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オストドのひとりごと。「骨のある・・・営業マン!」 [ひとりごと]

「お主・・若いくせに・・・ようやるわ!」

オストドでございます。

またもや・・・公共工事を受注して・・・各社の営業マンと値引きバトルを連日繰り広げております。

例え・・・鬼と言われようが・・・冷血人間と言われようと・・・平気です。

だって・・・私・・・オストドですから・・・

本日・・・蟻の巣に落ちてきた若い営業マン。

見てくれじゃなく・・・どこか親近感が沸いてきました。

若き日の私に似ている。・・・そう思った瞬間。「こいつに花を持たせてやろう」と思いました。

しかし

それでは・・・鬼と言われ冷血人間と言われる私のプライドが許しません。

彼が提示してきたのは・・・定価の半額以下・・・それを・・・さらに6掛けで交渉。

普通の・・・若い営業マンなら・・・「出直してきます」と来なくなるところ・・・・

それでも・・・彼が提示したのは・・・8掛け・・・

本来なら・・・追い返すところですけど・・・私も・・・年長者に助けてもらった恩を思い出し・・・

間をとって・・・7掛けで交渉。こんなこと・・・今までなかったこと。

私は絶対口にした価格を全ての業者に・・・飲ませてきたのですが・・・・

上司に早速・・許可を求める彼・・・彼の熱意に・・・名刺代わりということで・・・7掛け交渉成立。

定価から見れば・・・・20数%ですから・・・私の予定価格より安くはなっています。

でも・・・これだけ粘る営業マン初めてみました。私から・・・上乗せを取っていったのも初めて・・・

「君・・いい営業マンになるよ・・・俺から上乗せ取ったの・・・君くらいなものだもの・・・・」

「そうですか?上司にも勝ったし・・・気分いいです」

深々とお辞儀をして帰っていく彼・・・・その後姿に・・・若き日の自分をつい・・・重ねてしまいました。
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