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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第48話                          [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

こっほん!

僕です。久しぶりに皆様の前にやってきました。
何せ・・未来の僕はとんでもないヤローです。まあ・・自分の口で言うのも何ですけど・・・
人を眠りから醒ましておいて、しょっちゅうあっちこっちに出かけているようです。
さて・・・僕たちの傍若無人はまだまだ続きます。何せ、男子校に間違えて(多分・・・)入学しちゃったもので、
目の前はお先真っ暗な青春という道を突っ走ってきました。
一応、後期も僕がクラスの委員長を務めてますけど、有名無実。殆どは副委員長に仕事(掛け声くらいですが)を任せています。何しろ、僕は委員長に部長。ついでにエセ神主にエセピアニスト。おまけに奥さんもいれば、その他にも巫女’sの飼い犬。・・一応、純日本オオカミの血は流れているんです。
僕の奥さんは、今でこそ僕たちの最大の理解者兼、僕の保護者代わり(お預かりさせられている)学年主任であり、僕たち“社会関係奉仕部”(別名を悪たれ連と言いますが・・・)の顧問の妹。姉さん女房です。
まだ16歳の僕が何故奥さんがいるのか?そもそもの発端は、皆さんが言う“合コン”つまり、女子高との合同コンパを開いたときに、節操のない大岩クンが、“押し倒し事件”を起こした事に発端があるんです。
“停学処分”も僕たちは特別なお休みとしてしか、捉えてませんので、本当は“自宅謹慎”なんですが、あっちこっちに出没する始末。つまり、学校から在宅確認の電話があってもほとんどいません。
まあ、居れば居たで散々ギャースカやられるものですので、「まだ・・少年院の方がマシ!」と言っていたくらいです。さて、そんな訳で僕たちは「お前らなんか保健所が処分してくれるかぁ~」と言われ、強制労働のために、
天敵でもあった兄さんの実家の神社に放り込まれたわけです。そこの神社を切り盛りしていたのが、僕の奥さんで、元ナースの巫女。おまけに言わせていただければ、泣く子も黙る。ヤクザやチンピラも避けて通る。元T女のスケ番の出身。ついでに言わせていただければ、僕が神主代行(まだ資格がないんで神主ではありません)の神社のある鎮守の森に巣食う巫女’sは全員・・・・。もうひとつおまけに言えば、僕たちの学園のオールドミスと呼んでいた佐山美希先生(僕の東京での生活拠点になっております。何しろ、奥さんである優子に正式にリースされちゃったもので・・・)も、僕の奥さんの先輩。ついでに美希先生のお友達で、僕がエセピアニストとして、アルバイトしている“ぼったくりバー”(男性客にだけ・・・一応、会員制でリーズナブルなお店の経営者、紗江子さん(ついでに・・・僕と美希の禁断の巣のオーナーで、同じくリースされちゃっている人)も、優子の先輩です。
まあ・・女難と言えばそう聞こえるかもしれませんが、結構楽しいものです。慣れてしまえば・・・・
おや?そろそろ・・開演の準備が整った様です。なお、新顔の方が少々いらっしゃるみたいですので、その方はどうぞ別のタイムマシーンをご用意いたしましたので、そちらへお乗り換えください。
それでは・・・僕たち悪たれ連が一番輝いていた昭和50年代へ戻りたいと思います。
では、ご一緒に・・・タ~イムスリップ・・・・・

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
(コチラをクリックしていただければ・・・飛びますので・・)
また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

用意周到・・・5

「ああ・・終った終った・・・なあ!部長ぉ~メシどうする?」 
「どうするって・・佐々木ぃ~お前等、また俺のツケで喰う気か?」
「当たり前だろ!なあ・・Y」
「そうだな・・・それくらいして貰わないと・・・どうせ!またタダ働きさせる気だろ?」
「わ・・解ったよ!じゃあ~メシ喰いに行くか!そう言えば俺、朝飯食ってなかったっけ・・・・」

ゾロゾロと僕たち社会関係奉仕部の面々用の試験会場を出る。ここは、普段職員会議等に使われている場所。
その途端、僕の右の耳は千切れてしまうんじゃないかというくらいの強さで引っ張られる。

「あらぁ~どこに行くのかしら[揺れるハート]試験が終わったら校長先生のところへ、出頭だったはずよねえ~」
「い・・痛ぇ~。み・・美希・・・せ・・・・」
「ここは学校なんだから、ちゃんと先生って呼びなさい[揺れるハート]
「は・・はい・・・」
「みんなぁ~部長の奢りで一杯食べてらっしゃい!ほらぁ~行くわよ[揺れるハート]「は~い!」
「じゃあな!部長ぉ~先に喰ってるからな!」
「お・・俺の分残しておけよ!佐々木ぃ~」
「ああ・・伝えておく!」

まだ右耳を引っ張られている僕の姿がそこにある。まだ・・放してもらえない。

「ほら・・・行くわよ![揺れるハート]
「行くわよって・・校長室あっちですよ・・・・」
「そうね!でも校長先生は来客中なの!それまで私の監視下なの[揺れるハート]
「か・・監視下って・・どこに・・・」
「聞くまでもないでしょ・・ばかぁ[揺れるハート]

勿論、行き先は地学準備室。まあ・・ここなら、誰も近寄らないし、そもそもこの階は試験期間中、生徒の立ち入りは許されていない。まあ・・・美希は一応、先生(中等部だけど・・)で、僕たちの副顧問だから、仮に他の先生方や生徒に会っても、「また・・あのアホ!何かしでかしたか?」で済むわけだ。これが、部室(旧生徒指導室)だったら、高等部の教務員室のど真ん前だし、今じゃ僕たちの部室なんだけど、兄さんやキー先生をはじめとする
喫煙家たちのオアシスになっているのだ。

「はは~ん!解ったぞ!」
「な・・何よ[揺れるハート]何を考えているのよ・・・この・・・」
「単細胞!って言いたいんでしょ?でも顔に書いてあるけど・・・」
「ご名答・・・さっさと入りなさい[揺れるハート]
「はい!失礼いたします。」
「もう・・ばかぁ[揺れるハート]

美希はドアのカギを掛け、いつの間にか取りつけられているドアチェーンを掛ける。もうひとつ地学室に繋がっているドアの鍵は一応掛けてあるのだけど、それも確かめる美希。

「ウフフ[揺れるハート]校長先生から電話が掛ってくるまで時間があるの!いらっしゃい[揺れるハート]

そう言いながら、美希はジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンをひとつずつ外してゆく。
まあ・・・ここまで挑まれては、男が廃る。それでなくても、僕は16歳。健全・なヤリタイ盛りの高校1年生だ。
美希の挑発で、僕の僕自身は全身の血液を集め出す。まあ・・・禁断の園での営みもいいけど、スリルとサスペンスが漂う準備室での営みは、クセになる。まあ・・・麻薬ってこんなものに違いない。
喘ぎ声を押し殺す美希。勿論、僕も声を発しない。僕が美希の神秘の泉の奥底にタ~ップリと僕の分身のお魚さんたちを、放流してそのまま繋がっている時に、校長先生から電話が掛って来たのだ。
鳴り響く電話の受話器に手を伸ばす美希そして繋がったままの僕。

「はい・・・ああ・・校長先生。はい・・・10分後ですね。はい・・畏まりました。連れてお伺いしますわ。」

必至に平静さを装う美希の顔。電話に出た瞬間に僕はまた腰を動かし始めちゃったのだ・・・・
電話を切った美希は僕を睨みつける。

「こらぁ[揺れるハート]電話中に何て事するのよぉ~」
「だって・・・暇だったんだもの・・・」
「もう[揺れるハート]今夜覚悟しておきなさ。それより・・早く服を着て頂戴。校長先生がお待ちなんだから・・・・」
「あんな・・狸待たせておけばいいんだ!」
「た・・狸?」
「うん。酷い目にあったもん。校長の狸に騙されて、動物病院の引っ越しに駆り出されたし・・・」
「そうだったっけ?」
「そう・・・だから部室に校長室より、いい絨毯敷いてあるでしょ?あれ・・・いらないからって貰って来た!」
「どおりで・・・」
「えっ!」
「あのね[揺れるハート]学校のセミナーハウスの件だと思うの・・校長先生の話。」
「セミナーハウス?まさか建てるの?うちの村だったら・・断るよ!冗談じゃない・・・」
「何でかしら?」
「卒業してまで・・・後輩が来ると思うとぞっとするもの・・・面倒みるのやだもん!」
「ほら解ったら、服を着てちょうだい[揺れるハート]
「了解!セミナーハウスはうちの地区には断るからね・・・」
「解ったわ!」
「そうだ・・信州に押しつけよう・・・青○に・・・・」
「いいのかしら?」
「いいんじゃない・・・今度、和尚に相談してみる!うんうんこれこそ・・・社会奉仕!」
「そんなことより・・早く洋服着なきゃ[揺れるハート]
「そうだった・・・でも・・・収まれ!この馬鹿!」

僕は天を向いている僕の僕自身に向かって怒る。非常に苦労しながら、下着を穿き、洋服に袖を通す。
美希も慌てて身づくろいをしながら、テッィシュで僕の顔を拭く。どうやら・・美希の口紅が僕の顔じゅうについていたらしい。

「ほら[揺れるハート]いくわよ・・・」
「あ~ん!狸爺の馬鹿ぁ~」 

走りたいけど・・・僕の僕自身がまだ機会あればと隙を窺っている(男性なら解ってもらえますよね?)
これじゃあ・・走るのに邪魔。

「何してるの・・いくわよ[揺れるハート]

そう言いながら・・今度は左耳を掴む美希。

「痛いってば・・・美希!」
「もう・・学校でしょ・・ここ・・・何て言うんだっけ?」
「オールドミス!」
「切り落とされたい?」
「ええとぉ~佐山先生!痛いので放してくれませんか?」
「駄目!逃げる気でしょ?」
「そりゃあ・・・お腹も減ったし・・・・」
「我慢しなさい・・・男の子なんだから[揺れるハート]

左耳を引っ張りながら、校長室へ向かって走っていく美希。僕はやはり同じ速度で走っていかねばならないけど、身長は僕の方が大きい。従て中腰で走らされる僕の身にもなってほしいものだけど・・・
幸い、美希は通路を駆け抜けると、エレベーターに向かってくれたので、助かった。
そうでなきゃ・・・階段で団子状態で落ちるのは必至だったはずだ。
エレベーター(教員及び“護送中の囚人じゃなくて生徒”それに荷物用)に乗り込むと、美希が訪ねてきた。

「ねえ[揺れるハート]今日の予定は?」
「うん。借金払いに行かなきゃ・・・皿洗いとピアノのレッスンをして、今日のステージの練習もさせてもらて・・・」
「いつも通りね[揺れるハート]?」
「うん。いつも通り・・・」
「遠征は?」
「うん。クリスマス会もあるから・・全員で鎮守の森。奴らは地区長の家に泊まって・・・」
「それから?」
「俺は神社があるからね。また二班体制かな。年末・年始は・・・信州でも当てにされてるし・・・」
「じゃあ・・優子のお兄さんが神社?」
「いいや・・信州でしょ!温泉もあるし・・・美希・・センセイがこっちの引率。その後、信州に合流!」
「優子・・知っているの?」
「うん。優子が是非にって・・・なんでもT女の歴代の新年会もやるって・・・」
「そう!じゃあ・・・紗江子も呼ばなきゃね・・・」
「それは・・今日、優子が言いに行っているはずだけど・・・あっ!もう着くよ!」
「そうね[揺れるハート]・・・それより・・あっち収まった?」
「な・・なんとか・・それより、今晩・・楽しみにしておいて!」
「馬鹿ぁ[揺れるハート]学校よ・・ここ!そっちこそ覚悟しなさい!ダブル攻撃だからね!」
「ふんぎゃぁ~!」

学校のエレベーターはノロイ。やっと一階に着く寸前。美希の爪が僕の僕自身を思いきり抓ったのだ。
今度は耳ではなく・・腕を押さえられ、美希の胸のプニプニ感を味わいながら校長室へ連行される僕。

「いい?校長先生に失礼のない様にお話しするのよ[揺れるハート]!」
「はい。佐山美希先生!ご指導ありがとうございます!」
「宜しい・・では行くわよ[揺れるハート]!」

美希が校長室のドアをノックしようとした瞬間。校長室のドアが開いた。まるで見張られている様に、ドンピシャのタイミングでドアが開いた。出てきたのは鬼クマこと熊田教官だった。

「何だ!おまえ何かやらかしたのか?」
「熊田教官!違います。校長先生から呼ばれたから来たんですわ!」

僕の代わりに美希が答えながら、僕の前を塞ぐ様に割って入った。

「佐山先生もたいへんですなぁ~こんな馬鹿共のお守をさせられているんですから・・・」
「あらぁ~ご存じありませんの?社会関係奉仕部全員。昨日までのテスト成績。上位を占めていますけど・・・」
「それが怪しいんですよ・・・こいつら・・いつも赤点か赤点すれすれ・・そこの馬鹿くらいでしょ・・そこそこ成績がいい・・まあ・・どういう手でカンニング下の化・・知りませんが・・・・」
「鬼クマぁ~て・・」 僕は我慢の限界を感じた・いや・・堪忍袋の緒が切れかかっていたのだ。
「いいから黙りなさい。部長!」
「はい。」
「いいですか?確か熊田教官の御発案でしたわよねえ~外部業者に試験問題作成させたの。それに、もし、この子たちがカンニングをしたとすれば、問題漏洩は我々教師か、その業者ですよねえ~」
「そ・・それはそうですが・・・・」
「それに・・体育科からも監視が来てましたし・・・先生も来られましたわよねえ~確か・・・お邪魔されてた様ですが・・・」
「うっ!」
「因みに・・当日の試験監督責任者として、この子を始め、全生徒から被害届を受理してますので、御処分を覚悟されたほうが宜しいかと・・・」
「わ・・私をだれだと思っている・・私は・・り・・理事長の・・・」
「勘違いされていらっしゃる様ですね。既にPTA臨時総会もあるかもしれませんわ。そうなれば・・・理事長もお考えされるでしょう・・・では、校長先生にその件も含めて呼ばれてますので、失礼いたします。」

僕と美希の横を抜けながら鬼クマは足を止め、僕をにらんだ。

「てめぇ~覚えていろ!血反吐を吐かせた上、学校から追い出してやる」
「そっちこそな!ハンデをくれてやって勝てなきゃ嘘だぜ・・筋肉馬鹿!」
「な・・何だとう!」
「失礼します!熊田教官。校長先生に呼ばれているので、ご指導ありがとうございました!」

その時・・ひょっこりと校長の狸が顔を出した。多分、盗み聞きをしていたに違いない。

「おお!入りたまえ!我が校の救世主である。部長クン。それと佐山先生も同席願いたい。熊田教官はくれぐれも頼みましたぞ・・・いいですな!」
「は・・はい・・・失礼いたします。」

鬼クマはその場を去って行った。狸おやじの校長先生は、僕にウインクして見せた。

「さあ・・さあ・・入りたまえ・・・・」
「失礼いたします!高等部普通科1年B組委員長、社会関係奉仕部部長。入室許可願います。」
「うむ。許可する・・・そこへ腰かけたまえ!」
「はい。」
「さあ・・佐山先生もじゃ・・・」
「はい・・失礼いたします。」

校長室では兄さんこと学年主任も呼ばれており、僕は校長先生の向かい側。そしてその横には、美希が腰をおろした。

「いやぁ~待たせたのぉ~佐山先生。よくぞ捕まえておいてくれましたな・・・」
「いいえ・・・そんな・・・」
「あ・・あのぉ・・校長先生!」
「何だね・・・部長クン!」
「僕が呼ばれた理由が・・よく解らないのですが・・・・」
「それはだな・・・部長!校長先生のご依頼があるそうなんだ」

兄さんが校長先生に代わって答えた。もう・・こうなっては俎板の鯉だ。じたばたしても仕方が無い。
僕は腹を括るしかないのだろう・・・・

「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第49話へ・・・続く  


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空飛ぶ食欲魔人

トメサン様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!

xml xsl様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!

kakasisannpo様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-07 14:46) 

空飛ぶ食欲魔人

livly-cu様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-07 21:29) 

空飛ぶ食欲魔人

釣られクマ様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-08 13:04) 

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