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「僕たちの・・・正義の戦い」 第32話   [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

ミサはちょっとだけ・・ブルー[揺れるハート] Vol 1

何回も経験している・・ハズなんだけど・・・・。今日の昼食は二人だけ。そういや・・・いつも待ち合わせしているときは、ミサの手作り弁当のこともあったけど・・・大体・・マックか喫茶で・・・その後・・・ラブホとかに立ち寄る事が多いのだが・・・
仲良く並んで・・・そう・・まるで新婚カップルみたいに・・・昼食を摂っていたんだけど・・・こういう時に限って・・・邪魔者が現れるのが、世の常人の常って奴。とくに・・・僕はエセ(本物ではない)神主なので・・・邪魔者=来訪者はやってくる。

「ごめんくださ~い。」 玄関から呼ぶ声がする。
「はぁ~い。」 

ミサは、一瞬「けっ!」と言いたげな顔をする。そりゃそうだ・・・・今の今まで食事を終え、お互いの唇を貪る様に熱いキスを交わし・・・「さあ・・・第二ラウンド」となるはず直前だったんだから・・・無理もない。
僕の僕自身だって・・・・「神泉パワー」を供給し・・関戸のおばちゃんが持ってきた薬・・・丸薬と滋養強壮剤を飲み・・・すっかりやる気満々だった。波動砲へのパワーは既にほぼ完了状態。目標セットも終わり・・・後は最終安全装置を外し・・・目標に向かって・・・発射口を向け・・スイッチを押す。そこまでの状態での来訪者に当然・・僕もちょっと怒りを感じずにはいられない。
ミサがパタパタと走って戻ってくる。

「あなた[揺れるハート]下の佐々木のお嫁さんはお見えになって・・お願いがあるそうですけど[揺れるハート]

ミサは僕と二人きりのときには、僕の事を「あなた」と呼ぶ。僕がアラブ人だったら・・・優子が第一夫人でミサは第二夫人ってところだろうから、そろはそれでいいとして・・・・・

「下の佐々木のお嫁さん?えっとぉ~加奈さんだっけ?」
「そう・・佐々木加奈さん。あなたにお願いがあるそうよ[揺れるハート]
「お願い?安産祈願かな・・・・子宝祈願は・・・孕んだ・・じゃなかった赤ちゃん授かったんだから・・・もういいだろうし・・・じゃあ・・・社務所へお通ししてくれる?シャワー浴びて・・・着替えてゆくから・・・普段着でいいか・・・」
「そうね・・・普段着でいいわよね。お話だけなら・・・・じゃあ・・お通ししてお相手しているから・・・」
「うん・・・すぐ・・シャワー浴びて着替えていくから・・・・よろしく!」

どんな用事なんだろうか?・・まあ・・そんなことはどうでもいい。とにかくシャワーを浴びる。それも・・・「神泉」を沸かしたお湯。つまり・・・僕には「猫には鰹節」といった具合で、パワーが完全復活。

「やべぇ~・・し・・・静まらない。」

多分・・男性なら一度は経験しているはず。つまり・・・僕の僕自身は・・やる気満々だったんだから・・・仕方がない。

「と・・とにかく・・静まれ!この馬鹿!」

僕は僕の僕自身・・アレに言ってみるけど「馬の耳に念仏」。そのまま・・浴槽に張られている冷水に飛び込み・・・

「祓いたまえ~清めたまえ~・・・・」

駄目元でやてみたところ・・・どうやら「アッチの神様」は願いをかなえてくれたらしい。

「ふう・・・・神主も楽じゃないよな・・・」

僕は普段着に着替え・・社務所へ。

「お待たせして申し訳けありません。ちょっと畑作業で汚れてたものですから・・・・」
「いいえ・・突然お伺いして申し訳けありません。」
「じゃあ・・・あたしは・・・ちょっと失礼致します。」
「うん。」

目の前には下の佐々木さんの所のお嫁さんである加奈さんが座っている。この前はお祓いに一生懸命だったけど・・そういえば、この加奈さんの乳房にもそして神秘の泉にも「神泉」を塗りたくったんだっけ・・・結構いい身体していたなぁ
そして・・・美人じゃないけど・・可愛いタイプ。ひとづまじゃなきゃ・・アタックするところだったけど・・・

「やばぁ~」
「ど・・どうかしました?」
「い・・いえ・・・別に・・・」

加奈さんの身体を思い出していたら・・・僕の僕自身が隆々と隆起し始めちゃったでも・・・しっかりホールド体制は怠っていないから・・・無様な格好は悟られることはないだろう。
しかし・・・この加奈さん。もうちょっとマシな服を着ていてくれればいいんですけど・・・胸元を強調した服。谷間がくっきり見えていて・・・・僕・・目のやり場が困ります。

「そ・・・それで・・・あっそうだ・・・このたびはご懐妊おめでとうございます。」
「あ・・ありがとうございます・・・でいのかな?」
「えっ!どうかなされました?」
「い・いえ・・・」
「そうですか・・・で・・・今日はどのような御用でしょう?」
「実は・・・一緒にN市までお越しいただけないでしょうか」
「はい?N市ですか・・・・また・・・どんなご用でしょう。」
「大きな声じゃ言いにくいんですけど・・・」

身を乗り出してくる奥さん。僕も身を乗り出す・・・お陰で谷間がばっちり拝めちゃうくらいの至近距離。
そのせいで僕のGパンの中では僕の僕自身が「早く出せぇ~」とばかりに暴れまわっている。
加奈さんはわざと・・僕を挑発しているのだろうか?わざと・・さらに覗き込みやすいように胸元を拡げているかのように見えるのは気のせい?

「友達が・・・何か変なんです。」
「はぁ・・・僕は精神病院の医者じゃなくて・・・どっちかと言うと患者・・まあ・・それは置いといてもですね祈祷氏でもありませんし・・・・」
「陰陽師だとお伺いしたのですけど・・・」
「はあ・・・真似事みたいなことは・・・・誰に聴きましたか?」
「地区長さんがみんなに言っているそうで・・・」
「あちゃ・・・まいったなあ~・・・実は・・あれはですね・・・・」
「何とかお祓いだけでも・・・お願い出来ませんでしょうか?可哀想で・・・・」

ポロリと落ちる涙。男は誰だって・・女の涙には弱い。まあ・・一部、結婚詐欺師か女性を食い物にしている男は別でしょうけど・・・・

「はあ・・・でも僕・・行った事がない土地なんで・・・」

困り果てた・・僕。もう・・・半分・・陥落寸前・・・

「あたしが往復お送りいたしますし・・・それから・・・・これ・・・・預かってきまして・・・」

加奈さんが「ご祈祷料」と書かれた白い封筒を取り出し、テーブルに置く。

「僕・・陰陽師と言いましてもまだ駆け出しですから・・へたな術を使うとご本人にも廻りにも危害が及ぼす恐れがありますし・・・神主として・・一生懸命・・お祓いだけはさせていただきますけど・・・それで宜しいですか?」
「はい・・・それで・・出来ればこのままご同行いただけないでしょうか?」
「はぁ・・・準備もありますし・・・・そんなに・・危険な状態なんですか?」
「ええ・・・急を要しておりまして・・・」
「解りました。ご一緒しましょう・・・すぐ準備しますから・・お待ちください。ミサさ~ん。ちょっと来てぇ~」

まさか・・・赤の他人の前で関係を暴露するわけには行かない。

「はぁ~い。」 

ミサがやってきた。洋服が変わっている。きっとシャワーを浴びたのだろう。

「あのね・・・これから・・N市まで出張お祓いの依頼でね・・急を要するらしいんだけど・・・」
「あのぉ~ちょっと来てくれますか・・・」

ぼくの袖を引っ張ってゆくミサ。廊下のドアを閉めると・・・

「あ・・あのね・・あ・・あたし・・・行けない。」
「なんで?」
「お客様が来ちゃって・・・・」
「お客?他に誰が来たの?」
「バカァ~違うわよ・・アレ・・・」
「アレ?・・・」
「もう・・生理になっちゃったの・・・」
「あちゃぁ~」

他の巫女’sは全員・・出動いや・・お仕事中。ミミも巫女’sの一員だけど・・佐々木くんから引き離したら・・・恨まれるのが間違いない。
生理中の女性は不浄の者・・・その間はいくら巫女’sでも神殿に上がることは出来ないし、神事にも立ち会えないことになっている。(僕はどうでもいいんだけど・・・・叔父さんの教えに背くわけには行かない。)

「ミミ呼び戻すわけに行かないし・・・」
「うん・・そうしたら・・きっと帰り道で・・・殺されかねないし・・・」
「どうする?」
「往復送ってくれるらしいから・・・一人で行って来る。災難除けのお札の在庫あったっけ?」
「うん。一枚あるけど・・・」
「装束はあちらで着替えるとして・・・お供えは・・お神酒で勘弁してもらって・・・大麻と榊・・・あと神泉大量に用意してくれる?」
「解ったわ・・・折角・・二人だけになったのに・・・ごめんね。」
「しょうがないじゃん。お客様じゃ・・それに俺・・・神主だもんな。しっかりしないと・・・じゃあ・・・頼むね。」

内心・・・加奈さんとのドライブが楽しみだったのは事実。否定はしません。
どうも・・男って奴は・・・だらしないものです。まあ・・・僕だけかもしれませんけど・・・


「僕たちの・・・正義の戦い」 第33話へ・・・続く・・・






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