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「真夏の夜の夢」第69話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

今夜・・・神様が降りてくる3

海水浴出発の朝。
境内には朝早くから・・・ガキ共の騒がしい声が響いてくる。それにちょっとおませな女の子たち・・・
特に由香ちゃんは・・やっと膨らみが目立ち始めたその小さな胸に淡い想いと白○君の腕をしっかり抱き抱えている。
今日も二人の装いはペアルックだ。白○君もまんざらではない様子である。
この由香ちゃん小さいながら・・・・ちょっとからかい気味に白○君にちょっかいをかけたオネエ様に、
「あたしの彼にちょっかいかけないで!」とすごんだらしい。
まあ・・この僕もそのような・・光景を何度も見ているので・・驚かない。
「は~い・・・あ~んしてェ~」
「うん・あ~ん。・・・・うんおいしい!由香ちゃん。」
「もう・・・由香でしょ・・・」

なんて光景を見かけることも・・しばしばである。
確かに・・・僕と優子もままごとみたいだけど・・・・ここはまさしく「超ままごとの世界」なのだ。

「由香ちゃん・・お早う!」
「あ・・・神さまのお兄ちゃんお早う」
「うん。ちょっと由香ちゃんのダンナ借りてもいいかな・・・すぐ返すから・・・」
「もう・・・・おにいちゃんたら・・・・・いや~ん!」
「由香ちゃんのダンナ・・・お前だ・・・白○・・・・ちょっといいか?」

社務所裏に悪たれ連が全員が集合する。

「なあ・・・白○・・・仮にだ・・・・海でナンパ失敗しても・・・お前には由香ちゃんがいる。」
「な・・なんだよ・・いきなり・・・・」
「いいか・・・他のやつが・・・まぐれで・・・いや天変地異で・・・ナンパに成功したとしてだ・・・」
「ひでぇ~言い方だな・・・そりゃ・・お前は・・もう・・・やっちまったから・・いいけど・・・」
「ああ・・・俺ら・・コレに賭けているんだぜ・・」
「ああ・・・お前らは大丈夫・・・だといいが・・・
「あん?」
「いや・・なんでもない。ココで心配なのは・・・・白○だ。」
「なあ・・・こいつらが・・・・仮にナンパ成功して・・・・ドーテー喪失してもだ。」
「だ・・だから・・・なんだよ?」
「いいか・・・間違っても・・・由香ちゃん襲うな!せめて・・・あと5年は待て!いいな?」
「まあ・・お前らが付いているので・・大丈夫だろう・・・頼むな!」
「ああ・・・まかせとけ」
「ああ・・何せ・・白○だからな・・・・お前ら・・いざとなったら・・・こいつ・・海に沈めて来い。」
「おお!」
「しかし・・・・お前ら・・・・ガンバレよ!・・・・脱ド-テー・・・・ドーテー喪失話期待してるぞ!」
「おお!じゃあ・・・行くか・・・・」

とんでもない神主代行もいたものである。折角、身を清め・・いざ・・・無事故のご祈祷をするのに・・・・
なんともはや・・・生臭い・・話。

「あなた~そろそろ・・・皆さん集まったみたいよ~ぉ」
「ああ・・・すぐ・・行くよ!」

神殿前に勢ぞろいをして引率の地区長はじめ・・・参加者たちや見送りの人々が頭を下げる。
僕は・・・地区長が認めた・・・願文を読み上げ・・・・お祓いを行った。

「いってきま~す。」

バスの窓から手を振るガキ共と会うのはしばらくもうない。1週間の海水浴を終えると・・・それぞれの家に帰ってゆく。僕は少し名残惜しい気がしていた。

「ねえ・・・今・・さびしいな!と思ったでしょ?」
「まあね・・・・あんなうるさい・・・こにくたらしいガキでも・・・いなくなるとね。」

「さて・・・着替えて・・・・畑作業もしなくちゃいけないし・・・・スケ番連合とも戦わなきゃなんないし・・・」
「スケ番連合・・って・・あたしたち?」
「いいや・・・・鶏たち・・・小屋のソージしてさ・・・・卵もらわなきゃ・・・・」
「あっ・・あたし・・・洗濯最中だったんだ・・・・」

僕たちは見送りの人々も去った境内をゆっくり・・・歩きながら家に向かっていたのだ。


「真夏の夜の夢」第70話へ続く・・・・

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