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嘘の様な本当の話。VOL5「最後はどうする?」 [不動産の真実 オーナーは見た。]

ー VOL5.「最後はどうするんだ!」ー

昨年。そう。年が明けたので1年になる。

忘れもしない。昨年1月8日。

いつもなら、正月気分にまだ浸っているところで、

新年の挨拶を済ませ、「お仕事モード」に入った。

そう、入ったばかりだった。

その時。「孤独死」と付き合う羽目になった。

第一発見者は、おまわりさんだったおかげ?なのか、

ご遺体は持ち帰ってくれたけど、室内には異臭と痕跡。

「まだ、よかったんだよ!湯舟の中だったら・・・」

「えっ?」

そう・・・湯舟の中だったら、「シチュー状態」になる。

つお風呂の中の「元お湯」は、「ドロドロ状態」となり、

おまわりさんの手間は大変だったらしい。

この、後始末。天井や壁・床を解体して、設備一式を

交換しなければ、入居者募集に出せない。

そこで、複数社に見積もってもらったが、お高い。

一番安い業者でも、330万円(消費税別途)で、

363万円の請求に対し、工事終了時に

予め被害算定された保険金は、143万あまり。

差額の220万の回収は、諦めるしかない。

ここまでは、踏んだり蹴ったりだった。

でも、悪いことばかりではないらしい。

まず、すっかり客付(入居)をあきらめていたテナント部分の

入居が「ひょんな事」から、取引先希望で実現した。

ついでに、支店長が、アパートを一部屋借りてくれた。

諦めていた部分で、収支は改善されるわけだ。

ついでに、別の物件にも変化が生まれた。

とある建材メーカーさんが、空いている事務所を借りてくれた。

おまけに、満室を半ばあきらめていた物件も

お正月明けに婚約中のカップルが入居され満室になる。

因みに、この物件は、「ある伝説がある。」

毎年。渉ってくる「つばめ」が2階・3階の玄関先に

巣を作る。ある家は大事にヒナが落下しない様にと

糞除け兼保護材を用意した。

こちらは、見事ご懐妊となり、その真似をされたお宅も

赤ちゃんが誕生された。

その一方で、「つばめの巣」を叩き壊した家では、

働き盛りのご主人が、その年。体調不良での入院から、急死。

「つばめの恩返しと祟りか・・・・」そう考えれば、

辻褄が合うのだろう。

いや、その前に「これだけのちょっとした幸せ」は、

孤独死されたあの入居者からの「アレ」かもしれない。

ー VOL6 あとがきに代えてにつづく -









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