SSブログ

「僕たちの・・・・祭り・・・」第112話    [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

僕たちの復讐劇・・・・32

「待てぇ~こらぁ~・・・・はぁはぁはぁ・・・・・」
「だから・・・待つわけねぇだろ!」
「ゆ・・ゆるさねぇ~T・・T女な・・なめんな・・・・このぉ~」
「鬼さん!こちら!・・・・もうちょっと早く走れねえのか?」

ここは・・・鎮守の森・・・・只今鬼ごっこの真っ最中!こっちは地形を熟知しているので・・・夜の闇の中だって走ることが出来る。だから・・・挑発しても大丈夫。

ドテッ!

「痛い!」
「ったく~トロイし・・・ドジっ娘のくせに・・・よくスケ番なんかやってられるな・・・・」

しょうがないので・・・正面から行って捕まっては大変なので・・・背後に廻り込み抱き起こす。
作業服についた・・・土ぼこりを掃ってやる。

「ケガはしてないよね?」

コックンとうなずく・・・ミミ。

「あのさ・・・ミミ可愛いんだし・・・おっぱいも大きいんだし・・・佐々木と上手くいくには・・・おしとやかさだけ・・足らないと思うんだよね」
「うん・・・・自分でも・・・・解ってる・・・・」
「お腹減ったから帰ろうか?佐々木たちももうすぐ来るだろうし・・・」
「うん。」

ミミと社務所へ帰ってゆくと・・・・ミサが心配そうに立っていた。

「鬼ごっこは終ったみたいね・・・結果は・・・・聞くまでもないかぁ~ミミの負けでしょう」
「はい・・・・」
「押し倒されなかった?ミミ?」
「はい・・・危なかったですけど・・・」
「あのねぇ~・・・俺・・・いくら手が早くても・・・無理やりはやんないって・・・・」
「取り得だもんね・・・・」
「うん・・・ミサぁ~腹減った・・・鬼ごっこしたら・・余計・・・・」
「もう・・・ちゃんと用意出来てるわよ・・・ミミは・・・お風呂に入ってらっしゃい・・・浴衣用意してあるし・・・美希先輩が戻ってきたらいらっしゃいって・・・あたしも・・すぐ・・行くし・・・」
「じゃあ・・・俺も」
「えっち!先輩・・・締めますか?」
「ミミ!おしとやかに・・・でしょ!」 「Qちゃんは・・・後で!優子さんに怒られるわよ・・・・」
「残念!ミミのおっぱいも大きいんだよね・・・カオリさんくらいあるんじゃ・・・損した!しょうがない・・・ごはん食べてこよう・・・・」
「はいはい・・・さっさとごはん食べてこないと・・・・みんな来るんだから・・・」

台所に入っていくと・・・・優子が鼻歌まじりに・・・・僕の好物の玉子焼きを大量に作っている。

「優子ぉ~みんながいじめるぅ~」
「あなたが悪いんでしょ!馬鹿なこと言ってないで、ごはん食べるでしょ?」
「食べるけどさ・・・・二人だけの時が懐かしいよね」
「そうしたいんなら・・・・そうするけど?」
「いや・・・大勢も楽しいからねえ~・・」
「でしょう・・・はい・・出来たぁ~玉子焼き・・・好きだものねこれ[黒ハート]「うん・・大好き・・・いただきまぁ~す。」

僕は・・食卓に所狭しとばかりに並べられた・・・・料理の数々と格闘を始める。
優子と差し向かいの食事を始めると・・・・すぐ・・・まるで待ち構えていたように・・・・森へのアプローチにクラクションの音が響く。

「あっ!帰ってきたみたい・・・・」
「そうだね・・・・」

社務所の前の駐車場に車の止まる音がしたと思ったら・・・すぐ・・・ドアが・・・バタンバタン・・・バタン・・・・。
カオリ・洋子・奈々子のご帰還である。

「ただいまぁ~」 

玄関で怒鳴るのは・・・洋子・・・

「ただいま・・帰りましたぁ~」

ちょっと・・おしとやかなのは・・・奈々子。

「ただいまぁ~誰かいないのぉ~」

この声は・・カオリ。

そうかぁ~今日はフルメンバー揃っているのかぁ~・・・・・

「おかえりぃ~ごはん食べる?お風呂でもいいけどぉ~悪たれ連もうすぐ・・・来るからぁ~」
「じゃあ~お風呂入っちゃいます・・・・覗かれそうですからねぇ~」
「覗き魔・・一人・・・ごはん食べてるけど・・・・」
「神主ですかぁ~押さえといてくださいね。」
「解ってるわよぉ~」
「ひ・・ひどい言われ方だな・・・・覗いたことなんかないのにさ・・・・」
「蛙いっぱいプレゼントしてくれたの・・・誰だっけ?」
「お返しの蛙はもっといっぱいいたけど・・・・」
「そうだっけ?・・・・そう言えば・・・・・あなたタチにあげるつもりで・・・集めておいたんだった・・・・」
「なるほど・・・道理で・・・・あんなに・・短時間でよく集めたと思っていたけど・・・・やられた・・・・」
「でしょ?話代わるけどね・・・あのTとかいう3年のグループどうするの?」
「うん・・・明日・・・ちょん高の皆さんと復讐する。」
「ちょっと待って・・・復讐は良いとして・・・・する?」
「うん・・・これは・・俺に売ってきたケンカだからね・・・・明日・・夜東京行くわ!」
「明日?・・・・明日はおじさんのところで・・・地鎮祭の仕方の練習・・・」
「うん・・・終った後に行く。まあ・・忍者部隊もいるからね・・・俺は今回・・・総監督だけどさ・・・・きっと。」
「あたしも行きたいけど・・・・・みんな行くの?」
「いや・・・やつらはこれ以上巻き込みたくない。兄さんにも美希先生もね・・・俺一人だけだな・・・」
「じゃあ・・・明日・・・・隠密行動する気?」
「そう・・・土曜の朝かな帰り・・・電車の関係もあるし・・・・」
「慰問忘れてるでしょ?」
「あっ!どうしよう・・・・」
「そうねえ・・・おじさんの所で練習して・・・慰問。そして・・・補習でおじさんのところへ戻ることにして・・・あたしと東京。」
「優子が?土曜日勤めは?」
「当番じゃないし・・・お休み。」
「じゃあ・・・二人で・・やっつけちゃうか・・・・Tたち。」
「うん!でも・・・ミサも来たがるわね・・・きっと。」

これ以上・・・・佐々木くんたちを巻き込むわけには行きません。彼らはこれから・・・自分の将来を切り開いていかなければなりません。それに・・・やつらの狙い・・ターゲットは僕です。売られたケンカは買え!買ったケンカは徹底的にやれ、
中途半端が一番よくありません。まあ・・・命まではいただきませんが、彼等の明るい未来は踏みにじらせていただきます。それに・・・先に仕掛けたのは向こうです。いよいよ・・・明日は決戦です。


「僕たちの・・・・祭り・・・」第113話へ・・・続く・・・・・





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0