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「僕たちの・・・・祭り・・・」第84話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

僕たちの復讐劇・・・・4

階段を駆け下り・・・渡り廊下をダッシュして・・・・別館の階段を駆け上り・・・・・廊下を走ってゆく。
そして・・辿りついたのが・・・地学準備室。

「失礼します。社会関係奉仕部部長・・・活動報告書の提出にまいりました・・・・」
「は~い。どうぞ!」
「失礼します。」

誰が・・・隠れ潜んでいるか解らないので・・・せめて・・・入退室だけは気をつけねばならない。
僕だけが処分を喰らうのであればいいけど・・・美希まで職を失う危険性があるからだ・・・・
まあ・・・もっとも・・・入室してしまえば・・・そこは完全なる密室なんだけど・・・・

「美希・・・美希センセイ・・・いないんですかぁ~帰っちゃいますよぉ~」
「・・・・・・・」
「なんだ・・・空耳だったか・・・じゃあ・・・帰ろう・・・・・・」

隠れているのは解っている。解っているからこそ・・・帰ろうとすると・・・・・

「こらぁ~活動報告はどうしたのかしら?」
「あれ・・・いらっしゃたんですか・・・・てっきり・・お留守かと・・・・・」
「そんなわけないでしょう・・・・やっと・・二人になれたのに・・・・・」
「う・・うん・・・まだ・・・報告書書いてないんだけど・・・・」
「じゃあ・・・さっさと・・書いてくれる?」
「了解・・・・机貸して・・・・」
「書くもの持ってるの?」
「えっと・・・ありゃ・・・ない・・・・」
「もう!・・・学校に来るのに持ってこないなんて・・・・」
「ロッカーに全部揃ってる・・・・」
「教科書も?」
「うん・・・教科書もノートも筆記用具も体操服も制服も・・・全部」
「それで・・・試験勉強どうする気なの?」
「暗記力で・・なんとか・・・あとは・・・適当に書く!」
「それで・・・平均点以上取れるんだから・・・・うちの学校のレベルどうなってるのかしら・・・・」
「そう?俺・・要領いいもん・・・・」
「そうみたいね・・・クラス分けテストだけど・・・・あなた・・・全科目満点だった・・おめでとう!」
「へえ~そうなんだ・・・・ご褒美は何かな?」
「ご褒美ねえ~考えておく!」
「じゃあ・・・報告書書いちゃおう・・・ペン貸してくれる?」
「報告書は全部まとめて一通でいいの・・・・だから・・今書かなくていいの・・・・」
「俺何の為に・・・・・ここに呼び出されたんだろう・・・・・」
「決まってるでしょ・・・・」
「そうか・・・・じゃあ・・・遠慮なく・・・・」
「馬鹿ぁ・・違うでしょ・・・お勉強しなさいって言ってるの・・・・」
「お勉強・・了解・・・」

美希を抱きかかえ・・・濃厚な・・・キス!

「んっ・・・・・・ぐぐ・・・ぷはっ~[揺れるハート]・・・こらぁ・・・お勉強が違うでしょ・・・・」
「えっ・・こっちじゃないの・・・・じゃあ・・・何?」
「明日から中間テストでしょ・・・・」
「うん・・・覚えたけど・・・・星マーク」
「えっ?」
「だから・・・・要領だけはいいんだって・・・試験終ったら忘れるけど・・・」
「あなたが・・・うちの学校受かったのこれで・・・解った気がする・・・・」
「うん・・・」

そこに・・・内線電話がけたたましく鳴り響き・・・・・

「はい。・・佐山です。・・・着ましたか・・・・解りました。すぐ参ります。・・・・・放送は結構です。・・はいすぐ・・部員を向かわせますので・・・はい・・失礼致します。」
「着いたの?着ぐるみ・・・」
「うん・・・佐々木くん連れて・・・裏門のところへ行ってくれる?あたし・・先に行ってるから・・・・」
「了解!終ったら帰っていいかな?」
「そうねえ・・・・どこかで待ってない?あたしも午前中で帰れるし・・・どこかで・・・お昼ごはん食べよう・・・・万世のステーキーなんかどぉ?」
「ラッキー!」
「じゃあ・・・神田のあの店でいいわね・・・ルノアール・・・・1時でいいかな・・・」
「うん・・・解った・・・」

僕は地学準備室を出る際・・・・

「ご指導ありがとうございました・・・では先に行っております。・・・・」 誰が聞いているかもしれませんので・・・・丁寧にお辞儀。
佐々木くんの待つ教室へ向け、駆け出して行きます。

教室では・・・佐々木くんは睡眠学習中だったのですが・・・・・

「お~い!佐々木ぃ~・・・・荷物着いたぞぉ~」
「お・・おう・・・すぐ行く!」

裏門に駆けつける・・・・佐々木くんと僕。トラックから下ろされているダンボール箱を見て・・・・・あんぐり・・・・・・
巨大なダンボールが4個・・・・・残りの4個は別便で・・・・金曜日着で配送されるそうなんだけど・・・・・・

「なあ~やっぱ・・・マイクロいるなぁ~」
「そうだな・・・・親父に頼んでみようか?」

佐々木くんの家・・・運送業もやってますから・・・

「いや・・・大丈夫だろ・・・・学年主任に手配させよう・・・・村のマイクロで送迎させれば・・・タダだもん!」
「そうだな・・・・・そうすっか・・・・それより、これどうやって4階に上げる?」
「教職員用エレベーター使わせてくれないかな・・・・」
「お前・・・美希に頼めよ!」
「ああ・・・やってみるけど・・・・」

そこに美希が鼻歌まじりに・・・・やってきまして・・・・・・・

「うわぁ!何・・この箱の大きさぁ~」
「あのぉ~エレベーター使えませんか?二人じゃ・・・・多分・・・・階段落ちするかも・・・・」
「そうねえ・・・じゃあ・・・総務課に聞いてくるか・・・・・・」
「校則には何時如何なる場合も認めないとあるんで・・・・・先生だけ・・・箱と一緒にエレベーター乗ってもらえば」
「あ・・あたしが運ぶのぉ~」
「いや・・・積み込みはしますから・・・・・でも・・・入るかな?どう思う・・・佐々木?」
「人は乗れないと思う・・・・」
「だな・・・」

そこに・・・帰ったはずの・・・・YとS・・・そして白〇が通りかかり・・・・・・・・

「お前ら・・・帰ったんじゃなかったのか?」
「ああ・・・キー先生に捕まって・・・・たっぷり・・・説教喰らった・・・・」
「何の?」
「ああ・・・数学・・・・60点だったから・・・・」
「じゃあ・・・空欄全滅か?」
「そうらしい・・・」
「まあ・・・いいや・・・とにかく・・・運ぶの手伝え!」

美希の交渉の結果・・・・総務課監視の元、エレベーターに「荷物だけ載せる」ことを了承してもらい・・・・階段落ちだけはなんとか避けられたんですが・・・・・・キー先生の雷が僕たちにも落ちるとは・・・・・・

「おう!・・・お前ら・・全員揃ってちょうどいい・・・・」
「キ・キー先生!全員揃ってはないですけど・・・・・」
「いいんだ・・・・三馬鹿とその保護者2名が居れば・・・・・・・」
「はあ・・・・・」
「あのな・・お前らだろ・・・3年のTたちのこと・・リークしたの?」
「そんなこと・・・少しくらいでしけど・・・・・」
「ああ~それで・・・大変なことになっている・・・まさかお前らか・・・黒板にデカデカと・・・ペンキで書いた馬鹿!」
「あのぉ~宜しいですか・・キー先生?」
「はい?何ですか・・佐山先生!」
「あの・・・この子たち・・・朝・・私と一緒に駅から学校へ来ましたし・・・そのあと・・・部長を正門前で待っていたので・・・それに・・・・先週末は私の監視下でしたから・・・学校に忍びこむのは不可能ですが・・・・・」
「そ・・そうでしたな・・・・いや・・・この部長と佐々木ならやりかねないと・・・・いやあ・・・・悪かったなあ・・・でも犯人誰なんだ?」
「さあ・・・・正義の味方じゃないですか?」
「そうっす・・・なんでも・・・・俺らのせいですから・・・・最近・・まじめに社会関係奉仕活動してるのに・・・・・」
「わ・・わかった・・・・悪かった・・・本当にお前らじゃないな・・・それなら・・・いいんんだが・・・・」
「ええ・・・先生方にご迷惑おかけできませんし・・・マジメに・・・ナンパは別として・・・健全な高校生活をすることを誓います・・・・」
「そ・・そうか・・・じゃあ・・・佐山先生・・こいつらのことよろしくお願いします。私・・ちょっと出かけますので・・・」
「はい・・・お任せください・・・・」
「センセ~デート・・・・・がんばってねぇ~」
「お・・お前ら・・・どうして・・・それを!」
「答えは2つ・・・・いつもはボサボサ頭なのに・・・きちっとしてるし・・・コロンもつけてる。もうひとつは・・・俺らみちゃったもん・・・・ホステス養成学校の・・・・」
「そ・・それ以上言ったら・・・・お前らまとめて・・・・綾瀬川に投げ込んでやる・・・・」
「ほほう・・・・折角・・・・俺ら・・・先生のために・・・したくもないナンパして・・・・」
「ああ・・・向こうの生活指導の・・・・由美先生に怒鳴り込ませるようなことして・・・・」
「うん・・・キー先生のために・・・俺らがんばてるのに・・・・こんなに・・先生のこと考えてるのに・・・・・」
「ああ・・・もう・・・大人信じるの止めるかぁ・・・由美先生にキー先生ってどんな方?って聞かれたから・・・・」
「そうそう・・・俺ら・・一生懸命・・先生の良い面だけ・・・強調しておいおたのに・・・・・・」
「今度は・・・ぶち壊すか?」
「お・・お前ら・・・そ・・それだけは・・・・・・」
「でしょ?じゃあ・・・結婚式招待してくださいねぇ~」
「私学会館で・・・・来年3月・・・・」
「わ・・・わかった・・・お前らそこまで・・・・・」
「ええ・・・調べてありますけど・・・それが何か?」
「ん・・・・ぐっ・・・・・・・・・・こ・・降参だぁ~」
「えっ・・・キー先生ご結婚なさるんですか?おめでとうございまぁ~す。それから・・・・キミたち。先生をからかっちゃ駄目いいわね?」
「はぁ~い。」

僕たち・・一斉に返事をします。キー先生驚いた顔をして・・・・

「あのぉ~佐山先生・・・どうやって・・・こいつら・・手なずけたんですか?」 (簡単です。一応リーダー格の僕・・・押し倒したからで・・・)
「あらぁ~この子たち良い子ですよぉ~ただ・・ちょっと規格が外れただけですし・・・根は優しくて素直な子ばかりですもの・・・・・強いて言えば・・・この子たちを理解しようとしただけですわ~」
「なるほど・・・そうですか・・・・・いいか!お前ら・・・全員俺のクラスで3年で必ず卒業しろ!お世話になっている佐山先生や学年主任そして・・・俺の明るい明日のために・・・いいな!」
「はぁ~い!」
「じゃあ・・佐山先生・・・こいつら・・よろしくお願いします!」
「はい。」

もう一度・・・美希に言うと頭を下げて出て行く・・・・キー先生。担任は担任なりに・・・僕たちを心配していたみたいで・・・・

「呆れたぁ~担任の先生脅す生徒がどこにいるのよ・・・・しかし・・・よく調べたわね・・・キミたち。」
「そうですか・・・お褒めいただきまして・・・・・」
「褒めてないんだけど・・・いいわ・・・・じゃあ・・・解散!みんな平均点」以上取ってね・・・頼むわよぉ~」
「はい!」

とりあえず・・・・サイレント・・・静香へ移動する僕たち・・・・しかし・・・忍者舞台・・・ペンキで書くなんて・・・どういう神経してるんでしょう・・・・まあ・・・確かに・・・消しようもありませんが・・・・・・
でも・・・黒板って再生すること出来るんでしょうか?・・・・・誰か教えてください。


「僕たちの・・・・祭り・・・」第85話へ・・・続く・・・・







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