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「僕たちの・・・正義の戦い」 第33話   [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

ミサはちょっとだけ・・ブルー[揺れるハート] Vol 2

「本当に行ってくるの?」
「しょうがないでしょ。お仕事だもんな・・それより・・これ・・・10万円も入ってる・・・」
「ちょっと・・・訳ありじゃない?断れないの?」
「俺・・神様にお仕えしているわけだし・・・そんなこと出来ないでしょ・・・じゃあ・・行ってくる。」
「うん・・・気をつけてね。」 浮かない顔でミサは僕に言うと・・荷造りした荷物を持たせる。

駐車場に停めてある加奈さんの車に向かい歩き出したけど・・・あわててミサの元に戻る。

「どうしたの?」
「うん・・・あのね。残りの2回貸しておくからね。利息は・・・・そうだな・・シュウイチ・・・週1割ね・・・じゃあ・・行ってくる!」
「ばかぁ[揺れるハート]貸すのは・・あ・た・し・・・まあ・・・2倍いや・・3倍にして返してもらうからね[揺れるハート]
「了解・・・何倍でもお返ししますよ・・じゃあ・・行って来ます!」

加奈さんの運転する車に乗り込む僕。ミサが手を振って見送ってくれる。
NI市に向かい車を走らせる加奈さん。さっきから気になるのは、大きく開いた胸元から覗けるちょっと・・大き目の乳房。
その乳房をシートベルトが締め付け・・助手席に座る僕でも横目で充分・・覗くことが出来る。
声には出さないけど・・・・

「まいたなぁ~俺・・・もう波動砲発射するに・・充分なエネルギー溜まっちゃってるんだよな。それに・・・いくらなんでも・・・・加奈さんは人妻だしさ・・・それに村人のお嫁さんだもんな・・・手出すわけにはいかないし・・・・」
「そんなの・・関係ねぇ~よ。ありゃ誘ってるんだから・・・乗っかっちゃえ~」
「馬鹿・・ふざけんなよ・・・」
「いい子ぶんじゃねえよ・・・とにかく・・・誘いが着たら乗っかっちゃえいいな!・・・・」

自問自答をしながら・・時折なにか思いつめたよいうな加奈さんの横顔を見ている。
いや・・正直に言えば、胸元から覗ける胸元を見るついでにと言ったほうが良い様な気がするけど・・・。
これから行くN市はT市を経由するとちょっと遠回りだそうだ。

「ねえ・・神主さん。裏道から行っていいかしら・・・・」
「はあ・・僕・・よく道が解らないからいいですよ・・・・」
「そう・・・じゃあ・・そうしましょう。」
「ところで・・・これからお祓いをする方はどういう・・」
「そうね・・・説明しないといけないわよね。でも・・お願いだから・・・絶対お祓いするって約束してくれる?」
「ええ。こうやって・・来てますし・・・僕。神様にお仕えしていますから・・・全ては神様の決めた事ですし・・・」
「じゃあ・・・お話するけど・・・秘密は守ってくださるわよね?」
「えっとぉ~何て言ったっけ~・・・・えっとぉ~・・あっ!そうだ。守秘・・・うん。守秘義務。」
「守秘義務?」
「ええ・・・叔父さん・・えっと優子の叔父さんで・・・僕に鎮守の森の神主代行を押し付けた・・張本人なんですけど・・・その叔父さんから・・・神様に仕えるものは、頼ってくる人の秘密を守らなければならないと教えられているんです。それに・・・加奈さんみたいな綺麗な人に頼まれたら・・・地獄の底まで持って行きますから・・ご心配なく。」
「あら・・・あたし・・・生まれて初めて・・綺麗って言われたわ・・・・」
「そうなんですか?ご主人とかに言われたことないんですか?」
「ぜぇ~全然。生まれてから一度も・・・・あなた・・・いつも女の子とか口説いているでしょ?」
「えっ?・・・・まあ・・・生まれてくる国を間違えたんじゃないか?と母親代わりにまで言われるくらいで・・・・」
「母親代わり?」
「「ああ・・・僕。養子なんです。生まれてすぐ・・実の親双方に捨てられて・・まあ・・離婚して人生やり直すのに赤ん坊は邪魔だったらしくて・・・その時・・ひと思いに殺してくれれば・・僕も楽だったんですけど・・・・」
「そうなの・・・でも義理のお父さんとかお母さんは優しいんでしょう?」
「どうなんですかね・・・養母にまで捨てられましたから・・・」
「じゃあ・・・母親代わりって?」
「ええ・・横浜のママって呼んでいますけど・・・僕その人には可愛がられているんです。産みの母親の先輩で・・・育ての母親の同級生。その人も自分のお子さんを亡くされてから・・・僕を実の子供以上に可愛がってくださって・・・・」
「そうなの・・・じゃあ・・・わたしもお返しにその話は地獄まで持っていくから・・・」
「加奈さんは地獄なんか行きませんよ・・・・それこそ地獄の鬼たちが困るでしょ・・・こんなに綺麗な人が来たら・・・仕事にならなくなっちゃうから・・・・地獄は・・僕みたいな人間の行くと所ですから・・・・」
「まあ・・・でも・・・いまじゃ神様にお仕えしているでしょう・・・」
「ええ・・・でも・・・結構・・悪さもしてますから・・・プラスマイナスで計算すると・・マイナスの方が大きいですよ・・・きっと。それに・・・神様の手を煩わせたこともありますしね・・・・」
「煩わせた?」
「ええ・・・僕・・・入水自殺しかけた事が有るんです。」
「えっ?」
「笑いたければ笑ってもいいですけどね。これで・・・ラクになれるそう思った瞬間・・金色の光に包まれたんです。そして・・・僕を助けてくれた人が・・・・優子の死んだはずのお父さんなんです。」
「そうなの?不思議なこともあるものね。」
「ええ・・・交通事故にあったときも・・・周りの人は死んだ!と思ったそうですけど・・・足の骨を折っただけで済みましたし・・・・・気管支肺炎のときも・・・もしかしたら・・・これで死んじゃうんだと思ったけど・・・・こうして神様に生かされている様な気がして・・・・あっ!僕の事ばかりしゃべっちゃって・・・すいません。お話伺わなきゃいけなかった・・・」
「ううん。あなたも大変だったのね・・・・」
「まあ・・・その他色々一杯・・・悪さと言うか・・社会の枠からはみ出ちゃって・・・なんてたって・・高校の入学式当日から退学予定者第1号になったくらいですから・・・・笑っちゃいますよね・・・こんなのが・・・神主代行なんですから・・・」
「ううん・・・そんな辛い日々があったから・・・あなた神様に選ばれたのよね。・・・良かった鎮守の森に来てくれて・・・」
「ありがとうございます。・・ところで・・・加奈さんのお話を伺いましょうか?勿論・・秘密は守りますから・・・」

加奈さんは意を決したように・・・わき道に車を乗り入れた。その道は・・・・・


「僕たちの・・・正義の戦い」 第34話へ・・・続く・・・・ 








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