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「真夏の夜の夢」第71話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「子宝祈願!?」2

大変なことになった・・・・いくら神主代行のお墨付きは・・・もらっているけど・・・・・・偽神主の域はなだ出ていない・・・・
特に子宝・・は切実な問題なんだろう。
最近というか・・・・中坊のころから・・・・あっち方面はそりゃ・・やってきましたけど・・・・
僕の得意技は・・・・子作りの過程までであって・・・・・いままで「妊娠騒ぎ」もなかった。まあ・・妊娠したかどうかは・・・男はわからない。
種の提供・・・くらいなら・・・やらしてくれることを条件にいくらでも・・・・ほしい人には提供できる(ただし・・責任はもたないけど・・)
本当に・・・困った。その日は・・・・ブルーな気分。

「あ~あ。ま・・まいったな・・・・」
「そうねえ~」
「ねえ・・・・願文の原稿あったけ・・・・」
「適当に作るわよ・・・・まったく・・安産ならともかく・・子宝って・・・・」
「うん・・・・自信まったくないよ・・・・・その過程なら・・・最近特に自信ついたけどさ・・・」
「ば・・・ばかぁ[揺れるハート]・・・」「う~ん困った。・・・で・・お札は?」
「あんなの・・すぐ書けるから・・・・ただ・・・子宝祈願と書けばいいだけだもん。」
「毒蝮三太夫なら・・どうするのかな?」
「毒蝮・・・・誰・・それ?」
「ああ・・・ラジオでさ・・・それで・・・妊婦さんおおっぱいさわって・・・安産と・・・おっぱいが良くでますようにって・・・」
「へ・・・それ・・でも面白そうよね」
「そうだな・・・・そのセンでやってみるか・・・・」

翌日・・・11時に一人の女性がやってきました。年の頃は20台後半ぐらいの方です。

「あの~こちらに・・・・母が行くようにと・・・・」
「はい。子宝祈願の方ですね・・・では・・こちらへ・・・・・」

巫女姿の優子と・・ちょうど・・勤務明けで家にいた・・ミサ・洋子の3人の巫女に連れられ・・社務所へやってくる。

「子宝祈願とのことですが・・・・まず・・今すぐ 神殿にご登殿いただけません。」
「えっ・・・」
「神殿は神聖な神様を・・お祀りあげているところでございます。」
「は・・はい。」
「まず・・浴室で身を清めていただきます。3度ずつ・・ご霊水を右肩・左肩・・というように順番・・・・・その後。こちらでご用意してあります・・着物だけを纏っていただき・・・・神殿にご登殿いただきます。」
「はい・・・・・」
「それでは・・・・ミサさん・・洋子さん・・・・・」
「はい・・・・・」

ミサと洋子に連れられ・・・・浴室へ・・・・・・

「ねえ・・あなた・・・・やるわねぇ~」
「なにが・・・・?」
「身を清めろなんて・・・・あっはは・・・・あたしらだって・・・・滅多にしないのに・・・」
「俺は・・・毎日やってるんだけど・・・・それにさ・・・・・困ったときの神様頼みは・・・許せないし・・・・」
「で・・・・どうすんの・・・」
「ああ・・・神殿の前に・・布団を引いてある」
「まさか・・・・やっちゃうわけ?」
「あのね・・・・いくら・・俺でも・・神殿では・・・・・今度やってみる?」
「ばかぁ[揺れるハート]
「そうじゃなくて・・・・横たわらせてね・・・御幣で・・ちょんちょん・・と下腹部とおっぱいを・・・・」
「お祓いするわけね・・・・・」
「うん・・それでね・・・・あの男性を司られる・・・神様にお願いして・・・旦那に一晩宿ってもらう・・・」
「そうすれば・・・出来るかもしれないと・・・・・」
「まあ・・・どうせ・・・あっ・・いくら包んできた?」
「もう・・・・5千円だけど・・・・」
「じゃあさ・・・・お札立派なの差し上げて・・・・・」
「ええ・・・・それより・・・あたしたちは席はずしたほうが・・・・いいわね」
「なんで・・?」
「やりづらいでしょ・・・・」
「まあね・・・・」

神殿にミサと洋子に連れられ昇殿してきた女性は少しびっくりしているようだ。
布団が一組ひいてあれば・・・びっくりしても・・当然だけど・・・
「それでは・・こちらへ・・・・・布団の上にお座りください。」
「は・・・い」
「これより・・子宝祈願を行います。宜しいですね。」
「はい。」

僕は優子が作った願文を読み上げ・・・頭を下げる女性に御幣でお祓いを行った。

「こほん!それでは・・・あなたの身体に神様にお宿りいただき・・・健やかなお子様をご懐妊されますことをご祈願申し上げます。」
「はい。」
「では・・そちらに横になってください。」
「は・・はい」

横たえ着物の紐を解く・・・お神酒を取り出し・・優しく彼女の両乳房そして・・下腹部に優しく擦り込んで・・ゆく・・・・

そして・・・・・お腹の上に手を置き・・・・・気を・・・注入した。

「はい・・・・これで・・すべて終わりました。それから・・・・・このお神酒をご主人様にも召し上がりいただき・・・・」
「あ・・ありがとう・・ございます。」

こうして女性はあわてて・・あらわになった裸体を着物で覆い隠し・・・浴室で着替え・・お札とお神酒を大事そうに抱え帰っていった。
僕と優子は鳥居の下で・・・・お見送りした。

「あ~あ・・・・終わった・・・・」
「お疲れ様でした・・・・」
「でも・・・・・あの人・・・赤ちゃん出来るといいけどな・・・」
「そうねえ・・・・こればっかりは神頼み・・と言うより運だけどね・・・・」
「それよりさ・・・・・・俺・・・・腹減った~ぁ」
「あ・・・・もうお昼ご飯だもんね。何か食べたいものある?・・でもハンバーガーはだめ。」
「じゃあねえ・・・・・・チャーハンとサラダかな?」
「うん・・じゃあ・・すぐ用意します。」

こうして・・僕の子宝祈願・・1回目は幕を閉じた。

「真夏の夜の夢」第72話へ続く





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