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「僕たちの・・・・祭り・・・」第122話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

僕たちの復讐劇・・・・42

忍者部隊と合流したのは・・・今から2時間ほど前だった。
Tたちは・・・警察にしょっ引かれていった・・・
ちょん高の・・・下っ端・・つまり・・・使いぱしりをボコリ・・・カツあげをしたことにされた・・・Tたち。
本当はカツあげ・・してない。ボコっただけ・・・だが、忍者部隊により・・カツあげされたとされるサイフが、Tのカバンに仕込まれていたし、ちょん高の下っ端の傷害とカツあげされたという・・・被害届けにより、現物がTたちのカバンから出てきたんだから、彼等は逃れる術を知らなかったのだ。
さらに・・・しおんのママのツケ取りを拒んだ・・・そりゃそうだろう・・・20数万円ものお金払えるわけがない。
ママも恐喝されていたと・・・警察に被害届けを出した。
ママも最後の手段として・・・甥っ子(偽りだけど・・・)のいる前でツケを請求したところ・・・暴れたの(本当はボコられたのはTたち・・・店を少し壊したのは・・・ちょん高のみなさん・・・)で、警察に通報・・・御用!となったのだ。
まあ・・Tたちは状況証拠及び被害届けというもので・・・逮捕されたわけだ。

「ああ・・・すっきりした」
「だけどよぉ~欲求不満だぜ・・・」
「いいんだよ・・あれで・・・お前の手汚すわけいかないじゃん・・・」
「まあ・・ドサクサにケリお見舞いしたけどな・・・・」
「えっ・・・お前もやったのか・・佐々木・・・」
「お前もか・・・・部長?」
「ああ・・・・」
「あたしも・・・」
「えっ!・・・ミサまでやったの・・・・あたしも・・・顔面踏んずけたけどさ・・・・」
「じゃあ・・・全員やったんじゃん・・・しょうがねえな・・・」
「まあね・・・・」

車を鎮守の森に向けて・・・大爆笑する・・・僕たち。

「なあ・・・あいつら・・どうなるのかな?」
「さあな・・・学校はもうすぐ・・・蜂の巣突っついたように大騒ぎになるだろうな・・・・」
「へへへ・・・楽しみだな・・・来週・・・・」
「うん・・・この目で見ること出来ないけどな・・・俺ら遠征中だもん。」
「そうだな・・・俺ら2班に分かれて遠征中だしな・・・・」
「そういうこと!」
「それより・・・腹減ったなあ・・・・」
「そういや・・・晩飯食ってなかったっけ・・・・・・・・ねえ・・・ミサその辺で晩御飯食べて帰ろう・・・・」
「うん・・・・高速降りてからでいいかな?」「いいともぉ~!」

僕たちを乗せた車がT市のインターを降りたのは、午後9時を廻っていた。
国道を少し走ると・・・吉野家の看板。

「おっ!吉野家じゃん・・・」
「いいねえ~。ねえ・・優子にミサ・・・・牛丼食べたことある?」
「ないわねぇ~」
「あたしも・・・・」
「食べてみない?なかなか・・だよ・・・値段の割りに・・・」
「じゃあ・・そうしようか?ミサ」
「そうですね・・・・」

吉野家の駐車場に車を停める・・・ミサ。
2時間ほど・・・運転をしていたことになる。

「えっとぉ~・・・優子とミサは・・・小さいので良いでしょ・・・普通盛・・・みそ汁飲む?」
「あなたたちは?」
「俺らは・・・大盛と並盛・・一個ずつだよな・・・」
「ああ・・・あと・・・俺生卵も・・」

吉野家で大盛と並盛を抱え込んで食べる。僕と佐々木・・・・優子とミサは・・・

「初めて食べたけど・・・まあまあいけるわね」
「ええ・・・値段で言えば・・・美味しいほうですよね・・・」

ここは・・・僕のおごり。と言っても何万も払うわけじゃないから、偉そうに・・・「おごり」と言うのも・・・
腹が一杯になれば眠くなるのが・・・人の常。
後部座席で僕と佐々木くんは幸せな眠りについていた。

「ほらぁ~もうすぐ着くわよ~」

優子の声に起きると・・もうすぐ鎮守の森へのアプローチが近い。

「どうする?佐々木ぃ~ちょっと寄っていくか?」
「どうするかな・・・・」

開け放った窓から・・・鎮守の森から・・・・パンパン・・・と言う音が聴こえてくる

「あん?何だ・・今の・・・」
「そうねぇ~先に・・・神社に寄っていっていいわね・・・佐々木くん」
「ええ・・・構わないっす。歩いてもすぐだし・・・・」

ぐいっ・・・アプローチに向かいハンドルを切る・・・優子。
ぷぁ~んぷぁ~ん クラクションを鳴らす。
社務所の前では・・・・Y・S・白〇の3馬鹿と由香ちゃん2号。それに・・・洋子・カオリ・ミミ・・・美希までもが花火に興じている。

「あ・・・あのやろうたち・・・花火やってるぞぉ~」
「どこの馬鹿だよ・・・秋に花火なんて・・・・」
「ごめん・・・俺ら持ってきたんだよな・・・花火屋で売れ残って困っていた奴・・・・」
「買ってきたのか?」
「ああ・・・在庫全部・・・1万円。」
「お前ら・・道理で・・・あんな荷物あったのか・・・・どうすんだよ・・・そんなに沢山。」
「いや・・・信州に行くじゃん・・・熊よけに使おうと思って・・・」
「はぁ?お前ら・・また騒動起こすつもりか?」
「俺は前回いなかっただろ・・・・騒動起こしたのは・・・今・・信州・・・」
「そうだった・・・」
「それより・・あなた・・・もう・・遅いんだし・・・そろそろ・・・」
「そうだ!優子・・・轢いちゃえ・・あいつら・・・」
「いいの?」
「いいよな・・・佐々木・・・成敗しちゃって・・・」
「ああ・・・轢いちゃってください・・・」

クラクションを鳴らしながら・・・突っ込んでいくフリをする優子。もちろん・・・轢くわけない。
車から飛び降りる・・・僕と佐々木くん。

「お前らぁ~なんで・・・花火なんかやっているんだよ・・・・迷惑だろ・・・」
「おお!馬鹿が帰ってきたぞ・・・・補習お疲れさん!」
「だから・・・なんで・・花火なんてやってるんだ・・・・ここで・・・」
「いやぁ・・・・由香ちゃんがやりたいって・・・地区長が一杯買ってきてあって・・・・」
「おい!佐々木・・・そうすると・・お前らの買ってきた花火・・・・丸々残っているらしい・・・」
「ああ・・・買ってきた奴・・ロケットと爆竹・・・かんしゃく玉」

黙って・・・見ていた・・・優子。そして・・・ミサ・・・・

「あたしもやるぅ~」
「あたしも~」

花火をやっている所へ駈けてゆく。
あっけに取られた僕と佐々木くん。

「しゃあない・・・買ってきた花火・・・ムダに出来ないし・・・なあ・・・佐々木。」
「うん・・・お祝いにやりますか・・・大花火大会。」
「俺らもやるぞぉ~」

僕と佐々木くんも仲間に加わり・・・・僕たちの祭りの打ち上げ・・・・花火大会に駈けて行く。
鎮守の森は遅くまで・・・僕たちの笑い声が響いていた。

「僕たちの・・・・祭り・・・」 FIN。
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