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「僕たちは社会関係奉仕部」第69話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

僕たちの裏稼業・・・5

校門に立つ・・・先生方・・・・あれ・・・今日は竹刀を持っていない・・・・まあ・・・学生はストライキ決行中・・・
但し・・・・授業ボイコットのみ・・・どうやら・・景山効果は・・・思わぬところにも・・・その余波がある・・・・
自分たちも・・いつ・・・景山2世として・・学園から追い出されるかと・・・ヒヤヒヤなのだろう。

「遅せ~よ!部長!
「サテンで・・朝飯食ってたから・・・・」
「あん?お前・・・・佐山んちからじゃないの?」
「まあ・・その・・なんだ・・・・」
「Yes or Noで答えろ・・・・」
「優子さんに言いつけてやる・・・」
「あのな・・・・・人には色々・・・事情があって・・・・」
「いいじゃねえか・・・もう・・・とにかく・・・俺らの仲間だから・・・」
「佐々木・・お前・・・やはり・・こいつらとは・・・・違う」
「悪かったな・・・どうせ・・・経験者と・・ドーテ・・・の違いだ・・・バカヤロウ」
「うんうん・・・淋ちゃんに言われたかねえ・・・・・」
「それより・・・・部室行かないと・・・・学年主任待ちかねているぞ・・・・・」
「ああ・・・そうだ・・・部長・・お前・・・まさか・・・学校・・・」
「ああ・・・そのつもりだったけど・・・・無罪放免みたいだな」

僕たちは部室目掛けて・・・・ダッシュしてゆく・・・・部室の中は・・煙がもうもうと立ちこめ・・・・
兄さん・・学年主任が・・僕たちを待ち構えていた。

「お早うございます。・・・・学年主任先生!」
「おう!お早う・・・・お前らの・・全面勝利だな・・・・」
「何のことでしょうか?・・・」
「ああ・・・景山の奴・・・クビになった・・・・昨日付けで・・懲戒解雇通知が内容証明郵便で発送された。」
「そうですか・・・・」
「ああ・・・それで・・・・正義の使者なる者を探そうとした・・・奴もいたが・・・・それは不問になった。」
「そりゃそうです・・・・正義の使者は・・・・覆面が必要です・・・恥ずかしがり屋ですから・・・・」
「それから・・・定期テストは・・廃止にならん・・・その代わり・・・・予想問題が配られることになった。」
「予想問題?」
「ああ・・・先に問題配っておいて・・・・各自勉強せよ・・と言う事だ。」
「はあ・・・・・・」
「それで・・・・赤点寸前の奴や・・赤点だらけもいる・・・社会関係奉仕部諸君には・・・・模範解答付きが配られることになる。」
「ワォ~」
「いいか・・・間違っても・・・横ながし・・・するな・・いいな!」
「はい・・・」
「よし・・・・じゃあ・・・講堂に行け!・・・・そろそろ・・全校集会の時間だ。」
「はい!」

全校集会では・・・冒頭・・・・校長先生の謝罪から始まり・・・・僕たちの要求のほぼすべてが受け入れられることが・・・・発表された。
その場で・・・生徒会長が・・・採決をとり・・・・満場割れんばかりの・・・拍手で・・・・受入れそして・・・授業ボイコット・・つまり・・・僕たちのストライキの終結宣言が出された。
景山はどうなったのだろうか?佐々木君の家の政敵でもあったので・・・・
景山の義理の父は・・・・・次の選挙では落選間違いなしに追い込まれ・・・タダの人になる前に・・・病気を理由に即座に辞職し・・・・景山本人は・・・離婚させられ・・・・行方がわからない・・・・・
うわさでは・・・・どこかの山に埋められているとか・・・海に沈んでいるとか・・言われているが・・・・
僕たちには関係のない話である・・・・・
全校集会のあとは・・・解散・・・明日は臨時休校・・・となった。
但し・・・木曜日の一時間目は・・・・兄さん・・・・学年主任の授業で・・・古文の授業が再開されることになったので・・・・サボるわけにはいかない・・・・・・
僕たちも・・・・部室にいることさえ・・・許されないので・・・・僕たちの秘密基地・・・そう・・・地獄という名の廃屋に集合して・・・・ウラ本の仕分けをしなくてはならない・・・・・
手持ちの資金を全て・・仕入れに使ったので・・・早く回収のメドをたてねばならない。
廃屋に集結した・・・・僕たちの目の前には・・・・大量のウラ本の山があり・・・・・・

「佐々木ぃ~・・・・これ・・・・・」
「ああ・・・・ジジババ・・・商売替えるそうだ・・・それで・・・・買い叩いてきたから・・・・一冊600円・・・・
しめて・・・・400冊・・・・それに・・・配送の兄ちゃんが・・・ちょろまかしてきた奴を・・・1冊600円で仕入れることにした。」
「神田の他の店への・・・卸いくらだったっけ?」
「ああ・・・1冊1500円で話つけてきた・・・・」
「そうすると・・・36万ほどの利益だな?」
「ああ・・・しかしこれだけ・・・運ぶのはことだから・・・・・・」
「ああ・・・そうだな・・・」
「うちの・・配送トラックを・・・・運転手込みで・・・・1回2万・・・」
「じゃあ・・・34万の利益・・・・」
「そういうことになる・・・・」
「仕入れは?」
「ああ・・・週1回の定期便・・・ジジババのルートも譲ってもらったから・・・600円で月100冊ほど・・・それにあとは・・・兄ちゃんの小遣い稼ぎ分・・・・」
「でも・・・それだけじゃ・・・・・・ミサ救うのは・・・・難しいか・・・・・」
「それより・・・あっちの割りのいい・・・バイトどうなった?」
「ああ・・・ホストクラブの・・・・・裏メニュー・・らしい」
「ホ・・ホストクラブ・・・裏・・メニュー?・・・何だそれ!」
「声がでかい・・・・いいか・・・表向きは・・・健全なホストクラブ・・・・」
「ホストクラブに・・健全なんかあるのか?」
「まあ・・最後まで聞け・・・・エロオヤジが・・・・女子高生買っているだろう?」
「ああ・・・うちの親父なんかもそうらしいが・・・・」
「それでだ・・・・・その裏バージョン・・・つまり・・・・暇な奥様とか・・・彼氏のいないOLとかが・・・ホストクラブに来る・・・ここまでいいか?」
「ああ・・・」
「それでも・・・ホストは金がかかりすぎる・・・そこで・・・特別な・・・裏ホスト・・・まあ・・・派遣ホストだな」
「うんうん・・・・」
「一応・・・・13時~18時まで・・・・お得意様に貸し出されるのが・・・・裏・・つまり俺たち」
「それで?・・・」
「時給は・・・最低1000円・・・お仕事中は3000円・・・制服は向こうが用意する・・・・」
「それ・・いいんじゃないか?」
「ああ・・・しかし・・・上納しなきゃならない・・・口利き料だが・・・1人頭月1万円・・・・・・」
「10時間・・・タダ働きか・・・・・」
「いや・・・口利きは・・・楽器店の悪徳商人・・・そいつのところに持っていくわけだ・・・・」
「なるほど・・・・まあ・・・しょうがないか・・・・」
「だが・・・問題もある・・・・人数集めないと・・・それに・・・俺たち・・・部活もあるし・・・」
「どのくらい?」
「そうだな・・・2~30人は・・・・」
「そのくらいなら・・・・集めれるかも・・・・そうだ・・・そいつらから・・・上納・・・2万にすれば・・・・」
「そうか・・・誰が・・・これ・・・仕切る?」
「そうだな・・・よし・・俺がやる」
「白○・・お前・・・いいのか?」
「ああ・・・だって・・・バイト斡旋所で・・いいわけで・・・・・」
「じゃあ・・・ウラ本の収益は・・・宝くじ・・・・斡旋所の収益は活動費にすればいい・・・・」
「Y・・・いいのか?」
「ああ・・・・部長には・・・・ナンパ部隊を率いてもらって・・・・」
「そうそう・・・・早く・・・・しないと・・・・ロンリークリスマスになっちまう・・・・」
「大岩・・・・お前・・・今度はいきなり・・・・・」
「解っている・・・ゆっくり・・あせらず・・・じっくり・・・・だろ?」
「ところで・・・・お前の連絡先は?」
「ああ・・・書いてきた・・・月曜~水曜日はココにいる・・・・あとは・・神社」
「了解・・・・・まあ・・・どこで・・・女とやっていても・・いいから・・・早く・・ナンパしてこい!」
「ああ・・・わかった。なあ・・・保育園の保母さんとか・・・幼稚園の先生はどうだ?」
「いいねえ・・・オネエ様に優しく・・・って奴で・・・・」
「手はあるのか?」
「ああ・・・着ぐるみショーの慰問は・・どうだ?」
「そうか・・・女子高生よりは・・・・いいかもしんえねえな?」
「だろ・・・掃除も飽きてきたし・・・・隣の病院の小児科とかもターゲットになるし・・・・」
「でさ・・・ショーの演目は?」
「決まってるだろ・・・・・若い先生とか・・・・ナースにもでてもらうんだから・・・・俺たち・・・オオカミ」
「解った!」

「赤ずきんちゃん・・・・ご用心!」

「じゃあ・・・俺・・・・顧問に相談してくる・・・・戻れないから・・・」
「じゃあ・・・俺もちょっくら・・・・人集めしてくるわ・・・青○・・付き合えよ」
「ああ・・・」

僕たちは・・・団結力が・・固い・・・・そして・・・・恩には・・数倍の利息をつけて・・・仇は千倍で返す。
僕は・・・・学校そばの喫茶店で兄さんに・・・慰問の話をすると・・・・・一もニもなく賛成され・・・・・オオカミの着ぐるみは・・・兄さんの知り合いに頼んでくれることになった。問題は・・・ひとつ・・・どうやって着ぐるみを運ぶのだろうか・・・・・・


「僕たちは社会関係奉仕部」第70話へ・・・続く・・・・

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