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「僕たちの・・・正義の戦い」 第21話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

秋の夜は長い・・Vol1

僕の子宝祈願の成功は瞬く間に・・・村中に伝わった。
その夜・・・下の佐々木さんと息子それに奥さんがやってきた。どうやら・・・お礼のお参り。
お礼参りでも・・殴りこみに来たのではない。別に僕は・・何もしていない。子供を作った・・いや営みは多分ご夫婦だし(見ていたわけではないので・・・実際はわからない。断じて言えるのは相手は僕ではないことだけ・・・)
僕は・・ただ・・・優子が用意した願文を読み上げ・・お祓いをした。まあ・・・ちょっと役得?で奥さんのおっぱいと神秘の森にお神酒をふりかけ刷り込んだだけ・・・それ以外は全て神様のおかであって・・・僕はただの橋渡し役だけだったんだけど・・・一番の功労者はやっぱり・・・身ごもった奥さんだと思う。きっと恥ずかしかったに違いないけど・・・立派に耐えたんだから・・・。
ご主人もそうだけど・・・一番喜んだのは下の佐々木のおばちゃんかもしれない。このおばちゃん・・この後・・毎日お参りにくるようになるんだけど・・それは後の話。

「いやぁ~本当にありがとうございました。」
「はあ・・・・くれぐれもお嫁さん大事になさってくださいね・・・」
「そりゃあもう・・・では・・・」

何度もお辞儀をしていく・・・佐々木のおばちゃん。まあ・・・良かった良かった。でも・・・このお嫁さん・・・ちょっと問題もあるんだけど・・・・それは別の機会に・・・・

「良かったわよねぇ~[黒ハート]
「うん・・・」
「それと・・・さっき関戸のおばちゃんがやってきて・・・・」
「はあ?・・・もしかして・・・アレ!」
「うん・・・絶対に飲めって聞かないのよ・・・」
「まあ・・騙されたと思って飲んでみるか・・・・」

これが・・・間違いの元。僕・・こんなもの飲まなくたって・・・・アッチの神様はいるし、神泉というパワーの源まである。
まあ・・・いずれは子オオカミが誕生するのは、既に覚悟の上。そうでなきゃ・・・ちゃんと今度産むを装備する。

「みんなに耳栓買ってくれば良かったかなぁ~」
「バカァ[揺れるハート]・・・・今夜は寝かさないからね・・・」
「いいけど・・・優子明日仕事。まあ・・・返り討ちにしてくれる・・・・ウォォォ~ン!」

その頃・・・信州の山の中に遠征中のオオカミたちは・・風呂の中にいた。

「なあ・・・今・・部長の遠吠え聴こえなかったか?」 
「うん・・そういや聴こえたような・・・」
「ねえ・・センセ・・じゃなかった・・・お兄様。」
「俺は・・お前の兄になった覚えはないが・・・」
「いや・・そうじゃなくてですね・・・もし・・・ですよ・・・・もしも・・・・優子さんがコレになったら・・・どうするんすかね?あのバカ・・・・じゃない・・・部長・・いや・・・センセーの弟・・・・」

佐伯が手で・・大きいお腹をさする妊婦の真似をしたらしい。

「か・・・考えたくもない。ビ・・・・ビールでも飲まなきゃ・・・・」
「ゴチソウになります・・・・」

どうやら・・・毎晩のように・・・酒盛り。まあ・・・村の人々は僕達のこと高校生とは扱ってはいない。
何せ・・・山からキノコは背負って降ろしてくるし、冬を迎える支度を手伝う・・・いい働き手なのだから・・・

「なあ・・・あとで・・・部長に電話してみねえか?」
「そうだな・・・センセー迎えに行くんでしょ?」
「ああ・・・俺の車に3人乗せてくればいいからな・・・」
「3人?・・・Yだろ・・・S・・・それに佐々木・・・部長まさか来ないんですか?」
「いや・・・優子も来ることになってる。なんでも挨拶廻りをするそうだ・・・・」
「へえ・・・いいよな・・・あいつ・・・毎晩やれるんだぜ・・・それに比べて・・俺等可哀想だよな・・・」
「でもさ・・・考えてもみろよ・・・あいつ・・・あの年齢でさ・・・養って行くんだぜ・・・・」
「まあな・・・俺には無理だわ!」
「大体・・・あいつが異常なの・・・まあ・・・嫁さんも異常だけどな・・・」
「お前ら・・・それ以上言うと・・・今夜の寝酒なしだぞ!」
「じょ・・冗談です。お・・俺等もあんな美人だったら・・・す・・すぐにでも・・なあ?」
「う・・うん。」
「そうだろう。そうだろう・・・・」
「それより・・・センセーも早いとこ嫁さん貰ったほうが・・・・」
「ば・・・馬鹿なこと言うな!お・・俺は・・その・・・・・」
「せめて・・・青〇よりは先に・・ねえ・・先生。」
「よし・・・俺等社会奉仕部じゃん・・・センセーの嫁さん探しもするか・・・」
「おう!」
「お・・大きなお世話だけど・・・・」
「だけど・・なんです?良い女いますよ!」
「ど・・どこに・・・・」
「そりゃあ・・・この世界・・女のほうが多いんですから・・・・どこかに居ます。」
「そ・・そうか・・・」
「ええ・・・世話焼かせていただきます。ビールのお礼に・・・・」
「まあ・・・期待は・・・しとらんが・・・・出来れば・・・・松坂ケイコ似が・・・・」
「年齢はどうします?まさか・・女子高生じゃ拙いっすよね・・・・」
「いや・・・いいんじゃないか・・・・相手次第だろ・・そこんとこ・・・」
「ま・・・出来ればだな・・・その・・・・・若い方が・・・・」
「了解っす・・・」

風呂上りの電話で・・・散々笑わせてもらった・・・僕と優子。それに・・・稲刈り班のオオカミたち。どうやら・・僕の遠吠えを集合合図だと思って駆けつけてきたらしい。
そこで・・・・僕達恒例の祝福を実行することに・・・・

「なあ・・・佐々木!みんなに報告することあるんじゃねえか?」 僕は佐々木くんに話を振る。
「え・・・えっと・・・・ぶ・・部長・・・た・・助けてくれ・・・」
「駄目!自分の口で言わないと・・・・池の鯉と一晩過ごしてもらうぜ・・・それとも・・・鶏のスケ番のほうがいいかな?」
「なんなんだ・・・はっきり言えよ・・サ・サ・キ!」 Yがすかさず言う。
「う・・・うん。あ・・あのな・・・・お・・俺・・・ミ・・ミミと付き合うことになった。」
「はあ?お前もスケ番グループに取り込まれたのか?」
「あら・・・今何か言ったかしら?S君。」 優子が睨みつけながら言う。
「い・・いいえ・・・言葉間違えました・・・・お・・おめでとう!佐々木!」
「あ・・・ありがとう・・・」
「そこでだ・・・・諸君。信州でもう一度やるとしてもだ・・・ここでお祝いをしなきゃ気が済まないよな?」
「もちろん・・・・」
「優子・・・みんな呼んでくれる?」
「そうねえ・・あたしたちもお祝いしないと・・・・」
「俺・・幸せな気分・・・・」

そうだろう。そうだろう。・・・すっかり佐々木くん忘れてます。僕たちのお祝い。まあ・・・途中、入会組だったから・・・説明が面倒で省いたのかどうだったか・・・忘れましたです。・・はい。
そこへ・・優子・美希・カオリ・洋子・奈々子そしてミサが,やってきました。
もちろん・・・みんなニヤニヤしています。僕達もみんなニヤニヤ・・・・

「そ・・そんなに・・俺のために喜んでくれるのか?」
「当たり前じゃないか・・俺達仲間だぜ・・・なあ・・みんな!」

僕の声に頷く一同。だってそうです。・・・これから・・・「地獄」が佐々木くんを襲うわけですから・・・・
まあ・・そもそも・・・僕のときに手荒い祝福をした奴が悪い。それからの恒例行事です。

「さて・・・諸君!これから佐々木くんのお祝いの会を始めたいと思うけど・・・アーユーレディ?」
「イエース!」
「OK!・・・・それじゃぁ・・・おめでとう!佐々木くん・・・・かかれ~!」」

きょとんとする。佐々木くん。殆ど抵抗らしい抵抗は出来るわけもなく・・・まあ・・・男だけhじゃないんで・・・ズボンまでは脱がさなかったんですけど・・・瞬く間に縛り上げられる・・佐々木くん。

「お・・お前ら・・どういうつもりだ?」
「だ・か・ら・・・・お祝い。知らなかったか?・・・俺らのお祝いの儀式・・・」
「えっ!・・・・」
「みんな・・・・ブツは用意出来てるな!」
「もちろん!」

みんな手に手に・・・鶏たちから提供を受けた羽や松の葉・・・習字の筆・・・・それらを持って佐々木くんに飛びかかり・・
一斉に擽いだします。一生懸命・・堪えている佐々木くんですが・・・笑いが止まらなくなりました。

「なあ・・・部長!そろそろ天国への階段登ってもらうかぁ~」
「そうだな・・・Y・S・・・お前ら楽しんでいいぜ・・・・」
「悪いな・・・・」

天国への階段とは・・・電気按摩と言われるもの・・・あんまり強くやると潰れて使い物にならなくなる恐れがあります。
縛られながら暴れまくる佐々木くん。白〇が羽交い絞めに押さえ込み・・・YとSからの贈り物が実践されだし・・・・

「ぎゃぁ~」
叫び・・悶絶する佐々木くん。その声はもちろん・・・台所で洗い物をしていたミミの耳に届かないはずもなく・・・・慌てて飛んでくるミミ。そして・・・呆然としています。

「ひ・・ひどいっ・・すよ。せ・・先輩たち・・・・それに・・・お前ら・・・・あたしの佐々木くんに・・よくも!」
「あのねぇ~ミミ・・・・これが彼等流のお祝いなの!うちの人なんかもっとやられたんだから・・・・」 優子が今にも切れそうなミミを押さえます。
「そ・・そうなんですか?」
「そうなの・・・これが・・・オオカミ流らしいんだけど・・・・ねえ・・・潰してないわよね?」
「潰してもいいかな?佐々木・・潰されたい?」

首を横にブンブン振る・・佐々木くん。

「あのね!」
「大丈夫・・・天国への階段登ってもらっただけだもん・・・なあ・・・みんな!」
「おう!」
「さてと・・・ミミも泣きそうだから・・・これぐらいにしておくか・・・」
「甘ぇ~!」
「いいんだよ・・・ミミ・・佐々木のロープ外してやって・・・」
「はい・・・」
「じゃあ・・・みんないいか・・せえの~」
「佐々木&ミミ・・・・おめでとう!」

二人とも・・真っ赤になり・・ただ・・・・頭を下げるだけ・・・・

「佐々木ぃ~祭りが楽しみだな・・・信州の・・・・」
「うん・・・・青〇のお祝いするんだよな・・・もちろん。」
「えっとぉ~一応・・やったんだよな・・・・でも正式婚約発表だもんな・・・・着ぐるみでやるかぁ~」
「あたしも行きたい・・・・」
「そう・・・ねえ・・優子。巫女’sのメンバーどうなってるの?」
「うん。美希先輩は引率でしょ。それとあたしでしょ・・・それにミサとあなたで一台・・・」
「こいつらは・・・お兄様の車か・・・」
「うん・・・・あとね・・・ご住職さんから・・・もし来れれば皆さん来ませんか?ってお誘いは頂いているんだけど・・・」
「カオリさんたち・・・休めるの?」
「えっへっへ~あたし・・・娘だからね・・・母さんに頼んだ!」
「あれは・・・脅しですよ・・・・」
「奈々子!・・・金曜日に行くけど・・・日曜日の夜には帰らないと・・・その代わり・・・・翌週は毎日・・・深夜勤。」
「3人とも?」
「まあね・・・駄目なら辞めてやるって・・・・洋子と奈々子も脅したし・・・」
「それ・・言わない約束じゃないですかぁ~」
「ミミは休みは日曜まででしょう?ちゃんと月曜日学校に行く約束できるかしら?」 優子がミミに確認・・・まあ当然だけど・・・
「えっ~」
「そうだな・・・学校さぼるのは良くないよな佐々木・・・そのときはお前も連帯責任・・・・」
「何で・・・俺まで・・・・」
「だって・・・ミミお前の彼女だろ・・・」
「うっ・・・解った。ミミちゃんと学校行かないと・・・付き合えないからな・・・」
「は・・・はい。」
「じゃあ・・・決まりね。ミミも連れて行こう!」
「ありがとうございます。」
「あ~あ・・・佐々木・・・・お前これで・・ナンパ出来なくなるな・・・・」
「うんうん・・・可哀想に・・・・」
あなた!まさか・・・あたしたちが行くのにするつもりだったの?」
「あ・・あのね・・・まだ恵まれない奴らがいるじゃん。・・・ここに2頭・・・現地にも・・・・そのためにね・・・・」
「あたしの・・後輩でよければ・・・ここのお祭りに連れてきますから・・・・」
「そうか・・・ここの祭りもあるもんね・・・・じゃあ・・・信州では止めよう!」

こうして・・・全員行くことが正式に決まり、旅館に電話を入れる。もちろん・・・行くからにはみんなお手伝いは必須だけど・・・・

「じゃあ・・・そろそろ・・・お開きにするか・・・・」

佐々木くんとY・S・・・それに白〇は、エッホエッホ言いながら・・・・鎮守の森に消えていった。
鎮守の森は一面の星空の元。その日に誕生したカップルを・・祝福するように煌いていた。



「僕たちの・・・正義の戦い」 第22話へ・・続く・・・・





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