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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第74話 “痴漢に仕立て上げられた・・・生贄” [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

こっほん!

僕です。連日、大勢の皆様にお越しいただきありがとうございます。
少々やりすぎましたかねえ~?でも、歴代の生徒の恨みを積み重ねると、エベレストよりも高く、底はブラックホール並みに深いんです。鬼クマとサッカー部の監督の“愛の鞭”と本人達がほざいている。竹刀での”ケツバット”これを喰らうと、一日、椅子に腰かけるのも出来ないくらい痛いんです。時に“手元が狂った”とかで、骨にヒビが入り、病院に担ぎ込まれる生徒も出るほどです。そして、運びこまれる病院は、細い路地で挟んだお隣の病院。そうすると普段の仕返しを喰らう、犠牲者がおります。まあ、“今度産む”に水をたっぷり入れた。時には、カルピス(本物のカルピスです。エロ本に“飲ませているカルピスではありません!)を適量注ぎこみ、“丁度良い濃さ”(科学室から持ち出したビーカーで製作しております。)にしたものを、通勤のために、看護婦寮から出勤して行ったり、または、夜勤明けでグッタリして歩いているところを、狙って投げつけている。そんな僕たちが悪いのか?何せ・・伝統ですから、重んじなければなりません。
偶に“銀玉鉄砲”の玉を金色に着色したものを、お尻めがけて撃つ。馬鹿も居ます。
従って、少々身動きが不自由になって病院へ運ばれると、“恐怖の時間”が待っております。
まあ、あえて皆様には、どのような拷問?いや、快楽?が待っているかは、お教えしませんけど、良くてひん剥かれるか、悪ければ“生体実験”の実験台にされます。(お婿に行けなくなるとか・・・)
そういう事があるので、「出来れば別の病院に運んでくれ!」と懇願しても99.9%お隣に放り込まれます。
そこから、釈放された生徒は、皆、牙を抜かれています。よっぽど怖い目にあっているのでしょう。
おや?そろそろ・・開演のお時間の様でございます。それでは、皆様を僕たちが一番輝き、自分らしかった時代。昭和50年代へご案内させていただきます。それでは、最後までお付き合いください。
では、ご一緒に・・・タ~イム・・・スリップ・・・・

“痴漢に仕立て上げられた・・・生贄”①

「先生方・・ちょっと邪魔なんで退いてください!」
「あっ!ああ・・悪い!」

僕たちは教官用の部屋のドアを開け、担架に載せた鬼クマを合宿所の教官室に運びこむ。

「ぎゃぁぁぁぁ・・・」

手筈どおり、入り口近くに敷かれた布団の上には、サッカー部の監督が手早く濡れたジャージを切り裂かれ、
布団の上に転がされていたので、僕が監督の腹の上、そして、Yクンが監督の急所を同時に踏む。

「あっ!すいませ~ん。見えなかったので・・・・」

僕がそう言う間もなく佐々木クンが両足を踏み、青○クンがここぞとばかりに監督の折れている手をさらに蹴り飛ばす。

「お・・お前等、教師を何だと思っている?」
「はあ・・・教師せある先生方は敬ッておりますが、教官と監督は教師じゃありませんし・・・」
「てめえ~」
「あらま・・助けて差しあげたのに酷い言い方ですね・・・だから、天罰が当たるんですよ!おい!教官降ろすぞ!」
「ああ・・・」

その時である。こ僕と一緒に前方を持つYクンが同時に布団で足を滑らせたのである。そのまま尻もちをついた僕とYクン。”目標どおり”に鬼クマの重たい身体をサッカー部の監督の顔面の上に落とした。

「ふんぎゃぁぁぁぁ・・・」

何度も言うけれど、これは事故であり、不可抗力である。そもそも地球に重力が存在しているのが、悪いことだし、ついでに言わせてもらえば、鬼クマの体重が重すぎる。それに、サッカー部の監督がそこに寝ている方が悪い。

「痛ぇ~思い切り、尻ぶつけたぁぁぁぁ・・・」
「あっ!監督の上に落ちているぞ・・監督ぅ~大丈夫ですか?」
「大丈夫なわけねえだろ・・・どけろ!」
「はいはい・・文句が多い人だねえ~」

面倒くさいのもあったし、持ち上げる気にもならなかったので、鬼クマの身体を引き摺り監督の上を通過している時だった。
鬼クマの腹の上に載せておいた“青大将”の死骸が監督の顔面に落ちたのだ。

「んぎゃぁぁぁぁ~」 

叫ぶ監督の姿。そしてボロボロにされた鬼クマ。新聞部や放送部の先輩たちの格好の餌になっている。

「監督!その蛇は死んでますよ!それと熊田教官!大人しく寝ているんですよ!毒廻ると大変ですからね!」
「ああ・・早く救急車呼んでくれ!」
「救急車ですか?必要あります?校長先生は消防にも警察にも頼るなと仰っておりましたけど・・・」

そこへ兄さんが理事長先生と校長先生を案内して入ってきた。

「汚いところですけど・・・・」
「ああ・・判っているっ!こんなもんがあるくらいだからな!」

理事長先生の手にしっかり握られているのは、ガビガビになった滅多に手に入らない。青○クン秘蔵コレクション。それに、写真部協力による。ブルーフィルムから、焼き付けたモノクロ写真の数々・・・
完全に理性のかけらもなくなり、ゆでダコみたいに顔を真っ赤にして、頭から湯気が上がっているかの様な理事長先生。どうやら、校長先生が狸なら、理事長先生はさしずめ、“ムジナ”。狐の様にずる賢いくせに、体系は狸である。

「この馬鹿共はどんな具合かね?何故、手当てせん!」
「お言葉を返す様ですが、私どもの契約では、生徒さんたちの応急手当てだけでございますし、医師法にも抵触しますので、これ以上の治療行為は出来ません!それに、そちらの方は蛇に咬まれておりますので、ここには血清もございませんわ!」
「完全にお二人とも骨折しておりますので、救急車で病院へ運ばれた方がよろしいですわね!」

カオリと洋子のダブル攻撃である。それでも、理事長先生は首を縦には振らない。
そこへ“天然KY”の異名をとる。Yクンの出番である。僕は見えない様にYのお尻をつついた。

「おっ!さすが教官室!いいラジカセあるぅ~」

机に置いてあるラジカセのスイッチを入れる。ちゃんとスイッチを入れれば、“絶妙なタイミング”で、放送部が苦心に苦心を重ね、ついでに前を思い切り膨らませて、ダビングしたカセットテープが仕掛けられている。

ミサが巧みに応急手当を装い、鬼クマの口に脱脂綿を詰めてゆく。それを合図にYが、スイッチを入れた・・・

「嫌ぁぁぁぁぁ~止めてぇぇぇぇぇぇ~」
「うるせえ!生きて居たければ、大人しくしろ!すぐに済ませてやる!
「イヤァァァァァァァ・・・・」

最大音量でその声は教官室に響き渡った。僕はまだ観てないけど、佐々木クンによれば、男優さんは鬼クマそっくりの身体つきで、声もそっくりだったそうだ。そこで、赤沼クンパパの秘蔵ブルーフィルムコレクションから、
同じ男優さんの作品から、チョイスしてあるのだ。

「アッアアア・・イヤァァァァァ~」

そこまで流れた時、兄さんが慌てたフリをして、スイッチを切った。ますます・・トサカに血が上った理事長先生。
もはや、冷静になれ!というのは無理な話なのかもしれない。何しろ、このグランドの総責任者は鬼クマであり、
管理・運営も鬼クマの仕事だ。

「おや・理事長先生・・何を持てらっしゃるんですか?ちょっと見せて下さいよ!」
「これか・・・ば・・馬鹿モン!キ・・キミタチが見るもんじゃない!」
「そ・・そうだとも!それより・・・理事長先生!コレで辻褄が・・・」

そこで、ちゃんとご褒美分の仕事をしてくださる先輩方。勿論、先輩方も鬼クマと監督には一杯の貸しがある。

「そ・・そう言えば校長先生!変なうわさ耳にしたんですけど・・・」
「なんだね?」
「はあ・・写真部の奴らが言ってたんですけど、熊田教官だったり、監督が未現像の撮影済みのフィルムを・・・」
「フィルムがどうしたんだね?」
「はぁ・・いいんですかね・・言っちゃって・・・」
「構わん!言いなさい!」
「はい!何でも写真部の奴にフィルム現像と写真焼き付けさせていたとか・・・言う事を聞かないと、俺は理事長の甥っこだから、写真部潰すのは簡単なんだと・・・」
「本当かね!熊田教官!監督!」

その頃、すでに二人とも口の中に大量の脱脂綿を詰め込まれていたので、声を出す事が出来ず、フルフルと首を横に振っている。
僕は発言を許可してもらうべく手を上げた。

「なんだね?部長クン!」
「はい。家探ししてみれば判るんじゃないんですか?学年主任先生!先生だったらどこに隠します?例えば、親にバレたくないモノとか・・・」
「そうだな・・・って、何を言わせるんだ!俺はそんな事・・・」
「してますよね?」
「ああ!判った!大体天井裏だとか・・押し入れの隅だな!これでいいか!」
「僕でもそうしますね・・・みんなも同じだろ?」
「ああ・・辞書くりぬいたりな・・・」
「どうします?校長先生!許可いただければ、探してみますけど・・・」
「いいですね?理事長!これが理事長の仰る生徒の罠なら・・ここには他にないはずですが・・・」
「す・・好きにしたまえ!」
「聞いた通りだ!理事長先生はキミタチを疑っている。ここの鍵は熊田教官と監督しか持っておらんのだが・・・
キミタチ自身の手で徹底的に“濡れ衣”であることを証明したまえ!」
「はい!みんな!聞いたな!徹底的に探せ!いや・・待てよ!学年主任先生!僕たちの持ち物検査してください!」
「そうだな!判った!並べ!」

僕たちは一列に並び、それぞれ持ちものにポケットの中まで、全て検査を受けた。何しろ、理事長先生、校長先生の前で僕たちは、何も持ち込んでいないことを証明してみせた。

「よし!何もない!校長先生!いいですね・・」
「よかろう!じゃあ・・諸君徹底的に探したまえ!そうじゃ・・先生方にも協力してもらって、生徒たちを監視してもらおう!」
「そうですね・・じゃあ・・始めましょう!いいか!全員降りかかった火の粉を払えよ!いいな!」
「おう!」

僕たちはそれぞれ・・思いつく場所を探り始めたのだ。まあ、僕たちが隠した場所は判るが、忍者部隊が更に仕掛けたトラップもある。

「あっ!あったぁぁぁ~」 

次から次へと発見されるカセットテープ。全て校長先生がその内容を確認しては、机の上に左右に分けて積み始めた。あのテープだけじゃ拙かろうと、歌謡曲とかのテープまできちんと僕たちは容易してあったのだから・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第75話 “痴漢に仕立て上げられた・・・生贄”②へ続く
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inacyan

いよいよ佳境ですか??それともまだまだでしょうか??(^^)
楽しみです!!
by inacyan (2010-02-26 21:40) 

瑛奈

コメントありがとうございます!!
いつも楽しくブログを拝見させていただいてます(*^^)v
by 瑛奈 (2010-02-26 22:10) 

shige

こんばんは^^
いつもご訪問ありがとうございます☆
by shige (2010-02-27 00:36) 

パール

励ましのコメントありがとうございました。

so-netは、結構気に入っていたにも関わらず、予告もなく削除され、二度と復活することはないとの連絡を受け、かなり凹んでいます。
by パール (2010-02-27 06:32) 

やまがたん

いつもありがとうございます☆
by やまがたん (2010-02-27 08:54) 

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