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「真夏の夜の夢」第70話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「子宝祈願!?」1

「てめぇら・・やるか?この~」

ここのメンドリたち・・・・・気が荒いと言うか・・・・僕が小屋に入ると・・じわじわと戦闘態勢に入り・・・
僕が背中を見せようものなら・・・・僕の背中を蹴るわ・・突っつくわ・・大騒ぎです。
もちろん僕も飛びかかってくる魔女の手先をちりとりで叩き落しますが・・・・・・
そこに優子が入ってくると・・・・急に態度をかえる・・・・う~ん・・きっと鶏たちも痛い目を見ているのかもしれません。
やっとのことで・・・卵の収穫を終え、野菜畑で・・・トマト・ナス・キュウリ・・・・・などの野菜を収穫します。
買うのは魚・肉・・・・・小麦粉くらいでしょうか?あとは頂き物が多いみたいです。
いつものように・・・・手を繋いで帰ります。これも・・・・時折くる参拝者に発見されて以来・・・・
村になくてはならない風物詩にされましたが・・・・
縁側に並んで座り・・・お昼ごはんの代りに・・・茹でとうもろこしと井戸水で冷やしておいたトマト・キュウリをそのまま齧ります。

「あ~静かになった。でも・・・・あいつら・・・・今頃・・・後悔してんだろうな・・・・まあ・・一週間は地獄!天国はないな・・・・・」
「地獄は・・・想像できるけど・・・・天国って?」
「脱・・ドーテー・・・・」
「ぷぅぅぅぅぅぅっ・・・」 
食べかけたとうもろこしを噴出す優子
「あのね~・・・そうか・・あの子たち・・・・ドーテーだったのか・・・・・」
「うん。それで・・・海デ・・ナンパして・・・・・脱・・ドーテーが夢だったの」
「へえ~そんなに簡単に引っかかるのかしら・・・・」
「ああ・・・俺ら・・新島に行くつもりだったもん・・・」
「それが・・・ここよね」
「そう・・・まあ・・・・俺は最高だけどね・・・・で・・あいつら・・・・あっはは・・・・」
「それで・・・・子供達の海水浴に・・・・」
「そう・・・で・・・ナンパして・・・・」
「でも・・・もしかしたら・・・可能性あるんじゃないの?」
「ああ・・・無理!・・絶対!」
「えっ?」
「ガキ共に・・・・ナンパ成功しそうになったら・・・・パパ~早く・・・ママに言いつけるから・・・って言えって言っといた。」
「ひ・・ひどい・・あなた・・・」
「まあ・・・その前に・・そんなチャンスはない!・・・・引っ張りまわされ・・・振り回されるだろうし・・・」
「ええ・・・」
「それに・・・・白○は・・・・由香ちゃんの監視下だし・・・・」
「そうねえ~」
「そうなると・・・残りのやつらは・・・・・足の引っ張り合いになる・・・」
「そんな・・・・男の子っていつもそうなの?」
「ああ・・・だから・・・・あいつら・・・・ドーテーなの。」
「へえ・・・・」
「だからさ・・・大岩が・・・・この間セッティングした・・サセ子の集団・・・まあ・・ホステス養成学校・・の生徒に酒飲ます前に押し倒そうとして・・・・俺ら・・・」
「ココに来た・・と」
「そう。」
「じゃあ・・あなたに会えたのは・・大岩君のおかげ・・・かな?」
「いや・・違うね。セッティングしたの・・・俺だもの・・・」
「まあ・・・」
「毎回そうなんだよ・・・・だから・・断言できるの・・・・いつものことだから・・・」
「それで・・・・よく一緒に・・行動するわね。」
「ああ・・・だから・・あいつら・・・」
「単細胞なのか?」
「そういうこと!」

さそこへ・・・・闖入者じゃない・・・・・村の歩くスピーカーこと関戸のおばちゃんがやってきた。
「ああ・・・二人揃って・・・ちょうどいいわ・・・」
「あっおばちゃん・・いらしゃい。今・・冷たいものでも・・・・」
「いいって・・・それよりな・・・子宝祈願してもらえんか?」
「こ・・子宝祈願・・っておばちゃん・・まさか・・・・おば・・・」
「違うわい。わしゃもう・・・60じゃ・・・まったく・・この娘は昔から早とちりのあわてんぼう・・・しかもやんちゃときたものじゃ・・・」
「お・・おばちゃん・・それで・・・誰の?」
「下の・・・佐々木ンとこじゃ・・・」
「はぁ・・・・」

僕は少し怪訝な顔をしていた。この下の佐々木さんは・・・僕らを嫌っているようなのだが・・・
優子も何か言いたげであったが・・・・

「あの・・・下の・・・佐々木・・さんですよね・・・・」
「おお・・そうじゃ・・・あそこん家・・・跡取りに子供が出来んのだわ・・・・」
「はぁ・・・・」
「だから・・・あんたの家は氏神様をお参りせんからじゃ・・・と言ってやった。」
「それに・・・今度の神主は若くて・・・生きがいいから・・大丈夫じゃともな」
「お・・おばちゃん・・・うちの人・・・・食べ物じゃないんですよ~」
「そんなことわかとるわ・・・・この兄ちゃん食うのは・・ココに住む女子だけじゃ・・・」

優子の顔がぽっ~っと赤くなる。

「明日・・・11時ごろ・・嫁さんこさせるそうなんで・・・頼んだぞ!」

それだけ言うと関戸のおばちゃんはよっこらせ・・・と立ち上がり・・・・いなくなってしまいました。

「ねえ・・・・俺・・・子宝祈願なんて・・やったことない。おじさんに頼んだら・・どうかな」
「それがね・・・駄目なのよ・・・叔父とケンカしているし・・・」
「そうか・・・・毒蝮三太夫・・あっあれ・・安産か・・・・」
「じゃあ・・・やるしかないかな・・・・」

とうとう・・僕・・・子宝祈願までやるはめになりました。・・・でもこれ・・・・結構効くらしく・・・・当神社のメインになるんですけど・・・・それは・・別の機会に・・・・

「真夏の夜の夢」第71話へ続く・・・・
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