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僕たちのクリスマスパーティー大作戦!第5話 [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

-はじめのご挨拶-
このお話は連載シリーズになっております。
はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

こっほん!

皆様・・お久しぶり!僕です。酷い奴ですね・・未来の僕。自分で言うのもなんですが、成長の兆しが見えないと言うのか、退化しているとでも言うのか・・・僕が記憶と言う深い海の底にある貝の様に寝ていたんですけど、
無理やり叩き起しておいて・・「しばらく書く気しないんだ・・ゴメン!」そう言ったまま黙っちゃいましたけど・・・
何かあったのでしょうか?まあ、大体の想像はつきますけどね・・・何せ、未来の僕の姿ですから・・・
でも、こんなに髪の毛が少なくなると・・あの時、忠告を聞いておけばよかったかな?と思いますが、それは未来の僕が考えればいいことですので、放っておくことにしまして・・・駄目ですよ!未来の僕すぐ図に乗りますからね・・それでなくても、「ネタがねえんだよ!頼むよ!」と僕を引き摺りだした張本人。
何やら・・ブツブツ言いながら、鞄一杯の訳のわからない計算書と図面と言うんですか?変な記号や様々な形のマーク。それに・・線もこう見ると一杯あるんですね・・・そんなもんを見ながら・・・ソファーで寝ちゃいましたので、
その間僕が勝手にお話しを進めちゃいましょう・・・
それでは、皆さん!時間旅行のお時間が来た様でございます。準備は宜しいでしょうか?
僕たちが一番輝いていた昭和50年代へ・・・タ~イム・・スリップ・・・・・

-少年よ大志を抱け②-

鎮守の森は魔女の巣窟に違いない。僕はそう思うときがある。
何しろ、この森に棲むことを許されているオスは、エセ神主である僕(正式には、神主代行なんだけど、村の人々に駐在さんまで、僕を神主と呼ぶ。自慢ではないけど、大神主である僕の奥さんの優子の叔父さんより、ご祈願の効き目はいいらしい・・・)と、鶏の委員長ぐらいである。庭にある池の鯉たちは黒いのが一匹。これは委員長で、後は目立つのから、優子・ミサ・カオリ・奈々子・洋子・美希・紗江子・ミミと名付けているのが、神泉を流し込まれた池で優雅に泳いでいる。
そう言えば・・僕たちがこの森へ初めて来た時、僕たちは全員池に放り込まれたことがある。
少々寝不足の眼をこすりながら、僕は朝の日課の境内の掃除を始めた。

「神主!精が出るのう・・お早うさん!」

振り返ってみると、村の放送局とあだ名を持ち、怪しげな漢方薬を煎じる。関戸のおばちゃんが立っていた。
僕はちょっと・・・背中に冷たいものが流れるのを感じた。何しろ、関戸のおばちゃんの薬の効き目は凄まじく
寝不足になっているのも、おばちゃんの薬と神泉が生み出す・・不思議な力が僕に作用するからだ・

「あっ!お早うございます。関戸の・・おば・・痛ぇ~・・・また、舌を噛んじゃった・・・」
「よいよい・・どうせ、くそばばじゃからの・・・」
「そ・・そんなことは・・・それより、どうなされたんです?」
「まだかの?」
「何がです?」
「この・・馬鹿モン!赤ん坊じゃ!」
「さあ・・・どうなんでしょ?僕が妊娠するわけではありませんし・・・」
「あたりまえじゃ!ちゃんと・・頑張ってるのか?」
「はぁ・・・・朝っぱらから何を言われるんですか・・・優子なら社務所に居ますから・・・」
「そうかの・・じゃあ・・・ちょっくら・・寄らせてもらうか・・・」

冗談じゃない!僕は腹の中で呟いた。この関戸のおばば。僕を人体実験にしているんじゃないんだろうか?
ちゃんと・・用量・用法は言いつけどおり、守って飲んでいるにも関わらず、僕の腰は今にも崩れそうなくらい・・・
夜のお務めをちゃんとどころか、フル活動するぐらい頑張ったんだから・・・・

「お~い!部長ぉ~」

岡崎と赤沼。それにYと佐伯がやってきた。今日から彼等は、泊まりこみでスナック楓のママさんであり、優子の知人の実家のお引っ越しとか様々な雑用をこなすため、村からちょっと離れた所へ行く。

「おお!おはよう!お前等・・もう出発?」
「らしいな・・・車で迎えに来てくれたから・・・」 代表して佐伯が僕に答えた。
「そんでさ・・学年主任じゃなかった・・お前の兄さんで顧問が、美希センセーに挨拶して来いって・・・」
「あっそ!まだ寝てるんじゃない?昨夜・・盛り上がってたからなぁ~」

僕は手にした竹箒で母屋を指しながら答えた。

「そうか・・じゃあ・・行って来るって伝えておいてくれ!」
「了解!そうだ・・・お前等・・・ここだけの話なんだけど・・・耳貸せ!耳っ!」

スナック楓のママは5人姉妹の長女。まあ、女系家族と言うやつで一番下の妹が僕たちと同じ年齢。
4番目が高3.3番目が20歳。2番目が21歳なのを教えた。

「いい・・クリスマスプレゼントだろ?いいところ・・見せてこい!」
「悪いねえ~いつも・・いつも・・・」
「良いってことよ・・・但し!がっつくなよ!・・・・」
「了解!行ってきま~す。」
「おう!くれぐれも・・粗相が無い様にな!」

スキップしばがら帰ってゆく・・・哀れな生贄の背中に僕は祈らざるを得なかった。

「神様!どうか・・迷える子羊を・・じゃなかった。オオカミクンたちを導きたまえ・・・・」
「こらぁ[揺れるハート]~ここは神社でしょ!まったく・・・」
「あっ!ミサ・・おはよう。」
「うん。お早う。ごはん出来たけど・・・言っちゃったの[揺れるハート]?」
「ううん・・・言わなかった。言える訳ないでしょ・・・全員、玉潰しの常習者だって・・・」
「大丈夫かしら[揺れるハート]
「さあ・・・神の御心に縋るしかあるまい・・・あいつら、クリスチャンだもん!確か・・・」

僕とミサは並んで・・十字を切った。後は彼等次第である。世の中そんなに甘くない。

「ボーイズ・ビー・アンビシャスか・・・やつら・・生きてパーティーに帰って来れるかな・・・あはは!」
「ねえ[揺れるハート]
「うん?」
「デートな約束忘れてないわよね[揺れるハート]?」
「勿論・・・いつがいいかな・・・どこがいい?ホテル予約しなきゃ・・・」
「馬鹿ぁ[揺れるハート]
「馬鹿で悪うございました・・・今日、お祓いあるんだっけ?」
「うん・・・悪いんだけど・・・そうだ!今日、実家に行ってくるわね[揺れるハート]
「誕生日だったよね?お母さんの・・・プレゼント用意してあるよ!ついでに弟たちの分も・・・」
「ありがとう。みんな喜ぶわ[揺れるハート]!」
「うん・・渡しておいてくれる?そういえば・・美希と紗江子も実家に顔出しに行くんだっけ?」
「ええ!そうよ[揺れるハート]
「カオリは・・準夜勤でしょ?洋子と奈々子は日勤・・・優子もお仕事だし・・・そうなると・・ミミだけか・・」
「うん。ミミに任せておいたから・・お昼ごはんとか・・」
「解った!ところで・・朝ごはん何?」
「さあ・・なんでしょう?ミミが作っていたから・・知らないわ[揺れるハート]
「じゃあ・・社務所覗いてくるか・・まだ・・おばば居るんでしょ?」
「まだね[揺れるハート]!」

集めた落ち葉を袋に押し込むと僕はひとつため息をついた・・・
関戸のおばちゃんは、また何やら怪しげな袋をぶら下げていたからだ・・・・

「あいつらの心配より、こっちの身のほうが心配だな・・・」
「何か言った[揺れるハート]?」
「ううん。ひとりごと・・先に行ってて・・・こいつを仕舞ってくるからね・・・」
「解ったわ[揺れるハート]・・・早く来ないと・・・」
「無くなっちゃうでしょ・・・生存競争激しいもんな・・・・」

僕は掃除用具を仕舞い、落ち葉の入った袋を抱え、ミミズのいる肥料小屋へ走りだした。
真っ黒な・・目玉焼きとミミスペシャルの訳のわからない飲み物だけは、口にするまいと心に決めて・・・・


僕たちのクリスマスパーティー大作戦!第6話へ・・・つづく・・・

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コメント 3

かずっちゃ

オストドさん、お忙しい中をお疲れ様です。
神主代行、真面目に(?)おつとめされてたんですね♪
by かずっちゃ (2010-04-16 11:55) 

shige

こんばんは^^

いつもありがとうございます!

前記事を読ませていただいて
乃亜さんが復活なさったのを知りました^^
祈りが通じてよかったですね!
by shige (2010-04-16 23:42) 

inacyan

フムフム・・・(^^)
by inacyan (2010-04-17 13:28) 

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