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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第71話 “秘密のアッコちゃん”始動 [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

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こっほん!

僕です。本日もご来場いただきまして、ありがとうございます。
とうとう、“宿敵”である鬼クマとサッカー部の監督を生け捕りにしてしまいました。
まあ、ここまで“人望のない”教師は初めて見ました。まあ、「俺は理事長の甥っこだぞ!」とやっているから、同僚であるはずの先生方にも嫌われていたんですねえ~。こんな大人にならない様に僕たちもしなければなりませんね。[わーい(嬉しい顔)]
それでは・・開演の時間です。僕たちが一番輝いていた昭和50年代へタ~イムスリップ・・・・

- “秘密のアッコちゃん”始動 -

僕たちは、それこそ“言い逃れの出来ない”罠を忍者部隊と共に合宿所に仕掛けてある。
今回の罠のテーマは、わざわざ・・林の向こうの電柱から、引き離してきた“看板”。

この先!痴漢出没多発地帯!の看板。

確かに、この辺は夜道は暗い。僕たちの学園のグランドがあるせいか?それとも自衛隊だかなんだか知らないけど、その滑走路の延長上にあるこの一帯には、人家は疎ら。いや、全くないと言っても過言ではないと僕は思う。何しろ、グランドから見渡せば、ほとんど一面が畑であり、残る部分は欝蒼とした林と、その奥に開発された住宅地へ行く、細い道路があるだけだ。裏手の新興住宅地に行くには、駅からバスに乗るか車での送り迎えが必要なくらい遠回りしなければならないか、この細い道を細々と照らす灯りで歩くか、自転車に乗らねばならない。オートバイは駄目らしい。何しろ、林の向こうを流れる小さな川には、自転車と人間のみ通行出来る様になっている橋が架かっているだけで、車もバイクもそこを通りぬけることが出来ない。
そうなると、多少の危険があるかも知れないところを、通ってゆく人もいるわけだ。
だから、“この先!痴漢出没多発地帯!”と言う看板が電柱に括りつけられていたのだ。
それを忍者部隊が夜陰に紛れて、取り外し、グランドと駅を結ぶところにある電柱に括りつけたのだ。

「おい!部長!何とかなりそうか?」 

学年主任である兄さんもさうが、学生時代に演劇部だっただけはある。まあまあの演技力だ。

「そうですねえ~どうしても救出しなければ駄目ですかねえ~消防署か警察の仕事だと思うんですけど・・・」

僕は校長先生を見ながらそう答えた。

「いかんいかん!学校の恥だ・・なんとかならんか?」

校長先生も僕が予想していた答えをドンピsyで的中させてくれた。

「そうですねえ~校長先生がそう仰られるのなら・・・但し、水浸しになりますけど・・・」

僕たちの辞書には、救助という言葉はまだ載っていない。まあ・・臭いニオイを洗い流し、ついでに冷たい冷水を思う存分かけさせて貰う腹である。何しろ、運動部の連中は、真冬に頭から冷水を浴びせさせられ、行進やドリブル、その場で駆け足等をさせられているのだ。今回はその仕返しも頼まれている。

「そうかね・・まっ・・仕方なかろう!」
「学年主任先生・・あと道具が必要ですねえ~」
「何がいるんだ?」
「そうですね・・・救出した後どうします?怪我しているかもしれません。」
「そうだな!合宿所を使うか・・担架もあったはずだ・・・」
「あと・・スコップとロープと梯子。ホースも要りますけど・・・」
「解った!お前に任せる!指揮を取れ!」
「はい!大沢!悪いけど用具入れから綱引き用のロープ持ってきてくれ!」
「ああ・・・解った!」
「それからな・・・救護所へ行って看護婦さんたちにコッチへ来て貰ってくれ!」
「それだけか?」
「そうだな・・・そうだ!2・30人連れて来てくれないか?引っ張り上げねばいけないしな・・・」
「了解!」
「それと・・社会関係奉仕部全員ちょっと来てくれ!」

僕は全員にこれからの配置と“作業内容”を指示した。
まずは、救出班。別名“トドメを刺す”班。ここで一気にカタを付けねばならないからだ。
救出のドサクサ紛れにまだ無事だったら、両手両足を頂かねばならない。頂くと言っても骨折させるだけだけど、
要領は簡単である。間接部分で反対側に曲げてやれば済む話である。
次に、作戦C実行班。至る所に仕掛けておいたワナを次々と“爆発”させていくのだ。勿論、火薬や殺傷能力はない。それでは、僕たちにとって高リスクになってしまう。ここで言う爆発とは、合宿所に仕掛けてある様々な“ワナ”。これを次々と露呈させてゆき、最後は、秘密のアッコちゃんを登場させるのだ。
そもそも・・秘密のアッコちゃんが、僕たちの元へやってきたのは、僕たちの元服式の後だった。
青○クンの婚約者である由香ちゃん1号のお父様で、信州の村のエロ住職が、僕たちをトルコに連れて行ってくれた事がある。その後、佐々木クンのお父さんに頼まれて、お父さんの趣味の店。“大人のおもちゃ”を扱う店の商品入れ替えに、佐々木クンと青○クンそれにSクンとYクンが借りだされたときだった。
基本、僕たちは団体行動を取るのだが、その活動内容とかスケジュールの関係上、“分遣隊”が組織されるのだ。この時、倉庫の隅で発見された“過去の遺物”の箱。何でも南極○号とか書いてあったらしいのだが、
この遺物を発掘したのが、青○クンで、さっさと汚れたパケージを剥がして、膨らませたらしい。
まあ・・“抱っこちゃん人形”である。膨らませた顔を見て、佐々木クンが小学校の担任に似ていると言いだし、
つけられた名前が、その担任の先生の名前。敦子から、アッコちゃんになったわけだ。
まあ、そんな遺物。今更売れんだろう!と言う事で、発掘者である青○クンがタダで引き取ったのだ。
何でも聞くところによれば、“体温調整”も出来るとかの優れモノらしい。それを青○クンは毎晩の様に、合宿時以外、“夜のお伴”として重宝しているらしい。
今回の作戦にはうってつけの“アッコちゃん”(女子校生バージョン)だったので、取り上げるには苦労したけど、
佐々木クンの家のお店で新品を買ってプレゼントしたので、“アッコちゃん”は、最後のの役目を果たすべく、(無事なら青○クン持って帰るとのことだけど・・)
その、身体のサイズに合わせた悩ましい下着を付けさせ、T女軍団から提供してもらった、中学時代のセーラー服のうちから、サイズを選び丁寧に着せて、教官室の押し入れの天井裏に仕舞いこんであるのだ。
更に、紗江子のお店のお客やら皆さんから集めた大量の引きちぎった下着にストッキング。ついでに余ったセーラー服も引きちぎり。ゴミ袋3袋分も押し入れの隅やら、天井裏に隠しておいたし、更には、赤沼クンパパコレクションの秘蔵ブルーフィルムから、様々な女子校生モノを引っ張りだし、カセットテープに悲鳴等を録音しておいたモノや、写真部のなみなみならない努力?のお陰で、そのフィルムをモノクロで焼き付け、ちょっと古ぼけた風から、最新のモノまで用意して、あちらこちらに隠してあるし、ついでに青○コレクションの最強ガビガビ本を、新品と交換して布団の隙間やらに押し込んであるのだ。
名付けて・・秘密のアッコちゃん作戦である。何しろ、兄さんにさえ全容は打ち明けていない。
要は、この辺の痴漢騒ぎの犯人に、鬼クマと監督を仕立ててしまおうと計画した作戦が今始まるのだ。

「どうかなさいましたか?だれか怪我をされたとか・・・」

カオリが巫女’sを引き連れてやってきた。内々の処分では困るのだ。そのために、ここに彼女等が来れる様に、兄さんや美希。更に僕が動いたのだ。
第3者である彼女隊が、その場に居合わせれば、“学園の恥部”は駆除することが出来る。これで、僕の腕の中で倒れ、病院に運ばれて、退院と同時に退学届を出した渡辺クンのカタキお討つことが出来る。
それに、そろそろこの悪魔の申し子を学園に引きいれた理事長もやってくる。
校長先生の企みは面白くないけど、この際、共闘する方が、僕たちも今後活動しやすいのだ。


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第71話 ”救出に名を借りた仕返し”に続く・・・・
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