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オストドの旅後始末「何度目かのGOTO・・バリ島」 [大人の隠れ家]

VOL2「スパはいかが?」

何度かバリ島を訪れてはいる。現に今回で数えてみれば、11回目。

飽きっぽい性格の・・・はずのオストド。

だが、バリ島だけは、飽きないみたいだ。

行く場所によっては、到着した空港で、ボーディングブリッジを

渡りながら、溜息を吐くところもあるけど、この島だけは別で、

ムワァ~とくる湿気を含んだ空気でさえ、離れてしまえば

懐かしくもなり、戻りたくなるから不思議だ。

部屋の説明を受けながら、「やっぱり・・・バリはいいな」と思う。

今回のお部屋は、下界と隔てる門は、閂でもなければ、南京錠でもない。

3セットあるうち渡されるのは、この門とヴィラの玄関と言うより、

掃き出し窓でしょ?と言いたくもなる玄関窓の鍵。

バスルームへ行けば、プールと繋がる出入口に差し込まれた鍵と屋外シャワーに

繋がっている中庭?の窓に繋がっている鍵。

まあ、「多分・・・使わないよな・・・」と施錠してそのまま差し込んでおく。

部屋の中は、完全ワンルーム。プールに面した面は、全面窓。

そこに作り付けの棚なのかテーブルなのか?まあ、一人モノ(滞在中)には、

便利がよく、冷蔵庫はあるけど、飲み物は外から買い込んでくるのは、毎度のこと。

「こちらにウエルカムドリンクが・・・」「飲んでいい?」「勿論・・・」

そこからは、ウエルカムドリンクを頂きながら、続きのお話を伺うことにした。

ベッドは広々キングサイズ。

「うんうん・・・昔。そう・・・昔ならね・・・」と言いたくなるけど、

広々なので、寝相の悪いオストドには、向いているベッドだ。

クローゼットは、2か所。ベッドの裏に用意されていて、困らない。

クローゼット内のショッピングバックは、買取式の有料。

50万ルピアがディスカウントされ、30万。まあ、約3千円。

インドネシアルピアとのレートは、毎日変わるので、10万ルピア=1000円が

一つの目安としている。

何やらと一生懸命説明してくれる女性スタッフ。

プールに面したテーブルの上にあるものを指さす。

そこにあったのは、ホテルSPAからの特別オファ-。

フットバスから始まり、バリニーズマッサージ60分。ついでにフェイシャル45分

最後にジンジャーティとックッキーのお茶タイム込み。約2時間の至極な時間。

カップルプラン。つまり、お二人様で、120万が100万。つまり、1万円。

「いかが?」女性スタッフの瞳には、逆らえなくなった。

早速、別室に収まった同行者へ連絡。

勿論、即答で「YES」が帰ってくる。

明日の14時で予約をお願いした。微笑んで帰っていくスタッフを送り出し、

「門」に鍵を掛ける。

着替えと荷物整理のお時間だ。

冬の恰好から、夏の装いに着替えるわけだが、折角・・・全部脱ぎ捨てているわけで、

そのまま・・・プールへ自由落下。

「飛び込むな!」とは書いてあるけど、落ちるなとは書いていないので、

「自由落下」したわけだ。

20分ほど・・・プールに浮きながら、目を閉じている。

「これで・・・心臓が止まっていれば、ドザエモンだな・・・」とつぶやき、

念のために、タオルで手をふき、血中酸素を測れば、健康体そのもの。

確かに、旅に出てから、ちょっとポンコツになった心臓の調子はよい。

着替えてから、大勢の同行者(別便であちらこちらを経由して集まっている)のうち、

同じホテルの面々と街へくりだす時間になっている。

「タクシー?」と声を掛けてくる者。ウブドには、メータータクシーはいない。

ボッタクリはほどほどいるので、料金交渉は忘れずに・・・

我々、「おっさんず」のp目当ては、食事とその後である。

食事は適当に済ませるか?それとも・・・和食レストランまで散歩するか?

ホテルの立地は、モンキーフォーレスト通り。だから、街スパやら

ちょっと?となるマッサージ店やら・・・・

ここは止めておくべきでしょ!と言いたくなる。どう考えても怪しいマッサージの

呼び込みお姉さんとか・・・(ここは、あくまで自主規制)

自主規制とは、オストドは「行かない!」けど、まだ30代の同行者は、

「どうぞ!ご自由に・・・」と突き放す。自主規制だ。

そんなわけで・・・・「飲む奴」と「飲まない奴」(ジジーズ&ドクター)に

別れることにした。

ドクターは飲むそうだけど、「ジジーズ」の体調管理に同行されているので、

寝酒程度と言っているけど、夜間に「ドランカー&・・・」に合流したのは、

奥様にだけは、・・・・ねえ。らしい。

さて、空腹を満たせば、ジジーズの目的はひとつ。

「どうする?夜はこれからだ・・・よね?」

そういうわけで・・・・徘徊を続ける。

この時間。バイク1台通れるだけの道に入ってはいけない。

これは、全参加者の共通認識であり、「ピーチクラブ」と命名された

極々・・・少数の若手やいい歳こいているハズの・・・おっさんは、

好んで歩いているらしいけど・・・他人の事はどうでもよい、

彼らが、帰国後、とある清潔感漂う場所で、とある場所に注射針を

刺されようがどうでもいい話。

この文章を書いている1か月近く経った今。

数人がとある清潔感漂う場所へ通院しているのは、知っているだけ・・・だ。

さて、一応、還暦を迎えるいい歳になってしまったオストドは、

「ジジーズ筆頭」(引率係と言う)つまり、オストドがとある店を選択すれば

その中へ丙るジジーズの人数だけ、女の子も入るわけだが・・・

「最初だしね・・・1時間でいいかな?」

同行者のおっさんは、徐に頷いた。

「フットマッサージ。ワンアワーね・・」

ジジーズはホテル正面右側へ消えたのだった。

VOL3「究極の時間・・・・は、拷問だった。」に続く






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