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「僕たちの・・・正義の戦い」 第58話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「僕たちの忙しい・・・一日」 VOL3

「なあ・・・部長下敷きにしているの・・・ミサさんと佐山センセーと・・・あれ・・誰だろ?」 
「ああ・・本当だ・・あれ・・・見たことあるような・・ないような・・・」
「馬鹿・・・いいから・・助けろ!もう一人は・・・ミミだ・・馬鹿!」
「馬鹿ねえ~馬鹿って言われて助ける馬鹿はいないよな・・・・」
「お・・お願いだから・・助けてくれ・・死ぬぅ~」
「くれ?普通・・下さいだよな・・・」
「まあ・・・部長に死なれると・・厄介だしな・・・助けるか・・・ミミ・・・どいてやれ!」 (さすが・・・佐々木くん)
「はい!」
「センセーにミサさんも・・・退かないと・・・・俺等本気出しますよ!」
「しょうがない・・・退くとしましょうか?」
「そうですね・・・」
「ああ・・・酷い目にあった・・・もう・・・俺無理だし・・・お前等も疲れてるよな?」

僕は目配せで合図を送る・・・もちろん・・・ちゃんと・・・伝わる。

「ああ・・・相当過酷な労働強いられてきたわけだし・・・・」
「それじゃあ・・・今日はこの後・・中止にして・・・遊びにいくか?」
「いいねえ~ナンパでもしに行くか?」
「おい・・・そこで・・・3名睨んでいるけど・・・どうする?」
「そうねえ~しゃあない・・・行きますか?慰問ツアー」
「俺は・・・身体がバラバラになりそう・・・・」
「いいから・・・行くわよね!」
「うぃっす!」

軽トラによじ登る・・・オオカミの着ぐるみを着た・・・佐々木くん・白〇・Y・Sそして・・・ピンクのうさぎの僕。

「おい!あっちに乗らなくていいのか?」
「いいんだよ・・・何だったら・・・佐々木乗っていけよ・・・俺はこっちの気分・・・」
「やだねえ~こいつ・・・拗ねてるんじゃないか?」
「馬鹿!打ち合わせだ・・打ち合わせ・・・佐々木はあっちに乗れ・・定員オーバーだしな。」
「ば・・馬鹿・・やめろ・・・あっ!」

軽トラから落とされる佐々木くん・・・みんなには僕の魂胆は解っています。

「地区長!出発して!」

僕の声を合図に・・・車がトコトコ動き出し・・・・・

「あのよぉ~みんなに相談があるんだわ!」
「佐々木とミミのことだろ・・・」
「まあ・・・そんなところ・・・ちょっと歯がゆいじゃん・・・ミミも可哀想だしな・・・」
「それで・・・今日の赤頭巾ちゃん役は・・・ミミ・・・そして・・・きみたちにも・・・準看護婦を用意!」
「ワァオ!」
「で・・・手順だけど・・・・」
「ふむふむ・・・それで・・・なるほどね。」
「じゃあ・・・三本締めで・・・お手を拝借・・・ヨ~ォ!」

僕・・・忘れてました。僕たち・・・着ぐるみを着ているわけで・・・手を一生懸命たたいても・・・あまりいい音出ません。
ああだこうだ・・・それがどうした・・・とやっているうちに・・・病院の職員用駐車場に到着。
続いて・・ミサの運転する車が止まると同時に・・・飛び出してくる佐々木くん・・・

「ぶ・・・部長てめぇ~」
「馬鹿・・さっさと頭被れ・・・・控え室で理由話すからよ・・・・」
「ああ・・・」

慌てて・・頭を被る僕たち・・・・一列に・・・控え室である・・・ナースの休憩室へ駆け込み・・・ドアが閉められると頭を取る僕たち・・・・

「なあ・・・この格好で学校に行ったら面白いかもな・・・」
「部長・・・早く話せよ・・・」
「ああ・・・そ・・そうだ・・・ミサ悪いけど・・・ミミと美希センセー連れて飲み物買ってきてくれる・・・・」
「いいけど・・・あっ!・・・了解!」
「あたしは残るわよ・・・副顧問だし・・・引率責任者だもの・・・」
「ちょっと・・・男の相談があるんで・・・ドアの外見張って欲しいんだけど・・・」
「ああ・・・了解!」

ミサたちが出て行くと・・僕はドアの鍵を閉めた。
佐々木くんを静かに囲む・・・オオカミたち・・・

「あのなぁ~佐々木。お前・・ミミとどうなっているんだ?押し倒すのは無理としても・・・・キスくらい・・・」
「あん?なんで・・・お前等に・・そんなこと心配されなきゃなんないんだよ・・・」
「ほほ~う・・・では諸君・・・GO!」

とたんに押さえ込まれる佐々木くん。多勢に無勢ですからどうしようもありません。

「大体・・・淋ちゃんのくせにさぁ~なんで・・・押し倒さないんだよ・・馬鹿!」

僕の声に連動するように・・・佐々木くんの頭を・・・ポカリ・・・殴る面々。

「そ・・それが・・・なんか変なんだよな・・・俺・・・」
「で・・・どこまで?」
「キ・・キスもしてない・・・」
「しゃあねえ・・・・俺等でもうちょっと距離縮めておくか・・・そうしないと・・・ミミが可哀想だよな・・・やっぱ」
「そうだそうだ・・・・」
「そこでだ・・・・今日の赤頭巾ちゃん役にミミと準看を使う・・・準看は子供たちに救い出されるシナリオはいいな?」
「ああ・・・それで・・・」
「ミミだけは・・・開放を拒むオオカミ軍団・・・・」
「うん・・・」
「そこでだ・・・ミミに一目ぼれした・・・オオカミ・・・まあそれが佐々木お前の役。こいつらの毒牙からミミを守る・・・メデタシメデタシ・・・・」
「そう・・・か」
「ああ・・・それから・・・信州にミミ連れて行くからな・・・・それまでに・・・キスくらいしとかねえと・・・俺食っちまうからな」
「解ったよ・・・」
「では・・・諸君・・・馬鹿のために・・・お手を拝借・・・ヨ~ォ!」

やっぱり・・・僕たち馬鹿です・・・普通の音と違い・・バスンバスンとしか・・・響きません。

ドン・ドン・ドン・・・ ドアを叩く音。

「あなたぁ~ココ開けてくれないと・・蹴破るわよ」
「ちょっと待ってぇ~佐々木が・・今パンツ履くところだから・・・・」

カギを開けると・・怒涛のごとく入ってくる面々・・・見たことあるようなないような顔も・・・

「ねえ・・優子・・・この人たち?赤頭巾ちゃん役?」
「そう・・・・言っておくけど・・・みんな・あたしの後輩だからね・・よろしく!」
「あっ!お前等・・・やっぱり不幸な星の元に生まれたわ・・・・あんときのナース軍団!」
「ぎゃあ~」 Y・S・白〇の叫び声が響き渡り・・・一同大爆笑です。


「僕たちの・・・正義の戦い」 第59話へ続く













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