!行きたかったなぁ~。

本日5回目のお食事をレストランで戴き・・・・(オ~イ!まだ喰うのか!)
ラウンジのソファーでまったり・・・・・・
あっと言う間に・・・トランジット・タイムは過ぎ去ってゆく。
ラウンジ嬢が「搭乗準備が整いました」と呼びに来る。
さあ、これからにほんへのファーストの旅が始まるのである。

光輝く島とドーハの悲劇!?⑩ 「5スターエアラインのファーストクラス」へ続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑩ 「5スターエアラインのファーストクラス」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~BMWの送迎じゃないけど。ファーストクラス用のバスは12人乗り~
ラウンジの係員に見送られ、エスカレーターで階下へ降りてゆく。
搭乗口はファースト&ビジネス専用なので、並ぶ必要もない。
「よい旅を!」と見送られる。
出口で係員がバスを振り分ける。ここでも「差別」があるのだ。
ビジネスクラスの乗客は、早くバスに乗って待機していても、ファーストクラスのお客が全てバスに乗り込み、出発しなければビジネスクラスのバスは動かない。
もちろん、エコノミー用のバスも身動きすらしない。
ファーストクラスのバスが先行し、ビジネス・エコノミーのバスが後を続く。
カタール航空のWebを見たところ、「BMWで送迎」なんて書いてあるけど。日本便はバス。でも1台の定員は12名。座り心地もいい。

バスで搭乗する飛行機/ターミナル間を送迎。座席はきっかり12席です。

搭乗機は滑走路そばのスポットにスタンバイしている。バスの出入口の関係からか
飛行機を廻りこんで到着。今回は12席のファーストクラスのうち、お客は5名。
私たち夫婦のほかは、日本人カップルと、西洋系の男性1名。
このカップルバスの中で男性の髪に女性が櫛を入れている。
「けっ!バカップルが・・・」と思う反面、羨ましい気もする。
オストド&メストドも見る人が見れば、「まだ熱々」らしいのだが、ここ最近では背中すら洗ってもらっていない気がする・・・・・。
真っ先にバスを飛び出し(入口のすぐ横に座っていたので)タラップを「よっこら」と登って行く。
「空席は一杯ある」ので、好きなところに座れるのだが、1-2-1のシート配置なので、
真ん中の二人掛けに座る。そのほうが話しも通じやすいし、飛行機のバランスを考えてもそのほうがいいだろう。(トド2匹片側に寄ると・・・・どうなるのでしょう)
5名のお客に対して、CAは2名。多分韓国系の女性と男性。
女性CAが「ウェルカムドリンクは何が宜しいですか?」と聞いてくる。
ビジネスなら、シャンパンやオレンジジュースがグラスに入ったものを、目の間に突き出され、「どれが宜しいですか?」と聞かれるのだが・・・・。
「シャンパン・オレンジジュース・アップルジュース等がございますが・・・」との問い。
「ティー頂戴」と答える。「奥様もティーで宜しいですか?」と聞かれメストド1号はオレンジジュースを選択。
更にCAの質問は続く「コールドとホットいかがいたしますか?」
「コールドで・・・」「レモン・ライムどれが・・・もし宜しければジャパニーズ・ティーもございます」「んっじゃ、じゃぱにーず・・・・」
あまりのCAの美しさに「ぽけ-」としていたのか、「眠くて」なのか知らないが、オストドはグラスを握り締めていた。飛行機が動き出したので、「オストド!もう出発だよ」
とメストド1号の声に「はっ!」と我に返り、慌てて飲み干しグラスを返す。
23:50(JPT 1/4 05:50)日本へ向け動き出す。離陸はちょうど午前0時。
巡航モードに入るまで「うたた寝」状態。
メニューが配られる。日本語が嬉しい。オストドは茶そば。メストドはすしの盛り合わせを頼む。

お隣、3A席は空席。

前菜はキャビア・・・ちょっと多すぎ。あんまり好きじゃないんだけど・・・・

メストドのお寿司。

オストドの茶そば。冷たい茶そばが良かったなあ・・・・。でも美味しかったけど。

座席横から引き出されるテーブルは大きくて重い。多分60cm四方はある。
足載せに1人座れば、向かい合わせで食べられるのだが・・・・。
結局「アンタが来なさい」「いや、メストドが・・・」結局実行しなかったけど・・・。

~空飛ぶベッドは・・・B寝台並み~
贅沢な話なのだろが、CAがセッティングしてくれた「ベッド」は狭い。
オストドの巨体では・・・・寝返りが大変である。


ほんの4時間ほどの睡眠。男性パーサが、ミネラルウォーターとグラスをセッッティングしてくれる。(飛行機の中は喉が渇く・・・・)
アラビア半島から、インドを横切り、タイ北部から中国の上空へ・・・上海の近くを抜け、チェジュ島そばを飛行する。


中国上空。

日本領空に入ったところで朝ごはん。共に洋食。お味は・・・・・まあまあ。
アラビック・コーヒーを貰う。
関空着 15:11。この後、QR820は韓国・ソウルへ飛行するのだ。

飛行機から降りるのも、ファーストクラスから先。のんびり歩く西洋男性を抜き去り、
ウィングシャトルに乗り込むが、我々の貸切で走行。
入国も待ち時間ゼロ。
後は荷物を受け取り税関を抜け、国内線で羽田へ帰ればいいだけ・・・・なのだが。

光輝く島とドーハの悲劇!?⑪ 「ちょっと驚かされたんですけど」に続く。


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光輝く島とドーハの悲劇!?⑪ 「ちょっと驚かされたんですけど」 [スリランカ&ドーハ珍道中]

~「うそ!のような本当の話!」~

これから書くことは紛れもない事実。こんなことが通るなら・・・・自爆テロだって・・・・
ありえない事でも・・・ない・・・・かも・・・しれない。
「お1人様ライターの持込は1個です。お荷物の中にはお預け入れできません。」
飛行機に乗る際、よく言われるフレーズ。
だが、今回「珍事」が発生したのである。
メストド1号は「妻」なのだから、性別は「メス」。つまり、化粧品の類を「これは、機内持ち込み用」「こっちは、預けてもいいか!」とオストドから見ればいかにも「大量」の「化ける道具」(化粧品とも言うらしいが)を持参する。オストドにしてみれば、なるべく荷物は少なくしたいのだが、そんなことを「うっかり」口走ろうものなら、オストドの洋服から、真っ先に削られる・・・・。(実践?済み)
今回その「化ける道具」を収納する袋(「ポーチ」と言うのらしいが)の中に、「招かざる客?」が混入していたのである。
このポーチが機内持ち込み用であれば、「え-っ!うそ!」とはならなかったのだが、
成田からシンガポール経由コロンボ。コロンボからドーハ経由関空間において、何処でも「発見」されなかったもの。
それは・・・・「ライター」しかも、ガス注入式。
これが、「紛れ込んでいたもの」の正体である。
この物体の発見は、関空のANA国内線カウンター前にあるセキュリティーでの出来事である。
「すいません。お荷物の中にライターが1個入っているようなんですが?」
「荷物ってもしかしてスーツケース?」
「ええ。」
「そんな訳ないでしょ。今ドーハから到着して荷物開けてないよ」とセキュリティーシールを見せる。
「開錠はされてないみたいなのですが、確かに映っていますので・・・・」
・・・・開錠して引っかき廻す。そこでポーチの底から出てきたのが・・・・件の「ライター」
二人して顔を見合わせる。「今までのセキュリティー・・・・なんだったんだろう?」
因みにこのライター。タバコ屋で貰ったものだが手放すのが惜しくなったので、手持ちの使いかけ・・・これも気がつけばガス注入式。
この使いかけ(干支仕様)は、喫煙所に置いてきたが・・・・
国際線より国内線の方が厳しい・・とは恐るべし「関空セキュリティ-」である。

~「旅の終わりは国際線仕様の機体!」~
セキュリティーでの「珍事」も終わり、☆Gのカウンターへ進む。
「お席ですが・・15列目をご指定いただいておりますが・・・・」
このとき、なにやら「予感」が走ったオストド。いつもなら、「ええ。」で済んでしまうのだが、ここは「関空」だ。「もしや」もあるかもしれない。
「前方席空いてますか?」
「少々お待ちください。8列目窓側から2席お取できますが・・・」
「じゃあ、それで!」
この一言は今年の「運勢」を決定付ける一言だったに違いない。
この後、メストド2号の土産を探しに行く。彼女からのリクエストは、「航空会社関係のグッズ」である。CAを目指している彼女の希望は「ANA」である。だから、オストドにも「お願いだから・・・・ANAにクレームつけないでね」と言って来る始末。
別にオストドはクレーマーではない。クレームを付けなければならない「不始末」をやらかすのは、CAやカウンターの人間。ただ、許せる「許容範囲」が狭いのかもしれないが・・・・。
結局、ANAのキーホルダーやその他目に付くもの「全て」を購入。
その後、「晩飯はいらない」と宣言するメストド1号。の「まだ食べるの?」と言う冷たい視線&言葉を無視?して、ひれかつ弁当を購入。シグネットへ急ぐ。
シグネットで「弁当」を平らげ、新聞を読み漁り、タバコを立て続けに火を点ける。
シグネットに「搭乗アナウンス」が流れてきたので、16番搭乗ゲートへ向かう。
ANA148便に「優先搭乗」で乗り込む。
オストドの「予感」は的中!国際線仕様の機体のためビジネスクラスシートである。
メストド1号も満足しているみたいである。19:35出発。関空で4時間45分のトランジット。
余談になるのだが、ドーハ/関空間のファーストクラスでご一緒だった「カップル」も同じ便。但し、こちらは後方席。何もオストドを睨み付けなくても良さそうなのだが・・・
羽田での荷物の受取は一番最初であったのだが、一服してから、到着口を出る。
リムジンバスも接続よく21:05発。一之江よりタクシーで自宅へ戻る。

~あとがきに代えて~
今から数年前、メストド2号の「成人のお祝い」と称して、ANAの機内で当時18万円の「ブルガリのダイヤ入り時計」を購入プレゼントした。
本当は、「自分で払うから買ってきて!」と言われていたのだが、「ウルトラ親馬鹿」
のオストドとその妻のメストド1号。「まあ、今回留守番だし・・・・旅費も貰った旅行券で払ったし・・・・」とプレゼントした時計。
それから、数ヵ月後、その頃「ダンスに夢中」になっていたメストド2号は、その時計をレッスンにしていき、「盗難紛失」。
まあ、保険をかけておいた(火災保険・・家財盗難特約)ので、保険金は親の懐へ
本人は悔やみつづけ・・・・・
今回の出発の前に「もうしばらくANAの国際線乗らないけど・・・」と言うオストドの問いに「どうしようかな~。買いたいんだけど・・・今お金ないし・・・」と語尾を濁す娘。
可哀想になったので、メストド1号に「相談」。「まあ、合格祝いでいいんじゃない」とまた、同じものを成田でANAに乗り込んだ際、CAにオーダーし手に入れてあったのだ。
帰宅すると、愛娘曰く。「お父さん。あれ売ってた?」
「うん。あったけど?」
「そう。頼めばよかった」
「もう、しばらくはANAの国際線乗る予定ないしね。」
「ええ-っ。なんで・・・」
「だって、今度の夏はQR・TG・UAだし・・・」
「お正月は?」
「うん。UAの予定」
「え-っ!じゃあもう無理かもしれないね・・・・・」
「そうだね。」(噴出すのを堪える夫婦!)
少し落ち込んで部屋に籠もる娘。可哀想なので妻であるメストド1号に「保証書がどうの」「電池のもんだいもあるし・・」とその気にさせる交渉を始めるオストド。
「しょうがないね。合格の前渡しにするか」と頷くメストド1号。
一旦、隠した時計の包みを懐に隠し、娘を呼ぶメストド1号。
「ちょっと来なさい!」
「な・なんでしょう!」と少し身構える娘。
「いいから、そこに座りなさい」
「あのォ~。お父さんのお弁当用の冷凍食品食べちゃって・・・」と娘。
「そんなことじゃないの。あんた本当にCAになるの?」
「うん。なりたいんだけど・・・・」
「なりたいかどうかじゃなく、・・・・・・なる?ならない?」
「なる。に決まってんじゃん。一杯お金掛かってるんだから・・・」と絶叫する娘。
「そう。じゃ、これ合格祝いの前渡しだからね」と包みを渡す。
「なにこれ・・・・どこかでみたような・・箱が・・・・・」と包みを開けるメストド2号
「ブ・ブルガリだぁ~!」と再び絶叫。
「今度、なくしたら知らないからね・・・・」
「うん。実は友達に・・あんたの親って超~親馬鹿だよね・・・」
「これで、超~じゃなくて、世界最大級になってしまったかもしれないけど・・・」
後日談:やはりオストド&メストド1号は稀に見る「親ばか」しかも、「トップクラス」になってしまったらしい。でも、「子供を可愛がって何が悪い!」と開き直るオストドの姿がそこにあったのは言うまでもないことである。      ~Fin~


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