「僕たちの・・・正義の戦い」 まえがき

はじめに

僕です。学園では、クラス委員長　（最近、名前だけですけど・・・）、強制的に始めさせられた・・・（誰も・・普通やらない）社会関係奉仕部　（これが・・・僕たちの隠れ蓑になって・・・マス。）では、部長を勤めております。
また・・・毎週のように・・・月曜日には正門前で・・ハデな「ラブシーン」を朝っぱらからやっているので・・・学園はもとよりご近所のアイドルもやってます。

僕は高校１年生なんですけど・・・ひょんなことから・・・奥さんが１名　（１名なのは当たり前です）。まだ・・・法的には認められておりませんけど・・・どこでも・・・僕の奥さんで通ってしまう・・・・優子。
因みに・・・優子は、僕たちの宿敵　（先生は・・・僕を気に入っていたそうですけど・・・）の妹。
つまり・・宿敵だったはずの学年主任と僕は・・・「兄さん！」「弟！」と呼び合うようになり、僕たちの部室・・・
まあ・・部室になる前は僕たちの憩いの場と化していた・・生活指導室で、一緒にタバコを一服なんてことも・・・・
そのほかに・・・何故か・・・優子の後輩である・・・カオリ・洋子・奈々子・ミサや・・・・優子の先輩で学園の教師・・・
僕たちが「オールドミス」と呼んでいた・・・今では副顧問の美希センセイ。それに・・・美希の親友で僕のバイト先の紗江子・・・とも関係が・・・・僕の下半身・・・何故か・・・別人格のようです。

そもそも・・・健全なはずだった・・・まあ・・・はっきり言って・・童貞ではなかったけど・・・高校１年の夏休み前に
僕たち・・・・僕・Ｙ・Ｓ・白〇・青〇・大岩・赤沼・・・学園お荷物７人衆は、「楽しい夏休み」のため・・・今で言う合コンを開催したんですけど・・・・大岩の馬鹿がいきなり押し倒したものだから・・・騒動が大きくなりました。
停学＝特別な休みとしか捕らえない僕たちに下された・・・・「強制労働」から僕たちの運命は大きく変わりました。

こんな僕とその愉快な仲間たちですから・・・当然・・・学園の中にも「敵」はいます。
僕たち・・・偏差値はじまんじゃないんですけど・・・高いんです。そうでなければ・・・平均偏差値６５以上といわれる学園
「チンピラ養成高校」に在籍するはずもなく・・・・特に・・・僕たちの代は非常に高かったんです。
信じてもらえないかもしれませんが、東京やその近郊の超一流高校を受験する奴の・・・いわゆる滑り止めで受ける学校が僕たちの学園です。まあ・・・寝坊した奴。人生どうでもいいやと考えた奴、試験のときに他校の生徒とケンカした奴色々な馬鹿の集まりなんです。

そんな中でも、類は友を呼ぶと言うことわざどおり・・・・馬鹿・・それも・・・学園で一・二を争う・・・落ちこぼれが手を組んで悪さを始めたから大変。勉強に頭を使わず、悪いことに頭を使うのが僕たち。まあ・・・脳みその９０％は女の子のことしかかんがえていません。
だから・・僕たち・・・学園の中でも浮いています。なにせ・・・全員・・・「入学式」から・・・学校行事には参列すら許されませんでしたから・・・・・
そんな僕たちが目をつけたのが・・・ウンチ（運動オンチ）の３年生のＴ。
「自転車に乗れないと女の子に相手にされませんよ・・・」と校庭で無理やり自転車に乗せて、学年主任の車に突っ込ませたり・・・・、先輩方も僕たちに舐められたら大変とばかりに・・・結構・・屋上に呼び出しを喰らっても・・・・逆に・・一発でKOしてしまったり・・・・まあ・・・この世の春を謳歌していたのです。
嘆いたのが・・・担任のキー先生。近くにある「ホステス養成学校」と僕たちが呼んでいた学校にお詫びにいくことは日常茶飯事。まあ・・そのおかげで・・・キー先生将来の伴侶を見つけることになったんですから、感謝してもらいたいものですが・・・

僕に恨みを抱いたＴは学園一の大阿呆でした。僕たち「チンピラ養成学校」の生徒は、ちょん高の皆さんと代々にわたり「殴り合い」と言うリクレーション　（別名・・・ケンカだそうです。）を繰り広げていたのですが、それを逆手にとり、「警察に密告」するという愚かな行いをしてしまったのですから、学園中から村八・・いや村全部。OBからも総スカンを喰らいました。暴走族に僕たちを襲わせると言う計画を立てた・・・Ｔを頭とする３人組は、僕たちのワナにどっぽり浸かり・・・
「傷害・窃盗容疑」で逮捕されてしまいました。　（いや・・・そうなるように仕向けたのは・・・僕たちです）

さて、舞台は相変わらず・・・鎮守の森からスタートします。僕たちますます・・手がつけられなくなっていくのかもしれませんが、最後までまた・・・お付き合いのほど・・お願いします。


「僕たちの・・・正義の戦い」第一話・・・・「一本の電話」に続く・・・・